JP2507608Y2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP2507608Y2
JP2507608Y2 JP1990080389U JP8038990U JP2507608Y2 JP 2507608 Y2 JP2507608 Y2 JP 2507608Y2 JP 1990080389 U JP1990080389 U JP 1990080389U JP 8038990 U JP8038990 U JP 8038990U JP 2507608 Y2 JP2507608 Y2 JP 2507608Y2
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茂 戸井田
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サンケン・エアパクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、補助スイッチを有する小型回路遮断器(サ
ーキットプロテクタ)に関する。
[従来の技術] 補助接点を設けた回路遮断器は例えば特公昭51−2558
7号公報に開示されている。ここに開示されている回路
遮断器においては、過電流検出に応動して主接点が固定
接点から離間すると、補助スイッチが連動し、補助接点
が開閉動作する。この補助接点は主として警報に使用さ
れる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、従来の補助スイッチと主スイッチとの連動
機構は、補助スイッチに一体化され且つ主スイッチの可
動アームの開放方向の偏倚力を有している板バネを主ス
イッチの可動アームで下方に押し付け、可動アームが開
放されると、バネも可動アームと同一方向に復元し、補
助スイッチのアクチュエータが板バネによる制限から解
除されて補助接点が開閉動作するように構成されてい
る。従って、設計の自由度が少ないのみでなく、連動機
構に金属から成る板バネが使用されているので、主スイ
ッチの可動接点の電位が板バネを通して延びてくるとい
う問題があり、安全規格に合格しない場合がある。
そこで、本考案の目的は、設計の自由度が大きい補助
スイッチ付回路遮断器を提供することにある。本考案の
更に別な目的は安全性の高い補助接点付回路遮断器を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案は、容器と、前記容
器内に配置された固定接点と、前記容器に収容され且つ
前記固定接点に対して接離自在な可動接点を支持してい
る可動アームと、手動操作によって前記固定接点と前記
可動接点との開閉を操作するためのハンドルと、前記固
定接点と前記可動接点とが接続されている電気回路の電
圧又は電流が所定値以上になったか否かを検出するため
の検出装置と、前記容器に収容されており、且つ前記ハ
ンドルの操作に応じて前記固定接点から前記可動接点を
離間させ且つ前記固定接点に前記可動接点を接触させる
ように前記可動アームを回動させることができると共
に、前記検出装置による前記所定値以上の検出に応動し
て前記可動接点を前記固定接点から離間させることがで
きるように前記ハンドルと前記可動アームと前記検出装
置に関係づけられた開閉機構と、補助接点とこの補助接
点を開閉するためのアクチュエータとを有する補助スイ
ッチと、前記固定接点から前記可動接点が離間した時に
前記補助スイッチが作動するように前記可動アームと前
記アクチュエータとを関係づけた連動部材とから成る回
路遮断器において、前記連動部材は前記可動アームと前
記補助スイッチとの間に配置され且つ前記容器に回動自
在に支持され且つ絶縁性樹脂で形成されており、前記連
動部材は前記可動アームと同一方向に延びる第1の部分
とこの第1の部分の一端から前記可動アームに向って延
びている第2の部分と前記第1の部分に対して割り溝を
介して対向している押圧片とを有しており、前記第1の
部分の他端部が前記容器に回動自在に支持されており、
前記第2の部分は前記可動接点が前記固定接点に接触し
ている時に前記可動アームによって前記補助スイッチの
前記アクチュエータの方向に押圧されており、前記押圧
片は前記第1の部分に片持ち支持されて前記第1の部分
と前記アクチュエータとの間に配置され且つ弾性変形可
能に形成され且つ前記可動接点が前記固定接点に接触し
ている時に前記アクチュエータを押圧していることを特
徴とする回路遮断器に係わるものである。
[考案の作用及び効果] 本考案は次の作用効果を有する。
(イ)連動部材に割り溝を形成することによって弾性変
形可能な押圧片を設け、この押圧片で補助スイッチのア
クチュエータを押圧しているので、アクチュエータと可
動アームとの間隔の誤差を押圧片の弾性変形で吸収する
ことができる。従って、補助スイッチを有する回路遮断
器の製作が容易になる。
(ロ)連動部材を絶縁性樹脂で形成したので、可動アー
ムと補助スイッチとの電気的絶縁分離性を高めることが
できる。
(ハ)連動部材は絶縁性樹脂であるので、所定寸法の連
動部材を容易且つ安価に得ることができる。
[実施例] 次に、図面第1図〜第6図を参照して本考案の実施例
に係わる回路遮断器について述べる。
第1図〜第3図は回路遮断器の容器及び支持部を除去
して内部構成を示すものであり、この内、第1図はオン
状態を示し、第2図はトリップ作動状態を示し、第3図
は手動オン操作状態及びトリップ作動の最終状態を示
す。この回路遮断器1は、主スイッチ部2の他に補助ス
イッチ3を有し、補助スイッチ3は主スイッチ部2に対
して連動部材4で関係づけられている。
主スイッチ部2におけるハンドル5は手動でオン・オ
フ操作するものである。6は過電流に応動する電磁石即
ち電流検出装置であり、遅延管7を含む磁心8とコイル
9とから成り、磁極10で接極子11を吸引するように構成
されている。コイル9の一端は、第1の端子12に接続さ
れ、他端はフレキシブルリード線9aで金属製接点支持ア
ーム13に接続されている。接点を支持している金属製可
動アーム13は可動接点14を有し、固定接点15に選択的に
接触する。固定接点15は第2の端子16に接続されている
ので、接点14、15がオンの時には、第1の端子12、コイ
ル9、リード線9a、アーム13、可動接点14、固定接点15
及び第2の端子16から成る電気回路が形成される。
可動アーム13は固定軸17にて回動自在に支持され、且
つ軸17に巻回されたバネ18によって第2図で反時計方向
に偏倚されている。しかし、第1図のオン状態ではハン
ドル5とアーム13との間に設けられたトグルリンク機構
19によってアーム13は反時計方向に押圧されているの
で、オン状態に保持されている。
ハンドル5は軸20即ちボスを有し、固定されて軸受21
に回動自在に支持されている。
トグルリンク機構19は、カムリンクとして働く第1の
リンク22と、トリップ機構保持リンクとして働く第2の
リンク23と、第2のリンク23に回動自在に支持された一
般にシアピンと呼ばれるロックピン24と、ロックピン24
に固着された一般にストライカバーと呼ばれる接極子係
合片25と、ロックピン24及び係合片25を時計方向に偏倚
するバネ26と、ハンドル5に第1のリンク22を回動自在
に連結するためのピン27と、第1のリンク22と第2のリ
ンク23とを回動自在に連結するピン28と、第2のリンク
23をアーム13に回動自在に連結するピン29とから成る。
トグルリンク機構19のみを示す第4図及びロックピン24
と第1のリンク22との関係を示す第5図から明らかなよ
うに、第1のリンク22にはピン24に係合するカム面30
と、ピン24に制限されずに第1のリンク22が反時計方向
に回動することが可能であるように形成されたカム面31
とが設けられ、更にピン27を挿入する孔32、ピン28を挿
入する孔33が設けられている。ロックピン24は、第1の
リンク22のカム面30に係合する円周面33aを有し、且つ
このロックピン24が反時計方向に回動してロック状態と
なった時に第1のリンク22の反時計方向への回動を許す
ための切欠面34を有する。
第1図〜第3図に示す、接極子11は固定軸35に回動自
在に支持され、この軸35に巻回されたバネ36によって時
計方向に偏倚されている。この接極子11は、接極子11が
磁極10に吸引されて反時計方向に回動した時に係合片25
を反時計方向に打つためのトリップ作動部37を有する。
補助スイッチ3は2つの固定接点41及び42と、1つの
可動接点43と、可動接点43を支持するバネ性を有するア
ーム44と、バネアーム44に固着されたアクチュエータ45
とから成る。バネアーム44は片持ち支持されており且つ
第1図で反時計方向の偏倚力を有している。補助スイッ
チ3は、第1図で鎖線で概略的に示されている絶縁性容
器38に取り付けられている。
連動部材4は可動アーム13と補助スイッチ3との間に
配置されている。この連動部材4は絶縁性合成樹脂モー
ルド体であって、第6図に示すように容器38に回動自在
に支持される軸部46と可動アーム13と同一方向に延びて
いる第1の部分47とこの第1の部分47から可動アーム13
の下面に向って延びている第2の部分48と第1の部分47
に設けられた割り溝49とを有する。この割り溝49の下側
の押圧片50は弾性変形可能である。
[動作] 次に、この回路遮断器の動作を説明する。
第1図に示す一対の接点14、15のオン状態において、
コイル9に過電流が流れると、接極子11が磁極10に吸引
され、接極子11は第1図で反時計方向に回動し、バネ26
に抗して係合片25を反時計方向に回動させる。この結
果、第5図に最も明らかに示すロックピン24も反時計方
向に回動し、ロックピン24の円周面33aと第1のリンク2
2のカム面30との係合が解除され、第1のリンク22が変
位自在になり、トグルリンク機構19は、第2図に示す如
く逆くの字形に折れ曲がり、バネ18の力でアーム13が反
時計方向に回動し、可動接点14が固定接点15から離れ
る。可動アーム13が第2図に示すように変位すると、連
動部材4の制限が解除され、補助スイッチ3のバネアー
ム44の復元力によってこれが反時計方向に回動し、アク
チュエータ45が連動部材4を反時計方向に回動させる。
勿論、バネアーム44は連動部材4を第2図の位置に押し
上げることができる力を有するように形成されている。
バネアーム44の変位によって可動接点43が一方の固定接
点41から離れ、他方の固定接点42に接触し、警報回路
(図示せず)に主スイッチ部2の作動を知らせる。ハン
ドル5の操作によって、可動アーム13が第1図の位置に
戻される時には、バネアーム44に基づく偏倚力に抗して
連動部材4が時計方向に押圧され、これにより、バネア
ーム44も時計方向に回動し、可動接点43が固定接点41に
接触する。この時、可動アーム13の底面からアクチュエ
ータ45の頂面までの間隔の寸法誤差(公差)があって
も、割り溝49の下側の押圧片50が弾性変形するので、上
記寸法誤差を吸収することができる。
本実施例は次の効果を有する。
(1)絶縁性の連動部材4を可動アーム13と補助スイッ
チ3との間に位置したので、両者間の電気的絶縁分離性
を高めることができる。
(2)連動部材4が回路遮断器の容器38に支持される構
成であるので、設計の自由度が大きくなる。
(3)連動部材4は合成樹脂のモールド体であるので、
所定寸法のものを容易に形成することが可能であり、主
スイッチ部2と補助スイッチ3とを連動させるための機
構を容易に構成することができる。
(4)連動部材4に割り溝49が設けられ、押圧片50が弾
性変形可能であるので可動アーム13と補助スイッチ3と
の間の寸法誤差を吸収して補助スイッチを確実に動作さ
せることができる。
[変形例] 本考案は上述の実施例に限定されるものでなく、例え
ば、次の変形例が可能なものである。
(1)トグルリンク機構19の第1のリンク22をカムリン
クとせずに、単なるリンクとし、実公昭54−6046号公報
に開示されているように、独立にカムを設けてもよい。
(2)コイル9を電圧コイルとしてもよい。
(3)ハンドル5をシーソー型にすることができる。
(4)補助スイッチ3のアクチュエータ45をバネアーム
44によって上下動させる代りに、コイルバネによってア
クチュエータ45及び可動接点43に上方向の偏倚力を与え
てもよい。要するに、補助スイッチ3はアクチュエータ
45が上方の偏倚力を有するものであれば、どのような構
成のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はオン状態における回路遮断器の内部を示す正面
図、 第2図は第1図の回路遮断器のトリップ作動状態を示す
正面図、 第3図は第1図の回路遮断器の手動オフ操作状態及びト
リップ作動の最終状態を示す正面図、 第4図は第1図のトグルリンク機構を示す斜視図、 第5図は第4図の第1のリンクとロックピンとの関係を
示す拡大正面図、 第6図は連動部材4の平面図である。 3……補助スイッチ、4……連動部材、5……ハンド
ル、13……可動アーム、49……割り溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器と、 前記容器内に配置された固定接点と、 前記容器に収容され且つ前記固定接点に対して接離自在
    な可動接点を支持している可動アームと、 手動操作によって前記固定接点と前記可動接点との開閉
    を操作するためのハンドルと、 前記固定接点と前記可動接点とが接続されている電気回
    路の電圧又は電流が所定値以上になったか否かを検出す
    るための検出装置と、 前記容器に収容されており、且つ前記ハンドルの操作に
    応じて前記固定接点から前記可動接点を離間させ且つ前
    記固定接点に前記可動接点を接触させるように前記可動
    アームを回動せることができると共に、前記検出装置に
    よる前記所定値以上の検出に応動して前記可動接点を前
    記固定接点から離間させることができるように前記ハン
    ドルと前記可動アームと前記検出装置に関係づけられた
    開閉機構と、 補助接点とこの補助接点を開閉するためのアクチュエー
    タとを有する補助スイッチと、 前記固定接点から前記可動接点が離間した時に前記補助
    スイッチが作動するように前記可動アームと前記アクチ
    ュエータとを関係づけた連動部材と から成る回路遮断器において、 前記連動部材は前記可動アームと前記補助スイッチとの
    間に配置され且つ前記容器に回動自在に支持され且つ絶
    縁性樹脂で形成されており、 前記連動部材は前記可動アームと同一方向に延びる第1
    の部分とこの第1の部分の一端から前記可動アームに向
    って延びている第2の部分と前記第1の部分に対して割
    り溝を介して対向している押圧片とを有しており、 前記第1の部分の他端部が前記容器に回動自在に支持さ
    れており、 前記第2の部分は前記可動接点が前記固定接点に接触し
    ている時に前記可動アームによって前記補助スイッチの
    前記アクチュエータの方向に押圧されており、前記押圧
    片は前記第1の部分に片持ち支持されて前記第1の部分
    と前記アクチュエータとの間に配置され且つ弾性変形可
    能に形成され且つ前記可動接点が前記固定接点に接触し
    ている時に前記アクチュエータを押圧していることを特
    徴とする回路遮断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS595540A (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 松下電工株式会社 回路しや断器の警報装置
JPS6255831A (ja) * 1985-04-22 1987-03-11 エアパツクス コ−ポレ−シヨン 遮断器用補助スイツチアクチユエ−タ機構

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