JP2509237B2 - 酸化染料前駆体と複素環式カツプリング剤を含有する染色組成物 - Google Patents

酸化染料前駆体と複素環式カツプリング剤を含有する染色組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸化染料前駆体を含有する、ケラチン質繊
維、特にヒトの毛髪のための新規染料組成物、該組成物
を使用する染料方法、新規複素環式カツプラー及びそれ
らの製造方法、並びにこの方法において使用する新規中
間体化合物及びそれらの製造方法に関するものである。
一般に酸化塩基の名称で呼ばれる、酸化染料前駆体、
特に、p−フエニレンジアミン及びオルト−又はパラ−
アミノフエノールを含有する染料組成物の使用は、ケラ
チン繊維、特にヒトの毛髪の染色に対して公知である。
これらの酸化塩基によつて得られる色調を変化させる
ために、変色剤又はカツプラー、特に芳香族メタ−ジア
ミン、メタ−アミノフエノール及びメタ−ジフエノール
を使用することもまた公知である。
毛髪染料配合者は、酸化染色において使用する酸化性
アルカリ媒体中で、光、洗浄、きびしい気候及び発汗に
対して申し分ない耐性を有する色を毛髪に対して付与す
ることを可能とする、酸化染料前駆体又はカツプラーを
必要としている。
しかしながら、上記の本質的な性質に加えて、配合者
は低選択性染料、すなわち、自然の毛髪及び、たとえ
ば、漂白又はパーマネントウエーブのような所によつて
感作した毛髪に対して、実質的に同一である色を取得す
ることを可能とする酸化染料前駆体及び/又はカツプラ
ーの必要性を増大しつつある。実際に、毛の根元は自然
であつて末端が、たとえば漂白又はパーマネントウエー
ブのような種々の処置をすでに受けている毛髪は、染料
に対するその感受性の程度が異なり、それが毛の根元と
末端の間で、特にみつともない、色の不均一性をもたら
すということが知られている。
本発明者は、美容的に許容できる溶剤媒体中で、下式
(I); 式中で、Rは水素原子、C1〜C4アルキル基、C2〜C4
ドロキシアルキル基、C3〜C6ポリヒドロキシアルキル基
又はC2〜C6アルコキシアルキル基を表わし、Rと無関係
に、ZはC1〜C4アルキル基、C2〜C4ヒドロキシアルキル
基、C3〜C6ポリヒドロキシアルキル基、トリフルオロエ
チル基又はC2〜C6アルコキシアルキル基を表わし、且つ
R1及びR2は同一又は異なるものであり、水素原子又はC1
〜C4アルキル基を表わす、 に相当する少なくとも一つの複素環式カツプラー又は、
たとえば塩酸、臭化水素酸又は硫酸のような無機酸との
酸不付加塩と組合わせた“パラ”形の少なくとも一つの
酸化染料前駆体を含有する染色組成物を使用することに
よつて上記の要件をすべて満足することができるという
ことを見出した。
好適具体化例においては、R及びZは同時にポリビト
ロキシアルキル基を示すことはない。
ケラチン繊維、特にヒトの毛髪に対して使用するとき
は、上記の染色組成物は通常の酸化染色の条件下に、
光、洗浄及びきびしい気候に対して安定であり且つ低い
選択性を有する、すなわち、自然の毛髪とたとえば漂白
又はパーマネントウエーブのような処理によつて感作し
た毛髪に対して実質的に同一である、色調を取得するこ
とを可能とする。
その上、式(I)のカツプラーと、たとえばp−フエ
ニレンジアミン又は、3−メトキシ−4−アミノフエノ
ールのような、ある種のp−アミノフエノールの如き
“パラ”形の酸化染料前駆体との組合わせは、落ちつい
た色調を与えるため、鮮明にすぎるか又は赤すぎる色の
調子を落とすため且つ、必要に応じ、ある種の染料が有
する時間と共に赤味を増す傾向に対する修正を与えるた
めに、専門家が特に欲している純粋な緑の色調を取得す
ることを可能とする。
本発明の別の目的は、上記の染色組成物を使用し且つ
酸化剤による顕色を使用する、ケラチン繊維、特にヒト
の毛髪の染色のための方法である。
本発明の別の目的は式(I′): 式中で、Rは水素原子、C1〜C4アルキル基、C2〜C4
ドロキシアルキル基、C3〜C6ポリヒドロキシアルキル基
又はC2〜C6アルコキシアルキル基を表わし、 ZはC1〜C4アルキル基、C2〜C4ヒドロキシアルキル
基、C3〜C6ポリヒドロキシアルキル基、トリフルオロエ
チル基又はC2〜C6アルコキシアルキル基を表わし、 R1及びR2は相互に無関係に水素原子又はC1〜C4アルキル
基を表わし; 但しR、R1及びR2が水素原子を表わすときには、Zは
メチル基以外のものであることを要する、 の新規複素環式カツプラー、及びこれらの化合物と無機
酸から形成させた付加塩である。
好適化合物(I′)は、R及びZが同時にポリヒドロ
キシアルキル基を表わしていないものである。
本発明はさらに式(I′)の新規複素環式カツプラー
の製造方法に関するものである。
式(I′)の化合物は、下記反応式: 式中でR、Z、R1及びR2は前記の意味を有する、 に従つて、一段以上の段階で式(II)で式(II)の化合
物から製造する。
式(I′a)の化合物は、水素圧力下に、溶剤及びた
とえば炭酸上パラジウムのような触媒の存在において、
式(II)の化合物を接触還元することによつて(ツアイ
トシユリフト・ナツーアホルシユング33C、459〜464頁
(1978)及びモナ−チユ・ケム、88、541〜559頁(195
7)において4−アミノ−5−メトキシ−1,2−メチレン
ジオキシベンゼンの製造に対して記された還元)、又は
酢酸の存在下に鉄を使用する式(II)の化合物の還元に
よつて取得することができる。
Rが水素原子ではない場合の式(I′)の化合物は、
化合物(I′a)から、芳香族アミンのアルキル化、ヒ
ドロキシアルキル化又はアルコキシアルキル化に対して
一般的な方法によつて、取得することができる。
これらの方法の中で、本発明者は、分子中のメチレン
ジオキシ基の存在を考慮して、もつとも有利なアルキル
化方法は、第一段階において、化合物(I′a)のN−
ホルミル化による化合物(III)の取得から成っている
ことを見出した。第二の段階において化合物(III)を
塩基性媒体中でアルキル化して化合物(IV)を与え、無
機酸の作用を施すと、それはRがアルキル基である場合
の化合物(I′)の取得を可能ならしめる。これらの経
過は下式によつて表わされる: 式中でR、Z、R1及びR2は、Rが水素原子を表わさな
いことを除いて前記の意味を有する。
好適なヒドロキシアルキル化方法としては、化合物
(I′a)に対するクロロぎ酸β−クロロエチルの作用
を挙げることができるが、それは、第一段階において、
相当するカルバミン酸β−クロロエチルの取得を可能と
し、それは、第二段階において、たとえば水酸化ナトリ
ウム又は水酸化カリウムのような強無機塩基の作用を受
けて、Rがβ−ヒドロキシエチル基である場合の化合物
(I′)の取得を可能とする。
本発明の別の目的は、式(II′) の新規中間体化合物であつて、上式中でZはC2〜C4アル
キル基、C2〜C4ヒドロキシアルキル基、C3〜C6ポリビト
ロキシアルキル基、トリフルオロエチル基又はC2〜C6
ルコキシアルキル基を表わし、R1及びR2は相互に無関係
に水素原子又はC1〜C4アルキル基を表わす。
本発明の別の目的は式(II′)の化合物の製造方法で
ある。
基Zがトリフルオロエチル基ではない場合の式(I
I′)の化合物は: a) 硫酸ジアルキル又はハロゲン化アルキル、ヒドロ
キシアルキル、ポリヒドロキシアルキル又はアルコキシ
アルキルと式: 式中でR1及びR2は前記の意味を有する、 の化合物の、たとえば炭酸塩のようなアルカリ試剤及び
ベンゼン又はジメチルホルムアミドとすることができる
溶剤の存在における反応によつて(R1=R2=Hである式
(V)の化合物はジヤーナル・オブ・オルガニツク・ケ
ミストリー、第24巻、327〜329頁(1959)及びジヤーナ
ル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエテイー、第64
巻、2983〜2986頁(1942)中に記されている。R1及びR2
がアルキル基を表わす式(V)の化合物は、2,2−二置
換1,3−ベンゾジオキソールを四酢酸鉛によつてアセチ
ル化し、酢酸の存在下又は不存在下で希硝酸を使用する
慣用の方法に従つてニトロ化し、次いで加水分解するこ
とによつて得ることができる。これらの経過は下式によ
つて表わされる。
式(XIII)の化合物は、オーストラリアン・ジヤーナ
ル・オブ・ケミストリー(1980)、第33巻(3)、675
〜80頁に記載されたケトンR1COR2をピロカテコールと反
応させる方法によつて得ることができる。
式(XIV)の化合物は、オーストラリアン・ジヤーナ
ル・オブ・ケミストリー(1980)第33巻(3)、527〜4
3頁に記載された方法に従つて得ることができる。);
又は b) 酢酸の存在又は不在において、5〜30℃の温度
で、希硝酸を用いて式: 式中でZ、R1及びR2は、Zに対するトリフルオロエチ
ルの場合を除いて、前記の意味を有している、 の化合物をニトロ化することによつて、製造することが
できるが、後者の方法はZがアルキル又はアルコキシア
ルキルを表わす場合の式(II′)の化合物の場合におけ
る使用が好ましい。
式(VI)の化合物は: a) 式: 式中でR1及びR2は前記の意味を有する、 の化合物(VII)から、フエノールのアルキル化、ヒド
ロキシアルキル化又はアルコキシアルキル化に対して一
般的な手順に従つて、ハロゲン化アルキル、ヒドロキシ
アルキル、ポリヒドロキシアルキル又はアルコキシアル
キル、あるいは硫酸ジアルキルの作用によつて、(R1
びR2がアルキル基を表わす式(VII)の化合物式(XIV)
の化合物を加水分解する方法で得られる。この反応は下
で表わすことができる。)あるいは b) 式: 式中Zは、トリフルオロエチルを除いて、前記の意味
を有する、 の化合物(VIII)から、通常の手順、特に“有機合成に
おける保護基"T.W.グリーン、ジヨーン・ワイリー、イ
ンターサイエンス、1981、108〜112頁中に記す方法、に
従つてジハロメタン、式 のアルデヒド又はケトンの作用によつて、製造すること
ができる。
式(II)の公知の化合物である4−メトキシ−5−ニ
トロ−1,2−メチレンジオキシベンゼンは、モナーチユ
・ケム、88、541〜559頁(1957)に従つて、4−ヒドロ
キシ−5−ニトロ−1,2−メチレンジオキシベンゼンか
ら炭酸ナトリウムとトルエンの存在における硫酸ジメチ
ルとの反応によつて、又はジヤーナル・オブ・アグリカ
ルチヤー・アンド・フード・ケミストリー、第15巻、14
0頁(1967)又はツアイトシユリフト・ヒユル・ナツー
アホルシユング33C、459〜464頁(1978)に従つて、4
−メトキシ−1,2−メチレンジオキシベンゼンから酢酸
の存在における硝酸によるニトロ化によつて製造するこ
とができる。
Zがトリフルオロエチル基である場合の式(II′)の
化合物は4,5−ジニトロ−1,2−メチレンジオキシベンゼ
ンから製造することができる。
本発明者は、たとえば水酸化カリウムのような強塩基
の存在における、アルコールZ−ORと式(IX)の4,5−
ジニトロ−1,2−メチレンジオキシベンゼンとの、過剰
のアルコールZ−OHを溶剤として使用する反応は、基Z
がアルキル、ヒドロキシアルキル又はポリヒドロキシア
ルキル基である場合には、式(X)のジニトロフエノー
ルを与えることを見出した: 全く意外なことに、同一条件下に、Z−OHがトリフル
オロエタノールであるときに、Zがトリフルオロエチル
基である場合の式(II′)の化合物を、下記反応式に従
つて、好収率で選択的に取得することができる: 式(I)及び(I′)中における好適な基Rとして
は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチ
ル、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル、
γ−ヒドロキシプロピル及びβ,γ−ジヒドロキシプロ
ピル基を挙げることができる。
式(I)、(I′)、(I′a)、(II)及び(I
I′)中の好適な基Zとしては、トリフルオロエチル、
メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、β−ヒド
ロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル、γ−ヒドロキ
シプロピル及びβ,γ−ジヒドロキシプロピル基を挙げ
ることができる。
好適な式(I′)の化合物としては: 4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−メトキシ−1,
2−メチレンジオキシベンゼン、 4−アミノ−5−(2′,2′,2′−トリフルオロエト
キシ)−1,2−メチレン−ジオキシベンゼン、 4−メチルアミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジ
オキシベンゼン、 4−アミノ−5−(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2
−メチレンジオキシベンゼン、及び 6−アミノ−5−メトキシ−2−メチル−2−プロピ
ル−1,3−ベンゾジオキソール、並びにそれらの無機酸
による付加塩を挙げることができる。
式(II′)の化合物としては、4−ニトロ−5−(β
−ヒドロキシエトキシ)−1,2−メチレンジオキシベン
ゼン、4−ニトロ−5−(2′,2′,2′−トリフルオロ
エトキシ)−1,2−メチレン−ジオキシベンゼン及び5
−メトキシ−6−ニトロ−2−メチル−2−プロピル−
1,3−ベンゾジオキソールを挙げることができる。
本発明によるケラチン繊維用の染色組成物中で式
(I)の複素環式カツプラーと組合わせて使用するパラ
形の酸化染料前駆体は、p−フエニレンジアミン、p−
アミノフエノール、及び、たとえば2,5−ジアミノピリ
ジン、2−ヒドロキシ−5−アミノピリジン又はテトラ
アミノピリジンのような複素環式パラ前駆体から選択す
ることができる。
p−フエニレンジアミンとしては、以下の式(XII)
に相当する化合物及びそれらの化合物の美容的に許容で
きる塩類を挙げることができる: 式中でR1、R2及びR3は同一又は異なるものであり且つ
水素又はハロゲン原子、1〜4炭素原子を含有するアル
コキシ基、1〜4炭素原子を含有するアルコキシ基であ
り、 R4及びR5は同一又は異なるものであり且つ水素原子又
はアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキ
ル、カルバミルアルキル、メシルアミノアルキル、アセ
チルアミノアルキル、ウレイドアルキル、カルベトキシ
アミノアルキル、ピペリジノアルキル又はモルホリノア
ルキル基を表わし、R4及びR5が表わすアルキル又はアル
コキシ基は1〜4炭素原子を含有し、あるいはR4及びR5
はそれらが結合している窒素原子と共に、ピペリジノ又
はモルホリノ複素環式環を形成することができ、但しR4
及びR5が水素を表わさないときR1又はR3或いはR1とR3
両方は水素原子を表わす。
式(XII)の化合物としては、p−フエニレンジアミ
ン、p−トリレンジアミン、メトキシ−パラ−フエニレ
ンジアミン、クロロ−パラ−フエニレンジアミン、2,6
−ジメチル−p−フエニレンジアミン、2,5−ジメチル
−パラ−フエニレンジアミン、2−メチル−5−メトキ
シ−パラ−フエニレンジアミン、2,6−ジメチル−5−
メトキシ−パラ−フエニレンジアミン、N,N−ジメチル
−パラ−フエニレンジアミン、3−メチル−4−アミノ
−N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジ(β−ヒドロキシエ
チル)−パラ−フエニレンジアミン、3−メチル−4−
アミノ−N,N−ジ(β−ヒドロキシエチル)アニリン、
3−クロロ−4−アミノ−N,N−ジ(β−ヒドロキシエ
チル)アニリン、4−アミノ−N,N−(エチル,カルバ
ミルメチル)アニリン、3−メチル−4−アミノ−N,N
−(エチル,カルバミルメチル)アニリン、4−アミノ
−N,N−(エチル,β−ピペリジノエチル)アニリン、
3−メチル−4−アミノ−N,N−(エチル,β−ピペリ
ジノエチル)アニリン、4−アミノ−N,N−(エチル,
β−モルホリノエチル)アニリン、4−アミノ−N,N−
(エチル,β−アセチルアミノエチル)アニリン、4−
アミノ−N,β−メトキシエチルアニリン、3−メチル−
4−アミノ−N,N−(エチル,β−アセチルアミノエチ
ル)アニリン、4−アミノ−N,N−(エチル,β−メシ
ルアミノエチル)−アニリン、3−メチル−4−アミノ
−N,N−(エチル,β−メチルアミノエチル)−アニリ
ン、4−アミノ−N,N−(エチル,β−スルホエチル)
アニリン、3−メチル−4−アミノ−N,N−(エチル,
β−スルホエチル)アニリン、N−[(4′−アミノ)
フエニル]モルホリン及びN−[(4′−アミノ)フエ
ニル]ピペリジンを挙げることができる。これらのパラ
形の酸化染料前駆体は遊離塩基又は塩の形態、たとえば
塩酸、臭化水素又は硫酸塩の形態で染色組成物に対して
加えることができる。
p−アミノフエノールとしえは、p−アミノフエノー
ル、2−メチル−4−アミノフエノール、3−メチル−
4−アミノ−フエノール、2−クロロ−4−アミノフエ
ノール、3−クロロ−4−アミノフエノール、2,6−ジ
メチル−4−アミノフエノール、3,5−ジメチル−4−
アミノフエノール、2,3−ジメチル−4−アミノフエノ
ール、2,5−ジメチル−4−アミノフエノール、2−ヒ
ドロキシメチル−4−アミノフエノール、2−(β−ヒ
ドロキシエチル)−4−アミノフエノール、2−メトキ
シ−4−アミノフエノール及び3−メトキシ−4−アミ
ノフエノールを挙げることができる。
本発明による染色組成物は、たとえばオルト−アミノ
フエノール、オルト−フエニレンジアミン又は1−アミ
ノ−2−ヒドロキシベンゼン、6−メチル−1−ヒドロ
キシ−2−アミノベンゼン又は4−メチル−1−アミノ
−2−ヒドロキシベンゼンのようなオルト−フエノール
の如き、オルト形の酸化染料前駆体を含有することもで
きる。
式(I)の複素環式カツプラーを含有する本発明によ
る染色組成物は、場合によつては、たとえばメタ−ジフ
エノール、メタ−アミノフエノール、メタ−フエニレン
ジアミン、メタ−アシルアミノフエノール、メタ−ウレ
イドフエノール、メタ−スルバルコキシアミノフエノー
ル又はα−ナフトールのような、公知の他のカツプラ
ー、及びたとえばβ−ケトン化合物及びピラゾロンのよ
うな活性メチレン基を有するカツプラーを含有すること
ができる。
たとえば、特に、2,4−ジヒドロキシフエノキシエタ
ノール、2,4−ジヒドロキシアニソール、メタ−アミノ
フエノール、レソルシノールモノメチルエーテル、2−
メチル−5−アミノフエノール、2−メチル−N−(β
−ヒドロキシエチル)−5−アミノフエノール、2−メ
チル−N−(β−メチルアミノエチル)−5−アミノフ
エノール、2,6−ジメチル−3−アミノフエノール、6
−ヒドロキシベンゾモルホリン、2,4−ジアミノアニゾ
ール、2,4−ジアミノフエノキシエタノール、6−アミ
ノ−ベンゾモルホリン、[2−N−(β−ヒドロキシエ
チル)アミノ−4−アミノ]フエノキシエタノール、2
−アミノ−4−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノア
ニソール、2,4−ジアミノフエニルβ,γ−ジ−ヒドロ
キシプロピルエーテル、2,4−ジアミノフエノキシエチ
ルアミン及びそれらの塩類を挙げることができる。
公知のように、たとえばアゾ又はアントラキノン染料
あるいはエンゼン系列のニトロ誘導体のような直接染料
をも、酸化染料前駆体が提供する色合いを変化させ、あ
るいは色の光彩を豊かにするために、これらの組成物に
添加することができる。
本発明の染料組成物中で使用するパラ形酸化染料前駆
体及びカツプラーの全量は、該組成物の重量で0.3〜7
%を占めることが好ましい。化合物(I)の濃度は全組
成物の重量0.05〜3.5%の間で変えることができる。
美容的に許容できる媒体は一般に水性のものであり、
そのpHは8〜11の間でかえることができるが、9〜11が
好ましい。
pHは、たとえばアンモニア水、アルカリ金属炭酸塩、
又はモノ−、ジ−又はトリエタノールアミンのようなア
ルカノールアミンの如きアルカリ化剤の使用によつて、
望ましい値に調節する。
好適具体化においては、本発明による染料組成物は陰
イオン、陽イオン、非イオン又は両性界面活性剤又はそ
れらの混合物をも含有する。これらの界面活性剤として
は、特に脂肪アルコールアルキルベンゼンスルホナー
ト、アルキルナフタレンスルホナート、サルフエート、
エーテルサルフエート及びスルホナート、たとえば臭化
トリメチルセチルアンモニウムブロミド、臭化セチルピ
リジニウムのような第四アンモニウム塩、場合によつて
はオキシエチレン化した脂肪酸エタノールアミド、ポリ
オキシエチレン化酸、アルコール及びアミン類、ポリグ
リセロール化アルコール及びポリオキシエチレン化又は
ポリグリセロール化アルキルフエノール、ならびにポリ
オキシエチレン化アルキルサルフエートを挙げることが
できる。界面活性剤は、本発明の組成物中で、組成物の
全重量に基づいて、重量で0.5〜55%、好ましくは重量
で2〜50%の割合を占める。
これらの組成物は水中に十分に溶解させることができ
ない化合物を可溶化するために、有機溶剤をも含有する
ことができる。これらの溶剤としては、たとえば、エタ
ノール及びイソプロパノールのような低級C1〜C4アルカ
ノール、グリセリン、たとえば2−ブトキシエタノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエ
ーテルのようなグリコール又はグリコールエーテル、及
びたとえばベンジルアルコール又はフエノキシエタノー
ルのような芳香族アルコール、類似の化合物及びそれら
の混合物を挙げることができる。
本発明の組成物に加えることができる増粘剤は、特
に、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、たとえばメ
チルセルロース、ヒドキロキシセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、アクリル酸重合体及びキサンタン
ゴムから成るグループから選ぶことができる。たとえば
ベントナイトのような無機増粘剤を用いることもでき
る。これらの増粘剤は、組成物の全重量に基づいて、重
量で0.1〜5%、特に重量で0.2〜3%の割合で存在させ
ることが好ましい。
組成物は、特に、亜硫酸ナトリウム、チオグリコール
酸、重亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸及びヒドロキ
ノンから選んだ酸化防止剤を含有することができる。こ
