JP2508919Y2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JP2508919Y2
JP2508919Y2 JP1991091324U JP9132491U JP2508919Y2 JP 2508919 Y2 JP2508919 Y2 JP 2508919Y2 JP 1991091324 U JP1991091324 U JP 1991091324U JP 9132491 U JP9132491 U JP 9132491U JP 2508919 Y2 JP2508919 Y2 JP 2508919Y2
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JP
Japan
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reinforcing member
sealing device
elastic body
sealing
fixing
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貞和 岡
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Uchiyama Manufacturing Corp
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Uchiyama Manufacturing Corp
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転部分を密封する密
封装置に関し、具体的には固着構造に改良を加えた密封
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転部材と固定部材間を
密封する密封装置は、その片方の部材に嵌合固定され密
封リップを他方の部材に摺動せしめて密封を図ってお
り、従って、嵌合固着部の取り付け構造とその装着精度
が密封性能に大きく影響を及ぼし設計上の重要な部分と
なっていた。
【0003】以下、図面を参照しつつ詳述する。この固
定構造としては、単に剛性の強い材料からなる補強部材
(2)だけを直接嵌合固定せしめるか、あるいは密封リ
ップ(3)を形成する弾性体を補強部材(2)と固定部
材(1)間にまで延設してこの弾性体部(3′)を固定
させる弾性固定構造(図示せず)から、近年では、図3
に示すような補強部材(2)と弾性体部(3′)を共に
圧接せしめ、該両部材(2)(3′)で固定を図る弾硬
併設固定構造まで提案され実施されるに至っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
補強部材(2)を直接嵌合固定する方法では正確な密封
を確保するために該補強部材(2)と固定部材(1)
の両接触部材の精密研磨を必要とするから極めてコスト
高となり、また装着作業性も悪く、この逆に弾性体部
(3′)を固定部に単体で用いる方法では、該弾性体部
(3′)が軟質材故その部分の密封力は確保できるが嵌
合力が弱く取付け精度的にも高い寸法精度を求めること
ができなかった。
【0005】この両者の欠点を補うために、図3の様な
補強部材(2)と弾性体部(3′)との両部材を完着さ
せる方法が開発されており、両部材の持つ利点を利用し
ある程度の効果を発揮していたが、該構造は材料特性の
著しい相違から形状及び寸法設定が難しくまた弾性体の
材料も多くを必要とするなど価格的不利益を免れないも
のであった。また、補強部材(2)が直接固定部材
(1)に接触圧入される構造ではどうしても嵌合面を傷
付けるためシール性能の悪化を起たす。本考案は、この
ような多くの欠点に鑑みて、成形が簡単で装着強度に優
れしかも取り付け精度の良好な密封装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、図1に示す
ようにハウジングあるいは回転軸等の固定部材(1)に
嵌合される環状の補強部材(2)と、弾性体製の密封リ
ップ(3)とを一体的に組合せた密封装置であって、前
記補強部材(2)の固定部を凹部(41)と凸部(4
2)が軸方向に連続する波形筒部(4)とし、該波形筒
部(4)の周面上に弾性体固定部(5)を被着一体化
たことを特徴としている。
【0007】
【実施例】本考案は上記のような構造によって嵌合性と
シール性さらには圧入作業性などが飛躍的に高められた
密封装置となった。すなわち、本考案の密封装置は図1
に示すように、補強部材(2)の固定部を軸方向に連続
した凹部(41)と凸部(42)からなる波形筒部
(4)とし、該波形筒部(4)の周面上に弾性体固定部
(5)を被着配設しており、この密封装置を装着すると
き、ハウジングあるいは回転軸等の固定部材(1)に前
記弾性体固定部(5)を圧入すると、その周面上に被着
された質量の有る弾性体は該圧入圧縮によって凸部
(4)の付近から両側の凹部(41)に一部分が移動し
てその弾力を蓄増し、固定部の軸方向にそれぞれ面圧の
異なる弾性反発を周方向に働かせて強固に装着される。
【0008】なお、前記凸部(42)近辺の弾性体は前
記圧縮変形により高面圧を保って肉薄となっており、従
って補強部材(2)の寸法精度は損なわれることなく正
確な位置を保って嵌合固定され、これに一体的に形成さ
れている密封リップ(3)を適位置に導く。また、前記
補強部材(2)は凹部(41)と凸部(42)より形成
される波形状により多くのバネ効果が得られるため、経
時変化によって前記弾性体固定部(5)の応力緩和が進
み密着力を低下させても、該波形筒部(4)が有効な圧
接作用をなす。この波形状は強剛性をも得さしめるもの
であり、補強部材(2)の厚さを薄肉とし軽量化を図る
ことも可能である。
【0009】
【考案の効果】以上の説明のように本考案は、高い取り
付け精度をもって強い密封を成さしめ容易に装着嵌合す
ることができる。従来の弾性体外環タイプの密封装置に
対して補強部材(2)を連続凹凸湾曲させて高い面圧を
確保するばかりでなく、弾性体の圧縮率が過度になるこ
とを防ぎ応力緩和を低減させ長寿命化を果たす。また、
補強部材(2)の薄肉化及び弾性体量の減少等により軽
量化を実現することができ、さらに弾性体の圧縮量を減
らすことが可能なため圧入力の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の密封装置の一実施例を示した断面図で
ある。
【図2】本考案での装着状態を示した断面図である。
【図3】本考案を用いない従来の構造の部分断面図であ
る。
【0012】
【符号の説明】
1 固定部材 2 補強部材 3 密封リップ 4 波形筒部 41 凹部 42 凸部 5 弾性体固定部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングあるいは回転軸等の固定部材
    (1)に嵌合される環状の補強部材(2)と弾性体製の
    密封リップ(3)とを一体的に組合せた密封装置であっ
    て; 前記補強部材(2)の固定部を凹部(41)と凸部(4
    2)が軸方向に連続配置された波形筒部(4)とし、 該波形筒部(4)の周面上に弾性体固定部(5)を被着
    せしめたことを特徴とする密封装置。
JP1991091324U 1991-08-19 1991-08-19 密封装置 Expired - Lifetime JP2508919Y2 (ja)

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JPH0517273U JPH0517273U (ja) 1993-03-05
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JPS51101461U (ja) * 1975-02-14 1976-08-14
JPS6084863U (ja) * 1983-11-17 1985-06-11 エヌオーケー株式会社 オイルシ−ル

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JPH0517273U (ja) 1993-03-05

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