JP2510530Y2 - グリルオ―ブンレンジ - Google Patents

グリルオ―ブンレンジ

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JP2510530Y2
JP2510530Y2 JP1990034705U JP3470590U JP2510530Y2 JP 2510530 Y2 JP2510530 Y2 JP 2510530Y2 JP 1990034705 U JP1990034705 U JP 1990034705U JP 3470590 U JP3470590 U JP 3470590U JP 2510530 Y2 JP2510530 Y2 JP 2510530Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、マイクロ波加熱およびオーブン加熱機能に
加えて、グリル加熱機能を兼ね備えたグリルオーブンレ
ンジに関する。
〈従来の技術〉 第7図は従来のグリルオーブンレンジの一部破断断面
図、第8図は第7図のグリルオーブンレンジの回路図で
ある。このグリルオーブンレンジは、加熱室1の両側壁
2,3にトレイ取付部5を有し、グリル運転をするときに
は、被加熱物7を載せたグリルトレイ6をトレイ取付部
5に取り付けて加熱するようになっている。
グリル加熱時の熱源は加熱室1の天面8に反射板9に
覆われるように設けられた単数もしくは複数のグリル用
ヒーター10で、このグリル用ヒーター10は、グリル加熱
キー23が操作されたとき、第8図に示す加熱制御回路30
からの制御信号でオンとなるグリル用ヒーターリレー34
を通して電力が供給されて発熱する。そして、グリル用
ヒーター10から発せられた熱線は、加熱室1の天面8に
設けた多数の小径の穴11から加熱室1内へ入り、被加熱
物7を照射する。上記小径の穴11はマイクロ波加熱時に
マイクロ波が加熱室1内から外に漏れない寸法になって
いる。
ところで、上記加熱室1の側壁2の外側には、庫内灯
12ならびに上記庫内灯12の光を効率よく庫内に向けて反
射させる反射板14を設けている。庫内灯12から発した光
は、加熱室1の側壁2に設けられた2つの採光口15a,15
bから加熱室1内に入り、グリルーオーブンレンジの扉
が開かれた時、および、オーブン加熱、マイクロ波加熱
あるいはグリル加熱運転時に加熱室1内を照明する。上
記採光口15aは、グリル加熱時にグリルトレイ6上の被
加熱物7を照明すると共に、オーブンの上下2段加熱時
(第3図参照)に上段の被加熱物7を照明する目的で上
記トレイ取付部5より上側に、また採光口15bは、オー
ブンの上下2段加熱時に下段の被加熱物7を照明する目
的でトレイ取付部5より下側に設けている。
なお、第8図において、31は上記庫内灯12に電力を供
給するための庫内灯リレー、32はコンベクションモータ
ー19に電力を供給するためのコンベクションモーターリ
レー、33はオーブン用ヒーター16に電力を供給するため
のオーブン用ヒーターリレー、35はターンテーブル17を
回転させるターンテーブルモーター18に電力を供給する
ためのターンテーブルモーター駆動リレー、36はマイク
ロ波発生回路駆動リレーである。
操作パネル20上のマイクロ波加熱キー21が操作される
と、このキー21の操作を検知した加熱制御回路30はマイ
クロ波発生回路駆動リレー36を閉じて、高圧コンデンサ
41、高圧ダイオード42で構成される半波倍電圧回路に電
力を供給してマグネトロン43に高圧を印加して、マグネ
トロン43を高周波で発振させる。マグネトロン43から発
したマイクロ波は、図示しない導波管によって加熱室1
に導かれ、ターンテーブル17上の被加熱物の水分子を振
動させて被加熱物を加熱する。このとき、加熱制御回路
30はターンテーブルモーター駆動リレー35を閉じて、タ
ーンテーブルモーター18を回転させて、被加熱物を均一
に加熱するようになっている。
また、操作パネル20上のオーブン加熱キー22が操作さ
れると、通常のオーブン加熱が以下のようにして行なわ
れる。オーブン加熱キー22の操作を検知した加熱制御回
路30は制御信号によってオーブン用ヒーターリレー33お
よびコンベクションモーターリレー32を閉じてオーブン
用ヒーター16へ電力を供給して発熱させると共に、オー
ブン用ヒーター16で暖められた空気を加熱室1内で循環
させるべく、コンベクションモータ19を回転させ、その
回転軸に固定されたコンベクションファン(図示せず)
を回転させる。
サーミスタ50と固定抵抗51とは定電圧電源52とアース
との間に直列に接続しており、サーミスタ50の両端の検
