JP2508581Y2 - ミラ―の係止保持装置 - Google Patents

ミラ―の係止保持装置

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JP2508581Y2 JP1988123039U JP12303988U JP2508581Y2 JP 2508581 Y2 JP2508581 Y2 JP 2508581Y2 JP 1988123039 U JP1988123039 U JP 1988123039U JP 12303988 U JP12303988 U JP 12303988U JP 2508581 Y2 JP2508581 Y2 JP 2508581Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複写機やレーザプリンター等のような画像
形成装置において、画像読取り装置や発光部材からの光
を感光体等に伝達するための光学系装置に関し、特に、
光学系の移動フレームに対するミラーの保持性能を向上
させ、振動や衝撃等が加えられた場合でも、ミラーの保
持作用を正常に行うことが出来るようなミラーの係止保
持装置に関する。
(従来の技術) 複写機等の画像形成装置においては、画像読取り装置
により原稿の画像の走査を行い、その光情報を複数のミ
ラーとレンズ等を介して感光体に伝達して、前記感光体
に画像情報を静電潜像として形成するような手段が用い
られる。また、レーザプリンター等の装置においては、
記憶手段等から出力された画像情報によって、LED等を
発光させて、その光情報を複数のミラーとレンズ、およ
び、回転ミラー手段等を介して感光体の表面に照射し、
複写機の場合と同様にして、その感光体の表面に静電潜
像を形成するような手段が用いられる。
前記したような感光体の表面に形成された静電潜像に
対しては、現像装置からトナーを供給してトナー画像と
して可視像化し、そのトナー画像を用紙に転写してコピ
ーを作成するようになっていることは、通常の複写機の
場合と同様に行われる。前記光学系の装置において、ミ
ラーキャリッジ等に装備されて画像読取り装置の移動に
連動され、一定の距離を往復するものと、固定位置に配
置されるもの等の多くのミラー装置が用いられる。
上記したようなミラーのうち、所定の区間を往復移動
されるミラーキャリッジに支持されるミラーは、例えば
実開昭62-143916号公報等に示されるように、ミラーキ
ャリッジの両側に配置されたミラー保持部材に対して固
定される。また、前記したような従来例のミラーキャリ
ッジにおいて、前記ミラーキャリッジの両側に配置した
ミラー保持部材にミラー挿入孔を設けておき、それ等の
ミラー挿入孔にミラーの両側の部分を挿入し、ミラー挿
入孔に設けた突起と保持用クリップとによって固定する
ような手段が用いられる。なお、ミラー挿入孔に設ける
突起は、一方のミラー挿入孔に対しては2個設け、他方
のミラー挿入孔には1個設けているもので、通常3点支
持手段と呼ばれる支持方式が用いられる。前記したよう
なミラー挿入孔に設けられる突起は、固定ミラー挿入孔
の内壁から突出されるものを用いる場合と、ネジ等を用
いてミラー挿入孔の内部に向けて出没可能なものの、2
種類の構成の異なるものを用いることが出来るものであ
る。
前記したような従来例のミラーの保持固定手段の他
に、第5図および第6図に示されるような構成の固定手
段が用いられる場合がある。第5図に示されるミラー固
定手段は、2点保持用クリップ30aを用いる場合の例で
あり、前記2点保持用クリップ30aはバネ板部材を折り
曲げて構成しているもので、中央突部31aの両側に折曲
げ部分を介して側板35、35aを配置し、その側板の折曲
げ部分でミラー10を支持突部7、8に向けて押圧する。
また、前記したような2点支持方式の機構においては、
ミラーの端部に対しては立爪36、36aが係合され、それ
等の立爪によって、ミラーがその長さ方向に移動するこ
とを防止することが出来るようにされている。
第6図に示されるミラーの端部固定保持手段は、1点
支持方式の固定支持方式のものの例であり、ミラー保持
部材2のミラー挿入孔3には、その一方の内壁に支持突
部4が形成されている。また、ミラーの他方の側を係止
する1点保持用クリップ20aは、略くの字状に折り曲げ
て構成されている。そして、その頂部に設けた立板22が
ミラーの端部を係止するようになっており、前記1点保
持用クリップ20aの両側に設けた側板25、25aの弾性によ
って、ミラーを支持突部に向けて押圧し、固定を行うよ
うに構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したようなミラーキャリッジにミ
ラーを保持させるために、1点保持用クリップおよび2
点保持用クリップを用いる場合において、画像形成装置
に振動や衝撃等が加えられた場合に、ミラーがミラーキ
ャリッジから外れる等の問題が発生することがある。
例えば、第5図に示されるような2点保持用クリップ
30aを用いる場合に、第5a図に示されるように、ミラー1
0の長さ方向に力が加えられると、2点保持用クリップ3
0aは矢印x1方向に回転されるような力が加えられるの
で、中央突部31aの頂部を中心にして回転され、ミラー
を係止することが出来ないという問題が発生する。ま
た、第6図に示されるような1点保持用クリップ20aを
用いる場合には、第6a図に示されるように、ミラー10の
長さ方向の力が加えられると、1点保持用クリップ20a
は矢印x2方向に回転され、側板25、25aに設けた凹部27
(図1に図示)を中心にして回転するという問題が発生
する。
そして、前記したように、画像形成装置の移動を行う
際や、他のものが衝突し、ミラーに対してその長さ方向
に振動や衝撃等が加えられる場合に、前記したような構
成の1点保持用クリップ20a、および、2点保持用クリ
ップ30aの、ミラーに対する保持性能が完全に発揮出来
ないこと等によって、ミラーの破損等の好ましくない事
態が発生したりするという問題が生じる。さらに、ミラ
ーに対するクリップ部材による固定と、保持の性能を良
好に発揮させることが出来ない場合には、画像形成装置
の設置や、移動を行う都度、光学系のメンテナンス等を
頻繁に行うことが必要となる等の欠点が発生する場合が
ある。
(考案の目的) 本考案は、上記したような従来より用いられている装
置の欠点を解消するもので、ミラーキャリッジにミラー
を組付ける作業を容易に行い得るとともに、ミラーに対
する保持性能を良好に発揮させることが出来るようなク
リップを提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ミラーキャリッジの両側に設けたミラー保
持部材に対して、ミラー挿入孔を対称位置に形成し、前
記両側のミラー挿入孔にミラーの端部を各々挿入し、バ
ネ板部材により構成されたクリップ手段により固定保持
させ、前記ミラーを保持する一方のミラー挿入孔には1
つの支持突部を、他方のミラー挿入孔には2つの支持突
部をそれぞれ設け、前記支持突部は固定位置に設けられ
るか、あるいはミラー挿入孔に対して出没可能に構成さ
れた装置に関する。本考案においては、前記1つの支持
突部4を設けたミラー挿入孔3には1点保持用クリップ
20を配置し、他方の2つの支持突部7、8を設けたミラ
ー挿入孔6には2点保持用クリップ30を配置して、前記
2種類のクリップを用いてミラー10の両側端部に対する
支持と、支持突部に向けてミラーを押圧する作用を行う
装置を構成している。
そして、前記1点保持用クリップ20は、ミラー10の長
さ方向の端部と係合するための、ミラー挿入孔3の前記
ミラー10の長さ方向外面側2aに凸のコの字状の係合部21
と、下方に折り曲げた側板25、25a、前記側板の下部で
ミラー挿入孔3の縁に前記1点保持用クリップを係止さ
せる部材27、27aと、前記側板のそれぞれにミラーの裏
面2bに装着させるミラーの長さ方向の延長部26、26aを
各々一体に設けて構成している。
また、前記2点保持用クリップ30は、中央部を折り曲
げて構成し頂部に挿入孔6の縁に係止する部材32を設け
た中央突部31と、前記中央突部31の両側には、ミラー10
の裏面側からミラー10を前記支持突部7、8側に付勢す
る側板35、35aと、前記側板のそれぞれの側方に延長し
て配置する側方突出部37、37aと、前記側板に設けられ
たミラーの長さ方向の端部を係止するための立爪36、36
aとを各々一体に設けて構成し、前記側方突出部37、37a
を挿入孔6を配置するミラー保持部材5の裏面5bに対応
させて位置決めし、前記挿入孔6の外面5a側に対応する
位置でミラーの端部を係止する立爪36、36aとを用い
て、ミラーの端部を固定保持するように構成している。
(作用) 前述したように構成した1点保持用クリップは、略コ
の字状の係合部と、前記係合部の両側に設けた側板をミ
ラーの長さ方向に延長して延長部を形成し、前記延長部
