JP2511560Y2 - アイロンケ―ス - Google Patents

アイロンケ―ス

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JP2511560Y2
JP2511560Y2 JP1992080676U JP8067692U JP2511560Y2 JP 2511560 Y2 JP2511560 Y2 JP 2511560Y2 JP 1992080676 U JP1992080676 U JP 1992080676U JP 8067692 U JP8067692 U JP 8067692U JP 2511560 Y2 JP2511560 Y2 JP 2511560Y2
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JP
Japan
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sheet
case
cloth
iron
teflon
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JP1992080676U
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JPH0638900U (ja
Inventor
駿見正明
Original Assignee
ロイヤル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一枚のシートからなる
アイロンケースに関する。
【0002】
【従来の技術】アイロンを使用する際に、熱いアイロン
を一時的に脇に置いて、アイロン掛けする布帛を移動さ
せたり、また中座することも多い。そのため、木製のア
イロンケースの蓋の裏面に金属製のアイロン置き台を設
けたり、また、アイロン掛け台の側面にアイロン載置用
の枠を設けたり種々の工夫が試みられているが、いずれ
も、熱いアイロンを安定して載置、保管するためには、
注意が必要であり、アイロンがずれ落ちて、畳を焦がす
というようなことが生じ易かった。また、アイロンは、
使用後、邪魔にならない場所に収納保管するためには、
通常、アイロンが十分冷えるのを待って、実施しなけれ
ばならず、片付きの悪いものであった。また、小物類に
アイロンを掛ける場合、その都度、大きなアイロン台を
準備するのは面倒であるとして、最近、簡単なアイロン
掛け用のマットが開発されているが、このマットはアイ
ロンと共に収納することはできなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、アイロン
を、その使用中にも、また使用後にも、安定して載置・
保管できる扱い易いアイロンケースであって、必要に応
じてアイロン掛け用のマットとしても使用できる製品を
提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、アイロンケー
スを一枚のシートを組み立てて形成できるものとし、し
かも、このシートをアイロン掛け用のマットとして使用
できるものとすることによって、上記課題を解決した。
【0005】即ち、本考案のアイロンケースは、アイロ
ン掛け用のマットとして使用できる長方形のシートを組
み立てて形成するものであって、シートが断熱性ある布
帛層とテフロン加工布からなり、テフロン加工布が内側
に位置するように形成されており、シートの短辺が、ケ
ースの高さhの実質的に3倍の長さを有し、シートの各
角部分には、各角から前記高さhに相当する位置で各辺
に直行する折り曲げ線が設けられており、更に、前記折
り曲げ線と各辺で囲まれた正方形の部分には、シートの
各角から対角線状の折り曲げ線が設けられており、シー
トの外側表面には、それぞれ前記対角線状の折り曲げ線
をシートの内側に突出するように折り曲げ、その左右の
折り曲げ線を、シートの外側で、互いに接するように固
定できる係止具が設けられているものであり、前記係止
具の係止により、前記折り曲げ線が縦方向の稜となる直
方体の箱型ケースに形成されるものであり、前記係止具
の係止により、ケースの内側の四隅に形成される三角形
の突出片は、ケースの壁面に沿わせて折り畳まれている
ことに特徴を有する。
【0006】即ち、本考案の製品は、内側に耐熱性ある
テフロン加工布を有するマット状のシートから形成され
るため、該シートを組み立てて(折り曲げて)箱型のア
イロンケースとして使用するだけでなく、必要に応じ
て、アイロン掛け用のマットとしても使用できるのであ
る。
【0007】ここに、テフロン加工布とは、フッ素系の
耐熱性樹脂からなるコーティング層を有する布帛であ
り、例えば、フルオロカーボン系の樹脂に金属粉末を混
入したコーティング組成物をポリエステル布帛などにコ
ーティングしたものが使用できる。かかるテフロン加工
布は、防水性で非通気性の耐熱性布となるが、本考案で
は、径0.1〜5mmというような小孔を、適度の間隔(例
えば、1〜5cm間隔に1個)で多数個設けることによっ
て、防水性や耐熱性を適度に保った状態で、通気性を付
与し、アイロンの保温と放熱のバランスをよくし、蒸気
アイロンの収納などにも適したものとしている。
【0008】また、断熱性ある布帛層としては、厚手布
帛、布帛積層物、キルティング布帛、フェルトなどいず
れも使用でき、スポンジや綿などの断熱材で裏打ちした
布帛層が使用されてもよい。また、布帛層表面に各種加
工が施されてもよいが、一般には、キルティング布帛を
使用するのが、風合及び取扱易さなどの点から好まし
い。
【0009】本考案のアイロンケースは、全体に上記布
帛層とテフロン加工布からなるものであるが、熱いアイ
ロンの底部が直接接触する底部A及び少なくとも下方内
側面Bには、上記布帛層と上記テフロン加工布の間に断
熱層を更に介在させ、断熱性を更に高めている。なお、
この断熱層も、テフロン加工布と同様に、通気性あるも
のするのがよいのは勿論である。
【0010】断熱層としては、スポンジ層、フェルト、
詰綿類などがいずれも使用できるが、樹脂発泡体を使用
する場合には、発泡による気孔が連通孔であるのが好ま
しい。なお、通気孔を得るために、テフロン加工布同様
に機械的に小孔を設けてもよい。
【0011】このように、本考案のアイロンケースは、
断熱性ある布帛層とテフロン加工布からなるものであ
り、必要に応じてスポンジ層等の断熱層を組み合わせて
形成されるが、断熱層を使用する場合、全体に布帛層/
断熱層/テフロン加工布の積層体からなるように形成し
ても、また、全体に布帛層/テフロン加工布からなる積
層体を用い、底部及び下方側面に対応する箇所のみ、該
布帛層とテフロン加工布の間に断熱層を挟持させるよう
にしてもよい。しかし、全体に布帛層/テフロン加工布
からなる積層体を用い、ケースの底部及び下方内側面に
相当するシートの中央部分では、この積層体のテフロン
加工布側に更に断熱層及びテフロン加工布を積層して形
成するのが好ましい。
【0012】なお、シートに形成される折り曲げ線は、
定位置で、線状に折り曲げ可能なものであれば、どのよ
うな手段で形成されてもよい。例えば、ミシンの縫い目
等によって容易に形成できる。
【0013】また、対角線状の折り曲げ線をシートの内
側に突出するように折り曲げた際に、その左右の折り曲
げ線を、シートの外側で、互いに接するように固定でき
るようにシートの外側表面に設けられる係止具として
は、安定して開閉可能な公知の係止具、例えばファスナ
ー類、ホック類などがいずれも使用できるが、ベルベッ
ト式ファスナーを使用するのが好ましい。
【0014】本考案では、実施例にも示す通り、このよ
うな係止具を係止して、シート四隅の対角線状の折り曲
げ線をシートの内側に突出するように折り曲げ、その左
右の折り曲げ線を、シートの外側で、互いに接するよう
に固定することにより、この折り曲げ線が縦方向の稜と
なる直方体の箱型ケースに形成され、アイロンケースと
して使用できるものであるが、この際、前記係止具の係
止により、ケースの内側の四隅に形成される三角形の突
出片は、ケースの壁面に沿わせて折り畳まれればよい。
なお、この三角形の突出片を安定して、ケースの壁面に
沿わせて位置させるためには、シートに適当な係止具を
設けるのが好ましいが、クリップ等の止め具を用いて、
前記突出片をケースに固定するようにしてもよい。
【0015】このようにして形成されたアイロンケース
は、前述の如き係止具を外すだけで、即座にシートに復
元されるため、その内側のテフロン加工布の面を表にし
て、アイロン掛け用マットとして容易に使用可能とな
る。
【0016】なお、シートには、アイロンケースとして
持ち運び可能なように、手提紐を設けるのが好ましく、
更に、運搬又は保管時に安定してアイロンがアイロンケ
ース内に保持されるように、先端をベルベットファスナ
ー等で係止可能とする留め具をケース口部を覆うように
設けてもよい。
【0017】
【実施例】次に、図面に従って、本考案の一例を説明す
る。この例のアイロンケース1は、手提げ可能な箱型ケ
ースに形成されている (図1A参照)。ケース1は、外
側が布帛層2─キルティング布帛─からなり、内側がテ
フロン加工布3からなる、縦52.5cm、横41cmの長方
形のシートX(図1B参照)を折り畳んで形成されるも
のであるが、ケース1において、アイロンの加熱部分が
直接接触する底部Aと下方内側面BとなるシートXの中
央部分は、テフロン加工布3の裏面に断熱層─ポリウレ
タンフォーム─10を積層したものを、更に重ねて合わ
せて縫合し、耐熱性及び断熱性により優れた状態に形成
されている(図2参照)。
【0018】テフロン加工布3はいずれも、直径1mm程
度の小孔が2cm間隔で設けられており、また、断熱層1
0を形成する耐熱性あるポリウレタンフォームには、発
泡による連続孔が存在するが、更に、テフロン加工布3
と同様の小孔が設けられている。
【0019】また、シートXの各角部分には、各頂角か
らアイロンケース1の高さh(13.5cm)に相当する位
置で各辺に直行する折り曲げ線4が設けられており、こ
れらの折り曲げ線4と各辺と前記折り曲げ線4で囲まれ
た正方形の部分6には、シートXの頂角から対角線状の
折り曲げ線5が設けられている。本実施例の折り曲げ線
4、5は、ミシンによる縫い目として形成されている。
【0020】シートXの外側表面には、それぞれ対角線
状の折り曲げ線5をシートXの内側に突出するように折
り曲げ、その左右の折り曲げ線4を、シートXの外側
で、互いに接するように固定できるように、各正方形部
分6毎に一対のベルベット式ファスナーが係止具7、8
として取り付けられている。
【0021】この係止具7、8の係止により、対角線状
の折り曲げ線5をシートXの内側に突出させ、折り曲げ
線4が縦方向の稜となる箱型のアイロンケース1が形成
されるが、この際、ケース1の内側の四隅に形成される
三角形の突出片9は、ケース1の壁面に沿わせて折り畳
まれる。この壁面は、アイロンの側面に位置する長面で
あっても、アイロンの前後に位置する短面であってもよ
いが、図1Aのように短面側に沿わせて、三角形の突出
片9を折り畳むのが、ケース1の形状安定性の面から好
ましい。なお、この例では、ループ11とボタン12の
係止により、突出片9が壁面に固定できるようになって
いる。
【0022】更に、本実施例のケース1は、手提紐13
により、持ち運び可能に形成されており、また、ケース
1の口部には、運搬又は保管時に安定してアイロンがア
イロンケース内に保持されるように、口部を覆う紐状の
留め具14が先端をベルベットファスナー等で係止可能
な状態で設けられている。
【0023】なお、このアイロンケース1は200℃に
加熱したアイロンを二時間収納しても、何ら問題を生ず
ることなく、安定して収納できるものであり、使用後の
熱いアイロンを、直接、アイロンケース1に入れ、その
まま保管することが可能である。
【0024】
【考案の効果】本考案のアイロンケースは、布製である
ため、非常に扱い易く、しかも、内面に耐熱性に優れた
テフロン加工面を有し、かつ、通気性にも富むため、ス
チームアイロンであっても、通常のアイロンであって
も、使用中及び使用後、いずれの状態でも、安定して内
部に保管できる。更に、一枚のシートを折り畳んで形成
されているため、テフロン加工面を表にして、シート状
に広げることによって、容易にアイロン掛け用のマット
として使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例を示すもので、Aはアイロンケー
スの斜視図、Bはそれを構成するシートの平面図であ
る。
【図2】図1のシートの断面図でる。
【符号の説明】
1 ケース 2 布帛層 3 テフロン加工布 4 折り曲げ線 5 折り曲げ線 6 正方形の部分 7 係止具 8 係止具 9 突出片 10 断熱層 11 ループ 12 ボタン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロン掛け用のマットとして使用でき
    る長方形のシートXを組み立てて形成するアイロンケー
    ス1であって、 シートXが断熱性ある布帛層2とテフロン加工布3から
    なり、テフロン加工布3が内側に位置するように形成さ
    れており、 シートXの短辺が、ケース1の高さhの実質的に3倍の
    長さを有し、シートXの各角部分には、各頂角から前記
    高さhに相当する位置で各辺に直行する折り曲げ線4が
    設けられており、更に、前記折り曲げ線4と各辺で囲ま
    れた正方形の部分6には、シートXの頂角から対角線状
    の折り曲げ線5が設けられており、 シートXの外側表面には、それぞれ前記対角線状の折り
    曲げ線5をシートXの内側に突出するように折り曲げ、
    その左右の折り曲げ線4を、シートXの外側で、互いに
    接するように固定できる係止具7、8が設けられている
    ものであり、 前記係止具7、8の係止により、前記折り曲げ線4が縦
    方向の稜となる直方体の箱型ケース1に形成されるもの
    であり、前記係止具7、8の係止により、ケース1の内
    側の四隅に形成される三角形の突出片9は、ケース1の
    壁面に沿わせて折り畳まれていること 前記テフロン加工布3に径0.1〜5mの小孔が設けら
    れていること、 ケース1の底部A及び少なくとも下方内側面Bに相当す
    るシートXの中央部分には、布帛層2とテフロン加工布
    3の間に通気性ある断熱層10が介在すること を特徴と
    するアイロンケース。
  2. 【請求項2】 前記布帛層2がキルティング布帛からな
    り、断熱層10が耐熱性及び通気性あるポリウレタンフ
    ォームからなるものであることを特徴とする請求項1の
    アイロンケース
JP1992080676U 1992-10-27 1992-10-27 アイロンケ―ス Expired - Lifetime JP2511560Y2 (ja)

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JPH0638900U JPH0638900U (ja) 1994-05-24
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JPS54123909U (ja) * 1978-02-17 1979-08-30
JPS6010559U (ja) * 1983-06-30 1985-01-24 池田物産株式会社 ランバ−サポ−ト装置
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