JP2509904Y2 - 車輪速度センサの故障検出装置 - Google Patents

車輪速度センサの故障検出装置

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JP2509904Y2
JP2509904Y2 JP1987130493U JP13049387U JP2509904Y2 JP 2509904 Y2 JP2509904 Y2 JP 2509904Y2 JP 1987130493 U JP1987130493 U JP 1987130493U JP 13049387 U JP13049387 U JP 13049387U JP 2509904 Y2 JP2509904 Y2 JP 2509904Y2
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清一 石関
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富士重工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は車両のアンチスキッド装置に用いられる車輪
速度センサの故障検出装置に関するものである。
従来の技術 走行時における急制動時の車輪ロックを防ぎ効果的な
制動を行うようにした制動液圧制御装置(即ちアンチス
キッド装置)においては、ホイールシリンダへの制動液
圧の供給停止,ホイールシリンダ内制動液圧および制動
液圧の再加圧等は車輪速度センサからの車輪速度信号が
示す車輪速度の低下率および車体速度に対する車輪速度
の低下量等に基づいて制御されるようになっている(例
えば特開昭60-61354号公報参照)。
上記のようなアンチスキッド装置においては、車輪速
度センサに断線等の事故が発生すると車輪速度信号がゼ
ロとなり車輪がロックしたと同じ状況となるので誤った
アンチスキッド作動が行われるという不具合が生ずる。
そこで従来は、制御回路に車輪速度センサの断線を検
出するセンサ断線検出手段を設け、アンチスキッド制御
中に該センサ断線検出手段が断線を一系統でも発見した
場合に、少くとも車輪速度センサが断線していない車輪
制動系統のアンチスキッド制御を続行させるようにした
ものも既に公開されている(例えば特開昭60-45457号公
報参照)。
考案が解決しようとする問題点 上記のような従来装置では、車輪速度センサの断線に
よる故障のみしか検出できず、車輪側に取付けられたト
ーンホイールの欠歯による車輪速度センサの誤作動(車
輪速度に変化がないにも拘らず車輪速度が低下したかの
ような出力信号を出してしまうこと)を検出できないと
いう問題を有する。
本考案はこのような問題に対処することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、車輪に取付けられたトーンホイールの歯数
に応じた車輪速度信号を発するようになっているアンチ
スキッド装置用の車輪速度センサにおいて、上記車輪速
度センサからの出力信号に基づき車輪速度センサの断線
又は短絡を検出し故障信号を発する故障検出回路と、該
故障検出回路から故障信号が発せられておらず且つ上記
車輪速度センサからの出力信号の信号周期がその直前の
信号周期の2倍以上となる回数が所定回数以上繰り返さ
れたときトーンホイールが欠歯したと判断する判断回路
とを車輪速度信号の入力系に設けたとこを特徴とするも
のである。
作用 上記により、車輪速度センサの断線又は短絡といった
故障と、該車輪速度センサの車輪速度検出に用いられる
トーンホイールの欠歯との双方を、迅速且つ的確に発見
できるもので、車輪速度センサ系のすべての故障検出機
能を強化でき、アンチスキッド装置の誤作動を未然に防
止することが可能となる。
実施例 以下本考案の実施例を附図を参照して説明する。
第1図において、1はブレーキペダル、2はマスタシ
リンダ、3は各車輪4に設けられたブレーキ装置(1輪
のみを表示し他は省略した)で、ブレーキペダル1を踏
み込むことによりマスタシリンダ2が作動して該車輪4
のブレーキ装置3のホイールシリンダに制動液圧が供給
されブレーキがかかるようになっている。
5は上記マスタシリンダ2からブレーキ装置3に至る
液圧配管に介装され制動液圧の加減圧制御を行うアクチ
ュエータで、該アクチュエータ5は、車輪に取付けられ
たトーンホイール6の歯数に応じた正弦波信号を発する
マグネット式ピックアップコイルを用いた車輪速度セン
サ7からの正弦波信号に基づき制動液圧の加圧,減圧信
号を発するアンチスキッド制御ユニット8の該加圧,減
圧信号により制御されるようになっている。
上記アンチスキッド制御ユニット8は、車輪速度セン
サ7からの正弦波信号をデジタル信号に変換する車輪速
度処理回路9と、該車輪速度処理回路9からのデジタル
信号に基づき制動液圧のコントロール信号を発する制御
回路10と、該制御回路10からのコントロール信号に応じ
て前記アクチュエータ5を駆動する加圧,減圧信号を発
する駆動回路11とからなり、該アンチスキッド制御ユニ
ット8は、ブレーキペダル1を踏み込みマスタシリンダ
2が作動して該マスタシリンダ2より各車輪4のブレー
キ装置3のホイールシリンダに制動液圧が供給され車体
速度に対し車輪速度を低下させた制動時、該車輪速度が
ある値まで低下したとき(又は車輪速度低下率がある値
になったとき)、制動液圧配管系に設けたアクチュエー
タ5の加減圧バルブを作動させてホイールシリンダ内液
圧を減圧させる減圧信号を発して制動力軽減状態とし、
それに伴ない車輪速度が路面反力にて増加し車体速度に
近いところまで車輪速度が回復したとき、アクチュエー
