JP2511212Y2 - 垂直型連続鋳造設備における鋳片の切断処理装置 - Google Patents

垂直型連続鋳造設備における鋳片の切断処理装置

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JP2511212Y2
JP2511212Y2 JP1990003262U JP326290U JP2511212Y2 JP 2511212 Y2 JP2511212 Y2 JP 2511212Y2 JP 1990003262 U JP1990003262 U JP 1990003262U JP 326290 U JP326290 U JP 326290U JP 2511212 Y2 JP2511212 Y2 JP 2511212Y2
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佳夫 稲垣
達雄 田川
隆雄 井上
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は垂直型連続鋳造設備における鋳片の切断処理
装置に関する。
従来の技術 従来の垂直型連続鋳造設備の下部のケーソン(ピッ
ト)1内には、たとえば第3図に示すように、鋳片引抜
き経路Aに沿ってモールド(図示せず)からピンチロー
ル2を介して垂直下方に引き抜かれた鋳片3を保持する
鋳片受取台車4が、鋳片引抜き経路Aに沿って昇降自在
でかつ鋳片搬出用の傾斜搬出経路B側に傾動自在に配設
され、傾斜搬出経路Bに沿って配設された傾斜レール5
上に鋳片3を受取ってケーソン1内から搬出する鋳片搬
出台車6が自動自在に配設されている。また、鋳片受取
台車4の上方には、溶断用ガス噴射方向Cが鋳片引抜き
経路A外方から傾斜経路B側に向くガス切断装置7が鋳
片引抜き経路Aに沿って鋳片3と同期移動自在に配設さ
れ、ガス噴射方向Cの先端側で鋳片引抜き経路Aと傾斜
経路Bとで形成されるVゾーン8には、切断滓の回収フ
ード9とこれに接続された排出シュート10が設けられて
いる。また、ガス噴射方向Cの基端側には、作業員が常
駐してガス切断装置7を操作するカッター操作室11が配
設される。
考案が解決しようとする課題 上記従来構成によれば、鋳片受取台車4と鋳片搬出台
車6とに挾まれ、かつ鋳片3が傾動されるVゾーン8の
空間は狭いため、大きい回収フード9が設けることがで
きず、また、下方に鋳片搬出台車6や傾斜レール5があ
るため排出シュート10を側方に迂回させねばならない。
したがって、溶断により発生する切断滓を十分に回収で
きず、また排出シュート10の勾配を大きくできないため
排出シュート10内に切断滓が堆積しやすかった。さら
に、鋳片3と回収シュート10の隙間から漏れて落下する
切断滓がケーソン1底部の傾斜レール5上に堆積して鋳
片搬出台車6の自動運転ができなくなるため、定期的に
人手により清掃する必要があった。
本考案は上記問題を解決して、切断滓を効果的に回収
できるとともに、切断滓の排出シュート内への堆積や傾
斜レールへの堆積もなく、したがって人手による定期的
な清掃も不要となる垂直型連続鋳造設備における切断処
理装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、垂直方向の引
抜き経路に沿って連続して引き抜いた鋳片を切断して斜
め上方に向う傾斜経路に沿って搬出する垂直型連続鋳造
設備における鋳片の切断処理装置において、溶断用ガス
噴射方向が傾斜搬出経路側から鋳片引抜き経路に向かう
ガス切断装置を鋳片引抜き経路に沿って移動自在に設
け、前記ガス噴射方向先端の鋳片引抜き経路外方に、溶
断用ガスに同伴された切断滓を落下させて回収する切断
滓回収用フードを設けるとともにこの回収フードから垂
下された排出シュートを設け、排出シュートの出口下方
に形成したスラッジ排出溝の一端側に、他端側のスラッ
ジピットに切断滓を流送する高圧水噴射ノズルを設けた
ものである。
作用 上記構成によれば、ガス切断装置を傾斜経路側に設け
て溶断用ガス噴射方向を傾斜排出経路側から鋳片引抜き
経路に向くように設定したので、切断滓の回収フードを
スペース的に制約のない鋳片引抜き経路外方空間に設置
でき、しかも下方にも傾斜搬出経路等の障害物がないの
で、排出シュートを直下方向に形成配置できる。したが
って、切断滓を効果的に回収できる大形の回収フードを
設置できるとともに、排出シュート内に切断滓が堆積す
ることなくスラッジ排出溝に排出できる。さらに、回収
フードの鋳片引抜き経路側の隙間から漏れて落下する切
断滓も障害物のないスラッジ排出溝またはその近傍に落
下するので、高圧水でスラッジピット側に洗い流すだけ
でよく、定期的な清掃作業も不要となる。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図、第2図に基づいて説
明する。従来と同一部材には同一符号を付し説明を省略
する。
21は5組の鋳片引抜き経路Aと傾斜搬出経路Bとの間
のVゾーン8に配設されたガス切断装置で、公知の手段
(ウインチ等)により、垂直ロッド21aに沿って鋳片3
と同期して昇降可能に配設されたトーチ部21bは、溶断
用ガス噴射方向DをVゾーン8側から鋳片引抜き経路A
を通って外方に向くように設定されている。前記ガス噴
射方向Dの先端側の鋳片引抜き経路A外方には、5組の
鋳片引抜き経路Aにわたって溶断用ガスの噴射範囲に溶
断用ガスに同伴された切断滓を受入れ落下させて回収す
る回収フード22が配設され、回収フード22の一端側上部
には廃ガス出口22aが形成されるとともに、回収フード2
2下部には一端側から急勾配の傾斜部23aを介して他端側
鋳片引抜き経路Aのケーソン底部1a上方に開口する排出
シュート23が接続される。前記ケーソン底部1aには、排
出シュート23の開口部等に対応して鋳片引抜き経路Aの
一端側から他端側に向って下方に傾斜するスラッジ排出
溝24が形成され、スラッジ排出溝24の一端上流側には高
圧水噴射ノズル25が配設されるとともに、他端下流側に
はスラッジピット26が形成されている。このスラッジピ
ット26上方には切断滓をケーソン1の外に搬出するクラ
ブバケット27a付クレーン27やスキップホイスト28が配
設されている。
前記Vゾーン8のガス切断装置21後方にはカッター操
作室29が配置される。このカッター操作室29にはガス切
断装置21の監視装置や制御装置が設置されて遠隔操作さ
れるので、作業員が常駐する必要がなく、従来に比べて
小形に形成されている。
次に作用を説明する。
レードル31からタンディッシュ32を介してモールド33
に供給された溶鋼は、ピンチロール2により鋳片引抜き
経路Aに沿って引抜かれて冷却され、鋳片3と同期して
降下する鋳片受取台車4に保持される。するとガス切断
装置21が駆動されて鋳片3と同期して降下しつつ鋳片3
を溶断し、溶断完了と同時に鋳片受取台車4が垂直レー
ル34に沿って高速でケーソン底部1aまで下降され、さら
に円弧レール35に沿って傾斜搬出経路B側に傾動され
て、鋳片3を鋳片搬出台車6に受渡す。鋳片3をクラン
プした鋳片搬出台車6は駆動ウインチ36によりケーソン
1内から搬出される。また、鋳片3の溶断により発生す
る切断滓は回収フード22に回収され、廃ガスは廃ガス口
22aから排出される。切断滓は回収フード22から下方に
落下し排出シュート23を介してスラッジ排出溝24に堆積
し、定期的に高圧水噴射ノズル25から噴射される高圧水
によりスラッジピット26に排出される。そして、切断滓
はこのスラッジピット26からクラブバケット27aやスキ
ップホイスト28によりケーソン1内から搬出される。ま
た、回収フード22と垂直レール34の間から漏出して落下
した切断滓もスラッジ排出溝24から高圧水によりスラッ
ジピット26に排出される。
上記実施例によれば、カッター操作室29をVゾーン8
側に配設し、ガス切断装置21を溶断用ガス噴射方向Dが
Vゾーン8側から鋳片引抜き経路Aを通って外方に向く
ように配設したので回収フード22をVゾーン8の反対側
に設けることができ、制約されるものがないので回収フ
ード22を大きく形成できるとともに排出シュートを直下
方向または急勾配の傾斜方向に形成できる。したがっ
て、十分に切断滓が回収できるとともに、内部に堆積す
ることなく落下排出させることができる。さらに、回収
フード22の鋳片3側隙間から落下する切断滓も、従来の
傾斜レールなどの障害物もなく、スラッジ排出溝24から
定期的に高圧水で流し出すだけで、確実に清掃できる。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、ガス切断装置を
傾斜経路側に設けて溶断用ガス噴射方向を傾斜排出経路
側から鋳片引抜き経路に向くように設定したので、切断
滓の回収フードをスペース的に制約のない鋳片引抜き経
路外方空間に設置できて切断滓を自然落下させて捕集で
きるだけの容量のフードを設置でき、しかも下方にも傾
斜搬出経路等の障害物がないので、排出シュートを直下
方向に形成配置できる。したがって、切断滓を効果的に
回収できる大形の回収フードを設置できるとともに、排
出シュート内に切断滓が堆積することなくスラッジ排出
溝に排出できる。さらに、回収フードの鋳片引抜き経路
側の隙間から漏れて落下する切断滓も障害物のないスラ
ッジ排出溝またはその近傍に落下するので、高圧水でス
ラッジピット側に洗い流すだけでよく、定期的な清掃作
業も不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は垂
直型連続鋳造設備の側面図、第2図は同下部正面断面
図、第3図は従来の垂直型連続鋳造設備の下部側面図で
ある。 A……鋳片引抜き経路、B……傾斜搬出経路、D……溶
断用ガス噴射方向、1……ケーソン、1a……ケーソン底
部、2……ピンチロール、3……鋳片、4……鋳片受取
台車、6……鋳片搬出台車、8……Vゾーン、21……ガ
ス切断装置、22……回収フード、23……排出シュート、
23a……傾斜部、24……スラッジ排出溝、25……高圧水
噴射ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 稲垣 佳夫 愛知県知多郡東浦町大字緒川字東仙台12 ―2 (72)考案者 田川 達雄 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (72)考案者 井上 隆雄 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特公 昭63−52989(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直方向の鋳片引抜き経路に沿って連続し
    て引き抜いた鋳片を切断して斜め上方に向かう傾斜搬出
    経路に沿って搬出する垂直型連続鋳造設備における鋳片
    の切断処理装置において、溶断用ガス噴射方向が傾斜搬
    出経路側から鋳片引抜き経路に向かうガス切断装置を鋳
    片引抜き経路に沿って移動自在に設け、前記ガス噴射方
    向先端の鋳片引抜き経路外方に、溶断用ガスに同伴され
    た切断滓を落下させて回収する切断滓回収用フードを設
    けるとともにこの回収フードから垂下された排出シュー
    トを設け、排出シュートの出口下方に形成したスラッジ
    排出溝の一端側に、他端側のスラッジピットに切断滓を
    流送する高圧水噴射ノズルを設けたことを特徴とする垂
    直型連続鋳造設備における鋳片の切断処理装置。
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