JPH078597Y2 - 作業用車両と作業機との連結構造 - Google Patents
作業用車両と作業機との連結構造Info
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- JPH078597Y2 JPH078597Y2 JP2048089U JP2048089U JPH078597Y2 JP H078597 Y2 JPH078597 Y2 JP H078597Y2 JP 2048089 U JP2048089 U JP 2048089U JP 2048089 U JP2048089 U JP 2048089U JP H078597 Y2 JPH078597 Y2 JP H078597Y2
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- hitch
- tractor
- working
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トラクタ、運搬車等の作業用車両に装備され
ている三点リンクヒッチにより、作業機を作業用車両に
連結するようにした作業用車両と作業機との連結構造に
関するものである。
ている三点リンクヒッチにより、作業機を作業用車両に
連結するようにした作業用車両と作業機との連結構造に
関するものである。
作業用車両、例えばトラクタは、その後部或いは前部に
各種作業機を連結して使用する。ところで、トラクタに
連結する各種作業機の内、バックホー、オーガ、ウイン
チ、トレンチャー、作業台等の如く、一般的にトラクタ
の後部に連結され、かつ、その使用時には、トラクタを
停止させた状態で使用する作業機は、トラクタに装備し
たヒッチを用いてトラクタに連結している。第9図は、
上記バックホーをトラクタに連結した例を示すものであ
る。同図に於いて、(1)はトラクタ、(2)(3)は
トラクタ(1)の後部に装備した上方ヒッチ及び下方ヒ
ッチ、(4)は上記上方ヒッチ(2)及び下方ヒッチ
(3)を用いてトラクタ(1)の後部に連結されるバッ
クホーである。このバックホー(4)は、バックホー
(4)をトラクタ(1)に連結した状態で支持するため
の支持部(5)と、支持部(5)によって支持された作
業部(6)とからなっており、かつ、この作業部(6)
は、アーム部(7)と、アーム部(7)の先端に取付け
たバケット(7a)とによって形成されている。上記支持
部(5)は、係合部(8)(9)をトラクタ(1)の上
方ヒッチ(2)及び下方ヒッチ(3)に係合させること
により、トラクタ(1)の後部に固定される支持フレー
ム(10)と、支持フレーム(10)に旋回自在に支持され
た旋回フレーム(11)とによって構成されており、この
旋回フレーム(11)に作業部(6)のアーム部(7)を
連結することにより、アーム部(6)全体を旋回自在な
状態でトラクタ(1)に支持できるようにしてある。
又、作業部(6)のアーム部(7)は、一端が旋回フレ
ーム(11)に枢着された第1リフトアーム(12)と、一
端が第1リフトアーム(12)に枢着され、他端がバケッ
ト(7a)に枢着された第2リフトアーム(13)とを有
し、旋回フレーム(11)と第1リフトアーム(12)間、
第1リフトアーム(12)と第2リフトアーム(13)間及
び第2リフトアーム(13)とバケット(7)間にはそれ
ぞれ油圧シリンダ(14)(15)(16)が組込まれてお
り、各油圧シリンダ(14)(15)(16)の伸縮動作によ
り第1、第2リフトアーム(12)(13)及びバケット
(7a)の角度を変更できるようにしてある。
各種作業機を連結して使用する。ところで、トラクタに
連結する各種作業機の内、バックホー、オーガ、ウイン
チ、トレンチャー、作業台等の如く、一般的にトラクタ
の後部に連結され、かつ、その使用時には、トラクタを
停止させた状態で使用する作業機は、トラクタに装備し
たヒッチを用いてトラクタに連結している。第9図は、
上記バックホーをトラクタに連結した例を示すものであ
る。同図に於いて、(1)はトラクタ、(2)(3)は
トラクタ(1)の後部に装備した上方ヒッチ及び下方ヒ
ッチ、(4)は上記上方ヒッチ(2)及び下方ヒッチ
(3)を用いてトラクタ(1)の後部に連結されるバッ
クホーである。このバックホー(4)は、バックホー
(4)をトラクタ(1)に連結した状態で支持するため
の支持部(5)と、支持部(5)によって支持された作
業部(6)とからなっており、かつ、この作業部(6)
は、アーム部(7)と、アーム部(7)の先端に取付け
たバケット(7a)とによって形成されている。上記支持
部(5)は、係合部(8)(9)をトラクタ(1)の上
方ヒッチ(2)及び下方ヒッチ(3)に係合させること
により、トラクタ(1)の後部に固定される支持フレー
ム(10)と、支持フレーム(10)に旋回自在に支持され
た旋回フレーム(11)とによって構成されており、この
旋回フレーム(11)に作業部(6)のアーム部(7)を
連結することにより、アーム部(6)全体を旋回自在な
状態でトラクタ(1)に支持できるようにしてある。
又、作業部(6)のアーム部(7)は、一端が旋回フレ
ーム(11)に枢着された第1リフトアーム(12)と、一
端が第1リフトアーム(12)に枢着され、他端がバケッ
ト(7a)に枢着された第2リフトアーム(13)とを有
し、旋回フレーム(11)と第1リフトアーム(12)間、
第1リフトアーム(12)と第2リフトアーム(13)間及
び第2リフトアーム(13)とバケット(7)間にはそれ
ぞれ油圧シリンダ(14)(15)(16)が組込まれてお
り、各油圧シリンダ(14)(15)(16)の伸縮動作によ
り第1、第2リフトアーム(12)(13)及びバケット
(7a)の角度を変更できるようにしてある。
上記連結構造に用いる上部ヒッチ(2)及び下部ヒッチ
(3)のトラクタ(1)への取付け位置は、トラクタ
(1)の機種毎にどうしても若干変化してしまう。この
ため、上記連結構造を用いてバックホー(4)等の作業
機をトラクタ(1)等の作業用車両に連結するために
は、作業機を連結するトラクタ(1)に対応させて、支
