JP2508412Y2 - 可変式ポンプ・モ―タのロッカ―カム支持構造 - Google Patents

可変式ポンプ・モ―タのロッカ―カム支持構造

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JP2508412Y2
JP2508412Y2 JP1990108003U JP10800390U JP2508412Y2 JP 2508412 Y2 JP2508412 Y2 JP 2508412Y2 JP 1990108003 U JP1990108003 U JP 1990108003U JP 10800390 U JP10800390 U JP 10800390U JP 2508412 Y2 JP2508412 Y2 JP 2508412Y2
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JP
Japan
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rocker cam
piston
case
variable pump
rocker
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JPH0466368U (ja
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義一 永原
正美 大関
和則 池井
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロッカーカムを揺動して、吐出量、つまり
容量を可変とする可変式ポンプ・モータのロッカムをケ
ースに支持する構造に関する。
〔従来の技術〕
可変式ポンプ・モータは、ハウジング内に軸とともに
回転自在に支承したシリンダーブロックのシリンダー孔
にピストンを嵌挿してシリンダー室を構成し、そのピス
トンをハウジングに支承したロッカーカムに沿って摺動
するピストンシューに連結し、前記シリンダー室を弁板
に形成した略半円形のポートを経て高圧ポートと低圧ポ
ートに略180度回転する毎に交互に連通するようにし、
シリンダーブロックの回転によりピストンが伸縮して吐
出し、吸込みをくりかえすようになり、ロッカーカムの
角度を変更することでピストンのストロークが変化し
て、吐出量を可変とするものである。
かかる可変式ポンプ・モータのロッカーカムは前述の
ように角度変更可能にハウジングに支持されている。
例えば、ハウジングを構成するケースとロッカーカム
との間にボールを設け、そのボールを中心として傾動自
在に支持している。
また、ケースに円弧状のガイド面を有するクレードル
を設け、ロッカーカムの円弧面をクレードルのガイド面
に押し付けて傾動自在に支持している。
〔考案が解決しようとする課題〕
前者の支持構造であると、ボールでロッカーカムの取
付け位置を決め、かつボールが傾転中心になっているた
めにロッカーカムがガタツキ微小振動が発生し、この微
小振動がピストンシューを経てピストンに影響するから
可変ポンプ・モータの性能耐久性が不安定となる。
さらに、ロッカーカムがボールの突出高さによって浮
いてしまうためにピストンの推力による微小振動を更に
大きくしている。
後者の支持構造であると、クレードルが必要であるか
ら部品点数が多くコスト高となると共に、組立作業が面
倒となるばかりか、クレードルの組立誤差などでクレー
ドルのガタツキがあり、前述と同様に性能が不安定とな
るし騒音が大きくなる。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした
可変式ポンプ・モータのロッカーカム支持構造を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案は、ケース1内にシリンダーブロック4を軸6
とともに回転自在に支承し、そのシリンダーブロック4
のシリンダー孔11内にピストン12を嵌挿してシリンダー
室13を構成し、そのシリンダー室13を弁板15の高圧ポー
トと低圧ポートに順次連通し、前記ピストン12に連結し
たピストンシュー16にロッカーカム18の前面31に沿って
摺動自在にシューリテーナ17で押し付けた可変式ポンプ
・モータにおいて、 前記ロッカーカム18のシューリテーナ17が摺動する前
面31と反対側の後面32における軸心18aを境とした両側
部を、前面31に対する角度がそれぞれ異なるストッパ面
とし、そのロッカーカム18の後面32における軸心18a寄
りで前記両側部に亘って円弧状突起35を設け、 前記ケース1のシリンダーブロック4と対向した底壁
1aに、前記円弧状突起35が嵌まり合う円弧状凹溝36を形
成して、その底壁1aをロッカーカム18の後面32が接する
ストッパーとしたことを特徴とする可変式ポンプ・モー
タのロッカーカム支持構造である。
これにより、ロッカーカム18の後面32を角度の異なる
ストッパ面とし、かつその後面32に円弧状突起35を設け
たこと、ケース1のシリンダーブロック4と対向した底
壁1aに円弧状凹溝36を形成したこと、その円弧状突起35
を円弧状凹溝36に嵌め込んで底壁1aをストッパとしたこ
とにより、円弧状突起35の位置をピストンシュー16の摺
動範囲より軸心18a寄りとすることができ、ケース1を
大きくせずに円弧状突起35の肉厚を大きくできるし、円
弧状凹溝36の幅も大きくでき、ケース1を大きくせずに
ロッカーカム18を支持剛性を高く、位置ずれが少なく支
持できるためロッカーカム18が微振動することがなく、
安定した性能、耐久性の向上、騒音低減ができるし、ロ
ッカーカム18をケース1で直接支持したのでクレードル
が不要となる。
また、ケース1の底壁1aをストッパとし、かつ円弧状
凹溝36を形成したので、加工が容易となると共に、組立
作業が簡単となる。
〔実施例〕
(可変モータの全体構成) 第1図に示すように、ケース1と端板2より成るハウ
ジング3内にシリンダーブロック4が回転自在に配設さ
れ、このシリンダーブロック4の回転中心のスプライン
孔5にスプライン嵌合連結した軸6の一端部がケース1
の底壁1aの孔7に軸受8で支承され、その軸6の他端部
は端板2の盲穴9に軸受19で支承されて軸6とともにシ
リンダーブロック4が回転動するように構成してある。
前記シリンダー4のシリンダー孔11内にピストン12が
嵌挿されてシリンダー室13を構成し、このシリンダー室
13はポート14を経て弁板15に形成した略半円形のポート
(図示せず)に略180度回転するごとに交互に開口し、
各ピストン12に揺動自在に連結したピストンシュー16は
シューリテーナ17でロッカーカム18の前面に押しつけら
れている。
(ロッカーカムの支持構造) ロッカーカム18は第1図、第2図に示すように、中心
に孔30を有する略円板状で、その前面31が軸心18aに対
して直角となり、後面32に軸心18aに対して直角でな
く、かつ角度が異なった第1・第2ストッパ面33,34を
有すると共に、孔30の両側部に一対の円弧状突起35,3
5′が一体的に設けられ、ケース1の底壁1aは軸心1cに
対して直角となってストッパを構成し、かつ孔7の両側
に一対の円弧状凹溝36,36′が形成され、ロッカーカム1
8の一対の円弧状突起35,35がケース1の底壁1aの一対の
円弧状凹溝36,36に嵌合してロッカーカム18は揺動自在
に支承され、ロッカーカム18の第1ストッパ面33と第2
ストッパ面34の一方をケース1の底壁1a、つまりストッ
パに当接することでロッカーカム18の前面31の軸心に対
する角度を2段階に調整できるように構成してある。
〔考案の効果〕
ロッカーカム18の後面32を角度の異なるストッパ面と
し、かつその後面32に円弧状突起35を設けたこと、ケー
ス1のシリンダーブロック4と対向した底壁1aに円弧状
凹溝36を形成したこと、その円弧状突起35を円弧状凹溝
36に嵌め込んで底壁1aをストッパとしたことにより、円
弧状突起35の位置をピストンシュー16の摺動範囲より軸
心18aよりとすることができ、ケース1を大きくせずに
円弧状突起35の肉厚を大きくできるし、円弧状凹溝36の
幅も大きくできる。
したがって、ケース1を大きくせずにロッカーカム18
を支持剛性を高く、位置ずれが少なく支持できるためロ
ッカーカム18が微振動することが、安定した性能、耐久
性の向上、騒音低減ができるし、ロッカーカム18をケー
ス1で直接支持したのでクレードルが不要となる。
また、ケース1の底壁1aをストッパとし、かつ円弧状
凹溝36を形成したので、加工が容易となると共に、組立
作業が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は可変式ポンプ・
モータの全体断面図、第2図はロッカーカム支持部の分
解斜視図である。 1はケース、1aは底壁、4はシリンダーブロック、6は
軸、11はシリンダー孔、12はピストン、13はシリンダー
室、15は弁板、16はピストンシュー、17はシューリテー
ナ、18はロッカーカム、31は前面、32は後面、33,34は
第1・第2ストッパ面、35は円弧状突起、36は円弧状凹
溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース1内にシリンダーブロック4を軸6
    とともに回転自在に支承し、そのシリンダーブロック4
    のシリンダー孔11内にピストン12を嵌挿してシリンダー
    室13を構成し、そのシリンダー室13を弁板15の高圧ポー
    トと低圧ポートに順次連通し、前記ピストン12に連結し
    たピストンシュー16をロッカーカム18の前面31に沿って
    摺動自在にシューリテーナ17で押し付けた可変式ポンプ
    ・モータにおいて、 前記ロッカーカム18のシューリテーナ17が摺動する前面
    31と反対側の後面32における軸心18aを境とした両側部
    を、前面31に対する角度がそれぞれ異なるストッパ面と
    し、そのロッカーカム18の後面32における軸心18a寄り
    で前記両側部に亘って円弧状突起35を設け、 前記ケース1のシリンダーブロック4と対向した底壁1a
    に、前記円弧状突起35が嵌まり合う円弧状凹溝36を形成
    して、その底壁1aをロッカーカム18の後面32が接するス
    トッパーとしたことを特徴とする可変式ポンプ・モータ
    のロッカーカム支持構造。
JP1990108003U 1990-10-17 1990-10-17 可変式ポンプ・モ―タのロッカ―カム支持構造 Expired - Lifetime JP2508412Y2 (ja)

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JPH0466368U JPH0466368U (ja) 1992-06-11
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JP1990108003U Expired - Lifetime JP2508412Y2 (ja) 1990-10-17 1990-10-17 可変式ポンプ・モ―タのロッカ―カム支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61232389A (ja) * 1985-04-05 1986-10-16 Daikin Ind Ltd アキシヤルピストン機械
JPS648365A (en) * 1987-06-29 1989-01-12 Komatsu Mfg Co Ltd Swash plate sliding part pressure oil supplying device for swash plate type variable capacity pump-motor

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JPH0466368U (ja) 1992-06-11

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