タ5の加減圧バルブを作動させてホイールシリンダに液
圧を供給させる加圧信号を発して再び制動力を発生さ
せ、このようにホイールシリンダの加圧と減圧を繰り返
す制御パターンにて的確な車体減速度を得るよう制動液
圧制御指令を発するものであり、以上のようなアンチス
キッド制御ユニット8の制御態様は前述したように従来
より公知のものである。
上記のようなアンチスキッド制御ユニット8の公知の
制御態様において、車輪4に装着されているトーンホイ
ール6に異常がない場合には、第2図(イ)に示すよう
に、車輪速度センサ7からの出力信号は車輪速度が一定
であれば、前回の信号周期をfnとし今回の信号周期をf
n+1としたときfn+1=fn=fとなって一定の信号周期f
を有する正弦波信号となり、車輪速度処理回路9からの
出力信号も上記車輪速度センサ7からの出力信号と同じ
周期fを有するデジタル信号となるのに対し、該トーン
ホイール6に1枚の欠歯が生じた場合には、その部位で
の車輪速度センサ7からの出力信号の信号周期f
n+Δtは、第2図(ロ)において点線示の出力信号が
なくなるためfn+Δt=fn+fn+1=2fとなり、トーン
ホイール6に異常がない場合の信号周期fの2倍(2f)
となり、車輪速度処理回路9からの出力信号も上記車輪
速度センサ7からの出力信号と同じ信号周期2fを有する
デジタル信号となる。
上記のように、突然信号周期が2倍となった車輪速度
処理回路9からの出力信号を入力された制御回路10で
は、実際には車輪速度が一定であるにも拘らず車輪速度
が急激に低下したと判断してアクチュエータ5の加減圧
バルブを作動させてホイールシリンダ内液圧を減圧させ
る減圧信号を発して制動力軽減状態としてしまうことが
起り得るため、充分な制動力を得ることができない状態
となりかねない。
そこで本考案では、第1図に示すように車輪速度セン
サ7からの出力信号がゼロか又は最大値の一定値を示し
たときに該車輪速度センサ7に断線又は短絡等の故障が
発生したと判断して故障信号を発する故障検出回路12を
設けると共に、該故障検出回路12から故障信号が発せら
れておらず且つ車輪速度センサ7からの出力信号の信号
周期がその直前の信号周期の2倍以上となる回数が所定
回数(例えば5回)以上繰り返されたときトーンホイー
ルが欠歯したと判断し欠歯したことを故障表示する信号
を発する判断回路10aを制御回路10に設けたものであ
る。
上記により、車輪速度センサの断線又は短絡といった
故障と、車輪速度の検出に用いられるトーンホイールの
欠歯との双方を迅速且つ的確に発見し、車輪速度センサ
系のすべての故障の検出機能を強化でき、該故障に起因
するアンチスキッド装置の誤作動を未然に防ぐことが可
能となるものである。
尚、上記実施例ではトーンホイール6の歯数に応じた
正弦波信号を発する車輪速度センサ7の該正弦波信号を
車輪速度処理回路9によりデジタル信号に変換する例を
述べたが、車輪速度センサ7としてトーンホイール6の
歯数に応じたデジタル信号を発するもの(例えばスイッ
チングタイプのホール素子等)を用いてもよく、このよ
うな車輪速度センサを用いれば車輪速度処理回路9が省
略できる。
考案の効果 上記により、車両用アンチスキッド装置における車輪
速度センサの断線又は短絡と、車輪速度の検出に用いら
れるトーンホイールの欠歯との双方を迅速且つ的確に検
出でき、車輪速度センサ系すべての故障検出機能が強化
され、該故障に起因するアンチスキッド装置の誤作動を
未然に防ぐことが可能となるもので、実用上多大なる効
果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
附図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は制動液
圧系統および制御系統図、第2図(イ),(ロ)はそれ
ぞれトーンホイールに異常がない場合およびトーンホイ
ールに欠歯が生じた場合における車輪速度センサ出力信
号および車輪速度処理回路出力信号特性図である。 1……ブレーキペダル、2……マスタシリンダ、3……
ブレーキ装置、4……車輪、5……アクチュエータ、6
……トーンホイール、7……車輪速度センサ、8……ア
ンチスキッド制御ユニット、9……車輪速度処理回路、
10……制御回路、10a……判断回路、11……駆動回路、1
2……故障検出回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪に取付けられたトーンホイールの歯数
    に応じた車輪速度信号を発する車輪速度センサを設け、
    制動時該車輪速度センサの車輪速度信号の入力に基づき
    ホイールシリンダへの制動液圧の増減制御を行なうアン
    チスキッド装置を装備した車両において、上記車輪速度
    センサからの出力信号に基づき車輪速度センサの断線又
    は短絡を検出し故障信号を発する故障検出回路と、該故
    障検出回路から故障信号が発せられておらず且つ上記車
    輪速度センサからの出力信号の信号周期がその直前の信
    号周期の2倍以上となる回数が所定回数以上繰り返され
    たときトーンホイールが欠歯したと判断する判断回路と
    を車輪速度信号の入力系に設けたことを特徴とする車輪
    速度センサの故障検出装置。
JP1987130493U 1987-08-27 1987-08-27 車輪速度センサの故障検出装置 Expired - Lifetime JP2509904Y2 (ja)

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