持フレーム(10)に設ける係合部(8)(9)の形成位
置を変更せねばならず、上記連結構造を多種類のトラク
タ(1)に対応させるためには、非常に多くの支持フレ
ーム(10)を用意しなければならないといった問題点が
あった。又上記支持構造をとると、バックホー(4)等
の作業機による作業時、作業機に加わる荷重をすべてト
ラクタ(1)等の作業用車両側にて支えねばならず、作
業機を常に安定した状態に支持するのが困難であるとい
った問題もあった。又、トラクタ(1)に装備されてい
る三点リンクヒッチを用いて、作業機の支持部(5)を
支持することにより、作業機をトラクタ(1)に連結す
ることも考えられるが、三点リンクヒッチのロワーリン
クは単動型のシリンダによって駆動されており、上方向
にしか力を加えることができないため、三点リンクヒッ
チを用いても、作業機の支持部(5)を単に持ち上げる
ことしかできず、やはり、作業機を安定した状態に支持
することはできない。
(3)のトラクタ(1)への取付け位置は、トラクタ
(1)の機種毎にどうしても若干変化してしまう。この
ため、上記連結構造を用いてバックホー(4)等の作業
機をトラクタ(1)等の作業用車両に連結するために
は、作業機を連結するトラクタ(1)に対応させて、支
持フレーム(10)に設ける係合部(8)(9)の形成位
置を変更せねばならず、上記連結構造を多種類のトラク
タ(1)に対応させるためには、非常に多くの支持フレ
ーム(10)を用意しなければならないといった問題点が
あった。又上記支持構造をとると、バックホー(4)等
の作業機による作業時、作業機に加わる荷重をすべてト
ラクタ(1)等の作業用車両側にて支えねばならず、作
業機を常に安定した状態に支持するのが困難であるとい
った問題もあった。又、トラクタ(1)に装備されてい
る三点リンクヒッチを用いて、作業機の支持部(5)を
支持することにより、作業機をトラクタ(1)に連結す
ることも考えられるが、三点リンクヒッチのロワーリン
クは単動型のシリンダによって駆動されており、上方向
にしか力を加えることができないため、三点リンクヒッ
チを用いても、作業機の支持部(5)を単に持ち上げる
ことしかできず、やはり、作業機を安定した状態に支持
することはできない。
本考案は上記問題点を解決するために提案されたもの
で、第1の考案は作業用車両の後部又は前部に装備さ
れ、トップリンク、リフトアーム、リフトロッド及びロ
ワーリンクからなり、トップリンクとロワーリンクとが
別個の油圧シリンダによって作動する三点リンクヒッチ
と、支持部及び支持部に支持された作業部からなる作業
機とによって構成され、上記作業機支持部のメインフレ
ームの上部に、上記三点リンクヒッチのトップリンクと
係合する係合ピンを固着し、又下部にロワーリンクに取
付けたシャフトと係合する切欠き部を形成し、かつ、接
地板が地面に接触するアウトリガー及び支持板が作業用
車両の車輪或いはクローラと接触するストッパーを、上
記メインフレームの下部に固設したものである。
で、第1の考案は作業用車両の後部又は前部に装備さ
れ、トップリンク、リフトアーム、リフトロッド及びロ
ワーリンクからなり、トップリンクとロワーリンクとが
別個の油圧シリンダによって作動する三点リンクヒッチ
と、支持部及び支持部に支持された作業部からなる作業
機とによって構成され、上記作業機支持部のメインフレ
ームの上部に、上記三点リンクヒッチのトップリンクと
係合する係合ピンを固着し、又下部にロワーリンクに取
付けたシャフトと係合する切欠き部を形成し、かつ、接
地板が地面に接触するアウトリガー及び支持板が作業用
車両の車輪或いはクローラと接触するストッパーを、上
記メインフレームの下部に固設したものである。
又第2の考案は作業用車両の後部又は前部に装備され、
トップリンク、リフトアーム、リフトロッド及びロワー
リンクからなり、トップリンクとロワーリンクとが別個
の油圧シリンダによって作動する三点リンクヒッチと、
トップリンクに連結される連結ピン及び切欠き部を有す
る上部フック並びに、ロワーリンクに連結される連結ピ
ン及び切欠き部を有する下部フックをフレームによって
連結してなるオートヒッチと、支持部及び支持部に支持
された作業部からなる作業機とによって構成され、上記
作業機支持部のメインフレームの上部に、上記オートヒ
ッチの上部フック切欠部と係合する係合ピンを固着し、
又下部に、下部フック切欠部と係合する係合ピンを固着
し、かつ、接地板が地面に接触するアウトリガー及び支
持板が作業用車両の車輪或いはクローラと接触するスト
ッパーを、上記メインフレームの下部に固設したもので
ある。
トップリンク、リフトアーム、リフトロッド及びロワー
リンクからなり、トップリンクとロワーリンクとが別個
の油圧シリンダによって作動する三点リンクヒッチと、
トップリンクに連結される連結ピン及び切欠き部を有す
る上部フック並びに、ロワーリンクに連結される連結ピ
ン及び切欠き部を有する下部フックをフレームによって
連結してなるオートヒッチと、支持部及び支持部に支持
された作業部からなる作業機とによって構成され、上記
作業機支持部のメインフレームの上部に、上記オートヒ
ッチの上部フック切欠部と係合する係合ピンを固着し、
又下部に、下部フック切欠部と係合する係合ピンを固着
し、かつ、接地板が地面に接触するアウトリガー及び支
持板が作業用車両の車輪或いはクローラと接触するスト
ッパーを、上記メインフレームの下部に固設したもので
ある。
上記した如く、下部にアウトリガー及びストッパーを有
するメインフレームに、作業用車両に装備されている三
点リンクヒッチ、或いは、三点リンクヒッチに取付けら
れたオートヒッチと係合するための係合ピン、切欠部を
設けることにより、バックホー等の作業機を作業用車両
に直接連結するようにしたものである。
するメインフレームに、作業用車両に装備されている三
点リンクヒッチ、或いは、三点リンクヒッチに取付けら
れたオートヒッチと係合するための係合ピン、切欠部を
設けることにより、バックホー等の作業機を作業用車両
に直接連結するようにしたものである。
本考案はトラクタ等の作業用車両に装備されている三点
