JP2508895Y2 - 気体圧縮機 - Google Patents
気体圧縮機Info
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- JP2508895Y2 JP2508895Y2 JP12884690U JP12884690U JP2508895Y2 JP 2508895 Y2 JP2508895 Y2 JP 2508895Y2 JP 12884690 U JP12884690 U JP 12884690U JP 12884690 U JP12884690 U JP 12884690U JP 2508895 Y2 JP2508895 Y2 JP 2508895Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、カークーラ等に用いられる可変容量型気
体圧縮機に係り、特に気体圧縮機の小型化および低コス
ト化を図ろうとするものである。
体圧縮機に係り、特に気体圧縮機の小型化および低コス
ト化を図ろうとするものである。
《従来の技術》 一般に可変容量型気体圧縮機は、圧縮機本体と、この
圧縮機本体を形成するフロントサイドブロックの内面側
に所定角度内で回動可能なほぼ円盤状の制御プレート10
と、上記圧縮機本体を機密に包囲し、かつ後部に油溜ま
りを形成する一端開口型のケーシングと、該ケーシング
の開口端面に取り付けられ内面側に吸入室を形成するフ
ロントヘッドとを備え、さらにフロントヘッド内には第
4図に示すように一端を吸入室10に臨み、他端をキャッ
プ12によりシール材13を介し封止された開口14内に摺動
自在に配設されるとともに、バネ19により常時下方に付
勢される駆動ピストン15と、この駆動ピストン15の下端
15bと上記キャップ12間に形成されるとともに、上記油
溜まりより連結路28を介し油圧が供給され、駆動ピスト
ン15を上方に付勢する圧力制御室26と、上記駆動ピスト
ン15の下端側15bでかつほぼ直交する方向に、上記油圧
を制御する油圧制御機構31が設けられている。
圧縮機本体を形成するフロントサイドブロックの内面側
に所定角度内で回動可能なほぼ円盤状の制御プレート10
と、上記圧縮機本体を機密に包囲し、かつ後部に油溜ま
りを形成する一端開口型のケーシングと、該ケーシング
の開口端面に取り付けられ内面側に吸入室を形成するフ
ロントヘッドとを備え、さらにフロントヘッド内には第
4図に示すように一端を吸入室10に臨み、他端をキャッ
プ12によりシール材13を介し封止された開口14内に摺動
自在に配設されるとともに、バネ19により常時下方に付
勢される駆動ピストン15と、この駆動ピストン15の下端
15bと上記キャップ12間に形成されるとともに、上記油
溜まりより連結路28を介し油圧が供給され、駆動ピスト
ン15を上方に付勢する圧力制御室26と、上記駆動ピスト
ン15の下端側15bでかつほぼ直交する方向に、上記油圧
を制御する油圧制御機構31が設けられている。
すなわちこの油圧制御機構31は、吸入室10と制御圧力
室26と連通する通路16の途中にチャンバ20を形成し、こ
のチャンバ20内に配置したベローズ21の可動端に突設し
たロッド23の先端が、吸入室の吸入圧に応じたベローズ
21の膨脹時に通路内に遊嵌されているボール弁24をバネ
25に逆らいながら押圧することにより、通路16を開放し
制御圧力室26の油圧を低圧側の吸入室10に逃がすように
構成され、また大気と吸入室10間のリークを防止するシ
ール材29と、圧力制御室26と吸入室10間のリークを防止
するシール材30とを備え各部の圧力保障を行っている。
室26と連通する通路16の途中にチャンバ20を形成し、こ
のチャンバ20内に配置したベローズ21の可動端に突設し
たロッド23の先端が、吸入室の吸入圧に応じたベローズ
21の膨脹時に通路内に遊嵌されているボール弁24をバネ
25に逆らいながら押圧することにより、通路16を開放し
制御圧力室26の油圧を低圧側の吸入室10に逃がすように
構成され、また大気と吸入室10間のリークを防止するシ
ール材29と、圧力制御室26と吸入室10間のリークを防止
するシール材30とを備え各部の圧力保障を行っている。
さらに上記駆動ピストン15の上端15aに形成される凹
部18には、制御プレート7に立設された駆動ピン17が係
合されている。
部18には、制御プレート7に立設された駆動ピン17が係
合されている。
従って、上記の如き構成の気体圧縮機は、駆動ピスト
ン15の上端15aに加わるバネ14のバネ圧と吸入室内の吸
入圧との相互圧力と、下端に加わる制御圧力室26内の油
圧力との間に生ずる差圧により、駆動ピストン15が開口
14内を進退動作して駆動ピン17を介して制御プレート7
を回転させ、同時に上記の油圧力を吸入圧に応じて油圧
制御弁が制御するように作用する。
ン15の上端15aに加わるバネ14のバネ圧と吸入室内の吸
入圧との相互圧力と、下端に加わる制御圧力室26内の油
圧力との間に生ずる差圧により、駆動ピストン15が開口
14内を進退動作して駆動ピン17を介して制御プレート7
を回転させ、同時に上記の油圧力を吸入圧に応じて油圧
制御弁が制御するように作用する。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、このような従来の気体圧縮機にあって
は、油圧制御機構31が駆動ピストン15の下方にあってか
つほぼ直交する方向に配設されるため、第4図に示すよ
うにフロントヘッド11外周より油圧制御機構が突出する
のでフロントヘッドが大型化する問題があり、また油圧
制御機構31と駆動ピストン15を収納するための開口を2
箇所別個にフロントヘッドに加工しなければならないた
め、加工コストが高くつく。
は、油圧制御機構31が駆動ピストン15の下方にあってか
つほぼ直交する方向に配設されるため、第4図に示すよ
うにフロントヘッド11外周より油圧制御機構が突出する
のでフロントヘッドが大型化する問題があり、また油圧
制御機構31と駆動ピストン15を収納するための開口を2
箇所別個にフロントヘッドに加工しなければならないた
め、加工コストが高くつく。
さらに、油圧制御機構31には、第5図の点線で示すよ
うに冷媒ガスが大気へリークする可能性の高い少なくと
も2箇所にシール材29,29を装着しなければならず、か
つ制御圧力室と吸入室間には圧力保障を行うシール材30
を上記シール材29,29とは別途にさらに設けなければな
らないため、一層コスト高を招いていた。
うに冷媒ガスが大気へリークする可能性の高い少なくと
も2箇所にシール材29,29を装着しなければならず、か
つ制御圧力室と吸入室間には圧力保障を行うシール材30
を上記シール材29,29とは別途にさらに設けなければな
らないため、一層コスト高を招いていた。
《課題を解決するための手段》 本考案は上述の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、小型でかつ低コストな気体圧縮機を
提供することであり、この考案は上記目的を達成するた
めに、圧縮機本体と、該圧縮機本体を形成するフロント
サイドブロックの内面側に所定角度内で回動可能なほぼ
円盤状の制御プレートと、上記圧縮機本体を機密に包囲
し、かつ後部に油溜まりを形成する一端開口型のケーシ
ングと、該ケーシングの開口端面に取り付けられ内面側
に吸入室を形成するフロントヘッドとを備えてなる気体
圧縮機において、 上記フロントヘッド内に穿設され、一端が吸入室に臨
み、他端がキャップにより封止された開口と、 該開口内に摺動自在に配設されるとともに、上,下端
に油流路を形成し、かつ付勢手段により常時下方に付勢
される円筒状の駆動ピストンと、 この駆動ピストンの下端と上記キャップ間に形成され
るとともに、上記油溜まりより油圧が供給される圧力制
御室と、 上記制御プレートに設けられ駆動ピンを介して上記駆
動ピストンと連繋する連繋手段と、 上記駆動ピストン内に形成されるチャンバ内に収納さ
れるとともに、上記吸入室の吸入圧に対応して伸縮する
伸縮子と、 この伸縮子の可動端側に設けられるとともに、上記下
方側流路を常時閉鎖する方向に付勢されるボール弁とを
備えてなることを特徴とする。
的とするところは、小型でかつ低コストな気体圧縮機を
提供することであり、この考案は上記目的を達成するた
めに、圧縮機本体と、該圧縮機本体を形成するフロント
サイドブロックの内面側に所定角度内で回動可能なほぼ
円盤状の制御プレートと、上記圧縮機本体を機密に包囲
し、かつ後部に油溜まりを形成する一端開口型のケーシ
ングと、該ケーシングの開口端面に取り付けられ内面側
に吸入室を形成するフロントヘッドとを備えてなる気体
圧縮機において、 上記フロントヘッド内に穿設され、一端が吸入室に臨
み、他端がキャップにより封止された開口と、 該開口内に摺動自在に配設されるとともに、上,下端
に油流路を形成し、かつ付勢手段により常時下方に付勢
される円筒状の駆動ピストンと、 この駆動ピストンの下端と上記キャップ間に形成され
るとともに、上記油溜まりより油圧が供給される圧力制
御室と、 上記制御プレートに設けられ駆動ピンを介して上記駆
動ピストンと連繋する連繋手段と、 上記駆動ピストン内に形成されるチャンバ内に収納さ