出電圧V2は、サーミスタ50の抵抗値R3と固定抵抗51の抵
抗値R4の分圧比に応じて変化し、サーミスタ50の抵抗値
R3の減少と共に減少する。加熱制御回路30は、オーブン
加熱時に、A/D変換器55およびインターフェース56を介
して与えられる上記検出電圧V2から熱風の温度を判断
し、この判断結果に基づいて制御信号を出力してオーブ
ン用ヒーターリレー33を制御する。こうすることによ
り、加熱室1内の温度は被加熱物の加熱に適した温度に
保たれる。
また、操作パネル20上のグリル加熱キー23が操作され
ると、グリル加熱キー23の操作を検知した加熱制御回路
30は制御信号によってグリル用ヒーターリレー34を閉じ
てグリル用ヒーター10に電力を供給して、グリル用ヒー
ター10を発熱させる。この結果、上述したように、グリ
ル用ヒーター10からの熱線が加熱室1の天面8にあけら
れた穴11より加熱室1内に照射されて、グリルトレイ6
上の被加熱物7を加熱する。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来のグリルオーブンレンジにおいては、加熱制
御回路30はグリル加熱キー23が操作された場合はいつで
もグリル用ヒーターリレー34を駆動するように制御信号
を出力して、グリル運転を実行する。その結果、被加熱
物7を載せたグリルトレイ6を設置し忘れた場合には、
グリルオーブンレンジの電気部品や外殻の温度を異常に
上昇させてしまうという事態が生じる。またその一方
で、被加熱物7を載せたグリルトレイ6を加熱室1の底
面4やターンテーブル17の上に誤って設置した場合に
は、被加熱物7がグリル用ヒーター2から離れるため、
グリル用ヒーター10の熱線が被加熱物7まで届きにく
く、その結果、被加熱物7の表面の焦げ具合が著しく低
下するという不都合な事態が生じる。
そこで、本考案の目的は、加熱室内におけるグリルト
レイの有無あるはグリルトレイの設置状態を判断できる
グリルオーブンレンジを提供することにある。
さらに、本考案の目的は、グリルトレイが加熱室内に
ない場合や正規の箇所に設置されていない場合には、グ
リル加熱を禁止あるいは警告できるグリルオーブンレン
ジを提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案者は本考案を行うに当たって、次の点に着目し
た。
上記従来のグリルオーブンレンジでは庫内灯の光を取
り込む採光口が上述の如くグリルトレイを取り付けるト
レイ取付部の上側と下側にあるため、もし、グリルトレ
イが正しくトレイ取付部に設置されているならば、トレ
イ取付部上側の採光口から入ってくる光はトレイ取付部
に設置されたグリルトレイによって遮られてしまうの
で、トレイ取付部下側の採光口から入ってくる光のみ
が、ターンテーブルによって覆われていない加熱室の底
面を照射する。ところが、グリルトレイがターンテーブ
ル上に誤って設置されると、2つの採光口から入ってく
る光はすべてグリルトレイによって遮られて、加熱室の
底面に届かない。また、もしグリルトレイが加熱室内に
設置されていなければ、トレイ取付部上側から入ってく
る光もトレイ取付部下側から入ってくる光も加熱室底面
を照射する。
本考案のグリルオーブンレンジは、以上の点、つま
り、加熱室底面を照射する光の量がグリルトレイの設置
の有無あるいはグリルトレイの設置位置により変化する
点に鑑みてなされたもので、グルトレイを取り付けるた
めに加熱室の両側壁に設けられたトレイ取付部と、上記
加熱室の内部を照明するために上記加熱室の側壁の一方
の外側に設けられた庫内灯と、上記一方の側壁に設けら
れたトレイ取付部の上側および下側にそれぞれ設けられ
て、グリルトレイがトレイ取付部に取り付けられたとき
に上記庫内灯からの照明光をグリルトレイの上側におい
ても下側においても加熱室内に取り入れるようになって
いる上側と下側の採光口と、上記加熱室の底面上のター
ンテーブルによって覆われない箇所に受光部を有し、上
記受光部を照射する庫内灯からの光の量に対応した信号
を出力する光センサーと、上記光センサーからの出力を
基準値と比較して、上記加熱室内におけるグリルトレイ
の有無を判別する判別手段とを備えたことを特徴として
いる。
上記判別手段は上記光センサーからの出力を第1の基
準値ならびに第2の基準値と比較して、上記光センサー
からの出力が第1の基準値と第2の基準値の間にあると
きにはグリルトレイが正規の箇所に取り付けられている
と判断するようにするのが望ましい。
また、上記判別手段からの出力を受けて、グリルトレ
イが加熱室内にないときまたは正規の箇所に取り付けら
れていないときに警告を発する警告部を備えるのが望ま
しい。
また、上記判別手段からの出力をうけて、グリルトレ
イが加熱室内にないときまたは正規の箇所に取り付けら
れていないときに加熱を禁止する加熱禁止手段を備える
のが望ましい。
〈作用〉 採光口から加熱室内に入ってくる庫内灯からの光は光
センサーの受光部によって受光される。このとき、受光
部は加熱室の底面上であってターンテーブルに覆われて
いない箇所に設けられているので、ターンテーブルの有
無に影響を受けることなく受光することができる。光セ
ンサーは受光部によって受光した光の量に対応する信号
を出力する。受光部に入る光の量は、前述した理由によ
り、グリルトレイが加熱室内に存しないときに最も多
く、グリルトレイがトレイ取付部に取り付けられている
ときは大略その半分になり、グリルトレイがターンテー
ブルあるいは加熱室底面に取り付けられたときには皆無
である。
判別手段は光センサーからの出力を基準値と比較し
て、加熱室内にグリルトレイがあるかどうかを判別す
る。
また、判別手段は、光センサーからの出力を第1の基
準値と第2の基準値と比較し、光センサーからの出力が
第1の基準値と第2の基準値の間にないときにはグリル
トレイが正規の箇所に取り付けられていないと判断す
る。
このとき、グリルオーブンレンジに警告部あるいは加
熱禁止手段が設けられている場合には、警告部あるいは
加熱禁止手段は判別手段からの出力を受けて、外部に警
告を発し、あるいは、グリル加熱を禁止する。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図〜第5図は本考案の一実施例であるグリルオー
ブンレンジの加熱室内における種々の状態を示した断面
図、第6図は第1図〜第5図に示したグリルオーブンレ
ンジの回路図である。
本実施例のグリルオーブンレンジは第7,8図に示した
上記従来のグリルオーブンレンジに改良を施したもので
あるため、改良部分について重点的に説明するものと
し、第7,8図に示した構成と同じ構成部分については第
1図〜第6図においても同じ参照番号を用いて表して、
詳しい説明を省略する。
第1図から第5図に示すように、本実施例のグリルオ
ーブンレンジは上記従来のグリルオーブンレンジと同様
に、加熱室1の両側壁2,3にグリルトレイ6を取り付け
るためのトレイ取付部5を有し、上記側壁2にはトレイ
取付部5の上側および下側にそれぞれ庫内灯12からの光
を加熱室内に採り入れるための上側と下側の採光口15a,
15bを設けている。
一方、上記加熱室1の底面4には、加熱室1の側壁2
と奥面13との間のコーナー部分であってターンテーブル
17によって覆われない箇所に、受光部60aを加熱室1内
に向けて光導電セル60を取り付けている。上記コーナー
部分はターンテーブル17によって覆われない部分なの
で、上記採光口15a,15bから加熱室1内に入ってくる光
の検出はターンテーブル17によって影響を受けない。
第6図に示すように、上記光導電セル60と固定抵抗61
とは、定電圧電源62とアースとの間に直列に接続して、
光センサー回路を形成している。
上記光導電セル60の抵抗値R2は光導電セル60の受光部
60aを照らす光の照度の増加と共にその値が減少する。
ところで、グリルトレイ6がトレイ取付部5に正しく
設置されている場合(第4図参照)には、トレイ取付部
5より上側にある上側の採光口15aからの光はトレイ取
付部5に取付けられたグリルトレイ6によって遮られる
ため、トレイ取付部5より下側の採光口15bからの光だ
けが光導電セル60の受光部60aに届く。このときに検出
される検出電圧V1の値をaとすると、グリルトレイ6が
誤ってターンテーブル17上に設置されている場合(第5
図参照)には、両採光口15a,15bから入ってきた光がタ
ーンテーブル17上のグリルトレイ6によって遮断されて
光導電セル60の受光部60aにまで届かないため、検出電
圧V1はaより大きい値となる。また、グリルトレイ6が
加熱室1内に存しない場合(第2図参照)には、光導電
セル60の受光部60aには両採光口15a,15bからの光が届
く。したがって、このときの検出電圧V1はaより小さい
値となる。
上記光導電セル60両端の検出電圧V1はA/D変換器55に
よってA/D変換された後、この電圧V1を表す信号がイン
ターフェース56を介して加熱制御室30に送られる。加熱
制御室30のリード・オンリー・メモリー(ROM)38に
は、検出電圧V1に対する2つの基準電圧値URV,LRVが予
め格納されている。これらの基準電圧値URVとLRVはそれ
ぞれ、グリルトレイ6がトレイ取付部5に取り付けられ
たときに得られるべき検出電圧の上限と下限に対応した
値である。CPU37は検出電圧V1をこの基準電圧値URV,LRV
と比較して、基準電圧値LRVとURVの間(LRV≦V1≦URV)
にあれば、グリルトレイ6が正しく設置されているもの
と判断して、グリル加熱を実行するための制御信号を出
力する。
一方、検出電圧V1が基準電圧値LRVより小さい(V1<L
RV)場合には、CPU37はグリルトレイが加熱室内に設置
されていないと判断して、操作パネル20上の警告部25に
報知すると共に、グリル加熱を禁止する。
また、検出電圧V1が基準電圧値URVより大きい(V1>U
RV)場合には、グリルトレイ6がターンテーブル17上ま
たは加熱室底面4上に誤って設置されていると判断し
て、操作パネル20上の警告部25に報知すると共に、グリ
ル加熱を禁止する。
以下、操作パネル20上のグリル加熱キー23が操作され
たときの回路における動きを第6図に従って説明する。
まず、加熱制御回路30のCPU37がグリル加熱キー23が操
作されたことを検知すると、庫内灯リレー31を駆動する
ための制御信号が出力される。庫内灯リレー31はこの制
御信号によって回路を閉じて庫内灯12を点灯させる。光
導電セル60の受光部60aに入った光量を表す検出電圧V1
はA/D変換器55およびインターフェース56を介して加熱
制御回路30に与えられる。そして、検出電圧V1とROM38
に記憶されている2つの基準電圧値URV,LRVとの比較がC
PU37によって以下のようにして行なわれる。
まず、CPU37は検出電圧V1と基準電圧LRVとを比較す
る。その結果、V1<LRVの場合には、グリルトレイ6が
加熱室1内にないと判断して、グリル用ヒーターリレー
34を制御してグリル用ヒーター10の電力を供給しないよ
うにすると共に、操作パネル20上の警告部25に報知す
る。
一方、V1≧LRVの場合には、グリルトレイ6が加熱室
1内にあると判断し、続いて別の基準電圧URVとの比較
を行う。この結果、V1>URVの場合にはグリルトレイ6
がターンテーブル17上あるいは加熱室底面4上に誤って
設置されていると判断して、グリル用ヒーターリレー34
を制御してグリル用ヒーター10に電力を供給しないよう
にすると共に、操作パネル20上の警告部25に報知する。
一方、V1≦URVの場合には、結局、検出電圧V1が2つ
の基準電圧LRVとURVとの間にあるので、CPU37はグリル
トレイ6がトレイ取付部5に正しく取り付けられている
と判断する。その結果、加熱制御回路30は従来と同様の
方法でグリル用ヒーターリレー34を駆動してグリル用ヒ
ーター10に電力を供給し、グリル加熱を行う。
このように、本実施例によれば、グリル加熱キー23が
操作されても、グリルトレイ6が正しく設置されていな
かったり、あるいは設置し忘れられていたりした場合に
は、グリル加熱は実行されないので、グリルオーブンレ
ンジの電気部品や外殻の温度を異常に上昇させること
も、逆に、被加熱物の表面の焦げ具合を著しく低下させ
ることも、未然に防止することができる。また、グリル
トレイ6が正しく設置されていない場合には警告部25に
よって警告が発せられるので、操作者は速やかにグリル
トレイ6を正しく設置し直すことができる。
なお、本考案は上記実施例に限られないことは言うま
でもない。
〈考案の効果〉 以上の説明より明らかなように、本考案のグリルオー
ブンレンジは、庫内灯からの照明光を加熱室内に取り入
れるための上側と下側の採光口がグリルトレイの取付部
の上側と下側にそれぞれ設けられ、グリルトレイの設置
状態に応じて加熱室底面に届く光の量が異なることに注
目して考案されたものであり、請求項1のグリルオーブ
ンレンジは、加熱室の底面上のターンテーブルによって
覆われない箇所に受光部を有し、上記受光部を照射する
庫内灯からの光の量に対応した信号を出力する光センサ
ーと、上記光センサーからの出力を基準値と比較して、
上記加熱室内におけるグリルトレイの有無を判別する判
別手段とを備えているので、加熱室内におけるグリルト
レイの有無を判断することができる。
また、請求項2のグリルオーブンレンジは、判別手段
が光センサーからの出力を第1の基準値ならびに第2の
基準値と比較して、上記光センサーからの出力が第1の
基準値と第2の基準値の間にあるときにはグリルトレイ
が正規の箇所に取り付けられていると判断するので、加
熱室内におけるグリルトレイの有無の判断に加えて、グ
リルオーブンレンジの装着誤りの判断をすることができ
る。
また、請求項3に記載のグリルオーブンレンジは、判
別手段からの出力を受けて、グリルトレイが加熱室内に
ないときまたは正規の箇所に取り付けられていないとき
に警告を発する警告部を備えているので、そのような状