れらの酸化防止剤は、組成物の全重量に基づいて、重量
で0.05〜1.5%の割合で組成物中に存在させる。
本発明に従つて使用することができるその他の助剤
は、たとえば、浸透剤、金属イオン封鎖剤、緩衝剤及び
香料である。
本発明による染色組成物は、たとえば液体、クリー
ム、ゲルの形態で、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪
の染色の達成に適するその他の形態のような、種々の形
態で、使用することができる。それらは推進薬の存在
で、エーロゾルびんに包装することもできる。
酸化染料前駆体と式(I)のカツプラーを含有する本
発明による染色組成物は、酸化剤を用いる顕色を用いる
方法に従がうケラチン繊維及び特にヒトの毛髪の染色方
法において使用する。
この方法に従つて、上記の染色組成物を、使用の時点
で、十分な量の酸化溶液と混合し、取得した混合物を次
いで毛髪に付与する。
酸化溶液は、たとえば、過酸化水素、尿素過酸化物又
は、たとえば過硫酸アンモニウムのような過酸塩の解き
酸化剤を含有する。20容量の過酸化水素溶液を用いるこ
とが好ましい。
取得した混合物を毛髪に塗布し、そのまま10〜40分、
好ましくは15〜30分放置し、その後に毛髪をすすぎ、シ
ヤンプーで洗い、再びすすいだのち乾燥する。
本発明による式(I)のカツプラーの使用を行なう別
の方法は、複数の段階を包含し且つ、それらの段階の一
つにおいて、前記のような組成物によつてパラ酸化染料
前駆体を付与し且つ別の段階において、式(I)のカツ
プラーを付与することから成っている。酸化剤は第二段
階において付与する組成物中に存在させるか、さもなけ
れば、第三段階においてケラチン繊維自体に対して付与
するが、露出と乾燥又は洗浄条件は同一である。
本発明を製造と使用についての以下の実施例によつ
て、更によく例証するが、これらの実施例は本発明の範
囲を限定するためのものではなく、単に例証のためのも
のとみなすべきである。
製造実施例1 4−アミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオキシベ
ンゼン塩酸塩の製造 3.3mlの水と1.7mlの酢酸が添加してある40mlのエチノ
ール中の18.5の水素還元鉄粉の懸濁物を還流下に加熱す
る。0.033モル(6.4g)の4−ニトロ−5−メトキシ−
1,2−メチレンジオキシベンゼンを少しづつ添加する。
添加の終了後に加熱を30分継続する。10mlの無水エタノ
ールを加え、次いで沸とう混合物を過する。液に対
して無水エタノール中の20mlの7N塩酸溶液を加える。予
期の生成物が沈澱する。水−アルコール混合物からの再
結晶後に、それは190〜200℃で分解する。
取得した生成物の元素分析は下記の結果を与える: 製造実施例2 4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−メトキシ−
1,2−メチレンジオキシベンゼンの製造 段階1: N−[(2−メトキシ−4,5−メチレンジオキシ)フエ
ニル]カルバミン酸β−クロロエチルの製造 実施例1において調製した0.1モル(20.3g)の4−ア
ミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオキシベンゼン
塩酸塩と0.12モル(12g)の炭酸カルシウムを80mのジオ
キサン中で、沸とう水浴上で、加熱する。0.11モル(1
5.7g)のクロロぎ酸β−クロロエチルを少しづつ加え
る。30分の加熱後に、反応混合物を300gの水と水の混合
物上に注下する。反応混合物を酸性としたのち、予期の
生成物を過によつて分離して水中で再スラリー化す
る。
段階2: 4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−メトキシ−
1,2−メチレンジオキシベンゼンの製造 上記段階で調製した湿ったN−[(2−メトキシ−4,
5−メチレンジオキシ)フエニル]カルバミン酸β−ク
ロロエチルを0.33モルの水酸化ナトリウムペレツトを含
有する40mlの水と40mlのエタノールに加える。全体を還
流下に2.5時間加熱する。
冷却後に、反応混合物を150mlの氷水で希釈して、期
待の生成物を過によつて分離する。96%エタノールか
らの再結晶後に、それは119℃で融解する。
取得した生成物の分析は以下の結果を与える: 製造実施例3 4−アミノ−5−(2′,2′,2′−トリフルオロエトキ
シ)−1,2−メチレンジオキシベンゼンの製造 段階1 4−ニトロ−5−(2′,2′,2′−トリフルオロエトキ
シ)−1,2−メチレンジオキシベンゼン 0.4モル(26.4g)の濃度85%の水酸化カリウムペレツ
トを0.5モル(50g)の2,2,2−トリフルオロエタノール
中で70℃に加熱し、次いで10mlのN−メチルピロリドン
を加える。42mlのN−メチルピロリドン中の0.2モル(4
2.4g)の4,5−ジニトロ−1,2−メチレンジオキシベンゼ
ン[シンセシス,924〜925頁(1978)に従つて合成]の
溶液を60〜65℃で滴下する。添加の終了後に加熱を30分
続ける。冷却後に、反応混合物を1の氷水上に注下す
る。期待した生成物の沈澱を別し、水で洗浄し且つ50
℃において真空下に五酸化りんの存在下に乾燥したの
ち、ベンゼンから再結晶する。これは94℃で融解する。
取得した生成物の分析は下記の結果を与える: 段階2 4−アミノ−5−(2′,2′,2′−トリフルオロエトキ
シ)−1,2−メチレンジオキシベンゼン 8.5mlの水と6mlの酢酸が加えてある120mlの96゜エタ
ノール中の55gの鉄粉の懸濁物を還流下に加熱する。0.1
モル(26.5g)の4−ニトロ−5−(2′,2′,2′−ト
リフルオロエトキシ)−1,2−メチレンジオキシベンゼ
ンを少しづつ加える。添加の終了後に加熱を30分続け
る。沸とうしている間に反応混合物を過する。エタノ
ール中の7N塩酸溶液40mlを加えた液を蒸発乾固する。
期待した生成物の塩酸塩を単離する。水中に溶解し、次
いでアンモニア水で中和したのちに、期待の生成物が沈
澱する。真空下に乾燥し且つシクロヘキサンから再結晶
後に、それは78℃で融解する。
取得した生成物の分析は下記の結果を与える: 製造実施例4 4−メチルアミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオ
キシベンゼンの製造 段階1: 4−N−ホルミルアミノ−5−メトキシ−1,2−メチレ
ンジオキシベンゼンの製造 40mlのホルムアミド中の0.05モル(9.9g)の4−アミ
ノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオキシベンゼン塩
酸塩を沸とう水浴上で0.5時間加熱する。反応混合物を
冷却する。期待の生成物の沈澱を別する。水中で再ス
ラリー化し、乾燥したのちに、それは138℃で融解す
る。
段階2: 4−(N−ホルミル,N−メチル)アミノ−5−メトキシ
−1,2−メチレンジオキシベンゼンの製造 22mlのジメチルホルムアミド中の0.033モル(6.5g)
の4−(N−ホルミルアミノ−5−メトキシ−1,2−メ
チレンジオキシベンゼンの溶液を調製する。メタノール
中の30%ナトリウムメチラート溶液22.5mlと10.5mlの硫
酸メチルを、25〜45℃の温度において、3時間かけて交
互に加える。次いで反応混合物を300gの水と氷の混合物
上に注下する。期待した生成物が沈澱する。96゜エタノ
ールからの再結晶後に、それは112℃で融解する。
取得した生成物の分析は下記の結果を与える: 段階3: 4−メチルアミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオ
キシベンゼンの製造 段階2において調製した0.029モル(6g)の化合物を5
0mlの7N塩酸アルコール溶液中で還流下に1時間加熱す
る。反応混合物を冷却する。期待した生成物の塩酸塩を
別する。
この塩酸塩を最低量の水中に溶解し且つアンモニア水
で中和したのちに、期待した生成物が析出する。過及
び乾燥後に、それは66℃で融解する。
取得た生成物の分析は下記の結果を与える: 製造実施例5 4−アミノ−5(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2−メ
チレンジオキシベンゼン塩酸塩の製造 段階1: 4−ニトロ−5−(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2−
メチレンジオキシベンゼンの製造 21.3gのグリコールブロモヒドリンと22.1gの炭酸カリ
ウムが添加してある60mlのジメチルホルムアミド中の4
−ヒドロキシ−5−ニトロ−1,2−メレンジオキシベン
ゼンを沸とう水浴上で加熱する。7時間の加熱後に、反
応混合物を冷却する。期待の生成物が沈澱する。96゜エ
タノールから、次いでベンゼンからの再結晶後に、それ
は122℃で融解する。
取得した生成物の分析は下記の結果を示す: 段階2: 4−アミノ−5−(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2−
メチレンジオキシベンゼン塩酸塩の製造 3.5mlの水と2.5mlの酢酸が加えてある50mlの96゜エタ
ノール中の23gの水素還元鉄粉の懸濁液を還流下に加熱
する。0.42モル(9.5g)の4−ニトロ−5−(β−ヒド
ロキシエトキシ)−1,2−メチレンジオキシベンゼンを
少しづつ加える。添加の終了後に撹拌を30分続ける。
40mlの無水エタノールの添加後に反応混合物を沸とう
下に別する。エタノール中の17mlの7N塩酸溶液を液
に加えて期待の生成物の塩酸塩を沈澱させる。塩酸塩を
100mlの水中に溶解する。過して褐色の不溶解物を除
き且つアンモニア水で中和したのちに、4−アミノ−5
(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2−メチレンジオキシ
ベンゼンが沈澱する。ベンゼンからの再結晶後に、それ
は102℃で融解する。
精製後に取得した塩酸塩の元素分析は下記の結果を与
える: 製造実施例6 6−アミノ−5−メトキシ−2−メチル−2−プロピル
−1,3−ベンゼンジオキソール塩酸塩の製造 0.35モル(48.5g)の1,2−ジヒドロキシ−4−メトキ
シベンゼン、0.38モル(32.7g)の2−ペンタノン及び1
gのp−トルエンスルホン酸を350mlのベンゼンに加え
る。この混合物をベンゼン還流下に加熱することによつ
て、生成した水を除去する。50時間の加熱後に、反応混
合物を冷却し、次いで紙を通して過する。減圧下の
蒸発後に取得した褐色の油を500mlのエチルエーテル中
に溶解する。未反応の1,2−ジヒドロキシ−4−メトキ
シベンゼンを除去するために炭酸ナトリウムの水溶液で
抽出したのちに、エーテル相を硫酸ナトリウムで乾燥す
る。減圧下のエチルエーテルの蒸発後に、期待の生成物
を取得し、それをそのまま次の段階に使用する。
段階2 5−メトキシ−6−ニトロ−2−メチル−2−プロピル
−1,3−ベンゾジオキソールの製造 前段階において調製した0.19モル(40g)の5−メト
キシ−2−メチル−2−プロピル−1,3−ベンゾジオキ
ソールを100mlの酢酸中に溶解する。このようにして調
製した溶液を15℃に冷却したのち、14.7mlの硝酸(d=
1.40)と15mlの酢酸から成る溶液を15分かけて滴下す
る。冷却して20〜24℃の温度に保つ。添加の終了後に撹
拌を15分間続ける。
反応混合物を350gの氷水上に注下する。沈澱を別
し、水及びイソプロパノールを用いて洗浄する。乾燥後
に50mlの96゜エチルアルコールから再結晶する。それは
67℃で融解する。
取得した生成物の分析は下記の結果を与える: 段階3 5−メトキシ−6−ニトロ−2−メチル−2−プロピル
−1,3−ベンゾオキソールの還元 7mlの水と5mlの酢酸が加えてある、150mlのエタノー
ル中の50gの水素還元鉄粉を還流下に加熱する。0.08モ
ル(20.3g)の5−メトキシ−6−ニトロ−2−メチル
−2−プロピル−1,3−ベンゾオキソールを少しづつ加
える。添加の終了後に撹拌を30分続ける。反応混合物を
沸とう下に過する。液に25mlの7N塩酸溶液を加え
る。
蒸発後に、期待の生成物の乾燥抽出物を取得する。
乾燥後に、取得した生成物の分析は下記の結果を与え
る: 使用実施例1 下記の乾燥混合物を調製する: 4−アミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオキシベ
ンゼン塩酸塩 0.509g 4−アミノ−N−β−メトキシエチルアニリン・二塩酸
塩 0.597g アルフオールC16/18−コンデア社(50/50セチルステア
リルアルコール) 8.00 g ラネツトワツクスE−ヘンケル社(セチルステアリル硫
酸ナトリウム) 0.50 g セムルゾルB−ローネープーレン(エトキシル化ひまし
油) 1.00 g オレイルジエタノールアミド 1.50 g マスコールDTPA−プロテツクス社(ジエチレントリアミ
ン五酢酸) 2.50 g 20%アンモニア水 11.00 g 水を加えて 100 g pH=9.9 使用の時点で100gの20容量過酸化水素を加える。90%
の自然の白髪に対して30℃において20分間付与すると、
シヤンプーで洗い且つすすいだのちに、混合物は髪に対
して淡黄緑色を与える。
使用実施例2 下記の乾燥混合物を調製する: N,N−ジ(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フエニレン
ジアミン・二塩酸塩 0.67g 4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−メトキシ−
1,2−メチレンジオキシベンゼン 0.53g アルフオールC16/18−コンデア社(50/50セチルステア
リルアルコール) 19.00g コータノールG−ヘンケル社(2−オクチルドデカノー
ル) 4.5 g マージタルC.S.−ヘンケル社(15モルのエチレンオキシ
ド含有セチルステアリルアルコール) 2.5 g ラウリル硫酸アンモニウム 10.0 g 重合体B 4.0 g 下記繰返し単位から成るカチオン重合体: ベンジルアルコール 2.0g 20%アンモニア水 11.0g トリロンB(エチレンジアミン四酢酸) 1.0g 35゜▲B ▼重亜硫酸ナトリウム 1.2g 水を加えて 100 g pH=9.7 90gの20容量過酸化水素を使用の時点で加える。漂白
した毛髪に対して30℃において20分間付与するときは、
この混合物は、シヤンプーで洗い且つすすいだのちに、
髪に対して中庸の黄緑色を与える。
使用実施例3 下記の染色混合物を調製する: 4−アミノ−5−(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2−
メチレンジオキシベンゼン塩酸塩 0.584g p−フエニレンジアミン 0.27 g 2モルのグリセリンによりポリグリセロール化したオレ
イルアルコール 4.50 g 4モルのグリセリンによりポリグリセロール化したオレ
イルアルコール 4.50 g エトミーン012−アームーン・ヘス・ケミカル社(12モ
ルのエチレンオキシドでオキシエチレン化したオレイル
アミド) 4.50 g コンパーランKD−ヘンケル社(コプラジエタノールアミ
ド) 9.00 g プロピレングリコール 4.00 g 2−ブトキシエタノール 8.00 g 96゜エタノール 6.00 g マスコールDTPA−プロテツクス社(ジエチレントリアミ
ン五酢酸の5Na塩) 2.00 g ヒドロキノン 0.15 g 35゜▲B ▼重亜硫酸ナトリウム 1.30 g 20%アンモニア水 10.00 g 水を加えて 100 g pH=10.1 100gの20容量過酸化水素を使用の時点で加える。漂白
した毛髪に対して30℃において20分間付与するときは、
混合物は、シヤンプーで洗い且つすすいだのちに、淡緑
色を毛髪に与える。
使用実施例4 下記の染色混合物を調製する: 4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−メトキシ−
1,2−メチレンジオキシベンゼン 0.53 g 4−アミノ−N−β−メトキシエチルアニリン・二塩酸
塩 0.509g カーボポール934−グツドリツチケミカル社 3.00 g 96゜アルコール 11.00 g 2−ブトキシエタノール 5.00 g 臭化トリメチルセチルアンモニウム 2.00 g トリロンB(エチレンジアミン四酢酸) 0.20 g 20%アンモニア水 10.00 g 35゜▲B ▼重亜硫酸ナトリウム 1.00 g 水を加えて 100 g pH=9.6 使用の時点で100gの20容量の過酸化水素を加える。漂
白した毛髪に対して30℃において20分間付与すると、シ
ヤンプーで洗い且つすすいだのちに、混合物は毛髪に対
して淡黄緑色を与える。
使用実施例5 下記の染色混合物を調製する: 6−アミノ−5−メトキシ−2−メチル−2−プロピル
−1,3−ベンゾジオキソール塩酸塩 1.30g 2,5−ジアミノトルエン二塩酸塩 0.97g セマルゾルNP4−ローネープーレン(4モルのエチレン
オキシド含有ノニルフエノール) 21.00g セマルゾルNP9−ローネープーレン(9モルのエチレン
オキシド含有ノニルフエノール) 24.00g オレイン酸 4.00g 2−ブトキシエタノール 3.00g 96゜エタノール 10.00g マスコールDTPA−プロテツクス社(ジエチレントリアミ
ン五酢酸の五ナトリウム塩) 2.50g 35゜Be重亜硫酸ナトリウム溶液 1.00g 20%アンモニア水 10.00g 水を加えて 100 g pH=10 使用の時点で100gの20容量過酸化水素を加える。パー
マネントウエーブをかけた毛髪に対して30℃において35
分間付与すると、この混合物は毛髪に対して金色がかつ
た淡青銅色を与える。
使用実施例6 下記の染色混合物を調製する: 4−アミノ−3−メトキシフエノール 1.00g 4−アミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオキシベ
ンゼン・塩酸塩 1.30g カルボキシメチルセルロース 2.00g ラウリル硫酸ナトリウム 5.00g プロピレングリコール 8.00g 2−ブトキシエタノール 8.00g マスコールDTPA−プロテツクス社(ジエチレントリアミ
ン五酢酸の五ナトリウム塩) 2.00g 酢酸アンモニウム 1.00g チオグリコール酸 20%アンモニア水 10.00g 水を加えて 100 g pH=11.5 使用の時点で100gの20容量過酸化水素を加える。90%
の自然の白髪に対して28℃において30分間付与するとき
は、この混合物は白髪に対して、シヤンプーによる洗浄
とすすぎののちに、緑金色を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 3/08 D06P 3/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】美容的に許容できる溶剤媒体中に、少なく
    とも一つのパラ形酸化染料前駆体と少なくとも一つの、
    式: 式中でRは水素、C1〜C4アルキル基、C2〜C4ヒドロキシ
    アルキル基、C3〜C6ポリヒドロキシアルキル基又はC2
    C6アルコキシアルキル基を表わし、Zは、C1〜C4アルキ
    ル基、C2〜C4ヒドロキシアルキル基、C3〜C6ポリヒドロ
    キシアルキル基、C2〜C6アルコキシアルキル基又はトリ
    フルオロエチル基を表わし、且つR1及びR2は相互に無関
    係に水素又はC1〜C4アルキル基を表わす、 の化合物又は無機酸による式(I)の化合物の酸付加塩
    である複素環式カツプラーを含有することを特徴とす
    る、ケラチン質繊維、特にヒトの毛髪のための染色組成
    物。
  2. 【請求項2】式(I)の化合物が、 4−アミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオキシベ
    ンゼン、 4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−メトキシ−
    1,2−メチレンジオキシベンゼン、 4−アミノ−5−(2′,2′,2′−トリフルオロエトキ
    シ)−1,2−メチレンジオキシベンゼン、 4−メチルアミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオ
    キシベンゼン、 4−アミノ−5−(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2−
    メチレンジオキシベンゼン、又は 6−アミノ−5−メトキシ−2−メチル−2−プロピル
    −1,3−ベンゾジオキソール である特許請求の範囲第1項に記載の染色組成物。
  3. 【請求項3】式: 式中でRは水素、C1〜C4アルキル基、C2〜C4ヒドロキシ
    アルキル基、C3〜C6ポリヒドロキシアルキル基又はC2
    C6アルコキシアルキル基を表わし、且つZはC1〜C4アル
    キル、、C2〜C4ヒドロキシアルキル、C3〜C6ポリヒドロ
    キシアルキル又は、C2〜C6アルコキシアルキル基又はト
    リフルオロエチル基を表わし、R1及びR2は相互に無関係
    に水素又はC1〜C4アルキル基を表わし、但しR、R1及び
    R2が水素を表わすときには、Zはメチル基を表わさない
    ことを条件とする、 の化合物又は無機酸による式(I′)の化合物の酸付加
    塩である複素環式カツプラー。
  4. 【請求項4】4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5
    −メトキシ−1,2−メチレンジオキシベンゼン、 4−アミノ−5−(2′,2′,2′−トリフルオロエトキ
    シ)−1,2−メチレンジオキシベンゼン、 4−メチルアミノ−5−メトキシ−1,2−メチレンジオ
    キシベンゼン、 4−アミノ−5−(β−ヒドロキシエトキシ)−1,2−
    メチレンジオキシベンゼン、及び 6−アミノ−5−メトキシ−2−メチル−2−プロピル
    −1,3−ベンゾジオキソール 並びに無機酸によるそれらの酸付加塩から選択する、特
    許請求の範囲第3項に記載の複素環式カツプラー。
JP62219277A 1986-08-20 1987-09-03 酸化染料前駆体と複素環式カツプリング剤を含有する染色組成物 Expired - Fee Related JP2509237B2 (ja)

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