JP2510778Y2 - 土工車両の作業用アタッチメント装着装置 - Google Patents

土工車両の作業用アタッチメント装着装置

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JP2510778Y2
JP2510778Y2 JP1990058174U JP5817490U JP2510778Y2 JP 2510778 Y2 JP2510778 Y2 JP 2510778Y2 JP 1990058174 U JP1990058174 U JP 1990058174U JP 5817490 U JP5817490 U JP 5817490U JP 2510778 Y2 JP2510778 Y2 JP 2510778Y2
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輝雄 下川
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東洋運搬機株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は前面部にたとえばバケットやフォーク等の作
業用装置(作業用アタッチメント)が脱着可能に取付け
られて、土木作業や農作業あるいは運搬作業を行う土工
車両の作業用アタッチメント装着装置に関するものであ
る。
従来の技術 前面部に多種の作業用アタッチメント(作業用装置)
が取付可能な土工車両はたとえば第6図に示すように前
後に左右一対の車輪1,2を有する車両本体3と、この本
体3の上部に設けられて座席4やレバー5を有しかつ枠
組体6に囲まれた運転部7と、本体3の両側部に配設さ
れて後端部を支軸8に揺動自在に支持された一対の荷役
リンク9と、この荷役リンク9を揺動させる荷役シリン
ダ10と、荷役リンク9の先端部間に横ピン11を介して揺
動自在に取付けられて前面に各種作業用アタッチメント
〔この場合はバケット12〕を着脱可能なアタッチメント
装着装置13とを備えている。14はバケット12を横ピン11
を中心に揺動させるシリンダ装置であって、シリンダ本
体14aが荷役リンク9間の支持部材に取付けられるとと
もに作動ロッド14b先端部がアタッチメント取付装置13
に連結される。
従来の作業用アタッチメント装着装置13を第4図,第
5図により説明する。作業用アタッチメントの一例であ
るバケット12のボトムシート12a背面の両側部には、上
下部係止板15a,15bと側部係止板15cが突出された装着部
15が形成され、下部係止板15bにはウェッジ孔(楔孔)1
5dが形成されている。アタッチメント装着装置13は、横
ピン11の挿入孔15aを有する左右一対の係止部材16が連
結部材17により連結され、係止部材16はバケット12の装
着部15にそれぞれ嵌合可能に形成されている。17aは荷
役シリンダ14の作動ロッド14aがピン連結されるブラケ
ットである。
各係止部材16には、前後方向の支持ピン18を介して回
動自在に支持され作動端19aが外方に伸びる操作レバー1
9と、上下方向のガイド枠20に案内され下部ケース板16a
の貫通孔16bを介して出退自在なウェッジ22A,22B(楔部
材)と、ウェッジ22A,22Bの上端部に取り付けられた作
動板23と操作レバー19の下部受動端19bとをピン連結す
る昇降杆(可動ロッド)24とを備えている。そして昇降
杆24の下端部はストッパ24aにより作動板23の連結孔23a
に、上方への抜け出しが規制されるとともに揺動自在に
連結され、作動板23と昇降杆24の段部24bの間に圧縮ば
ね25A,25Bが外嵌されてウェッジ22A,22Bを下方に付勢す
るように構成されている。
上記構成によれば、荷役リンク9に横ピン11を介して
取付けられたアタッチメント取付装置13の係止部材16に
バケット12の装着部15を係合し、第5図に右半分に示す
位置から左半分に示すように、操作レバー19を矢印A方
向に回動し、昇降杆24および圧縮ばね25A,25Bを介して
ウェッジ22A,22Bを下方に押し下げウェッジ孔15dに嵌入
することにより、バケット12を荷役リンク9側に装着で
きる。取り外しは操作レバー9を矢印B方向に回動する
ことにより行う。
考案が解決しようとする課題 上記従来構成によれば、作業用アタッチメントの着脱
ごとに2本の操作レバー19を操作しなければならず、め
んどうであった。
本考案は一本の操作レバーで着脱作業が行え、しかも
2本の操作レバーの操作力とあまり変わらない力で操作
を容易に行える土工車両の作業用アタッチメント装着装
置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、作業用アタッ
チメントの両側部に形成された左右一対の楔孔に、荷役
リンク側に配設された楔部材をそれぞれ嵌入して作業用
アタッチメントを荷役リンクに装着する土工車両の作業
用アタッチメント装着装置において、荷役リンク側に出
