JP2508828Y2 - ワ―ク転送機構 - Google Patents
ワ―ク転送機構Info
- Publication number
- JP2508828Y2 JP2508828Y2 JP1989140610U JP14061089U JP2508828Y2 JP 2508828 Y2 JP2508828 Y2 JP 2508828Y2 JP 1989140610 U JP1989140610 U JP 1989140610U JP 14061089 U JP14061089 U JP 14061089U JP 2508828 Y2 JP2508828 Y2 JP 2508828Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable unit
- movable
- unit
- work
- distance
- Prior art date
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- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Reciprocating Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば各種ワークを取扱う複数の可動ユニ
ットを各々所定位置に移動させる位置決めを有するワー
ク転送機構に関する。
ットを各々所定位置に移動させる位置決めを有するワー
ク転送機構に関する。
(従来の技術) 複数の可動ユニットを備えた装置において、各可動ユ
ニットをそれぞれ所定位置に移動させる必要がある場
合、従来は各可動ユニットにそれぞれエアシリンダ等の
アクチュエータを連結するとともに、各可動ユニットを
所定位置に止めるためのストッパを設け、これらアクチ
ュエータとストッパとによって各可動ユニットをそれぞ
れ所定位置に移動させるようにしていた。
ニットをそれぞれ所定位置に移動させる必要がある場
合、従来は各可動ユニットにそれぞれエアシリンダ等の
アクチュエータを連結するとともに、各可動ユニットを
所定位置に止めるためのストッパを設け、これらアクチ
ュエータとストッパとによって各可動ユニットをそれぞ
れ所定位置に移動させるようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) 従って従来は各可動ユニットにそれぞれ専用のアクチ
ュエータが必要であり、アクチュエータの設置台数が多
くなるとともに、アクチュエータの動作制御も複雑化す
る原因になっていた。
ュエータが必要であり、アクチュエータの設置台数が多
くなるとともに、アクチュエータの動作制御も複雑化す
る原因になっていた。
なお、実公昭47-16050号公報に記載されている搬送装
置のように、複数の移送体をガイドレールに沿って所定
位置まで往復移動させるものも提案されているが、この
ものは移送体相互の相対位置を変化させるためにメイン
シリンダ以外にサブシリンダを必要とするため、移送体
の数に応じてシリンダの設置数が増えるとともに各シリ
ンダの動作制御等も複雑になるといった問題がある。
置のように、複数の移送体をガイドレールに沿って所定
位置まで往復移動させるものも提案されているが、この
ものは移送体相互の相対位置を変化させるためにメイン
シリンダ以外にサブシリンダを必要とするため、移送体
の数に応じてシリンダの設置数が増えるとともに各シリ
ンダの動作制御等も複雑になるといった問題がある。
従って本考案の目的は、1台のアクチュエータを用い
て複数の可動ユニットをそれぞれ所定位置に移動させる
ことができるようなワーク転送機構を提供することにあ
る。
て複数の可動ユニットをそれぞれ所定位置に移動させる
ことができるようなワーク転送機構を提供することにあ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を果たすために開発された本考案の装置は、
直線状に延びるガイドを有しかつ予め定められた第1の
位置と第2の位置にわたる範囲を移動する基体と、この
基体の上記ガイドに沿って往復移動自在に設けられかつ
第1のワークを保持可能なチャックを有する第1の可動
ユニットと、上記基体に上記第1の可動ユニットと並ん
で配置されかつ上記ガイドに沿って上記第1の可動ユニ
ットと同じ方向に往復移動自在でしかも第2のワークを
保持可能なチャックを有する第2の可動ユニットと、上
記第1の可動ユニットまたは第2の可動ユニットのみに
連結されていてこの可動ユニットを上記ガイドに沿って
往復駆動する単一のアクチュエータと、上記第1の可動
ユニットの往動側ストロークエンドを規制する第1のス
トッパと、第2の可動ユニットの復動側ストロークエン
ドを規制する第2のストッパと、上記第1および第2の
可動ユニットが互いに最も近付くことのできる相対位置
を規制する接近距離規制手段と、上記第1および第2の
可動ユニット間の相対的な最大離間距離を規制するユニ
ット間距離規制手段と、を具備している。
直線状に延びるガイドを有しかつ予め定められた第1の
位置と第2の位置にわたる範囲を移動する基体と、この
基体の上記ガイドに沿って往復移動自在に設けられかつ
第1のワークを保持可能なチャックを有する第1の可動
ユニットと、上記基体に上記第1の可動ユニットと並ん
で配置されかつ上記ガイドに沿って上記第1の可動ユニ
ットと同じ方向に往復移動自在でしかも第2のワークを
保持可能なチャックを有する第2の可動ユニットと、上
記第1の可動ユニットまたは第2の可動ユニットのみに
連結されていてこの可動ユニットを上記ガイドに沿って
往復駆動する単一のアクチュエータと、上記第1の可動
ユニットの往動側ストロークエンドを規制する第1のス
トッパと、第2の可動ユニットの復動側ストロークエン
ドを規制する第2のストッパと、上記第1および第2の
可動ユニットが互いに最も近付くことのできる相対位置
を規制する接近距離規制手段と、上記第1および第2の
可動ユニット間の相対的な最大離間距離を規制するユニ
ット間距離規制手段と、を具備している。
(作用) 上記アクチュエータが往動側に作動することによって
このアクチュエータに連結されている一方の可動ユニッ
トが往動側に移動すると、可動ユニットは第1のストッ
パによって所定のストロークエンドまで移動した所で停
止する。アクチュエータが復動側に作動する時には、第
2のストッパによって可動ユニットが所定の復動側スト
ロークエンドまで移動した所で停止する。第1の可動ユ
ニットと第2の可動ユニットは、互いにユニット間距離
規制手段によって一定の距離以上離れないようになって
いるから、一方の可動ユニットがストロークいっぱいに
移動する途中で、他方の可動ユニットが一方の可動ユニ
ットに追従する形で一定の相対距離を保った状態で追従
的に移動し、最終的に各可動ユニットが所定位置で停止
する。
このアクチュエータに連結されている一方の可動ユニッ
トが往動側に移動すると、可動ユニットは第1のストッ
パによって所定のストロークエンドまで移動した所で停
止する。アクチュエータが復動側に作動する時には、第
2のストッパによって可動ユニットが所定の復動側スト
ロークエンドまで移動した所で停止する。第1の可動ユ
ニットと第2の可動ユニットは、互いにユニット間距離
規制手段によって一定の距離以上離れないようになって
いるから、一方の可動ユニットがストロークいっぱいに
移動する途中で、他方の可動ユニットが一方の可動ユニ
ットに追従する形で一定の相対距離を保った状態で追従
的に移動し、最終的に各可動ユニットが所定位置で停止
する。
このため、例えば基体が第1の位置にある時に、各可
動ユニット相互の離間距離が所定値に保たれることによ
り、各可動ユニットのチャックに保持されたワークを、
所定間隔で配された複数のワークホルダ等に供給するこ
とができる。またアクチュエータを逆方向に作動させた
場合には、可動ユニット相互の最短距離が接近距離規制
手段によって規制されるため、ワーク待機部などに所定
間隔で保持されている複数個のワークを各可動ユニット
のチャックに受け取らせることができる。
動ユニット相互の離間距離が所定値に保たれることによ
り、各可動ユニットのチャックに保持されたワークを、
所定間隔で配された複数のワークホルダ等に供給するこ
とができる。またアクチュエータを逆方向に作動させた
場合には、可動ユニット相互の最短距離が接近距離規制
手段によって規制されるため、ワーク待機部などに所定
間隔で保持されている複数個のワークを各可動ユニット
のチャックに受け取らせることができる。
(実施例) 以下に本考案の一実施例について図面を参照して説明
する。本実施例の位置決め装置1は、ワークの一例とし
てのツェッパジョイントの部品を組立てる自動組立機の
一部に採用されている。ツェッパジョイント2は例えば
自動車の駆動軸の等速継手部に利用されるものであり、
第8図に示されるように、外輪3と、この外輪3の内側
に収容されるケージ4と、このケージ4の内側に収容さ
れる内輪5と、6個のボール6等からなる。内輪5の中
心部にはスプラインを有するセンタ孔7が設けられてい
る。
する。本実施例の位置決め装置1は、ワークの一例とし
てのツェッパジョイントの部品を組立てる自動組立機の
一部に採用されている。ツェッパジョイント2は例えば
自動車の駆動軸の等速継手部に利用されるものであり、
第8図に示されるように、外輪3と、この外輪3の内側
に収容されるケージ4と、このケージ4の内側に収容さ
れる内輪5と、6個のボール6等からなる。内輪5の中
心部にはスプラインを有するセンタ孔7が設けられてい
る。
前記自動組立機に、第1図に示されるワーク転送機構
10が設けられている。ワーク転送機構10は、垂直方向に
延びる旋回軸11と、この旋回軸11の上部に設けられた水
平方向の一対の基体12,13とを備えた旋回ユニット14を
有している。旋回ユニット14は、往復回動形のアクチュ
エータ15によって、第3図に示される矢印A方向に180
°の角度範囲で第1の位置から第2の位置にわたって旋
回させられる。この実施例の場合、第1の位置とは、第
1図に示されるように、後述するチャック28,29,30がワ
ークホルダ36,37,38の真上に対向する位置をいい、第2
の位置とは、第5図に示されるように、チャック28,29,
30がワーク待機部45,46,47の真上に対向する位置をい
う。しかもこの旋回ユニット14は、図示しない昇降用ア
クチュエータによって所定の上下動ストロークで昇降可
能としてある。ここでいう所定の上下動ストロークと
は、旋回ユニット14が第1図に示される上昇位置から、
第2図に示される下降位置にわたる範囲である。
10が設けられている。ワーク転送機構10は、垂直方向に
延びる旋回軸11と、この旋回軸11の上部に設けられた水
平方向の一対の基体12,13とを備えた旋回ユニット14を
有している。旋回ユニット14は、往復回動形のアクチュ
エータ15によって、第3図に示される矢印A方向に180
°の角度範囲で第1の位置から第2の位置にわたって旋
回させられる。この実施例の場合、第1の位置とは、第
1図に示されるように、後述するチャック28,29,30がワ
ークホルダ36,37,38の真上に対向する位置をいい、第2
の位置とは、第5図に示されるように、チャック28,29,
30がワーク待機部45,46,47の真上に対向する位置をい
う。しかもこの旋回ユニット14は、図示しない昇降用ア
クチュエータによって所定の上下動ストロークで昇降可
能としてある。ここでいう所定の上下動ストロークと
は、旋回ユニット14が第1図に示される上昇位置から、
第2図に示される下降位置にわたる範囲である。
一方の基体12に、3種類の可動ユニット21,22,23が互
いに並列に設けられている。これら可動ユニット21,22,
23は、基体12に設けられた水平方向のガイド24に沿っ
て、各々水平方向に往復移動できるようになっている。
従って、各可動ユニット21,22,23は、互いに接離する方
向(水平方向)に相対的に移動可能である。
いに並列に設けられている。これら可動ユニット21,22,
23は、基体12に設けられた水平方向のガイド24に沿っ
て、各々水平方向に往復移動できるようになっている。
従って、各可動ユニット21,22,23は、互いに接離する方
向(水平方向)に相対的に移動可能である。
第1の可動ユニット21の下部に、第1のワークの一例
としての内輪5を保持するためのチャック28が設けられ
ている。第2の可動ユニット22の下部には、第2のワー
クの一例としての外輪3を保持するためのチャック29が
設けられている。これら可動ユニット21,22の間に位置
する中間可動ユニット23の下部には、第3のワークの一
例としてのケージ4を保持するためのチャック30が設け
られている。
としての内輪5を保持するためのチャック28が設けられ
ている。第2の可動ユニット22の下部には、第2のワー
クの一例としての外輪3を保持するためのチャック29が
設けられている。これら可動ユニット21,22の間に位置
する中間可動ユニット23の下部には、第3のワークの一
例としてのケージ4を保持するためのチャック30が設け
られている。
他方の基体13に搬出用ユニット31が設けられている。
搬出用ユニット31の下部には、組立完成品であるツェッ
パジョイント2を保持するためのチャック32が設けられ
ている。
搬出用ユニット31の下部には、組立完成品であるツェッ
パジョイント2を保持するためのチャック32が設けられ
ている。
旋回ユニット14の下方にターンテーブル35が設けられ
ている。ターンテーブル35には、径方向に3種類にワー
クホルダ36,37,38が配列されている。第1のワークホル
ダ36は内輪5を保持するものであり、旋回軸11の中心ま
での距離がL1である。第2のワークホルダ37は外輪3を
保持するものであり、旋回軸11の中心までの距離がL2で
ある。これらワークホルダ36,37間に位置する中間ワー
クホルダ38はケージ4を保持するものであり、旋回軸11
の中心までの距離がL3である。各ワークホルダ36,37,38
は、いずれもターンテーブル35の円周方向に等ピッチで
複数組(例えば8組)配列されている。
ている。ターンテーブル35には、径方向に3種類にワー
クホルダ36,37,38が配列されている。第1のワークホル
ダ36は内輪5を保持するものであり、旋回軸11の中心ま
での距離がL1である。第2のワークホルダ37は外輪3を
保持するものであり、旋回軸11の中心までの距離がL2で
ある。これらワークホルダ36,37間に位置する中間ワー
クホルダ38はケージ4を保持するものであり、旋回軸11
の中心までの距離がL3である。各ワークホルダ36,37,38
は、いずれもターンテーブル35の円周方向に等ピッチで
複数組(例えば8組)配列されている。
旋回軸11の側方に、組立後のツェッパジョイント2を
搬出するためのアンローダ41が待機させられている。こ
の搬出用アンローダ41は、第3図中の矢印B方向に移送
されるようになっている。上記アンローダ41から旋回軸
11の中心までの距離はL4である。
搬出するためのアンローダ41が待機させられている。こ
の搬出用アンローダ41は、第3図中の矢印B方向に移送
されるようになっている。上記アンローダ41から旋回軸
11の中心までの距離はL4である。
また、上記アンローダ41の近傍にワーク待機部45,46,
47が設けられている。第1のワーク待機部45は内輪5を
乗せるものであり、旋回軸11までの距離はL5である。第
2のワーク待機部46は外輪3を保持するものであり、旋
回軸11までの距離はL6である。これらワーク待機部45,4
6間に位置する中間ワーク待機部47はゲージ4を乗せる
ものであり、旋回軸11までの距離はL7である。これらワ
ーク待機部45,46,47には、図示しない搬送機構によって
内輪5と外輪3とケージ4が第3図中の矢印C方向に送
り込まれてくるようになっている。
47が設けられている。第1のワーク待機部45は内輪5を
乗せるものであり、旋回軸11までの距離はL5である。第
2のワーク待機部46は外輪3を保持するものであり、旋
回軸11までの距離はL6である。これらワーク待機部45,4
6間に位置する中間ワーク待機部47はゲージ4を乗せる
ものであり、旋回軸11までの距離はL7である。これらワ
ーク待機部45,46,47には、図示しない搬送機構によって
内輪5と外輪3とケージ4が第3図中の矢印C方向に送
り込まれてくるようになっている。
内輪5と外輪3とケージ43は、第3図中のワーク受け
渡しポジションPにおいて、ワーク転送機構10によって
ワーク待機部45,46,47からワークホルダ36,37,38に移さ
れ、ターンテーブル35が図示矢印D方向に一回転する間
に図示しない作業ステージにおいて所定の順序で自動的
に組立てられ、組立完了時のツェッパジョイント2がワ
ークホルダ37に保持された状態で上記ポジションPのと
ころに戻ってくるようになっている。
渡しポジションPにおいて、ワーク転送機構10によって
ワーク待機部45,46,47からワークホルダ36,37,38に移さ
れ、ターンテーブル35が図示矢印D方向に一回転する間
に図示しない作業ステージにおいて所定の順序で自動的
に組立てられ、組立完了時のツェッパジョイント2がワ
ークホルダ37に保持された状態で上記ポジションPのと
ころに戻ってくるようになっている。
前述した3種類の可動ユニット21,22,23は、位置決め
装置1によって所定の位置(第1図と第4図に示される
位置)にわたって往復移動させられるようになってい
る。
装置1によって所定の位置(第1図と第4図に示される
位置)にわたって往復移動させられるようになってい
る。
位置決め装置1は、基体12と、ガイド24と、エアシリ
ンダ機構50と、第1のストッパ51と、第2のストッパ52
と、ユニット間距離規制部材53,54等を備えて構成され
ている。ユニット間距離規制部材53,54は水平方向に延
びている。一方の規制部材53の基端は第1の可動ユニッ
ト21に連結されている。この規制部材53は、第1の可動
ユニット21と第2の可動ユニット22が互いに所定距離以
上離れないように可動ユニット21,22間の最大距離を規
制するものであり、この規制部材53の先端側に、第2の
可動ユニット22の側面壁に係合可能なストッパ部分55が
設けられている。他方のユニット間距離規制部材54の基
端は中間可動ユニット23に連結されている。この規制部
材54は、中間可動ユニット23と第2の可動ユニット22が
互いに所定距離以上離れないように可動ユニット22,23
間の最大距離を規制するものであり、この規制部材54の
先端側に、第2の可動ユニット22の側面壁に係合可能な
ストッパ部分56が設けられている。
ンダ機構50と、第1のストッパ51と、第2のストッパ52
と、ユニット間距離規制部材53,54等を備えて構成され
ている。ユニット間距離規制部材53,54は水平方向に延
びている。一方の規制部材53の基端は第1の可動ユニッ
ト21に連結されている。この規制部材53は、第1の可動
ユニット21と第2の可動ユニット22が互いに所定距離以
上離れないように可動ユニット21,22間の最大距離を規
制するものであり、この規制部材53の先端側に、第2の
可動ユニット22の側面壁に係合可能なストッパ部分55が
設けられている。他方のユニット間距離規制部材54の基
端は中間可動ユニット23に連結されている。この規制部
材54は、中間可動ユニット23と第2の可動ユニット22が
互いに所定距離以上離れないように可動ユニット22,23
間の最大距離を規制するものであり、この規制部材54の
先端側に、第2の可動ユニット22の側面壁に係合可能な
ストッパ部分56が設けられている。
直動形アクチュエータの一例としてのシリンダ機構50
は、水平方向の延びるロッド60を有している。ロッド60
は先端側は第2の可動ユニット22に連結されている。こ
のシリンダ機構50は、ロッド60が往動側にいっぱいに伸
びた時に可動ユニット21,22,23を第4図に示されるよう
に片側(往動側)に寄せ、ロッド60が復動側にいっぱい
に縮んだ時には、第1図のように第2の可動ユニット22
をストッパ52側に引寄せるに足る作動ストロークを有し
ている。
は、水平方向の延びるロッド60を有している。ロッド60
は先端側は第2の可動ユニット22に連結されている。こ
のシリンダ機構50は、ロッド60が往動側にいっぱいに伸
びた時に可動ユニット21,22,23を第4図に示されるよう
に片側(往動側)に寄せ、ロッド60が復動側にいっぱい
に縮んだ時には、第1図のように第2の可動ユニット22
をストッパ52側に引寄せるに足る作動ストロークを有し
ている。
ロッド60が往動側ストロークいっぱいに伸長した時、
第1の可動ユニット21の往動側ストロークエンドが第1
のストッパ51によって規制されるとともに、旋回軸11か
ら可動ユニット21,22,23までの距離がそれぞれ前述した
L5,L6,L7となるように、可動ユニット21,22,23の相互隣
接部分が適宜のスペーサあるいはストッパ等の接近距離
規制手段によって調整される。ただし第4図に示す例の
ように、接近距離規制手段として、可動ユニット21,22,
23の側面同志を互いに当接させることによるストッパ機
能により、可動ユニット21,22,23間の最短距離を規制す
るようにしてもよい。第2のストッパ52は、ロッド60が
復動側ストロークいっぱいに縮んだ時に、第2の可動ユ
ニット22から旋回軸11までの距離が前述したL2となるよ
うな位置に設けられている。
第1の可動ユニット21の往動側ストロークエンドが第1
のストッパ51によって規制されるとともに、旋回軸11か
ら可動ユニット21,22,23までの距離がそれぞれ前述した
L5,L6,L7となるように、可動ユニット21,22,23の相互隣
接部分が適宜のスペーサあるいはストッパ等の接近距離
規制手段によって調整される。ただし第4図に示す例の
ように、接近距離規制手段として、可動ユニット21,22,
23の側面同志を互いに当接させることによるストッパ機
能により、可動ユニット21,22,23間の最短距離を規制す
るようにしてもよい。第2のストッパ52は、ロッド60が
復動側ストロークいっぱいに縮んだ時に、第2の可動ユ
ニット22から旋回軸11までの距離が前述したL2となるよ
うな位置に設けられている。
次に、上記構成の位置決め装置1を備えたワーク転送
機構10の作用について説明する。
機構10の作用について説明する。
シリンダ機構50のロッド60が往動側に伸びると、第2
の可動ユニット22がストッパ51に向かって移動すること
により、第4図に示されるように可動ユニット21,22,23
が互いに重なるようにしてストッパ51側に寄せられる。
この場合、第1の可動ユニット21の位置がストッパ51に
よって規制されるため、可動ユニット21,22、23から旋
回軸11までの距離L5,L6,L7が確保される。この状態で旋
回ユニット14が水平面内で180°旋回することにより、
第5図に示されるように第2の位置まで基体12が旋回
し、ワーク待機部45,46,47の真上に可動ユニット21,22,
23が位置するとともに、搬出用ユニット31の真下にワー
クホルダ37が位置するようになる。
の可動ユニット22がストッパ51に向かって移動すること
により、第4図に示されるように可動ユニット21,22,23
が互いに重なるようにしてストッパ51側に寄せられる。
この場合、第1の可動ユニット21の位置がストッパ51に
よって規制されるため、可動ユニット21,22、23から旋
回軸11までの距離L5,L6,L7が確保される。この状態で旋
回ユニット14が水平面内で180°旋回することにより、
第5図に示されるように第2の位置まで基体12が旋回
し、ワーク待機部45,46,47の真上に可動ユニット21,22,
23が位置するとともに、搬出用ユニット31の真下にワー
クホルダ37が位置するようになる。
上記の状態で、旋回ユニット14が降下することによ
り、チャック28,29,30によってワーク5,3,4が保持され
ると同時に、ワークホルダ37に保持されている組立完了
後のツェッパジョイント2が搬出用ユニット31のチャッ
ク32によって保持される。そして旋回ユニット14が元の
高さに上昇するとともに180°旋回して元の位置(第1
の位置)に戻る。また、シリンダ機構50のロッド60が縮
み側(復動側)に動作することにより、可動ユニット2
1,22,23が第6図および第7図に示される中間状態を経
て、最終的に第1図に示される位置で停止する。すなわ
ち、第2の可動ユニット22の位置がストッパ52によって
規制されるとともに、ユニット間距離規制部材54の長さ
に応じて第2の可動ユニット22に対する中間可動ユニッ
ト23の位置が規制され、更にユニット間距離規制部材53
の長さに応じて第2の可動ユニット22に対する第1の可
動ユニット21の位置が規制される。こうして、第1の位
置における各可動ユニット21,22,23から旋回軸11までの
距離L1,L2,L3が確保される。
り、チャック28,29,30によってワーク5,3,4が保持され
ると同時に、ワークホルダ37に保持されている組立完了
後のツェッパジョイント2が搬出用ユニット31のチャッ
ク32によって保持される。そして旋回ユニット14が元の
高さに上昇するとともに180°旋回して元の位置(第1
の位置)に戻る。また、シリンダ機構50のロッド60が縮
み側(復動側)に動作することにより、可動ユニット2
1,22,23が第6図および第7図に示される中間状態を経
て、最終的に第1図に示される位置で停止する。すなわ
ち、第2の可動ユニット22の位置がストッパ52によって
規制されるとともに、ユニット間距離規制部材54の長さ
に応じて第2の可動ユニット22に対する中間可動ユニッ
ト23の位置が規制され、更にユニット間距離規制部材53
の長さに応じて第2の可動ユニット22に対する第1の可
動ユニット21の位置が規制される。こうして、第1の位
置における各可動ユニット21,22,23から旋回軸11までの
距離L1,L2,L3が確保される。
上記の状態で、第2図に示されるように旋回ユニット
14が降下するとともに、チャック28,29,30,32がリリー
ス状態になることにより、内輪5と外輪3とケージ4が
それぞれワークホルダ36,37,38に保持される。また、組
立完成品であるツェッパジョイント2が搬出用アンロー
ダ41に保持される。
14が降下するとともに、チャック28,29,30,32がリリー
ス状態になることにより、内輪5と外輪3とケージ4が
それぞれワークホルダ36,37,38に保持される。また、組
立完成品であるツェッパジョイント2が搬出用アンロー
ダ41に保持される。
そして再び旋回ユニット14が上昇するとともに、ター
ンテーブル35が所定ピッチ分だけ回動することにより、
前記と同様のワーク受け渡しサイクルが繰返される。
ンテーブル35が所定ピッチ分だけ回動することにより、
前記と同様のワーク受け渡しサイクルが繰返される。
上記実施例によれば、第1の位置におけるワークホル
ダ36,37,38の軸間距離L1,L2,L3と第2の位置におけるワ
ーク待機部45,46,47の軸間距離L5,L6,L7が互いに異なっ
ていても、共通の可動ユニット21,22,23を使ってワーク
3,4,5の受け渡しを行なうことができる。
ダ36,37,38の軸間距離L1,L2,L3と第2の位置におけるワ
ーク待機部45,46,47の軸間距離L5,L6,L7が互いに異なっ
ていても、共通の可動ユニット21,22,23を使ってワーク
3,4,5の受け渡しを行なうことができる。
なお本考案はツェッパジョイント用部品以外のワーク
の転送機構に利用することができる。また、第9図に示
されるように第1の可動ユニット21にシリンダ機構50の
ロッド部60を連結するようにしてもよい。可動ユニット
の数は前記実施例に制約されるものではなく、要するに
2つ以上の可動ユニットを備えているものであれば本考
案を適用することができる。
の転送機構に利用することができる。また、第9図に示
されるように第1の可動ユニット21にシリンダ機構50の
ロッド部60を連結するようにしてもよい。可動ユニット
の数は前記実施例に制約されるものではなく、要するに
2つ以上の可動ユニットを備えているものであれば本考
案を適用することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、複数のワークを所定間隔で配した第
1の位置において各ワークを各可動ユニットのチャック
によって受け取り、その後これらのワークを第2の位置
まで移動させる途中で、第2の位置に応じたワーク間隔
に変更して正確に第2の位置に受け渡すことができる。
この場合、1台のアクチュエータを用いて複数の可動ユ
ニットをそれぞれ所定位置に移動させることができるた
め、装置のコンパクト化および部品数の削減が図れると
ともに、動作制御も簡単ですむ。
1の位置において各ワークを各可動ユニットのチャック
によって受け取り、その後これらのワークを第2の位置
まで移動させる途中で、第2の位置に応じたワーク間隔
に変更して正確に第2の位置に受け渡すことができる。
この場合、1台のアクチュエータを用いて複数の可動ユ
ニットをそれぞれ所定位置に移動させることができるた
め、装置のコンパクト化および部品数の削減が図れると
ともに、動作制御も簡単ですむ。
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示し、第1図
は位置決め装置を備えたワーク転送機構を一部断面で示
す側面図、第2図は可動ユニットが降下した状態のワー
ク転送機構の側面図、第3図はワーク転送機構を示す平
面図、第4図は可動ユニットが片側に寄せられた状態を
示す側面図、第5図は旋回ユニットが180°旋回した状
態を示す側面図、第6図および第7図はそれぞれ可動ユ
ニットが移動する途中の様子を示すそれぞれ側面図、第
8図はツェッパジョイントの分解斜視図、第9図は可動
ユニットの変形例を示す概略図である。 1……位置決め装置、3,4,5……ワーク、10……ワーク
転送機構、12……基体、14……旋回ユニット、21,22,23
……可動ユニット、24……ガイド、36,37,38……ワーク
ホルダ、45,46,47……ワーク待機部、50……アクチュエ
ータ、51……第1のストッパ、52……第2のストッパ、
53,54……ユニット間距離規制手段。
は位置決め装置を備えたワーク転送機構を一部断面で示
す側面図、第2図は可動ユニットが降下した状態のワー
ク転送機構の側面図、第3図はワーク転送機構を示す平
面図、第4図は可動ユニットが片側に寄せられた状態を
示す側面図、第5図は旋回ユニットが180°旋回した状
態を示す側面図、第6図および第7図はそれぞれ可動ユ
