JP2508208Y2 - 冷媒凝縮器用パイプ - Google Patents

冷媒凝縮器用パイプ

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JP2508208Y2
JP2508208Y2 JP1991031768U JP3176891U JP2508208Y2 JP 2508208 Y2 JP2508208 Y2 JP 2508208Y2 JP 1991031768 U JP1991031768 U JP 1991031768U JP 3176891 U JP3176891 U JP 3176891U JP 2508208 Y2 JP2508208 Y2 JP 2508208Y2
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JP
Japan
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pipe
tube
insertion hole
refrigerant condenser
refrigerant
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一夫 中島
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Marunaka Co Ltd
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Marunaka Co Ltd
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車などのエアコンに
使用されるの冷媒凝縮器用のパイプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エアコンの冷媒凝縮器は図3に示すよう
に、冷媒を一方のパイプAから扁平管状のチューブB内
を通して他方のパイプCに流し、更に同パイプCからチ
ューブBを通してパイプAへと蛇行して流し、その間に
同冷媒に圧力をかけて強制的に放熱させて同冷媒を低温
高圧の冷却液にするものである。このとき放出される熱
はチューブBに伝達され、同チューブB間に設けられた
コルゲートフィンDに伝達され、同コルゲートフィンD
に送られた風により外部に放散されるようにしてある。
この冷媒凝縮器用パイプA、Cは同じ構造のものであ
り、いずれも図3、図4に示すように仕切り板Eにより
長手方向に仕切られている。そして図4の左側のパイプ
Aから送り出される冷媒は上三段のチューブBに供給さ
れ、それらのチューブBから右側のパイプCに送り出さ
れた冷媒はそれより下の三段のチューブBに送り込ま
れ、それらのチューブBからパイプAに送り戻された冷
媒は更に下の三段のチューブBに送られて、多数本のチ
ューブB内を蛇行しながら流れるようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の冷媒凝縮器用パ
イプA、Cは図3のようにその周壁にチューブBを差込
むチューブ差込み孔Jが形成されていた。しかし同パイ
プA、Cは断面形状が真円であるため、チューブ差込み
孔Jをプレス加工などにより形成すると、同差込み孔J
の周縁部分も窪んでパイプAが変形してしまい、内容積
が変化して冷媒の流量が安定しなくなったり、図5、図
6のようにチューブ差込み孔JにチューブBを挿入する
ときに挿入しにくくなったりするという問題があった。
【0004】
【考案の目的】本考案の目的はチューブ差込み孔の加工
時にパイプが変形しにくく、内容積も変化しにくく、チ
ューブの差し込みも容易で、高圧冷媒を流してもパイプ
の内容積が変化せず、パイプとチューブとの間に隙間が
できず、冷媒が洩れる危険性もない冷媒凝縮器用パイプ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の冷媒凝縮器用パ
イプは図1、図2に示すように、パイプ1の周壁2にチ
ューブ差込み孔3が形成されてなる冷媒凝縮器用パイプ
において、同パイプ1の周壁2のうちチューブ差込み孔
3が形成される部分に、内側に円弧状に湾曲する湾曲部
4をパイプ1の軸線方向に沿って形成したものである。
【0006】
【作用】本考案の冷媒凝縮器用パイプは図1のようにパ
イプ1の周壁2のうちチューブ差込み孔3が形成される
部分に、内側に円弧状に湾曲する湾曲部4をパイプ1の
軸線方向に沿って形成してあるので、同じ内容積を有す
る断面真円形のパイプに比して、その周壁の垂直方向へ
の引張及び圧縮強度が高い。このためパイプ1内に50
〜60Kgもの高圧冷媒を流しても同湾曲部4が内圧に
より変形せず、チューブ差込み孔3を同パイプ1の周壁
2に形成しても、同差込み孔3の周縁部が窪みにくい。
また、チューブ差込み孔3内にチューブBを差込むと
き、図2に仮想線で示すようにチューブBを斜めにして
その先端角部の一方を先にチューブ差込み孔3内に差込
み、その後に同チューブBを図2の矢印X方向にこじる
と同チューブBがチューブ差込み孔3内に容易且つ確実
に差込まれる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の冷媒凝縮器用パイプの一実施
例である。このパイプ1は図1に示すように周壁2のう
ちチューブ差込み孔3が形成される部分に、内側に円弧
状に湾曲する湾曲部4をパイプ1の軸線方向に沿って
成してある。同パイプ1の周壁2の湾曲部4にはチュー
ブ差込み孔3がパイプ1の軸線方向に一定間隔でプレス
加工等により形成されている。本考案のパイプ1では図
2のようにチューブ差込み孔3にチューブBを差込んだ
後、パイプ1とチューブBとをロー付けする。
【0008】
【考案の効果】本考案の冷媒凝縮器用パイプは同パイプ
1の周壁2のうちチューブ差込み孔3が形成されるに
内側に円弧状に湾曲する湾曲部4をパイプ1の軸線方向
に沿って形成してあるので以下のような各種効果があ
る。 .パイプ1の湾曲部4にチューブ差込み孔3を形成す
る場合、同差込み孔3の周縁部が窪みにくくなるのでチ
ューブBを差込み易い。 .チューブBを湾曲部4に沿わせて差込めばチューブ
Bを図2に示すような仮想線で示すように斜めにし易い
ので、チューブの差込みが容易になる。 .湾曲部4が内側に円弧状に湾曲しているので機械的
強度が向上し、パイプ1内に50〜60Kgもの高圧冷
媒を流しても同湾曲部4が内圧により変形せず、パイプ
1の内容積が変化することがない。また、変形しないの
パイプ1とチューブBとの間に隙間ができず、高圧
媒が洩れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の冷媒凝縮器用パイプの一実施例を示す
説明図である。
【図2】図1の冷媒凝縮器用パイプにチューブを差込む
状態の断面図である。
【図3】従来の冷媒凝縮器用パイプを使用した冷媒凝縮
器の組立て説明図である。
【図4】従来の冷媒凝縮器用パイプにおける冷媒の流れ
を示す説明図である。
【図5】従来の冷媒凝縮器用パイプの説明図である。
【図6】従来の冷媒凝縮器用パイプの断面図である。
【符号の説明】
1 パイプ 2 周壁 3 チューブ差込み孔 4 湾曲部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ1の周壁2にチューブ差込み孔3
    が形成されてなる冷媒凝縮器用パイプにおいて、同パイ
    プ1の周壁2のうちチューブ差込み孔3が形成される
    分に、内側に円弧状に湾曲する湾曲部4をパイプ1の軸
    線方向に沿って形成してなることを特徴とする冷媒凝縮
    器用パイプ。
JP1991031768U 1991-04-09 1991-04-09 冷媒凝縮器用パイプ Expired - Lifetime JP2508208Y2 (ja)

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JPH04122976U JPH04122976U (ja) 1992-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4615385B1 (en) * 1985-04-12 1994-12-20 Modine Mfg Co Heat exchanger
JP2984285B2 (ja) * 1988-09-02 1999-11-29 サンデン株式会社 熱交換器及びその製造方法

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