JP2002311369A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2002311369A
JP2002311369A JP2001118513A JP2001118513A JP2002311369A JP 2002311369 A JP2002311369 A JP 2002311369A JP 2001118513 A JP2001118513 A JP 2001118513A JP 2001118513 A JP2001118513 A JP 2001118513A JP 2002311369 A JP2002311369 A JP 2002311369A
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optical
optical component
component holding
holding side
side plate
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JP2001118513A
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English (en)
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Takahiko Kobayashi
孝彦 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部材の再生が容易であり、光学部品の位
置精度が良く、かつ温度変化に対しても精度が悪化しな
い光走査装置を少ない部品点数で安価に提供する。 【解決手段】 光学部品(fθレンズ32,34、シリ
ンドリカルミラー36)を支持する部分である光学部品
位置決基準部(位置決部106、108、110)及び
本体ベース22Aに当接する取付基準を備えた走査光学
系部品保持側板70を、板金プレス1工程により成型
し、これをプレス板金製の本体ベース22Aに溶接す
る。走査光学系部品保持側板70は板金製であるため、
溶解して再生が容易である。また、走査光学系部品保持
側板70はプレス1工程により成型されているので、各
光学部品の相対的位置精度が良い。さらに、走査光学系
部品保持側板70及び本体ベース22Aは板金製である
ので、画像形成装置の金属製の本体フレーム14に取り
付けた場合に、温度変化による変形が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを画像情
報に応じて感光体上に走査露光することにより、画像を
記録するレーザプリンタやディジタル複写機等の電子写
真プロセス技術を使用した画像形成装置に搭載される光
走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真プロセス技術を使用し
た画像形成装置においては、一様に帯電させた感光体上
に光走査装置からの走査光により静電潜像を形成させ、
この静電潜像をトナーによって現像し、得られた感光体
上のトナー像を用紙に転写、定着させて画像を記録して
いる。
【0003】このような画像形成装置に用いられる光走
査装置には、従来からガラス強化プラスチック製ハウジ
ングが多く使用されてきたが、動作中に画像形成装置内
部全体の温度が上昇すると、光走査装置のハウジングは
ガラス強化された樹脂成型品で画像形成装置本体のフレ
ームが鉄板金製であった場合などは、両者の締結点の間
で熱による膨張量に差が生じ、光走査装置が撓んだり変
形したりして、光走査装置からの感光体に向けて出射さ
れるレーザビームの光軸に狂いが生じて画像品質が低下
することがあった。
【0004】また、ガラス繊維が混入された樹脂は、粉
砕、溶解しても元の特性を得ることが難しく、再び同じ
光学ハウジングとして材料リサイクルすることが出来な
い。
【0005】さらに、樹脂を射出成型するための型には
多方向にスライダーを設けたり、数多くの入れ子分割を
したりするため型構造が複雑となり、型製作期間が長く
なると共に、型費も高額となってしまう。
【0006】これらの問題を解決するために、フレーム
とハウジングを両者とも鉄板金で構成する方法が考えら
れる。
【0007】光走査装置の光学ハウジングと光走査装置
を支持するフレームとを同一材質にすることにより、線
膨張係数の差が無くなるため、温度上昇時にハウジング
が歪まず光軸ずれが生じなくなる。
【0008】また、板金製のハウジングとすることによ
り、溶融して再び板金化し、同じ特性の材料として再生
することが出来る。
【0009】フレームと光学ハウジングを両者とも鉄板
金で構成した例としては、特開平4−24664号公報
に開示の装置がある。
【0010】ここでは、光走査装置は複数の板金の組み
合わせによって構成されており、走査光学系を構成する
光学部品のうちの一つである長尺ミラーに対しては、他
の走査光学系を構成する光学部品保持部とは別体のホル
ダーを設けて保持、位置決している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】光走査装置には結像光
学系を構成するレンズやミラー等の複数の光学部品が取
り付けられており、これらの光学部品間の相対位置は所
望の結像特性を得るために厳しい精度が必要である。
【0012】しかしながら板金製光学ハウジング上に複
数の光学部品を取り付けるために各光学部品毎にホルダ
ーを設け、このホルダーを光学ハウジングに取り付ける
構成では、部品点数が増加すると共に、光学ハウジング
の精度誤差とホルダーの精度誤差が累積し、光学部品間
の相対位置誤差が大きくなってしまう。
【0013】更に、板金でホルダーを形成しようとする
と、ホルダーに剛性確保のための曲げ加工等が入るた
め、曲げによる精度誤差が生じ、光学部品間の相対的位
置精度を確保する事が難しくなる。
【0014】また、曲げ型、絞り型等が必要となり、こ
れらの型費が必要となる。
【0015】本発明は上記事実を考慮し、構成部材の再
生が容易であり、光学部品の位置精度が良く、かつ温度
変化に対しても精度が悪化しない光走査装置を少ない部
品点数で安価に提供することが目的である。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光ビームを出射する光源と、前記光源から出射され
た前記光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、偏向した
光ビームを感光体表面に結像させる結像光学系と、前記
回転多面鏡及び結像光学系を搭載する板金製の光学ハウ
ジングと、を備えた光走査装置であって、前記光学ハウ
ジングの本体ベースには、結像光学系を構成する光学部
品を保持する板金製の光学部品保持側板が立設されてお
り、前記光学部品保持側板は、前記本体ベースと当接し
て前記本体ベースとの位置決めに用いる取付基準部と、
前記光学部品と当接して前記光学部品との位置決めに用
いる光学部品位置決基準部とを備え、前記取付基準部及
び前記光学部品位置決基準部は、板金プレス1工程によ
り成型された打抜端面であることを特徴としている。
【0017】次に、請求項1に記載の光走査装置の作用
を説明する。
【0018】請求項1に記載の光走査装置によれば、光
源から出射された光ビームは回転多面鏡により偏向走査
され、偏向された光ビームを結像光学系により感光体表
面に結像させることができる。
【0019】請求項1に記載の光走査装置によれば、光
学部品を保持する光学部品保持側板の取付基準部及び光
学部品位置決基準部を板金プレス1工程により成型し、
取付基準部を本体ベースに当接させ、光学部品位置決基
準部に光学部品を当接させることにより、本体ベースに
対して光学部品を高精度に位置決めすることが出来る。
【0020】このため、光学ハウジングの本体ベースと
は別体のホルダー等を用いて光学部品を装着した時のよ
うな寸法誤差の累積が無く、光学部品の相対位置精度が
向上する。
【0021】例えば、複数の光学部品位置決基準部を設
けた一対の光学部品保持側板で複数の光学部品を保持す
ることもでき、光学部品個々にホルダー等を設ける必要
が無く、少ない部品点数で、光学部品間の相対位置精度
の高い光走査装置を構成することが出来る。
【0022】なお、光学部品保持側板は、板金プレス1
工程で成型される単純な打抜き形状の部品であるので、
曲げ型や絞り型が不用であり、型費が安価で済む。
【0023】光学ハウジング及び光学部品保持側板は板
金製であるので、溶融して再び板金化し、同じ特性の材
料として材料リサイクルすることが容易である。さら
に、光学ハウジング及び光学部品保持側板が同じ金属材
料であれば、溶融する際に分解する必要がない。
【0024】光走査装置を取りつける画像形成装置のフ
レームが金属製の場合、光学ハウジングとの線膨張係数
の差が小さくなるので(合成樹脂と金属との場合に比較
して)、温度変化した際の光学ハウジングの歪みを小さ
く抑えることが出来、熱による光路変動を少なくするこ
とが出来る。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光走査装置において、前記光学部品保持側板は互いに
対向するように一対設けられており、一方の光学部品保
持側板には前記光学部品の長手方向一端側が、他方の光
学部品保持側板には前記光学部品の長手方向他端側が支
持され、一方の光学部品保持側板と他方の光学部品保持
側板とは、回転多面鏡から離れるにしたがって両者の間
隔が広がっていることを特徴としている。
【0026】次に、請求項2に記載の光走査装置の作用
を説明する。
【0027】請求項2に記載の光走査装置では、長尺状
の光学部品は、長手方向両端付近が一対の光学部品保持
側板によって保持されており、光ビームはこれら一対の
光学部品保持側板の間で走査される。
【0028】光ビームの走査幅は、回転多面鏡から離れ
るにしたがって広がるので、これに合わせて一方の光学
部品保持側板と他方の光学部品保持側板との間隔を回転
多面鏡から離れるにしたがって広げることが材料の使用
量を抑えるために好ましい。
【0029】例えば、回転多面鏡側の間隔が広いと、回
転多面鏡側で支持する光学部品の主走査方向の長さが必
要以上に長くなり過ぎる。
【0030】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光走査装置において、前記一方の光学部品保持側板と
前記他方の光学部品保持側板とを互いに連結して両光学
部品保持側板の倒れを規制する規制部材を備え、前記規
制部材は、前記光学部品位置決基準部の近傍で、かつ光
学部品の光ビーム入射側に配置されていることを特徴と
している。
【0031】次に、請求項3に記載の光走査装置の作用
を説明する。
【0032】請求項3に記載の光走査装置では、一方の
光学部品保持側板と他方の光学部品保持側板とを規制部
材で互いに連結したので、両光学部品保持側板の倒れを
規制することができ、これにより、光学部品の光軸のズ
レ等を防止することができる。
【0033】また、一方の光学部品保持側板と他方の光
学部品保持側板との間隔は、光学部品の光ビーム入射側
の方が光学部品の光ビーム出射側よりも狭い。このた
め、光学部品の光ビーム入射側に規制部材を設けた方
が、規制部材が短くて済み、経済的である。
【0034】なお、規制部材の位置が光学部品位置決基
準部から離れると、光学部品位置決基準部と規制部材と
の間で光学部品保持側板が変形し易くなる。したがっ
て、規制部材と光学部品位置決基準部との距離は出来る
限り短い方が良い。
【0035】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の光走査装置において、前記
光学部品保持側板には、前記光ビームと干渉する部分に
切欠または孔が形成されていることを特徴としている。
【0036】次に、請求項4に記載の光走査装置の作用
を説明する。
【0037】請求項4に記載の光走査装置では、光学部
品保持側板に形成した切欠または孔によって光ビームを
遮ることが無くなるので、光学部品保持側板を様々な光
学レイアウトに対応させることができる。
【0038】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の光走査装置において、前記
光学部品保持側板は、前記本体ベースに対して複数個所
