JP2507993Y2 - 枠材連結部の雨仕舞構造 - Google Patents

枠材連結部の雨仕舞構造

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JP2507993Y2
JP2507993Y2 JP11709789U JP11709789U JP2507993Y2 JP 2507993 Y2 JP2507993 Y2 JP 2507993Y2 JP 11709789 U JP11709789 U JP 11709789U JP 11709789 U JP11709789 U JP 11709789U JP 2507993 Y2 JP2507993 Y2 JP 2507993Y2
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正 本田
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、一対の分割枠材間に設けられる枠材連結
部の雨仕舞構造に関する。
(従来の技術) 金属製の枠材で大きな窓枠を形成する場合に、温度変
化によって枠材が膨張或いは収縮することがある。枠材
が膨張又は収縮すると、窓枠が撓んで変形するので、雨
仕舞効果が低下してしまう。
そこで、例えば、実公昭58−54545号公報に開示され
ているように、枠材を二分割してその間に壁材を配し、
該壁材と分割枠材との間にコーキング材を被覆して、窓
枠が撓んで変形しても雨仕舞効果が低下しないような構
造が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) このような分割枠材を用いる場合は、枠材の膨張或い
は収縮に対しては該分割枠材の間隔の広狭変化により窓
枠の撓み変形が防止されることになるが、分割枠材間に
被覆されているコーキング材に負荷が加わり、永年使用
するとコーキング材と枠材との間に隙間を生じ、この部
位から結露水が浸入する。
本考案は、この種分割枠材の連結部の雨仕舞を向上す
ることの可能な構造を提案するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、一対の分割枠材間に設けられる枠材連結部
の雨仕舞構造において、対向する分割枠材間に、弾力性
ある部材で形成された筒状排水樋を装着するとともに、
前記排水樋と双方の分割枠材との連接部にコーキング材
を被覆し、前記排水樋は、両側壁に前記双方の分割枠材
に係止されるフインを備えて、室内側から室外側に向っ
て下降傾斜して設けられ、且つ、樋上面が凹んで形成さ
れ、更に、樋上面には樋内部に連通する導入孔が形成さ
れている構成の枠材連結部の雨仕舞構造である。
(作用) このように構成すると、枠材の膨張或いは収縮により
分割枠材の間隔に広狭の変化を生じても、当該分割枠材
間に装着されている筒状排水樋が弾性変形するので、分
割枠材間に隙間が生じることはない。また、排水樋上の
結露水は樋上面を室外側に流れ、そして導入孔から樋内
部に流れて室外へ排水される。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案の雨仕舞構造を
説明する。
図において、1は枠材連結部を示している。この枠材
連結部1は、本例の場合、一対の分割下枠2a,2b間に筒
状の排水樋3を設置して形成されている。
排水樋3は、軟質ゴム等の弾力性ある部材を筒状に形
成した排水用の樋であり、両側壁38,39に前記双方の分
割下枠2a,2bに係止されるフィン36,37を備えて、室内側
から室外側に向って下降傾斜して設けられている。前記
フィンのうち、一方のフィン36は二条の平行なフィンで
あって分割下枠2aを挟持し、他方のフィン37は一条のフ
ィンで分割下枠2bの上面に載着される。更に、これらの
フィン36,37の先端に沿って正面視L字状の型枠5,5を固
着し、排水樋3の両側壁38,39と型枠5で囲まれた部位
にコーキング材を被覆している。
また、排水樋3は、樋上面31が凹んで形成されてい
る。本例では、樋上面31と樋内部の底面32はV字状に凹
んで形成されている。従って、樋上面31と樋内部の底面
32のV字状面は、室内側から室外側に向って下降傾斜す
るテーパ33が設けられている。
更に、樋上面31には、樋内部に連通する導入孔34が形
成されている。また、排水樋3の内部には、空気吹込み
防止材35を充填している。尚、図中、30は、排水樋3の
室内側に形成された立上り壁である。
以上のように構成される本例の雨仕舞構造において
は、枠材の膨張或いは収縮により分割下枠2a,2bの間隔
に広狭の変化が生じると、分割下枠2a,2b間に装着され
ている筒状排水樋3が弾性変形し、従って分割下枠2a,2
b間に隙間が生じることはない。また、排水樋上の結露
水は樋上面31を室外側に向って流れ、導入孔34から樋内
部に流れて室外へ排水される。
尚、実施例では雨仕舞構造を分割下枠を例に採って説
明したが、分割下枠に限定されるものでないことは勿論
である。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成され、枠材の膨張
或いは収縮により分割枠材の間隔に広狭の変化を生じて
も、当該分割枠材間に装着されている筒状排水樋が弾性
変形するので、分割枠材間の隙間が生じることがなく、
また、排水樋上の結露水は樋上面を室外側に流れ、そし
て導入孔から樋内部に流れて室外へ排水されるので、こ
の種分割枠材の連結部の雨仕舞を向上することの可能な
構造を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る枠材連結部の雨仕舞構造の一実施例
を示すもので、第1図は要部縦断断面図、第2図は要部
縦断背面図、第3図は排水樋の斜視図、第4図(イ)は
排水樋の正面図、第4図(ロ)は排水樋の底面図であ
る。 1…枠材連結部、2a,2b…分割下枠間、3…排水樋、4
…コーキング材 5…型枠、30…立上り壁、31…樋上面、32…底面、33…
テーパ 34…導入孔、35…空気吹込み防止材、36,37…フィン 38,39…側壁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の分割枠材間に設けられる枠材連結部
    の雨仕舞構造において、 対向する分割枠材間に、弾力性ある部材で形成された筒
    状排水樋を装着するとともに、前記排水樋と双方の分割
    枠材との連接部にコーキング材を被覆し、 前記排水樋は、両側壁に前記双方の分割枠材に係止され
    るフインを備えて、室内側から室外側に向って下降傾斜
    して設けられ、且つ、樋上面が凹んで形成され、更に、
    樋上面には樋内部に連通する導入孔が形成されているこ
    とを特徴とする枠材連結部の雨仕舞構造。
JP11709789U 1989-10-06 1989-10-06 枠材連結部の雨仕舞構造 Expired - Lifetime JP2507993Y2 (ja)

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