JPS6018152Y2 - 保温布 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は保温布に関する。

毛布等から成る保温布は寝具、ひざ掛は等として使用さ
れているが、嵩張るため持ち運びに不可きでなるので、
室内、飛行機内、車内等と使用場所が限定され、すなわ
ち単一場所における単一目的のためのみに使用されてい
るのが実状である。

しかしながら、近年穴々の行動範囲がひろがり、屋外で
も保温布を必要とする場合が多くなっている。

たとえば、スポーツ観戦時のひざ掛は等の防寒具に使用
される。

それら屋外で使用する場合はバッグ、紙袋等に保温布を
入れて持ち運びするのが常である。

この考案は、保温布の所定位置に製布を取付けるととも
に、その製布に持ち運び用ひもを固着し、保温布を折り
畳んだ際に製布で前後面を覆うようにし、保温布を連想
させないあたかもバッグのようにして持ち運びできる保
温布を提供しようとするものである。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

この考案は保温布は、四辺形の保温布を任意の折り畳み
方によって適当な大きさの長方形状とた状態において、
その長方形状体の一方の表面に、長方形状体の短辺とほ
ぼ同じ幅の長方形袋布を長方形状体の長辺に沿って当て
がい、その製布の長方形状体の長辺に沿った縁を保温布
に固着するとともに、製布の長方形状体の短辺に沿った
縁は保温布に固着せずに開口を形成し、製布の上記短辺
に平行な縁にひもの両端を隔てて固着したものである。

たとえば、第１図に示すような毛布等から成る四辺形の
保温布Ａの場合、その保温布Ａを、同ａ図→ｂ図→Ｃ図
→ｄ図に示すように折り畳んで長方形状体１とした状態
において、同ｄ図および第２国名図に示すようにその長
方形状体１の一方の表面に、長方形状体１の短辺とほぼ
同じ幅の長方形袋布２を長方形状体１の長辺に沿って当
てがい、その製布２の上記長辺に沿った保温布に縫戒等
により固着する。

製布２の大きさは、長方形状体１の一方の表面を短辺に
平行な線で複数に等分した少なくとも２つの分割部分と
ほぼ同一とする（第１図ｄ図、第２図す図は４等分、第
２図ａ図は３等分の場合）。

また、製布２の取付位置は、第１図ｄ図、第２図ａ図に
示したように長方形状体１の短辺に平行な中央線に対し
対称となるようにしてもよいし、第２図ａ図に示すよう
に一方側に寄せてもよい。

製布２の長方形状体１の短辺に平行な縁（開放している
縁）には、持ち運び用のみも３の両端を一定距離隔てて
固着する。

両端の固着位置は、長方形状体１の長辺に平行な中央線
に対し対称になるようにするとよい。

また、第２図す図に示すように、ひも３をループ状にし
て、その両端部を製布２から突出するようにしてもよい
。

ひも３の長さは適宜に決定すればよい。

上記長方形状体１の大きさは後述の持ち運び時の大きさ
を考慮して適宜に設定すればよい。

なお、図中Ｐは折線である。

上記第１図ｄ図又は第２図会図の状態において、第３図
会図に示すように、長方形状体１を、短辺に平行な製布
２の中央線で製布２が表側となるように折り重ね（図に
おいては後方に折り重ねる）、長方形状体１の製布２が
固着された以外の部分をさらに内方に折り曲げて収納す
る。

その収納の際、同ａ図に示すように、製布２が固着され
た以外の部分を製布２と保温布Ａとの間に、すなわち、
製布２の長方形状体１の短辺に沿った緑と保温布Ａとを
固着せずに生じた開口から内に挿入するよにすれば、表
布部分が開くことがなく図に示す状態が維持されつづけ
るので体裁が良い。

この第３図に示す状態で、みも３を肩に掛けたり、手で
もって持ち運べばあたかもバックのようで保温布を連想
されることなく携帯することができる。

製布２からなる袋内には、すなわち袋１と保温布Ａとの
前記開口内には弁当、小物等を入れてもよい。

また、第３図で表面にでる部分にデザインを施こせば、
より一層ファッション性を増スことができる。

この保温布Ａを使用する際は、通常と同様に所要の大き
さに広げて使用すればよい。

ひも３の数個所を面ファスナー等によって保温布Ａに着
脱自在に貼布するようにすれば、使用時においてみも３
がぶらぶらしないので体裁がよい。

また、製布２は保温布Ａの中央部分に設けると使用時の
体裁がよい。

本願考案の保温布は、前記実施例の折り畳み方に限定さ
れるものでなく、要は、種々の折り畳み手段によって、
保温布Ａ第２図に示した長方形状とした状態において、
その長方形状体１の一方の表面に、上述のように製布２
およびひも３を取付ければ１、本願考案の保温布Ａを得
ることができることは勿論である。

また、保温布Ｍに防水加工またはキルテイングを施して
もよい。

これらの工夫は耐久性を劣化させる屋外での使用におい
ては重要なことである。

以上のように、この考案の保温布によると、製布を所定
の位置に取付けるとともに、製布の開口縁にひもを取付
けるようにしたので、折り畳みかつ弁当などを収納しバ
ッグのようにして持ち運ぶことができるうえに、看者に
は保温布の感を起こさない効果がある。

また、保温布本来の機能に何ら支障をおよぼすこともな
い。

したがって、屋外でのひざ掛は等ろ防寒具として斬新な
保温布である。

【図面の簡単な説明】

第１図ａｔ ｂｙ Ｃ？ ｄ図はこの考案の保温布の実
施例の折り畳み順序の１例を示した概略図、第２図ａ、
ｂ図は長方形状にした状態におけるそれぞれ他の実施
例の製布およびひもの取付状態説明図、第３図ａ、 ｂ
図はそれぞれ持ち運び時の各側の斜視図である。 Ａ・・・・・・保温布、１・・・・・・長方形状体、２
・・・・・・製布、３・・・・・・ひも。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 四辺形の保温布を任意の折り畳み方によって適当な大き
   さの長方形状とした状態において、その長方形状体の一
   方の表面に、長方形状体の短辺とほぼ同じ幅の長方形袋
   布を長方形状体の長辺に沿って当てがい、その製布の長
   方形状体の長辺に沿った縁を保温布に固着するとともに
   、製布の長方形状体の短辺に沿った縁は保温布に固着せ
   ずに開口を形威し、製布の上記短辺に平行な縁にひもの
   両端を隔てて固着し、上記長方形状体を、その短辺に平
   行な製布の中央線で製布が表側となるように折り重ね、
   さらに、長方形状体の製布が固着された以外の部分を内
   方に折り曲げて収納することを特徴とする保温布。