JP2511705Y2 - 容 器 - Google Patents
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- JP2511705Y2 JP2511705Y2 JP1782291U JP1782291U JP2511705Y2 JP 2511705 Y2 JP2511705 Y2 JP 2511705Y2 JP 1782291 U JP1782291 U JP 1782291U JP 1782291 U JP1782291 U JP 1782291U JP 2511705 Y2 JP2511705 Y2 JP 2511705Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は蓋体の開閉がワンタッチ
操作で行える容器に関し、さらに詳しくは、係合部が摩
耗されることなく、小さな力のワンタッチ操作で容易に
蓋体の開閉が行える容器に関する。
操作で行える容器に関し、さらに詳しくは、係合部が摩
耗されることなく、小さな力のワンタッチ操作で容易に
蓋体の開閉が行える容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クリ−ム、ファンデ−ション、
パウダ−等の化粧料を収容する容器は、蓋体を容器口に
螺合しているため、蓋を開閉するときは容器本体を押さ
えながら蓋体を回動させなければならず面倒である。こ
のため、これらの化粧料を収容する容器の蓋体をワンタ
ッチ操作で開閉する工夫が種々なされており、たとえ
ば、実公平2−32591号公報に示すように、容器本
体の胴部上方からテ−パ状肩部を介して口頸部を起立さ
せ、該口頸部外面に第1係合突条を周設するとともに、
その口頸部の上端面を閉塞する頂壁の下面から内部周壁
を垂設して該内部周壁の内面に上記第1係合突条下面に
係合する第2突条を付設し、かつ内部周壁との間に間隙
をおいて頂壁外周から外部周壁を垂設し、該外部周壁の
左右両部に窓を開設したキャップを設け、該キャップの
外部周壁の内側に配設された弾性変形可能なリング体両
側に、前記窓を通して外方へ突出する押ボタンを付設
し、かつ押ボタン部分の下部内面に、前記肩部のテ−パ
面に当接する滑動部を形成した押ボタン付き操作リング
をキャップに取りつけ、上記押ボタンをリング体の弾性
に抗して外部周壁内方へ押し込みすると、上記滑動部が
テ−パ面に沿って押上られることで、容器本体に対して
押ボタン付き操作リング体がキャップとともに押上られ
て上記第1、第2係合突条の係合を離脱させることを可
能にしたキャップ付き容器がすでに提案されている。
パウダ−等の化粧料を収容する容器は、蓋体を容器口に
螺合しているため、蓋を開閉するときは容器本体を押さ
えながら蓋体を回動させなければならず面倒である。こ
のため、これらの化粧料を収容する容器の蓋体をワンタ
ッチ操作で開閉する工夫が種々なされており、たとえ
ば、実公平2−32591号公報に示すように、容器本
体の胴部上方からテ−パ状肩部を介して口頸部を起立さ
せ、該口頸部外面に第1係合突条を周設するとともに、
その口頸部の上端面を閉塞する頂壁の下面から内部周壁
を垂設して該内部周壁の内面に上記第1係合突条下面に
係合する第2突条を付設し、かつ内部周壁との間に間隙
をおいて頂壁外周から外部周壁を垂設し、該外部周壁の
左右両部に窓を開設したキャップを設け、該キャップの
外部周壁の内側に配設された弾性変形可能なリング体両
側に、前記窓を通して外方へ突出する押ボタンを付設
し、かつ押ボタン部分の下部内面に、前記肩部のテ−パ
面に当接する滑動部を形成した押ボタン付き操作リング
をキャップに取りつけ、上記押ボタンをリング体の弾性
に抗して外部周壁内方へ押し込みすると、上記滑動部が
テ−パ面に沿って押上られることで、容器本体に対して
押ボタン付き操作リング体がキャップとともに押上られ
て上記第1、第2係合突条の係合を離脱させることを可
能にしたキャップ付き容器がすでに提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この種のキ
ャップ付き容器は、第1係合突条と第2係合突条の係合
の離脱を、押ボタンの押し込みにより押ボタン付き操作
リング体をキャップとともに押上げて行い、第1係合突
条と第2係合突条の係合を強制的に擦り合わせながら解
除させているため、第1係合突条と第2係合突条の係合
部が摩耗されやすい上、強い力を必要とし、ワンタッチ
操作での蓋体の開閉が小さな力では容易に行えない。
ャップ付き容器は、第1係合突条と第2係合突条の係合
の離脱を、押ボタンの押し込みにより押ボタン付き操作
リング体をキャップとともに押上げて行い、第1係合突
条と第2係合突条の係合を強制的に擦り合わせながら解
除させているため、第1係合突条と第2係合突条の係合
部が摩耗されやすい上、強い力を必要とし、ワンタッチ
操作での蓋体の開閉が小さな力では容易に行えない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はかかる現状に鑑
み種々検討を行った結果なされたもので、上端中央部に
小径の容器口を立設し、容器口の外周壁に内方に上昇す
るテ−パ面を持った係合突起を周設した容器本体と、周
壁の対向位置に一対の窓を設けて容器口に被嵌する蓋体
と、蓋体内に配設した弾性変形可能な弾性リングの外周
壁に蓋体の対向する窓に嵌挿して外方へ突出する一対の
押ボタンを突設し、押ボタン裏面側の弾性リング内周壁
に容器口外周壁の係合突起のテ−パ面と対向する案内突
起を突設するとともに、容器口外周壁の係合突起と係合
する一対の係合片を一対の押ボタンと周上で90°ずれ
た弾性リングの内周壁に突設した操作リングとで容器を
構成し、一対の押ボタンの押し込みにより、操作リング
の一対の係合片と容器口外周壁の係合突起との係合を解
除し、解除と同時に押ボタン裏面側の案内突起を容器口
外周壁の係合突起のテ−パ面に当接させ、テ−パ面に沿
って上方に摺動させて、蓋体を離脱可能にするか、ある
いは、上端中央部に内方に上昇するテ−パ状周壁を介し
て小径の容器口を立設し、容器口の外周壁に係合突起を
周設した容器本体と、周壁の対向位置に一対の窓を設け
て容器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に配設した弾性変形
可能な弾性リングの外周壁に蓋体の対向する窓に嵌挿し
て外方へ突出する一対の押ボタンを突設し、押ボタン裏
面側の弾性リング内周壁を容器本体のテ−パ状周壁と対
向させるとともに、容器口外周壁の係合突起と係合する
一対の係合片を一対の押ボタンと周上で90°ずれた弾
性リングの内周壁に突設した操作リングとで容器を構成
し、一対の押ボタンの押し込みにより、操作リングの一
対の係合片と容器口外周壁の係合突起との係合を解除
し、解除と同時に操作リングの押ボタン裏面側内周壁下
端をテ−パ状周壁に当接させ、テ−パ状周壁に沿って上
方に摺動させて、蓋体を離脱可能にすることによって、
係合部を摩耗させることなく、小さな力でのワンタッチ
操作で蓋体の開閉が容易に行えるようにしたものであ
る。
み種々検討を行った結果なされたもので、上端中央部に
小径の容器口を立設し、容器口の外周壁に内方に上昇す
るテ−パ面を持った係合突起を周設した容器本体と、周
壁の対向位置に一対の窓を設けて容器口に被嵌する蓋体
と、蓋体内に配設した弾性変形可能な弾性リングの外周
壁に蓋体の対向する窓に嵌挿して外方へ突出する一対の
押ボタンを突設し、押ボタン裏面側の弾性リング内周壁
に容器口外周壁の係合突起のテ−パ面と対向する案内突
起を突設するとともに、容器口外周壁の係合突起と係合
する一対の係合片を一対の押ボタンと周上で90°ずれ
た弾性リングの内周壁に突設した操作リングとで容器を
構成し、一対の押ボタンの押し込みにより、操作リング
の一対の係合片と容器口外周壁の係合突起との係合を解
除し、解除と同時に押ボタン裏面側の案内突起を容器口
外周壁の係合突起のテ−パ面に当接させ、テ−パ面に沿
って上方に摺動させて、蓋体を離脱可能にするか、ある
いは、上端中央部に内方に上昇するテ−パ状周壁を介し
て小径の容器口を立設し、容器口の外周壁に係合突起を
周設した容器本体と、周壁の対向位置に一対の窓を設け
て容器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に配設した弾性変形
可能な弾性リングの外周壁に蓋体の対向する窓に嵌挿し
て外方へ突出する一対の押ボタンを突設し、押ボタン裏
面側の弾性リング内周壁を容器本体のテ−パ状周壁と対
向させるとともに、容器口外周壁の係合突起と係合する
一対の係合片を一対の押ボタンと周上で90°ずれた弾
性リングの内周壁に突設した操作リングとで容器を構成
し、一対の押ボタンの押し込みにより、操作リングの一
対の係合片と容器口外周壁の係合突起との係合を解除
