JP2511610Y2 - 出荷システム - Google Patents

出荷システム

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JP2511610Y2
JP2511610Y2 JP1991001216U JP121691U JP2511610Y2 JP 2511610 Y2 JP2511610 Y2 JP 2511610Y2 JP 1991001216 U JP1991001216 U JP 1991001216U JP 121691 U JP121691 U JP 121691U JP 2511610 Y2 JP2511610 Y2 JP 2511610Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は出荷システムに係り、特
にタンクローリ車への油液出荷作業を簡単に行えるよう
構成した出荷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば油液の出荷を行う出荷システムに
おいては、タンクローリ車が出荷ステージに到着する
と、タンクローリ車の車番カードを読み取らせる。これ
により、油槽所の上位管理装置からは、この車番データ
に対応するタンクローリ車について、ハッチ別に設定さ
れた予約数量からなる予約データが、出荷ステージの出
荷制御装置に出力される。
【0003】次に作業者はタンクローリ車にアース装置
を接続した後、ハッチに対応する油種のローディングア
ームをそのハッチに対応する油種のローディングアーム
をそのハッチの給油口に挿入してセットし、このローデ
ィングアームに設けられているハッチカードリーダに当
該ハッチの給油口に鎖等で取り付けられているハッチカ
ードを読み取らせる。続いて、作業者は、ローディング
アームの積込量設定スイッチにより積込量を設定操作し
スタートスイッチを操作すれば、出荷制御装置は、ロー
ディングアームの油種、積込量と予約データの当該ハッ
チに対応する予約油種、予約数量とが一致し、且つアー
スインタロック,ローディングアームインタロック等が
完了しているのを条件に出荷許可信号を出力する。
【0004】これにより、出荷ステージの当該ローディ
ングアームに連通されたポンプ起動及び定量弁の開弁が
なされ、タンクローリ車の油液出荷が行われる。このよ
うにローディングアームに各ハッチ毎の情報を読み取る
ハッチセンサを有する構成の装置としては、例えば特開
昭62−208397号公報により開示されたものが知
られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の出荷
システム及び上記公報の装置においては、上記のように
ハッチカードをローディングアームのハッチカードリー
ダーに挿入し、ハッチカードに記憶されている当該ハッ
チのハッチナンバーが出荷制御装置に読み取られると、
予約データから当該ハッチナンバーに対応する予約油
種、予約数量を知り得、これらを当該操作されたローデ
ィングアームの送液油種及び積込量設定スイッチにより
操作入力された積込量と比較し、油種が合致し積込量が
予約数量を越えないとき油液出荷を許可することによっ
て、出荷時の油種積込誤り及びオーバーフローを防止し
ていた。
【0006】そのため、従来はローディングアームにハ
ッチカードリーダを設け、タンクローリ車のハッチ給油
口には鎖等でハッチカードを取り付けなければならず、
また、積込作業の際には、作業者はいちいちこのハッチ
カードをハッチカードリーダに読み取り操作しなければ
ならなかった。この結果、ハッチカードがハッチの給油
口より外れ紛失してしまった場合、またハッチカードは
タンクローリ車の車上に露出して取り付けられているだ
けなのでハッチカードが破損等により読み取らせ不能に
なってしまった場合には、油液の出荷ができなくなって
しまう。
【0007】さらに、積込作業における操作手順もこの
ハッチカードの読み取り操作によって複雑化し、例えば
作業者がハッチカードをハッチカードリーダに読み取ら
せるのを忘れてしまった場合も油液の出荷ができなくな
ってまう。そこで、本考案はハッチ情報が記憶された
被検出部を各ハッチ毎に設け、ローディングアームを給
油口へ挿入するのに関連させて、ローディングアームに
一体に取り付けられたセンサにより被検出部からハッチ
情報を読み取って自動的にハッチを判別する構成とした
出荷システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の考案は、
タンクローリ車のハッチの給油口に設けられ、当該ハッ
チを特定するためのハッチ情報を記憶する被検出部と、
ローディングアームに一体に取り付けられ、該ローディ
ングアームが前記ハッチの給油口に挿入されると共に前
記被検出部に記憶されたハッチ情報を当該被検出部に非
接触で読み取るセンサと、 前記ハッチ毎に積み込むべき
油液の情報を記憶する記憶手段と、 前記センサにより読
み取られたハッチ情報に対応する油液の情報を記憶手段
より読み出し、当該油液の情報に基づいて前記ハッチへ
の油液の積込み制御を行う出荷制御部と、 よりなること
を特徴とするものである。
【0009】また、請求項2の考案は、前記センサが、
前記給油口に前記ローディングアームが挿入された場合
に、前記被検出部に対向するように前記ローディングア
ームの垂直部分に一体に取り付けられていることを特徴
とするものである。また、請求項3の考案は、前記被検
出部は前記給油口の全周に渡って設けられていることを
特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記請求項1によれば、センサがローディング
アームに一体に取り付けられたため、ローディングアー
ムを当該ハッチの給油口に挿入した段階で自動的にセン
サが当該ハッチのハッチ情報を読み取ることができる。
そのため、ローディングアームの挿入作業を行うだけで
当該ハッチのハッチ番号等を判別することができる。
【0011】さらに、ローディングアームを当該ハッチ
の給油口に挿入する作業を行った後、センサを被検出部
に接続又は近接させるといった面倒な作業が不要であ
り、作業の簡略化と共にハッチの油種判定時間を短縮す
ることができる。また、従来必要とされていたハッチカ
ード及びハッチカードリーダを不要にでき、出荷システ
ムの構成が簡略化できるとともに出荷操作手順を減らし
て出荷作業の能率を向上させることができる。しかも、
従来のようにハッチカードをカードリーダに入れ忘れた
り、ハッチカードを紛失してしまって出荷できないとい
った面倒がなくなり、人為的な誤操作による出荷遅れを
防止することができる。
【0012】また、請求項2の考案によれば、ローディ
ングアームが給油口に挿入された場合に、センサが被検
出部に対向するようにローディングアームの垂直部分に
一体に取り付けられているので、被検出部に記憶された
ハッチ情報を読み取るために特別な操作を必要とせず、
ローディングアームの挿入操作を行うだけで、自動的に
ハッチ情報を読み取ることができる。
【0013】また、請求項3の考案によれば、被検出部
が給油口の全周に渡って設けられているので、どの方向
からローディングアームをハッチの給油口に挿入しても
ローディングアームに設けられたセンサがハッチ情報を
読み取ることができる。
【0014】
【実施例】図1乃至図3に本考案になる出荷システムの
一実施例を示す。各図中、油槽所に設けられた出荷シス
テム1はタンクローリ車2が出荷ステージ3に到着する
と油液の定量出荷を行う。出荷ステージ3にはタンクロ
ーリ車2に油液を積込むローディングアーム3aが設け
られている。出荷現場より離れた事務所等の建屋7内に
は上位管理装置としてのホストコンピュータ8及び受注
装置8aが設置されている。
【0015】油槽所の入口近傍にはタンクローリ車2の
車番カード(図示せず)を読み取るカードリーダ8bが
設けられており、カードリーダ8bは積込前のタンクロ
ーリ車2が到着するとその車番カードが挿入され、車番
カードより読み込んだ車番データをホストコンピュータ
8を出力する。又、受注装置8aは配送先の発注装置
(図示せず)からの注文を電話回線等を介して受注し、
その受注データをホストコンピュータ8へ出力する。ホ
ストコンピュータ8は受注装置8aからの受注データに
基づいて予約ファイルを作成して予約データを管理す
る。
【0016】ここで、油槽所におけるタンクローリ車2
への出荷作業について説明する。図1に示すようにガソ
リン,軽油,灯油等の油液をタンクローリ車2に積込ん
で出荷する油槽所においては、受注装置8aにより給油
所等の配送先の発注装置から注文を受注すると、ホスト
コンピュータ8に、顧客名,注文油種(積込油種),注
文量(積込量),配送日等の受注データを入力し、この
受注データに基づきホストコンピュータに付設されたハ
ッチ設定器を操作して、各タンクローリ車2毎につい
て、当該タンクローリ車2の各ハッチ15a,15b,
15c毎に積込む油種及びその数量を設定して予約デー
タを作成し、この予約データに基づきタンクローリ車2
による配送計画を作成する。
【0017】そして、タンクローリ車2が油槽所の入口
に到着すると、その車番カードをカードリーダ8bに読
み取らせることにより、当該ローリ車2に対応する積込
データや配送先等を記載した配送表がホストコンピュー
タ8より発行される。その後、配送表を受け取ったタン
クローリ車2の運転者は、油液を積込む出荷ステージ3
に向かい、まず出荷ステージ3に備えられたカードリー
ダ3bに車番カードを読み取らせる。これにより、出荷
ステージ3の出荷制御装置9には当該車番に対応するタ
ンクローリ車2の予約データ(積込油種,積込量等)が
ホストコンピュータ8から転送される。
【0018】このタンクローリ車2のタンク15は、通
常複数のハッチ15a〜15cに仕切られており、各ハ
ッチ毎の容量は例えば4キロリットル,2キロリット
ル,1キロリットルといった具合に異なっている。複数
のハッチ15a〜15cはタンク15の上面に夫々ハッ
チ給油口17a〜17cを有する。
【0019】各ハッチ給油口17a〜17cの上面には
ハッチナンバー識別用の塗装部(被検出部)21a〜2
1cが形成されている。各塗装部21a〜21c(第3
図中ハッチングで示す)は夫々異なる色が塗装されてお
り、各塗装部21a〜21cの色が各ハッチ15a〜1
5cのハッチ番号又はハッチ容量等のハッチ情報を記憶
するように機能している。本実施例では、例えば1番目
のハッチ15aは赤色、2番目のハッチ15bは白色、
3番目のハッチ15cは黄色、といった具合に各ハッチ
15a〜15cごとに色分けされている。尚、ハッチ給
油口17a〜17cは通常第2図に示す蓋22により閉
蓋されているため、上記塗装部21a〜21cには油槽
所で油液積込み作業を行うとき以外蓋22の下面22a
が密着する。したがって、塗装部21a〜21cは通常
蓋22により保護され、汚れたり剥がれたりすることが
防止される。
【0020】前記タンクローリ車2への積込油種,積込
量は前述したように実際の積込作業に際して予め予約デ
ータとして各ハッチ15a〜15c毎に設定されている
ので、各ハッチ15a〜15cへの油液の積込に際して
は、タンクローリ車2の各ハッチ毎に予約油種及び予約
数量と積込油種及び積込数量とを照合してから、各ハッ
チ15a〜15c毎に油液を積込むようになっている。
【0021】出荷システム1の貯液タンク10に接続さ
れた配管11にはポンプ12,流量計13,2段式定量
弁14が配設され、配管11の端部にはローディングア
ーム3aが接続されている。19はリモートスイッチボ
ックスで、ローディングアーム3aに設けられ、積込量
としての出荷量を設定する設定スイッチ19aと、出荷
開始スイッチ19bが配設されている。
【0022】23は塗装部21a〜21bの色を光学的
に検出する色識別センサで、ローディングアーム3aの
垂直方向に延在する挿入部(垂直部分)3a2 に設けら
れたセンサ保持部3a3 のテーパ部分に一体に取付けら
れている。センサ保持部3a3 は給油口17a〜17c
に挿入される挿入部3a 2 の上方に位置するように設け
られ、挿入部3a 2 が給油口17a〜17cに挿入され
ると色識別センサ23が給油口17a〜17cに対向す
ることになる。そのため、ハッチ15a〜15cに油液
を積み込む際は、上記色識別センサ23給油口17a
〜17cの上面に設けられた塗装部21a〜21c
接する。
【0023】そのため、出荷作業時、図2に示されるよ
うにローディングアーム3aが給油口17a〜17cに
挿入された場合、色識別センサ23は、塗装部21a〜
21cに対向するようにローディングアーム3aの垂直
部分に設けられたセンサ保持部3a 3 に一体に取付けら
れているので、塗装部21a〜21cの色(ハッチ情
報)を読み取るために特別な操作を必要とせず、ローデ
ィングアーム3aの挿入操作を行うだけで、自動的にハ
ッチ情報を読み取ることができる。
【0024】従って、従来のようなローディングアーム
3aを当該ハッチ15a〜15cの給油口17a〜17
cに挿入する作業を行った後、センサを被検出部に接続
又は近接させるといった面倒な作業が不要であり、作業
の簡略化と共にローディングアーム3aがハッチ15a
〜15cに挿入されてから出荷制御部が当該ローディ
グアーム3aを挿入したハッチがどのハッチであるのか
を判定するまでの時間を短縮することができる。
【0025】さらに、積込み作業を急ぐときでも、色識
別センサ23がローディングアーム3aを挿入したハッ
チの隣に設けられたハッチの液検出部を検出してしまう
ことことがなく、出荷制御部がローディングアーム3a
が挿入されたハッチ15a〜15cを間違えてしまうと
いった問題を解消できる。
【0026】また、塗装部21a〜21cが給油口17
a〜17cの全周に渡って設けられているので、どの方
向からローディングアーム3aをハッチ15a〜15c
の給油口17a〜17cに挿入してもローディングアー
ム3aのセンサ保持部3a 3 に一体に取付けられた色識
別センサ23が塗装部21a〜21cの色(ハッチ情
報)を非接触で読み取ることができる。色識別センサ2
3から出力された色検出信号は出荷制御装置9に入力さ
れ、出荷制御装置9はこの色検出信号に基づいてハッチ
番号を判別する。
【0027】24はアースコネクタで、出荷開始前にタ
ンクローリ車2に装着されるまた、上記車番カード用カ
ードリーダ3b,ポンプ12のポンプスタータ20,流
量計13,定量弁14及びリモートスイッチボックス1
9,色識別センサ23,アースコネクタ24は出荷制御
装置9に接続されている。又、出荷制御装置9はホスト
コンピュータ8に接続されている。
【0028】ここで、上記構成になる出荷システムにお
いて、タンクローリ車2へ油液を積み込むとき出荷制御
装置9が実行する処理につき図4,図5を併せ参照して
説明する。両図中、ステップS1(以下、ステップを省
略する)において、積込前のタンクローリ車2が出荷ス
テージ3に到着すると、運転者は車番カードをカードリ
ーダ3bに挿入し、車番データがホストコンピュータ8
に転送され、出荷制御装置9にはホストコンピュータ8
から予約データ(積込油種,積込量等)が転送される。
次に、運転者がアースコネクタ24をローリ車2に装着
するとアースインタロックを解除する(S2)。続い
て、図1のようにローディングアーム3aがハッチ15
a〜15cのハッチ給油口17a〜17cの一つに挿入
され、ロケーションスイッチ3a1 がローディングアー
ム3aの位置を検出するとロケーションインタロックを
解除する(S3)。
【0029】運転者がローディングアーム3aに設けら
れたリモートスイッチボックス19の設定スイッチ19
aを操作すると、積込量が入力される(S4)。そし
て、出荷開始スイッチ19bが操作されると(S5)、
各種インタロック条件(アースインタロック,ロケーシ
ョンインタロック等)が満足されていることを確認す
る。
【0030】S6において、一つでもインタロック条件
が満たされていないときは、運転者は出荷操作を再チェ
ックし、S7でそのインタロック条件が満足されると前
記S5に戻る。又、S6において全てのインタロック条
件が満足されたときは、S8に移り、ローディングアー
ム3aの垂直部分に設けられたセンサ保持部3a 3 に一
体に取り付けられた色識別センサ23から出力された色
検出信号を読み取る。挿入部3a 2 が給油口17a〜1
7cに挿入されると、色識別センサ23は給油口17a
〜17cの上面に近接対向、各給油口17a〜17c
に設けられた塗装部21a〜21cに塗装された色を非
接触で検出し、その塗装色に対応した色検出信号を出力
する。
【0031】S8で給油口の色検出信号を得た後、次の
S9で当該給油口の塗装部が赤色のとき、S10に移
り、ローディングアーム3aが挿入されたハッチが1番
目のハッチ15aであることをまず認識し、さらに、前
述のステップS1においてホストコンピュータ8から転
送された当該ローリ車2の予約データから、これに基づ
き、当該ローリ車2の第1番目のハッチ15aに積込む
べき油種及びその数量(例えば、灯油2キロリットル)
を認識する。
【0032】また、S9で当該給油口の塗装部が赤色で
ないときは、S11に移り当該給油口の塗装部が白色で
あるか否かをチェックする。S11で塗装部が白色のと
き、S12に移りローディングアーム3aが挿入された
ハッチが2番目のハッチ15bであり、前述と同様に予
約データから当該ローリ車2の第2番目のハッチに積込
むべき油種及びその数量(例えば、ガソリン2キロリッ
トル)を認識する。
【0033】尚、S13で当該給油口の塗装部が黄色で
ないとき、S15に移りハッチ番号検出エラーとして再
びS8に戻る。そして、再度S8〜S14の処理を実行
し上記色識別センサ23により給油口17a〜17cの
塗装部21a〜21cの色検出をやり直す。
【0034】上記S10,S12,S14でハッチ番号
及びハッチ容量が判別されるとS16に移る。続いて、
S16では運転者がリモートスイッチボックス19の設
定スイッチ19aにより設定した設定量(積込量)と上
記S10,S12,S14で認識した予約データに基づ
く当該ハッチの積込量(予約数量)とを比較し、ローデ
ィングアーム3aのロケーションスイッチ3a1 の検出
に基づき求められる当該ローディングアーム3a1 の積
込油種と、予約データに基づく当該ハッチに積込む油種
(予約油種)とを比較する。S16において設定量が予
約数量を越えず、油種が一致しているときは、S17に
移りポンプ12の起動と共に定量弁14を開弁して積み
込みを開始する。
【0035】次のS18で当該ハッチへの積込みが完了
したとき、次の積込み予定があるときはS3に戻り、上
記処理を繰り返す。又、S16で設定量がハッチ容量よ
り多いときはオーバーフローしてしまうのでエラーを出
力し、警報等によりこれを運転者に知らせる。この場
合、S4に戻り設定量を設定しなおす。
【0036】このように、本実施例ではローディングア
ーム3aが給油口17a〜17cに挿入されると、ロー
ディングアーム3aの垂直部分に一体に取り付けられた
色識別センサ23により給油口17a〜17cの上面に
設けられた塗装部21a〜21cの色が自動的に検出さ
れ、この色識別センサ23からの色検出信号に基づいて
ハッチ番号を判別することができるため、従来必要とさ
れていたハッチカードが不要になるばかりか、ハッチカ
ードを読み取らす手間も不要となる。そのため、出荷シ
ステムの構成が簡略化されるとともに、運転者の出荷時
の操作手順が減り、操作が容易に行える。従って、出荷
時、ハッチカードをカードリーダに入れ忘れたり、ある
いはハッチカード紛失してしまって出荷できないといっ
た不都合が解消される。
【0037】尚、上記実施例では給油口17a〜17c
の上面全周に塗装部21a〜21cが形成されているの
で、タンクローリ車2の停車位置によってローディング
アーム3aの回動角度が変化して色識別センサ23の位
置がずれても、色識別センサ23は塗装部21a〜21
cの色を検出することができる。
【0038】また、ローディングアーム3aを操作する
作業者自身も給油口17a〜17cの塗装部21a〜2
1cの色によりハッチ番号を視認することができるの
で、万が一色識別センサ23が故障しても作業者により
ハッチ番号を確認できる。上記被検出部としての塗装部
21a〜21cは1色に限らず、例えば図6に示すよう
に給油口17a〜17cの上面の内側と外側に別の色を
塗装するようにしても良い。この場合、例えば内側の塗
装部25がハッチ番号を表わし、外側の塗装部26がハ
ッチ容量あるいは油種を表わすようにすることもでき
る。
【0039】そして、ローディングアーム3aには内側
の塗装部25を検出する第1の色識別センサと外側の塗
装部26を検出する第2の色識別センサとを設けてお
く。また、被検出部としての塗装部21a〜21cには
色の代わりに図7に示すような同心円状に形成されたバ
ーコード27を設けても良い。その場合、色識別センサ
の代わりにバーコード27を光学的に読み取るバー
ド読取機をローディングアーム3aに設けるようにす
る。
【0040】又、バーコード27はハッチ番号だけでな
くハッチ容量,油種等の積込情報を表わすようにするこ
ともできる。さらに、上記実施例では給油口17a〜1
7cの上面に塗装を施して上記塗装部21a〜21cを
形成するようにしたが、各塗装部の色が印刷されたシー
ルを給油口17a〜17cに貼着するようにしても良い
のは勿論である。
【0041】
【考案の効果】上述の如く、上記請求項1の考案によれ
ば、センサがローディングアームに一体に取り付けられ
たため、ローディングアームを当該ハッチの給油口に挿
入した段階で自動的にセンサが当該ハッチのハッチ情報
を読み取ることができる。そのため、ローディングアー
ムの挿入作業を行うだけで当該ハッチのハッチ番号等を
判別することができる。
【0042】さらに、ローディングアームを当該ハッチ
の給油口に挿入する作業を行った後、センサを被検出部
に接続又は近接させるといった面倒な作業が不要であ
り、作業の簡略化と共にハッチの油種判定時間を短縮す
ることができる。しかも、積込み作業を急ぐときでも、
センサがローディングアームを挿入したハッチの隣に設
けられたハッチの液検出部を検出してしまうことことが
なく、出荷制御部がローディングアームが挿入されたハ
ッチを間違えてしまうといった問題を解消できる。
【0043】また、従来必要とされていたハッチカード
及びハッチカードリーダを不要にでき、出荷システムの
構成が簡略化できるとともに出荷操作手順を減らして出
荷作業の能率を向上させることができる。しかも、従来
のようにハッチカードをカードリーダに入れ忘れたり、
ハッチカードを紛失してしまって出荷できないといった
面倒がなくなり、人為的な誤操作による出荷遅れを防止
することができる。
【0044】また、請求項2の考案によれば、給油口に
ローディングアームが挿入された場合に、センサが被検
出部に対向するようにローディングアームの垂直部分に
一体 に取り付けられているので、被検出部に記憶された
ハッチ情報を読み取るために特別な操作を必要とせず、
ローディングアームの挿入操作を行うだけで、センサが
被検出部に対向して自動的にハッチ情報を読み取ること
ができる。
【0045】また、請求項3の考案によれば、被検出部
が給油口の全周に渡って設けられているので、どの方向
からローディングアームをハッチの給油口に挿入しても
ローディングアームに設けられたセンサがハッチ情報を
読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案になる出荷システムの一実施例の概略構
成図である。
【図2】本考案の要部を示す拡大図である。
【図3】給油口を上方から見た平面図である。
【図4】出荷時に出荷制御装置が実行する処理を説明す
るためのフローチャート図である。
【図5】図4に示す処理に続いて実行される処理のフロ
ーチャートである。
【図6】本考案の変形例を説明するための平面図であ
る。
【図7】本考案の別の変形例を説明するための平面図で
ある。
【符号の説明】 1 出荷システム 2 タンクローリ車 3 出荷ステージ 3a ローディングアーム 8 ホストコンピュータ 9 出荷制御装置 13 流量計 14 定量弁 15 タンク 15a〜15g ハッチ 17a〜17g ハッチ給油口 19 リモートスイッチボックス 19a 設定スイッチ 19b 出荷開始スイッチ 21a〜21c,25,26 塗装部 22 蓋 23 色識別センサ 27 バーコード

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクローリ車のハッチの給油口に設け
    られ、当該ハッチを特定するためのハッチ情報を記憶す
    る被検出部と、ローディングアームに一体に取り付けられ、該ローディ
    ングアームが前記ハッチの給油口に挿入されると共に
    記被検出部に記憶されたハッチ情報を当該被検出部に非
    接触で読み取るセンサと、 前記ハッチ毎に積み込むべき油液の情報を記憶する記憶
    手段と、 前記センサにより読み取られたハッチ情報に対応する油
    液の情報を記憶手段より読み出し、当該油液の情報に基
    づいて前記ハッチへの油液の積込み制御を行う出荷制御
    部とよりなることを 特徴とする出荷システム。
  2. 【請求項2】 前記センサは、前記給油口に前記ローデ
    ィングアームが挿入された場合に、前記被検出部に対向
    するように前記ローディングアームの垂直部分に一体に
    取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の出
    荷システム。
  3. 【請求項3】 前記被検出部は前記給油口の全周に渡っ
    て設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    2記載の出荷システム。
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