況にあるときには警告を発して、オペレータに逸速く知
らせることができる。
また、請求項4に記載のグリルオーブンレンジは、判
別手段からの出力を受けて、グリルトレイが加熱室内に
ないときまたは正規の箇所に取り付けられていないとき
に加熱を禁止する加熱禁止手段を備えているので、その
ような状況にあるときには加熱を禁止できる。
したがって、本考案によれば、従来のグリルオーブン
レンジにおける欠点であったいわゆる空焚きによる電気
部品や外殻の異常な温度上昇を未然に防止できると共
に、グリル被加熱物の表面の焦げ具合の著しい低下とい
った事態を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のI-I線断面図で、本考案の一実施例の
グリルオーブンレンジの加熱室底面を上方から見た図、
第2図は上記グリルオーブンレンジにおいてグリルトレ
イが設置されていない状態を示す断面図、第3図は上記
グリルオーブンレンジのオーブン加熱状態を示す断面
図、第4図は上記グリルオーブンレンジにおける正しい
グリルトレイの設置状態を示す断面図、第5図は上記グ
リルオーブンレンジにおいて誤ったグリルトレイの設置
状態を示す断面図、第6図は上記グリルオーブンレンジ
の回路図、第7図は従来のグリルオーブンレンジを示す
断面図、第8図は上記従来のグリルオーブンレンジの回
路図である。 1……加熱室、2,3……加熱室側壁、4……加熱室底
面、5……トレイ取付部、6……グリルトレイ、8……
加熱室天面、10……グリル用ヒーター、12……庫内灯、
13……加熱室奥面、15a,15b……採光口、17……ターン
テーブル、18……ターンテーブルモーター、19……コン
ベクションモーター、20……操作パネル、21……マイク
ロ波加熱キー、22……オーブン加熱キー、23……グリル
加熱キー、25……警告部、30……加熱制御回路、31……
庫内灯リレー、32……コンベクションモーターリレー、
33……オーブン用ヒーターリレー、34……グリル用ヒー
ターリレー、35……ターンテーブルモータ駆動リレー、
36……マイクロ波発生回路駆動リレー、43……マグネト
ロン、50……サーミスタ、60……光導電セル、60a……
光導電セルの受光部。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリルトレイを取り付けるために加熱室の
    両側壁に設けられたトレイ取付部と、 上記加熱室の内部を照明するために上記加熱室の側壁の
    一方の外側に設けられた庫内灯と、 上記一方の側壁に設けられたトレイ取付部の上側および
    下側にそれぞれ設けられて、グリルトレイがトレイ取付
    部に取り付けられたときに上記庫内灯からの照明光をグ
    リルトレイの上側においても下側においても加熱室内に
    取り入れるようになっている上側と下側の採光口と、 上記加熱室の底面上のターンテーブルによって覆われな
    い箇所に受光部を有し、上記受光部を照射する庫内灯か
    らの光の量に対応した信号を出力する光センサーと、 上記光センサーからの出力を基準値と比較して、上記加
    熱室内におけるグリルトレイの有無を判別する判別手段
    とを備えたことを特徴とするグリルオーブンレンジ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のグリルオーブンレンジに
    おいて、上記判別手段は上記光センサーからの出力を第
    1の基準値ならびに第2の基準値と比較して、上記光セ
    ンサーからの出力が第1の基準値と第2の基準値の間に
    あるときにはグリルトレイが正規の箇所に取り付けられ
    ていると判断するグリルオーブンレンジ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のグリルオーブンレンジに
    おいて、上記判別手段からの出力を受けて、グリルトレ
    イが加熱室内にないときまたは正規の箇所に取り付けら
    れていないときに警告を発する警告部を備えたグリルオ
    ーブンレンジ。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のグリルオーブンレンジに
    おいて、上記判別手段からの出力をうけて、グリルトレ
    イが加熱室内にないときまたは正規の箇所に取り付けら
    れていないときに加熱を禁止する加熱禁止手段を備えた
    グリルオーブンレンジ。
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