で溶接されており、前記光学部品保持側板には、溶接個
所と溶接個所との間に切欠が形成されていることを特徴
としている。
【0039】次に、請求項5に記載の光走査装置の作用
を説明する。
【0040】光学部品保持側板を本体ベースに溶接する
際に、溶接長さが長過ぎると、溶接による歪みの影響が
光学部品保持側板全体に波及してしまう。
【0041】したがって、光学部品保持側板は、本体ベ
ースに対して複数個所で溶接(点溶接等)することが好
ましい。
【0042】本発明のように、光学部品保持側板の溶接
個所と溶接個所との間に切欠を形成しておくことによ
り、溶接長さを短くでき、溶接によって生じる歪みを局
所的な範囲で吸収させることができ、その結果、光学ハ
ウジング全体への溶接歪みの影響を少なくすることが出
来る。
【0043】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の光走査装置において、前記
光学系はシリンダーレンズを含み、前記本体ベースに
は、前記シリンダーレンズの母線と平行に配置された一
対の光学部品保持側板を備え、前記シリンダーレンズの
母線と平行に配置された一対の光学部品保持側板が、前
記シリンダーレンズを保持していることを特徴としてい
る。
【0044】次に、請求項6に記載の光走査装置の作用
を説明する。
【0045】請求項6に記載の光走査装置では、本体ベ
ースに設けられた一対の光学部品保持側板によりシリン
ダーレンズが保持されている。
【0046】一対の光学部品保持側板は、互いに平行と
され、かつシリンダーレンズの母線と平行であるので、
光軸を中心とする回転方向の位置精度を高精度とするこ
とができ、良好な光ビームの結像特性が得られる。
【0047】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の光走
査装置の第1の実施形態を図1乃至図18にしたがって
説明する。
【0048】図2に示すように、本実施形態の光走査装
置10は、画像形成装置12に設けられた鉄板金製の本
体フレーム14にボルト16にて固定されている。
【0049】なお、画像形成装置12は、コピー、レー
ザープリンタ等の一般的な電子写真方式の画像形成装置
であり、内部構造に関する説明は省略する。
【0050】光走査装置10は、図1に示すような上側
が開放される箱状の光学ハウジング22と、光学ハウジ
ング22の開放部分を覆い内部を密閉するための図1
6,17に示すようなカバー24を備えている。
【0051】この光学ハウジング22は、本体ベース2
2A、プレス板金(鋼鈑)製の走査光学系部品保持側板
70、シリンダーレンズ保持部材48、規制部材11
2、規制部材114、ピックアップミラー保持部材18
2、回転多面鏡取付ベース130等から構成されてい
る。
【0052】図10に示すように、本体ベース22Aは
台形であり、各辺部分には一定寸法屈曲された曲げ起し
部22Bが形成されている。
【0053】なお、本体ベース22Aには、ボルト16
を挿通させる孔23A及び本体フレーム14に設けられ
た位置決ピン18を挿通させる孔23B、また光ビーム
LBを通過させる長孔23Cが形成されている。
【0054】また、本体ベース22Aの四隅には、外側
に突出した矩形の係合部22Cが形成されている。係合
部22Cには、後述するカバー24の引っ掛け部230
が挿入される矩形孔22Dが形成されている。
【0055】図1及び図2に示すように、光学ハウジン
グ22には、光源26、回転多面鏡28を有する偏向器
30、fθレンズ32,34、シリンドリカルミラー3
6、走査光の一部を拾って走査開始タイミングを決定す
るために用いられる光センサー40、光センサー40に
走査光の一部を導くためのピックアップミラー38等が
搭載されている。
【0056】光源26は、光ビームを出射する半導体レ
ーザ42、入射した光ビームを平行光束にするコリメー
タレンズ44、シリンダーレンズ46等を備えている。
【0057】光源26から出射した光ビームLBは、回
転多面鏡28に入射し、主走査方向に走査される。
【0058】主走査方向に走査された光ビームLBは、
fθレンズ32,34、シリンドリカルミラー36を介
して感光ドラム20に結像される。
【0059】このとき、光ビームLBは、副走査方向に
おいてはシリンダーレンズ46とシリンドリカルミラー
36による作用、主走査方向においてはfθレンズ3
2,34による作用の各々の作用によって感光ドラム2
0の表面近傍に収束し、感光ドラム20の表面に所定の
径のスポットとして照射され、また、fθレンズ32,
34の作用によって感光ドラム20の表面を主走査方向
に略等速度で走査される。
【0060】次に、各光学部品の取り付け構造について
説明する。
【0061】先ず、光源26の取り付け構造について説
明する。
【0062】図2及び図3に示すように、光源26は、
本体ベース22Aに立設された互いに平行とされた一対
のシリンダーレンズ保持部材48を供えている。なお、
このシリンダーレンズ保持部材48は、本体ベース22
Aと同じ鋼鈑からなるプレス成型品である。
【0063】シリンダーレンズ保持部材48の本体ベー
ス22A側端部は取付基準部であり、矩形の突起50が
2個形成されている。
【0064】これらの突起50が本体ベース22Aに形
成された矩形孔52(図10参照)に挿入されることに
より、シリンダーレンズ保持部材48が本体ベース22
Aに位置決めされる。なお、シリンダーレンズ保持部材
48と本体ベース22Aとは複数個所で点溶接されてお
り、これによりシリンダーレンズ保持部材48が本体ベ
ース22Aに固着されている。
【0065】シリンダーレンズ保持部材48の一端側に
は、コリメータレンズ44と、鉄製燒結部品であるレン
ズホルダー54からなるレンズアッシー56が取り付け
られている。
【0066】これらシリンダーレンズ保持部材48の一
端側には、レンズホルダー54の支持面54Aと当接す
る支持部48A及び、レンズホルダー54の当接面54
Bと当接する当接面48Bが設けられている。
【0067】レンズアッシー56は、支持面54A及び
当接面54Bを、シリンダーレンズ保持部材48の支持
部48A及び当接面48Bに当接させてネジ58で固定
されている。
【0068】図2に示すように、本体ベース22Aに
は、レンズアッシー56の近傍に、金具60が取り付け
られており、この金具60に半導体レーザ42が取り付
けられている。
【0069】なお、図1においては、光源26の図示を
省略している。
【0070】図3に示すように、シリンダーレンズ保持
部材48の他端側には、シリンダーレンズ46が板ばね
62により固定されている。
【0071】シリンダーレンズ保持部材48の他端側に
は、矩形の切欠64が形成されており、この切欠64の
底面がシリンダーレンズ46の底面を支持する支持部6
4A、側面がシリンダーレンズ46の出射面を当接させ
る当接部64Bとされている。
【0072】なお、シリンダーレンズ保持部材48の他
端側角部には板ばね62を引っ掛けるための三角形の突
起部66が形成されている。
【0073】板ばね62は、側方から見て略コ字形状で
あり、互いに対向する一対の片62Aと一対の片62B
との間でシリンダーレンズ46を挟み込むようになって
いる。
【0074】片62Bには、突起部66の嵌合する矩形
孔62Cが形成されており、矩形孔62Cに突起部66
が嵌合することで、シリンダーレンズ46の固定が行わ
れる。
【0075】板ばね62の基部62Dには、シリンダー
レンズ46を支持部64Aへ押し付けるための押圧片6
2Eと、シリンダーレンズ46の横方向の移動を阻止す
る保持片62Fが設けられている。
【0076】なお、片62Aと片62Aとの間、及び片
62Bと片62Bとの間を光ビームが通過する。
【0077】次に、走査光学系の取り付け構造について
説明する。
【0078】図2に示すように、本体ベース22Aに
は、光ビームLBの走査中心線CL両側に各々走査光学
系部品保持側板70が立設されている。
【0079】走査光学系部品保持側板70は、矢印L方
向側の間隔が広く、矢印R方向側の間隔が狭くなるよう
に設けられている。
【0080】走査光学系部品保持側板70は、本体ベー
ス22Aと同じ鋼鈑からなるプレス成型品である。
【0081】図9に示すように、走査光学系部品保持側
板70の本体ベース22A側端部には、矩形の切欠7
2、74、76、78が間隔をあけて形成されており、
これにより矩形の足部80、82、84、86、88、
90が形成されている。
【0082】足部82の端部には取付基準(切欠)82
A及び矩形の突起82Bが形成されており、足部88の
端部には取付基準(切欠)88A及び矩形の突起88B
が形成されて、いる。
【0083】本体ベース22Aには、突起82Bの挿入
される矩形孔92、足部84の挿入される矩形孔94、
足部86の挿入される矩形孔96、突起88Bの挿入さ
れる矩形孔98及び足部90の挿入される矩形孔100
が、走査中心線CL両側に形成されている。
【0084】走査光学系部品保持側板70は、これらの
突起82B、88B及び足部84、86、90が各々対
応する矩形孔92、94、96、98、100に挿入さ
れることにより本体ベース22Aに位置決めされてい
る。なお、走査光学系部品保持側板70と本体ベース2
2Aとは複数個所で点溶接されており、これにより走査
光学系部品保持側板70は本体ベース22Aに固定され
ている。
【0085】走査光学系部品保持側板70の高さ方向
は、取付基準部82A及び取付基準部88Aが本体ベー
ス22Aに当接することで位置決めされている。
【0086】走査光学系部品保持側板70には、後述す
る回転多面鏡取付ベース130を位置決固定するための
位置決部102及び位置決部104、fθレンズ32の
位置決部106、fθレンズ34の位置決部108、シ
リンドリカルミラー36の位置決部110が設けられて
いる。
【0087】回転多面鏡取付ベース130を位置決固定
するための位置決部102には、取付基準(切欠)10
2A及び矩形の突起102Bが形成されており、位置決
部104には取付基準(切欠)104A及び矩形の突起
104Bが形成されている。
【0088】図4に示すように、fθレンズ32の位置
決部106には、fθレンズ32の底部を支持する2つ
の突起106Aと、fθレンズ32の出射面に当接する
突起106Bが形成されている。
【0089】また、走査光学系部品保持側板70には、
位置決部106の近傍に、後述する板ばね107を保持
するための矩形孔70Bが一対形成されている。
【0090】図5に示すように、fθレンズ32を位置
決部106に固定するための板ばね107は、一対の取
付片107A及び一対の押圧片107Bを備えている。
【0091】取付片107Aの先端には、鋭角に屈曲さ
れた引っ掛け部107Aaが形成されている。
【0092】図5に示すようにfθレンズ32が位置決
部106に配置され、板ばね107の取付片107Aの
先端部分が矩形孔70Bに挿入されると、一対の押圧片
107Bがfθレンズ32を突起106A及び突起10
6Bに押し付け、fθレンズ32の位置決め固定を行
う。なお、図1及び図2においては、板ばね107の図
示を省略している。
【0093】図6に示すように、fθレンズ34の位置
決部108には、fθレンズ34の底部を支持する2つ
の突起108Aと、fθレンズ34の入射面に当接する
突起108Bが形成されている。
【0094】図6及び図7に示すように、fθレンズ3
4は、次に説明する板ばね109及び板ばね111によ
って位置決部108に位置決固定されている。
【0095】板ばね109は、fθレンズ34を突起1
08Aに向けて押圧する押圧片109A、fθレンズ3
4を突起108Bに向けて押圧する押圧片109B、f
θレンズ34の長手方向端部に当接してfθレンズ34
を反対側の位置決部108へ向けて押圧する押圧片10
9Cを備えており、ねじ113にて走査光学系部品保持
側板70に取り付けられている。
【0096】一方、板ばね111は、fθレンズ34を
突起108Aに向けて押圧する押圧片111A、fθレ
ンズ34を突起108Bに向けて押圧する押圧片111
Bを備えており、ねじ113にて走査光学系部品保持側
板70に取り付けられている。
【0097】なお、板ばね111の取り付けられている
走査光学系部品保持側板70には、fθレンズ34の長
手方向端部に当接するストッパー板70Aが固着してお
り、fθレンズ34は板ばね109の押圧片109Cに
付勢され、長手方向端部がストッパー板70Aに押し付
けられている。
【0098】なお、図1及び図2においては、板ばね1
09及び板ばね111の図示を省略している。
【0099】図8に示すように、シリンドリカルミラー
36の位置決部110には、シリンドリカルミラー36
の底部を支持する突起110Aと、シリンドリカルミラ
ー36の反射面に当接する2つの突起110Bが形成さ
れている。
【0100】シリンドリカルミラー36は、板ばね11
5によって位置決部110に位置決固定されている。
【0101】板ばね115は、側方から見て略コ字形状
であり、シリンドリカルミラー36を押圧片115Aで
突起110Bに押圧し、押圧片115Bで突起110A
に押圧している。なお、図1及び図2においては、板ば
ね115の図示を省略している。
【0102】図1及び図2に示すように、本体ベース2
2Aには、一対の走査光学系部品保持側板70を連結す
るように、規制部材112がfθレンズ34の位置決部
108の光ビーム入射側近傍に、規制部材114がシリ
ンドリカルミラー36の位置決部110の光ビーム入射
側近傍に設けられている。
【0103】規制部材112及び規制部材114は、本
体ベース22Aと同じ鋼鈑からなるプレス成型品であ
る。
【0104】図11に示すように、規制部材112には
2本の細溝116が、規制部材114にも2本の細溝1
16(図示せず)が形成されており、この細溝116が
図9に示すように、走査光学系部品保持側板70に形成
された細溝118と係合され、図2に示すように、規制
部材112、規制部材114及び一対の走査光学系部品
保持側板70が略井桁状に組み合わせされている。
【0105】図11に示すように、規制部材112の本
体ベース22A側端部には、矩形の突起120が2個形
成されており、規制部材114の本体ベース22A側端
部にも、矩形の突起120(図示せず)が2個形成され
ている。
【0106】また、規制部材112には走査された光ビ
ームLBを逃がすための細長い孔122が形成されてお
り、規制部材114にも走査された光ビームLBを逃が
すための細長い孔122(図示せず)が形成されてい
る。
【0107】図10に示すように、本体ベース22Aに
は、規制部材112の突起120の挿入される矩形孔1
24と、規制部材114の突起120の挿入される矩形
孔126が各々2個形成されている。
【0108】規制部材112及び規制部材114は、こ
れらの突起116が各々対応する矩形孔124,126
に挿入され、これにより規制部材112及び規制部材1
14は、本体ベース22Aに位置決めされている。な
お、規制部材112及び規制部材114は、本体ベース
22Aに対して複数個所で点溶接されており、これによ
り規制部材112及び規制部材114は、本体ベース2
2Aに固定されている。
【0109】次に、偏向器30の取り付け構造を説明す
る。
【0110】図12及び図13に示すように、回転多面
鏡取付ベース130は、本体ベース2Aと同じ鋼鈑から
なるプレス成型品である。
【0111】回転多面鏡取付ベース130には、走査光
学系部品保持側板70の突起102Bの挿入される矩形
孔132及び突起104Bの挿入される矩形孔134が
形成されている。
【0112】回転多面鏡取付ベース130は、走査光学
系部品保持側板70の突起102B、突起104Bが各
々対応する矩形孔132、134に挿入され、これによ
り回転多面鏡取付ベース130は、走査光学系部品保持
側板70に位置決めされている。なお、回転多面鏡取付
ベース130と走査光学系部品保持側板70とは複数個
所で点溶接されており、これにより回転多面鏡取付ベー
ス130は走査光学系部品保持側板70に固定されてい
る。
【0113】偏向器30は、回転多面鏡取付ベース13
0にネジ136で固定されている。なお、回転多面鏡取
付ベース130には、ネジ136の螺合するネジ孔13
7が形成されている。
【0114】また、回転多面鏡取付ベース130には、
位置決用の円形の突起138が2個プレス成型されてお
り、一方の突起138が偏向器30の丸孔140に、他
方の突起138が偏向器30の長孔142に挿入されて
いる。
【0115】次に、ピックアップミラー38の取り付け
構造に付いて説明する。
【0116】一方の走査光学系部品保持側板70には、
図14に示すように、矩形の切欠180が形成されてお
り、この切欠180内にピックアップミラー38が配置
されている。
【0117】ピックアップミラー38は、本体ベース2
2Aに固定されたピックアップミラー保持部材182に
板ばね184にて取り付けられている。
【0118】ピックアップミラー保持部材182は、支
持板186、当接板188及び当接板190より形成さ
れている。
【0119】支持板186の本体ベース22A側端部に
は、足部192、194が形成されている。
【0120】足部192の端部には取付基準(切欠)1
92A及び矩形の突起192Bが形成されており、足部
194の端部には取付基準(切欠)194A及び矩形の
突起194Bが形成されている。
【0121】支持板186の本体ベース22A側とは反
対側の端部には、矩形の切欠196が形成されており、
切欠196の底部がピックアップミラー38の支持部と
されている。
【0122】支持板186には、溝200及び溝202
が形成されており、溝200には当接板188が、溝2
02には当接板190が各々直角に差し込まれている。
【0123】支持板188の本体ベース22A側端部に
は、足部204、206が形成されている。足部204
の端部には取付基準(切欠)204A及び矩形の突起2
04Bが形成されており、足部206の端部には取付基
準(切欠)206A及び矩形の突起206Bが形成され
ている。
【0124】当接板188の本体ベース22A側とは反
対側には、当接部208が形成されている。
【0125】当接部208の一方の側面はピックアップ
ミラー38の反射面を当接させる当接面208Aとさ
れ、他方の側面には板ばね184を引っ掛けるための三
角形の突起部208Bが設けられている。
【0126】当接板190の本体ベース22A側端部に
は、支持板188の足部206と同形状の足部(図示せ
ず)が形成されている。
【0127】当接板190の本体ベース22A側とは反
対側には、当接部210が形成されている。当接部21
0の一方の側面はピックアップミラー38の反射面を当
接させる当接面210Aとされている。
【0128】なお、図1においては、ピックアップミラ
ー保持部材182の図示を省略している。
【0129】図10に示すように、本体ベース22Aに
は、ピックアップミラー保持部材182の突起192
B、194B、204B、206B等の挿入される矩形
孔212、214、216、218、220が形成され
ている。
【0130】ピックアップミラー保持部材182は、突
起192B、194B、204B、206B等が各々対
応する矩形孔212、214、216、218、220
に挿入され、これによりピックアップミラー保持部材1
82は本体ベース22Aに位置決めされている。なお、
ピックアップミラー保持部材182と本体ベース22A
とは複数個所で点溶接されており、これによりピックア
ップミラー保持部材182は、本体ベース22Aに固定
されている。
【0131】図14に示すように、板ばね184は側方
から見て略コ字形状であり、図14及び図15に示すよ
うに、互いに対向する片184Aと片184Bとの間で
ピックアップミラー38、当接部208及び当接部21
0を挟み込むようになっている。
【0132】片184Bには、突起部208Bの嵌合す
る矩形孔184Cが形成されており、矩形孔184Cに
突起部208Bが嵌合することでピックアップミラー3
8の固定が行われる。なお、ピックアップミラー38
は、底部が切欠196の底部(支持部)に当接され、当
接面208A及び当接面210Aに反射面が当接されて
位置決される。
【0133】次に、カバー24について説明する。
【0134】図16及び図17に示すように、カバー2
4はポリエチレン等の軟質の合成樹脂成型品であり、本
体ベース22A側が開放された台形の箱形状をしてい
る。
【0135】カバー24の四隅には本体ベース22Aの
矩形孔22Dに挿入して引っ掛ける引っ掛け部230が
形成されている。
【0136】また、カバー24の縁部分には、本体ベー
ス22Aの曲げ起し部22Bを挿入するための溝232
が形成されている。
【0137】なお、カバー24の熱による膨張、収縮を
逃がすために、曲げ起し部22Bを溝232に挿入した
際には、曲げ起し部22Bと溝232との間には所定の
隙間が設けられる。
【0138】カバー24の大部分は薄肉であり、適宜リ
ブ234が形成されている。
【0139】また、カバー24は、溝232の両側部分
が全体的に厚肉であるが、図18に示すような薄い膜状
部236が所定の間隔で設けられ、カバー24の熱によ
る変形を更に逃がすようになっている。 (作用)以下に本実施形態の作用を説明する。
【0140】本実施形態では、光学部品を搭載する本体
ベース22A、走査光学系部品保持側板70、シリンダ
ーレンズ保持部材48、ピックアップミラー保持部材1
82等の光学部品保持部材が画像形成装置の本体フレー
ム14と同一の金属(鋼)で形成されているので、温度
変化による光学ハウジング22と本体フレーム14との
膨張差に起因する変形が抑えられ、各光学部品の位置等
が変化しないので、ビームずれを生じない。
【0141】また、カバー24は、上述したように、軟
質の合成樹脂で形成されると共に、カバー24の熱によ
る変形を逃がすように構成されているので、温度変化時
に光学ハウジング22を変形させることが無い。
【0142】したがって、本実施形態の光走査装置10
を用いることにより、温度変化に影響を受けないに安定
した画像品質を得ることが出来る。
【0143】また、走査光学系部品保持側板70、シリ
ンダーレンズ保持部材48及びピックアップミラー保持
部材182等の光学部品保持部材は、板金プレス1工程
により成型されており、光学部品と当接する位置決基準
と、本体ベース22Aと当接する取付基準部との位置精
度が極めて高く、光学ハウジング22に対して偏向器3
0、fθレンズ32,34、シリンドリカルミラー3
6、ピックアップミラー38、コリメータレンズ44、
シリンダーレンズ46等の各光学部品を高精度に位置決
めすることが出来る。
【0144】さらに、走査光学系部品保持側板70、シ
リンダーレンズ保持部材48、ピックアップミラー保持
部材182等は、本体ベース22Aに対して複数個所で
点溶接されており、溶接個所と溶接個所との間に切欠が
形成されているので、溶接時の歪みの影響を少なくする
ことができる。
【0145】また、走査ビームの広がりに対応させて一
対の走査光学系部品保持側板70の間隔を決めているた
め、走査光学系部品保持側板70に連結される規制部材
112、規制部材114、fθレンズ32,34、シリ
ンドリカルミラー36等の主走査方向の長さが最小限で
済み、材料費を最小限に抑えれて経済的である。
【0146】なお、走査光学系部品保持側板70、シリ
ンダーレンズ保持部材48、ピックアップミラー保持部
材182等は、本体ベース22Aの上面または下面の一
方向側(両側からでも良い。)から溶接することが可能
であり、溶接作業が容易である。
【0147】また、上記溶接は、例えば、自動溶接機
(レーザー溶接)で行うことが出来る。
【0148】レーザー溶接は、レーザーを照射する座標
のプログラミングによって溶接にかかる時間を少なくす
ることが出来たり、点溶接化により溶接歪みを最小限に
出来るため光学ハウジング22の組立には好適である。
【0149】[第2の実施形態]次に、図19及び図2
0にしたがって、シリンダーレンズ46の他の固定方法
を説明する。
【0150】本実施形態では、シリンダーレンズ46
は、図19及び図20に示すようなシリンダーレンズ保
持部材240に板ばね242にて取り付けられる。
【0151】シリンダーレンズ保持部材240は、支持
板242、支持板244、一対の当接板246より形成
されている。
【0152】支持板242、支持板244及び当接板2
46は、本体ベース22Aと同じ鋼鈑からなるプレス成
型品であり、各々板金プレス一工程の打ち抜きで形成さ
れている。
【0153】この支持板242と支持板244は、シリ
ンダーレンズ46の母線に対して平行に、かつ母線と直
角方向に間隔をおいて設けられている。
【0154】支持板242の本体ベース22A側端部に
は、足部248が一対形成されている。足部248の端
部には取付基準(切欠)248A及び矩形の突起248
Bが形成されている。
【0155】支持板242の本体ベース22A側とは反
対側の端部には、シリンダーレンズ46の底部を支持す
るための突起250が一対形成されている。
【0156】支持板244の本体ベース22A側端部に
は、支持板242の足部248と同様の足部(図示せ
ず)が一対形成されている。
【0157】支持板244には、本体ベース22A側と
は反対側の端部に、シリンダーレンズ46の底部を支持
するための突起252と、シリンダーレンズ46の側部
を支持する突起254が形成されている。
【0158】なお、支持板244には、本体ベース22
A側端部に、支持板242の足部248と同様の足部
(図示せず)が一対形成されている。
【0159】支持板242には溝256が一対形成され
ており、支持板244には一対の溝258が形成されて
おり、溝256及び溝258に当接板246が差し込ま
れ、支持板242、支持板244及び一対の当接板24
6が井桁状に組み合わされて互いに溶接されている。
【0160】当接板246は、シリンダーレンズ46の
出射面に当接する当接部260を有し、当接部260の
反対側には、板ばね242を引っ掛けるための三角形の
突起部262が設けられている。
【0161】本体ベース22Aには、支持板242の突
起248B及び支持板244の突起(図示せず)の挿入
される矩形孔264が形成されている。
【0162】シリンダーレンズ保持部材240は、突起
248Bが矩形孔264に挿入され、これにより、シリ
ンダーレンズ保持部材240は本体ベース22Aに位置
決めされている。なお、シリンダーレンズ保持部材24
0と本体ベース22Aとは複数個所で溶接されており、
これによりシリンダーレンズ保持部材240は本体ベー
ス22Aに固定されている。
【0163】シリンダーレンズ保持部材240は、取付
基準248Aが本体ベース22Aに当接することによっ
て高さ方向の位置決めがなされている。
【0164】板ばね242は側方から見て略コ字形状で
あり、互いに対向する片242Aと片242Bとの間で
シリンダーレンズ46及び当接板246を挟み込むよう
になっている。
【0165】板ばね242の基部242Dには、シリン
ダーレンズ46を突起250、252へ押し付けるため
の押圧片242Eと、シリンダーレンズ46を突起25
4へ押し付けるための押圧片242Fが設けられてい
る。
【0166】片242Bには、突起部262の嵌合する
矩形孔242Cが形成されており、矩形孔242Cに突
起部262が嵌合することでシリンダーレンズ46の固
定が行われる。
【0167】なお、シリンダーレンズ46は、突起25
0、252に底部が当接され、当接部260に出射面が
当接され、突起254に側面が当接されて位置決めされ
る。
【0168】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0169】本実施形態では、支持板242と支持板2
44とが、シリンダーレンズ46の母線に対して平行
に、かつ母線と直角方向に間隔をおいて設けられている
ので、シリンダーレンズ46の光軸を中心とする回転方
向の姿勢を規制でき、この回転方向の位置精度を高精度
とすることができ、良好な光ビームLBの結像特性を得
ることができる。
【0170】[第3の実施形態]次に、図21及び図2
2にしたがって、光走査装置10の他の実施形態を説明
する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0171】本実施形態の光走査装置10では、光源2
6から出射した光ビームLBが感光ドラム20表面に結
像、走査されるまでの基本的な動作は第1の実施形態と
同様であるが、図21及び図22に示すように、走査光
学系の途中に設けられた折り返しミラー270によって
光ビームLBが折り返されてシリンドリカルミラー36
に入射し、シリンドリカルミラー36で反射された光ビ
ームLBが水平方向に出射している。
【0172】図21に示すように、本実施形態の走査光
学系部品保持側板70には、第1の実施形態とは形状の
異なるシリンドリカルミラー36の位置決部272と、
折り返しミラー270を位置決固定するための位置決部
274が設けられている。
【0173】シリンドリカルミラー36の位置決部27
2には、シリンドリカルミラー36の底部を支持する突
起272Aと、シリンドリカルミラー36の反射面に当
接する2つの突起272Bが形成されている。
【0174】位置決部274には、折り返しミラー27
0の底部を支持する突起274Aと、折り返しミラー2
70の反射面に当接する2つの突起274Bが形成され
ている。
【0175】なお、本実施形態のfθレンズ32、fθ
レンズ34、シリンドリカルミラー36及び折り返しミ
ラー270等も、図示しない板ばねによって各々の位置
決部に固定されている。
【0176】本実施形態のようなレイアウトとした場
合、折り返された光ビームLBの一部分が走査光学系部
品保持側板70と干渉してしまうため、走査光学系部品
保持側板70には光ビームLBとの干渉を避けるため
に、位置決部272と位置決部274との間に切欠27
6が形成され、位置決部272の光ビーム出射側に切欠
278が形成されている。
【0177】このように光ビームLBの干渉を避ける切
欠276及び切欠278を形成することにより、走査光
学系部品保持側板70は様々な光学レイアウトに対応す
ることができるようになる。
【0178】光ビームLBの干渉を避ける切欠276及
び切欠278は、光学レイアウトによっては孔であって
も良い。
【0179】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光走査装
置は上記の構成としたので、構成部材の再生が容易であ
り、光学部品の相対位置精度が良く、かつ温度変化に対
しても精度が悪化せず、部品点数及び材料使用量も最小
限に抑えられる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カバー、光源及びピックアップミラー保持部
材を除いた第1の実施形態に係る光走査装置の側面図で
ある。
【図2】 カバーを除いた第1の実施形態に係る光走査
装置の平面図である。
【図3】 (A)は光源の平面図であり、(B)は光源
の側面図であり、(C)はレンズホルダーの斜視図であ
り、(D)は板ばねの斜視図である。
【図4】 (A)はfθレンズ固定前の位置決部付近の
側面図であり、(B)はfθレンズ固定前の位置決部付
近の平面図である。
【図5】 (A)はfθレンズ固定後の位置決部付近の
側面図であり、(B)はfθレンズ固定後の位置決部付
近の平面図である。
【図6】 fθレンズを固定した位置決部の側面図であ
る。
【図7】 fθレンズを固定した位置決部の平面図であ
る。
【図8】 シリンドリカルミラーを固定した位置決部の
側面図である。
【図9】 走査光学系部品保持側板の側面図である。
【図10】 光学ハウジングの平面図である。
【図11】 (A)は、走査光学系部品保持側板に組み
付けられた規制部材周辺の正面図であり、(B)は規制
部材の正面図である。
【図12】 回転多面鏡取付ベースの平面図である。
【図13】 偏向器周辺の側面図である。
【図14】 (A)はピックアップミラー周辺の斜視図
であり、(B)はピックアップミラー周辺の側面図であ
る。
【図15】 ピックアップミラーの取り付け構造を示す
分解斜視図である。
【図16】 カバーの断面図(図17の16−16線断
面図)である。
【図17】 カバーの平面図である。
【図18】 (A)はカバーの縁の膜状部付近の底面図
であり、(B)は膜状部付近の断面斜視図である。
【図19】 第2の実施形態に係る光走査装置の光源用
シリンダーレンズの取り付け構造を示す分解斜視図であ
る。
【図20】 第2の実施形態に係る光走査装置の光源用
シリンダーレンズ付近の側面図である。
【図21】 カバーを除いた第3の実施形態に係る光走
査装置の側面図である。
【図22】 カバーを除いた第3の実施形態に係る光走
査装置の平面図である。
【符号の説明】
10 光走査装置 22 光学ハウジング 22A 本体ベース 26 光源 28 回転多面鏡 32 fθレンズ(結像光学系) 34 fθレンズ(結像光学系) 70 走査光学系部品保持側板(光学部品保持側板) 82A 取付基準(取付基準部) 88A 取付基準(取付基準部) 106 位置決部(光学部品位置決基準部) 108 位置決部(光学部品位置決基準部) 110 位置決部(光学部品位置決基準部) 276 切欠 278 切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA04 BA82 BA85 BA90 DA03 2H043 AE07 AE17 AE24 2H045 DA02 DA04 5C072 AA03 BA04 CA06 DA02 DA21 DA23 HA02 HA13 XA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する光源と、 前記光源から出射された前記光ビームを偏向走査する回
    転多面鏡と、 偏向した光ビームを感光体表面に結像させる結像光学系
    と、 前記回転多面鏡及び結像光学系を搭載する板金製の光学
    ハウジングと、 を備えた光走査装置であって、 前記光学ハウジングの本体ベースには、結像光学系を構
    成する光学部品を保持する板金製の光学部品保持側板が
    立設されており、 前記光学部品保持側板は、前記本体ベースと当接して前
    記本体ベースとの位置決めに用いる取付基準部と、前記
    光学部品と当接して前記光学部品との位置決めに用いる
    光学部品位置決基準部とを備え、 前記取付基準部及び前記光学部品位置決基準部は、板金
    プレス1工程により成型された打抜端面であることを特
    徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記光学部品保持側板は互いに対向する
    ように一対設けられており、 一方の光学部品保持側板には前記光学部品の長手方向一
    端側が、他方の光学部品保持側板には前記光学部品の長
    手方向他端側が支持され、 一方の光学部品保持側板と他方の光学部品保持側板と
    は、回転多面鏡から離れるにしたがって両者の間隔が広
    がっていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記一方の光学部品保持側板と前記他方
    の光学部品保持側板とを互いに連結して両光学部品保持
    側板の倒れを規制する規制部材を備え、 前記規制部材は、前記光学部品位置決基準部の近傍で、
    かつ光学部品の光ビーム入射側に配置されていることを
    特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記光学部品保持側板には、前記光ビー
    ムと干渉する部分に切欠または孔が形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載
    の光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記光学部品保持側板は、前記本体ベー
    スに対して複数個所で溶接されており、 前記光学部品保持側板には、溶接個所と溶接個所との間
    に切欠が形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記光学系はシリンダーレンズを含み、 前記本体ベースには、前記シリンダーレンズの母線と平
    行に配置された一対の光学部品保持側板を備え、 前記シリンダーレンズの母線と平行に配置された一対の
    光学部品保持側板が、前記シリンダーレンズを保持して
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1
    項に記載の光走査装置。
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