し、解除と同時に操作リングの押ボタン裏面側内周壁下
端をテ−パ状周壁に当接させ、テ−パ状周壁に沿って上
方に摺動させて、蓋体を離脱可能にすることによって、
係合部を摩耗させることなく、小さな力でのワンタッチ
操作で蓋体の開閉が容易に行えるようにしたものであ
る。
【0005】
【実施例】以下、本考案容器の実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図1ないし図3において、1は容器本体
であり、上端中央部に内方に向かって上昇するテ−パ状
周壁2を設けて小径の容器口3を立設し、容器口3の外
周壁に内方に向かって上昇するテ−パ面4を持った係合
突起5を周設している。
いて説明する。図1ないし図3において、1は容器本体
であり、上端中央部に内方に向かって上昇するテ−パ状
周壁2を設けて小径の容器口3を立設し、容器口3の外
周壁に内方に向かって上昇するテ−パ面4を持った係合
突起5を周設している。
【0006】6は容器本体1の容器口3に被嵌される蓋
体で、周壁の左右対向壁に一対の窓7を設けている。8
は容器本体1内にクリ−ム等の化粧料を充填するとき容
器口3の開口を塞いでクリ−ム等を密封するパッキンで
ある。
体で、周壁の左右対向壁に一対の窓7を設けている。8
は容器本体1内にクリ−ム等の化粧料を充填するとき容
器口3の開口を塞いでクリ−ム等を密封するパッキンで
ある。
【0007】9は操作リングで、弾性変形可能な弾性リ
ング10の外周壁に左右一対の押ボタン11を突設し、
押ボタン11の裏面側に一対の案内突起12を突設する
とともに、弾性リング10の周上で押ボタン11から9
0°ずれた内周壁下端に一対の係合片13を突設して構
成されている。そして、左右一対の押ボタン11を蓋体
6の周壁に設けられた左右一対の窓7に嵌挿し、これら
の窓7から外方に突出させて蓋体6内に装着されてい
る。また、一対の押ボタン11の裏面側に突設された一
対の案内突起12が、容器口3の外周壁に周設した係合
突起5のテ−パ面4と対向するようにして、一対の押ボ
タン11を押し込むとき、一対の案内突起12が係合突
起5のテ−パ面4に当接するようにし、さらに、蓋体6
の閉蓋時は一対の係合片13が係合突起5の下面に係合
するようにしている。
ング10の外周壁に左右一対の押ボタン11を突設し、
押ボタン11の裏面側に一対の案内突起12を突設する
とともに、弾性リング10の周上で押ボタン11から9
0°ずれた内周壁下端に一対の係合片13を突設して構
成されている。そして、左右一対の押ボタン11を蓋体
6の周壁に設けられた左右一対の窓7に嵌挿し、これら
の窓7から外方に突出させて蓋体6内に装着されてい
る。また、一対の押ボタン11の裏面側に突設された一
対の案内突起12が、容器口3の外周壁に周設した係合
突起5のテ−パ面4と対向するようにして、一対の押ボ
タン11を押し込むとき、一対の案内突起12が係合突
起5のテ−パ面4に当接するようにし、さらに、蓋体6
の閉蓋時は一対の係合片13が係合突起5の下面に係合
するようにしている。
【0008】14は操作リング9を蓋体6に装着する
際、一対の押ボタン11が蓋体6に設けた一対の窓7に
嵌挿しやすいように、蓋体6の窓7下方の内周面に設け
た凹部である。
際、一対の押ボタン11が蓋体6に設けた一対の窓7に
嵌挿しやすいように、蓋体6の窓7下方の内周面に設け
た凹部である。
【0009】しかして、この図1ないし図3に示す容器
Aにおいては、一対の押ボタン11を押し込むと、操作
リング9が変形して、図3に示すように一対の係合片1
3が容器口3の外周壁に周設した係合突起5の下面から
外れ、一対の係合片13と係合突起5との係合が解除さ
れる。そして、同時に押ボタン11の裏面側の案内突起
12が係合突起5のテ−パ面4に当接しながらテ−パ面
4に沿って上方に案内摺動され、蓋体6が自動的に上昇
して容器本体1から取り外される。また、操作リング9
は弾性リング10の弾性力で元の円形に戻る。
Aにおいては、一対の押ボタン11を押し込むと、操作
リング9が変形して、図3に示すように一対の係合片1
3が容器口3の外周壁に周設した係合突起5の下面から
外れ、一対の係合片13と係合突起5との係合が解除さ
れる。そして、同時に押ボタン11の裏面側の案内突起
12が係合突起5のテ−パ面4に当接しながらテ−パ面
4に沿って上方に案内摺動され、蓋体6が自動的に上昇
して容器本体1から取り外される。また、操作リング9
は弾性リング10の弾性力で元の円形に戻る。
【0010】また、蓋体6を容器本体1に被嵌係合する
ときは、図2に示すように、蓋体6を手のひらなどで押
下げると、弾性リング10の弾性力で元の円形に戻った
操作リング9が押下げられ、一対の係合片13が係合突
起5のテ−パ面4上を降下して係合突起5の下面に係合
され、容器本体1に被嵌係合される。
ときは、図2に示すように、蓋体6を手のひらなどで押
下げると、弾性リング10の弾性力で元の円形に戻った
操作リング9が押下げられ、一対の係合片13が係合突
起5のテ−パ面4上を降下して係合突起5の下面に係合
され、容器本体1に被嵌係合される。
【0011】しかして、蓋体6は容器本体1にワンタッ
チ操作で開閉操作され、操作リング9の押ボタン11を
押し込むだけで、一対の係合片13と容器口3外周壁の
係合突起5との係合が自動的に解除され、蓋体6を押下
げるだけで再び係合される。従って、蓋体6の開閉が小
さな力で容易に行われる。また、一対の係合片13と係
合突起5との係合が解除されると、蓋体6が上昇すると
ともに押ボタン11が係合突起5に当接して停止しそれ
以上押せなくなるため、一対の係合片13と係合突起5
との係合の解除を、蓋体6の上昇と押ボタン11の停止
によって確認しながら蓋体6を容器本体1から取り外す
ことができる。
チ操作で開閉操作され、操作リング9の押ボタン11を
押し込むだけで、一対の係合片13と容器口3外周壁の
係合突起5との係合が自動的に解除され、蓋体6を押下
げるだけで再び係合される。従って、蓋体6の開閉が小
さな力で容易に行われる。また、一対の係合片13と係
合突起5との係合が解除されると、蓋体6が上昇すると
ともに押ボタン11が係合突起5に当接して停止しそれ
以上押せなくなるため、一対の係合片13と係合突起5
との係合の解除を、蓋体6の上昇と押ボタン11の停止
によって確認しながら蓋体6を容器本体1から取り外す
ことができる。
【0012】なお、この容器Aにおいては容器本体1の
上端中央部に内方に向かって上昇するテ−パ状周壁2を
形成する必要はなく、容器口3を容器本体1の上端中央
部に直立状に立設したものであってもよい。
上端中央部に内方に向かって上昇するテ−パ状周壁2を
形成する必要はなく、容器口3を容器本体1の上端中央
部に直立状に立設したものであってもよい。
【0013】図4ないし図6は、本考案容器の他の実施
例を示したもので、この容器Bは、弾性リング10aの
外周壁に一対の押ボタン11aを突設して裏面側の案内
突起の形成を省くとともに、弾性リング10aの内周壁
下端を容器本体1のテ−パ状周壁2のテ−パ面に対向さ
せ、弾性リング10aの周上で押ボタン11aから90
°ずれた内周壁上端に一対の係合片13aを突設して操
作リング9aを構成し、この操作リング9aを蓋体6に
装着した以外は、図1ないし図3に示した容器Aと同様
にして構成されている。
例を示したもので、この容器Bは、弾性リング10aの
外周壁に一対の押ボタン11aを突設して裏面側の案内
突起の形成を省くとともに、弾性リング10aの内周壁
下端を容器本体1のテ−パ状周壁2のテ−パ面に対向さ
せ、弾性リング10aの周上で押ボタン11aから90
°ずれた内周壁上端に一対の係合片13aを突設して操
作リング9aを構成し、この操作リング9aを蓋体6に
装着した以外は、図1ないし図3に示した容器Aと同様
にして構成されている。
【0014】しかして、この図4ないし図6に示す容器
Bでは、一対の押ボタン11aを押し込むと、操作リン
グ9aが変形して、図6に示すように一対の係合片13
aが容器口3の外周壁に周設した係合突起5の下面から
外れ、一対の係合片13aと係合突起5との係合が解除
される。そして、同時に押ボタン11aの裏面側の弾性
リング10a内周壁下端が容器本体1のテ−パ状周壁2
のテ−パ面に当接し、このテ−パ面に沿って上方に案内
摺動される。従って、蓋体6が自動的に上昇し、容器本
体1から取り外される。また、操作リング9aは弾性リ
ング10aの弾性力で元の円形に戻る。
Bでは、一対の押ボタン11aを押し込むと、操作リン
グ9aが変形して、図6に示すように一対の係合片13
aが容器口3の外周壁に周設した係合突起5の下面から
外れ、一対の係合片13aと係合突起5との係合が解除
される。そして、同時に押ボタン11aの裏面側の弾性
リング10a内周壁下端が容器本体1のテ−パ状周壁2
のテ−パ面に当接し、このテ−パ面に沿って上方に案内
摺動される。従って、蓋体6が自動的に上昇し、容器本
体1から取り外される。また、操作リング9aは弾性リ
ング10aの弾性力で元の円形に戻る。
【0015】また、蓋体6を容器本体1に被嵌係合する
ときは、図5で示すように、蓋体6を手のひらなどで押
下げると、弾性リング10aの弾性力で元の円形に戻っ
た操作リング9aが押下げられ、一対の係合片13aが
係合突起5のテ−パ面4上を降下して、係合突起5の下
面に係合され、容器本体1に被嵌係合される。
ときは、図5で示すように、蓋体6を手のひらなどで押
下げると、弾性リング10aの弾性力で元の円形に戻っ
た操作リング9aが押下げられ、一対の係合片13aが
係合突起5のテ−パ面4上を降下して、係合突起5の下
面に係合され、容器本体1に被嵌係合される。
【0016】従って、この場合も蓋体6は容器本体1に
ワンタッチ操作で開閉操作され、操作リング9aの押ボ
タン11aを押し込むだけで、一対の係合片13aと容
器口3外周壁の係合突起5との係合が自動的に解除さ
れ、蓋体6を押下げるだけで再び係合されるため、蓋体
6の開閉が小さな力で容易に行われる。また、一対の係
合片13aと係合突起5との係合が解除されると、蓋体
6が上昇するとともに押ボタン11aが係合突起5に当
接して停止しそれ以上押せなくなるため、一対の係合片
13aと係合突起5との係合の解除を、蓋体6の上昇と
押ボタン11aの停止によって確認しながら蓋体6を容
器本体1から取り外すことができることも同じである。
ワンタッチ操作で開閉操作され、操作リング9aの押ボ
タン11aを押し込むだけで、一対の係合片13aと容
器口3外周壁の係合突起5との係合が自動的に解除さ
れ、蓋体6を押下げるだけで再び係合されるため、蓋体
6の開閉が小さな力で容易に行われる。また、一対の係
合片13aと係合突起5との係合が解除されると、蓋体
6が上昇するとともに押ボタン11aが係合突起5に当
接して停止しそれ以上押せなくなるため、一対の係合片
13aと係合突起5との係合の解除を、蓋体6の上昇と
押ボタン11aの停止によって確認しながら蓋体6を容
器本体1から取り外すことができることも同じである。
【0017】なお、この容器Bにおいては、容器口3の
周壁に突設する係合突起5の内方に向かって上昇するテ
−パ面4が、蓋体6を容器本体1に被嵌係合するとき、
一対の係合片13aを係合突起5のテ−パ面4に沿って
降下させるときのみ必要なものであるため、図1ないし
図3の容器Aに比し小さなテ−パ面を形成すれば足り
る。
周壁に突設する係合突起5の内方に向かって上昇するテ
−パ面4が、蓋体6を容器本体1に被嵌係合するとき、
一対の係合片13aを係合突起5のテ−パ面4に沿って
降下させるときのみ必要なものであるため、図1ないし
図3の容器Aに比し小さなテ−パ面を形成すれば足り
る。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案容器にあっ
ては、上端中央部に小径の容器口を立設し、容器口の外
周壁に内方に上昇するテ−パ面を持った係合突起を周設
した容器本体と、周壁の対向位置に一対の窓を設けて容
器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に配設した弾性変形可能
な弾性リングの外周壁に蓋体の対向する窓に嵌挿して外
方へ突出する一対の押ボタンを突設し、押ボタン裏面側
の弾性リング内周壁に容器口外周壁の係合突起のテ−パ
面と対向する案内突起を突設するとともに、容器口外周
壁の係合突起と係合する一対の係合片を一対の押ボタン
と周上で90°ずれた弾性リングの内周壁に突設した操
作リングとで容器を構成し、一対の押ボタンの押し込み
により、操作リングの一対の係合片と容器口外周壁の係
合突起との係合を解除し、解除と同時に押ボタン裏面側
の案内突起を容器口外周壁の係合突起のテ−パ面に当接
させ、テ−パ面に沿って上方に摺動させて、蓋体を離脱
可能にしているため、係合部が摩耗されることもなく、
小さな力でのワンタッチ操作で、蓋体の開閉が容易に行
える。
ては、上端中央部に小径の容器口を立設し、容器口の外
周壁に内方に上昇するテ−パ面を持った係合突起を周設
した容器本体と、周壁の対向位置に一対の窓を設けて容
器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に配設した弾性変形可能
な弾性リングの外周壁に蓋体の対向する窓に嵌挿して外
方へ突出する一対の押ボタンを突設し、押ボタン裏面側
の弾性リング内周壁に容器口外周壁の係合突起のテ−パ
面と対向する案内突起を突設するとともに、容器口外周
壁の係合突起と係合する一対の係合片を一対の押ボタン
と周上で90°ずれた弾性リングの内周壁に突設した操
作リングとで容器を構成し、一対の押ボタンの押し込み
により、操作リングの一対の係合片と容器口外周壁の係
合突起との係合を解除し、解除と同時に押ボタン裏面側
の案内突起を容器口外周壁の係合突起のテ−パ面に当接
させ、テ−パ面に沿って上方に摺動させて、蓋体を離脱
可能にしているため、係合部が摩耗されることもなく、
小さな力でのワンタッチ操作で、蓋体の開閉が容易に行
える。
【0019】また、上端中央部に内方に上昇するテ−パ
状周壁を介して小径の容器口を立設し、容器口の外周壁
に係合突起を周設した容器本体と、周壁の対向位置に一
対の窓を設けて容器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に配設
した弾性変形可能な弾性リングの外周壁に蓋体の対向す
る窓に嵌挿して外方へ突出する一対の押ボタンを突設
し、押ボタン裏面側の弾性リング内周壁を容器本体のテ
−パ状周壁と対向させるとともに、容器口外周壁の係合
突起と係合する一対の係合片を一対の押ボタンと周上で
90°ずれた弾性リングの内周壁に突設した操作リング
とで容器を構成し、一対の押ボタンの押し込みにより、
操作リングの一対の係合片と容器口外周壁の係合突起と
の係合を解除し、解除と同時に操作リングの押ボタン裏
面側内周壁下端をテ−パ状周壁に当接させ、テ−パ状周
壁に沿って上方に摺動させて、蓋体を離脱可能にしてい
るため、係合部が摩耗されることもなく、小さな力での
ワンタッチ操作で、蓋体の開閉が容易に行える。
状周壁を介して小径の容器口を立設し、容器口の外周壁
に係合突起を周設した容器本体と、周壁の対向位置に一
対の窓を設けて容器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に配設
した弾性変形可能な弾性リングの外周壁に蓋体の対向す
る窓に嵌挿して外方へ突出する一対の押ボタンを突設
し、押ボタン裏面側の弾性リング内周壁を容器本体のテ
−パ状周壁と対向させるとともに、容器口外周壁の係合
突起と係合する一対の係合片を一対の押ボタンと周上で
90°ずれた弾性リングの内周壁に突設した操作リング
とで容器を構成し、一対の押ボタンの押し込みにより、
操作リングの一対の係合片と容器口外周壁の係合突起と
の係合を解除し、解除と同時に操作リングの押ボタン裏
面側内周壁下端をテ−パ状周壁に当接させ、テ−パ状周
壁に沿って上方に摺動させて、蓋体を離脱可能にしてい
るため、係合部が摩耗されることもなく、小さな力での
ワンタッチ操作で、蓋体の開閉が容易に行える。
【0020】さらに、操作リングに突設した一対の係合
片と容器口の外周壁に周設した係合突起との係合が解除
されると、蓋体が上昇するとともに押ボタンが係合突起
に当接して停止しそれ以上押せなくなるため、これら係
合片と係合突起との係合の解除を、蓋体の上昇と押ボタ
ンの停止によって確認しながら蓋体を容器本体から取り
外すことができる。
片と容器口の外周壁に周設した係合突起との係合が解除
されると、蓋体が上昇するとともに押ボタンが係合突起
に当接して停止しそれ以上押せなくなるため、これら係
合片と係合突起との係合の解除を、蓋体の上昇と押ボタ
ンの停止によって確認しながら蓋体を容器本体から取り
外すことができる。
【0021】
【図1】本考案容器の一実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示す容器の閉蓋状態のC−C線断面図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す容器の開蓋状態のC−C線断面図で
ある。
ある。
【図4】本考案容器の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図5】図4に示す容器の閉蓋状態のC−C線断面図で
ある。
ある。
【図6】図4に示す容器の開蓋状態のC−C線断面図で
ある
ある
1 容器本体 2 テ−パ状周壁 3 容器口 4 テ−パ面 5 係合突起 6 蓋体 7 窓 9,9a 操作リング 10,10a 弾性リング 11,11a 押ボタン 12,12a 案内突起 13,13a 係合片 A,B…容器
Claims (2)
- 【請求項1】 上端中央部に小径の容器口を立設し、容
器口の外周壁に内方に向かって上昇するテ−パ面を持っ
た係合突起を周設した容器本体と、周壁の対向位置に一
対の窓を設けて容器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に配設
した弾性変形可能な弾性リングの外周壁に蓋体の対向す
る窓に嵌挿して外方へ突出する一対の押ボタンを突設
し、押ボタン裏面側の弾性リング内周壁に容器口外周壁
の係合突起のテ−パ面と対向する案内突起を突設すると
ともに、容器口外周壁の係合突起と係合する一対の係合
片を一対の押ボタンと周上で90°ずれた弾性リングの
内周壁に突設した操作リングとからなり、一対の押ボタ
ンの押し込みにより、操作リングの一対の係合片と容器
口外周壁の係合突起との係合を解除し、解除と同時に押
ボタン裏面側の案内突起を容器口外周壁の係合突起のテ
−パ面に当接させ、テ−パ面に沿って上方に摺動させ
て、蓋体を離脱可能にしたことを特徴とする容器 - 【請求項2】 上端中央部に内方に向かって上昇するテ
−パ状周壁を介して小径の容器口を立設し、容器口の外
周壁に係合突起を周設した容器本体と、周壁の対向位置
に一対の窓を設けて容器口に被嵌する蓋体と、蓋体内に
配設した弾性変形可能な弾性リングの外周壁に蓋体の対
向する窓に嵌挿して外方へ突出する一対の押ボタンを突
設し、押ボタン裏面側の弾性リング内周壁を容器本体の
テ−パ状周壁と対向させるとともに、容器口外周壁の係
合突起と係合する一対の係合片を一対の押ボタンと周上
で90°ずれた弾性リングの内周壁に突設した操作リン
グとからなり、一対の押ボタンの押し込みにより、操作
リングの一対の係合片と容器口外周壁の係合突起との係
合を解除し、解除と同時に操作リングの押ボタン裏面側
内周壁下端をテ−パ状周壁に当接させ、テ−パ状周壁に
沿って上方に摺動させて、蓋体を離脱可能にしたことを
特徴とする容器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1782291U JP2511705Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 容 器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1782291U JP2511705Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 容 器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04109046U JPH04109046U (ja) | 1992-09-21 |
JP2511705Y2 true JP2511705Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=31904503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1782291U Expired - Lifetime JP2511705Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 容 器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511705Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001354248A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-25 | Fuji Acetylene Kogyo Kk | 金属容器の保護キャップ |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1782291U patent/JP2511705Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04109046U (ja) | 1992-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |