JP2508367B2 - 弦式電子楽器 - Google Patents
弦式電子楽器Info
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- JP2508367B2 JP2508367B2 JP2159880A JP15988090A JP2508367B2 JP 2508367 B2 JP2508367 B2 JP 2508367B2 JP 2159880 A JP2159880 A JP 2159880A JP 15988090 A JP15988090 A JP 15988090A JP 2508367 B2 JP2508367 B2 JP 2508367B2
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- Japan
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- pitch
- string
- conductive
- musical tone
- trigger
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、弦式電子楽器に関し、特に弦をつまび
く、はじく、といった自然弦楽器の演奏操作と同様な操
作により演奏可能な弦式電子楽器に関する。
く、はじく、といった自然弦楽器の演奏操作と同様な操
作により演奏可能な弦式電子楽器に関する。
[背景] 伝統的な自然弦楽器においては、一般に弦(ストリン
グ)の振動が空気を振動させて音を発する機構となって
おり、弦をつまびく、はじく、といった操作により弦に
振動を引き起こしている。
グ)の振動が空気を振動させて音を発する機構となって
おり、弦をつまびく、はじく、といった操作により弦に
振動を引き起こしている。
したがって、自然弦楽器を電子楽器でシミュレートす
る場合には、演奏操作の面でも類似していることが1つ
の重要な検討事項となる。
る場合には、演奏操作の面でも類似していることが1つ
の重要な検討事項となる。
さらに、弦の操作とともに音高も同時に入力できるこ
とが望まれる。
とが望まれる。
[発明の目的] そこで、この発明は、演奏携帯が伝統的な弦楽器とよ
く似ており、伝統的な弦楽器について習得した演奏技術
が容易に応用できるような弦式電子楽器を提供すること
を目的とする。
く似ており、伝統的な弦楽器について習得した演奏技術
が容易に応用できるような弦式電子楽器を提供すること
を目的とする。
[発明の要点] この発明は、このような目的を達成するため、張設さ
れた導電性弦部材のまわりに絶縁性部材を装着し、この
絶縁性部材に対し、導電性弾性部材の基部を、その自由
端が平衡状態の下では前記導電性弦部材から一定の空隙
をもつとともに、前記導電性弦部材をはじいたときはそ
の導電性弦部材に対し電気的に接触可能となるように配
設し、これら導電性弦部材および導電性弾性部材の電気
的な接触により、発生されるべき楽音の発生開始を指示
するための楽音トリガー信号を発生する楽音トリガー手
段と、 フィンガーボード上に配設された多数の音高指定スイ
ッチを有し、該音高指定スイッチのスイッチ動作により
特定の音高を指定する音高指定信号を発生する音高信号
発生手段と、 この音高信号発生手段から発生された音高指定信号に
基づいて指定された音高をもつ楽音を、前記トリガー手
段から発生された楽音トリガー信号の発生タイミングで
発生させるように制御する制御手段と、 を有することを要点とする。
れた導電性弦部材のまわりに絶縁性部材を装着し、この
絶縁性部材に対し、導電性弾性部材の基部を、その自由
端が平衡状態の下では前記導電性弦部材から一定の空隙
をもつとともに、前記導電性弦部材をはじいたときはそ
の導電性弦部材に対し電気的に接触可能となるように配
設し、これら導電性弦部材および導電性弾性部材の電気
的な接触により、発生されるべき楽音の発生開始を指示
するための楽音トリガー信号を発生する楽音トリガー手
段と、 フィンガーボード上に配設された多数の音高指定スイ
ッチを有し、該音高指定スイッチのスイッチ動作により
特定の音高を指定する音高指定信号を発生する音高信号
発生手段と、 この音高信号発生手段から発生された音高指定信号に
基づいて指定された音高をもつ楽音を、前記トリガー手
段から発生された楽音トリガー信号の発生タイミングで
発生させるように制御する制御手段と、 を有することを要点とする。
[作用] 本発明に係る弦式電子楽器においては、伝統的な弦楽
器にみられるように、弦部材を張設して振動可能に構成
する。そして、この弦部材をスイッチの一方の接点とし
て用いる。相手側の接点は導電性の弾性部材により与え
られる。すなわち、弾性部材の基部を弦部材に軸に絶縁
材による絶縁をとって取り付け、その自由端と弦部材の
導電面との間に、定常状態で一定の間隔をもたせなが
ら、動的状態では接触可能にする。したがって、弦部材
に力を加えて変位を起こしている段階では弾性部材は弦
部材といっしょに変位し、両者は接触しない。しかる
後、弦部材を離すと、ここで、両者が非同期の関係で動
き、接触を引き起こす。この接触は楽音発生装置側で楽
音トリガー信号として解釈され、楽音の発音を開始させ
る。
器にみられるように、弦部材を張設して振動可能に構成
する。そして、この弦部材をスイッチの一方の接点とし
て用いる。相手側の接点は導電性の弾性部材により与え
られる。すなわち、弾性部材の基部を弦部材に軸に絶縁
材による絶縁をとって取り付け、その自由端と弦部材の
導電面との間に、定常状態で一定の間隔をもたせなが
ら、動的状態では接触可能にする。したがって、弦部材
に力を加えて変位を起こしている段階では弾性部材は弦
部材といっしょに変位し、両者は接触しない。しかる
後、弦部材を離すと、ここで、両者が非同期の関係で動
き、接触を引き起こす。この接触は楽音発生装置側で楽
音トリガー信号として解釈され、楽音の発音を開始させ
る。
したがって、この発明によれば、弦部材をはじいた際
に楽音が発生することとなり、伝統的な弦楽器と同様な
演奏操作、タイミングで音を鳴らすことができる。
に楽音が発生することとなり、伝統的な弦楽器と同様な
演奏操作、タイミングで音を鳴らすことができる。
さらに、楽音発生装置側で楽音トリガー信号を検出し
たときに、発音させる楽音の音高を決定するために、音
高入力装置からのスイッチ信号が使用される。すなわ
ち、楽音発生装置はフィンガーボード上に配設された音
高指定スイッチのうちどのスイッチから信号が発っせら
れているかを識別し、そのスイッチが指定する音高を割
り当てる。
たときに、発音させる楽音の音高を決定するために、音
高入力装置からのスイッチ信号が使用される。すなわ
ち、楽音発生装置はフィンガーボード上に配設された音
高指定スイッチのうちどのスイッチから信号が発っせら
れているかを識別し、そのスイッチが指定する音高を割
り当てる。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
〈第1実施例(第1〜第5図)〉 第1図に第1実施例に係る弦式電子楽器の入力装置全
体の斜視図を示す。図示の入力装置は伝統的なエレクト
リックギターの形状に似せてあり、その胴部1には、複
数(ここでは6本)の楽音トリガー弦2が張られてお
り、そのネック3に設けられたフィンガーボード4上に
も同様な弦(フレット弦)5が張られている。
体の斜視図を示す。図示の入力装置は伝統的なエレクト
リックギターの形状に似せてあり、その胴部1には、複
数(ここでは6本)の楽音トリガー弦2が張られてお
り、そのネック3に設けられたフィンガーボード4上に
も同様な弦(フレット弦)5が張られている。
上記楽音トリガー弦2の一端はペッグ6により支持さ
れ、ガイド7に形成した溝に案内され、また、本体上に
形成した保護板8により保護され、後述する楽音トリガ
ースイッチTWを内蔵する他端の収納ケース9内で止めら
れている。これ以外に、胴部1上には、トレモロ演奏の
ためのトレモロアーム10、音量調整用のボリウム11等の
制御スイッチが設けられる。12は楽音発生装置と接続用
のコードである。
れ、ガイド7に形成した溝に案内され、また、本体上に
形成した保護板8により保護され、後述する楽音トリガ
ースイッチTWを内蔵する他端の収納ケース9内で止めら
れている。これ以外に、胴部1上には、トレモロ演奏の
ためのトレモロアーム10、音量調整用のボリウム11等の
制御スイッチが設けられる。12は楽音発生装置と接続用
のコードである。
一方、フレット弦5の方は、ヘッド13に設けたペッグ
14に一端が調節可能に支持され、他端はネック3の根元
に形成したブリッジ15内に固定される。フィンガボード
上4には所定の間隔をもってフレット16が突設してい
る。後述するように、各フレット弦5を通るフレット16
とフレット16とで狭まされるエリアには後に詳述する音
高指定スイッチPWが設けられている。
14に一端が調節可能に支持され、他端はネック3の根元
に形成したブリッジ15内に固定される。フィンガボード
上4には所定の間隔をもってフレット16が突設してい
る。後述するように、各フレット弦5を通るフレット16
とフレット16とで狭まされるエリアには後に詳述する音
高指定スイッチPWが設けられている。
楽音トリガースイッチTWについて、第2図、第3図を
参照して説明する。図示のように、導電性の楽音トリガ
ー弦2の一端は、収納ケース9内において、弦保持部20
に形成した開孔20aを通って留めリング21に留められて
いる。この留めリング21には接続コード12の第1線12−
1が接続される。したがって楽音トリガー弦2は楽音ト
リガースイッチTWの一方の接点(第1接点)として使用
される。この楽音トリガー弦2の軸上には絶縁部材22が
固着され、この絶縁部材22のまわりに、他方の接点(第
2接点)として使用されるコイルスプリング23の根元23
Rが支持されている。楽音トリガー弦2とコイルスプリ
ング23とは同軸関係にあり、したがってコイルスプリン
グ23の自由端23Tは定常状態において楽音トリガー弦2
から一定の距離を保つ。しかし、楽音トリガー弦2を変
位した後、離した場合には、楽音トリガー弦2の動きに
コイルスプリング23が追従できず、第3図に点線で示す
ように楽音トリガー弦2とコイルスプリング23の自由端
23Tとの間に接触が起こる。コイルスプリング23の根元2
3Rは接続コードの他の線12−2に接続されており、した
がって第2接点としてのコイルスプリング23と第1接点
としての楽音トリガー弦2との接触は楽音トリガーを指
示する電気信号として楽音発生装置(図示省略)に接続
用コード12を介して伝えられることになる。
参照して説明する。図示のように、導電性の楽音トリガ
ー弦2の一端は、収納ケース9内において、弦保持部20
に形成した開孔20aを通って留めリング21に留められて
いる。この留めリング21には接続コード12の第1線12−
1が接続される。したがって楽音トリガー弦2は楽音ト
リガースイッチTWの一方の接点(第1接点)として使用
される。この楽音トリガー弦2の軸上には絶縁部材22が
固着され、この絶縁部材22のまわりに、他方の接点(第
2接点)として使用されるコイルスプリング23の根元23
Rが支持されている。楽音トリガー弦2とコイルスプリ
ング23とは同軸関係にあり、したがってコイルスプリン
グ23の自由端23Tは定常状態において楽音トリガー弦2
から一定の距離を保つ。しかし、楽音トリガー弦2を変
位した後、離した場合には、楽音トリガー弦2の動きに
コイルスプリング23が追従できず、第3図に点線で示す
ように楽音トリガー弦2とコイルスプリング23の自由端
23Tとの間に接触が起こる。コイルスプリング23の根元2
3Rは接続コードの他の線12−2に接続されており、した
がって第2接点としてのコイルスプリング23と第1接点
としての楽音トリガー弦2との接触は楽音トリガーを指
示する電気信号として楽音発生装置(図示省略)に接続
用コード12を介して伝えられることになる。
次に、音高指定スイッチPWについて、第4図と第5図
を参照して説明する。図示のように、上から順に、フィ
ンガーボード表面フィルム31、スペーサ32、回路基板33
を積層してあり、表面フィルム31には可撓性をもたせて
おり、フレット弦5に対応し、フレット16とフレット16
とで仕切られるフィルム31の裏面には、回転基板33上
に、互いに対向して形成した2つのくし歯状の電極33a
間を電気接触させるためのブリッジ電極31bが形成され
ている。第5図に示すように、フレット16間のフレット
弦5の上を指で押圧すると、そのフレット弦5と共に、
表面フィルム31が下方に変位し、裏面のブリッジ電極31
bがスペーサ32に形成した開孔32aを抜けて下方の基板33
上の2つのくし歯状電極33aと接触し、各電極33a同士を
電気的に接続させる。この電気的接触は、音高を指定す
る電気信号として楽音発生装置に伝えられる。このよう
に、本例では、音高指定スイッチPWとして、広い範囲を
カバーするくし歯状電極33aを使用しているので、各フ
レード16間の指数エリア内であればどの位置を指で押圧
操作した場合でも、各電極33a同士をブリッジ電極31bに
より電気的に接続することが可能となり、したがって、
音高指定動作が確実になる。なお、スペーサ32には、各
音高指定スイッチPWが独立して操作可能なように、ブリ
ッジ電極31bとくし歯状電極33a間の間隙を保ったため
の、スペーサ片32bと32cがブレッド16と対応する表と裏
の面に形成されている。
を参照して説明する。図示のように、上から順に、フィ
ンガーボード表面フィルム31、スペーサ32、回路基板33
を積層してあり、表面フィルム31には可撓性をもたせて
おり、フレット弦5に対応し、フレット16とフレット16
とで仕切られるフィルム31の裏面には、回転基板33上
に、互いに対向して形成した2つのくし歯状の電極33a
間を電気接触させるためのブリッジ電極31bが形成され
ている。第5図に示すように、フレット16間のフレット
弦5の上を指で押圧すると、そのフレット弦5と共に、
表面フィルム31が下方に変位し、裏面のブリッジ電極31
bがスペーサ32に形成した開孔32aを抜けて下方の基板33
上の2つのくし歯状電極33aと接触し、各電極33a同士を
電気的に接続させる。この電気的接触は、音高を指定す
る電気信号として楽音発生装置に伝えられる。このよう
に、本例では、音高指定スイッチPWとして、広い範囲を
カバーするくし歯状電極33aを使用しているので、各フ
レード16間の指数エリア内であればどの位置を指で押圧
操作した場合でも、各電極33a同士をブリッジ電極31bに
より電気的に接続することが可能となり、したがって、
音高指定動作が確実になる。なお、スペーサ32には、各
音高指定スイッチPWが独立して操作可能なように、ブリ
ッジ電極31bとくし歯状電極33a間の間隙を保ったため
の、スペーサ片32bと32cがブレッド16と対応する表と裏
の面に形成されている。
以上の構成による第1実施例の使用は上記の説明から
ほとんど明らかなので簡単に留める。
ほとんど明らかなので簡単に留める。
いま、楽音トリガー弦2のいずれかがつまびかれたと
する。すると、その弦2に設けた楽音トリガースイッチ
TWのコイルスプリング23が振動を開始した弦2の速度に
追従できず、第3図に示すようにその自由端23Tが弦2
に接触する。この接触は楽音トリガーを指示する電気信
号として楽音発生装置で読みとられる。所定のアドレス
の楽音トリガースイッチTWからの楽音トリガーの指示を
受けた楽音発生装置は、そのスイッチTWに対応するフレ
ット弦5の音高スイッチPWの状態検査に移る。ここにお
いて、例えば、3番目のフレット16に対応する3番目の
音高スイッチPWがオン状態であるとすると、楽音発生装
置はこのスイッチPWの指定する音高を、先の楽音トリガ
ーに係る音高として割り当て、発音処理を行う。
する。すると、その弦2に設けた楽音トリガースイッチ
TWのコイルスプリング23が振動を開始した弦2の速度に
追従できず、第3図に示すようにその自由端23Tが弦2
に接触する。この接触は楽音トリガーを指示する電気信
号として楽音発生装置で読みとられる。所定のアドレス
の楽音トリガースイッチTWからの楽音トリガーの指示を
受けた楽音発生装置は、そのスイッチTWに対応するフレ
ット弦5の音高スイッチPWの状態検査に移る。ここにお
いて、例えば、3番目のフレット16に対応する3番目の
音高スイッチPWがオン状態であるとすると、楽音発生装
置はこのスイッチPWの指定する音高を、先の楽音トリガ
ーに係る音高として割り当て、発音処理を行う。
ポリフォニック機能をもつ楽音発生装置にこの入力装
置を接続した場合には、メロディ演奏だけでなくコード
演奏も行うことが可能である。
置を接続した場合には、メロディ演奏だけでなくコード
演奏も行うことが可能である。
なお、フレット弦5は操作位置の案内と、演奏にリア
ル感を与えるためのものであり、所望なら、なくてもよ
い。
ル感を与えるためのものであり、所望なら、なくてもよ
い。
〈第2実施例(第6図)〉 第6図には、第1実施例における楽音トリガースイッ
チTWの変形例を示す。相違は、導電性の弾性接点部材と
して、コイルスプリング23の代りりに円筒状の弾性導電
性部材(弾性導電性チューブ)23Aを使用したことであ
る。なお、この弾性導電性部材23Aの基準外周には、絶
縁部材22に対する取付状態の強化を図るために、円筒状
の導電性固着部材23Bが固着されている。このような円
筒状の弾性導電性部材23Aを使用することにより、耐久
性の面でコイルスプリング23よりメリットがある。すな
わち、第1実施例の場合は、楽音トリガー弦2の使用が
長くなるにつれ、コイルスプリング23がへたり、正確な
トリガー動作を維持し得なくなる可能性があるのに対
し、この第2実施例の場合には、円筒状の弾性導電性部
材23Aを使用しているので、へたりや形状変形等が起こ
りにくく耐久性があるので寿命が長くなるという利点が
得られる。
チTWの変形例を示す。相違は、導電性の弾性接点部材と
して、コイルスプリング23の代りりに円筒状の弾性導電
性部材(弾性導電性チューブ)23Aを使用したことであ
る。なお、この弾性導電性部材23Aの基準外周には、絶
縁部材22に対する取付状態の強化を図るために、円筒状
の導電性固着部材23Bが固着されている。このような円
筒状の弾性導電性部材23Aを使用することにより、耐久
性の面でコイルスプリング23よりメリットがある。すな
わち、第1実施例の場合は、楽音トリガー弦2の使用が
長くなるにつれ、コイルスプリング23がへたり、正確な
トリガー動作を維持し得なくなる可能性があるのに対
し、この第2実施例の場合には、円筒状の弾性導電性部
材23Aを使用しているので、へたりや形状変形等が起こ
りにくく耐久性があるので寿命が長くなるという利点が
得られる。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明では、伝統的な弦楽器
における弦に相当する導電性弦部材を、楽音トリガー手
段の第1の接点として使用するとともに、この弦部材の
まわりに絶縁性部材を介して装着した導電性弾性部材
を、楽音トリガー装置の第2の接点として使用し、ま
た、フィンガーボード上に音高指定スイッチを配設し、
その音高指定スイッチのスイッチ動作により音高を指定
する信号を発生する音高入力手段を設けたので、伝統的
な弦楽器と非常によく似た感触で演奏が行なえる。特
に、左手でメロディやコードの音高を指示しながら、右
手でタイミングを指示して演奏する場合に適している。
における弦に相当する導電性弦部材を、楽音トリガー手
段の第1の接点として使用するとともに、この弦部材の
まわりに絶縁性部材を介して装着した導電性弾性部材
を、楽音トリガー装置の第2の接点として使用し、ま
た、フィンガーボード上に音高指定スイッチを配設し、
その音高指定スイッチのスイッチ動作により音高を指定
する信号を発生する音高入力手段を設けたので、伝統的
な弦楽器と非常によく似た感触で演奏が行なえる。特
に、左手でメロディやコードの音高を指示しながら、右
手でタイミングを指示して演奏する場合に適している。
第1図はこの発明の一実施例に係る弦式電子楽器の入力
装置の全体斜視図、第2図は楽音トリガースイッチの第
1構成例を示す断面図、第3図は第2図のIII−III線断
面図、第4図は音高指定スイッチの構造を示す分解斜視
図、第5図は音高指定スイッチに関する断面図、第6図
は楽音トリガースイッチの第2構成例を示す断面図であ
る。 1……胴部、2……楽音トリガー室、4……フィンガー
ボード、22……絶縁部材、23……コイルスプリング、23
A……円筒状の導電弾性部材、31……表面フィルム、31b
……ブリッジ電極、32……スペーサ、33a……くし歯状
電極(音高指定スイッチ接点)、TW……楽音トリガース
イッチ、PW……音高指定スイッチ。
装置の全体斜視図、第2図は楽音トリガースイッチの第
1構成例を示す断面図、第3図は第2図のIII−III線断
面図、第4図は音高指定スイッチの構造を示す分解斜視
図、第5図は音高指定スイッチに関する断面図、第6図
は楽音トリガースイッチの第2構成例を示す断面図であ
る。 1……胴部、2……楽音トリガー室、4……フィンガー
ボード、22……絶縁部材、23……コイルスプリング、23
A……円筒状の導電弾性部材、31……表面フィルム、31b
……ブリッジ電極、32……スペーサ、33a……くし歯状
電極(音高指定スイッチ接点)、TW……楽音トリガース
イッチ、PW……音高指定スイッチ。
Claims (1)
- 【請求項1】張設された導電性弦部材のまわりに絶縁性
部材を装着し、この絶縁性部材に対し、導電性弾性部材
の基部を、その自由端が平衡状態の下では前記導電性弦
部材から一定の空隙をもつとともに、前記導電性弦部材
をはじいたときはその導電性弦部材に対し電気的に接触
可能となるように配設し、これら導電性弦部材および導
電性弾性部材の電気的な接触により、発生されるべき楽
音の発生開始を指示するための楽音トリガー信号を発生
する楽音トリガー手段と、 フィンガーボード上に配設された多数の音高指定スイッ
チを有し、該音高指定スイッチのスイッチ動作により特
定の音高を指定する音高指定信号を発生する音高信号発
生手段と、 この音高信号発生手段から発生された音高指定信号に基
づいて指定された音高をもつ楽音を、前記トリガー手段
から発生された楽音トリガー信号の発生タイミングで発
生させるように制御する制御手段と、 を有することを特徴とする弦式電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159880A JP2508367B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 弦式電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2159880A JP2508367B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 弦式電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0348289A JPH0348289A (ja) | 1991-03-01 |
JP2508367B2 true JP2508367B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=15703218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2159880A Expired - Lifetime JP2508367B2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 弦式電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508367B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4680771B2 (ja) | 2003-05-26 | 2011-05-11 | Hoya株式会社 | リン酸カルシウム含有複合多孔体及びその製造方法 |
JP4643166B2 (ja) | 2004-03-30 | 2011-03-02 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | アパタイト/コラーゲン複合体繊維を含む多孔体の平均気孔径制御方法 |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP2159880A patent/JP2508367B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0348289A (ja) | 1991-03-01 |
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