がミラーの裏面に対して長い範囲で接触され得るように
構成している。これに対して、他方の2点保持用クリッ
プは、中央突部の両側に設けた側板をそれぞれ延長して
側方突出部を配置し、前記側方突出部がミラー挿入孔の
両側の部分でミラー保持部材の内側に当接され得るよう
に構成されている。そして、本考案のミラーの固定手段
として、1点保持用クリップおよび2点保持用クリップ
を前記したような形状のものとして構成したことによ
り、ミラーの長さ方向に移動させるような力が作用した
場合でも、クリップ部材が回転したりすることがなく、
ミラーを係止する能力を向上させることができる。した
がって、本考案のクリップに対して、側板との係合部を
調心にして回転させるような力が加えられたとしても、
ミラー挿入孔から脱落することを防止することが出来る
ので、画像形成装置の移動の際や、何等かの振動が装置
に加えられ、ミラーの長さ方向に力が付加されたとして
も、クリップ部材が外れたりすることを防止出来るとと
もに、ミラーの保持性能を良好な状態で発揮することが
できる。
(実施例) 図示された例に従って、本考案のミラーの係止保持装
置の構成を説明する。第1図に示される本考案の実施例
は、ミラー10の端部を1点保持用クリップ20を用いて固
定する場合の例を示しているもので、バネ板部材を折り
曲げ加工して、一体に形成して構成している。前記第1
図に示される1点保持用クリップ20は、従来例で示した
1点保持用クリップ20aに比較して、側板25、25aに対し
て、延長部26、26aをミラーの長さ方向に延長したもの
として構成し、さらに、ミラーの端部に係合される係合
部21を、略コの字状に形成している。
つまり、本考案の1点保持用クリップ20は、その中央
部分に略コの字状の係合部21を配置し、前記係合部21の
立板22がミラー10の端部に係合され、上板23がミラーの
上面に係合され得るように配置されるが、前記上板23
は、第1a図に示されるように、ミラー10の上面との間に
若干の隙間を持つようにして構成される。
また、前記係合部21の下側の板に対して、その両側に
側板25、25aが所定の角度を持って接続されている。前
記側板25、25aには、ミラー10の長さ方向に向けてそれ
ぞれ延長部26、26aを設けており、第1a図に示されるよ
うに、ミラー10の端部に対して凸のコの字状の係合部21
が係合され、前記延長部26、26aの上部分が、ミラー10
の下の面に当接され得るようにして設けられている。さ
らに、前記側板の端部に凹部27、27aを形成し、前記凹
部27、27aを、ミラー保持部材2の挿入孔3に対する板
部分に係合させ得るようにする。
前記したように構成された本考案の1点保持用クリッ
プ20を用いる場合には、ミラーキャリッジのミラー保持
部材2に設けた挿入孔3に対して、前記1点保持用クリ
ップ20の側板の下部に設けた凹部により、ミラー10を孔
3の下部に係止されることによってそのミラーの固定が
行われる。そして、その1点保持用クリップ20のバネ作
用によって、ミラーの端部の1つの面を孔の上側の面に
向けて押圧し、そのミラーの端部を保持部材に対して固
定することが出来る。
前記したようにしてミラー保持部材2に保持されるミ
ラー10に対して、その長さ方向から力が付加される場合
には、第1b図に示されるように、ミラー10によって係合
部21が外れる方向に力がかかることになる。しかし、本
考案においては、前記係合部21はコの字状に折り曲げら
れて形成されているので、図示されるように、上板23が
ミラーの上側の角の部分に引掛かった状態で保持され、
ミラー端部から外れることがない。
さらに、前記したようにして、ミラーにより1点保持
用クリップの係合部21が押されて、1点保持用クリップ
20が全体として反時計方向に回転しようとしても、側板
25から図の右側に延長されている延長部26が、ミラーに
対してその下面から押圧するようになる。そして、前記
延長部26の上面とミラーとの接触長さを大きく設定して
いるので、1点保持用クリップ20が回転して固定位置か
ら外れたりすることが防止される。
したがって、本考案の上記したような構成を有する1
点保持用クリップ20を用いる場合には、ミラー10によっ
て1点保持用クリップ20をミラー挿入孔から押し出すよ
うな力がかけられても、その係合部21が変形されない限
りは、ミラーに対する保持性能は良好に発揮され得るも
のとなる。
第2図に示される本考案のクリップ部材の例は、2点
保持用クリップ30を用いる場合であり、この第2図に示
される2点保持用クリップ30は、従来例で示した2点保
持用クリップ20aに対して、その側板の両側に側方突出
部37、37aを設けており、前記側方突出部のミラー保持
部材5に当接する部分に切欠部38、38aを設けている。
すなわち、本考案の2点保持用クリップ30は、1点保持
用クリップの場合と同様に、バネ板部材を折曲げて構成
しているもので、中央部の山型に折り曲げた中央突部31
に対して、その頂部に凹溝32を形成しており、前記凹溝
32がミラー挿入孔6の下側の板部分に係合されるように
なる。
また、前記中央突部31の両側には折り曲げ部を介して
側板35、35aが設けられており、前記側板から突出して
立爪36、36aを設け、前記立爪によってミラーの端部を
係止するようにし、さらに、それ等の側板の両側に側方
突出部37、37aが突出された状態に設けられている。な
お、前記側方突出部37、37aは、挿入孔6に対してセッ
トされた場合には、孔6の側部の保持部材5に対して、
長さA、Bの引掛りを形成出来るように構成されている
ものであり、その引掛かり部分を設けることによって、
以下に説明するように、ミラーの端部の固定状態を確保
出来るようになる。
これ等の側方突出部の立爪側には、前述したように、
切欠部38、38aがそれぞれ形成されているものであり、
前記切欠部が孔6の側部の壁の内側に当接して、1点保
持用クリップがミラーによって押された場合でも、ミラ
ー挿入孔から外れたりすることを防止出来るようにして
いる。前記したように構成された本考案の2点保持用ク
リップ30は、前記第2図に示されるように、ミラー保持
部材5のミラー挿入孔6に挿入されるミラー10の端部を
係止し、固定することが出来るようにされているもの
で、前記ミラー10の端部に対して、立爪36、36aが係合
して、そのミラーが長さ方向に移動することを防止出来
る。
また、2点保持用クリップに配置される側板35、35a
は、挿入孔6の上部から突出される支持突部7、8に対
応した位置に配置されるもので、前記支持突部に向けて
側板の部分によってミラーを押圧し、その2点保持用ク
リップのバネ力によって固定する作用を行う。そして、
前記したように構成した本考案の2点保持用クリップ30
は、第2a図に示されるようにして、ミラー挿入孔6にミ
ラー10の端部を保持して、固定する動作を行うことが出
来る。
つまり、第2a図に示されるようにしてミラーを保持す
る場合には、その2点保持用クリップ30の中央突部31に
設けた凹溝が、孔の下部で係合保持され、その両側の側
方突出部37、37aが孔の両側の裏側の部分に係止される
ので、前記2点保持用クリップはミラー挿入孔から押し
出されて外れたりすることが防止される。また、ミラー
10の長さ方向に押圧力が付加されて、2点保持用クリッ
プ30を押し出すような力が加えられる場合には、前記し
たようにして凹溝と、側方突出部37、37aとが、挿入孔
6から外れない限りは、そのミラーによる押圧力によっ
て2点保持用クリップ30が保持能力を失うことがないこ
とになる。
前記したように構成された本考案の1点保持用クリッ
プと、2点保持用クリップとは、第3図に示されるよう
なミラーキャリッジ1に対して、ミラーを固定するため
に用いられる。この実施例に示されるミラーキャリッジ
1は、従来より用いられているミラーキャリッジと同様
に構成されているものであり、接続部材9を介してミラ
ー保持部材2、5を両側に配置し、それ等のミラー保持
部材に設けたミラー挿入孔3、6に対して、ミラーの端
部をそれぞれ保持させ得るようにする。そして、前記し
たように一体に構成されたミラーキャリッジは、プラテ
ンの下面に沿って、光学系の装置に追従して移動される
ようになる。
また、前記本考案のミラーキャリッジ1は、ミラー挿
入孔3の下部から1個の支持突部4を突出させて配置
し、他方のミラー挿入孔6には、2個の支持突部7、8
を突出させて配置しているものであるから、前記ミラー
キャリッジに保持されるミラーに対しては、ミラー保持
部材2の側で1点保持用クリップ20を用い、ミラー保持
部材5の側では2点保持用クリップ30を用いて、それぞ
れのミラーの端部の固定を行うようになる。
前記1点保持用クリップ20は、前記第1図に示された
ように、ミラー保持部材2に対して、ミラー挿入孔3の
ミラー10の長さ方向外面2a側に凸のコの字状の係合部21
を位置させ、側板25、25aに設けた凹部27、27aを、挿入
孔3の縁に係止させることにより、前記ミラーの端部を
係止保持させるようにする。また、前記2点保持用クリ
ップ30は、第2図に示されたように、中央部を折り曲げ
て構成した中央突部の頂部に設けた凹溝32を、挿入孔6
の縁に係止するとともに、立爪36、36aを用いてミラー1
0の長さ方向の端部を係止し、側方突出部37、37aを挿入
孔6を配置するミラー保持部材5の裏面5bに対応させて
位置決めし、前記挿入孔6の外面5a側に対応する位置で
ミラーを保持させる手段を配置しているものである。
そして、前記したようなミラー挿入孔を配置したミラ
ーキャリッジに対して、ミラーを装着する場合には、最
初にミラー挿入孔6の内側の部分に2点保持用クリップ
30を配置して、それに対してミラー10の端部を係合さ
せ、孔に挿入して固定する。次いで、ミラーの他端部を
ミラー挿入孔3に挿入した状態で、そのミラー保持部材
2の外側から1点保持用クリップ20を挿入し、前記1点
保持用クリップ20の側板に設けた凹部が孔の縁に係合さ
れる状態でミラーの固定が行われる。これに対して、ミ
ラーをミラーキャリッジから外す場合には、前記したよ
うな装着の動作と逆に、1点保持用クリップ20を外して
から2点保持用クリップ30を外すことになる。
前記したようなミラーキャリッジは、第4図に示され
る複写機の光学系に対して、その移動ミラーの保持部材
として用いられる。この複写機の光学系は、プラテン13
の下面に沿って移動され、プラテン13上にセットされた
用紙の画像を走査するランプと反射板等の組立て体と、
その原稿に反射された光をミラーキャリッジのミラーに
伝達するミラー11、光路の端部で光を180°反射するミ
ラーキャリッジ1、および、光学系の他端部でさらに光
を180°反射させるミラーキャリッジ1a、感光体14の表
面に光を照射するためのミラーとから構成される。ま
た、前記ミラーキャリッジ1とミラーキャリッジ1aとの
間に、レンズ12を配置している。
前記したように構成された複写機の光学系において、
第3図に示されるミラーキャリッジ1は、光を180°屈
折させるために2個のミラーを装備し、画像読取り装置
の移動に追従して所定の間隔だけ移動出来るように構成
されている。上記したようなミラーキャリッジにおい
て、前述した実施例は、ミラーを3点で支持するような
形式のものについて、そのミラーの両側で異なった形状
の1点保持用クリップと2点保持用クリップとを用い、
それぞれのミラー挿入孔に対してミラーの支持を行うこ
とが出来るようにした場合の例を示している。
これに対して、ミラーを両側のそれぞれ1点で支持す
るように構成した装置の場合や、両側のそれぞれ2点の
支持突部を設けて、4点で支持するように構成した装置
の場合には、1点保持用クリップまたは2点保持用クリ
ップのいずれかのものを、ミラーキャリッジの両側のミ
ラー保持部材に対して装着し、ミラーの固定保持を行う
ことが出来るようにすることも可能になる。さらに、本
考案の1点保持用クリップまたは2点保持用クリップ
は、ミラー保持部材に形成されるミラー挿入孔のサイズ
等に応じてその大きさが決定されるものであり、当然、
ミラー挿入孔に突出される支持突部に対応した位置に、
ミラーを押圧するための部材が位置されるように構成さ
れるものである。
(考案の効果) 本考案のミラーの係止保持装置において、前述したよ
うに構成した1点保持用クリップは、略コの字状の係合
部と、前記係合部の両側に設けた側板をミラーの長さ方
向に延長して延長部を形成し、前記延長部がミラーの裏
面に対して長い範囲で接触され得るように構成している
ので、前記クリップに対して回転作用が付与された状態
でも、クリップが回転することがなくなる。これに対し
て、他方の2点保持用クリップは、中央突部の両側に設
けた側板をそれぞれ延長して側方突出部を配置し、前記
側方突出部がミラー挿入孔の両側の部分でミラー保持部
材の内側に当接され得るように構成されているので、前
記クリップが押し出されるような力を受けたとしても、
ミラーに対する保持作用を良好な状態で発揮することが
できる。そして、本考案のミラーの固定手段として、1
点保持用クリップおよび2点保持用クリップを前記した
ような形状のものとして構成したことにより、ミラーの
長さ方向に移動させるような力が作用した場合でも、ク
リップ部材が回転したりすることがなく、ミラーを係止
する能力を向上させることができる。
したがって、本考案のクリップに対して、側板との係
合部を調心にして回転させるような力が加えられたとし
ても、ミラー挿入孔から脱落することを防止することが
出来るので、画像形成装置の移動の際や、何等かの振動
が装置に加えられ、ミラーの長さ方向に力が付加された
としても、クリップ部材が外れたりすることを防止出来
るとともに、ミラーの保持性能を良好な状態で発揮する
ことができる。そして、本考案のクリップ部材を用いる
ことにより、ミラーキャリッジに対してミラーを装着す
る際にも、その作業を迅速に行うことが可能であるとと
もに、メンテナンスに際しても、ミラーの取外し等を容
易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1点保持用クリップによりミラーを固
定する状態を示す斜視図、第1a図はミラーと1点保持用
クリップとの関係を示す側面図、第1b図はミラーの長さ
方向に力が付加された場合の1点保持用クリップの変位
の状態の説明図、第2図は本考案の2点保持用クリップ
によるミラーの固定状態を示す斜視図、第2a図はその正
面図、第3図は本考案のクリップ部材を適用可能なミラ
ーキャリッジの構成を示す斜視図、第4図は複写機の光
学系の構成を示す説明図、第5図は従来の2点保持用ク
リップを用いる場合の正面図、第5a図はミラーに長手方
向の力が付与された場合の状態を示す説明図、第6図は
従来の1点保持用クリップを用いる場合の正面図であ
り、第6a図は第5a図と同様な状態の場合の説明図であ
る。 図中の符号 1……ミラーキャリッジ、2……ミラー保持部材、3…
…ミラー挿入孔、4……支持突部、9……接続部材、10
……ミラー、20……1点保持用クリップ、21……係合
部、25……側板、26……延長部、27……凹部、30……2
点保持用クリップ、31……中央突部、35……側板、36…
…立爪、37……側方突出部、38……切欠部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミラーキャリッジの両側に設けたミラー保
    持部材に対して、ミラー挿入孔を対称位置に形成し、前
    記両側のミラー挿入孔にミラーの端部を各々挿入し、バ
    ネ板部材により構成されたクリップ手段により固定保持
    させ、 前記ミラーを保持する一方のミラー挿入孔には1つの支
    持突部を、他方のミラー挿入孔には2つの支持突部をそ
    れぞれ設け、前記支持突部は固定位置に設けられるか、
    あるいはミラー挿入孔に対して出没可能に構成された装
    置において、 前記1つの支持突部4を設けたミラー挿入孔3には1点
    保持用クリップ20を配置し、他方の2つの支持突部7、
    8を設けたミラー挿入孔6には2点保持用クリップ30を
    配置して、前記2種類のクリップを用いてミラー10の両
    側端部に対する支持と、支持突部に向けてミラーを押圧
    する作用を行うとともに、 前記1点保持用クリップ20は、ミラー10の長さ方向の端
    部と係合するための、ミラー挿入孔3の前記ミラー10の
    長さ方向外面2a側に凸のコの字状の係合部21と、下方に
    折り曲げた側板25、25aと、前記側板の下部でミラー挿
    入孔3の縁に前記1点保持用クリップを係止させる部材
    27、27aと、前記側板のそれぞれにミラーの裏面2bに装
    着させるミラーの長さ方向の延長部26、26aを各々一体
    に設けて構成し、 前記2点保持用クリップ30は、中央部を折り曲げて構成
    し頂部に挿入孔6の縁に係止する部材32を設けた中央突
    部31と、前記中央突部31の両側には、ミラー10の裏面側
    からミラー10を前記支持突部7、8側に付勢する側板3
    5、35aと、前記側板のそれぞれの側方に延長して配置す
    る側方突出部37、37aと、前記側板に設けられたミラー
    の長さ方向の端部を係止するための立爪36、36aとを各
    々一体に設けて構成し、 前記側方突出部37、37aを挿入孔6を配置するミラー保
    持部材5の裏面5bに対応させて位置決めし、前記挿入孔
    6の外面5a側に対応する位置でミラーの端部を係止する
    立爪36、36aとを用いて、ミラーの端部を固定保持する
    ことを特徴とするミラーの係止保持装置。
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