ニットが移動する途中の様子を示すそれぞれ側面図、第
8図はツェッパジョイントの分解斜視図、第9図は可動
ユニットの変形例を示す概略図である。 1……位置決め装置、3,4,5……ワーク、10……ワーク
転送機構、12……基体、14……旋回ユニット、21,22,23
……可動ユニット、24……ガイド、36,37,38……ワーク
ホルダ、45,46,47……ワーク待機部、50……アクチュエ
ータ、51……第1のストッパ、52……第2のストッパ、
53,54……ユニット間距離規制手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浜辺 照明 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)考案者 羽崎 裕一 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社岡崎 事業所内
Claims (1)
- 【請求項1】直線状に延びるガイドを有しかつ予め定め
られた第1の位置と第2の位置にわたる範囲を移動する
基体と、 この基体の上記ガイドに沿って往復移動自在に設けられ
かつ第1のワークを保持可能なチャックを有する第1の
可動ユニットと、 上記基体に上記第1の可動ユニットと並んで配置されか
つ上記ガイドに沿って上記第1の可動ユニットと同じ方
向に往復移動自在でしかも第2のワークを保持可能なチ
ャックを有する第2の可動ユニットと、 上記第1の可動ユニットまたは第2の可動ユニットのみ
に連結されていてこの可動ユニットを上記ガイドに沿っ
て往復駆動する単一のアクチュエータと、 上記第1の可動ユニットの往動側ストロークエンドを規
制する第1のストッパと、 上記第2の可動ユニットの復動側ストロークエンドを規
制する第2のストッパと、 上記第1および第2の可動ユニットが互いに最も近付く
ことのできる相対位置を規制する接近距離規制手段と、 上記第1および第2の可動ユニット間の相対的な最大離
間距離を規制するユニット間距離規制手段と、 を具備したことを特徴とするワーク転送機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989140610U JP2508828Y2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | ワ―ク転送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989140610U JP2508828Y2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | ワ―ク転送機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0379245U JPH0379245U (ja) | 1991-08-13 |
JP2508828Y2 true JP2508828Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31687565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989140610U Expired - Fee Related JP2508828Y2 (ja) | 1989-12-06 | 1989-12-06 | ワ―ク転送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508828Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4716050U (ja) * | 1971-03-24 | 1972-10-25 |
-
1989
- 1989-12-06 JP JP1989140610U patent/JP2508828Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4716050U (ja) * | 1971-03-24 | 1972-10-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0379245U (ja) | 1991-08-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |