JP2509502Y2 - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JP2509502Y2
JP2509502Y2 JP1990030707U JP3070790U JP2509502Y2 JP 2509502 Y2 JP2509502 Y2 JP 2509502Y2 JP 1990030707 U JP1990030707 U JP 1990030707U JP 3070790 U JP3070790 U JP 3070790U JP 2509502 Y2 JP2509502 Y2 JP 2509502Y2
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英彦 近江
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Nippon Closures Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は合成樹脂製の嵌合式蓋体に関し、尚詳しくは
容器の密閉を良好とする蓋体と容器口部とを組み合わせ
た形状及び構造に関するものである。
[従来の技術] 今日、瓶容器又は合成樹脂製容器に対し、蓋体本体天
板部の周縁から垂下する円筒状のスカート部によって蓋
体本体を容器口部に嵌合固定し、該蓋体本体に対して嵌
合式又は螺子式の上蓋を被蓋する蓋体が数多く用いられ
る様になって来た。
この様な蓋体の一例としては、第4図に示す様に、蓋
体本体11に平板状をした天板部12を有し、該天板部12の
周縁部から垂下する円筒状のスカート部21を有するもの
であって、該スカート部21の内周に容器口部51の外周に
設けられる顎部53と係合する内方膨出部23を設け、更
に、蓋体本体天板部12の上面には円筒状の注出筒31を設
け、該注出筒31の外周に注出筒31よりも低い外筒部33を
設け、更に該外筒部33に嵌合することによって蓋体本体
11へ固定される上蓋41を被蓋する構造とし、又、前記蓋
体本体天板部12の下面から垂下して容器口部51に挿入さ
れる円筒状の内筒部17を設けて該蓋体本体11を強固に容
器口部51へ固定する様にした蓋体10がある。
この様な蓋体10は、注出筒31の内部に蓋体本体天板部
12を貫通する注出口19を設けるものとし、上蓋41を押し
上げることにより容器口部51を開口して注出口19及び注
出筒31から液体又は粉体等の容器内容物を注出するもの
であるも、上蓋41を蓋体本体11に対して被蓋固定するに
際し、上蓋41に螺子部を設けて上蓋41を蓋体本体11に螺
合し、被蓋及び開口は上蓋41を回転させて行なうもの
や、上蓋41は蓋体本体11へ嵌合により被蓋固定するも、
上蓋41の開口に際しては、上蓋41を押し上げることな
く、上蓋41を回転させることにより上蓋41を蓋体本体11
から外して容器を開口するもの(例えば実公昭57-32.12
9号、実開昭49-112.642号等)が有る。
そして嵌合式の上蓋41を回転させることにより開口す
る蓋体10は、第5図に示す様に、蓋体本体11におけるス
カート部21の外周に三角形状の突出部29を設け、上蓋41
の側壁部43から該三角形状の突出部29に接触する垂下体
49を設けることとし、上蓋41を回転させると垂下体49が
突出部29に当り、三角形状をした突出部29の傾斜面によ
り垂下体49が押し上げられて上蓋41と蓋体本体11との係
合を外す様にするものが多く、蓋体本体11におけるスカ
ート部21の下端近傍の内面には、容器首部55の外周に設
ける係止突起部56と係合する係合突起部27を形成して蓋
体本体11の回転を防止している。
〔考案が解決しようとする課題〕
今日、容器口部に合成樹脂製の蓋体を嵌合固定する容
器においても、容器内容物の品質変化を防止する為に減
圧容器とすることが有る。
この様な減圧容器では、蓋体が僅かでも容器口部に対
して回転すると容器内に空気が流入して容器内の真空が
破れ、内容物の品質を保証し得なくなる場合が生じる。
又、上蓋を回転させて蓋体を開口するものでは、前述
の様に蓋体本体の回転防止の為にスカート部の下端内周
及び容器首部外周に突起部を形成するものが有るも、こ
の様な突起部は大きな回転力に耐える必要が有り、突起
部の間隔が広く、水平方向に僅かに回転する如き蓋体の
僅かなずれを防止するには適さない欠点が有った。
[手段] 本考案は蓋体本体に上蓋を嵌合する蓋体にして、該蓋
体本体は、平板状の蓋体本体天板部の周縁から垂下する
円筒状のスカート部をもって容器口部へ嵌合固定する蓋
体とし、前記蓋体本体天板部には薄肉溝部に囲周される
開口除去部を設け、容器口部の内側面に密接する様に容
器口部へ挿入される内筒部を蓋体本体天板部の下面に設
け、又、前記スカート部の内周に容器口部の顎部下方へ
係合する内方膨出部を設けて蓋体本体を容器口部へ確実
に嵌合固定する蓋体として形成すると共に、スカート部
の内周面において内方膨出部よりも上方には垂直方向を
軸方向とする凸部をローレット状に極めて数多く形成す
る様にし、又、容器口部の外周に垂直方向の溝部を複数
個設ける様にする。
尚、溝部相互の間隔は不等間隔として容器口部の外周
に設けることがある。
[作用] 本考案に係る蓋体は、蓋体本体天板部の下面に容器口
部へ挿入される内筒部が設けられている故、該内筒部の
外周面を容器口部の内周面に密着させることにより蓋体
本体をもって容器を密閉することができ、又、スカート
部の内周面において、内方膨出部よりも上方に多数の凸
部を形成している故、該凸部が容器口部の外周に圧接さ
れて回転方向に蓋体本体がずれることを防止することが
できる。
又、容器口部外周に垂直方向の溝部を設けることによ
り、蓋体が容器に対して回転方向にずれることを一層確
実に防止できる。
尚、容器口部に設ける溝部相互の間隔を不等間隔とす
れば、この複数の溝部の少なくとも1以上にスカート部
内周面に形成した凸部が係合する確率が極めて高くな
る。
[実施例] 本考案に係る蓋体の実施例は、第1図に示す様に、蓋
体本体11に対してヒンジ部38により一体とされる上蓋41
を有する蓋体10である。
この蓋体本体11は、注出口を開ける為の開口除去部14
が形成される天板部12と容器口部へ嵌合して蓋体10を固
定する為のスカート部21とを有するものであり、該スカ
ート部21は蓋体本体天板部12の周縁から垂下する円筒状
として形成し、該スカート部21の内周面には、第2図に
示す様に、容器口部51の外周に形成される顎部53の下方
に係合する位置に内方膨出部23を形成し、該内方膨出部
23よりも上方のスカート部21の内周面に垂直方向を軸方
向とする極めて多数の凸部25をローレット状に形成し、
更に蓋体本体天板部12の下面には該天板部12から垂下す
る円筒状の内筒部17を形成し、該内筒部17の外径は容器
口部51の内径に合せて該内筒部17を容器口部51の内側面
に圧接密着させ得る様にし、又、天板部12の上面には円
筒状の注出筒31を形成し、該注出筒31の外方に注出筒31
よりも低い外筒部33を設け、該外筒部33の上端外周に外
方膨出部35を形成して上蓋41を蓋体本体11に嵌合し得る
様に、更に前記注出筒31の内方における蓋体本体天板部
12に薄肉部を形成する溝部13を環状に設けることにより
該薄肉溝部13に囲まれる部分を開口除去部14として形成
するものであり、該開口除去部14にはプルリング15を取
り付けておくことにより薄肉溝部13の破断を容易とし、
開口除去部14を除去して容器を開口し得る様にするもの
である。
又、上蓋41は、前記蓋体本体11を覆う上蓋天板部42と
円筒状の側壁部43とを有するものであり、該側壁部43の
内方に前記外筒部33の外方膨出部35と係合する内方突起
45を設け、更に上蓋天板部42の下面には注出筒31の上端
近傍に接する環状の密封突起47を設けるものである。
上述の如き上蓋41及び蓋体本体11をもって構成する蓋
体10を容器口部51へ打栓すれば、第2図に示す様に、内
筒部17の外周面が容器口部51の内周面に密着し、内筒部
17よりも外方の蓋体本体天板部12の下面が容器口部51の
頂面57に圧着される様にしてスカート部21の内周面に設
けた内方膨出部23が容器口部51の顎部53下方に係合し、
該内方膨出部23よりも上方におけるスカート部21の内周
面が容器口部51の外周に圧着される様にして蓋体本体11
を強固に容器口部51へ嵌合することにより蓋体10を容器
口部51に固定することができる。
そして、該実施例に係る蓋体10は、容器口部51の外周
に圧着される部分であるスカート部21の内周面における
内方膨出部23よりも上方の部分に多数の凸部25を形成し
ている故、蓋体本体11は確実強固に容器口部51へ嵌合固
定されると共に、該凸部25が容器口部51の外周に強固に
圧着されて蓋体本体11が回転することを防止し、以て蓋
体10が容器に対して水平方向に回転する様にずれること
を防止することができ、又、内筒部17の外周面を容器口
部51の内面に密着させており、前述の如く容器に対する
蓋体のずれを防止していることによってこの内筒部17と
容器口部51との密着を維持させて容器内の密閉状態を保
つことができ、この密閉状態は薄肉溝部13を破断して注
出口19を開口する迄持続させることができるものであ
る。
更に、容器口部51の外周に垂直方向の溝部を等間隔に
複数本設け、又は第3図に示す様に垂直方向の溝部59を
不等間隔に設けておけば、蓋体本体11におけるスカート
部21の内周面に設けた多数の凸部25と該溝部59とが噛み
合い、蓋体10の回転を一層確実に防止することができ、
この溝部59は不等間隔に設けたり、又、スカート部21の
内周に設ける凸部25の整数分の1にすることを避ける様
にして等間隔に設ければ、蓋体10を容器口部51に打栓し
たとき、該複数の溝部59の内の少なくとも1個以上にス
カート部21の内周に設けた凸部25の何れかが係合する確
率が極めて高くなり、凸部25の内の一部が溝部59に係合
して蓋体10の回転ずれを一層確実に防止し、容器の気密
性が破られることを防止できる。
又、上記実施例は、蓋体本体11と上蓋41とをヒンジ部
38により一体としているも、上蓋41はヒンジ部38によっ
て蓋体本体11と一体とする蓋体10に限るものではなく、
上蓋41と蓋体本体11とを別体として成形製造することも
有る。
[考案の効果] 本考案に係る蓋体は、蓋体本体天板部の下面に設けた
内筒部の外周を容器口部の内面に密着させて容器を気密
状態とし、容器口部の外周に圧接されるスカート部の内
周面における内方膨出部よりも上方位置に多数の凸部を
ローレット状に形成し、容器口部の外周に垂直方向の溝
部を設けている故、蓋体が容器口部に対して回転する様
にずれることを確実に防止することができ、内筒部と容
器口部の内面との密着を維持し、以て容器の気密性を確
実に維持することを可能とした蓋体である。
又、容器口部の外周に設ける溝部を、溝部相互の間隔
を不等間隔として容器口部の外周に形成すれば、蓋体を
容器口部に打栓したとき、該複数の溝部の内の少なくと
も1個以上にスカート部の内周に設けた凸部のいずれか
が係合する確率が極めて高く、凸部と溝部との係合によ
り蓋体の回転ずれを一層確実に防止して容器の気密性が
破られることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蓋体の実施例を示す垂直断面図に
して、第2図は本考案に係る蓋体により容器を密閉した
状態を示す図、第3図は容器口部を示す上面図であり、
第4図及び第5図は各々従来の蓋体の一例を示す図であ
る。 10……蓋体、11……蓋体本体、12……天板部、14……開
口除去部、17……内筒部、21……スカート部、23……内
方膨出部、25……凸部、29……突出部、31……注出筒、
33……外筒部、38……ヒンジ部、41……上蓋、42……天
板部、43……側壁部、49……垂下体、51……容器口部、
53……容器顎部、58……垂直溝部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋体本体に嵌合被蓋する上蓋を有し、蓋体
    本体の天板部には薄肉溝部に囲周される開口除去部を有
    し、前記天板部の下面から垂下して容器口部内に挿入さ
    れ、且つ、容器口部の内面に密接される円筒状の内筒部
    を有し、前記天板部の周縁から垂下する円筒状のスカー
    ト部を有し、該スカート部の内周面に容器顎部下方に係
    合する内方膨出部を有し、該内方膨出部よりも上方のス
    カート部内周面には垂直方向を軸方向としてローレット
    状に多数の凸部を有する蓋体と、容器口部の外周に垂直
    方向を軸線とする複数の溝部を有する容器口部と、を組
    み合せたことを特徴とする蓋体と容器口部とから成る密
    閉容器。
  2. 【請求項2】容器口部外周に設けられる溝部が、溝部と
    溝部との間隔を不等間隔として容器口部の外周に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載した密閉容
    器。
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