リンクヒッチの主要部の寸法が、作業用車両の機種に関
係なく一定の寸法に規格統一されていることに着目し、
三点リンクヒッチにより作業機を作業用車両に安定した
状態で連結することを可能にしたものであり、以下、本
考案により作業用車両となるトラクタの後部に作業機と
なるバックホーを連結した実施例を第1図乃至第3図に
従って説明する。同図に於いて、(20)はトラクタ、
(21)はトラクタ(20)の後部に装備されている通常の
3点リンクヒッチである。この3点リンクヒッチ(21)
は、第3図に示す如く、左右一対のリフトアーム(22)
(22)、リフトロッド(23)(23)、ロワーリンク(2
4)(24)及びトップリンク(25)からなり、リフトア
ーム(22)(22)はクランク状シャフト(26)により一
体に連結してあり、又、クランク状シャフト(26)は、
トラクタ(20)に装備された単動型の油圧シリンダ(図
示せず)に連結してある。そして、油圧シリンダの作動
によってリフトアーム(22)(22)を上方側に回動させ
ることにより、ロワーリンク(24)(24)を支点(27)
を中心として上方に回動させるようにしてある。又、ト
ップリンク(25)は、トップリンク(25)と一体化され
たトップリンクシリンダ(図示せず)を作動させること
により、伸縮できるようにしてある。(28)はと上記三
点リンクヒッチ(21)によりトラクタ(20)の後部に連
結されるバックホーである。このバックホー(28)は、
バックホー(28)をトラクタに連結した状態で支持する
ための支持部(29)と、支持部(29)によって支持され
た作業部(30)とからなり、かつ、この作業部(30)
は、アーム部(31)及びアーム部(31)の先端部に取付
けたバケット(31a)とによって形成されている。そし
て、上記支持部(29)は、上記に三点リンクヒッチ(2
1)のトップリンク(25)と係合する係合ピン(32)を
有し、下部に、三点リンクヒッチ(21)のロワーリンク
(24)(24)間に架橋したシャフト(33)と係合する、
下方が開口した切欠き部(34)を有するメインフレーム
(35)と、メインフレーム(35)によって旋回自在に支
持された旋回フレーム(36)と、メインフレーム(35)
の下部に突設させたアウトリガー(37)及びタイヤスト
ッパー(38)とによって構成されており、上記旋回フレ
ーム(36)に作業部(30)のアーム部(31)が支持され
ている。又、上記アウトリガー(37)は、メインフレー
ム(35)の下部から斜め後方に向けて延びる支柱(39)
及び支柱(39)の先端に固着した接地板(40)とによっ
て構成されており、又、ストッパー(38)は、メインフ
レーム(35)の下部から斜め前方に向けて延びる支柱
(41)及び支柱(41)の先端に、トラクタ(29)の後輪
(43)と対向するように固着した支持板(42)とによっ
て構成してある。
リンクヒッチの主要部の寸法が、作業用車両の機種に関
係なく一定の寸法に規格統一されていることに着目し、
三点リンクヒッチにより作業機を作業用車両に安定した
状態で連結することを可能にしたものであり、以下、本
考案により作業用車両となるトラクタの後部に作業機と
なるバックホーを連結した実施例を第1図乃至第3図に
従って説明する。同図に於いて、(20)はトラクタ、
(21)はトラクタ(20)の後部に装備されている通常の
3点リンクヒッチである。この3点リンクヒッチ(21)
は、第3図に示す如く、左右一対のリフトアーム(22)
(22)、リフトロッド(23)(23)、ロワーリンク(2
4)(24)及びトップリンク(25)からなり、リフトア
ーム(22)(22)はクランク状シャフト(26)により一
体に連結してあり、又、クランク状シャフト(26)は、
トラクタ(20)に装備された単動型の油圧シリンダ(図
示せず)に連結してある。そして、油圧シリンダの作動
によってリフトアーム(22)(22)を上方側に回動させ
ることにより、ロワーリンク(24)(24)を支点(27)
を中心として上方に回動させるようにしてある。又、ト
ップリンク(25)は、トップリンク(25)と一体化され
たトップリンクシリンダ(図示せず)を作動させること
により、伸縮できるようにしてある。(28)はと上記三
点リンクヒッチ(21)によりトラクタ(20)の後部に連
結されるバックホーである。このバックホー(28)は、
バックホー(28)をトラクタに連結した状態で支持する
ための支持部(29)と、支持部(29)によって支持され
た作業部(30)とからなり、かつ、この作業部(30)
は、アーム部(31)及びアーム部(31)の先端部に取付
けたバケット(31a)とによって形成されている。そし
て、上記支持部(29)は、上記に三点リンクヒッチ(2
1)のトップリンク(25)と係合する係合ピン(32)を
有し、下部に、三点リンクヒッチ(21)のロワーリンク
(24)(24)間に架橋したシャフト(33)と係合する、
下方が開口した切欠き部(34)を有するメインフレーム
(35)と、メインフレーム(35)によって旋回自在に支
持された旋回フレーム(36)と、メインフレーム(35)
の下部に突設させたアウトリガー(37)及びタイヤスト
ッパー(38)とによって構成されており、上記旋回フレ
ーム(36)に作業部(30)のアーム部(31)が支持され
ている。又、上記アウトリガー(37)は、メインフレー
ム(35)の下部から斜め後方に向けて延びる支柱(39)
及び支柱(39)の先端に固着した接地板(40)とによっ
て構成されており、又、ストッパー(38)は、メインフ
レーム(35)の下部から斜め前方に向けて延びる支柱
(41)及び支柱(41)の先端に、トラクタ(29)の後輪
(43)と対向するように固着した支持板(42)とによっ
て構成してある。
上記構成に於いて、トラクタ(20)の後部にバックホー
(28)を連結するには、先ず、三点リンクヒッチ(21)
のトップリンク(25)を、支持部(29)のメインフレー
ム(35)に固設した係合ピン(32)に係合させ、かつ、
ロワーリンク(24)(24)間に架橋したシャフト(33)
をメインフレーム(35)の切欠き部(34)に係合させ