退自在に配設された両楔部材に、可動ロッドを揺動自在
でかつ後退方向のみ移動を規制して取付けるとともに、
これら可動ロッドに楔部材を突出方向に付勢する弾性体
をそれぞれ設け、コーナー部が回動自在に支持された左
右一対のL形リンクの一端部をそれぞれ可動ロッドに回
動自在に連結し、前記L形リンク間に支持軸を介して回
動自在に配設された1本の操作レバーの所定位置と両L
形リンクの他端部とをそれぞれ左右の連結ロッドを介し
て回動自在に連結し、楔部材の先端位置が位置ずれする
ように操作レバーの支持軸の位置を設定することによ
り、左右の楔部材が楔孔にそれぞれ嵌入する操作レバー
の回動位置をずらすように構成し、前記左右の楔部材、
可動ロッド、弾性体、L形リンク、連結ロッドにそれぞ
れ共通部品を使用したものである。
作用 上記構成において、操作レバーを揺動すると、連結ロ
ッドを介して左右のL形リンクが回動し、その一端部が
突出方向に移動されて弾性体を圧縮し、楔部材を突出さ
せて作業用アタッチメントの楔孔に嵌入させる。この
時、L形リンクの一端部を位置ずれさせたので、左右楔
部材の嵌脱時期をずらすことができ、操作レバーによる
左右の楔部材の嵌入または抜出しする作用時期を分散さ
せることができ、小さな操作力で操作することができ
る。
したがって、上記構成によれば、一本の操作レバー
の操作で左右の楔部材を出退して荷役リンクに作業用ア
タッチメントを装着することができ、楔部材を位置ず
れさせて楔孔への嵌入時期をずらすことにより、左右の
楔部材を1本ずつ順に左右の楔孔に着脱することができ
て、小さい操作力で操作レバーを操作することができる
とともに、楔孔との位置決めも順次正確に行えばよく、
左右同時に行う必要がないことから装着作業が容易に行
える。楔部材の位置ずれを操作レバーの支持軸の位置
により設定するので、左右の部材に共通部品を適用する
ことができ、製造コストが低くできるとともに、余分な
調整も不要にできる。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図〜第3図に基づいて説
明する。なお、従来例と同一の部材には同一の符号を付
して説明する。
係止部材16の上部間には連結板31が連結されている。
ウェッジ22A,22B上部から内側に突出する作動板23の上
方には、それぞれ連結板31に前後方向の取付軸32A,32B
を介してコーナー部を回動自在に支持された左右L形リ
ンク33,34がそれぞれ配設されている。そして、左右L
形リンク33,34の一端部33a,34aに連結杆24の上端がピン
を介して回動自在に連結され、また左右L形リンク33,3
4取付部の連結板31中間位置には操作レバー35が前後方
向の支持軸36を介して矢印C,D方向に回動自在に配設さ
れている。さらに、支持軸36から下方に一定距離a離れ
た操作レバー35の下部作動位置35aと左L形リンク33の
他端部33bとの間にピン37a,37bを介して左連結ロッド38
が連結されるとともに、支持軸36から上方に一定距離a
離れた操作レバー35の下部作動位置35bと左L形リンク3
3の他端部34bとの間にピン39a,39bを介して左連結ロッ
ド40が連結されている。
ここで、操作レバー35の左右の対称部材は同一形状寸
法の共通部材が使用され、左右L形リンク33,34は狭角
側が上方または外側に向く対称に取り付けられている。
また、支持軸36の位置は、左右L形リンク33,34の一端
部33a,34a位置が互いに異なるように、たとえば解放位
置で左側が右側より上位になるように、取付軸32A,32B
との距離l1,l2および高さh1が設定されている。これ
により、解放位置では左のウェッジ22Aが右のウェッジ2
2Bよりh2だけ下位に位置している。41は解放位置とク
ランプ位置兼用のストッパピンである。
次にこのアタッチメント装着装置の作用を第3図によ
り説明する。
仮想線で示す解放位置(ア)では、右ウェッジ22Bは
左ウェッジ22Aの上限位置bよりもh2だけ下方の上限位
置cにある。係止部材16をバケット12等の装着部15に係
合した後、操作レバー35を矢印C方向に回動すると、右
連結ロッド40が矢印E方向に押し出されて右L形リンク
34を矢印G方向に回動させるとともに、左連結ロッド38
が矢印I方向に押し出されて左L形リンク34をK方向に
回動され、圧縮ばね25A,25Bを介して左右ウェッジ22A,2
2Bが下降される。そして(イ)位置になると、右ウェッ
ジ22Bがウェッジ孔15dに挿入開始位置dに達してさらに
下降される。
実線で示す(ウ)位置になると、右ウェッジ22Bが下
限のクランプ位置eに到達し、さらに圧縮ばね25Bが圧
縮される。
(エ)位置で左ウェッジ22Aがウェッジ孔15dに挿入開
始位置fに達し、さらに下降される。
(オ)位置で左ウェッジ22Aが下限のクランプ位置g
に到達し、さらに圧縮ばね25Aが圧縮される。
破線で示す(カ)位置になると、右L形リンク34の取
付軸32Bと一端部34aとウェッジ22B作動板23の連結孔23a
とが一直線上に並んで圧縮ばね25Bの圧縮限となり、こ
の後圧縮ばね25Bは伸長されることになる。(キ)位置
でも同様に圧縮ばね25Aが圧縮限となる。
クランプ位置(7)に達すると、操作レバー35がスト
ッパピン41に当接されて停止され、クランプ動作が完了
する。そして、圧縮ばね25A,25Bのばね力により、操作
レバー35及びウェッジ22A,22Bが付勢されて位置固定さ
れる。
クランプ解除動作は、操作レバー35をクランプ位置
(7)から矢印D方向に回動して左右連結ロッド38,40
を矢印J,F方向に引き戻して左右L形リンク33,34を矢印
L,H方向に回動し、ウェッジ22A,22Bを上昇することによ
り行う。
上記実施例によれば、左右のウェッジ22A,22Bを連結
杆24及び圧縮ばね25A,25Bを介して昇降させるために、
L形リンク33,34によって運動方向を変向し、両L形リ
ンク33,34を連結ロッド38,40を介して一本の操作レバー
35により操作できるように構成したので、アタッチメン
トの着脱作業がきわめて簡単に行うことができる。しか
も、操作レバー35の支持軸36配設位置により、L形リン
ク33,34の一端部位置をずらして取付けるようにしたの
で、左右共通部材を利用しつつ、左右のウェッジ22A,22
B嵌脱動作をずらすことができ、2本のウェッジ22A,22B
を嵌脱できるものでありながら操作力は一本のウェッジ
の係脱力に相当する力でよい。しかも左右共通部材によ
り低コストを実現できる。
なお、上記実施例では、操作レバー35の支持軸36上下
位置に連結ロッド38,40を連結したが、一方であっても
よい。(但しこの場合にはL形リンクが左右同一方向に
取付けられる。) 考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、従来2本の操作
レバーを操作していたのに比べて、1本の操作レバーの
操作で作業用アタッチメントの着脱を容易に行うことが
できる。しかも、左右の楔部材の楔孔への嵌脱時期をず
らして行うことができるので、2本の楔部材を同時に嵌
脱するのに比べて小さな操作力で操作レバーを回動でき
る。楔部材の位置ずれを操作レバーの支持軸の位置によ
り設定するので、左右の部材に共通部品を適用すること
ができ、製造コストを低くできるとともに、余分な調整
も不要にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案に係る作業用アタッチメント装
着装置の一実施例を示し、第1図は一部切欠き背面図、
第2図は縦断面図、第3図は動作説明図、第4図〜第6
図は従来例を示し、第4図は全体斜視図、第5図は一部
切欠き背面図、第6図は土工車両の側面図である。 9……荷役リンク,12……バケット,12a……ボトムシー
ト,13……アタッチメント装着装置,16……係止部材,16a
……下部ケース板,20……ガイド枠,22A,22B……ウェッ
ジ,23……作動板,23a……連結孔,24……昇降杆,25A,25B
……圧縮ばね,33……左L形リンク,33a……一端部,33b
……他端部,34……右L形リンク,34a……一端部,34b…
…他端部,35……操作レバー,35a……上部作動位置,35b
……下部作動位置,36……支持軸,38……左連結ロッド,4
0……右連結ロッド,41……ストッパピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業用アタッチメントの両側部に形成され
    た左右一対の楔孔に、荷役リンク側に配設された楔部材
    をそれぞれ嵌入して作業用アタッチメントを荷役リンク
    に装着する土工車両の作業用アタッチメント装着装置に
    おいて、 荷役リンク側に出退自在に配設された両楔部材に、可動
    ロッドを揺動自在でかつ後退方向のみ移動を規制して取
    付けるとともに、これら可動ロッドに楔部材を突出方向
    に付勢する弾性体をそれぞれ設け、コーナー部が回動自
    在に支持された左右一対のL形リンクの一端部をそれぞ
    れ可動ロッドに回動自在に連結し、前記L形リンク間に
    支持軸を介して回動自在に配設された1本の操作レバー
    の所定位置と両L形リンクの他端部とをそれぞれ左右の
    連結ロッドを介して回動自在に連結し、楔部材の先端位
    置が位置ずれするように操作レバーの支持軸の位置を設
    定することにより、左右の楔部材が楔孔にそれぞれ嵌入
    する操作レバーの回動位置をずらすように構成し、前記
    左右の楔部材、可動ロッド、弾性体、L形リンク、連結
    ロッドにそれぞれ共通部品を使用したことを特徴とする
    土工車両の作業用アタッチメント装着装置。
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