JP2507681Y2 - 七宝焼き装飾品 - Google Patents

七宝焼き装飾品

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JP2507681Y2
JP2507681Y2 JP12225290U JP12225290U JP2507681Y2 JP 2507681 Y2 JP2507681 Y2 JP 2507681Y2 JP 12225290 U JP12225290 U JP 12225290U JP 12225290 U JP12225290 U JP 12225290U JP 2507681 Y2 JP2507681 Y2 JP 2507681Y2
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正和 岩月
隆司 市川
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、例えば乗用車のフロントグリルの部分やリ
アのコンビネーションランプの上方などにマークもしく
はエンブレムとして装着するための七宝焼きによる装飾
品に関する。
【従来の技術】
従来より、乗用車では、上述したような箇所に、車種
やメーカ名等を表すエンブレムが装着されている。特に
高級車では、エンブレムにも高級感を出すために、七宝
焼きの手法を用いて形成したものが使用されることがあ
る。
【考案が解決しようとする課題】
ところが、七宝焼きによりエンブレムを形成する場
合、表示すべき模様あるいはマーク等に対応した部分を
区画し、その区画した部分の中に釉薬を流し込んでこれ
を焼き付けた後にその表面を研摩する関係上、平面的な
ものしか作ることができなかった。したがって、エンブ
レムに殆ど立体感を出せなかったので、あまり高級感の
あるものは製作できなかった。また、七宝焼きにより形
成したエンブレムでは、何かが当たった際にその表面が
割れやすいという問題もあった。 したがって、本考案の解決すべき技術的課題は、七宝
焼きを利用した装飾品に立体感を出して高級感を持た
せ、同時にその表面を割れにくくすることである。
【課題を解決するための手段】
本考案に係る七宝焼き装飾品は、上述の技術的課題を
解決するために以下のように構成されている。 すなわち、表示すべき形状を残して材料を除去してな
るマーク層と、このマーク層の背面に装着されてマーク
層における材料の除去部から透視可能な背景層とからな
り、この背景層の表面におけるマーク層の材料除去部に
対応した部分の表面が、釉薬の焼き付けにより背景面と
して形成されている。
【作用・効果】
上記構成においては、まず背景層の表面におけるマー
ク層の材料除去部に対応した部分に釉薬の焼き付けによ
る背景面が形成され、この背景面が見えるような状態
で、背景層の表面にマーク層が装着される。 このようにして形成した装飾品は、七宝焼きによる背
景面がマーク層の後ろに位置するため、立体感及び高級
感を有する。また、釉薬の焼き付け部分がマーク層で保
護されるため、装飾品としての耐久性が向上する。さら
に、従来の七宝焼きによる装飾品ではその色調が釉薬色
に限定されていたが、この装飾品ではマーク層に任意の
色を塗装することにより、様々な色調のものを製作する
ことができる。
【実施例】
以下に、第1図及び第2図に示した本考案の1実施例
に係る七宝焼き装飾品について詳細に説明する。 図示の装飾品は乗用車のエンブレムとして使用される
ものであり、第1図は正面図、第2図はそのII−II線断
面図である。このエンブレムは、大きな楕円と小さな楕
円を組み合わせた形状を立体的に表示するために、その
楕円の部分を残して他の部分から材料を除去して形成し
たマーク層1の背面に、背景層3が粘着テープ2で貼着
されたものである。そして、このマーク層1と背景層3
とが安易に外れないようにするために、マーク層1の背
面に形成した取付ボス1aを、背景層3に形成した貫通穴
3aに通した後に超音波溶着により固定している。また、
背景層3の裏面にはさらにベース板5が粘着テープで貼
着されており、このベース板5の裏面に設けられた粘着
テープ6により、自動車のフロントグリルやリアのコン
ビネーションランプの上方部分に装着されるようになっ
ている。 上記背景層の表面におけるマーク層1の材料除去部分
に対応した位置には、くぼみ面3bが形成されており、こ
の部分に、マーク層1との装着前に予め釉薬が流し込ま
れて焼き付けられる。そして、この部分の表面がさらに
研摩されて、七宝焼きによる背景面7が形成されてい
る。したがって、これらの各部品によりエンブレムを組
み立てた後には、マーク層における材料の除去された部
分からこの背景面を見ることができる。 この構成では、マーク層の後ろに七宝焼きによる背景
面が位置することにより、エンブレムが立体的なものと
なり、同時に高級感が与えられる。また、七宝焼きによ
る背景面7がマーク層1に保護されて、その割れが防止
される。さらに、マーク層は任意の色に塗装することが
できるので、エンブレムとしての色調も自在に変えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例に係る装飾品の正面図、第2
図は第1図のII−II線断面図である。 1…マーク層、1a…取付ボス、2,4,6…粘着テープ、3
…背景層、3b…くぼみ面、5…ベース板、7…背景面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示すべき形状を残して材料を除去してな
    るマーク層(1)と、該マーク層(1)の背面に装着さ
    れて該マーク層(1)における材料の除去部から透視可
    能な背景層(3)とからなり、 上記背景層(3)の表面における上記マーク層(1)の
    材料除去部に対応した部分の表面が、釉薬の焼き付けに
    より背景面(7)として形成されたことを特徴とする七
    宝焼き装飾品。
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