JP2507514B2 - ディジタル位相比較器 - Google Patents

ディジタル位相比較器

Info

Publication number
JP2507514B2
JP2507514B2 JP63038024A JP3802488A JP2507514B2 JP 2507514 B2 JP2507514 B2 JP 2507514B2 JP 63038024 A JP63038024 A JP 63038024A JP 3802488 A JP3802488 A JP 3802488A JP 2507514 B2 JP2507514 B2 JP 2507514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
low
speed
speed side
stuff
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63038024A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01212942A (ja
Inventor
明弘 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP63038024A priority Critical patent/JP2507514B2/ja
Publication of JPH01212942A publication Critical patent/JPH01212942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2507514B2 publication Critical patent/JP2507514B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 位相シフトを生じ得る低速側クロックを高速側クロッ
クで比較してその重なりを検出するディジタル位相比較
器に関し, 低速側クロックに位相シフトが生じた場合にも両クロ
ックの位相の近付きを的確に検出することを目的とし, 低速側クロックのパルス幅と高速側クロックのパルス
幅の和が低速側クロックの最大位相シフト幅以上となる
ようにパルス幅を設定するパルス幅設定手段と,パルス
幅設定後の低速側クロックと高速側クロックとの重なり
を検出する重なり検出手段とを含み構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明はディジタル位相比較器に関する。
本発明に係るディジタル位相比較器は,例えばディジ
タル通信ネットワークのスタッフ多重変換装置において
スタッフパルス挿入のために低速側と高速側のクロック
の位相を比較するために用いられる。このようなディジ
タル位相比較器は比較クロックに歯抜け等がある場合に
も的確に両クロックの位相の近付きを検出できることが
必要とされる。
〔従来の技術〕
ディジタル通信ネットワークにおけるスタッフ多重変
換装置では複数の発生源からの非同期の被多重信号(低
次群信号)をそれらよりも僅かに速いクロックでスタッ
フ多重して同期化し,同期化信号を高次群信号に多重化
する。このスタッフ同期のためには被多重信号のクロッ
ク(低速側クロック)とこれよりも僅かに速いスタッフ
同期用のクロック(高速側クロック)との位相をディジ
タル位相比較器で比較し,その比較結果に基づき両クロ
ックの周波数差を補正すべくスタッフパルスの挿入を適
宜行う。
第5図は従来の位相比較方式の原理を説明する図であ
る。すなわち被多重信号の低速側クロックとスタッフ同
期用の高速側クロックとをそれぞれn分周し,これら分
周後のクロックを比較する。分周した2つのクロックCK
L,CKHは周波数がそれぞれ異なっており,第5図
(A),(B)に示されるように高速側のクロックパル
スCKHが低速側のクロックパルスCKLに徐々に近づき,や
がて第5図(C)に示されるようにクロックパルスの重
なりを生じる。これにより両クロックの位相の近付きを
検出して位相比較器からスタッフ要求信号を出力し,こ
のスタッフ要求信号の応じてスタッフパルスの挿入を行
う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
かかるスタッフ多重変換装置にはD/I(Drop/Insert)
機能が備えられており,高次群信号に対し低次群信号の
交換等を行うべく低次群信号のドロップ,インサート操
作を行う。第6図はかかるD/I機能を実現するD/Iユニッ
トを示すブロック図であり,このD/Iユニットは2次群
信号(8Mbps)と3次群信号(34 Mbps)間で多重変換を
行う多重変換装置に用いられている。図中,8と9は多重
化分離回路であり,多重化分離回路8には2次群信号が
入力される。多重化分離回路8は入力された2次群信号
を4つの1次群信号に多重分離して必要に応じてこれら
の信号をドロップ,インサートあるいはそのまま通過さ
せる等の処理を行って多重化分離回路9に送る。多重化
分離回路9ではこれら4つの信号をスタッフ多重して同
期化し,後段の多重化ゲートに送って3次群信号に多重
化する。
さて多重化分離回路8で多重分離される1次群信号は
第7図(A)に示されるようなフレーム構成を有してい
るが,多重分離に際してはデータビット1〜4のみを分
離し,フレームパルスFやその他の制御ビットC,X,Y等
の制御情報は除去される。この分離された信号に同期し
たクロックを得るには各データビットの変換点でクロッ
クを発生することによるが,第7図(B)に示されるよ
うに,制御情報部分ではそれら制御情報が除去されてい
るためクロックが複数ビット連続で歯抜けの状態にな
る。
このような歯抜け部分を有するクロックを従来の位相
比較方式を用いて僅かに高速なクロックで位相比較しよ
うとする場合,両クロックの位相の近付きを検出できな
いことがある。第8図はかかる状態を説明するための図
である。クロックに歯抜けがある場合,これをn分周し
たクロックは歯抜け部分で位相がシフトすることにな
る。第8図はかかる場合を説明した図で,クロックの歯
抜けにより分周後の低速側クロックCKLがθだけ位相シ
フトするものとする。
第8図において,(A),(B),(C)の順に高速
側クロックCKHが低速側クロックCKLに徐々に近付いてい
くが,(C)に示されるように高速側クロックCKHが低
速側クロックCKLに重なる位置にきた時に低速側クロッ
クCKLがクロックの歯抜けによりθの位相シフトを起こ
したとする。すると低速側クロックCKLが時間軸上で高
速側クロックCKHの後方に飛んでしまい,スタッフ要求
に必要なクロックパルスの重なりが生じなくなり,位相
の近付きを検出できない。この結果,データの伝送が正
常に行えなくなる。
したがって従来においては、低次群に落とした信号か
らクロックを得るには,これらの信号の周波数を電圧制
御発振器を含む位相同期回路等を用いて一旦平滑化する
必要があるが,このような電圧制御発振器等はコストが
高くまた回路規模を大きくするという問題点を有する。
したがって本発明の目的は,低速側比較クロックに歯
抜けが生じた場合にも的確に両比較クロックの位相の近
付きを検出できるディジタル位相比較器を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明に係る原理説明図である。
本発明に係るディジタル位相比較器は低速側クロック
LCLKと高速側クロックHCLKで比較してその重なりを検出
するものであり,低速側クロックLCLKのパルス幅と高速
側クロックHCLKのパルス幅の和が低速側クロックLCLKの
最大位相シフト幅θ以上となるようにパルス幅を設定す
るパルス幅設定手段10,パルス幅設定後の低速側クロッ
クと高速側クロックとの重なりを検出する重なり検出手
段11とを含み構成される。
〔作用〕
第2図は本発明に係るディジタル位相比較器の動作原
理を説明する図である。第2図(A),(B)に示され
るように低速側クロックLCLKに高速側クロックHCLKが徐
々に近付き,第2図(C)に示されるように両クロック
が重なる時点で低速側クロックLCLKが後方にジャンプし
たものとする。この場合でも低速側クロックLCLKと高速
側クロックHCLKのパルス幅の和は低速側クロックLCLKの
最大位相シフト幅θ以上となっているので,必ずクロッ
クの重なり部分が生じ,したがって両クロックLCLK,HCL
Kの位相の近付きを検出できる。
〔実施例〕
以下,図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
3図は本発明の一実施例としてのディジタル位相比較器
を説明する図であり,この実施例は本発明のディジタル
位相比較器を,2次群と3次群間で多重化・分離を行うス
タッフ多重変換装置におけるD/Iユニットに適用した例
である。この実施例回路は第6図のD/Iユニットにおけ
る多重化分離回路9に設けられるものである。
多重化分離回路8で4つに分離された信号はそれぞれ
多重化分離回路9に入力され,ここでデータの変換点で
クロックを発生することにより低速側データDLに同期し
た低速側クロックCKLを抽出する。この低速側クロックC
KLは低速側1/n分周器1に入力されてn分周され,位相
φ〜φの各出力クロックが発生される。第4図はか
かる低速側クロックCKLと各出力クロックφ〜φ
を示すタイムチャートである。
低速側データDLはバッファメモリ2に入力される。バ
ッファメモリ2はn個のメモリセル21〜2nからなり,各
メモリセル21〜2nには低速側1/n分周器1からの出力ク
ロックφ〜φがそれぞれ書込みタイミングクロック
として各メモリセル対応に入力される。
3は高速側1/n分周器であり,低速側1/n分周器1と同
様に,入力される高速側クロックCKHをn分周してn個
の位相の出力クロックφ〜φを発生し,これら出力
クロックφ〜φをバッファメモリ2の各メモリセル
21〜2nに読出しタイミングクロックとしてそれぞれ各メ
モリセル対応に送出する。
4は位相比較回路であり,RS形フリップフロップ40と
アンドゲート41とで構成される。フリップフロップ40の
セット入力端子には低速側1/n分周器1からの位相φi
の出力クロックが入力され,リセット入力端子には位相
φjの出力クロックが入力される。したがってフリップ
フロップ40の出力信号Qのパルス幅は位相φiとφj間
の時間幅となる。この時間幅は低速側クロックCKLの最
大歯抜け時間幅以上になるように設定される。
フリップフロップ40の出力信号はアンドゲート41の入
力端子に入力される。またアンドゲート41の他方の入力
端子には高速側1/n分周器3から位相φの出力クロッ
クが入力される。したがってアンドゲート41はフリップ
フロップ40からの出力信号Qと高速側1/n分周器3から
の出力クロックφとが重なった時に出力信号を送出す
ることになり,このアンドゲート41の出力信号は位相比
較回路4の出力信号のスタッフ要求信号SDとしてスタッ
フ制御回路5に送出される。
スタッフ制御回路5には高速側読出しクロック発生回
路6から高速側クロックCKHが入力される。この高速側
クロックCKHはスタッフ多重用のクロックであり低速側
クロックCKLよりも僅かに高い速度に設定される。スタ
ッフ制御回路5はこの高速側クロックCKHを高速側1/n分
周器3に送出しており,位相比較回路4からスタッフ要
求信号SDを受けた場合には高速側クロックCKHを1クロ
ック歯抜きし,それによりバッファメモリ2の読出しタ
イミングを1ビット後方へずらしてスタッフパルスの挿
入を行う。
以下,実施例装置の動作を説明する。
低速側データDLは低速側1/n分周器1の出力クロック
φ〜φの各タイミングで順次にバッファメモリ2の
各メモリセル21〜2nに書き込まれ,高速側1/n分周器3
の出力クロックφ〜φの各タイミングで読み出され
て,同期化された高速側データDHとして送出される。
位相比較回路4は低速側クロックCKLに高速側クロッ
クCKHが近付いて重なることを,フリップフロップ40の
出力信号と高速側1/n分周器3の出力クロックφとが
重なることをアンドゲート41で検出することによって検
出し,クロックの重なり時にスタッフ要求信号SDをスタ
ッフ制御回路5に送出してスタッフパルス挿入を行う。
いま低速側クロックCKLがフレームパルスF等の制御
情報部分を除去したことにより歯抜けとなった場合,低
速側1/n分周器1の各出力クロックφ〜φは低速側
クロックCKLの最大歯抜け時間幅θ分だけ位相シフトす
ることになり,第2図(C)で説明したように,高速側
の出力クロックφに対して時間軸上で位相θだけ後方
にジャンプする。この場合でも,低速側の出力クロック
はフリップフロップ40によって最大歯抜け時間幅以上の
パルス幅を与えられているから,高速側クロックφ
低速側のクロック(フリップフロップ40の出力信号Q)
とが重なる直前で低速側のクロックが後方にジャンプし
ても必ずクロック重なり部分が生じることになり,位相
比較回路4はスタッフ要求信SDを発生することができ
る。
本発明の実施にあたっては種々の変形形態が可能であ
る。上述の実施例では位相比較回路で比較される低速側
のクロックのパルス幅を最大歯抜け幅以上に設定した
が,これに限らず,高速側のクロックのパルス幅を最大
歯抜け幅以上に設定してもよいし,また低速側クロック
と高速側クロックのパルス幅の和が最大歯抜け幅以上に
なるように設定してもよい。要は低速および高速側クロ
ックの重なり直前にクロックの歯抜けにより低速側クロ
ックが位相シフトした場合でも低速および高速側クロッ
ク間に重なり部分が生じるようにすればよいのである。
また上述の実施例は本発明のディジタル位相比較器を
スタッフ多重変換装置に適用した場合について説明した
が,これに限らず,本発明のディジタル位相比較器は低
速側クロックとこれよりも若干速度の速い高速側クロッ
クとを比較しそれらの位相の近付きを検出する目的一般
に使用できるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば,低速側比較クロックにクロックの歯
抜けが生じるような場合にも,低速および高速側クロッ
クの位相の近付きを的確に検出できる。
例えば本発明をPCM通信の多重変換装置に用いた場
合,この多重変換装置では低次群のデータのチャネルを
交換するには,高次群から低次群に落としてチャネルを
交換しその後にまた高次群に持ち上げる必要がある。こ
の場合,従来では低次群に落としたデータが歯抜けを生
じるため,一旦,電圧制御発振器を含む位相同期回路な
どを用いて周波数の平滑化を行うことが必要となるが,
本発明のディジタル位相比較器によれば,歯抜けのデー
タのままで直接にデータを交換してスタッフ多重化を行
って高次群に持ち上げることが可能となり,従って電圧
制御発振器等が不要になって回路規模の縮小,コストの
低減等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る原理説明図, 第2図は本発明の動作原理を説明する図, 第3図は本発明の一実施例としてのディジタル位相比較
器を説明する図, 第4図は第3図装置中の1/n分周器の入出力信号のタイ
ムチャート, 第5図は従来の位相比較方式を説明する図, 第6図は多重変換装置のD/Iユニットのブロック図, 第7図は低次群側のフレーム構成および発生クロックを
説明する図,および, 第8図は従来の位相比較方式の問題点を説明する図であ
る。 図において, 1……低速側1/n分周器 2……バッファメモリ 3……高速側1/n分周器 4……位相比較回路 5……スタッフ制御回路 6……高速側読出しクロック発生回路 8,9……多重化分離回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低速側クロック(LCLK)と高速側クロック
    (HCLK)を比較してその重なりを検出するディジタル位
    相比較器であって, 該低速側クロック(LCLK)のパルス幅と該高速側クロッ
    ク(HCLK)のパルス幅の和が該低速側クロック(LCLK)
    の最大位相シフト幅以上となるように両クロックのパル
    ス幅を設定するパルス幅設定手段(10)と, パルス幅設定後の低速側クロックと高速側クロックの重
    なりを検出する重なり検出手段(11)と を具備するディジタル位相比較器。
JP63038024A 1988-02-19 1988-02-19 ディジタル位相比較器 Expired - Fee Related JP2507514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63038024A JP2507514B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 ディジタル位相比較器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63038024A JP2507514B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 ディジタル位相比較器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01212942A JPH01212942A (ja) 1989-08-25
JP2507514B2 true JP2507514B2 (ja) 1996-06-12

Family

ID=12514003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63038024A Expired - Fee Related JP2507514B2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 ディジタル位相比較器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2507514B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01212942A (ja) 1989-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04286233A (ja) スタッフ同期回路
JP2507514B2 (ja) ディジタル位相比較器
CA1285340C (en) Digital data multiple conversion system for converting data having a frequency to data having another frequency by a digital stuffingmethod
JPS6253539A (ja) フレ−ム同期方式
JP3875031B2 (ja) 非同期信号伝送装置
US6907095B1 (en) Clock ride-over method and circuit
KR100204062B1 (ko) 저속 데이타 프레임 위상 정렬기
JPH0115182B2 (ja)
JP2630057B2 (ja) ディジタル同期網のデスタッフ回路
JP3034561B2 (ja) フレーム位相同期回路
JPS6125340A (ja) 速度変換回路
JP2973873B2 (ja) フレーム同期回路
JP3088377B2 (ja) 伝送路位相変動吸収回路および方法
JPS62128633A (ja) スタツフ同期クロツク発生回路
JPH01138831A (ja) フレーム同期回路
JPS63122066A (ja) クロツク同期回路
JPH0741228Y2 (ja) デジタル信号多重化装置
JPH0583236A (ja) 速度変換回路
JP2872036B2 (ja) 速度変換装置
JP3144735B2 (ja) 同期信号発生器
JPH0350467B2 (ja)
JPH0756967B2 (ja) クロック乗り換え方式
JPH01292921A (ja) スタッフ多重変換装置
JPH02162833A (ja) 位相同期回路の同期はずれ検出回路
JPH0712163B2 (ja) 多重化マルチフレ−ム同期回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees