JP2509251Y2 - 吸水装置 - Google Patents

吸水装置

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JP2509251Y2
JP2509251Y2 JP1990090727U JP9072790U JP2509251Y2 JP 2509251 Y2 JP2509251 Y2 JP 2509251Y2 JP 1990090727 U JP1990090727 U JP 1990090727U JP 9072790 U JP9072790 U JP 9072790U JP 2509251 Y2 JP2509251 Y2 JP 2509251Y2
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晶介 内藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、棒状バイブレータを用いて打設コンクリー
トの締固め作業を行うときに使用される吸水装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、打設コンクリートの締固めに使用されるバイブ
レータは、単に打設コンクリートに振動を与えて該コン
クリート中の気泡を追い出し、緻密にコンクリートを充
填させるというものであった。
しかしながら、コンクリート打設時のワーカビリテイ
を確保するために、コンクリートの硬化に必要な水量よ
り余分に加水していることから、最近では、硬化時の乾
燥収縮によるひび割れの発生が問題にされてきている。
そのため、このような余剰水をコンクリート打設時にで
きるだけ排水しようとする試みが行われている。
その一つとして、バイブレータに排水装置を装備した
ものが、提案されている(実開昭63-62545号、特開昭64
-36867号、特開平2-115155号など)。
これらの発明,考案の目的は、打設されたコンクリー
ト中の余剰水を除去し、高強度で品質の安定したコンク
リートを得ることにある。
また、型枠に対する改良として、透水性でかつセメン
ト粒子を通さない材料からなるシート等を型枠内面に貼
着して、打設されたコンクリートの余剰水の排出を促進
する脱水(透水)型枠工法も知られている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述の排水装置付バイブレータは、い
づれもバイブレータそのものを改良するものであって、
既存のバイブレータをそのまま使用することができない
という欠点があり、コスト高となる。また、場合によっ
ては、バイブレータの重量が大きいために作業性を阻害
する要因となったり、吸水のみを考慮しているために締
固め効果が減少する虞れがあった。
一方、脱水(透水)型枠工法においては、型枠近傍で
は余剰水の排出効果があり、コンクリート表面の強度及
び耐久性が向上するものの、コンクリート内部の脱水効
果はほとんど期待できないことが指摘されている(土木
技術資料第32巻第5号18頁から21頁参照)。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたもので、簡易
な構造で棒状のバイブレータに着脱自在に構成するとと
もに、打設コンクリートの締固め作業時に余剰水を排水
して作業の効率化とコンクリートの品質向上を図る吸水
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るバイブレータの上記目的を達成し、課題
を解決するための要旨は、棒状バイブレータへ着脱自在
に装着可能な取付金具と、吸水手段と、を有する吸水装
置であって、該吸水装置が吸水装置本体と先端部とから
なり、前記吸水装置本体に前記取付金具装着用の段部が
形成され、前記吸水装置の先端部が前記吸水装置本体と
着脱自在に構成され、かつ、その外周に、水は通すが、
セメント粒子を通さないフィルターが設けられるととも
に、前記先端部の内部に高吸水性材料が内包されている
ことである。また、前記吸水手段が、真空ポンプとサク
ションパイプとからなることである。
(作用) 本考案に係る吸水装置を上述のように構成したことに
より、既存の棒状バイブレータに容易に装着できるの
で、コンクリートの締固めを十分に行うことができると
ともに、バイブレータの振動によって集まる余剰水を効
率よく吸水して外部へ排水することができる。
(実施例) 以下、添付図面に従って、本考案の一実施例を説明す
る。第1図は、本考案による吸水装置1に係るコンクリ
ート締固め作業中の使用状態を示す正面図、第2図は同
じくその縦断面図、第3図は、吸水装置1の先端部の他
の実施例に係る一部拡大図、第4図(a),(b)は吸
水装置1を棒状バイブレータ2に着脱自在に装着するた
めの取付金具5の実施状態を示す正面図と平面図、第5
図(a),(b)は、同じく他の取付金具13に係る使用
状態の斜視図及び平面図である。
本考案に係る吸水装置1は、棒状バイブレータ2の振
動部3上方において、取付金具5により着脱自在に装着
できるようになっており、前記バイブレータ2の振動に
よって前記振動部3の上方近傍に溜まるコンクリート9
中の余剰水を吸水し、打設コンクリートの外部へ排水す
るものである。
第2図は、本考案の一実施例を示す吸水装置1の断面
図である。該吸水装置1は、先端部6aにフイルター6bを
有し、吸水装置本体6の中空部4を介してサクションパ
イプ6eと図示しない真空ポンプとによる吸水手段によ
り、コンクリート9中の余剰水を吸水する。このとき、
フイルター6bは、水は通すが、セメント粒子を通さない
適度な目荒さを有するものであり、金属,ポーラススト
ーン,不織布などの材質を単独使用または併用するもの
である。
なお、第4図(a)では、前記先端部6aに部分的にフ
イルター6bが設けられているが、これを先端部6aの全面
に前記フイルター6bを設けてもよい(第5図(a)参
照)。
第3図は、本考案の他の実施例を示す吸水装置1の先
端部の拡大断面図で、前記フイルター6bに内包して吸水
材料6dを設けたものである。この場合、吸水材料6dとし
ては、高吸水性樹脂の塊,粉末,カプセルなどが好適で
あり、不織布等からなる第2のフイルター6cで被覆して
おくことが望ましい。
なお、上記実施例においては、吸水装置1の先端部6a
は、吸水装置本体6と螺合等により着脱自在に係合可能
な構成とすることにより、交換可能な構造にすることが
望ましい。
これによって、フイルター6bに目詰まりを生じた時の
対策や、コンクリート中の余剰水を吸水後の高吸水性の
材料6dの交換が容易となる。
前記取付金具5は、吸水装置本体6の先端部6aを前記
振動部3より上方位置にして、かつ、着脱自在に装着す
るようにしたもので、第4図(b)に示すように、バイ
ブレータ本体2a用の円形空所5aと吸水装置本体6用の円
形空所5bとを備え、湾曲腕部5eで押圧してボルト5c及び
ナット5dで緊定するように形成されている。
この取付金具の他の実施例としては、第5図(a),
(b)に示すような、バイブレータ本体2aと吸水装置本
体6とを同時にボルト10ナット11とで緊定する、バイブ
レータ用と吸水装置本体用の半円形孔12a,12bを設けて
これを対向させた取付金具13がある。
この場合も、吸水装置本体6の先端部6aを前記振動部
3の上方近傍にするように、前記取付金具13でバイブレ
ータ2に吸水装置本体6を装着するものである。
なお、図示したようにバイブレータ2と吸水装置本体
6とに取付用の段部7,8を設けることが望ましいが、ズ
レ止めのパッキンなどを用いてもよい。
このようにしたバイブレータ2に吸水装置本体6を、
その先端部6aをバイブレータ2の振動部3よりも上方に
して、前記取付金具5のボルト5c及びナット5dで緊定
し、第1図に示すように、打設されたコンクリート9中
にこれらバイブレータ2と吸水装置1とを差し込む。
そして、バイブレータ2の振動による締固め作業によ
り、コンクリート9中の余剰水が前記振動部3の上方近
傍に溜りだす。これを、前記吸水装置1に接続された真
空ポンプを作動させたり、前記吸水装置1の先端部6aの
吸水材料6dに溜った余剰水を吸水させたりして、打設さ
れたコンクリート9外へと排水する。
これにより、バイブレータ本体や吸水装置の径が多種
異径であっても簡単に取付可能で、しかも着脱も簡単で
あって柔軟に対応でき、コンクリートに振動を与える締
固め作業とともに、コンクリート中の気泡や余剰水等を
除去する排水作業とを同時に行うことができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係るバイブレータを、
棒状バイブレータへ着脱自在に装着可能な取付金具と、
吸水手段と、を有する吸水装置であって、該吸水装置が
吸水装置本体と先端部とからなり、前記吸水装置本体に
前記取付金具装着用の段部が形成され、前記吸水装置の
先端部が前記吸水装置本体と着脱自在に構成され、か
つ、その外周に、水は通すが、セメント粒子を通さない
フィルターが設けられるとともに、前記先端部の内部に
高吸水性材料が内包されていることにしたので、前記フ
ィルターによってコンクリート中の余剰水のみが排出さ
れて高品質のコンクリートになると共に、既存のバイブ
レータに本考案の吸水装置を容易に取り付けることがで
きるとともに、多種異径のバイブレータとの組合わせが
可能で、手軽に吸水装置付のバイブレータを形成できる
こととなる。
また、前記吸水手段として、真空ポンプとサクション
パイプとを用いたり、高吸水性材料を吸水装置の先端部
に内包することにより、コンクリート中の余剰水が効率
的に吸水・排水されることになる。
従って、余剰水の排水効果により、コンクリート強度
が大きく品質が安定し、かつ乾燥収縮によるひび割れの
発生が少ないコンクリートが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る吸水装置の使用状態を示す正面
図、第2図は同じくその縦断面図、第3図は、吸水装置
の先端部の他の実施例に係る一部拡大図、第4図
(a),(b)は吸水装置を棒状バイブレータに着脱自
在に装着するための取付金具の実施状態を示す正面図と
平面図、第5図(a),(b)は、同じく他の取付金具
に係る使用状態の斜視図及び平面図である。 1……吸水装置、2……棒状バイブレータ、3……振動
部、4……中空部、5……取付金具、5a……バイブレー
タ本体用の円形空所、5b……吸水管用の円形空所、5c,1
0……ボルト、5d,11……ナット、6……吸水装置本体、
6a……吸水装置の先端部、6b……フィルター、6c……不
織布、6d……吸水材料、6e……サンクションパイプ、7,
8……段部、9……打設コンクリート、12a,12b……半円
形孔、13……取付金具。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状バイブレータへ着脱自在に装着可能な
    取付金具と、吸水手段と、を有する吸水装置であって、
    該吸水装置が吸水装置本体と先端部とからなり、前記吸
    水装置本体に前記取付金具装着用の段部が形成され、前
    記吸水装置の先端部が前記吸水装置本体と着脱自在に構
    成され、かつ、その外周に、水は通すが、セメント粒子
    を通さないフィルターが設けられるとともに、前記先端
    部の内部に高吸水性材料が内包されていることを特徴と
    する吸水装置。
  2. 【請求項2】吸水手段が、真空ポンプとサクションパイ
    プとからなることを特徴とする請求項1に記載の吸水装
    置。
JP1990090727U 1990-08-31 1990-08-31 吸水装置 Expired - Lifetime JP2509251Y2 (ja)

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JPH0448355U JPH0448355U (ja) 1992-04-24
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JPH0751838B2 (ja) * 1987-07-31 1995-06-05 東急建設株式会社 コンクリ−トバイブレ−タ−
JPS6426464U (ja) * 1987-08-06 1989-02-15
JPH0663370B2 (ja) * 1988-10-25 1994-08-22 株式会社四国総合研究所 排水装置付コンクリートバイブレータ

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JPH0448355U (ja) 1992-04-24

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