れるとともに、上記吸入室の吸入圧に対応して伸縮する
伸縮子と、 この伸縮子の可動端側に設けられるとともに、上記下
方側流路を常時閉鎖する方向に付勢されるボール弁とを
備えてなることを特徴とする。
《作用》 本考案に係る気体圧縮機は、上下端15a,15bに油流路1
6a,16bを形成した駆動ピストンと、この駆動ピストン15
内に形成されているチャンバ20収納されるとともに、吸
入室の吸入圧に対応して伸縮する伸縮子21と、この伸縮
子の可動端側に設けられるとともに、上記下方側油流路
16bを常時閉鎖する方向に付勢されるボール弁24とを備
えることにより、気体圧縮機の小型化およびコスト低減
を図ることができる。
6a,16bを形成した駆動ピストンと、この駆動ピストン15
内に形成されているチャンバ20収納されるとともに、吸
入室の吸入圧に対応して伸縮する伸縮子21と、この伸縮
子の可動端側に設けられるとともに、上記下方側油流路
16bを常時閉鎖する方向に付勢されるボール弁24とを備
えることにより、気体圧縮機の小型化およびコスト低減
を図ることができる。
《実施例》 以下この考案に係る気体圧縮機の実施例を第1図ない
し第3図を用い詳細に説明する。
し第3図を用い詳細に説明する。
なお、上記従来例と同一箇所には同一符号を用い、そ
の詳細説明は省略する。
の詳細説明は省略する。
この気体圧縮機は第1図および第2図に示すように、
内周ほぼ円筒状に形成されたシリンダ1と、このシリン
ダの両側に取り付けられるフロントサイドブロック2お
よびリヤサイドブロック3によって構成されるシリンダ
室に、このシリンダ室の径方向に進退移動可能な複数の
ベーン4を有するロータ5を回転自在に支持してなる圧
縮機本体6と、上記フロントサイドブロック2の内面側
に所定角度内で回動可能なほぼ円盤状の制御プレート7
と、上記圧縮機本体6を機密に包囲し、かつ後部に油溜
まり8を形成する一端開口型のケーシング9と、該ケー
シング9の開口端面に取り付けられ、内面側に吸入室10
を形成するフロントヘッド11とを備えている。
内周ほぼ円筒状に形成されたシリンダ1と、このシリン
ダの両側に取り付けられるフロントサイドブロック2お
よびリヤサイドブロック3によって構成されるシリンダ
室に、このシリンダ室の径方向に進退移動可能な複数の
ベーン4を有するロータ5を回転自在に支持してなる圧
縮機本体6と、上記フロントサイドブロック2の内面側
に所定角度内で回動可能なほぼ円盤状の制御プレート7
と、上記圧縮機本体6を機密に包囲し、かつ後部に油溜
まり8を形成する一端開口型のケーシング9と、該ケー
シング9の開口端面に取り付けられ、内面側に吸入室10
を形成するフロントヘッド11とを備えている。
また上記フロントヘッド11内には一端が吸入室10に臨
み他端がキャップ12によりシール材13を介して封止され
た開口14が穿設されている。
み他端がキャップ12によりシール材13を介して封止され
た開口14が穿設されている。
さらに、上記開口14内には摺動可能に配設されている
円筒状の駆動ピストン15が収納されており、この駆動ピ
ストン15の上下端部15a,15bには後述する圧力制御室26
と吸入室10とを連通する油流路16a,16bが形成されてい
るとともに、この駆動ピストン15の上端部15aには制御
プレート7の駆動ピン17と係合する係合凹部18が設けら
れ、これにより制御プレート7と駆動ピストン15が連繋
している。
円筒状の駆動ピストン15が収納されており、この駆動ピ
ストン15の上下端部15a,15bには後述する圧力制御室26
と吸入室10とを連通する油流路16a,16bが形成されてい
るとともに、この駆動ピストン15の上端部15aには制御
プレート7の駆動ピン17と係合する係合凹部18が設けら
れ、これにより制御プレート7と駆動ピストン15が連繋
している。
また、上記駆動ピストン15の上端部15aと開口他部14a
の間にはバネ19が内装され、このバネ19により駆動ピス
トン15を常時下方に付勢している。
の間にはバネ19が内装され、このバネ19により駆動ピス
トン15を常時下方に付勢している。
さらに、この上記駆動ピストン15のチャンバ内20に
は、上端部21aを駆動ピストン15の係合凹部18側に固着
し、下端部21bを可動端として伸縮可能なベローズ21が
取り付けられているとともに、このベローズ21内にはバ
ネ22が内装され、ベローズ21が吸入室10の吸入圧に対応
して動作するように構成されている。
は、上端部21aを駆動ピストン15の係合凹部18側に固着
し、下端部21bを可動端として伸縮可能なベローズ21が
取り付けられているとともに、このベローズ21内にはバ
ネ22が内装され、ベローズ21が吸入室10の吸入圧に対応
して動作するように構成されている。
また、上記伸縮子を構成するベローズ21の下端部21b
にはロッド23を介してボール弁24が設けられ、このボー
ル弁24は上記下方側油流路16bにあってバネ25を介して
常時閉鎖方向に付勢されている。
にはロッド23を介してボール弁24が設けられ、このボー
ル弁24は上記下方側油流路16bにあってバネ25を介して
常時閉鎖方向に付勢されている。
そして、上記駆動ピストン15の下端部15bとキャップ1
2間には圧力制御室26が設けられており、この圧力制御
室26内に上記油溜まり8より油圧供給路27,連絡路28を
経て、キャップ12のネジ部12aで形成される絞り弁を介
して減圧された油圧が供給されるよう構成されている。
2間には圧力制御室26が設けられており、この圧力制御
室26内に上記油溜まり8より油圧供給路27,連絡路28を
経て、キャップ12のネジ部12aで形成される絞り弁を介
して減圧された油圧が供給されるよう構成されている。
本願気体圧縮機は上記の如く構成されており、次にそ
の動作を第3図を用いて説明する。
の動作を第3図を用いて説明する。
ロータの回転数が増大するか、あるいは冷房負荷等が
減少して吸入室10の圧力が低下すると、同時にチャンバ
20内の圧力も低下しベローズ21が膨脹し、ベローズ21の
可動端に突設されたロッド23に遊嵌されるボール弁24が
バネ25に逆らって移動して油流路16bを開放する。これ
によって制御圧力室26の油圧は実線矢印で示すように油
流路16bよりチャンバ20を介し油流路16aを経て吸入室10
側へ開放され、油圧力が低下して駆動ピストンはバネ19
圧と吸入圧の総合圧力によって後退方向に押圧されて移
動する。
減少して吸入室10の圧力が低下すると、同時にチャンバ
20内の圧力も低下しベローズ21が膨脹し、ベローズ21の
可動端に突設されたロッド23に遊嵌されるボール弁24が
バネ25に逆らって移動して油流路16bを開放する。これ
によって制御圧力室26の油圧は実線矢印で示すように油
流路16bよりチャンバ20を介し油流路16aを経て吸入室10
側へ開放され、油圧力が低下して駆動ピストンはバネ19
圧と吸入圧の総合圧力によって後退方向に押圧されて移
動する。
また、吸入室10の圧力が上昇すると、同時にチャンバ
20内のベローズ21が縮小し、ボール弁24がバネ25の付勢
力によって油流路内の弁座部16cに密着し、油流路16bを
閉鎖する。これによって制御圧力室26の油圧が上昇し、
駆動ピストン15が前進移動する。
20内のベローズ21が縮小し、ボール弁24がバネ25の付勢
力によって油流路内の弁座部16cに密着し、油流路16bを
閉鎖する。これによって制御圧力室26の油圧が上昇し、
駆動ピストン15が前進移動する。
さらに、上記駆動ピストンの進退移動とともに駆動ピ
ン17を介し制御プレート7が回動するように作用し、圧
縮作業室の容量を可変にし吸入圧を一定に保つように作
用する。
ン17を介し制御プレート7が回動するように作用し、圧
縮作業室の容量を可変にし吸入圧を一定に保つように作
用する。
《考案の効果》 本願気体圧縮機は上記の如くフロントヘッドに設けら
れた1つの開口内に、円筒状の駆動ピストンと、この駆
動ピストンのチャンバ内に吸入室の吸入圧に対応して伸
縮する伸縮子とボール弁とからなる圧力制御機構を収納
配設したので、圧力制御機構を収納するための開口を別
途フロントヘッドに設ける必要なく、そのため機器本体
をコンパクトに構成することができる。
れた1つの開口内に、円筒状の駆動ピストンと、この駆
動ピストンのチャンバ内に吸入室の吸入圧に対応して伸
縮する伸縮子とボール弁とからなる圧力制御機構を収納
配設したので、圧力制御機構を収納するための開口を別
途フロントヘッドに設ける必要なく、そのため機器本体
をコンパクトに構成することができる。
さらに、フロントヘッドには1つの開口を穿設し、こ
の開口内に駆動ピストンと上記の如き圧力制御機構を一
体に収納配設することができるので、フロントヘッドの
加工コストを低減することができ、かつ駆動ピストンは
吸入室と圧力制御室間に設けられるとともに駆動ピスト
ン内に設けられる上記の如き圧力制御機構は大気中に露
出することがない。そのため冷媒ガスが大気中にリーク
する可能性がないので、従来必要としたシール材は不要
となり、一層コスト低減を図ることができる等の効果を
奏する。
の開口内に駆動ピストンと上記の如き圧力制御機構を一
体に収納配設することができるので、フロントヘッドの
加工コストを低減することができ、かつ駆動ピストンは
吸入室と圧力制御室間に設けられるとともに駆動ピスト
ン内に設けられる上記の如き圧力制御機構は大気中に露
出することがない。そのため冷媒ガスが大気中にリーク
する可能性がないので、従来必要としたシール材は不要
となり、一層コスト低減を図ることができる等の効果を
奏する。
第1図は本考案に係る気体圧縮機の縦断面図、第2図は
第1図に示すI−I線断面図、第3図は駆動ピストンと
油圧制御部の動作を示す説明図、第4図は従来の気体圧
縮機の縦断面図、第5図は従来の駆動ピストンと油圧制
御部の動作を示す説明図である。 2……フロントサイドブロック 6……圧縮機本体 7……制御プレート 8……油溜まり 9……ケーシング 10……吸入室 11……フロントヘッド 12……キャップ 14……開口 15……駆動ピストン 16a,16b……油流路 17……駆動ピン 20……チャンバ 21……ベロース 24……ボール弁 26……圧力制御室
第1図に示すI−I線断面図、第3図は駆動ピストンと
油圧制御部の動作を示す説明図、第4図は従来の気体圧
縮機の縦断面図、第5図は従来の駆動ピストンと油圧制
御部の動作を示す説明図である。 2……フロントサイドブロック 6……圧縮機本体 7……制御プレート 8……油溜まり 9……ケーシング 10……吸入室 11……フロントヘッド 12……キャップ 14……開口 15……駆動ピストン 16a,16b……油流路 17……駆動ピン 20……チャンバ 21……ベロース 24……ボール弁 26……圧力制御室
Claims (1)
- 【請求項1】圧縮機本体と、該圧縮機本体を形成するフ
ロントサイドブロックの内面側に所定角度内で回動可能
なほぼ円盤状の制御プレートと、上記圧縮機本体を機密
に包囲し、かつ後部に油溜まりを形成する一端開口型の
ケーシングと、該ケーシングの開口端面に取り付けられ
内面側に吸入室を形成するフロントヘッドとを備えてな
る気体圧縮機において、 上記フロントヘッド内に穿設され、一端が吸入室に臨
み、他端がキャップにより封止された開口と、 該開口内に摺動自在に配設されるとともに、上,下端に
油流路を形成し、かつ付勢手段により常時下方に付勢さ
れる円筒状の駆動ピストンと、 この駆動ピストンの下端と上記キャップ間に形成される
とともに、上記油溜まりより油圧が供給される圧力制御
室と、 上記制御プレートに設けられ駆動ピンを介して上記駆動
ピストンと連繋する連繋手段と、 上記駆動ピストン内に形成されるチャンバ内に収納され
るとともに、上記吸入室の吸入圧に対応して伸縮する伸
縮子と、 この伸縮子の可動端側に設けられるとともに、上記下方
側油流路を常時閉鎖する方向に付勢されるボール弁とを
備えてなることを特徴とする気体圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12884690U JP2508895Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 気体圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12884690U JP2508895Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 気体圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484789U JPH0484789U (ja) | 1992-07-23 |
JP2508895Y2 true JP2508895Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31876284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12884690U Expired - Fee Related JP2508895Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 気体圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508895Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12884690U patent/JP2508895Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0484789U (ja) | 1992-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |