JP2508009Y2 - 超音波検出装置 - Google Patents
超音波検出装置Info
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- JP2508009Y2 JP2508009Y2 JP1990025180U JP2518090U JP2508009Y2 JP 2508009 Y2 JP2508009 Y2 JP 2508009Y2 JP 1990025180 U JP1990025180 U JP 1990025180U JP 2518090 U JP2518090 U JP 2518090U JP 2508009 Y2 JP2508009 Y2 JP 2508009Y2
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- Japan
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- wave
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- ultrasonic
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は、検出対象の有無および検出対象までの距
離の測定を超音波を用いて行う超音波検出装置に関す
る。
離の測定を超音波を用いて行う超音波検出装置に関す
る。
(b)従来の技術 従来の超音波検出装置は一般に、第6図に示すように
制御部61の制御によりパルス発生部62が発生した第7図
(A)に示すパルス信号を駆動回路63に供給する。この
パルス信号の供給により駆動回路63が第7図(B)に示
す駆動パルスを振動子64に与え、振動子64が超音波を発
生するようにしている。この振動子64が発生した超音波
が検出対象70において反射すると、この反射波を振動子
64を介して受信部65が受信する。受信部65において受信
された信号はアンプ66および検波部67を経て判定部68に
入力され、検出対象からの反射波の有無を判定する。こ
の判定結果を出力部69から出力するようにしている。
制御部61の制御によりパルス発生部62が発生した第7図
(A)に示すパルス信号を駆動回路63に供給する。この
パルス信号の供給により駆動回路63が第7図(B)に示
す駆動パルスを振動子64に与え、振動子64が超音波を発
生するようにしている。この振動子64が発生した超音波
が検出対象70において反射すると、この反射波を振動子
64を介して受信部65が受信する。受信部65において受信
された信号はアンプ66および検波部67を経て判定部68に
入力され、検出対象からの反射波の有無を判定する。こ
の判定結果を出力部69から出力するようにしている。
(c)考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の超音波検出装置では、金属の衝
突やエアーガンなどによって発生した外音ノイズを検出
対象と誤って検出する場合がある。すなわち、第7図
(C)に示すように、受信部65において駆動パルスの間
にノイズNを検出する場合があり、このノイズを含む受
信波が検波部67に入力されると、判定部68には同図
(D)に示す波形が入力され、この波形に基づいて検出
対象の有無が判定されることになり、同図(E)に示す
ようにノイズNの立ち上がり時に検出対象の検出出力が
出力されてしまい、誤検出を生じる。
突やエアーガンなどによって発生した外音ノイズを検出
対象と誤って検出する場合がある。すなわち、第7図
(C)に示すように、受信部65において駆動パルスの間
にノイズNを検出する場合があり、このノイズを含む受
信波が検波部67に入力されると、判定部68には同図
(D)に示す波形が入力され、この波形に基づいて検出
対象の有無が判定されることになり、同図(E)に示す
ようにノイズNの立ち上がり時に検出対象の検出出力が
出力されてしまい、誤検出を生じる。
また、所定の検出範囲に検出対象がある場合にノイズ
が発生すると、第8図(A)に示すように受信部65は駆
動パルスと次の駆動パルスとの間にノイズNと検出対象
からの反射波Gとを含む波形を受信し、判定部68には同
図(B)に示す波形が入力され、この波形に基づいて検
出対象の有無の判定が行われる。従って、出力部69は第
8図(B)に示すノイズNの立ち上がり時に検出信号を
出力することになり、同図(D)に破線で示す正常なタ
イミングで検出対象の検出信号を出力することができな
い問題があった。
が発生すると、第8図(A)に示すように受信部65は駆
動パルスと次の駆動パルスとの間にノイズNと検出対象
からの反射波Gとを含む波形を受信し、判定部68には同
図(B)に示す波形が入力され、この波形に基づいて検
出対象の有無の判定が行われる。従って、出力部69は第
8図(B)に示すノイズNの立ち上がり時に検出信号を
出力することになり、同図(D)に破線で示す正常なタ
イミングで検出対象の検出信号を出力することができな
い問題があった。
以上のように従来の超音波検出装置では、受信部にお
ける受信波形からノイズ成分のみを排除することができ
ず、ノイズの発生時には検出対象の有無や検出対象まで
の距離の測定を正確に行うことができない問題があっ
た。
ける受信波形からノイズ成分のみを排除することができ
ず、ノイズの発生時には検出対象の有無や検出対象まで
の距離の測定を正確に行うことができない問題があっ
た。
この考案の目的は、発振子に対してパルスの時間間隔
により符号化された1組の駆動パルスを供給し、反射波
において駆動パルスと同一の時間間隔を有する一対の波
形部が有るか否かを判定することにより、ノイズ波形と
反射波とを正確に区別できるようにし、検出対象の有無
や検出対象までの距離の測定を正確に行うことができる
超音波検出装置を提供することにある。
により符号化された1組の駆動パルスを供給し、反射波
において駆動パルスと同一の時間間隔を有する一対の波
形部が有るか否かを判定することにより、ノイズ波形と
反射波とを正確に区別できるようにし、検出対象の有無
や検出対象までの距離の測定を正確に行うことができる
超音波検出装置を提供することにある。
(d)課題を解決するための手段 この考案の超音波検出装置は、駆動パルスの供給によ
り超音波を発生する発振子を備え、発振子が発生した超
音波の反射波を受信部で受信する超音波検出装置におい
て、 一定の時間間隔を有する複数のパルスによって構成さ
れる1組の駆動パルスを前記一定の時間間隔より長い時
間間隔で発振子に供給する駆動手段と、前記受信部にお
ける反射波の立ち下がりのタイミングで立ち上がり、前
記1組の駆動パルスに対応する反射波の立ち下がりから
次の立ち上がりまでの期間より長く前記一定の時間間隔
より短い時間間隔でオンする判定信号を作成する判定信
号作成手段と、この判定信号作成手段により作成された
判定信号と前記受信部の反射波との論理積を受信信号と
して出力する検出手段と、を設けたことを特徴とする。
り超音波を発生する発振子を備え、発振子が発生した超
音波の反射波を受信部で受信する超音波検出装置におい
て、 一定の時間間隔を有する複数のパルスによって構成さ
れる1組の駆動パルスを前記一定の時間間隔より長い時
間間隔で発振子に供給する駆動手段と、前記受信部にお
ける反射波の立ち下がりのタイミングで立ち上がり、前
記1組の駆動パルスに対応する反射波の立ち下がりから
次の立ち上がりまでの期間より長く前記一定の時間間隔
より短い時間間隔でオンする判定信号を作成する判定信
号作成手段と、この判定信号作成手段により作成された
判定信号と前記受信部の反射波との論理積を受信信号と
して出力する検出手段と、を設けたことを特徴とする。
(e)作用 この考案においては、駆動手段により一定の時間間隔
を有する1組の駆動パルスが発振子に供給される。発振
子は一定の時間間隔を有する1組の超音波信号を発生
し、検出対象からの反射波も一定の時間間隔を有する1
組の波形部を有することになる。判定信号作成手段は、
反射波の立ち下がりのタイミングで立ち上がり、前記1
組の駆動パルスに対応する反射波の立ち下がりから次の
立ち上がりまでの期間より長く前記一定の時間間隔より
短い時間間隔でオンする判定信号を作成し、検出手段は
この判定信号と反射波との論理積を受信信号として出力
する。したがって、受信部の反射波が一旦立ち下がった
後に駆動パルスにおける一定の時間間隔内に立ち上がっ
ている場合に受信信号が出力されることになり、受信部
が検出対象からの反射波を受信した場合にのみ受信信号
が出力される。
を有する1組の駆動パルスが発振子に供給される。発振
子は一定の時間間隔を有する1組の超音波信号を発生
し、検出対象からの反射波も一定の時間間隔を有する1
組の波形部を有することになる。判定信号作成手段は、
反射波の立ち下がりのタイミングで立ち上がり、前記1
組の駆動パルスに対応する反射波の立ち下がりから次の
立ち上がりまでの期間より長く前記一定の時間間隔より
短い時間間隔でオンする判定信号を作成し、検出手段は
この判定信号と反射波との論理積を受信信号として出力
する。したがって、受信部の反射波が一旦立ち下がった
後に駆動パルスにおける一定の時間間隔内に立ち上がっ
ている場合に受信信号が出力されることになり、受信部
が検出対象からの反射波を受信した場合にのみ受信信号
が出力される。
(f)実施例 第1図は、この考案の実施例である超音波検出装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
超音波検出装置は、発振子2に駆動パルスを供給する
駆動部1、受信部3および検出部4からなる。駆動部1
において無安定マルチバイブレータ5は第2図(A)に
示すデューティ比の異なる矩形波列CP0をモノマルチバ
イブレータ6に出力する。モノマルチバイブレータ6は
第2図(B)に示すように、矩形波CP0の立ち上がりお
よび立ち下がりに同期して、一定時間t2の間に出力され
るパルス波CP1を作成する。ここでパルス波CP1の出力間
隔を規定する矩形波CP0のオン時間t1と、パルス波CP1の
オン時間t2とは検出対象の検出時における近距離の不感
帯域があまり大きくならない程度、例えばt1=1msecに
設定されている。また、矩形波CP0の周期t0は、検出対
象の検出時における最大範囲より僅かに大きくなるよ
う、例えば10msecに設定されている。上記のオン時間t1
がこの考案の一定の時間間隔であり、周期t0が同じく一
定の時間間隔より長い時間間隔である。このマルチバイ
ブレータ6が作成したパルス波CP1は連続パルス発生回
路7の出力とともにゲート8に導かれ、このゲート8の
出力が駆動回路9に入力される。従って、駆動回路9に
は周期t1、幅t2のパルスが2回連続して入力され、駆動
回路9を介して振動子2に第2図(C)に示す駆動パル
スCP2が供給される。すなわち、振動子2に供給される
駆動パルスCP2は、オン/オフを2回繰り返し、波形
W1,W2を備えた符号化された駆動パルスとなる。
駆動部1、受信部3および検出部4からなる。駆動部1
において無安定マルチバイブレータ5は第2図(A)に
示すデューティ比の異なる矩形波列CP0をモノマルチバ
イブレータ6に出力する。モノマルチバイブレータ6は
第2図(B)に示すように、矩形波CP0の立ち上がりお
よび立ち下がりに同期して、一定時間t2の間に出力され
るパルス波CP1を作成する。ここでパルス波CP1の出力間
隔を規定する矩形波CP0のオン時間t1と、パルス波CP1の
オン時間t2とは検出対象の検出時における近距離の不感
帯域があまり大きくならない程度、例えばt1=1msecに
設定されている。また、矩形波CP0の周期t0は、検出対
象の検出時における最大範囲より僅かに大きくなるよ
う、例えば10msecに設定されている。上記のオン時間t1
がこの考案の一定の時間間隔であり、周期t0が同じく一
定の時間間隔より長い時間間隔である。このマルチバイ
ブレータ6が作成したパルス波CP1は連続パルス発生回
路7の出力とともにゲート8に導かれ、このゲート8の
出力が駆動回路9に入力される。従って、駆動回路9に
は周期t1、幅t2のパルスが2回連続して入力され、駆動
回路9を介して振動子2に第2図(C)に示す駆動パル
スCP2が供給される。すなわち、振動子2に供給される
駆動パルスCP2は、オン/オフを2回繰り返し、波形
W1,W2を備えた符号化された駆動パルスとなる。
受信部3においては、受信回路11が受信した受信波が
アンプ12により増幅されて第3図(B)に示す受信波CP
4として検波回路13に導かれる。検波回路13では受信波C
P4を検波し、第3図(C)に示す波形CP5を出力する。
この検波回路12の出力波CP5はゲート10の出力であるゲ
ートパルスCP3とともにゲート14に入力される。このゲ
ートパルスCP3は第3図(A)に示すように、無安定マ
ルチバイブレータ5から出力される矩形波CP0の立ち上
がりから所定時間t3経過後に一定時間t4だけオンする。
ゲートパルスCP3における所定時間t3は残響防止時間で
あり、検波回路13の出力波CP5から超音波発振時におけ
る残響をカットするためのゲート時間である。この所定
時間t3ののち、時間t4において検波回路13からの出力波
CP5が有効にされる。従って、ゲート14からは検出部4
に対して第3図(D)に示す反射波CP6が出力される。
アンプ12により増幅されて第3図(B)に示す受信波CP
4として検波回路13に導かれる。検波回路13では受信波C
P4を検波し、第3図(C)に示す波形CP5を出力する。
この検波回路12の出力波CP5はゲート10の出力であるゲ
ートパルスCP3とともにゲート14に入力される。このゲ
ートパルスCP3は第3図(A)に示すように、無安定マ
ルチバイブレータ5から出力される矩形波CP0の立ち上
がりから所定時間t3経過後に一定時間t4だけオンする。
ゲートパルスCP3における所定時間t3は残響防止時間で
あり、検波回路13の出力波CP5から超音波発振時におけ
る残響をカットするためのゲート時間である。この所定
時間t3ののち、時間t4において検波回路13からの出力波
CP5が有効にされる。従って、ゲート14からは検出部4
に対して第3図(D)に示す反射波CP6が出力される。
ゲート14から出力された反射波CP6は検出部4のモノ
マルチバイブレータ15,18に入力される。モノマルチバ
イブレータ15はこの考案の判定信号作成手段に相当し、
第3図(E)に示すように、反射波CP6の立ち下がりに
同期して時間t7の間において出力を生じる。このモノマ
ルチバイブレータ15の出力時間t7は、反射波CP6におけ
る2回の出力の立ち下がり時と立ち上がり時との間の時
間t5より長く、これらのサイクル時間t6よりも短くされ
ている。このモノマルチバイブレータ15の出力CP7はこ
の考案の判定信号であり、反射波CP6とともにゲート16
に入力される。ゲート16は反射波CP6とモノマルチバイ
ブレータ15の出力CP7との論理積を出力する。従って、
反射波CP6における1つ目の出力の立ち下がり時から時
間t7が経過する間に、反射波CP6において次の出力が表
れた場合にのみゲート16の出力が“Hi"になる(第3図
(F)のCP8参照)。
マルチバイブレータ15,18に入力される。モノマルチバ
イブレータ15はこの考案の判定信号作成手段に相当し、
第3図(E)に示すように、反射波CP6の立ち下がりに
同期して時間t7の間において出力を生じる。このモノマ
ルチバイブレータ15の出力時間t7は、反射波CP6におけ
る2回の出力の立ち下がり時と立ち上がり時との間の時
間t5より長く、これらのサイクル時間t6よりも短くされ
ている。このモノマルチバイブレータ15の出力CP7はこ
の考案の判定信号であり、反射波CP6とともにゲート16
に入力される。ゲート16は反射波CP6とモノマルチバイ
ブレータ15の出力CP7との論理積を出力する。従って、
反射波CP6における1つ目の出力の立ち下がり時から時
間t7が経過する間に、反射波CP6において次の出力が表
れた場合にのみゲート16の出力が“Hi"になる(第3図
(F)のCP8参照)。
モノマルチバイブレータ18は反射波CP6の立ち上がり
に同期して時間t8の間に出力を生じる。このモノマルチ
バイブレータ18の出力CP10はフリップフロップ17の出力
CP9とともにゲート19に入力される。フリップフロップ1
7は、ゲート16の出力CP8によってセットされ、駆動部1
から出力される無安定マルチバイブレータ5の矩形波パ
ルスCP0によってリセットされる。従って、フリップフ
ロップ17の出力CP9は第3図(G)に示す波形になる。
第3図(H)に示すモノマルチバイブレータ18の出力CP
10の出力時間t8はモノマルチバイブレータ15の出力時間
t7よりも若干長くされており、モノマルチバイブレータ
18の出力CP10はフリップフロップ17の出力CP9とオーバ
ラップしてゲート19に入力される。
に同期して時間t8の間に出力を生じる。このモノマルチ
バイブレータ18の出力CP10はフリップフロップ17の出力
CP9とともにゲート19に入力される。フリップフロップ1
7は、ゲート16の出力CP8によってセットされ、駆動部1
から出力される無安定マルチバイブレータ5の矩形波パ
ルスCP0によってリセットされる。従って、フリップフ
ロップ17の出力CP9は第3図(G)に示す波形になる。
第3図(H)に示すモノマルチバイブレータ18の出力CP
10の出力時間t8はモノマルチバイブレータ15の出力時間
t7よりも若干長くされており、モノマルチバイブレータ
18の出力CP10はフリップフロップ17の出力CP9とオーバ
ラップしてゲート19に入力される。
このゲート19の出力CP11は、フリップフロップ17の出
力CP9とモノマルチバイブレータ18の出力CP10との両者
が“Hi"のとき“L0”になり、このゲート19の出力の立
ち上がり時にフリップフロップ20がセットされる。この
フリップフロップ20も無安定マルチバイブレータ5の矩
形波パルスCP0によってリセットされる。従って、フリ
ップフロップ20からはゲート19の出力CP11の立ち上がり
時、すなわちモノマルチバイブレータ18の出力CP10の立
ち下がり時に対応した出力CP12が得られる。
力CP9とモノマルチバイブレータ18の出力CP10との両者
が“Hi"のとき“L0”になり、このゲート19の出力の立
ち上がり時にフリップフロップ20がセットされる。この
フリップフロップ20も無安定マルチバイブレータ5の矩
形波パルスCP0によってリセットされる。従って、フリ
ップフロップ20からはゲート19の出力CP11の立ち上がり
時、すなわちモノマルチバイブレータ18の出力CP10の立
ち下がり時に対応した出力CP12が得られる。
以上のようにしてこの実施例によれば、反射波CP6に
予め定められた時間間隔の波形が連続して表れたときに
のみ検出出力CP8が出力される。例えば、検出対象がな
い場合に受信部3がノイズを受信した場合、第4図
(A)に示すように受信波CP4にはノイズ成分Nが表れ
る。このノイズ成分Nは第4図(B)に示すように反射
波CP6にも表れ、同図(C)に示すようにこのノイズ成
分の立ち下がり時から時間t7の間においてモノマルチバ
イブレータ15から出力CP7がゲート16に入力される。と
ころが、検出対象がない場合には反射波CP6にはノイズ
成分しか表れず、時間t7の間に反射波CP6が再び“Hi"に
なることがなく、検出信号CP8は出力されない。
予め定められた時間間隔の波形が連続して表れたときに
のみ検出出力CP8が出力される。例えば、検出対象がな
い場合に受信部3がノイズを受信した場合、第4図
(A)に示すように受信波CP4にはノイズ成分Nが表れ
る。このノイズ成分Nは第4図(B)に示すように反射
波CP6にも表れ、同図(C)に示すようにこのノイズ成
分の立ち下がり時から時間t7の間においてモノマルチバ
イブレータ15から出力CP7がゲート16に入力される。と
ころが、検出対象がない場合には反射波CP6にはノイズ
成分しか表れず、時間t7の間に反射波CP6が再び“Hi"に
なることがなく、検出信号CP8は出力されない。
また、検出対象がある場合に受信部3がノイズを受信
した場合には第5図(A)に示すように、受信波CP4に
は検出対象の成分とノイズ成分とが表れる。このため、
反射波CP6にも第5図(B)に示すように検出対象の成
分とノイズ成分とが表れ、第5図(C)に示すように各
波形の立ち下がり時に同期してモノマルチバイブレータ
15から出力CP7がゲート16に入力される。しかしなが
ら、出力CP7の出力時間t7は、t5<t7<t6に厳格に規定
されているため、検出対象の波形によってのみ検出信号
CP8が表れ、フリップフロップ20の出力CP12が得られ
る。 なお、符号化された検出対象からの反射波と同様
のタイミングでオン/オフを繰り返すノイズを受信部3
において受信することが考えられ、また第5図に示す例
において、ノイズが検出対象からの反射波に接近して受
信されることも考えられるが、何れにしても複数回の超
音波発振サイクルについて繰り返して検出処理を実行す
ることにより、同じ状態が繰り返して発生する確率の非
常に低いノイズ成分を排除し、検出対象を正確に検出す
ることができる。
した場合には第5図(A)に示すように、受信波CP4に
は検出対象の成分とノイズ成分とが表れる。このため、
反射波CP6にも第5図(B)に示すように検出対象の成
分とノイズ成分とが表れ、第5図(C)に示すように各
波形の立ち下がり時に同期してモノマルチバイブレータ
15から出力CP7がゲート16に入力される。しかしなが
ら、出力CP7の出力時間t7は、t5<t7<t6に厳格に規定
されているため、検出対象の波形によってのみ検出信号
CP8が表れ、フリップフロップ20の出力CP12が得られ
る。 なお、符号化された検出対象からの反射波と同様
のタイミングでオン/オフを繰り返すノイズを受信部3
において受信することが考えられ、また第5図に示す例
において、ノイズが検出対象からの反射波に接近して受
信されることも考えられるが、何れにしても複数回の超
音波発振サイクルについて繰り返して検出処理を実行す
ることにより、同じ状態が繰り返して発生する確率の非
常に低いノイズ成分を排除し、検出対象を正確に検出す
ることができる。
(g)考案の効果 この考案によれば、符号化された超音波を発生し、発
生した超音波と同様の符号化がなされた受信波を抽出す
ることにより、検出対象からの反射波のみを正確に検出
でき、ノイズによる誤検出を確実に排除することができ
る。
生した超音波と同様の符号化がなされた受信波を抽出す
ることにより、検出対象からの反射波のみを正確に検出
でき、ノイズによる誤検出を確実に排除することができ
る。
第1図はこの考案の実施例である超音波検出装置の構成
を示す図、第2図は同超音波検出装置を構成する駆動部
における各部の波形図、第3図は同超音波検出装置にお
ける受信部および検出部の波形図、第4図および第5図
は同超音波検出装置におけるノイズ受信時の各部の波形
を示す図である。また第6図はこの考案の実施例を含む
一般的な超音波検出装置の構成を示すブロック図であ
り、第7図および第8図は従来の超音波検出装置におけ
るノイズ受信時の各部の波形を示す図である。 1……駆動部、2……発振子、3……受信部、4……検
出部。
を示す図、第2図は同超音波検出装置を構成する駆動部
における各部の波形図、第3図は同超音波検出装置にお
ける受信部および検出部の波形図、第4図および第5図
は同超音波検出装置におけるノイズ受信時の各部の波形
を示す図である。また第6図はこの考案の実施例を含む
一般的な超音波検出装置の構成を示すブロック図であ
り、第7図および第8図は従来の超音波検出装置におけ
るノイズ受信時の各部の波形を示す図である。 1……駆動部、2……発振子、3……受信部、4……検
出部。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動パルスの供給により超音波を発生する
発振子を備え、発振子が発生した超音波の反射波を受信
部で受信する超音波検出装置において、 一定の時間間隔を有する複数のパルスによって構成され
る1組の駆動パルスを前記一定の時間間隔より長い時間
間隔で発振子に供給する駆動手段と、前記受信部におけ
る反射波の立ち下がりのタイミングで立ち上がり、前記
1組の駆動パルスに対応する反射波の立ち下がりから次
の立ち上がりまでの期間より長く前記一定の時間間隔よ
り短い時間間隔でオンする判定信号を作成する判定信号
作成手段と、この判定信号作成手段により作成された判
定信号と前記受信部の反射波との論理積を受信信号とし
て出力する検出手段と、を設けたことを特徴とする超音
波検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990025180U JP2508009Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 超音波検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990025180U JP2508009Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 超音波検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03115879U JPH03115879U (ja) | 1991-12-02 |
JP2508009Y2 true JP2508009Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31528121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990025180U Expired - Fee Related JP2508009Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 超音波検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508009Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033073A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-20 | Nec Corp | 水深測定装置 |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP1990025180U patent/JP2508009Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03115879U (ja) | 1991-12-02 |
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