JP2507955Y2 - ロッカ―用傘立て装置 - Google Patents

ロッカ―用傘立て装置

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JP2507955Y2
JP2507955Y2 JP1618093U JP1618093U JP2507955Y2 JP 2507955 Y2 JP2507955 Y2 JP 2507955Y2 JP 1618093 U JP1618093 U JP 1618093U JP 1618093 U JP1618093 U JP 1618093U JP 2507955 Y2 JP2507955 Y2 JP 2507955Y2
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一彦 北田
秀美 矢口
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Okamura Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、傘立て装置に関し、特
にロッカー用傘立て装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロッカーでは、扉裏面に傘を立て
るための傘立て装置は傘受けと傘ホルダーとから成り、
扉裏面に固着された補強杆またはフラットな裏カバーの
表面から出っ張った状態で装着されていた。
【0003】
【考案が解決しようをする課題】このため実際の傘保持
位置は、扉面から離間した位置になる。このため、傘を
保持した状態で扉を閉じると、露出した傘はロッカー本
体の衣服収納部に近い位置に保持されることになり、濡
れた傘が衣服に触れ、これを濡らしてしまうこともあっ
た。また扉裏面には傘受けと傘ホルダーが出っ張った状
態で装着されているので、ロッカー利用時には、これら
部品に衣服を引っかけやすく、これら部品を破損した
り、また場合によっては、人を傷つけたり、衣服を破っ
たりする恐れもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本考案の目的は
従来のロッカー用の傘立て装置の上記の欠点を解消した
ロッカー用傘立て装置を提供することにあり、かかる傘
立て装置は傘を収容する凹溝が縦方向に形成されロッカ
ーの扉の裏面に取り付けられる扉裏カバーと、凹溝の下
部にほぼ嵌合した状態で取り付けられる傘受けと、傘を
前記凹溝内に保持するよう凹溝の上部に取り付けられる
傘ホルダーとから成る。前記扉裏カバーは、扉の端部の
フランジにより形成された扉裏面の凹部に嵌合止着され
ることにより扉裏面に取り付けることができる。前記傘
受けは、傘からの水を受けるためのカップ状部分を有す
る。前記傘ホルダーは、ホルダー本体の一方の側部から
水平方向に延び、先端が他方の側部から離間する保持片
を有する。前記傘受けおよび傘ホルダーは、凹溝に向か
って延びる係止片を両側に有し、これら係止片を扉裏面
カバーの凹溝の両側に穿設された係止孔に係合すること
により、凹溝に取り付けられる。
【0005】
【作用】本考案に係わるロッカー用傘立て装置は、上記
のように構成される。このため傘立て装置を構成する傘
受けおよび傘ホルダーは、扉裏カバーに形成された凹溝
に傘を保持可能に取り付ける。このため傘の保持位置
は、極力扉全面側に設定でき、かつ傘受けおよび傘ホル
ダーの扉裏面側または本体側への出っ張りは小さくでき
る。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案に係わるロ
ッカー用傘立て装置の一実施例について説明する。
【0007】まず図1を参照すると、この図には本考案
に係わる傘立て装置が設けられたロッカー10の斜視図
が示されている。この図にはロッカー本体12の前面に
3つの扉20が連設された3人用ロッカー10が示され
ているが、このロッカー10は、当然ながら一人用また
は4人以上のものでもよい。扉20は周知のように開閉
自在に本体12に枢着されている。扉20は前面22と
扉裏カバー30から成り、前面22の外周端には補強お
よび後述する扉裏カバー30の取り付けのためのフラン
ジ24(図3)が設けられている。
【0008】扉裏カバー30は、組立を容易にするため
上部裏カバー32と下部裏カバー34から成り、上部裏
カバー32はミラー36および小物入れ38が設けられ
ている。この上部裏カバー32は本考案を構成するもの
でないので、詳細は説明しない。下部裏カバー34は、
本考案に係わる傘立て装置を構成しており、ロッカー本
体側表面は全体にフラットであるが、ヒンジ側の一に縦
方向に延びる凹溝40が形成されている。この凹溝40
は図3に示すように横断面がほぼ半円形になっており、
この凹溝40内空間に傘42を収容するようになってい
る。下部裏カバー32の厚みは、図3にしめすように扉
20に取り付けたとき上記凹溝40の底部が扉20の前
面22に接触するよう、厚くなっている。下部裏カバー
32のヒンジ側端部扉の前面22に設けられた補強杆4
3にビス44で止められ、ヒンジ側と反対側の端部に
は、扉の前面22側縁に設けられたフランジ24内に嵌
合するための突起部46が設けられている。よって、こ
の下部裏カバー32を扉の前面22に取り付けるには、
まず突起部46をフランジ24に嵌合し、ビス貫通孔4
7にビス44を通し、補強杆43にビス44を螺合し、
ビス貫通孔47をネジぶた48で閉じる。
【0009】凹溝40の底部および頂部より若干下方位
置には、傘受け50(つゆ受け)および傘ホルダー60
がそれぞれ取り付けられている。
【0010】傘受け50は、図4および図5に示すよう
に中央部に横断面がほぼ楕円形のカップ部に有するプラ
スチック成形品であり、凹溝40に嵌合される裏面部5
4と、嵌合時に下部裏カバー32より若干盛り上がるよ
う湾曲した前面部56と、この前面部の両端に設けら
れ、裏カバー32上に載るフラップ57と、このフラッ
プ57より凹溝40の両側に設けられた係止孔(図示せ
ず)に嵌合、係止する戻り止め付係止片58と、上記カ
ップ部材52を支持する凹状の頂面部59とから成る。
【0011】傘ホルダー60は、図6及び図7に示すよ
うに全体にフック状に成形されたプラスチック成形品で
あり、凹溝40に嵌合するほぼ半円形の裏面部62と、
この裏面部62の一方の側から延びる前面部63と、裏
面部62の両側に設けられ、取り付け時に裏カバー32
に載るフラップ64と、これらフラップ64から延び、
凹溝40の両側に設けられた係止孔(図示せず)に嵌
合、係止するフック状係止片66とから成る。前面部6
3は、適度な弾性にて凹溝40内の傘42を保持できる
よう裏部材62の端部近くに折りたたみ部67が設けら
れ、更に先端は、裏部材62の他端との間に形成される
間隙68に容易に傘42を挿入できるよう折り返されて
いる。
【0012】扉20に取り付けられた裏カバー32の凹
溝40の両側に設けられた係止孔(図示せず)に上記傘
ホルダー60と傘受け50の係止片66および58を嵌
合すれば、本考案に係わるロッカー用傘立て装置の組み
立てが完了する。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、傘を凹溝内にほぼ完全
に収納できるので、濡れている傘を入れたまま扉を閉じ
てもロッカー内の衣服を濡らすおそれはなくなる。また
扉の裏カバーからの出っ張りはほとんどないので、衣服
の出し入れもスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるロッカー用傘立て装置を示す斜
視図である。
【図2】図1のロッカー用傘立て装置を示す正面図であ
る。
【図3】図2の矢印断面図である。
【図4】ロッカー用傘立て装置のうちの傘受けの平面図
である。
【図5】傘受けの正面図である。
【図6】傘ホルダーの平面図である。
【図7】傘ホルダーの正面図である。
【符号の説明】
10 ロッカー 20 扉 30 扉裏カバー 40 凹溝 42 傘 50 傘受け 60 傘ホルダー

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘を収容するための凹溝が縦方向に形成
    されロッカーの扉の裏面に取り付けられる扉裏カバー
    と、凹溝の下部にほぼ嵌合した状態で取り付けられる傘
    受けと、傘を前記凹溝内に保持するよう凹溝の上部に取
    り付けられる傘ホルダーとから成るロッカー用傘立て装
    置。
  2. 【請求項2】 前記扉裏カバーは、扉の端部のフランジ
    により形成された扉裏面の凹部に嵌合止着されることに
    より扉裏面に取り付けられる請求項1記載のロッカー用
    傘立て装置。
  3. 【請求項3】 前記傘受けは、傘からの水を受けるため
    のカップ状部分を有する請求項1記載のロッカー用傘立
    て装置。
  4. 【請求項4】 前記傘ホルダーは、ホルダー本体の一方
    の側部から水平方向に延び、先端が他方の側部から離間
    する保持片を有する請求項1〜3のいずれかに記載のロ
    ッカー用傘立て装置。
  5. 【請求項5】 前記傘受けおよび傘ホルダーは、凹溝に
    向かって延びる係止片を両側に有し、これら係止片を扉
    裏面カバーの凹溝の両側に穿設された係止孔に係合する
    ことにより、凹溝に取り付けられる請求項1〜4のいず
    れかに記載のロッカー用傘立て装置。
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JPH0675237U JPH0675237U (ja) 1994-10-25
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JP2006129919A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Okamura Corp ロッカー

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