JP2507833Y2 - 固体撮像素子の取付装置 - Google Patents

固体撮像素子の取付装置

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JP2507833Y2
JP2507833Y2 JP1988087975U JP8797588U JP2507833Y2 JP 2507833 Y2 JP2507833 Y2 JP 2507833Y2 JP 1988087975 U JP1988087975 U JP 1988087975U JP 8797588 U JP8797588 U JP 8797588U JP 2507833 Y2 JP2507833 Y2 JP 2507833Y2
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Inventor
敏洋 袋
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日立電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は固体撮像素子を用いたビデオカメラにおい
て，固体撮像素子の位置決めを良好に行なえる固体撮像
素子の取付装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来は，第３図に示すようにプリズムと固体撮像素子
の位置決め接合には，プリズム１の光射出面周縁部をテ
ーパ状にし，固体撮像素子５には補助金具６を取付け，
プリズム１に対し，固体撮像素子５を位置決めした後，
テーパ状のスペーサ８を介して接着固定していた。しか
し，接着剤硬化時の接着剤の揮発分による収縮，接着各
部の硬化時間差によるずれなどで，固体撮像素子５の位
置ずれを起したり，固体撮像素子５の性能不良などの為
に，プリズム１と固体撮像素子５のはくり作業，再接着
作業を必要とする場合が多々発生することがある。その
為に，その都度，プリズム１や固体撮像素子５を破損し
ないよう，注意しながら時間をかけて，はくり作業を行
なっていた。
〔考案が解決しようとする課題〕 本考案は，これら従来技術欠点を解消するため，プリ
ズムと撮像素子とのはくり作業の容易さ及び歩留りの向
上を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は，上記の目的を達成するために，プリズム及
び，固体撮像素子それぞれに接着用金具をねじ止めして
おき，その金具間をテーパ状のスペーサを介して接着
し，固体撮像素子の位置決め固定をするようにしたもの
である。
〔作用〕
その結果，接着剤硬化後にプリズムと固体撮像素子を
分離する場合は，それぞれの接着用金具のねじをはずす
ことによって，容易にきず付けることなく分離できる。
又，分離後再接合する場合は，新規の接着用金具とス
ペーサを使用することによって，支障なく，接合作業を
行なうことができる。
〔実施例〕
以下，本考案の一実施例を第１図以下によって説明す
る。プリズム１によって分光されたそれぞれの光射出部
に接着固定された第１の金具２に取付ねじ３によって，
第２の金具４が固定されている。この第２の金具４の接
着接合部にはテーパを設け，固体撮像素子５の位置調整
時生する位置ずれに適応できるようになっている。
固体撮像素子５は，第３の金具６にその取付ねじ７に
よって固定されている。
このような構成において，固体撮像素子５をプリズム
１に対し図示しない，治具によって，位置決めした後，
第２の金具４と第３の金具６の接着接合部にテーパを有
するスペーサ８を介し，第２の金具４と第３の金具６間
を接着固定する。
接着剤硬化完了後，位置決め治具を取りはずすことに
よって，作業完了となる。
尚，第１の金具2,第２の金具４及び第３の金具６は，
必ずしも金属である必要はなく，ガラス材又はセラミッ
クス材等でもよい。
又，第２の金具４及び第３の金具６の接着接合部のテ
ーパはどちら側にあってもよい。
更に，第１の金具２と第２の金具４及び第３の金具６
と固体撮像素子５との固定にそれぞれ取付ねじ3,7を用
いているが，この代りにはんだ付で取付け固定しても同
様の結果が得られる。
又，スペーサ８はテーパの代りに筒形状のものであっ
ても同様の結果が得られる。
〔考案の効果〕
以上，説明したように，本考案によれば，次のような
効果を得ることができる。
1.接着接合にもかかわらず，ねじをはずすことによって
容易にプリズムと固体撮像素子が分離でき，作業性が良
い。
2.分離作業に際し，高価なプリズムや固体撮像素子にき
ずを付けることがなく，接着用金具を交換すれば，何回
でも容易に貼り付け作業ができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の全体構成図，第２図はその要部の断面
図，第３図は従来機構の要部断面図である。 1:プリズム,2:第１の金具,3:取付ねじ,4:第２の金具,5:
固体撮像素子,6:第３の金具,7:取付ねじ,8:スペーサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】プリズムの各光射出部に，それぞれ第１の
    取付部材を取付け，該各第１の取付部材に第２の取付部
    材をねじあるいははんだ等の脱着自在な部材によってそ
    れぞれ取付け，各固体撮像素子を第３の取付部材にねじ
    あるいははんだ等の脱着自在な部材によってそれぞれ取
    付け，上記各固体撮像素子を上記プリズムの各光射出部
    に対して位置決め後，スペーサを介して上記それぞれ対
    応する第２の金具と第３の金具間を接着剤にて固定する
    構成としたことを特徴とする固体撮像素子の取付装置。
JP1988087975U 1988-07-04 1988-07-04 固体撮像素子の取付装置 Expired - Lifetime JP2507833Y2 (ja)

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