JP2510388Y2 - バスの雨受け装置 - Google Patents
バスの雨受け装置Info
- Publication number
- JP2510388Y2 JP2510388Y2 JP8374390U JP8374390U JP2510388Y2 JP 2510388 Y2 JP2510388 Y2 JP 2510388Y2 JP 8374390 U JP8374390 U JP 8374390U JP 8374390 U JP8374390 U JP 8374390U JP 2510388 Y2 JP2510388 Y2 JP 2510388Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- entrance
- exit
- bus
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は側面にドアを有するバスの乗降口の上縁に沿
って設けられた雨受け装置に関するものである。
って設けられた雨受け装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の雨受けとして断面が略U字状に形成さ
れ、乗降口の上部のパネルに固着された雨どいが知られ
ている。ドア開放時に上部のパネルを伝わって落ちる雨
水をこの雨どいが受けるので、この雨水が乗降者に落下
しないようになっている。
れ、乗降口の上部のパネルに固着された雨どいが知られ
ている。ドア開放時に上部のパネルを伝わって落ちる雨
水をこの雨どいが受けるので、この雨水が乗降者に落下
しないようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記雨どいは乗降口の上部のパネルより常に
突出しているためバスの美的外観が損われ、走行時にこ
の雨どいにより風切り音が発生する不具合があった。
突出しているためバスの美的外観が損われ、走行時にこ
の雨どいにより風切り音が発生する不具合があった。
本考案の目的は、乗降口上縁の見栄えを向上し、かつ
走行時に風切り音を発生せずに、ドア開放時の乗降口へ
の雨水の落下を防止することができるバスの雨受け装置
を提供することにある。
走行時に風切り音を発生せずに、ドア開放時の乗降口へ
の雨水の落下を防止することができるバスの雨受け装置
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、バスの側面前部に設けられ開放時に乗降口
から一旦下降し前記バスの側面に沿ってほぼ平行移動し
て前記乗降口から退避し閉止時に前記前輪近傍からほぼ
平行移動した後上昇して前記乗降口を塞ぐドアと、前記
乗降口の上縁に沿って取付けられ前記乗降口の上部のパ
ネルに伝わって落ちる雨水を受ける雨どいとを備えたバ
スの雨受け装置の改良である。
から一旦下降し前記バスの側面に沿ってほぼ平行移動し
て前記乗降口から退避し閉止時に前記前輪近傍からほぼ
平行移動した後上昇して前記乗降口を塞ぐドアと、前記
乗降口の上縁に沿って取付けられ前記乗降口の上部のパ
ネルに伝わって落ちる雨水を受ける雨どいとを備えたバ
スの雨受け装置の改良である。
その特徴ある構成は、前記雨どいは前記乗降口の上縁
に枢支され、前記ドアの開放時に前記パネルより側方に
突出し、かつ前記ドアの閉止時に前記ドアの上縁が突出
した雨どいの外面に当接して前記外面を前記パネルとほ
ぼ同一の面に保持するように構成されたところにある。
に枢支され、前記ドアの開放時に前記パネルより側方に
突出し、かつ前記ドアの閉止時に前記ドアの上縁が突出
した雨どいの外面に当接して前記外面を前記パネルとほ
ぼ同一の面に保持するように構成されたところにある。
[作用] ドア開放時に上部のパネルより側方に突出した雨どい
は、上部のパネルを伝わって落ちる雨水を受けて乗降口
に落下させない。またドア閉止時にはドアの上縁により
雨どいの外面が上部のパネルとほぼ同一の面に保持され
るので、乗降口の上縁の見栄えが向上する。
は、上部のパネルを伝わって落ちる雨水を受けて乗降口
に落下させない。またドア閉止時にはドアの上縁により
雨どいの外面が上部のパネルとほぼ同一の面に保持され
るので、乗降口の上縁の見栄えが向上する。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
