JP2510223Y2 - 動力伝達系の試験装置 - Google Patents

動力伝達系の試験装置

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JP2510223Y2 JP11817290U JP11817290U JP2510223Y2 JP 2510223 Y2 JP2510223 Y2 JP 2510223Y2 JP 11817290 U JP11817290 U JP 11817290U JP 11817290 U JP11817290 U JP 11817290U JP 2510223 Y2 JP2510223 Y2 JP 2510223Y2
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美昭 松村
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【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案は自動車のデァィファレンシャルギアの試験
を行う動力伝達系の試験装置に関するものである。
B.考案の概要 この考案は自動車の動力伝達系の試験装置において、 前後、左右に傾斜可能な載置台にデァィファレンシャ
ルギアを載置し、ディファレンシャルギアの出力軸に自
在継手を介して直流電気動力計に連結したことにより、 自動車の走行と対応するようなディファレンシャルギ
アの性能試験が正確に行うことができるようにしたもの
である。
C.従来の技術 自動車に対する信頼性(例えば運動性能や運転フィー
リング等)の要求等に伴って、自動車の各種構成部品
(変速機やディファレンシャルギア等)も走行中におけ
る様々な状態で試験を行う必要が生じて来た。この中で
自動車が斜面(前後の傾斜に限らず左右またはその組合
せによる斜面)を走行した状態のときにディファレンシ
ャルギア(以下デフと称す)の動作が正確に行われるか
をほ自動車の乗心地,操作性,安全性等の面から試験し
たいことがある。しかし、上記自動車のデフ試験は通常
デフの入力軸及び出力軸とも水平位置で行う耐久試験が
ほとんどであったため、上記のようなデフ試験ができな
かった。
D.考案が解決しようとする課題 従来のデフの試験は上述のように水平位置状態で行う
ために、デフを傾斜させたときの状態(傾斜させること
によって加重の配分やオイルの状態が異なる)における
騒音、振動、温度、耐久性、変形、噛合い効率等の測定
結果が求められない。このため、従来簡易的にデフを傾
斜させて試験を行う装置が使用されていたけれども試験
効率が良くないなどの問題があった。特に次のようなこ
とが問題点になっていた。
(1)デフ出力軸と動力計とを接続する連結部の許容傾
斜角度が小さい。
(2)デフを傾斜して固定させる傾斜載置台は傾斜角の
設定や操作性に難点がある。
(3)デフの形状や寸法大小に対応の操作性に難があ
る。
(4)デフの冷却効果が良くない。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、デフ
の試験効率を向上させるとともに、デフ出力軸と動力計
とを接続する連結部の許容傾斜角を大きくとることがで
き、しかも傾斜載置台の傾斜角の設定や操作性を容易に
した動力伝達系の試験装置を提供することを目的とす
る。
E.課題を解決するための手段 この考案はディファレンシャルギアと、このディファ
レンシャルギアが載置され、ディファレンシャルギアの
入力軸方向及び出力軸方向に別々に傾斜可能な傾斜載置
台と、両端に自在継手を有し、その継手の一方にディフ
ァレンシャルギアの出力軸が接続された連結軸と、この
連結軸の中央に設けられ、高さ及び角度を調整可能な中
間軸受と、前記自在継手の他方にスプライン式の中間軸
を介して連結された直流電気動力計とからなるものであ
る。
また、傾斜載置台はディファレンシャルギアの入力軸
方向に傾斜可能な機構と、それの出力軸方向に傾斜可能
な機構とからなるものである。
さらに、中間軸受は上下動調整機構と角度調整機構と
からなるものである。
F.作用 ディファレンシャルギアを駆動装置で駆動する前に、
まず、傾斜載置台をディファレンシャルギアの一方の出
力軸方向に傾斜させる。このとき、その出力軸は自在継
手を介して連結軸に連結されているため、前記駆動装置
で入力軸が駆動されると、その駆動力は確実に出力軸か
ら連結軸に伝達される。また、連結軸は中間軸受で支持
されているので、前記伝達力は中間軸を介して直流電気
動力計に伝達される。これにより、ディファレンシャル
ギアを傾斜させたときの試験が測定される。傾斜状態は
傾斜載置台を傾斜機構で動かす。傾斜載置台を傾斜させ
たときには中間軸受も調整する。
G.実施例 以下この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図A,Bにおいて、1はフレックダイナモメータ
で、このダイナモメータ1の駆動力は変速機2に伝達さ
れる。変速機2に伝えられた駆動力はプロペラシャフト
3からデフ4の入力軸に伝達される。デフ4は詳細を後
述する傾斜可能な傾斜載置台5に載置されて固定され
る。デフ4の出力軸4a,4bは自在継手である等速ボール
ジョイント6a,6bを介して連結軸7a,7bに連結される。
連結軸7a,7bは詳細を後述する中間軸受8a,8bによりそ
のほぼ中央部にて支持される。連結軸7a,7bの端部には
前記と同様の等速ボールジョイント6aa,6bbが設けられ
ていて、この等速ボールジョイント6aa,6bbを介してス
プライン式中間軸9a,9bの一端に連結される。中間軸9a,
9bの他端は直流電気動力計10a,10bの回転軸にスリップ
リング11a,11bを介して連結される。なお、中間軸受8a,
8bと中間軸9a,9bはそれぞれ支柱12a,12b及び13a,13bに
て移動台14a,14bに立設されている。移動台14a,14bは第
1図Bに示す矢印方向に移動可能に形成されている。
次に傾斜載置台5の詳細な構成について述べる。
第2図及び第3図において、基台21に適宜な数の支柱
22を立設する。この支柱22は第1円弧台23に取り付けら
れる。第1円弧台23の湾曲面側には第1シリンダ24で駆
動される第1スライド部材25が配設される。この第1ス
ライド部材25の下面は第1円弧台23の湾曲面に沿って形
成される。第1スライド部材25には適宜な数の支持部材
26が立設され、これら支持部材26に第1円弧台23とは上
下に交叉するように第2円弧台27が取り付けられる。第
2円弧台27の湾曲面側には第2シリンダ28で駆動される
第2スライド部材29が配設される。第2スライド部材29
の上面にはデフ載置板30を支持するブロック片31が固定
される。
第1,第2円弧台23,27の両側にはガイド板32a,32b及び
33a,33bが固着され、これらガイド板32a,32b及び33a,33
bにはカムフォロア34が複数個設けられる。これらカム
フォロア34により第1,第2スライド部材25,29は可動
時、上下方向に揺動しないようにガイドされる。
上記のように構成された傾斜載置台5の第1,第2円弧
台23,27は上下に交叉するように配設されているので、
第1円弧台23をデフ4の出力軸方向に対応させ、第2円
弧台27をデフ4の入力軸方向に対応させるように配設す
る。
次に第4図及び第5図により中間軸受8a,8bについて
述べるに、両中間軸受は同形状であるから中間軸受8aに
ついて説明する。第4図及び第5図において、支柱12a
の上部に基台41を取り付ける。基台41の上面には軸受本
体42を上下動させるパンタグラフジャッキ43を設けると
ともにこれらを覆うケース44を取り付ける。45はパンタ
グラフジャッキ43を操作するハンドルである。軸受本体
42には角度調整用ハンドル46が設けられていて、このハ
ンドル46を操作することにより軸受本体42は一定の方向
に傾斜できるように構成されている。一定の方向に軸受
本体42が傾斜した後は角度固定用ボルト47によりケース
44に固定する。48は上下高さ固定ボルトである。
上記のように構成された実施例を用いてデフ4の試験
を行うには、まず傾斜載置台5にデフ4を載置し固定す
る。そして、傾斜載置台5が水平状態のときの試験をま
ず行う。その後、傾斜載置台5をデフ4の出力軸方向に
傾斜(例えば第1図A,Bにおいて図示左側を降下させ、
図示右側を上昇させる)させて試験を行うには第2図に
示す第1シリンダ24を図示右方向に操作させると第1ス
ライド部材25は第1円弧台23の湾曲面に沿って移動す
る。これにより第2円弧台27は第1スライド部材25の移
動に伴って傾斜し、第2スライド部材29も同様に傾斜す
る。従ってデフ載置板30も傾斜することになる。デフ載
置板30が所定の位置まで傾斜したなら、中間軸受8a,8b
の軸受本体42を上下動ハンドル45を操作して所定の高さ
になるまで上昇させる。上昇後、角度調整用ハンドル46
を操作として連結軸7aとの角度を調整する。調整後は角
度固定用ボルト47で軸受本体42を固定する。
上述のようにして傾斜載置台4と中間軸受8a,8bを調
整して設定した後、デフ4の試験を行う。この試験のと
きにもデフ4の出力軸4a,4bと連結軸7a,7bとの連結には
等速ボールジョイント6aが設けられ、しかも連結軸7a,7
bは中間軸受8a,8bで支持された後、等速ボールジョイン
ト6aa,6bb、スリップリング11a,11b、中間軸9a,9bを介
して直流電気動力計10a,10bに接続されているため、デ
フ4が傾斜しても確実にデフの試験ができる。
なお、デフ4は入力軸方向の前後にも傾斜させた場合
の試験もできるとともに、入力軸と出力軸方向の両方向
に傾斜させた場合にも試験ができる。しかも傾斜角度は
比較的大きくしても等速ボールジョイント6a,6bや中間
軸受8a,8b等があるために試験には何ら支障を及ぼさな
い。
H.考案の効果 以上述べたように、この考案によれば、デフを傾斜状
態にしたときの性能試験も正確に行うことができるとと
もに、デフ出力軸と動力計とを接続する連結部の許容傾
斜角を大きくとることができる。また、デフ載置台の傾
斜角の設定や操作性も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bはこの考案の一実施例の構成を示すもので、
第1図Aは概略的な平面図、第1図Bは概略的な正面
図、第2図及び第3図はデフ載置台の詳細を示す一部を
断面した正面図及び側面図、第4図及び第5図は中間軸
受の詳細を示す一部を断面した正面図及び側面図であ
る。 4……ディファレンシャルギア、5……傾斜載置台、6
a,6b,6aa,6bb……等速ボールジョイント、7a,7b……連
結軸、8a,8b……中間軸受、9a,9b……中間軸、10a,10b
……直流電気動力計。
フロントページの続き (72)考案者 松村 美昭 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)考案者 西沢 孝之 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディファレンシャルギアと、このディファ
    レンシャルギアが載置され、ディファレンシャルギアの
    入力軸方向及び出力軸方向に別々に傾斜可能な傾斜載置
    台と、両端に自在継手を有し、その継手の一方にディフ
    ァレンシャルギアの出力軸が接続された連結軸と、この
    連結軸の中央に設けられ、高さ及び角度を調整可能な中
    間軸受と、前記自在継手の他方にスプライン式の中間軸
    を介して連結された直流電気動力計とからなることを特
    徴とする動力伝達系の試験装置。
  2. 【請求項2】傾斜載置台はディファレンシャルギアの入
    力軸方向に傾斜可能な機構と、それの出力軸方向に傾斜
    可能な機構とからなる請求項1に記載の動力伝達系の試
    験装置。
  3. 【請求項3】中間軸受は上下動調整機構と角度調整機構
    とからなる請求項1又は2に記載の動力伝達系の試験装
    置。
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