る。この状態で、三点リンクヒッチ(21)により、メイ
ンフレーム(35)を持ち上げ、第1図に示す如く、アウ
トリガー(37)の接地板(40)及びストッパー(38)の
支持板(42)が、それぞれ地面(A)及びトラクタ(2
0)の後輪(43)に接触しないように支持すれば、バッ
クホー(28)をトラクタ(20)により移動自在に支持で
きる。又、第1図の状態で、バックホー(28)を所定の
位置まで移送し、バックホー(28)により作業を行う時
には、第1図の状態から、トップリンク(25)のみを伸
長させる。そして、シャフト(33)を中心としてメイン
フレーム(35)を図中時計方向に回動させ、アウトリガ
ー(37)の接地板(40)を地面(A)に圧接させると同
時に、ストッパー(38)の支持板(42)をトラクタ(2
0)の後輪(43)に圧接させることにより、支持部(2
9)を非常に安定した状態に支持し、このことにより、
バックホー(28)を所定の位置に安定した状態で位置決
め保持する。又、三点リンクヒッチ(21)を操作するこ
とにより、アウトリガー(37)の接地板(40)のみを地
面(A)に接触させれば、アウトリガー(37)の接地板
(40)を排土板として使用することもできる。又、トラ
クタ(20)に連結したバックホー(28)をトラクタ(2
0)から分離する場合は、三点リンクヒッチ(21)を操
作して支持部(29)全体を下降させ、アウトリガー(3
7)の接地板(40)及びストッパー(38)の支持板(4
2)を地面に接触させ、両者をスタンドがわりにしてバ
ックホー(28)を地面上に載置した後、更にロワーリン
ク(24)(24)のみを下方に向けて回動させる。する
と、メインフレーム(35)に設けた切欠き部(34)は下
方が開口しているため、ロワーリンク(24)(24)間の
シャフト(33)は切欠き部(34)から自然に離脱する。
従って、後はトップリンク(25)をメインフレーム(3
5)の係合ピン(32)から分離すれば、バックホー(2
8)をトラクタ(20)から分離できる。
(28)を連結するには、先ず、三点リンクヒッチ(21)
のトップリンク(25)を、支持部(29)のメインフレー
ム(35)に固設した係合ピン(32)に係合させ、かつ、
ロワーリンク(24)(24)間に架橋したシャフト(33)
をメインフレーム(35)の切欠き部(34)に係合させ
る。この状態で、三点リンクヒッチ(21)により、メイ
ンフレーム(35)を持ち上げ、第1図に示す如く、アウ
トリガー(37)の接地板(40)及びストッパー(38)の
支持板(42)が、それぞれ地面(A)及びトラクタ(2
0)の後輪(43)に接触しないように支持すれば、バッ
クホー(28)をトラクタ(20)により移動自在に支持で
きる。又、第1図の状態で、バックホー(28)を所定の
位置まで移送し、バックホー(28)により作業を行う時
には、第1図の状態から、トップリンク(25)のみを伸
長させる。そして、シャフト(33)を中心としてメイン
フレーム(35)を図中時計方向に回動させ、アウトリガ
ー(37)の接地板(40)を地面(A)に圧接させると同
時に、ストッパー(38)の支持板(42)をトラクタ(2
0)の後輪(43)に圧接させることにより、支持部(2
9)を非常に安定した状態に支持し、このことにより、
バックホー(28)を所定の位置に安定した状態で位置決
め保持する。又、三点リンクヒッチ(21)を操作するこ
とにより、アウトリガー(37)の接地板(40)のみを地
面(A)に接触させれば、アウトリガー(37)の接地板
(40)を排土板として使用することもできる。又、トラ
クタ(20)に連結したバックホー(28)をトラクタ(2
0)から分離する場合は、三点リンクヒッチ(21)を操
作して支持部(29)全体を下降させ、アウトリガー(3
7)の接地板(40)及びストッパー(38)の支持板(4
2)を地面に接触させ、両者をスタンドがわりにしてバ
ックホー(28)を地面上に載置した後、更にロワーリン
ク(24)(24)のみを下方に向けて回動させる。する
と、メインフレーム(35)に設けた切欠き部(34)は下
方が開口しているため、ロワーリンク(24)(24)間の
シャフト(33)は切欠き部(34)から自然に離脱する。
従って、後はトップリンク(25)をメインフレーム(3
5)の係合ピン(32)から分離すれば、バックホー(2
8)をトラクタ(20)から分離できる。
上記実施例は、トラクタ(20)に装備されている三点リ
ンクヒッチ(21)のロワーリンク(24)(24)及びトッ
プリンク(25)を、バックホー(28)のメインフレーム
(35)に直接連結した例について説明したが、トラクタ
(20)によりプラウ等を牽引するためのオートヒッチ
(50)が三点リンクヒッチ(21)に装備されている場合
は、下記の如き連結構造にする。
ンクヒッチ(21)のロワーリンク(24)(24)及びトッ
プリンク(25)を、バックホー(28)のメインフレーム
(35)に直接連結した例について説明したが、トラクタ
(20)によりプラウ等を牽引するためのオートヒッチ
(50)が三点リンクヒッチ(21)に装備されている場合
は、下記の如き連結構造にする。
上記オートヒッチ(50)は、第4図及び第5図に示す如
く、略へ時状をしたフレーム(51)の頂点に、点リンク
ヒッチ(21)のトップリンク(25)と係合する連結ピッ
チ(52)及び上方に開口した切欠き部(53)を有する上
部フック(54)を固着し、かつ、フレーム(51)の両端
に、三点リンクヒッチ(21)のロワーリンク(24)(2
4)と係合する連結ピン(55)(55)及び水平方向に開
口した切欠き部(56)(56)を有する下部フック(57)
(57)を固着した構造をしており、上記上部フック(5
4)の連結ピン(52)をトップリク(25)に、又、下部
フック(57)(57)の連結ピン(55)(55)をロワーリ
ンク(24)(24)にそれぞれ連結することにより、オー
トヒッチ(50)を三点リンクヒッチ(21)に取付けるよ
うにしている。尚、このオートヒッチ(50)の主要部の
寸法は、三点リンクヒッチ(21)と同様、トラクタ(2
