JP2507159Y2 - 容器用開蓋装置 - Google Patents

容器用開蓋装置

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JP2507159Y2
JP2507159Y2 JP1993064296U JP6429693U JP2507159Y2 JP 2507159 Y2 JP2507159 Y2 JP 2507159Y2 JP 1993064296 U JP1993064296 U JP 1993064296U JP 6429693 U JP6429693 U JP 6429693U JP 2507159 Y2 JP2507159 Y2 JP 2507159Y2
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container
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opening device
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正利 横山
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正利 横山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は食品などを入れる容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】温かい食品を入れた容器を冷蔵庫で保存
した場合、冷却により内部が真空化して蓋を密着させ、
あけにくくなるのは良く経験することである。逆に冷え
た食品を入れた容器を電子レンジで加温すると膨張によ
り蓋を飛ばしたりするおそれがある。ランチボックス等
に使用される密封容器の場合には通気弁を設け、内外の
圧力差に対応することが行なわれている。しかし、通気
を設けることが適当ではない容器について対策を講じ
たものは知られていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の点に着
目してなされたもので、その課題とするところは冷却に
よる開蓋の困難性や、加温により蓋体が外される問題を
解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、収容器10の開口縁11に嵌合する下向きの
嵌合溝21を蓋体20の下部周縁に設け、該嵌合溝21
を構成し、前記開口縁11の外側に位置する縁部22の
内面22aと開口縁11の外面11aに、互いに係合可
能な係合部12、23を夫々形成するとともに係合部
12、23は、蓋体20が押し上げられたあと蓋側係合
部23が容器側係合部12の上に係止して蓋体2の閉止
を止めるため突出するようにし、前記縁部22の下端部
に下から当接してこれを押し上げることにより収容器内
外の通気を可能に蓋体20を外す押し上げ突起13を収
容器10の外側の摘み14に設けたものである。
【0005】
【実施例】図は食品容器について本考案を実施した場合
を例示しており、その容器は、上向きの開口を有する収
容器10と、その開口を覆う蓋体20とからなる。例示
の収容器10及び蓋体20は共に合成樹脂成形によって
形成されている。
【0006】収容器10は開口の上端に沿った一定高さ
の開口縁11を有し、これに嵌合するように下向きのほ
ぼU字型に形成した嵌合溝21が蓋体20の下部周縁に
設けてある。嵌合溝21開口縁11とは容器内外をほ
ぼ密封状態に保つように嵌まり合うが、開口縁11の外
面11aと嵌合溝21を構成する縁部22の内面22a
との間には僅かな間隙がある。
【0007】その間隙に臨みかつ蓋体嵌合時に嵌合溝2
1内に位置する開口縁11の外面11aには突状の係合
部12を1個又は複数個設け、蓋体嵌合時に上記容器側
係合部12と係合する蓋側の係合部23を蓋体縁部22
の内面22aに設ける。蓋体側係合部23は、蓋体縁部
22の全域に及んで設け、蓋体の向きに拘らず係合可能
にするとともに、縁部22に幅を持たせかつその強度を
高める玉縁の一部を兼ねさせる。
【0008】これらの係合部12、23は蓋体20が開
蓋操作で押し上げられると逆の位置関係となって、蓋側
係合部23が容器側係合部12の上に係止するようにす
る。このため両係合部12、23の突出度合いを間隙の
範囲内で設定する。
【0009】前記縁部22の下端部に下から当接してこ
れを押し上げるための押し上げ突起13が、収容器10
の外側に形成された摘み14を利用して設けてある。摘
み14は収容器10を型成形したときにその両側に一体
成形されたもので、係合部12の下方で外方へほぼ水平
に突出しており、平面ほぼC型乃至コ型の透溝15を摘
み14の中に形成してその内側の先端部上側を押し上げ
突起13としている。透溝で囲まれた小片16は薄肉の
ヒンジ部17を中心に先端部側を上方へ押し上げること
ができる。16aは操作部であり下向きに突出してい
る。
【0010】このように構成された収容器10の開口縁
11に蓋体20の嵌合溝21を嵌合させるとほぼ密閉状
態となる。然るに本案装置では、容器の開蓋を容易にす
る作用が得られる。即ち蓋体20の周縁22に下から対
向した押し上げ片13を上向きに押すことにより、内部
が真空化していても蓋体20は簡単に押し上げられ、
側の係合部23が容器側の係合部12の上位になってそ
の状態を保つ(図4鎖線参照)。このため蓋体20を
り去らなくてもそのまま電子レンジによる加温が可能で
ある。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、冷却により内部が真空化した容器の
開蓋は容易になり、かつまた加温により内部圧力が上昇
しても一旦開蓋したあとは蓋側係合部23が容器側係合
部12の上に係止して、蓋体20の開蓋状態を保つの
で、圧力を逃がすことができるという効果を奏し、しか
も弁機構を組み込まなくてもそれと同等の作用効果を得
ることができるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置を施した容器の一部破断平面図。
【図2】同上容器の一部を断面で表わした側面図。
【図3】本案装置の1実施例を示す斜視図。
【図4】同じく断面図。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口した合成樹脂製の収容器10
    と、その開口を覆う蓋体20とからなる容器の開蓋装置
    であって、収容器10の開口縁11に嵌合する下向きの
    嵌合溝21を蓋体20の下部周縁に設け、該嵌合溝21
    を構成し、前記開口縁11の外側に位置する縁部22の
    内面22aと開口縁11の外面11aに、互いに係合可
    能な係合部12、23を夫々形成するとともに係合部
    12、23は、蓋体20が押し上げられたあと蓋側係合
    部23が容器側係合部12の上に係止して蓋体2の閉止
    を止めるため突出するようにし、前記縁部22の下端部
    に下から当接してこれを押し上げることにより収容器内
    外の通気を可能に蓋体20を外す押し上げ突起13を収
    容器10の外側の摘み14に設けたことを特徴とする容
    器用開蓋装置。
  2. 【請求項2】 摘み14は収容器10の型成形の際に一
    体成形されたものであり、摘み14の中に平面ほぼC形
    の透溝15を形成し、その透孔15で囲まれた小片16
    の先端部に押し上げ突起13を設けた請求項第1項記載
    の容器用開蓋装置。
  3. 【請求項3】 収容器10は開口の上端に沿った一定高
    さの開口縁11を有し、これに嵌合するように下向きの
    ほぼU字型に形成した嵌合溝21が蓋体20の下部周縁
    に設けてある請求項第1項記載の容器用開蓋装置。
JP1993064296U 1993-11-05 1993-11-05 容器用開蓋装置 Expired - Fee Related JP2507159Y2 (ja)

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JPH0728859U JPH0728859U (ja) 1995-05-30
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JPH0719324Y2 (ja) * 1990-09-20 1995-05-10 タケヤ化学工業株式会社 食品収納容器

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