JP2000350105A - 撮像用ccdの固定方法およびccdカメラ - Google Patents

撮像用ccdの固定方法およびccdカメラ

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JP2000350105A
JP2000350105A JP11162426A JP16242699A JP2000350105A JP 2000350105 A JP2000350105 A JP 2000350105A JP 11162426 A JP11162426 A JP 11162426A JP 16242699 A JP16242699 A JP 16242699A JP 2000350105 A JP2000350105 A JP 2000350105A
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fixing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置合わせが容易で位置ずれが生じにくい方
法で撮像用CCDを固定する。 【解決手段】 CCD19を段部17c、18cと押え
金具20との間に挟んだ状態で固定し、端子19cを基
板21にハンダ付けする。留め金具17、18を把持
し、その貫通孔17e、18eをプリズムブロック12
の外面P1に設けた支持ピン15に貫通させた状態で粗
い位置調整を行う。ガラス板16の下面と嵌合孔16a
の内周面に光硬化性の接着剤を塗布し、嵌合孔16aに
支持ピン15を通してガラス板16の下面と留め金具1
7、18の上面とを接合させる。位置の微調整を行った
後ガラス板16を通して硬化用の光を照射する。硬化時
に接着剤の収縮の偏りにより生じる力は、ガラス板16
が留め金具17、18の上面を移動することで消滅す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体に撮像用CC
Dを固定する撮像用CCDの固定方法およびその固定方
法を用いて構成されたCCDカメラに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】分光器(プリズム)が
収納された筐体(プリズムケース)の所定位置に撮像用
CCDを固定する方法として、特開平9−74523号
公報に開示された方法がある。この方法は、図4に示す
ように、まずプリズムケース1の表面に支持ピン2を垂
直に固定する。そして、基板3の板面の所定位置に前記
支持ピン2よりも大きい内径をもつスルーホールHを形
成し、その基板3に撮像用CCD4を取り付ける。次い
で、基板3のスルーホールHに支持ピン2を相対的に挿
入し、プリズムからの出射光と撮像用CCD4の受光部
4a(CCD素子が配列されている部分)との位置合わ
せを行った後、この位置合わせ状態を保持してスルーホ
ールHにハンダ5を流し込んで固定する。
【0003】この方法によれば、支持ピン2がスルーホ
ールHの中央部に保持されている条件の下で、ハンダが
球形に近い状態で固まる際の収縮率が各方向でほぼ均等
になり、支持ピン2に対する基板3の固定位置のずれが
小さくなる。その結果、撮像用CCD4の位置ずれをほ
ぼ7μm以内に抑えることができる。
【0004】しかし、この固定方法を用いてさらに固定
位置の精度を高めることは、以下の理由により難しかっ
た。すなわち、撮像用CCD4のセラミックパッケージ
4bにおいて受光部4aが形成される位置は製造上のば
らつきがあり、撮像用CCD4のセラミックパッケージ
4bを基板3の所定位置に取り付けた場合であっても、
基板3(すなわちスルーホールH)に対する受光部4a
の位置がばらついてしまう。そこで、基板3のスルーホ
ールHに支持ピン2を挿入した上でプリズムからの出射
光と撮像用CCD4の受光部4aとの位置合わせを行う
と、支持ピン2がスルーホールHの中央部からずれた位
置に保持される場合がある。
【0005】この状態で、スルーホールHにハンダ5を
流し込むと、図5に矢印で示すように、支持ピン2とス
ルーホールHとの隙間が大きいA部が隙間が小さいB部
よりも大きく収縮するので、このハンダ5の収縮力の差
によって支持ピン2にはスルーホールHの中央部へ向か
う力F(図5において左向きの力F)が作用する。その
結果、ハンダ5が固まった後の支持ピン2に対する基板
3の固定位置が、スルーホールHにハンダ5を流し込む
前に保持した位置からずれてしまい、高精度な固定が難
しかった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、位置合わせが容易であるとともに位置
ずれが生じにくい撮像用CCDの固定方法およびその固
定方法を用いて構成したCCDカメラを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した撮像用CCDの固定方法は、入
射光を受けるように筐体に撮像用CCDを固定する撮像
用CCDの固定方法において、前記撮像用CCDが取り
付けられたCCD取付ベースを、前記筐体に対して、前
記撮像用CCDと前記入射光とが所定の位置関係となる
状態に保持する保持工程と、連接部材に設けられた嵌合
孔に前記筐体に設けられた支持ピンを挿通した状態で、
前記連接部材と前記CCD取付ベースとの各対向面同士
を接着するとともに前記嵌合孔の内周面と前記支持ピン
の外周面とを接着する接着工程とを備えたことを特徴と
する。
【0008】この固定方法によれば、保持工程において
CCD取付ベースの位置調整をすることで撮像用CCD
と入射光との位置合わせを行うので、保持工程の前に行
われる取付工程において撮像用CCDの取り付けに精度
を必要とせず、また撮像用CCDの本体(パッケージ)
におけるCCD画素の形成位置のばらつきに起因するず
れも保持工程において修正される。
【0009】また、接着工程において、撮像用CCDが
取り付けられたCCD取付ベースと筐体に設けられた支
持ピンとは、直接接着されるのではなく、連接部材とC
CD取付ベースとの各対向面同士の接着および連接部材
の嵌合孔の内周面と筐体の支持ピンの外周面との接着に
より連接部材を介した状態で間接的に接着固定される。
そのため、例えば支持ピンと嵌合孔との間において接着
剤などの収縮力に偏りが発生しても、その収縮力の偏り
により発生する力によって連接部材が移動しその力を消
失させるので、接着に際しCCD取付ベースと支持ピン
との間には力がほとんど作用せず、接着が完了するまで
の間CCD取付ベースと支持ピンとを保持工程で定めた
位置関係に精度良く保持することができる。
【0010】また、請求項2に記載したCCDカメラ
は、撮像用CCDが取り付けられたCCD取付ベース
と、入射光を分光する分光器が収納されるとともに前記
CCD取付ベースを支持するための支持ピンが設けられ
た分光器筐体と、前記撮像用CCDと前記分光器からの
光とが所定の位置関係となる状態で前記分光器筐体に前
記CCD取付ベースを固定するための連接部材とを備
え、前記連接部材に設けられた嵌合孔に前記分光器筐体
に設けられた支持ピンを挿通した状態で、前記連接部材
と前記CCD取付ベースとの各対向面同士が接着される
とともに前記嵌合孔の内周面と前記支持ピンの外周面と
が接着される構成を有する。
【0011】このCCDカメラによれば、撮像用CCD
はCCD取付ベースに取り付けられた上で、連接部材を
介して分光器筐体に設けられた支持ピンに固定されるの
で、上述したように接着剤が硬化する際に撮像用CCD
と分光器からの光との位置関係がずれにくくなり、高精
度の画像を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を3板式カラーカメ
ラに適用した一実施形態について図1ないし図3を参照
しながら説明する。図2には、3板式カラーカメラの概
略的な構成が示されている。この図2において、3板式
カラーカメラ11(本発明でいうCCDカメラに相当)
のプリズムブロック12(本発明でいう分光器筐体に相
当)の内部には、3色分解プリズム13(本発明でいう
分光器に相当)が収納されているとともに、図示しない
レンズマウントにより支持されたレンズ14により集光
された光をこの3色分解プリズム13に導くための光路
12aが形成されている。
【0013】この3色分解プリズム13は、光路12a
を通過してきた入射光線Iをダイクロイック層によって
青色光線IB 、赤色光線IR 、緑色光線IG に分光して
互いに直交する向きに出射するようになっている。そし
て、これら分光された青色光線IB 、赤色光線IR 、緑
色光線IG (何れも入射光に相当)は、それぞれプリズ
ムブロック12内に形成された互いに直交する向きの光
路12b、12c、12dを通過し、ほぼ直方体形状を
なすプリズムブロック12の外面P1、P2、P3から
外部に導き出される。ここで、各光線IB 、IR 、IG
の進行方向すなわち光路12b、12c、12dの方向
は、それぞれ外面P1、P2、P3に対してほぼ垂直に
なっている。
【0014】外面P1、P2、P3には、それぞれ4本
ずつの支持ピン15が光路12b、12c、12dの開
口部分を囲むようにして垂直に固定されている。これら
4本の支持ピン15のうち2本の支持ピン15には、無
色透明のガラス板16(本発明でいう連接部材に相当)
を介した状態で間接的に留め金具17(本発明でいうC
CD取付ベースに相当、図1も参照)が固定され、他の
2本の支持ピン15には、他のガラス板16を介した状
態で間接的に留め金具18(本発明でいうCCD取付ベ
ースに相当、図1も参照)が固定されている。これら2
つの留め金具17、18には撮像用CCD19(以下、
CCD19と称す)が取り付けられている。
【0015】図1には、外面P1におけるCCD19の
取り付け部分の構造が示されている。この構造は、他の
外面P2、P3についても同様となっている。ここで、
図1(a)は外面P1に沿って見たCCD取り付け部の
縦断面図であり、図1(b)は図1(a)に示す矢印X
方向から見たCCD取り付け部の下面図である。
【0016】CCD19は、矩形をなすパッケージ19
aの一方の面(受光面)に、その長手方向に複数のCC
D素子19bを配列することにより構成されている。ま
た、パッケージ19aの他方の面(端子面)には、複数
の端子19cが長手方向に2列に並んだ状態に設けられ
ている。このCCD素子19bに光線IB が入射される
と、端子19cから受光信号が出力されるようになって
いる。
【0017】このCCD19が取り付けられる一方の留
め金具17には、CCD19が載せられる受部17a
と、支持ピン15に対しガラス板16を介して間接的に
支持される支持板部17bとが形成されている。
【0018】受部17aには、CCD19の辺部を載せ
るための段部17cと、矩形状の押え金具20の辺部を
載せるための段部17dとが平行に形成されている。ま
た、支持板部17bには、2本の支持ピン15、15の
間隔と同じ間隔を有し支持ピン15よりも十分に径大
(例えば支持ピン15のピン径φ3mmに対しφ7m
m)となる2つの貫通孔17e、17eが形成されてい
る。さらに、支持板部17bの上面(本発明でいう対向
面に相当)は平坦とされている。
【0019】CCD19が取り付けられる他方の留め金
具18も、留め金具17と同様に受部18aと支持板部
18bとから形成され、受部18aには段部18cと段
部18dとが形成され、支持板部18bには2つの貫通
孔18e、18eが形成されている。そして、CCD1
9は、これら留め金具17、18にその段部17c、1
8cと押え金具20との間に挟まれた状態で皿ネジ22
により固定され、その端子19cは、押え金具20に設
けられた孔部(図示せず)を通して上方に延びて基板2
1にハンダ付けされている。
【0020】ガラス板16は、留め金具17、18の支
持板部17b、18bとほぼ等しい形状を有している。
このガラス板16には、2本の支持ピン15、15の間
隔と同じ間隔を有し支持ピン15よりも僅かに大きな径
(例えばφ3.5mm)を有する2つの嵌合孔16a、
16aが設けられている。ここで、ガラス板16の下面
(本発明でいう対向面に相当)は平坦とされている。こ
のガラス板16の下面と留め金具17(または18)の
支持板部17b(または18b)の上面(つまり対向面
同士)、ならびに嵌合孔16aの内周面と支持ピン15
の外周面とは、それぞれ光硬化性の接着剤により接着さ
れている。
【0021】次に、CCD19の固定方法について図3
を参照しながら説明する。まず、工程S1(本発明でい
う取付工程に相当)において、2つの留め金具17、1
8の段部17c、18cに受光面を下方に向けた状態で
CCD19の長手方向の両辺部を載せ、さらに段部17
d、18dに押え金具20の長手方向の両辺部を載せ
る。この状態で、押え金具20を金具17、18に皿ネ
ジ22で締め付けると、CCD19が留め金具17、1
8と押え金具20との間に挟まれた状態となって留め金
具17、18に固定される。
【0022】工程S2では、押え金具20の上面に基板
21を重ねて置き、CCD19の端子面から突き出た複
数の端子19cをそれぞれ基板21に設けられた所定の
スルーホールに通してハンダ付けする。工程S3では、
プリズムブロック12に3色分解プリズム13を収納固
定し、それを所定の調整台に固定する。
【0023】なお、以上は説明の便宜上、工程S1、S
2、およびS3をCCD19の固定方法の一部として述
べたが、これら工程S1、S2と工程S3とはこの順序
で行う必要はない。例えば、工程S1、S2と工程S3
とはそれぞれ別々の場所で独立して行って、CCD19
が取り付けられた留め金具17、18とプリズムブロッ
ク12とを部品として、以下の工程S4に供給するよう
にしても良い。
【0024】続いて、工程S4(本発明でいう保持工程
に相当)において、CCD19が取り付けられた留め金
具17、18を把持治具(図示せず)によって把持し、
支持板部17b、18bに設けられた貫通孔17e、1
8eを支持ピン15、15に貫通させた状態で粗い位置
調整を行う。この位置調整はCCD19にテストパター
ンを映した状態で行われる。そして、CCD19からの
受光信号をテストパターンについての基準信号と比較す
ることにより3色分解プリズム13からの青色光線IB
とCCD素子19bとの位置ずれを検出し、その検出さ
れた位置ずれに基づいてモータを駆動し位置ずれを修正
する方向に把持治具を移動させる。
【0025】この粗調整が完了すると、硬化用の光が遮
断された環境の下で、2枚のガラス板16のそれぞれの
平坦面(対向面)および嵌合孔16aの内周面に光硬化
性の接着剤を塗布する(工程S5)。そして、工程S6
において、接着剤が塗布された面(下面)を下方(留め
金具17、18の向き)に向けて各嵌合孔16aを各支
持ピン15に通し、ガラス板16、16と留め金具1
7、18の支持板部17b、18bの上面とを接合させ
る。この時、ガラス板16、16は接着剤の表面張力に
よって支持板部17b、18bの上面に張り付く。
【0026】この状態で、前記テストパターンを用いて
さらにCCD19の位置の微調整を行う(工程S7、保
持工程に相当)。その後、工程S8(本発明でいう接着
工程に相当)において、ガラス板16を通して接着剤に
硬化用の光を照射することにより接着剤を硬化させ、完
全に硬化した後留め金具17、18から把持治具を外す
(工程S9)。
【0027】CCD19が取り付けられた留め金具1
7、18を支持ピン15に固定する場合、両者を直接接
着すると、接着剤が硬化する際に支持ピン15の周囲に
おける接着剤の収縮の偏りによって支持ピン15に作用
する力が発生し位置ずれが生じる場合がある。そこで、
本実施形態においては、両者を直接接着せず、ガラス板
16を介して間接的に接着している。この接着方法によ
れば、接着剤が硬化する際に生じるガラス板16と支持
ピン15との間の力は、ガラス板16がこの力の作用に
よって支持板部17b、18bの上面を自由に移動する
ことによって消滅する。その結果、把持された留め金具
17、18には力はほとんど作用せず、留め金具17、
18は工程S7において微調整された位置を保持した状
態のまま支持ピン15に対し固定される。
【0028】この固定方法によれば、CCDの位置ずれ
は2μm以下(0.1〜0.2画素以下)に抑えられ、
従来の固定方法(図4参照)の位置ずれ7μm程度
(0.5画素程度)に比べほぼ1/3以下になる。
【0029】また、温度変化によるガラス板16の剥が
れを防止するために、留め金具17、18はガラス板1
6とほぼ同じ線膨脹係数を有する材料により構成するこ
とが好ましい。この材料としては、例えばFeとNiと
の鋳造合金であってカーボンを含有したものが用いられ
る。また、押え金具20にも当該材料を用いることによ
り、CCD19のセラミック製のパッケージ19aと留
め金具17、18との間およびパッケージ19aと押え
金具20との間における熱応力の発生も小さくなる。
【0030】以上述べたように、本実施形態によれば、
プリズムブロック12に固定された支持ピン15に対
し、CCD19が取り付けられた留め金具17、18を
ガラス板16を介して間接的に接着したので、接着剤の
硬化時において収縮の偏りによって発生する力による位
置ずれが生じにくくなり、歩留まりが格段に向上する。
そして、本実施形態の3板式カラーカメラ11によれ
ば、より鮮明な画像を得ることができる。
【0031】また、支持ピン15とガラス板16の嵌合
孔16aとの隙間を極力狭くすることでこの隙間に入り
込む接着剤の量を少なくしたので、硬化時に発生する力
が小さくなり位置ずれが一層小さくなる。さらに、光硬
化性を有する接着剤を用いたので、接着を開始するタイ
ミングを制御でき、接着剤を塗布した後における位置の
微調整を十分に行うことができる。
【0032】一方、上記固定方法では、留め金具17、
18を把持する前の工程S1においてCCD19を留め
金具17、18に取り付け、工程S2において端子19
cを基板21にハンダ付けするので、CCD19の取り
付け作業がし易いという利点がある。また、工程S1に
おいて発生したCCD19の位置ずれ、あるいはCCD
19のパッケージ19aにおけるCCD素子19bの配
列位置のばらつきは、後の工程S4またはS7において
修正されるので、工程S1では高い取り付け精度を必要
とせず一層作業し易くなっている。
【0033】この場合、留め金具17、18の支持板部
17b、18bに設けられた貫通孔17e、18eは、
支持ピン15、15よりも十分に径大とされているの
で、支持ピン15に対する留め金具17、18の位置調
整可能範囲が広く、工程S1で大きな位置ずれが生じて
も修正可能となっている。こうした作業性の向上によ
り、熟練した作業者でなくても3板式カラーカメラ11
の組み立て作業が可能となり、組み立て工数も低減する
ので、製造コストを下げることができる。
【0034】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
形態に限定されるものではなく、以下のような拡張また
は変更が可能である。上述したCCD19の固定方法
は、文字読取り装置、ファクシミリ、光学望遠鏡などの
CCDにも適用可能である。接着剤としては光硬化性の
ものが好ましいが、例えばエポキシ樹脂などの接着剤で
あっても良い。留め金具17、18の支持板部17b、
18bには貫通孔17e、18eを設けたが、支持ピン
15を下方から上方に挿通させることが可能なものであ
ればその形状は円形には限られず、また貫通孔17e、
18eに代えて切欠部を設けても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り本発明の撮像用CCD
の固定方法によれば、撮像用CCDが取り付けられたC
CD取付ベースと筐体に設けられた支持ピンとを連接部
材を介した状態で間接的に接着固定するので、CCD取
付ベースを保持工程で定めた位置関係のまま支持ピンに
固定できる。これにより、歩留まりが向上し、より少な
い作業工数でより精度の高い撮像用CCDの固定が可能
となる。また、この固定方法を用いた本発明のCCDカ
メラによれば、入射光と撮像用CCDとの位置ずれが少
ないので、従来よりも鮮明な画像を撮像することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すCCD取り付け部の
構成図
【図2】3板式カラーカメラの概略的な構成図
【図3】CCDの取り付け固定方法を示す工程図
【図4】従来例による図1相当図
【図5】支持ピンと基板との接合部分を示す部分拡大平
面図
【符号の説明】
図面中、11は3板式カラーカメラ(CCDカメラ)、
12はプリズムブロック(分光器筐体)、13は3色分
解プリズム(分光器)、15は支持ピン、16はガラス
板(連接部材)、16aは嵌合孔、17、18は留め金
具(CCD取付ベース)、19はCCD(撮像用CC
D)である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を受けるように筐体に撮像用CC
    Dを固定する撮像用CCDの固定方法において、 前記撮像用CCDが取り付けられたCCD取付ベース
    を、前記筐体に対して、前記撮像用CCDと前記入射光
    とが所定の位置関係となる状態に保持する保持工程と、 連接部材に設けられた嵌合孔に前記筐体に設けられた支
    持ピンを挿通した状態で、前記連接部材と前記CCD取
    付ベースとの各対向面同士を接着するとともに前記嵌合
    孔の内周面と前記支持ピンの外周面とを接着する接着工
    程とを備えたことを特徴とする撮像用CCDの固定方
    法。
  2. 【請求項2】 撮像用CCDが取り付けられたCCD取
    付ベースと、 入射光を分光する分光器が収納されるとともに前記CC
    D取付ベースを支持するための支持ピンが設けられた分
    光器筐体と、 前記撮像用CCDと前記分光器からの光とが所定の位置
    関係となる状態で前記分光器筐体に前記CCD取付ベー
    スを固定するための連接部材とを備えて構成され、 前記連接部材に設けられた嵌合孔に前記分光器筐体に設
    けられた支持ピンを挿通した状態で、前記連接部材と前
    記CCD取付ベースとの各対向面同士が接着されるとと
    もに前記嵌合孔の内周面と前記支持ピンの外周面とが接
    着されていることを特徴とするCCDカメラ。
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