JP2508672B2 - 陰極線管の自動チツプカツト装置 - Google Patents

陰極線管の自動チツプカツト装置

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JP2508672B2 JP61296211A JP29621186A JP2508672B2 JP 2508672 B2 JP2508672 B2 JP 2508672B2 JP 61296211 A JP61296211 A JP 61296211A JP 29621186 A JP29621186 A JP 29621186A JP 2508672 B2 JP2508672 B2 JP 2508672B2
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達郎 坂本
宜徳 山野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、陰極線管の製造において排気,封止後の陰
極線管のチップ管封止部のカットを自動的に行う陰極線
管の自動チップカット装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、排気,封止後の陰極線管のチップカット装
置において、チップオフ後のチップ管封止部に対して1
対のカッターを双方向から同時にスライドさせてチップ
管封止部にクラックを入れ、カットすることによって、
チップ管根元に不均等な力を加えることなく良好にチッ
プカットできるようにしたものである。
〔従来の技術〕
陰極線管の製造工程においては、ネック部後端のチッ
プ管を通して管体内を排気し、チップ管を加熱封止して
後、そのチップ管封止部をカットする工程がある。従来
の斯るチップカットは例えば次のようにして行われてい
た。
即ち、先ず第3図に示すように排気カート(1)上の
ホルダー(2)に陰極線管(3)を保持し、コンプッシ
ョンヘッドキャップ(4)内にチップ管(5)を支持し
た状態で管体(3)内の排気を行い電封治具(6)によ
りチップ管(5)の中間部を加熱封止する。しかる後、
第4図に示すように電封治具(6)を人手により下方へ
降し、人手によりカッター(7)でチップ管封止部(5
A)に傷を付け、続いてa方向より力を加えて折るよう
にしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のように、チップカットを人手によって行う場合
には、チップ管封止部(5A)に加わる力が不均等とな
り、チップ管(5)の根元に無理な力が加わり根元より
折れる確率が高い。一方、従来より、このようなチップ
カット工程においては、精度よくカットできること、ま
たカットする部位の形状、高さが違う多管種にも対応で
きるような自動チップカット装置が望まれている。
本発明は、上述の点に鑑み、チップ管根元に無理な力
が加わることなくチップカットでき、又、多管種にも対
応出来る陰極線管の自動チップカット装置を提供するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、陰極線管(3)のチップ管封止部(3A)に
対して対称的な位置に配される一対のカッター(12A)
及び(12B)と、この一対のカッター(12A)及び(12
B)を同一面上において、双方向から同時に夫々スライ
ドさせる移動手段(14A)及び(14B)とを備え、一対の
カッター(12A)及び(12B)は夫々刃部(19)がスライ
ド方向に対して非平行となるように上記同一面上のスラ
イド面で軸(17)を中心に回動可能に弾性支持され、移
動手段(14A)及び(14B)の動作にともなって一対のカ
ッター(12A)及び(12B)がチップ管封止部(3A)に夫
々圧接し、この圧力によって同一面上を回動しながらス
ライドする構成とする。
又、両カッター(12A)及び(12B)を管種に応じて指
定の高さ位置にセットするための上下動機構(15)を設
け、この上下動機構(15)を管種信号により制御するよ
うに構成するを可とする。
〔作用〕
排気,封止後の陰極線管のチップ管封止部(5A)に対
して、両カッター(12A)及び(12B)を双方向から同時
にスライドさせてチップ管封止部(5A)の両側にクラッ
クを入れ、チップカットする。このとき、両カッター
(12A)及び(12B)が双方向から同時にスライドされる
ので、チップ管封止部(5A)には均等な力が加わり、チ
ップ管根元に無理な力が加わらず、チップ管封止部(5
A)のみが良好にチップカットされる。
又、カッター(12A)及び(12B)のスライド時、カッ
ター(12A)及び(12B)はスプリング(18)の偏倚力に
抗して回動しながらチップ管封止部(5A)にクラックを
入れていく。従って、カッター(12A)及び(12B)の双
方向からのスライドと相俟って、チップ管封止部の形状
が異なっていても、クラックの付き方は一定し、良好に
チップカットされる。
又、管種によってカットする位置が異なるが、管種信
号によって上下動機構(15)が動作し、カッター(12
A)及び(12B)がその管種に応じて指定位置にセットさ
れ、チップカットされる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明による陰極線管の自動チ
ップカット装置の実施例を説明する。
第1図及び第2図Aにおいて、(11)は本発明による
自動チップカット装置を全体として示し、(3)はチッ
プ管(5)を封止した後、そのチップ管封止部(5A)が
カットされる陰極線管を示す。自動チップカット装置
(11)は、1対のカッター(12A)及び(12B)と、この
カッター(12A)及び(12B)を夫々水平面内でX方向に
スライドさせる第1の移動手段(14A)及び(14B)と、
カッター(12A)及び(12B)を水平面内で夫々X方向と
直交するY方向へ逃がす第2の移動手段(13A)及び(1
3B)と、両カッター(12A)及び(12B)を垂直方向の所
定位置に移動せしめる上下動機構(15)を有して構成さ
れる。
カッター(12A)及び(12B)は、夫々チップ管封止部
(5A)の両側をスライドするようにチップ管封止部(5
A)に対して対称的な位置に配される。夫々のカッター
(12A)及び(12B)は支持板(16)上に軸(17)を中心
に水平面内において回動可能に支持され、常時スプリン
グ(18)により刃部(19)がスライド方向(X方向)に
対して非平行となるような位置に弾性偏倚されている。
(20)はストッパーである。
第2の移動手段(13A)及び(13B)は、夫々シリンダ
ー(21)及びガイド機構(22)を有してなり、夫々のカ
ッター(12A)及び(12B)の支持基板(16)に取付けら
れ、各シリンダー(21)の駆動によりガイド機構(22)
を介して両カッター(12A)及び(12B)をY方向に沿っ
て互いに反対方向に移動するように構成される。
第1の移動手段(14A)及び(14B)は、夫々にシリン
ダー(23)及びガイド機構(24)を有してなり、夫々の
第2の移動手段(13A)及び(13B)の基板(25)に取付
けられ、各シリンダー(23)の駆動によりガイド機構
(24)を介して第2の移動手段(13A)及び(13B)と共
に夫々のカッター(12A)及び(12B)をX方向に沿って
互いに反対方向に移動するように構成される。
上下動機構(15)は、サーボモータ(26)と、このサ
ーボモータ(26)により回動するボールネジ(27)と、
一対のガイド軸(28)を有して成り、このガイド軸(2
8)にカッター(12A)(12B)、第2の移動手段(13A)
(13B)及び第1の移動手段(14A)(14B)を共通に支
持する支持基台(29)が係合し、サーボモータ(26)の
駆動によりカッター(12A)及び(12B)を上下動するよ
うに構成される。
また、本装置では陰極線管(3)が排気カートから本
装置(11)に自動移載されると同時に、排気カート又は
周辺の検出機構からの管種信号に基づき、サーボモータ
(26)が駆動し、上下動機構(15)によってカッター
(12A)及び(12B)が指定位置まで上昇するように構成
される。
なお、(30)は移載された陰極線管(3)を位置決め
する(管軸を垂直にする)ための位置決め手段で、ネッ
クチャック部(31)とシリンダー(32)とから成る。
次に、斯る構成の自動チップカット装置(11)の動作
を説明する。
先ず、カッター(12A)及び(12B)は互いに第2図A
に示す位置にあり、降下した原点位置にて待機されてい
る。
次に、管体内を排気し、チップ管を加熱封止した陰極
線管(3)が排気カートより本装置(11)に自動移載さ
れる。移載スタートと同時に、例えば排気カートよりの
管種信号によりサーボモータ(26)を介して上下動機構
(15)が駆動し、カッター(12A)及び(12B)が第2図
Aの状態のまま指定位置、即ちチップ管封止部(5A)に
対応した位置迄上昇する。
本装置(11)に移載された陰極線管(3)は対の位置
決め手段(30)によって管軸が垂直となるように位置決
めされる。次で第1の移動手段(14A)及び(14B)のシ
リンダー(23)が動作し、カッター(12A)及び(12B)
が双方向からチップ管封止部(5A)に向ってスライド
し、第2図B及びCに示すように両カッター(12A)及
び(12B)によってチップ管封止部(5A)にその両側よ
りクラック(傷)が入り、チップ管封止部(5A)はカッ
トされる。チップ管封止部(5A)に当るカッター(12
A)及び(12B)の圧力はスプリング(18)により調節す
る。
カッター(12A)及び(12B)はチップ管封止部(5A)
を切り乍らスライドするが、このとき、スプリング(1
8)のスプリング圧に抗して軸(17)を中心に回動する
ようにしてスライドするために、チップ管封止部(5A)
に対してクラックの付き方が一定する。
チップ管封止部(5A)をカットした後、第2の移動手
段(13A)及び(13B)のシリンダー(21)が動作し、第
2図Dに示すように両カッター(12A)及び(12B)がチ
ップ管封止部(5A)より離れるようにY方向に平行に逃
げる。同時に第1の移動手段(14A)及び(14B)が動作
し、第2図Eに示すように両カッター(12A)及び(12
B)がX方向の元の位置に戻る。さらにこの状態より両
カッター(12A)及び(12B)が第2の移動手段(13A)
(13B)によって第2図Aの状態に戻り、上下動機構(1
5)を介して降下し原点位置まで戻る。
なお、第2図Cの時点でチップ管封止部(5A)がカッ
トされない場合には第2図Eの工程後、陰極線管(3)
の移送途中でチップ管(5)の先端を叩くことによりチ
ップ管封止部(5A)は簡単にクラックの入ったところよ
りカットされる。
かかる自動チップカット装置(11)によれば、カッタ
ー(12A)及び(12B)をチップ管封止部(5A)に対して
対称的な位置に配し、双方向より同時にカッター(12
A)及び(12B)をスライドさせてチップ管封止部(5A)
の両側にクラックを入れるようにしたので、チップ管封
止部(5A)には均等な力がかかり、従ってチップ管根元
に無理な(不均等な)力が加わらずにカットできる。
又、カッター(12A)及び(12B)のスライド時、カッ
ター(12A)及び(12B)はスプリング(18)のスプリン
グ圧に抗して回動しながらチップ管封止部(5A)にクラ
ックを入れるようにしているので、クラックの付き方は
一定であり、チップ管封止部(5A)の形状が異なってい
ても良好なチップカットができる。
又、チップ管封止部(5A)のカット位置は陰極線管
(3)の管種によって異なる。しかし、本チップカット
装置(11)では、サーボモータ(26)を使用し、事前に
各管種のカット位置をティーチングし、排気カート又は
周辺の検出機構からの管種信号により上下動機構(15)
を駆動しカッター(12A)及び(12B)の位置を決めてい
る。従って、管種によりカットする位置が異なってもチ
ップカットできるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、チップ管封止部に対してカッターを
双方向より同時にスライドさせることによりチップ管根
元に不均等な力が加わることなくチップ管封止部を良好
にカットすることができる。一対のカッターがそのスラ
イド面上にて回動可能に弾性支持されているので、両カ
ッターを双方向からスライドさせたときにカッターが回
動してチップ管封止部の外周面に沿ってカッターの接触
位置が変わり、チップ管封止部の外周面に沿って均等な
力でクラックが入る。これにより、チップ管封止部のカ
ットを良好にし、また、チップ管封止部の形状が異なっ
ていてもクラックの付き方を一定にし、良好にチップカ
ットすることができる。
又、管種に応じてカッターの位置を自動的に指定位置
に配するように構成するときは、管種毎にカットする位
置が異なっても確実にチップカットできる。従って、信
頼性の高い多管種対応のチップカットが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動チップカット装置の実施例を
示す構成図、第2図A〜Eはカッター機構の動作状態を
示す平面図、第3図及び第4図は従来のチップカット法
の説明に供する構成図及びその要部の拡大図である。 (3)は陰極線管、(5)はチップ管、(5A)はチップ
管封止部、(12A)(12B)はカッター、(13A)(13B)
は第2の移動手段、(14A)(14B)は第1の移動手段、
(15)は上下動機構である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−113338(JP,U) 実開 昭62−141032(JP,U) 実開 昭54−103742(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管のチップ管封止部に対して対称的
    な位置に配される一対のカッターと、 該一対のカッターを同一面上において、双方向から同時
    に夫々スライドさせる移動手段とを備え、 上記一対のカッターは夫々刃部がスライド方向に対して
    非平行となるように、上記同一面上で回動可能に弾性支
    持され、 上記移動手段の動作にともなって上記一対のカッターが
    上記チップ管封止部に夫々圧接し、この圧力によって上
    記同一面上を回動しながらスライドするようになされた
    陰極線管の自動チップカット装置。
JP61296211A 1986-12-12 1986-12-12 陰極線管の自動チツプカツト装置 Expired - Fee Related JP2508672B2 (ja)

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