JPH0719324Y2 - 食品収納容器 - Google Patents

食品収納容器

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JPH0719324Y2
JPH0719324Y2 JP1990099445U JP9944590U JPH0719324Y2 JP H0719324 Y2 JPH0719324 Y2 JP H0719324Y2 JP 1990099445 U JP1990099445 U JP 1990099445U JP 9944590 U JP9944590 U JP 9944590U JP H0719324 Y2 JPH0719324 Y2 JP H0719324Y2
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Inventor
正宏 竹谷
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タケヤ化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、魚介類や肉類や野菜その他種々の食品を収納
する食品収納容器に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
従来、魚介類や肉類や野菜その他種々の食品を収納して
冷蔵庫に保存したり、そのまま電子レンジで加熱加工し
たり、又は冷凍食品の解凍容器として使用したり、さら
には食卓上に盛り合せ容器として使用出来る好適な容器
が無かったため、その都度一つの容器から他の容器にあ
け換える手間を要していた。さらに冷蔵庫に食品を保存
するためには比較的容器に密封性が要求されるために容
器本体と蓋とを係脱自在に係止させる必要があったが、
内部の食品を料理等のために急いで蓋を開こうとして
も、迅速に開くことができず、両手でもって蓋を開こう
として勢い余って内部の食品を床上に落としたりしてし
まうという問題もあった。冷蔵庫内で蓋と容器本体との
係止部分が凍結していたり、手に水がついて滑る場合に
は特に蓋を迅速に開くことが出来ないという問題があっ
た。
そこで、本考案は、上記問題点を解決し、片手でも容易
かつ迅速に蓋を開くことができ、しかも食品の冷蔵庫保
存や電子レンジでの冷凍食品の解凍容器として使用する
上で非常に使い易い食品収納容器を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために、蓋と容器本体と
を備えた食品収納容器に於て、容器本体の上方開口外周
縁部の一部乃至全体に反力受け片を略水平方向へ突設
し、上記蓋の外周縁の一部に、施蓋状態にて上記反力受
け片上に位置する外方突出状の押下てこ部を、プラスチ
ックにて一体成形すると共に、上記蓋の外周縁と押下て
こ部との境界部を薄肉状として該押下てこ部を上下揺動
可能とするヒンジ部を、形成し、かつ、上記押下てこ部
の下部を、上記ヒンジ部廻りの該押下てこ部の押下げに
より上方から上記反力受け片に当接する倒立山型に、形
成して、該押下てこ部の倒立山型下部尖端を支点としか
つ上記ヒンジ部を作用として上記容器本体から蓋を持上
げるように構成した。
〔作用〕
容器本体に蓋を施蓋した状態において、反力受け片に対
して押下てこ部を押下げると、反力受け片にて上方向の
反力を蓋が受けるため、該押下てこ部近傍から蓋が持上
げられて、離脱する。
このように、押下てこ部と反力受け片の共働による「て
こ作用」を利用しているので、強い力で押下てこ部を押
さずとも、軽く蓋を外すことができる。さらに、蓋は、
ヒンジ部及び押下てこ部と共に一体成形できるので、製
作が容易となる。また、施蓋状態に於て、押下てこ部が
反力受け片上に位置するので、押下てこ部のみが外方へ
突出してしまうことがない。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき、本考案を詳説する。
第1図乃至第4図に本考案に係る食品収納容器の一実施
例を示す。該食品収納容器は倒立略浅皿形の蓋1と、上
方開口状略箱形の容器本体2と、から構成される。図は
食品を収納する容器本体2に蓋1を施蓋した密封状に近
い状態を示している。該容器本体2と蓋1は共にプラス
チックにて成型されるが、内部の食品が見え易いように
透明乃至半透明のプラスチックを用いるのが望ましい。
容器本体2の上方開口外周縁部8に蓋1の下方開口内周
縁部10が略密封性かつ係脱自在に施蓋されるように係脱
機構7が設けられている。すなわち、第3図に示すよう
に容器本体2の上方開口外周縁部8には断面7字形とし
て鍔が形成されている。該外周縁部8に上面及び外周面
から密着状に当接するように蓋1の下方開口内周縁部10
が折曲状に形成されている。上記外周縁部8には、一対
の略帯板状の反力受け片3,3が互いに平行に略水平方向
に連設されている。該反力受け片3,3に対応する位置を
除いて上記内周縁部10の全周にわたって内方突条9,9が
突設されている。該内方突条9,9は容器本体2の外周縁
部8の下端縁11,11に、容器本体2と蓋1の弾性変形に
て弾発的に係脱自在とし、もって係脱機構7が形成され
ている。このように容器本体2の外周縁部8と蓋1の内
周縁部10とが比較的密着状に当接して該食品収納容器を
密封状態に近く保持する。ここで、上記係脱機構7に於
ける内方突条9は、内周縁部10の周全体に設けるも、又
は対向する2辺に設けるも、又は周全体に断続的に点在
したり、角部にのみ設けるも自由である。
蓋1の外周縁の一部に、施蓋状態にて反力受け片3上に
位置する外方突出状の押下てこ部5を、プラスチックに
て一体成形すると共に、蓋1の外周縁と押下てこ部5と
の境界部を薄肉状として押下てこ部5を上下揺動可能と
するヒンジ部4を、形成し、かつ、押下てこ部5の下部
を、ヒンジ部4廻りの押下てこ部5の押下げにより上方
から反力受け片3に当接する倒立山型に、形成して、押
下てこ部5の倒立山型下部尖端を支点としかつヒンジ部
4を作用点として容器本体2から蓋1を持上げるように
構成する(第4図と第5図参照)。図例では、押下てこ
部5は、指当接板13と、該指当接板13の下面に直交方向
に突設された倒立山型の圧接突片12,12と、から構成さ
れ、圧接突片12,12の尖端14,14が支点となる。なお、押
下てこ部5は、できるだけ蓋1の角部に近く設けるのが
望ましい。このように、押下てこ部5と反力受け片3の
共働による「てこ作用」によって、容器本体2の外周縁
部8の一部と蓋1の内周縁部10の一部を解離させる。こ
れにより、蓋1と容器本体2の略密封状態が解除され、
外れた蓋1の一部分から全体を外すことができる。第1
図と第2図に示した持上げ片6を手で持って上方へ引張
れば、より簡単に蓋1を外すことができる。
第6図乃至第7図に別の実施例を示す。本実施例に於て
は、容器本体2の上方開口外周縁部8の外面に、一対の
略帯板状の反力受け片3,3を互いに平行に略水平方向に
連設している。さらに、蓋1の外周縁には、嵌合凹溝1
7,17を有する肉厚端縁部18,18と、上記反力受け片3,3に
対応する位置に受け片カバー部16,16とが連設されてい
る。該受け片カバー部16には、切欠開口窓部15が形成さ
れており、該窓部15内に押下てこ部5が蓋1の外周縁の
一部にヒンジ部4を介して連設されている。
容器本体2の上方開口端縁を蓋1の上記嵌合凹溝17,17
に圧入して略密封状態に施蓋するという係脱機構7,7を
用いている。前実施例と同様に押下てこ部5を反力受け
片3に対して押下げると(受け片3から反力を受けて)
蓋1の一部が容器本体2から外れ、略密封状態が解除さ
れる。ここで、受け片カバー部16を設けたために、一旦
係脱機構7の一部が外れた後の、蓋1の持ち上げが容
易、迅速となる利点がある。なお、第8図の右方向上部
に示した押下てこ部5の形状にて、蓋1は射出成形され
る。
上述の実施例の係脱機構7以外に、蓋1の下方開口内周
縁部10と容器本体2の上方開口外周縁部8との寸法公差
にて蓋1を弾性変形させて容器本体2に係止する係脱機
構7を用いるも自由である。また、さらに、押下てこ部
5を1個に限らず、2個以上の複数個設けるも自由であ
る。
なお、本考案は、上述の実施例に限定されず、本考案の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、
本考案の食品収納容器の平面視の形状を、円形、楕円
形、8角形、正方形、長方形等とするも自由である。ま
た、容器本体2の上方開口外周縁部8の一部乃至全体に
反力受け片3を略水平方向へ突設するも自由である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述の構成により、次に記載するような著大
な効果を奏する。
片手でもって、押下てこ部5を反力受け片3に押下げる
だけで、容器本体2に施蓋された蓋1を簡単かつ迅速に
外すことができる。
しかも、てこの力を利用しているので、強い力で押下て
こ部5を押さずとも、軽く蓋1を外すことができ、一気
に蓋1が外れて容器本体2から食品が飛び出てしまうこ
ともなく、蓋1と容器本体2が凍結している場合などで
も蓋1を容易かつ迅速に外すことが可能である。
さらに、蓋1は、ヒンジ部4及び押下てこ部5と共に一
体成形できるので、部品点数を減らすことができ、製作
が容易となる。
また、反力受け片3を把手に兼用できると共に、施蓋状
態に於て、押下てこ部5が反力受け片3上に位置するの
で、押下てこ部5のみが外方へ突出してしまうことがな
く、外観的にも良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は正面
図、第3図は第1図のA-A線断面図、第4図は第1図のB
-B線断面図、第5図は作用説明図、第6図は別の実施例
を示す平面図、第7図は第6図のC-C線断面図、第8図
は第6図のD-D線断面図である。 1……蓋、2……容器本体、3……反力受け片、4……
ヒンジ部、5……押下てこ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋1と容器本体2とを備えた食品収納容器
    に於て、容器本体2の上方開口外周縁部8の一部乃至全
    体に反力受け片3を略水平方向へ突設し、上記蓋1の外
    周縁の一部に、施蓋状態にて上記反力受け片3上に位置
    する外方突出状の押下てこ部5を、プラスチックにて一
    体成形すると共に、上記蓋1の外周縁と押下てこ部5と
    の境界部を薄肉状として該押下てこ部5を上下揺動可能
    とするヒンジ部4を、形成し、かつ、上記押下てこ部5
    の下部を、上記ヒンジ部4廻りの該押下てこ部5の押下
    げにより上方から上記反力受け片3に当接する倒立山型
    に、形成して、該押下てこ部5の倒立山型下部尖端を支
    点としかつ上記ヒンジ部4を作用点として上記容器本体
    2から蓋1を持上げるように構成したことを特徴とする
    食品収納容器。
JP1990099445U 1990-09-20 1990-09-20 食品収納容器 Expired - Fee Related JPH0719324Y2 (ja)

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