JPH1077021A - 食品包装用容器 - Google Patents
食品包装用容器Info
- Publication number
- JPH1077021A JPH1077021A JP23169996A JP23169996A JPH1077021A JP H1077021 A JPH1077021 A JP H1077021A JP 23169996 A JP23169996 A JP 23169996A JP 23169996 A JP23169996 A JP 23169996A JP H1077021 A JPH1077021 A JP H1077021A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- lid
- container body
- flange
- opening edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、たこ焼き等の加熱調理された食品
を収納し、上下に積み重ねても、熱により底面が熱可塑
性変形するおそれがない食品包装用容器を提供しようと
するものである。 【解決手段】 本発明は、有底の容器本体１の上面に、
蓋体２を外嵌して開閉自在とした熱可塑性樹脂製の容器
であって、容器本体１の開口縁に鍔部４を設けるととも
に、蓋体２の開口縁に嵌合部５を形成し、内側に向かっ
て突出する高さ方向の補強用突条10を容器本体１側壁に
設けて鍔部４の一部を内側に突出させて突出部11を形成
し、この突出部11に切欠部12を設けることにより、容器
本体１に対して蓋体２を閉じた時に、空気抜き用隙間13
が形成されるようにしたことを特徴とするものである。
を収納し、上下に積み重ねても、熱により底面が熱可塑
性変形するおそれがない食品包装用容器を提供しようと
するものである。 【解決手段】 本発明は、有底の容器本体１の上面に、
蓋体２を外嵌して開閉自在とした熱可塑性樹脂製の容器
であって、容器本体１の開口縁に鍔部４を設けるととも
に、蓋体２の開口縁に嵌合部５を形成し、内側に向かっ
て突出する高さ方向の補強用突条10を容器本体１側壁に
設けて鍔部４の一部を内側に突出させて突出部11を形成
し、この突出部11に切欠部12を設けることにより、容器
本体１に対して蓋体２を閉じた時に、空気抜き用隙間13
が形成されるようにしたことを特徴とするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たこ焼き、お好み
焼き、焼きそば、回転焼き等の加熱調理された食品を運
搬するために用いられる熱可塑性樹脂製の食品包装用容
器に関する。
焼き、焼きそば、回転焼き等の加熱調理された食品を運
搬するために用いられる熱可塑性樹脂製の食品包装用容
器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の食品包装用容器ａしては、図７に
示すように、例えば発泡ポリスチレンペーパー（ＰＳ
Ｐ）シートにて製作し、容器本体ｂに対して蓋体ｃを開
閉自在としたものが用いられており、容器本体ｂの底面
の周囲には突条ｄが周設されている。
示すように、例えば発泡ポリスチレンペーパー（ＰＳ
Ｐ）シートにて製作し、容器本体ｂに対して蓋体ｃを開
閉自在としたものが用いられており、容器本体ｂの底面
の周囲には突条ｄが周設されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の容器ａである
と、図８に示すように、焼きたてのたこ焼きを入れた容
器本体ｂの蓋体ｃを閉じて上下に複数個積み重ねると、
たこ焼きの約100 ℃の蒸気により容器本体ｂ内部が蒸れ
て高温となるのに加えて、上の容器ａと下の容器ａの間
で周設された突条ｄ内が密閉状態に保持されて、熱が蓄
熱されて高温状態となるので、約85℃の耐熱温度を有す
る容器ａの底面が大きく湾曲してしまうといった問題点
があった。特に、焼きたてのたこ焼きをソースをぬらず
に焼き置きする場合、より高温となって熱可塑性変形が
生じるおそれがあった。
と、図８に示すように、焼きたてのたこ焼きを入れた容
器本体ｂの蓋体ｃを閉じて上下に複数個積み重ねると、
たこ焼きの約100 ℃の蒸気により容器本体ｂ内部が蒸れ
て高温となるのに加えて、上の容器ａと下の容器ａの間
で周設された突条ｄ内が密閉状態に保持されて、熱が蓄
熱されて高温状態となるので、約85℃の耐熱温度を有す
る容器ａの底面が大きく湾曲してしまうといった問題点
があった。特に、焼きたてのたこ焼きをソースをぬらず
に焼き置きする場合、より高温となって熱可塑性変形が
生じるおそれがあった。
【０００４】そこで、本発明は、たこ焼き等の加熱調理
された食品を収納し、上下に積み重ねても、熱により底
面が熱可塑性変形するおそれがない食品包装用容器を提
供しようとするものである。
された食品を収納し、上下に積み重ねても、熱により底
面が熱可塑性変形するおそれがない食品包装用容器を提
供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題解
決のために鋭意研究を行った結果、有底の容器本体の上
面に、蓋体を外嵌して開閉自在とした熱可塑性樹脂製の
容器であって、容器本体の開口縁に鍔部を設けるととも
に、蓋体の開口縁に嵌合部を形成し、内側に向かって突
出する高さ方向の補強用突条を容器本体側壁に設けて鍔
部の一部を内側に突出させて突出部を形成し、この突出
部に切欠部を設けることにより、容器本体に対して蓋体
を閉じた時に、空気抜き用隙間が形成されるようにした
ことを特徴とする食品包装用容器を開発し、本発明を提
供するものである。
決のために鋭意研究を行った結果、有底の容器本体の上
面に、蓋体を外嵌して開閉自在とした熱可塑性樹脂製の
容器であって、容器本体の開口縁に鍔部を設けるととも
に、蓋体の開口縁に嵌合部を形成し、内側に向かって突
出する高さ方向の補強用突条を容器本体側壁に設けて鍔
部の一部を内側に突出させて突出部を形成し、この突出
部に切欠部を設けることにより、容器本体に対して蓋体
を閉じた時に、空気抜き用隙間が形成されるようにした
ことを特徴とする食品包装用容器を開発し、本発明を提
供するものである。
【０００６】また、同様に、有底の容器本体の上面に、
蓋体を外嵌して開閉自在とした熱可塑性樹脂製の容器で
あって、容器本体の開口縁に鍔部を設けるとともに、蓋
体の開口縁に嵌合部を形成し、内側に向かって突出する
高さ方向の補強用突条を容器本体側壁に設けて鍔部の一
部を内側に突出させて突出部を形成し、この突出部に切
欠部を設け、更に蓋体の側壁に外方に突出する隙間形成
用凸部を設けることにより、容器本体に対して蓋体を閉
じた時に、蓋体の隙間形成用凸部と容器本体の切欠部と
の間に空気抜き用隙間が形成されるようにしたことを特
徴とする食品包装用容器をも提供しようとするものであ
る。
蓋体を外嵌して開閉自在とした熱可塑性樹脂製の容器で
あって、容器本体の開口縁に鍔部を設けるとともに、蓋
体の開口縁に嵌合部を形成し、内側に向かって突出する
高さ方向の補強用突条を容器本体側壁に設けて鍔部の一
部を内側に突出させて突出部を形成し、この突出部に切
欠部を設け、更に蓋体の側壁に外方に突出する隙間形成
用凸部を設けることにより、容器本体に対して蓋体を閉
じた時に、蓋体の隙間形成用凸部と容器本体の切欠部と
の間に空気抜き用隙間が形成されるようにしたことを特
徴とする食品包装用容器をも提供しようとするものであ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の食品包装用容器を具体化した実施の形態につい
て説明する。本発明の詳細を更に図示した実施例により
説明する。図１から図６は、本発明に係る代表的実施例
の食品包装用容器を示した図である。食品包装用容器Ａ
（以下、単に容器Ａと称する。）は、有底の容器本体１
と、該容器本体１の開口部を閉じる蓋体２とで構成さ
れ、ＰＳＰシート等の熱可塑性樹脂シートを用いて一体
成形することにより、容器本体１と蓋体２の境目を薄肉
部３として、容器本体１に対して蓋体２を開閉自在とす
るとともに、容器本体１の開口縁に第１鍔部４を設ける
とともに、蓋体２の開口縁に、前記容器本体１の第１鍔
部４に嵌合しうる嵌合部５を形成し、該嵌合部５の開口
縁には第２鍔部６を設け、容器本体１の第１鍔部４の角
部４ａを、蓋体２の第２鍔部６内に設けた係止凹部６ａ
内に係止させることにより、閉じた状態に保持できるよ
うにしたものである。
本発明の食品包装用容器を具体化した実施の形態につい
て説明する。本発明の詳細を更に図示した実施例により
説明する。図１から図６は、本発明に係る代表的実施例
の食品包装用容器を示した図である。食品包装用容器Ａ
（以下、単に容器Ａと称する。）は、有底の容器本体１
と、該容器本体１の開口部を閉じる蓋体２とで構成さ
れ、ＰＳＰシート等の熱可塑性樹脂シートを用いて一体
成形することにより、容器本体１と蓋体２の境目を薄肉
部３として、容器本体１に対して蓋体２を開閉自在とす
るとともに、容器本体１の開口縁に第１鍔部４を設ける
とともに、蓋体２の開口縁に、前記容器本体１の第１鍔
部４に嵌合しうる嵌合部５を形成し、該嵌合部５の開口
縁には第２鍔部６を設け、容器本体１の第１鍔部４の角
部４ａを、蓋体２の第２鍔部６内に設けた係止凹部６ａ
内に係止させることにより、閉じた状態に保持できるよ
うにしたものである。
【０００８】容器本体１は、図１及び図３に示すよう
に、略長方形の底面の周囲に沿って外方に突出するよう
に突条７を長方形状に周設し、この突条７における対面
する一対の長辺部の両端部に、それぞれ一対の通気凹部
８，８を２組設けて外部との通気を可能とし、また対面
する一対の短辺部の中央部に一対の通気凹部８，８を設
けて外部との通気を可能とし、更に底面には長手方向に
延びるように、外方に又は内方に向かって突出する一対
の第１補強用突部９，９を離間して配設している。更
に、容器本体１の側壁には、内方に向けて突出する第２
補強用突部10を高さ方向に設けることにより、第１鍔部
４の一部を内側に突出させて突出部11を形成し、第１鍔
部４の端縁から突出部11にかけて切欠部12を設けてい
る。図例のものでは、容器本体１の長辺である側壁には
中央部及び両側の３箇所に、短辺の側壁には中央部にそ
れぞれ切欠部12を設けている。
に、略長方形の底面の周囲に沿って外方に突出するよう
に突条７を長方形状に周設し、この突条７における対面
する一対の長辺部の両端部に、それぞれ一対の通気凹部
８，８を２組設けて外部との通気を可能とし、また対面
する一対の短辺部の中央部に一対の通気凹部８，８を設
けて外部との通気を可能とし、更に底面には長手方向に
延びるように、外方に又は内方に向かって突出する一対
の第１補強用突部９，９を離間して配設している。更
に、容器本体１の側壁には、内方に向けて突出する第２
補強用突部10を高さ方向に設けることにより、第１鍔部
４の一部を内側に突出させて突出部11を形成し、第１鍔
部４の端縁から突出部11にかけて切欠部12を設けてい
る。図例のものでは、容器本体１の長辺である側壁には
中央部及び両側の３箇所に、短辺の側壁には中央部にそ
れぞれ切欠部12を設けている。
【０００９】尚、容器本体１の側壁に設ける第２補強用
突部10としては、それぞれさまざまな断面形状、長さ形
状のものを採用することができる。
突部10としては、それぞれさまざまな断面形状、長さ形
状のものを採用することができる。
【００１０】更に、蓋体２の側壁には、容器本体１に対
して蓋体２を閉じた時に、蓋体２と容器本体１の切欠部
12との間に空気抜き用隙間13が形成されるように、蓋体
２の側壁に外方に突出する隙間形成用凸部14を形成し、
しかも蓋体２の上面には、内側に突出するＬ型の第３補
強用突部11を角部に配設している。
して蓋体２を閉じた時に、蓋体２と容器本体１の切欠部
12との間に空気抜き用隙間13が形成されるように、蓋体
２の側壁に外方に突出する隙間形成用凸部14を形成し、
しかも蓋体２の上面には、内側に突出するＬ型の第３補
強用突部11を角部に配設している。
【００１１】また、容器Ａにおいて、容器本体１の切欠
部12及び蓋体２の凸部14を設けて空気抜き用隙間13を形
成する位置や数は、上述した容器Ａのものに限定され
ず、さまざまな数だけ、或いは位置に設けることが可能
である。
部12及び蓋体２の凸部14を設けて空気抜き用隙間13を形
成する位置や数は、上述した容器Ａのものに限定され
ず、さまざまな数だけ、或いは位置に設けることが可能
である。
【００１２】尚、上述した容器Ａでは、容器本体１の切
欠部12及び蓋体２の隙間形成用凸部14にて、空気抜き用
隙間13を形成しているが、容器本体１に切欠部12を設け
るだけでも、空気抜きを行うという目的は達成できるの
である。
欠部12及び蓋体２の隙間形成用凸部14にて、空気抜き用
隙間13を形成しているが、容器本体１に切欠部12を設け
るだけでも、空気抜きを行うという目的は達成できるの
である。
【００１３】上述した容器Ａは、ＰＳＰシートにて一体
成形することにより、容器本体１の一側を中心に蓋体２
を開閉自在としているが、容器本体１に対して蓋体２が
分離できるタイプのものであってもよい。
成形することにより、容器本体１の一側を中心に蓋体２
を開閉自在としているが、容器本体１に対して蓋体２が
分離できるタイプのものであってもよい。
【００１４】容器Ａの材質としては、ＰＳＰシートを用
いているが、他の熱可塑性発泡合成樹脂シートを用いて
成形することも可能である。
いているが、他の熱可塑性発泡合成樹脂シートを用いて
成形することも可能である。
【００１５】また、上述した容器Ａでは、たこ焼きを収
納することを目的としているが、特に限定されるもので
もなく、そのままで、或いは大きさや形状を変えること
により、焼きそば、回転焼き等の加熱調理された食品を
も収納するために用いることができる。
納することを目的としているが、特に限定されるもので
もなく、そのままで、或いは大きさや形状を変えること
により、焼きそば、回転焼き等の加熱調理された食品を
も収納するために用いることができる。
【００１６】このように本実施例の容器Ａによれば、容
器本体１内に焼きたてのたこ焼きを入れて蓋体２を閉じ
た容器Ａを、上下に積み重ねた場合、たこ焼きの蒸気に
より容器Ａ内部が蒸れて高温となっても、容器本体１に
設けられた空気抜き用隙間13から、内部の熱気や蒸気を
逃がすことができるので、容器Ａの底面が熱可塑変形し
たり、或いは内部のたこ焼きが蒸気で湿ったりすること
がない。
器本体１内に焼きたてのたこ焼きを入れて蓋体２を閉じ
た容器Ａを、上下に積み重ねた場合、たこ焼きの蒸気に
より容器Ａ内部が蒸れて高温となっても、容器本体１に
設けられた空気抜き用隙間13から、内部の熱気や蒸気を
逃がすことができるので、容器Ａの底面が熱可塑変形し
たり、或いは内部のたこ焼きが蒸気で湿ったりすること
がない。
【００１７】更に、図例の容器Ａであれば、容器Ａの底
面に設けた突条７にて嵩上げした状態となって、上の容
器Ａの底面と下の容器Ａの上面が密着した状態となら
ず、しかも突条７に設けた通気凹部８にて内部の熱が放
熱されるので、容器Ａの底面の熱可塑変形を防止するこ
とができる。
面に設けた突条７にて嵩上げした状態となって、上の容
器Ａの底面と下の容器Ａの上面が密着した状態となら
ず、しかも突条７に設けた通気凹部８にて内部の熱が放
熱されるので、容器Ａの底面の熱可塑変形を防止するこ
とができる。
【００１８】また、容器Ａの空気抜き用隙間13は、容器
本体１の側壁に、内方に向かって突出する第２補強用突
部10を高さ方向に設けた第１鍔部４の一部を内側に突出
させて突出部11を形成し、第１鍔部４の端縁から突出部
11にかけて切欠部12を設け、蓋体２に隙間形成用凸部14
を設けるだけであるので、従来の容器Ａと同様に、容器
本体１や蓋体２を大きく作る必要がなく、容器Ａをコン
パクトな形状にすることができる。
本体１の側壁に、内方に向かって突出する第２補強用突
部10を高さ方向に設けた第１鍔部４の一部を内側に突出
させて突出部11を形成し、第１鍔部４の端縁から突出部
11にかけて切欠部12を設け、蓋体２に隙間形成用凸部14
を設けるだけであるので、従来の容器Ａと同様に、容器
本体１や蓋体２を大きく作る必要がなく、容器Ａをコン
パクトな形状にすることができる。
【００１９】加えて、容器本体１の底面の突条７の長辺
部７ａ及び短辺部７ｂにそれぞれ、通気凹部８を均等な
間隔で設けているので、突条７内に蓄熱されにくい構造
となっている。
部７ａ及び短辺部７ｂにそれぞれ、通気凹部８を均等な
間隔で設けているので、突条７内に蓄熱されにくい構造
となっている。
【００２０】また、図例の容器Ａでは、容器本体１の底
面に設ける第１補強用突部９を設けているので、強度的
には更に強固なものとなり、しかも側壁に設けた第２補
強用突部10と相まって容器本体１全体が熱に強い構造と
なるように工夫がされている。
面に設ける第１補強用突部９を設けているので、強度的
には更に強固なものとなり、しかも側壁に設けた第２補
強用突部10と相まって容器本体１全体が熱に強い構造と
なるように工夫がされている。
【００２１】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する作用及び効果を奏する。請求項１及び請求項２の
食品包装用容器によれば、容器本体内に焼きたてのたこ
焼き等の加熱調理された食品を入れて蓋体を閉じると、
容器本体の突出部に設けられた切欠部により、或いはこ
の切欠部と蓋体の隙間形成用凸部により、容器本体と蓋
体の間に空気抜き用隙間が形成される。従って、焼きた
てのたこ焼き等の加熱調理された食品を入れた容器を、
蓋体を閉じた状態で、上下に積み重ねても、容器本体に
設けられた空気抜き用隙間から、内部の熱気や蒸気を逃
がすことができるので、容器の底面が熱可塑変形した
り、或いは内部のたこ焼きが蒸気で湿ったりすることが
ない。
載する作用及び効果を奏する。請求項１及び請求項２の
食品包装用容器によれば、容器本体内に焼きたてのたこ
焼き等の加熱調理された食品を入れて蓋体を閉じると、
容器本体の突出部に設けられた切欠部により、或いはこ
の切欠部と蓋体の隙間形成用凸部により、容器本体と蓋
体の間に空気抜き用隙間が形成される。従って、焼きた
てのたこ焼き等の加熱調理された食品を入れた容器を、
蓋体を閉じた状態で、上下に積み重ねても、容器本体に
設けられた空気抜き用隙間から、内部の熱気や蒸気を逃
がすことができるので、容器の底面が熱可塑変形した
り、或いは内部のたこ焼きが蒸気で湿ったりすることが
ない。
【００２２】また、このように食品包装用容器によれ
ば、容器の空気抜き用隙間は、容器本体の側壁に、内方
に向かって突出する補強用突部を、高さ方向に設けた鍔
部の一部を内側に突出させて突出部を形成し、切欠部を
該鍔部の端縁から突出部にかけて設け、蓋体に隙間形成
用凸部を設けるだけであるので、容器本体や蓋体を大き
く作る必要がなく、容器をコンパクトな形状にすること
ができる。
ば、容器の空気抜き用隙間は、容器本体の側壁に、内方
に向かって突出する補強用突部を、高さ方向に設けた鍔
部の一部を内側に突出させて突出部を形成し、切欠部を
該鍔部の端縁から突出部にかけて設け、蓋体に隙間形成
用凸部を設けるだけであるので、容器本体や蓋体を大き
く作る必要がなく、容器をコンパクトな形状にすること
ができる。
【図１】 本発明に係る代表的実施例の食品包装用容器
の底面方向から見た斜視図
の底面方向から見た斜視図
【図２】 食品包装用容器の平面図
【図３】 食品包装用容器の底面図
【図４】 食品包装用容器の正面図
【図５】 食品包装用容器を開いた状態の平面図
【図６】 図１における拡大Ａ−Ａ断面図
【図７】 従来の食品包装用容器の底面図
【図８】 従来の食品包装用容器を積み重ねた状態の説
明正面図
明正面図
Ａ 食品包装用容器 １ 容器本体 ２ 蓋体 ３ 薄肉部 ４ 第１
鍔部 ５ 嵌合部 ６ 第２
鍔部 ７ 突部 ８ 通気
凹部 ９ 第１補強用突部 10 第２
補強用突部 11 突出部 12 切欠
部 13 空気抜き用隙間 14 隙間
形成用凸部
鍔部 ５ 嵌合部 ６ 第２
鍔部 ７ 突部 ８ 通気
凹部 ９ 第１補強用突部 10 第２
補強用突部 11 突出部 12 切欠
部 13 空気抜き用隙間 14 隙間
形成用凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 有底の容器本体の上面に、蓋体を外嵌し
て開閉自在とした熱可塑性樹脂製の容器であって、容器
本体の開口縁に鍔部を設けるとともに、蓋体の開口縁に
嵌合部を形成し、内側に向かって突出する高さ方向の補
強用突条を容器本体側壁に設けて鍔部の一部を内側に突
出させて突出部を形成し、この突出部に切欠部を設ける
ことにより、容器本体に対して蓋体を閉じた時に、空気
抜き用隙間が形成されるようにしたことを特徴とする食
品包装用容器。 - 【請求項２】 有底の容器本体の上面に、蓋体を外嵌し
て開閉自在とした熱可塑性樹脂製の容器であって、容器
本体の開口縁に鍔部を設けるとともに、蓋体の開口縁に
嵌合部を形成し、内側に向かって突出する高さ方向の補
強用突条を容器本体側壁に設けて鍔部の一部を内側に突
出させて突出部を形成し、この突出部に切欠部を設け、
更に蓋体の側壁に外方に突出する隙間形成用凸部を設け
ることにより、容器本体に対して蓋体を閉じた時に、蓋
体の隙間形成用凸部と容器本体の切欠部との間に空気抜
き用隙間が形成されるようにしたことを特徴とする食品
包装用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23169996A JPH1077021A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 食品包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23169996A JPH1077021A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 食品包装用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1077021A true JPH1077021A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16927623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23169996A Pending JPH1077021A (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 食品包装用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1077021A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005001699A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | S T Chem Co Ltd | 容器体 |
| AU2003200664B2 (en) * | 2002-02-25 | 2009-01-08 | Amkur Pty. Limited | Ventilated container |
| JP2009107725A (ja) * | 2008-12-16 | 2009-05-21 | Risu Pack Co Ltd | 中容器を有する包装用容器 |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23169996A patent/JPH1077021A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2003200664B2 (en) * | 2002-02-25 | 2009-01-08 | Amkur Pty. Limited | Ventilated container |
| JP2005001699A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | S T Chem Co Ltd | 容器体 |
| JP2009107725A (ja) * | 2008-12-16 | 2009-05-21 | Risu Pack Co Ltd | 中容器を有する包装用容器 |
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