0)の機種に関係なく、略一定の寸法に規格統一されて
いる。上記オートヒッチ(50)によってトラクタ(20)
に連結されるバックホー(28)は、第6図に示す如く、
上記実施例と同様、支持部(29)と、アーム部(31)及
びバケット(31a)からなる作業部(30)とによって構
成されており、又支持部(29)は、アウトリガー(37)
及びストッパ(38)を有するメインフレーム(35)と旋
回フレーム(36)とからなっている。そして、上記実施
例と異なる点は、メインフレーム(35)の上部に、オー
トヒッチ(50)の上部フック切欠き部(53)と係合する
係合ピン(60)を設けると共に、メインフレーム(35)
の下部両側面に、オートヒッチ(50)の下部フック切欠
き部(56)(56)と係合する係合ピン(61)(61)を設
けることであり、それ以外の構造は、上記実施例と同様
である。
く、略へ時状をしたフレーム(51)の頂点に、点リンク
ヒッチ(21)のトップリンク(25)と係合する連結ピッ
チ(52)及び上方に開口した切欠き部(53)を有する上
部フック(54)を固着し、かつ、フレーム(51)の両端
に、三点リンクヒッチ(21)のロワーリンク(24)(2
4)と係合する連結ピン(55)(55)及び水平方向に開
口した切欠き部(56)(56)を有する下部フック(57)
(57)を固着した構造をしており、上記上部フック(5
4)の連結ピン(52)をトップリク(25)に、又、下部
フック(57)(57)の連結ピン(55)(55)をロワーリ
ンク(24)(24)にそれぞれ連結することにより、オー
トヒッチ(50)を三点リンクヒッチ(21)に取付けるよ
うにしている。尚、このオートヒッチ(50)の主要部の
寸法は、三点リンクヒッチ(21)と同様、トラクタ(2
0)の機種に関係なく、略一定の寸法に規格統一されて
いる。上記オートヒッチ(50)によってトラクタ(20)
に連結されるバックホー(28)は、第6図に示す如く、
上記実施例と同様、支持部(29)と、アーム部(31)及
びバケット(31a)からなる作業部(30)とによって構
成されており、又支持部(29)は、アウトリガー(37)
及びストッパ(38)を有するメインフレーム(35)と旋
回フレーム(36)とからなっている。そして、上記実施
例と異なる点は、メインフレーム(35)の上部に、オー
トヒッチ(50)の上部フック切欠き部(53)と係合する
係合ピン(60)を設けると共に、メインフレーム(35)
の下部両側面に、オートヒッチ(50)の下部フック切欠
き部(56)(56)と係合する係合ピン(61)(61)を設
けることであり、それ以外の構造は、上記実施例と同様
である。
上記構成に於いて、トラクタ(20)の後部にバックホー
(28)を連結するには、三点リンクヒッチ(21)に連結
されたオートヒッチ(50)の上部フック(54)の切欠き
部(53)を支持フレーム(35)の係合ピン(60)に、又
下部フック(57)(57)の切欠き部(56)(56)を支持
フレーム(35)の係合ピン(61)(61)に係合させれば
よい。そしてこの状態で、第6図に示した如く、三点リ
ンクヒッチ(21)によりバックホー(28)のメインフレ
ーム(35)を持ち上げ、アウトリガー(37)の接地板
(40)及びストッパー(38)の支持板(42)が、それぞ
れ地面(A)及びトラクタ(20)の後輪(43)に接触し
ないように支持すれば、バックホー(28)をトラクタ
(20)により、移動自在に支持できる。又バックホー
(28)により作業を行う時には、三点リンクヒッチ(2
1)によりオートヒッチ(50)を連結ピン(55)(55)
を中心として時計方向に回動させ、アウトリガー(37)
の接地板(40)を地面に圧接させると同時に、ストッパ
ー(38)の支持板(42)をトラクタ(20)の後輪(43)
に圧接させ、支持部(29)を非常に安定した状態に支持
し、このことにより、バックホー(28)を所定の位置に
安定した状態で位置決め保持すればい。尚、上記実施例
は作業用車両としてトラクタ(20)を用い、又作業機と
してバックホー(28)を用い、この両者を連結する時の
例について説明したが、本考案は、トラクタ(20)等の
作業用車両に連結され、かつ、使用時には支持部が地面
に対し固定される作業機であれば、上記バックホー(2
8)以外のものにも適用できるのは無論であり、又、作
業用車両も、その後部或いは前部に三点リンクヒッチ
(21)を有するものであれば、例えば、第7図に示すク
ローラ(イ)を有する運搬車(ロ)や、第8図に示すト
ラック(ハ)等にも適用できる。但し、第7図に示す運
搬車(ロ)に本考案を適用した場合、バックホー(28)
などの作業機の支持部(29)に形成されるストッパー
(38)は、車輪ではなくクローラ(イ)のクローラベル
ト(イ′)に接触することになる。
(28)を連結するには、三点リンクヒッチ(21)に連結
されたオートヒッチ(50)の上部フック(54)の切欠き
部(53)を支持フレーム(35)の係合ピン(60)に、又
下部フック(57)(57)の切欠き部(56)(56)を支持
フレーム(35)の係合ピン(61)(61)に係合させれば
よい。そしてこの状態で、第6図に示した如く、三点リ
ンクヒッチ(21)によりバックホー(28)のメインフレ
ーム(35)を持ち上げ、アウトリガー(37)の接地板
(40)及びストッパー(38)の支持板(42)が、それぞ
れ地面(A)及びトラクタ(20)の後輪(43)に接触し
ないように支持すれば、バックホー(28)をトラクタ
(20)により、移動自在に支持できる。又バックホー
(28)により作業を行う時には、三点リンクヒッチ(2
1)によりオートヒッチ(50)を連結ピン(55)(55)
を中心として時計方向に回動させ、アウトリガー(37)
の接地板(40)を地面に圧接させると同時に、ストッパ
ー(38)の支持板(42)をトラクタ(20)の後輪(43)
に圧接させ、支持部(29)を非常に安定した状態に支持
し、このことにより、バックホー(28)を所定の位置に
安定した状態で位置決め保持すればい。尚、上記実施例
は作業用車両としてトラクタ(20)を用い、又作業機と
してバックホー(28)を用い、この両者を連結する時の
例について説明したが、本考案は、トラクタ(20)等の
作業用車両に連結され、かつ、使用時には支持部が地面
に対し固定される作業機であれば、上記バックホー(2
8)以外のものにも適用できるのは無論であり、又、作
業用車両も、その後部或いは前部に三点リンクヒッチ
(21)を有するものであれば、例えば、第7図に示すク
ローラ(イ)を有する運搬車(ロ)や、第8図に示すト
ラック(ハ)等にも適用できる。但し、第7図に示す運
搬車(ロ)に本考案を適用した場合、バックホー(28)
などの作業機の支持部(29)に形成されるストッパー
(38)は、車輪ではなくクローラ(イ)のクローラベル
ト(イ′)に接触することになる。
又、上記2つの実施例は、規格化された三点リンクヒッ
チ(21)或いはオートヒッチ(50)を用いてバックホー
(28)をトラクタ(20)に連結すると同時に、バックホ
ー(28)に設けたアウトリガー(37)及びタイヤストッ
パ(38)を用いてバックホー(28)を安定した状態に支
持する例について説明したが、アウトリガー(37)及び
ストッパー(38)を設ける必要のない場合には、第9図
及び第10図に示す取付構造を用いてもよい。同図に於い
て、(70)は、バックホー等の作業機の支持部を構成す
るメインフレームであり、このメインフレーム(70)の
トラクタ(20)と対向する面の下部には、三点リンクヒ
ッチ(21)のロワーリンク(24)(24)間に架橋したシ
ャフト(71)と係合する切欠き部(72)を有する下部ブ
ラケット(73)が設けてあり、又上部には、後述する連
結アーム(76)の第1及び第2切欠き部(79)(80)と
係合する係合ピン(74)を有する上部ブラケット(75)
が設けてある。一方、トラクタ(20)後部の上記上部ブ
ラケット(75)と対向する位置には、連結アーム(76)
が配置されている。この連結アーム(76)は、トラクタ
(20)に固設したヒッチ(77)にピン(78)を介して回
動自在に支持されており、その両端には、上記フック
(75)の係合ピン(74)と係合する第1及び第2切欠き
部(79)(80)が設けてある。更に、この連結アーム
(76)の端部とロワーリンク(24)とは、連結ロッド
(81)によって連結してある。
チ(21)或いはオートヒッチ(50)を用いてバックホー
(28)をトラクタ(20)に連結すると同時に、バックホ
ー(28)に設けたアウトリガー(37)及びタイヤストッ
パ(38)を用いてバックホー(28)を安定した状態に支
持する例について説明したが、アウトリガー(37)及び
ストッパー(38)を設ける必要のない場合には、第9図
及び第10図に示す取付構造を用いてもよい。同図に於い
て、(70)は、バックホー等の作業機の支持部を構成す
るメインフレームであり、このメインフレーム(70)の
トラクタ(20)と対向する面の下部には、三点リンクヒ
ッチ(21)のロワーリンク(24)(24)間に架橋したシ
ャフト(71)と係合する切欠き部(72)を有する下部ブ
ラケット(73)が設けてあり、又上部には、後述する連
結アーム(76)の第1及び第2切欠き部(79)(80)と
係合する係合ピン(74)を有する上部ブラケット(75)
が設けてある。一方、トラクタ(20)後部の上記上部ブ
ラケット(75)と対向する位置には、連結アーム(76)
が配置されている。この連結アーム(76)は、トラクタ
(20)に固設したヒッチ(77)にピン(78)を介して回
動自在に支持されており、その両端には、上記フック
(75)の係合ピン(74)と係合する第1及び第2切欠き
部(79)(80)が設けてある。更に、この連結アーム
(76)の端部とロワーリンク(24)とは、連結ロッド
(81)によって連結してある。
上記構成に於いて、作業機によって所定の作業を行うた
め、作業機の支持部を構成するメインフレーム(70)を
トラクタ(20)の後部に固定する場合は、第9図に示す
如く、連結アーム(76)の連結ロッド(81)との結合部
をトラクタ(20)の前方側に位置させ、連結アーム(7
6)の第1切欠き部(78)の開口部が下方を向くように
する。この状態で、ロワーリンク(24)(24)間に架橋
したシャフト(71)を下部フック(73)の切欠き部(7
2)の下方に、又、連結アーム(76)の第1切欠き部(7
9)を上部フック(75)の係合ピン(74)の上方に位置
させた後、ロワーリンク(24)を上昇させる。すると、
シャフト(71)が切欠き部(72)に、又、第1切欠き部
(79)が係合ピン(74)にそれぞれ係合し、下部フック
(73)及び上部フック(74)をシャフト(71)及び連結
アーム(76)によって挾持することにより、メインフレ
ーム(70)をトラクタ(20)の後部に固定できる。又作
業機をトラクタ(20)によって所定の場所へ移送させる
場合は、第9図の状態からロワーリンク(24)を一旦下
降させ、連結アーム(76)を反転させ、第10図に示す如
く、連結アーム(76)の連結ロッド(81)との結合部を
トラクタ(20)の後方側に位置させ、連結アーム(76)
の第2切欠き部(80)の開口部が上方を向くようにす
る。この状態で、ロワーリンク(24)(24)間に架橋し
たシャフト(71)を下部フック(73)の切欠き部(72)
の下方に、又、連結アーム(76)の第2切欠き部(79)
を上部フック(75)の係合ピン(74)の下方に位置させ
た後、ロワーリンク(24)を上昇させる。すると、シャ
フト(71)が切欠き部(72)に、又、第2切欠部(80)
が係合ピン(74)にそれぞれ下方から係合し、下部フッ
ク(73)及び上部フック(74)をシャフト(71)及び連
結アーム(76)によって持ち上げることにより、メイン
フレーム(70)を持ち上げる。そして、作業機全体をト
ラクタ(20)に連結した状態のまま持ち上げることによ
り、作業機をトラクタ(20)によって所定の場所へ搬送
することを可能にする。
め、作業機の支持部を構成するメインフレーム(70)を
トラクタ(20)の後部に固定する場合は、第9図に示す
如く、連結アーム(76)の連結ロッド(81)との結合部
をトラクタ(20)の前方側に位置させ、連結アーム(7
6)の第1切欠き部(78)の開口部が下方を向くように
する。この状態で、ロワーリンク(24)(24)間に架橋
したシャフト(71)を下部フック(73)の切欠き部(7
2)の下方に、又、連結アーム(76)の第1切欠き部(7
9)を上部フック(75)の係合ピン(74)の上方に位置
させた後、ロワーリンク(24)を上昇させる。すると、
シャフト(71)が切欠き部(72)に、又、第1切欠き部
(79)が係合ピン(74)にそれぞれ係合し、下部フック
(73)及び上部フック(74)をシャフト(71)及び連結
アーム(76)によって挾持することにより、メインフレ
ーム(70)をトラクタ(20)の後部に固定できる。又作
業機をトラクタ(20)によって所定の場所へ移送させる
場合は、第9図の状態からロワーリンク(24)を一旦下
降させ、連結アーム(76)を反転させ、第10図に示す如
く、連結アーム(76)の連結ロッド(81)との結合部を
トラクタ(20)の後方側に位置させ、連結アーム(76)
の第2切欠き部(80)の開口部が上方を向くようにす
る。この状態で、ロワーリンク(24)(24)間に架橋し
たシャフト(71)を下部フック(73)の切欠き部(72)
の下方に、又、連結アーム(76)の第2切欠き部(79)
を上部フック(75)の係合ピン(74)の下方に位置させ
た後、ロワーリンク(24)を上昇させる。すると、シャ
フト(71)が切欠き部(72)に、又、第2切欠部(80)
が係合ピン(74)にそれぞれ下方から係合し、下部フッ
ク(73)及び上部フック(74)をシャフト(71)及び連
結アーム(76)によって持ち上げることにより、メイン
フレーム(70)を持ち上げる。そして、作業機全体をト
ラクタ(20)に連結した状態のまま持ち上げることによ
り、作業機をトラクタ(20)によって所定の場所へ搬送
することを可能にする。
上記した如く、本考案は、下部にアウトリガー及びスト
ッパーを有するメインフレームに、トラクタ等の作業用
車両に装備されている三点リンクヒック、或いは三点リ
ンクヒッチに取付けられたオートヒッチと結合するため
の係合ピン、切欠き部を設けたものである。従って、本
考案に係る連結構造を用いれば、作業用車両側に特別な
連結機構を設けることなく、作業用車両に既に装備され
ている三点リンクヒッチ或いはオートヒッチを用いて作
業機を作業用車両に連結することが可能になると同時
に、作業機支持部のメインフレームに設けたアウトリガ
ー及びストッパーの作用により、三点リンクヒッチによ
って連結された作業機を安定した状態に支持することが
できるようになり、連結構造が非常にシンプルになる。
又、作業用車両に装備されている三点リンクヒッチ及び
オートヒッチは、作業用車両の機種に関係なく、主要部
の寸法が一定の値となるようい規格統一がなされている
ため、作業用車両の機種に応じてメインフレームに設け
る係合ピン、切欠き部の形成位置を変更する必要もなく
なり、汎用性を向上できると同時にコストダウンを計れ
る。又本考案は三点リンクヒッチを用いて作業機の支持
部を構成するメインフレームを支持しているため、作業
機の姿勢が認意に選べると同時に、メインフレームの下
部に設けたアウトリガー及びストッパーを、地面及び作
業用車両のタイヤ或いはクローラに圧接させることによ
り、上記した如く、作業機を非常に安定した状態で支持
できるようになると共に、作業機による作業時、作業機
に加わる荷重が全て作業用車両側に加わるのを防止でき
る。特に、ストッパーがタイヤに圧接する場合には、作
業機に加わる加重がタイヤを通して作業用車両に伝わる
為、タイヤがクッション材となり、作業用車両に与える
強度的負担が少なくなると同時に、作業機自体も強度的
に有利になる。
ッパーを有するメインフレームに、トラクタ等の作業用
車両に装備されている三点リンクヒック、或いは三点リ
ンクヒッチに取付けられたオートヒッチと結合するため
の係合ピン、切欠き部を設けたものである。従って、本
考案に係る連結構造を用いれば、作業用車両側に特別な
連結機構を設けることなく、作業用車両に既に装備され
ている三点リンクヒッチ或いはオートヒッチを用いて作
業機を作業用車両に連結することが可能になると同時
に、作業機支持部のメインフレームに設けたアウトリガ
ー及びストッパーの作用により、三点リンクヒッチによ
って連結された作業機を安定した状態に支持することが
できるようになり、連結構造が非常にシンプルになる。
又、作業用車両に装備されている三点リンクヒッチ及び
オートヒッチは、作業用車両の機種に関係なく、主要部
の寸法が一定の値となるようい規格統一がなされている
ため、作業用車両の機種に応じてメインフレームに設け
る係合ピン、切欠き部の形成位置を変更する必要もなく
なり、汎用性を向上できると同時にコストダウンを計れ
る。又本考案は三点リンクヒッチを用いて作業機の支持
部を構成するメインフレームを支持しているため、作業
機の姿勢が認意に選べると同時に、メインフレームの下
部に設けたアウトリガー及びストッパーを、地面及び作
業用車両のタイヤ或いはクローラに圧接させることによ
り、上記した如く、作業機を非常に安定した状態で支持
できるようになると共に、作業機による作業時、作業機
に加わる荷重が全て作業用車両側に加わるのを防止でき
る。特に、ストッパーがタイヤに圧接する場合には、作
業機に加わる加重がタイヤを通して作業用車両に伝わる
為、タイヤがクッション材となり、作業用車両に与える
強度的負担が少なくなると同時に、作業機自体も強度的
に有利になる。
第1及び第2図は、本考案に係る連結構造の第1の実施
例により、トラクタにバックホーを連結した状態を示す
側面図、第3図はトラクタに装備されている三点リンク
ヒッチを示す斜視図、第4図及び第5図は、オートヒッ
チの正面図及び側面図、第6図は本考案に係る連結構造
の第2の実施例により、トラクタにバックホーを連結し
た状態を示す側面図、第7図及び第8図は、本考案を適
用できる作業用車両の他の例を示す側面図、第9図及び
第10図は、本考案に係る連結構造の第3の実施例によ
り、トラクタに作業機のメインフレームを連結する等の
状態を示す側面図、第11図はトラクタとバックホーとの
連結構造の従来例を示す側面図である。 (20)……トラクタ、(21)……三点リンクヒッチ、
(22)……リフトアーム、(23)……リフトロッド、
(24)……ロワーリンク、(25)……トップリンク、
(28)……バックホー、(29)……支持部、(30)……
作業部、(31)……アーム部、(31a)……バケット、
(32)……係合ピン、(33)……シャフト、(34)……
切欠き部、(35)……メインフレーム、(37)……アウ
トリガー、(38)……ストッパー、(40)……接地板、
(42)……支持板、(50)……オートヒッチ、(51)…
…フレーム、(52)……連結ピン、(53)……切欠き
部、(54)……上部フック、(55)……連結ピン、(5
6)……切欠き部、(57)……下部フック、(60)(6
1)……係合ピン。
例により、トラクタにバックホーを連結した状態を示す
側面図、第3図はトラクタに装備されている三点リンク
ヒッチを示す斜視図、第4図及び第5図は、オートヒッ
チの正面図及び側面図、第6図は本考案に係る連結構造
の第2の実施例により、トラクタにバックホーを連結し
た状態を示す側面図、第7図及び第8図は、本考案を適
用できる作業用車両の他の例を示す側面図、第9図及び
第10図は、本考案に係る連結構造の第3の実施例によ
り、トラクタに作業機のメインフレームを連結する等の
状態を示す側面図、第11図はトラクタとバックホーとの
連結構造の従来例を示す側面図である。 (20)……トラクタ、(21)……三点リンクヒッチ、
(22)……リフトアーム、(23)……リフトロッド、
(24)……ロワーリンク、(25)……トップリンク、
(28)……バックホー、(29)……支持部、(30)……
作業部、(31)……アーム部、(31a)……バケット、
(32)……係合ピン、(33)……シャフト、(34)……
切欠き部、(35)……メインフレーム、(37)……アウ
トリガー、(38)……ストッパー、(40)……接地板、
(42)……支持板、(50)……オートヒッチ、(51)…
…フレーム、(52)……連結ピン、(53)……切欠き
部、(54)……上部フック、(55)……連結ピン、(5
6)……切欠き部、(57)……下部フック、(60)(6
1)……係合ピン。
Claims (2)
- 【請求項1】作業用車両の後部又は前部に装備され、ト
ップリンク、リフトアーム、リフトロッド及びロワーリ
ンクからなり、トップリンクとロワーリンクとが別個の
油圧シリンダによって作動する三点リンクヒッチと、支
持部及び支持部に支持された作業部からなる作業機とに
よって構成され、上記作業機支持部のメインフレームの
上部に、上記三点リンクヒッチのトップリンクと係合す
る係合ピンを固着し、又下部にロワーリンクに取付けた
シャフトと係合する切欠き部を形成し、かつ、接地板が
地面に接触するアウトリガー及び支持板が作業用車両の
車輪或いはクローラと接触するストッパーを、上記メイ
ンフレームの下部に固設したことを特徴とする作業用車
両と作業機との連結構造。 - 【請求項2】作業用車両の後部又は前部に装備され、ト
ップリンク、リフトアーム、リフトロッド及びロワーリ
ンクからなり、トップリンクとロワーリンクとが別個の
油圧シリンダによって作動する三点リンクヒッチと、ト
ップリンクに連結される連結ピン及び切欠き部を有する
上部フック並びに、ロワーリンクに連結される連結ピン
及び切欠き部を有する下部フックをフレームによって連
結してなるオートヒッチと、支持部及び支持部に支持さ
れた作業部からなる作業機とによって構成され、上記作
業機支持部のメインフレームの上部に、上記オートヒッ
チの上部フック切欠部と係合する係合ピンを固着し、又
下部に、下部フック切欠部と係合する係合ピンを固着
し、かつ、接地板が地面に接触するアウトリガー及び支
持板が作業用車両の車輪或いはクローラと接触するスト
ッパーを、上記メインフレームの下部に固設したことを
特徴とする作業用車両と作業機との連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048089U JPH078597Y2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 作業用車両と作業機との連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2048089U JPH078597Y2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 作業用車両と作業機との連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112741U JPH02112741U (ja) | 1990-09-10 |
JPH078597Y2 true JPH078597Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31236885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2048089U Expired - Lifetime JPH078597Y2 (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 作業用車両と作業機との連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078597Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-22 JP JP2048089U patent/JPH078597Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02112741U (ja) | 1990-09-10 |
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