JP2509231Y2 - クレ―ン装置付き油圧ショベル - Google Patents

クレ―ン装置付き油圧ショベル

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JP2509231Y2
JP2509231Y2 JP6428790U JP6428790U JP2509231Y2 JP 2509231 Y2 JP2509231 Y2 JP 2509231Y2 JP 6428790 U JP6428790 U JP 6428790U JP 6428790 U JP6428790 U JP 6428790U JP 2509231 Y2 JP2509231 Y2 JP 2509231Y2
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JP
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pin
rod
arm
hanger
bucket
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JP6428790U
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健一 武井
信孝 平野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、バケットを取付けたままで荷役作業を行
い得るクレーン装置付き油圧ショベルに関する。
[従来の技術] まず、従来の技術として、特開平1−33322号(特願
昭62−188559号)公報に開示されているクレーン装置付
き油圧ショベルを第6図ないし第9図を参照して説明す
る。
ショベル本体1の前部にはブームシリンダ5により起
伏させるブーム2が取付けられており、ブーム2の先端
部にはアームシリンダ6により揺動させるアーム3が連
結されており、アーム3の先端部には、バケットシリン
ダ7により回動させるバケット4と、バケット4の左右
一対の上部側板4aの外側に上端取付部を位置させたリン
ク11とが取付用ピン10により取付けられている。バケッ
トシリンダ7の基端部はアーム3の後方上側部に連結さ
れており、バケットシリンダ7のピストンロッドの先端
部は第一リンク8および第二リンク9の一端部に連結さ
れている。第一リンク8の他端部はアーム3の前方側面
部にピンにより連結されており、第二リンク9の他端部
はバケット4の上部側板4aにピンにより連結されてい
る。
前記の取付用ピン10はバケット専用機のものより軸寸
法が長くなつており、リンク11、バケット4の上部側板
4a、アーム3のピン穴に挿入されている。取付用ピン10
は固定用ピン12によりバケット4の一方の上部側板4aに
固定されている。取付用ピン10の両端部にはねじ部が設
けられており、これにはリンク11のはずれを防止する2
個のナット13が取付られている。ナット13はリンク11が
回動できるよう締め過ぎないように固定する。
両リンク11の下端部には取付用ピン10を挿入するピン
穴と直角方向に連結用ピン穴が設けられており、その連
結用ピン穴を介して左右対称のロッド14の上端部が連結
用ピン15により連結されている。ロッド14の下端部は、
それぞれハンガ16の上端外側部に連結用ピン17により連
結されている。すなわち、ロッド14の下端部とハンガ16
の上側外側部には、連結用ピン17を挿入するピン穴があ
けられてある。ロッド14の長さは、バケットシリンダ7
の伸長によりバケット4が回動した際、その爪4bの先端
がハンガ16の板状部16aに当るように設定されている。
第7図に示すように、ハンガ16の箱形構造部16bの内
部にはホルダ18が挿入されており、そのホルダ18は箱形
構造部に取付けたピン(図示してない)により支持され
ている。ホルダ18の内部には圧縮形ロードセル(図示し
てない)が取付けられており、ホルダ18の下部にはフッ
ク19がピンにより連結されている。フック19は第7図に
矢印で表わすように、フック19内部の軸受を介して自由
に回転できるようになつている。
アーム3の下面部には、それぞれハンガ16、フック19
を格納するための引掛け金具20、21が取付けられてお
り、その引掛け金具20、21にはピンを挿入するピン穴が
あけられてある。引掛け金具20に引掛けるハンガ16の部
分にはピン穴が設けられている。
クレーン装置の取付けはつぎのように行う。まず、ア
ーム3の先端の取付けピン穴とバッケット4の上部側板
4aのピン穴とを合わせ、それらピン穴に取付用ピン10を
挿入し、取付用ピン10を固定用ピン12によりバケット4
の上部側板4aに固定する。ついで、取付用ピン10の両端
側にリンク11をはめこみ、ナット13をはめこむ。ナット
13はリンク11が自由に回転できる程度に締付ける。そし
て、あらかじめハンガ16と組立てられたロッド14をリン
ク11に連結用ピン15により連結する。
クレーン装置を取外す場合は連結用ピン15を抜き取
り、ロッド14、ハンガ16およびフック19を取外す。リン
ク11は取付け用ピン10に取付けたままであるが、バケッ
ト4の上部側板4aの外側に位置しているので、バケット
4による掘削作業にはなんら支障はない。
荷役作業時には、第6図に示すように、リンク11、ロ
ッド14、ハンガ16、フック19をアーム3の先端部から垂
下させ、バケットシリンダ7を最短に縮め、バケット4
の爪4bの先端をハンガ16から遠ざけておく。この状態
で、玉掛けワイヤロープ22を介して吊り荷23を吊り上
げ、ブームシリンダ5、アームシリンダ6を伸縮させ、
また、ショベル本体1を旋回させて荷の移動を行う。
第7図に示すように、リンク11、ロッド14、ハンガ16
は連結用ピン15、17を頂点とする長方形を形成するの
で、玉掛けワイヤロープ22を斜め引きしたり、傾斜地で
荷役をしたり、また、ハンガ16が障害物に当つたりして
も、連結用ピン15を中心にロッド14が傾いてハンガ16が
横移動をするだけなので、無理な力が掛からず、安全で
ある。
リンク11、ロッド14、ハンガ16、フック19を格納する
際には、バケットシリンダ7を伸長してバケット4の爪
4bの先端をハンガ16の板状部16aに当てる。連結用ピン1
5、17の方向はバケット4の回転中心となる取付用ピン1
0に対して直角方向になつているので、リンク11、ロッ
ド14、ハンガ16は屈曲することなく一体となつて揺動す
る。さらにバケットシリンダ7、アームシリンダ6を伸
長させれば、クレーン装置は自重によりアーム3の下面
側に折りたたまれる。その状態で、フック19をピン23を
介して引掛け金具21に、ハンガ16をピン24を介して引掛
け金具20に保持する。バケット4とリンク11、ロッド1
4、ハンガ16との回動中心はともに取付用ピン10である
ため、折りたたむ時バケット4の爪4bとハンガ16の接触
部とは、ずれることがない。
掘削作業を行う時には、クレーン装置はアーム3の下
面に引掛け金具20、21により保持されているので、ブー
ム2、アーム3、バケット4になんら干渉することはな
い。すなわち、ブーム2、アーム3、バケット4を作動
させて、支障なく掘削作業を行うことができる。
[考案が解決しようとする課題] このようなクレーン装置付き油圧ショベルでは、クレ
ーン装置をアームに対して格納して、バケットで掘削作
業を行う時、クレーン装置の構成要素であるロッドがア
ームの下面より下側に位置するため、掘削した土砂や岩
石等が干渉してロッドの変形や損傷を招く。
この考案は、これにかんがみてなされたもので、クレ
ーン装置の格納時に、ロッドをアームの下面より高いア
ームの側面に容易に保持することができるクレーン装置
付き油圧ショベルを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この考案は、ロッドおよ
びリンクをアームの下端面より高い側面位置に保持し
て、ロッドの下端ピン取付部をピンにより連結させる連
結用具を、アームの側面とハンガとのどちらかに設けた
ことを特徴とする。
[作用] この構成において、クレーン装置をアームに対して格
納する時、ロッドおよびリンクを一体に回動させ、ロッ
ドの下端ピン取付部をピンにより連結用具に連結し、ロ
ッドおよびリンクをアームの下面より高いアームの側面
に保持する。
[実施例] つぎに、この考案の一実施例を第1図および第2図に
より説明する。両図において、第8図および第9図と同
じ構成部材は同じ符号で示してある。
ハンガ16にはロッド14およびリンク11をアーム3の下
端面3aより高いアーム3の側面に保持するための連結具
である支持板25が、アーム3を挟むことができる位置に
それぞれ取付けられており、その支持板25の突出端部25
aには、ロッド14の下端部のピン穴と合致させるピン穴
が設けられている。
クレーン装置をアーム3の下端面より高い側面に保持
させる場合にはまず、第1図に鎖線で示すようにロッド
14とハンガ16とを連結している連結用ピン17を抜き、ロ
ッド14を連結用ピン15を支点として外側方へ回動させ
る。ついで、ロッド14、連結用ピン15、リンク11を一体
として取付用ピン10を中心に上方に回動させて格納位置
高さにし、ロッド14を連結用ピン15を支点として内側方
へ回動させ、ロッド14の先端部を支持板25の突出端部25
aにはめ込み、突出端部25aに設けられているピン穴にロ
ッド14の下端部のピン穴を合致させ、両ピン穴に連結用
ピン17を差し込んでロッド14と支持板25とを連結する。
第1図および第2図はこの状態を示し、ロッド14および
リンク11はアーム3の下端面より高い側面位置に保持さ
れる。これにより、掘削作業に、掘削土砂や岩石がロッ
ド14よりさきにアーム3の下端面に当たり、アーム3へ
の直接的干渉が避けられる。
第3図ないし第5図は連結具をアーム3の側面部に設
けたこの考案の他の実施例を示し、それらの図におい
て、第1図および第2図と同じ構成部材は同じ符号で示
してある。
アーム3の両側面部には、それぞれ連結具であるブラ
ケット26が取付けられており、ブラケット26にはロッド
14の下端部のピン穴に合致させるピン穴が設けられてい
る。また、アーム3の下端面部には引掛け金具27が取付
けられており、ハンガ16には引掛け金具27を挟むブラケ
ット28が取付けられている。引掛け金具27とブラケット
28とにはピン穴が設けられている。
クレーン装置をアーム3の下端面より高い側面に保持
させる場合には、さきの実施例と同様にロッド14とロッ
ド14およびリンク11とを操作して、ブラケット26のピン
穴にロッド14の下端部のピン穴を合わせ、両ピン穴に連
結用ピン17を差し込むとともに、引掛け金具27とブラケ
ット28とのピン穴に連結用ピン29を差し込む。これによ
り、ロッド14およびリンク11がアーム3の側面に保持さ
れ、ハンガ16がアーム3の下面側に固定される。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、ロッド下端部の連結
用ピンの抜き差しにより、ロッドの下端部を連結具に連
結することにより、ロッドおよびリンクをアームの下端
面より高い位置に格納することができ、掘削作業時に掘
削土砂等との干渉を避け、ロッドの変形や損傷を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第2図は第
1図のII−II断面拡大図、第3図はこの考案の他の実施
例を示す側面図、第4図は第3図のIV−IV断面図、第5
図は第3図のV−V断面拡大図、第6図は従来のクレー
ン装置付き油圧ショベルの一例を示す側面図、第7図は
第6図におけるクレーン装置を示す断面拡大正面図、第
8図は第7図のクレーン装置をアームに格納した状態を
示す側面図、第9図は第8図のIX−IX断面拡大図であ
る。 3……アーム、4……バケット、10……取付用ピン、11
……リンク、14……ロッド、15……連結用ピン、16……
ハンガ、17……連結用ピン、19……フック、20……引掛
け金具、21……引掛け金具、23……ピン、24……ピン、
25……支持板、26……ブラケット、27……引掛け金具、
28……ブラケット、29……連結用ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機を構成するアームの先端部に、バケ
    ットと、そのバケットの上部側板の外側に上端取付部を
    位置させた左右一対のリンクとを取付用ピンにより回動
    自在に支持させ、リンクの下方部には前記取付用ピンの
    ピン穴と直角方向に連結用ピン穴を設け、その連結用ピ
    ン穴には、上下端部に連結用ピン穴を設けた左右一対の
    ロッドの上端部をそれぞれ連結用ピンにより連結し、ロ
    ッドの下端部の連結用ピン穴には、フックを取付けたハ
    ンガを連結用ピンにより連結し、ハンガにはバケットの
    爪先を当てる板状部をもうけ、アームにハンガもしくは
    フックの引掛け金具を設けたクレーン装置付き油圧ショ
    ベルにおいて、ロッドおよびリンクをアームの下端面よ
    り高い側面位置に保持して、ロッドの下端ピン取付部を
    ピンにより連結させる連結用具を、アームの側面とハン
    ガとのどちらかに設けたことを特徴とするクレーン装置
    付き油圧ショベル。
JP6428790U 1990-06-18 1990-06-18 クレ―ン装置付き油圧ショベル Expired - Lifetime JP2509231Y2 (ja)

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