JP2509337Y2 - 固体撮像素子の位置合せ機構 - Google Patents
固体撮像素子の位置合せ機構Info
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- JP2509337Y2 JP2509337Y2 JP1988123418U JP12341888U JP2509337Y2 JP 2509337 Y2 JP2509337 Y2 JP 2509337Y2 JP 1988123418 U JP1988123418 U JP 1988123418U JP 12341888 U JP12341888 U JP 12341888U JP 2509337 Y2 JP2509337 Y2 JP 2509337Y2
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Links
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 12
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Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,固体撮像素子を有した,ビデオカメラの固
体撮像素子取付け時の位置合せ機構に関するものであ
る。
体撮像素子取付け時の位置合せ機構に関するものであ
る。
通常,三板式のビデオカメラでは,一つの固体撮像素
子に約30万画素が集まって構成されている。従って,各
画素間は10数μm間隔で配列されている。このビデオカ
メラの光学的配置構造について第2図で説明すると,レ
ンズ8と色分解光学系(プリズム)1を通過した光は,
赤色(R),緑色(G),青色(B)成分に分光され,
各々の固体撮像素子3に受光され,映像信号処理回路に
至る。このとき,R,G,B間の固体撮像素子3の中心位置合
せ公差は,数μmのずれ公差内に取付けないと,映し出
される画像の解像度が悪く,また色ずれが生じる。
子に約30万画素が集まって構成されている。従って,各
画素間は10数μm間隔で配列されている。このビデオカ
メラの光学的配置構造について第2図で説明すると,レ
ンズ8と色分解光学系(プリズム)1を通過した光は,
赤色(R),緑色(G),青色(B)成分に分光され,
各々の固体撮像素子3に受光され,映像信号処理回路に
至る。このとき,R,G,B間の固体撮像素子3の中心位置合
せ公差は,数μmのずれ公差内に取付けないと,映し出
される画像の解像度が悪く,また色ずれが生じる。
次に,従来の具体的固体撮像素子位置合せ機構を第3
図に示す。三枚の固体撮像素子3は,プリズム1の各光
射出面に固定されたプリズム側取付金具2と固体撮像素
子3が固定された固体撮像素子側取付金具4を,プリズ
ム1と固体撮像素子3の間隙を埋めるスペーサ7を必要
に応じ介して,固体撮像素子3の光軸に対する位置合せ
調整後,接着剤または,はんだなどの接合剤で接合する
ことにより,固定されている。このとき,接合剤が硬化
する際の収縮現象や加熱による熱膨張現象の影響で,固
体撮像素子3の光軸に対する位置が,位置合せした点か
ら,数μm〜数10μmの位置ずれΔlを生じる。
図に示す。三枚の固体撮像素子3は,プリズム1の各光
射出面に固定されたプリズム側取付金具2と固体撮像素
子3が固定された固体撮像素子側取付金具4を,プリズ
ム1と固体撮像素子3の間隙を埋めるスペーサ7を必要
に応じ介して,固体撮像素子3の光軸に対する位置合せ
調整後,接着剤または,はんだなどの接合剤で接合する
ことにより,固定されている。このとき,接合剤が硬化
する際の収縮現象や加熱による熱膨張現象の影響で,固
体撮像素子3の光軸に対する位置が,位置合せした点か
ら,数μm〜数10μmの位置ずれΔlを生じる。
この位置ずれを防ぐため,固体撮像素子3(固体撮像
素子側取付金具4を含む)を接着剤やはんだが固まるま
で,回りから強制的に押え込む治具を使用したり,加熱
条件を変えて位置ずれが,ないように工夫しているが,
このようにしても最終的にずれが生じた場合は,接合し
た部分をはずして再度接合し直すなどの余分な工程を追
加している。
素子側取付金具4を含む)を接着剤やはんだが固まるま
で,回りから強制的に押え込む治具を使用したり,加熱
条件を変えて位置ずれが,ないように工夫しているが,
このようにしても最終的にずれが生じた場合は,接合し
た部分をはずして再度接合し直すなどの余分な工程を追
加している。
前述の従来技術には,接合した固体撮像素子間で許容
公差以上の位置ずれΔlが発生している場合,接合した
部分をはずして,再度位置決めをし直し,接合作業を行
なわなければならない欠点がある。また,接合したとき
に数μm以内のずれ公差に入れることは,難かしい作業
で歩留りが悪かった。
公差以上の位置ずれΔlが発生している場合,接合した
部分をはずして,再度位置決めをし直し,接合作業を行
なわなければならない欠点がある。また,接合したとき
に数μm以内のずれ公差に入れることは,難かしい作業
で歩留りが悪かった。
本考案は,これらの欠点を解消し,固体撮像素子間で
ずれの生じた場合,接合した部分をはずさず,固体撮像
素子間の位置ずれを修正することを目的とする。
ずれの生じた場合,接合した部分をはずさず,固体撮像
素子間の位置ずれを修正することを目的とする。
本考案は上記の目的を達成するため、色分解光学系の
各光射出面に固定された色分解光学系側取付金具と、対
応する固体撮像素子が固定された固体撮像素子側取付金
具を所定の位置関係で取付けた固体撮像素子取付構造に
おいて、接合された各固体撮像素子側取付金具に外力を
加え、該接合状態の各固体撮像素子側取付金具を色分解
光学系の各光射出面に対して平行方向に微少移動するご
とく塑性変形させる固体撮像素子側取付金具塑性変形駆
動手段を、各固体撮像素子側取付金具の回りに設ける構
成としたものである。
各光射出面に固定された色分解光学系側取付金具と、対
応する固体撮像素子が固定された固体撮像素子側取付金
具を所定の位置関係で取付けた固体撮像素子取付構造に
おいて、接合された各固体撮像素子側取付金具に外力を
加え、該接合状態の各固体撮像素子側取付金具を色分解
光学系の各光射出面に対して平行方向に微少移動するご
とく塑性変形させる固体撮像素子側取付金具塑性変形駆
動手段を、各固体撮像素子側取付金具の回りに設ける構
成としたものである。
この構成において,各固体撮像素子の光軸に対する位
置ずれΔlを,対応する固体撮像素子側取付金具塑性変
形駆動手段の駆動調整によって,各固体撮像素子側取付
金具に外力を加え,この取付金具をずれΔlの補正方向
に塑性変形させることにより,結果的に,各固体撮像素
子の光軸に対する位置ずれΔlを補正することができ
る。
置ずれΔlを,対応する固体撮像素子側取付金具塑性変
形駆動手段の駆動調整によって,各固体撮像素子側取付
金具に外力を加え,この取付金具をずれΔlの補正方向
に塑性変形させることにより,結果的に,各固体撮像素
子の光軸に対する位置ずれΔlを補正することができ
る。
以下,この考案の一実施例を第1図により説明する。
5は微少調整用ねじ取付金具で,プリズム1の各光射
出部に固定されている。6は固体撮像素子側取付金具4
に外力を加える微少調整用ねじで,固体撮像素子側取付
金具4がプリズム光射出面に対し平行移動するごとく塑
性変形させるために,固体撮像素子側取付金具4の四辺
に接するようにすくなくとも4つ取付金具5に設けられ
ている。
出部に固定されている。6は固体撮像素子側取付金具4
に外力を加える微少調整用ねじで,固体撮像素子側取付
金具4がプリズム光射出面に対し平行移動するごとく塑
性変形させるために,固体撮像素子側取付金具4の四辺
に接するようにすくなくとも4つ取付金具5に設けられ
ている。
以下,この動作について説明する。前述の如くして,
各固体撮像素子側取付金具4と対応するプリズム側取付
金具2を接合剤にて接合し,接合剤が硬化したところ,
第1図に示す如く,固体撮像素子3R,3Bの光軸に対する
位置がそれぞれ,Δl1,Δl2だけずれたとする。そこ
で,これらのずれを補正するため,ずれ補正側にある微
少調整用ねじ6を押し込み,反対側にある微少調整用ね
じ6を引込み,それぞれの固体撮像素子側取付金具4
に,ずれ補正方向と平行の外力を加え,塑性変形を生じ
させることによって,それぞれのずれ量Δl1,Δl2を
補正することができる。そして,この状態で,全ての微
少調整用ねじ6を固定すれば,以後の固体撮像素子側取
付金具4の変形による固体撮像素子3G,3R,3Bの位置ずれ
を防止することができる。
各固体撮像素子側取付金具4と対応するプリズム側取付
金具2を接合剤にて接合し,接合剤が硬化したところ,
第1図に示す如く,固体撮像素子3R,3Bの光軸に対する
位置がそれぞれ,Δl1,Δl2だけずれたとする。そこ
で,これらのずれを補正するため,ずれ補正側にある微
少調整用ねじ6を押し込み,反対側にある微少調整用ね
じ6を引込み,それぞれの固体撮像素子側取付金具4
に,ずれ補正方向と平行の外力を加え,塑性変形を生じ
させることによって,それぞれのずれ量Δl1,Δl2を
補正することができる。そして,この状態で,全ての微
少調整用ねじ6を固定すれば,以後の固体撮像素子側取
付金具4の変形による固体撮像素子3G,3R,3Bの位置ずれ
を防止することができる。
なお、本実施例では、固体撮像素子側取付金具4に外
力を加え塑性変形を生じさせる固体撮像素子側取付金具
塑性変形駆動手段としてねじ機構を用いたが、本考案は
これら限定されることなく、取付金具4に加熱冷却など
の熱作用による外力を加え塑性変形を生じさせる機構
等、既存の塑性変形駆動手段が適用できる。
力を加え塑性変形を生じさせる固体撮像素子側取付金具
塑性変形駆動手段としてねじ機構を用いたが、本考案は
これら限定されることなく、取付金具4に加熱冷却など
の熱作用による外力を加え塑性変形を生じさせる機構
等、既存の塑性変形駆動手段が適用できる。
本考案によれば,数μmの位置合せ精度を必要とする
固体撮像素子の固定位置調整を,接合後において所定の
位置合せ公差内におさめる微少位置調整が可能であるた
め,従来の如く,接合し直す必要がなく,固体撮像素子
の位置合せの作業性が向上する。
固体撮像素子の固定位置調整を,接合後において所定の
位置合せ公差内におさめる微少位置調整が可能であるた
め,従来の如く,接合し直す必要がなく,固体撮像素子
の位置合せの作業性が向上する。
第1図は,本考案の一実施例を示す構成図,第2図は固
体撮像素子を有したビデオカメラの光学的配置構造を示
す図,第3図は従来例を示す構成図である。 1:プリズム,3:固体撮像素子,5:微少調整用ねじ取付金
具,6:微少位置調整用ねじ。
体撮像素子を有したビデオカメラの光学的配置構造を示
す図,第3図は従来例を示す構成図である。 1:プリズム,3:固体撮像素子,5:微少調整用ねじ取付金
具,6:微少位置調整用ねじ。
Claims (1)
- 【請求項1】色分解光学系の各光射出面に固定された色
分解光学系側取付金具と、対応する固体撮像素子が固定
された固体撮像素子側取付金具をそれぞれ接合し、上記
各固体撮像素子を上記色分解光学系に対し所定の位置関
係で取付けた固体撮像素子取付構造において、接合され
た上記各固体撮像素子側取付金具に外力を加え、該接合
状態の各固体撮像素子側取付金具を上記色分解光学系の
各光射出面に対して平行方向に微少移動するごとく塑性
変形させる固体撮像素子側取付金具塑性変形駆動手段を
設けたことを特徴とする固体撮像素子の位置合せ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988123418U JP2509337Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 固体撮像素子の位置合せ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988123418U JP2509337Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 固体撮像素子の位置合せ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0244485U JPH0244485U (ja) | 1990-03-27 |
JP2509337Y2 true JP2509337Y2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=31372254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988123418U Expired - Lifetime JP2509337Y2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 固体撮像素子の位置合せ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509337Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55176685U (ja) * | 1979-06-05 | 1980-12-18 | ||
JPS58189673U (ja) * | 1982-06-11 | 1983-12-16 | 日本電気株式会社 | 調整装置 |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP1988123418U patent/JP2509337Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0244485U (ja) | 1990-03-27 |
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