る。
第1図〜第5図に示すように、バス10の雨受け装置11
はバス10の側面前部の乗降口12に取付けられたスイング
ドア13と、ヒンジ14を介して乗降口12の上縁に沿って枢
支された雨どい16とを備える。ドア13は図示しないがス
テーを介してボデーに枢支され、ドアエンジンにより開
閉されるようになっている。ドア13は開放時には乗降口
12から一旦下降し、バス10の前輪17近傍までほぼ平行移
動して乗降口12から退避し、閉止時には前輪17近傍から
前方にほぼ平行移動した後上昇して乗降口12を塞ぐよう
に構成される。
はバス10の側面前部の乗降口12に取付けられたスイング
ドア13と、ヒンジ14を介して乗降口12の上縁に沿って枢
支された雨どい16とを備える。ドア13は図示しないがス
テーを介してボデーに枢支され、ドアエンジンにより開
閉されるようになっている。ドア13は開放時には乗降口
12から一旦下降し、バス10の前輪17近傍までほぼ平行移
動して乗降口12から退避し、閉止時には前輪17近傍から
前方にほぼ平行移動した後上昇して乗降口12を塞ぐよう
に構成される。
雨どい16は断面略L字状に形成された雨どい本体16a
とその基端に一体的に形成された突部16bにより構成さ
れる。突部16bは本体16aの基端に所定の間隔をあけて複
数箇所突出して設けられ、また突部16bには乗降口12の
上縁に平行に通孔16cが設けられる。乗降口12の上縁と
ルーフパネル20の間に設けられたパネル18には凹部18a
が形成され、パネル18の下縁は乗降口12の上縁に設けら
れた角チューブ19に固着される(第1図)。
とその基端に一体的に形成された突部16bにより構成さ
れる。突部16bは本体16aの基端に所定の間隔をあけて複
数箇所突出して設けられ、また突部16bには乗降口12の
上縁に平行に通孔16cが設けられる。乗降口12の上縁と
ルーフパネル20の間に設けられたパネル18には凹部18a
が形成され、パネル18の下縁は乗降口12の上縁に設けら
れた角チューブ19に固着される(第1図)。
ヒンジ14は平板状に形成された基部14aと、その長手
方向に突部16bを挿入する複数の角孔14bと、通孔16cに
連通する枢支孔14cを設けた枢支部14dとにより構成され
る。ヒンジ14の基部14aがパネル18を介して角チューブ1
9に固着される。突部16bを角孔14bに挿入した状態で連
通する通孔16cと枢支孔14cにはヒンジピン21が挿入され
る。ピン21にはねじりコイルぱね22が嵌入され、このば
ね22は雨どい16をパネル18より側方に突出させるように
付勢する(第4図)。突部16bにはその下部に一体的に
ストッパ23が設けられ、ストッパ23は雨どい16をピン21
を中心に所定の角度だけ回転して突出した状態で保持
し、雨どい本体16aが雨水25を受けるように構成される
(第3図)。
方向に突部16bを挿入する複数の角孔14bと、通孔16cに
連通する枢支孔14cを設けた枢支部14dとにより構成され
る。ヒンジ14の基部14aがパネル18を介して角チューブ1
9に固着される。突部16bを角孔14bに挿入した状態で連
通する通孔16cと枢支孔14cにはヒンジピン21が挿入され
る。ピン21にはねじりコイルぱね22が嵌入され、このば
ね22は雨どい16をパネル18より側方に突出させるように
付勢する(第4図)。突部16bにはその下部に一体的に
ストッパ23が設けられ、ストッパ23は雨どい16をピン21
を中心に所定の角度だけ回転して突出した状態で保持
し、雨どい本体16aが雨水25を受けるように構成される
(第3図)。
ドア13の上縁、即ちドアアウタパネル13bに重合する
ドアインナパネル13aの上面には、断面略L字状に形成
されたスライダ24が固着される(第1図)。スライダ24
はドア13上昇時に雨どい本体16aを押上げ、ドア13によ
り乗降口12が塞がれた状態で、雨どい本体16aの外面を
パネル18の外面とほぼ同一の面に保持するように構成さ
れる。またドア13により乗降口12が塞がれた状態で、雨
どい本体16aの外面に当接するウエザストリップ26がア
ウタパネル13bとインナパネル13aとの重合部に固着さ
れ、雨どい本体16aの上部内面が当接するシールラバー2
7が凹部18aに固着される(第1図)。
ドアインナパネル13aの上面には、断面略L字状に形成
されたスライダ24が固着される(第1図)。スライダ24
はドア13上昇時に雨どい本体16aを押上げ、ドア13によ
り乗降口12が塞がれた状態で、雨どい本体16aの外面を
パネル18の外面とほぼ同一の面に保持するように構成さ
れる。またドア13により乗降口12が塞がれた状態で、雨
どい本体16aの外面に当接するウエザストリップ26がア
ウタパネル13bとインナパネル13aとの重合部に固着さ
れ、雨どい本体16aの上部内面が当接するシールラバー2
7が凹部18aに固着される(第1図)。
このように構成されたバスの雨受け装置の動作を説明
する。
する。
スイングドア13を開放するときには、ドア13は第2図
の実線矢印で示すように下降し始め、ねじりコイルばね
22に付勢されて雨どい16はその雨どい本体16aの外面が
スライダ24の上端に当接しながら実線矢印の方向に回転
する。第3図に示すように、更にドア13が下降すると、
ストッパ23がヒンジ14の基部14aに当接し、雨どい16が
その位置で停止し、スライダ24の上端が雨どい本体16a
の外面から離れる。ドア13が下降した後に、ドア13は前
輪17近傍までほぼ平行移動して乗降口12を完全に開放
し、乗員が乗降できるようにする。雨天時、パネル18に
伝わってその折曲部18bから雨水25が落ちると雨どい本
体16aがその雨水25を受けるので、その雨水25は乗降口1
2に落下せず、その雨水25により乗降者が濡れることは
ない。
の実線矢印で示すように下降し始め、ねじりコイルばね
22に付勢されて雨どい16はその雨どい本体16aの外面が
スライダ24の上端に当接しながら実線矢印の方向に回転
する。第3図に示すように、更にドア13が下降すると、
ストッパ23がヒンジ14の基部14aに当接し、雨どい16が
その位置で停止し、スライダ24の上端が雨どい本体16a
の外面から離れる。ドア13が下降した後に、ドア13は前
輪17近傍までほぼ平行移動して乗降口12を完全に開放
し、乗員が乗降できるようにする。雨天時、パネル18に
伝わってその折曲部18bから雨水25が落ちると雨どい本
体16aがその雨水25を受けるので、その雨水25は乗降口1
2に落下せず、その雨水25により乗降者が濡れることは
ない。
ドア13を閉止するときには、ドア13は前輪17近傍から
前方にほぼ平行移動し、その後上昇する。上昇中にスラ
イダ24の上端が雨どい本体16aの外面に当接し、ばね22
の弾性力に抗して雨どい本体16aを押上げる。更に上昇
すると、第1図に示すように雨どい本体16aの上部内面
がシールラバー27に当接し、ウエザストリップ26が雨ど
い本体16aの外面に当接して雨どい本体16aはパネル18と
ほぼ同一の面に保持される。この結果、乗降口12の上縁
の見栄えは向上し、走行時に雨どい16による風切り音が
発生しなくなる。
前方にほぼ平行移動し、その後上昇する。上昇中にスラ
イダ24の上端が雨どい本体16aの外面に当接し、ばね22
の弾性力に抗して雨どい本体16aを押上げる。更に上昇
すると、第1図に示すように雨どい本体16aの上部内面
がシールラバー27に当接し、ウエザストリップ26が雨ど
い本体16aの外面に当接して雨どい本体16aはパネル18と
ほぼ同一の面に保持される。この結果、乗降口12の上縁
の見栄えは向上し、走行時に雨どい16による風切り音が
発生しなくなる。
なお、実施例ではねじりコイルばねにより雨どいを上
部のパネルの側方に突出するように付勢したが、これは
一例であって雨どいをその自重によりパネルの側方に突
出させることができれば、ばねを取付けなくてもよい。
部のパネルの側方に突出するように付勢したが、これは
一例であって雨どいをその自重によりパネルの側方に突
出させることができれば、ばねを取付けなくてもよい。
また、本考案は実施例で示したバスの側面前部に取付
けたドアに限らず、バスの側面中央部等に取付けたドア
にも適用することができ、前輪近傍に移動するドアの他
に前輪と反対方向のバス前端に突出するドアにも適用す
ることができる。
けたドアに限らず、バスの側面中央部等に取付けたドア
にも適用することができ、前輪近傍に移動するドアの他
に前輪と反対方向のバス前端に突出するドアにも適用す
ることができる。
更に一枚の片開きドアに限らず、二枚の両開きドアで
もよい。
もよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、ドア開放時には
雨どいが上部のパネルより側方に突出し、上部のパネル
を伝わって落ちる雨水を受けることができるので、乗降
口に雨水が落下せず乗降者がこの雨水により濡れること
はない。またドア閉止時には雨どいの外面にドアの上縁
が当接して上部のパネルとほぼ同一の面に雨どいを保持
するので、乗降口の上縁の見栄えが向上し、走行時には
雨どいによる風切り音の発生を防止することができる。
雨どいが上部のパネルより側方に突出し、上部のパネル
を伝わって落ちる雨水を受けることができるので、乗降
口に雨水が落下せず乗降者がこの雨水により濡れること
はない。またドア閉止時には雨どいの外面にドアの上縁
が当接して上部のパネルとほぼ同一の面に雨どいを保持
するので、乗降口の上縁の見栄えが向上し、走行時には
雨どいによる風切り音の発生を防止することができる。
第1図は本考案一実施例雨受け装置の第5図のA−A線
断面図。 第2図はドアが下降し始めた状態の雨受け装置の断面
図。 第3図はドアが更に下降した状態の雨受け装置の断面
図。 第4図はのその装置の要部分解斜視図。 第5図はその装置を含むバスの要部側面図。 10:バス、11:雨受け装置、12:乗降口、13:スイングド
ア、16:雨どい、17:前輪、18:パネル。
断面図。 第2図はドアが下降し始めた状態の雨受け装置の断面
図。 第3図はドアが更に下降した状態の雨受け装置の断面
図。 第4図はのその装置の要部分解斜視図。 第5図はその装置を含むバスの要部側面図。 10:バス、11:雨受け装置、12:乗降口、13:スイングド
ア、16:雨どい、17:前輪、18:パネル。
Claims (1)
- 【請求項1】バスの側面に設けられ開放時に乗降口から
一旦下降し前記バスの側面に沿ってほぼ平行移動して前
記乗降口から退避し閉止時に前記前輪近傍からほぼ平行
移動した後上昇して前記乗降口を塞ぐドアと、前記乗降
口の上縁に沿って取付けられ前記乗降口の上部のパネル
に伝わって落ちる雨水を受ける雨どいとを備えたバスの
雨受け装置において、 前記雨どいは前記乗降口の上縁に枢支され、前記ドアの
開放時に前記パネルより側方に突出し、かつ前記ドアの
閉止時に前記ドアの上縁が突出した雨どいの外面に当接
して前記外面を前記パネルとほぼ同一の面に保持するよ
うに構成されたことを特徴とするバスの雨受け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8374390U JP2510388Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | バスの雨受け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8374390U JP2510388Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | バスの雨受け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0441472U JPH0441472U (ja) | 1992-04-08 |
JP2510388Y2 true JP2510388Y2 (ja) | 1996-09-11 |
Family
ID=31631666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8374390U Expired - Lifetime JP2510388Y2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | バスの雨受け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510388Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP8374390U patent/JP2510388Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0441472U (ja) | 1992-04-08 |
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