JP2506541B2 - イミダゾピリジンpaf/h▲下1▼拮抗薬 - Google Patents

イミダゾピリジンpaf/h▲下1▼拮抗薬

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JP2506541B2 JP4503504A JP50350492A JP2506541B2 JP 2506541 B2 JP2506541 B2 JP 2506541B2 JP 4503504 A JP4503504 A JP 4503504A JP 50350492 A JP50350492 A JP 50350492A JP 2506541 B2 JP2506541 B2 JP 2506541B2
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    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイミダゾピリジン類、詳細には特定の4−置
換−1−(2−メチルイミダゾ[[4,5−c]ピリド−
1−イル)ベンゼンおよび−アルキルベンゼン誘導体に
関するものである。これらの化合物はヒスタミン(H1
および血小板活性化因子(PAF)双方に対する拮抗活性
を有し、呼吸管のアレルギー性炎症性状態、たとえばア
レルギー性鼻炎、副鼻腔炎および喘息、ならびに皮膚の
場合、たとえばアトピー性皮膚炎および蕁麻疹の双方の
処置において臨床的有用性を備えている。
アレルギー性鼻炎の急性症状、たとえばくしゃみ、鼻
および眼の分泌およびかゆみは一般にH1拮抗薬によって
良好に制御される。しかしこれらの薬剤は、血管透過性
の増大に起因する血管拡張および浮腫の双方により起こ
る充血をほとんど、または全く軽減しない。さらにH1
抗薬は、慢性疾患におけるアレルゲンに対する反応遅延
および反応過剰の双方に関与する炎症細胞の蓄積には作
用しない。PAFの潜在的な浮腫形成活性、ならびにそれ
が多様な種類の炎症細胞から放出され、およびそれらを
活性化するという知見は、PAF拮抗薬がヒスタミンに無
関係なアレルギー性鼻炎の充血および炎症特性に対して
有効であろうということを示す。本発明の化合物はPAF
およびH1の双方に対する拮抗薬であり、従って慢性アレ
ルギー性鼻炎の主症状をすべて改善する可能性を備えて
いる。
さらにヒスタミンは喘息におけるアレルゲンに対する
急性気管支狭窄には関与するが、下気道における炎症細
胞の蓄積に付随する、気管支収縮剤に対する反応の遅延
または非特異的な気管支反応過剰に対しては、ほとんど
作用しない。この炎症反応におけるPAFの関与は、それ
の気管支収縮活性と共に、喘息の処置における二重PAF/
H1拮抗薬に関する潜在的な役割を支持する。また二重PA
F/H1拮抗薬は、アレルギー性皮膚疾患、たとえばアトピ
ー性皮膚炎および蕁麻疹の処置について、抗ヒスタミン
薬単独より優れていると期待される。抗ヒスタミン薬は
かゆみおよび発赤を減少させるが、炎症細胞の流入に付
随する丘斑反応に対しては効果がより低いからである。
本発明の化合物は、病理生理学的変化がヒスタミンによ
り、およびヒスタミンに無関係な炎症性事象により仲介
される他の状態の処置に共に有用であることも期待され
る。
本出願人は我々の欧州特許出願第0310386号明細書
に、2−位の置換基が特に(2−メチルイミダゾ[4,5
−c]ピリド−1−イル)フェニル基を含む一連のジヒ
ドロピリジン系PAF拮抗薬を開示した。米国特許第33269
24号明細書には特定のアザ−ジベンゾシクロヘプテン類
が抗ヒスタミン薬として示され、これには3−アザ−5
−(4−ピペリジリデン)−10,11−ジヒドロ−5H−ジ
ベンゾ[a,d]−シクロヘプテンおよびその4−アザ同
族体(5,6−ジヒドロ−11−(4−ピペリジリデン)−1
1H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリジ
ン)、ならびにその7および8−クロロ、ならびに7,8
および9−メチル誘導体が含まれる。
本発明によれば、下記一般式を有する化合物: およびそれらの薬剤学的に許容しうる塩類が提供され、 式中の XはCHまたはNであり; ZはCH=CHまたはSであり; AはCH2CH2、CH=CH、CH(OH)CH2またはCOCH2であり; Bは直接結合、または−CH2−、−CH(CH3)−もしくは−
C(CH3)2−であるか、あるいはZがCH=CHである場合は
Bは結合しているベンゼン環に縮合したシクロペンタン
環を形成してもよく; Yは下記の縮合環を完成し; 式中のRはH、ハロまたはC1−C4アルキルであり; nは0、1または2であり; mは0または1である。
上記の定義においてハロという語はフルオロ、クロ
ロ、ブロモまたはヨードを意味し;炭素原子3個以上の
アルキルおよびアルコキシ基は直鎖または分枝鎖のいず
れであってもよく、連結基Aは不斉である場合はいずれ
のセンスで結合していてもよい。化合物が不斉中心を含
む場合、それらの化合物は鏡像異性体およびジアステレ
オ異性体として存在しうる。これらの異性体は物理的方
法により、たとえば母体化合物またはその適切な塩もし
くは誘導体の分別結晶化またはクロマトグラフィーによ
り分離することができる。本発明は分離されているか否
かにかかわらず、すべての鏡像異性体を包含する。
式(I)の化合物の塩類を構成する薬剤学的に許容し
うる酸付加塩は、無毒性酸付加塩、たとえば塩酸塩、臭
素化水素酸塩、硫酸塩または硫酸水素塩、リン酸塩また
は酸性リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グ
ルコン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩および
酒石酸塩を形成する酸から形成されるものである。
本発明の好ましい形態においては、特にRがHまたは
Clである場合に、XはNであり、ZはCH=CHであり、Y
は下記のベンゾ縮合環を完成する。
Bは好ましくは直接結合またはCH2であり、nは0であ
り、mは0である。特に好ましいものは、RがClであ
り、Bが直接結合であり、AがCH2CH2であり、nが0で
あり、かつmが0である化合物である。
化合物4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベン
ゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデ
ン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ[4、5−c]
ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジンが特に好ま
しい。
mが0である本発明化合物は、式(II)のピペリジン
誘導体と式(III)の酸(またはその活性化された誘導
体)の反応を伴う下記の経路により製造することができ
る。
式(II)の化合物と式(III)の化合物の反応は通常
のアミド結合法により達成しうる。たとえば1方法にお
いては、反応は有機溶剤、たとえばジクロロメタンに溶
解した反応体につき、ジイミド系縮合剤、たとえば3−
(ジメチルアミノプロピル)−1−エチルカルボジイミ
ドまたはN,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドを用
いて、有利には1−ヒドロキシベンゾトリアゾールおよ
び有機塩基、たとえばN−メチルモルホリンの存在下で
達成される。反応は一般に室温で2−24時間の期間後に
終了し、次いで生成物は常法により、たとえば水洗また
は濾過して尿素副生物を除去し、そして溶剤を蒸発させ
ることにより単離される。必要な場合には生成物を結晶
化またはクロマトグラフィーによってさらに精製するこ
とができる。
多数の後続変換反応が可能である。たとえばAがCOCH
2である生成物を、たとえば水素化ホウ素ナトリウムで
還元すると、AがCH(OH)CH2である対応する化合物が得
られる。N−オキシド(mが1である)は、たとえば3
−クロロ過安息香酸を用いて、対応するイミダゾピリジ
ン(m=0)の酸化により製造される。
式(II)の出発原料は文献法により、エンゲルハルト
(Engelhardt)ら,J.Med.Chem.,1965,,829;ワルドフ
ォーゲル(Waldvogel)ら,Helvetica Chimica Acta,197
6,59,866、および米国特許第3326924号明細書に記載の
方法に従って製造される。式(III)の出発原料は、欧
州特許第0310386号明細書および後記の製造例に記載の
方法に従って製造される。
H1拮抗薬としての本発明化合物の活性は、それらがイ
ンビトロでモルモットの気管のヒスタミン誘導性収縮を
抑制する能力により示される。試験は下記に従って実施
される:− らせん状に切開したモルモットの気管のストリップを
張力(2g)下に、連続通気(95%O2,5%CO2)した15ml
のクレブス緩衝液(118mM NaCl,4.62mM KCl,1.16mM
MgSO4,1.18mM KH2PO4,25mM NaHCO3,11mMグルコース、
2.5mM CaCl2)−−インドメタシン(2μM)を含有−
−を入れた組織浴中に吊す。45分間の平衡化期間後に、
組織浴にヒスタミン二塩酸塩を最終濃度10-5Mとなるよ
うに添加し、生じた収縮を等尺法により記録する。30分
間の収縮後に、弛緩してベースラインに達するまで組織
を十分に緩衝液で洗浄する。次いでさらにヒスタミン収
縮(30分間)させ、洗浄する。3回目には組織をヒスタ
ミンで収縮させるが、洗浄しない。30分間の持続的収縮
後に被験化合物の1回目の用量を組織浴に添加し、影響
を20分間記録する。20分毎に漸増する累積用量の化合物
を添加し、影響を定量する。IC50値は、3回目の持続的
ヒスタミン収縮を50%弛緩させるのに要する化合物の濃
度として計算される。
PAF拮抗薬としての本発明化合物の活性は、それらが
インビトロで血小板凝集活性を抑制する能力により示さ
れる。試験は下記に従って実施される:− ウサギから血液試料を0.1容量(77mM)のエチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウム中へ採取し、試料を150×g
で15分間遠心分離して、血小板に富む血漿を得る。この
血漿をさらに2000×gで10分間遠心分離して血小板ペレ
ットとなし、これを緩衝液(4mM KH2PO4,6mM Na2HP
O4、100mM NaCl,55mMグルコースおよび0.1%ウシ血清
アルブミン,pH7.25)で洗浄し、最後に緩衝液中に再懸
濁して血小板2×108個/mlの濃度となす。洗浄した血小
板を撹拌しながら37℃で2分間、アグリゴメーター中に
おいてADP掃去系(1mMリン酸クレアチニン,27U/mlクレ
アチニンホスホキナーゼおよび10mM MgCl2)、1mM Ca
Cl2、およびビヒクル単独(ジメチルスルホキシド)ま
たは個々の被験化合物を含有するビヒクルの存在下でプ
レインキュベートする。被験化合物(10-8−10-9M)の
不在下で最大の凝集反応を与えるのに十分な濃度でC18
−PAFを添加し、溶液の光透過率増大を追跡することに
より血小板凝集を測定する。ある濃度範囲の被験化合物
の存在下で実験を反復し、反応をその最大値の50%に低
下させるのに要する化合物の濃度をIC50値として記録す
る。
二重PAFおよびH1拮抗薬としての式(I)の化合物の
活性は、インビボでPAFまたはヒスタミンをマウスに皮
内注射することにより誘発された皮膚血管透過性上昇を
それらが抑制する能力により証明される。動物に被験化
合物を経口的または静脈内に投与する。投与の45分後
(経口につき)または10分後(静脈内につき)に各動物
にその背側の頭の真後ろに、ヒスタミン(13.5nmol)ま
たはPAF(30pmol)を1回皮内注射する。注射の直後に
エバンスブルー色素(250μl,6.25mg/ml)を静脈内注射
する。30分後に致死量のペントバルビトンの注射により
動物を殺し、背側の皮膚を剥ぎ、皮内の青変領域を打ち
抜く。色素を皮膚打ち抜き片からホルムアミドで70℃に
おいて24時間抽出し、620nmにおける吸光を分光光度計
により記録することにより、青変の程度を測定する。吸
光(青変)を非処理対照と比較して50%低下させる化合
物の用量をID50として計算する。
療法に用いるためには、式(I)の化合物は一般に、
意図する投与経路および標準的な薬剤実務に関連して選
ばれた薬剤学的キャリヤーを混合して投与されるであろ
う。たとえばそれらは経口的に、デンプンもしくは乳糖
などの賦形剤を含有する錠剤、または単独もしくは賦形
剤と混合したカプセル剤もしくは卵形錠剤(ovule)の
形で、あるいは芳香剤または着色剤を含有するエリキシ
ル剤または懸濁剤の形で投与することができる。それら
は非経口的に、たとえば静脈内、筋肉内または皮下に注
射することもできる。非経口投与のためには、それらを
無菌水溶液の形で用いることが最良であり、それらは他
の物質、たとえば溶液を血液と等張にするのに十分な塩
類を含有しうる。
ヒトにアレルギー性および炎症性状態の治療または予
防処置に際して投与するためには、これらの化合物の経
口用量は一般に平均的成人患者(70kg)につき1日2−
1000mgであろう。従って一般的成人患者につき個々の錠
剤またはカプセル剤は、1−500mgの有効化合物を薬剤
学的に許容しうる適切なビヒクルまたはキャリヤー中に
含有するであろう。静脈内投与のための用量は一般に必
要に応じて1回当たり1−10mgであろう。アレルギー性
喘息および鼻炎の処置のためには、噴霧器またはエアゾ
ールによる鼻内投与または吸入が好ましい薬物投与経路
である。この経路による用量水準は必要に応じて1回当
たり0.1−50mgであろう。実際には、医師が個々の患者
に最適な実際の用量を決定し、それは患者の年齢、体重
および反応に応じて異なるであろう。上記用量は平均的
な場合の例であるが、もちろんこれより高いか、または
低い用量範囲が有益である個々の例もありうる。これら
は本発明の範囲に含まれる。
従って他の観点においては、本発明は式(I)の化合
物および薬剤学的に許容しうる希釈剤またはキャリヤー
を含む薬剤組成物を提供する。
本発明は医学に用いるための、特にヒトのアレルギー
性および炎症性状態の処置に用いるための式(I)の化
合物およびそれらの薬剤学的に許容しうる塩類をも包含
する。
式(I)の化合物の製造につき、以下の実施例を参照
することによって詳細に説明する。化合物の純度はメル
ク・キーゼルゲル60F254プレートを用いる薄層クロマト
グラフィーによってルーティンに監視された。1H−核磁
気共鳴スペクトルはニコレットQE−300またはブルーカ
ーAC−300分光計を用いて記録され、すべて提示された
構造と一致した。化学シフトはテトラメチルシランから
下方領域のppmで、主ピーク表示のための通常の略号を
用いて示される: s,1重項;d,2重項;t,3重項;m,多重項;br,幅広い。
実施例1 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,
6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−
1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−
1−イル)ベンゾイル]ピペリジン・1/2水化物 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,
6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)ピ
ペリジン(224mg,0.75mmol)および4−(2−メチルイ
ミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)安息香酸(190m
g,0.75mmol)の、ジクロロメタン(12ml)中における溶
液を、順次1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水化物
(102mg,0.75mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(290mg,1.5mmo
l)および4−メチルモルホリン(165μl,1.5mmol)で
処理した。混合物を室温で16時間撹拌し、水洗し、硫酸
マグネシウムで乾燥させ、蒸発させた。残渣をシリカ上
でジクロロメタン+3−4%メタノールを溶離剤として
用いるクロマトグラフィーにより精製した。適宜な画分
を合わせて蒸発させると表題の化合物(113mg,27%)が
無色の泡状物として得られ、これは1/2水化物であるこ
とが解明された。実測値:C,71.1;H,5.2;N,12.3。理論
値:C33H28ClN5O・0.5H2OとしてC,71.4;H,5.3;N,12.6
%。
実施例2−6 以下の例は4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−
ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イ
リデン)ピペリジンを実施例1に記載の方法により適宜
な酸と反応させることによって製造され、下記の形で解
明された。
実施例7 4−(5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリ
デン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]
ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジン・1/2水化
物 これは実施例1の記載に従って4−(5H−ジベンゾ
[a,d]シクロヘプテン−5−イリデン)ピペリジン塩
酸塩(J.Med.Chem.,1965,,829参照)を4−(8−ク
ロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプ
タ[1,2−b]ピリジン−11−イリデン)ピペリジンの
代わりに用いて製造された。表題の化合物が無色の泡状
物として得られ、1/2水化物であることが解明された。
実測値:C,78.9;H,5.6;N,11.0。理論値:C34H28N4O・0.5H
2OとしてC,78.9;H,5.8;N,10.8%。
実施例8 1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−
1−イル)ベンゾイル]−4−(10−オキソ−9,10−ジ
ヒドロ−4H−ベンゾ[4,5]シクロヘプタ[1,2−b]チ
オフェン−4−イリデン)ピペリジン これは実施例1の記載に従って4−(10−オキソ−9,
10−ジヒドロ−4H−ベンゾ[4,5]シクロヘプタ[1,2−
b]チオフェン−4−イリデン)ピペリジン(Helv.Chi
m.Acta,1976,59,866参照)を4−(8−クロロ−5,6−
ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−
b]ピリド−11−イリデン)ピペリジンの代わりに用い
て製造された。表題の化合物が無色の泡状物として得ら
れ、1水化物であることが解明された。実測値:C,70.1;
H,5.1;N,10.1。理論値:C32H26N4O2S・H2OとしてC,70.0;
H,5.1;N,10.2%。
実施例9 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,
6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−
1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−
1−イル−5−オキシド)ベンゾイル]ピペリジン ジクロロメタン(3ml)中の3−クロロ過安息香酸(5
0%,126mg,0.37mmol)の溶液を、撹拌、氷冷された4−
(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シ
クロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−1−
[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−
イル)ベンゾイル]ピペリジン・1/2水化物(200mg,0.3
7mmol)(実施例1)の溶液に10分間にわたって滴加し
た。混合物を0℃で19時間撹拌し、追加量の3−クロロ
過安息香酸(25mg)で処理し、氷冷しながらさらに25時
間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、蒸発させた。残渣
をシリカ上でジクロロメタン+5%メタノール+0.1−
0.5%飽和アンモニア水溶液を溶離剤として用いるクロ
マトグラフィーにより精製した。適宜な画分を合わせて
蒸発させると表題の化合物(44mg,21%)が無色のガラ
ス状物として得られ(融点176−180℃)、これはその1H
−NMRスペクトルにより解明された。1 H−NMR(CDCl3)δ=9.03(1H,S),8.39(1H,d,J=8H
z),8.04(1H,s),7.64(2H,d,J=8Hz),7.37(2H,d,J
=8Hz),6.95−7.25(6H,m),3.25−4.15(4H,m),1.7
−3.0(8H,m). 実施例10 4−(10−ヒドロキシ−9,10−ジヒドロ−4H−ベンゾ
[4,5]シクロヘプタ[1,2−b]チオフェン−4−イリ
デン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]
ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジン 1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド
−1−イル−)ベンゾイル]−4−(10−オキソ−9,10
−ジヒドロ−4H−ベンゾ[4,5]シクロヘプタ[1,2−
b]チオフェン−4−イリデン)ピペリジン(200mg,0.
38mmol)(実施例8)および水素化ホウ素ナトリウム
(200mg)の、メタノール(20ml)中における溶液を室
温で4時間撹拌し、蒸発させた。残渣をジクロロメタン
と水の間で分配し、有機相を水洗し、硫酸マグネシウム
で乾燥させ、蒸発させた。残渣をヘキサンで摩砕処理す
ると表題の化合物(70mg,35%)が無色の泡状物として
得られ、これは2水化物であることが解明された。実測
値:C,67.9;H,5.4;N,9.6。理論値:C32H28N4O2S・2H2Oと
してC,67.5;H,5.6;N,9.9%。
実施例11 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−6−オキソ−11H−
ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イ
リデン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−
c]ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジン これは実施例1の記載に従って4−(8−クロロ−5,
6−ジヒドロ−6−オキソ−11H−ベンゾ[5,6]シクロ
ヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)ピペリジン
(J.Org.Chem.,1990,55,3341参照)を4−(8−クロロ
−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ
[1,2−b]ピリド−11−イリデン)ピペリジンの代わ
りに用いて製造された。表題の化合物が無色のガム状物
として得られ、これは1.5当量の水を含むことが解明さ
れた。実測値:C,67.2;H,5.2;N,11.4。理論値:C33H26Cl
N5O2・1.5H2OとしてC,67.0;H,4.9;N,11.9%。
実施例12 4−(10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘ
プテン−5−イリデン)−1−[4−(2−メチルイミ
ダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペ
リジン これは実施例1の記載に従って4−(10,11−ジヒド
ロ−5H−ジベンゾ[a,d]シクロヘプテン−5−イリデ
ン)ピペリジン(欧州特許出願公開A−0347123号明細
書参照,1989)を4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11
H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリジン−1
1−イリデン)ピペリジンの代わりに用いて製造され
た。表題の化合物が無色の泡状物(248mg,48%)として
得られ、これは1/2水化物であることが解明された。実
測値:C,78.4;H,5.9;N,10.7。理論値:C34H30N4O・0.5H2
OとしてC,78.5;H,6.0;N,10.8%。
実施例13 4−(8−クロロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ
[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−1−[4−(2
−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)ベン
ゾイル]ピペリジン これは実施例1の記載に従って4−(8−クロロ−11
H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11
−イリデン)ピペリジン(国際特許出願公開第88/03138
号明細書参照,1988)を4−(8−クロロ−5,6−ジヒド
ロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリ
ド−11−イリデン)ピペリジンの代わりに用いて製造さ
れた。表題の化合物が無色のガム状物として得られ、Rf
0.25(シリカ、溶剤系:CH2Cl2,CH3OH,NH4OH;98:7:
1)、これはその質量スペクトルにより解明された。M/
e,M+=543(C33H26ClN5O)。
実施例14 4−(5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプ
タ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−1−[4−
(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)
ベンゾイル]ピペリジン これは実施例1の記載に従って4−(5,6−ジヒドロ
−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド
−11−イリデン)ピペリジン(J.Med.Chem.,1972,15,75
0参照)を4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベ
ンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリ
デン)ピペリジンの代わりに用いて製造された。表題の
化合物がベージュ色の固体として得られ、融点243−245
℃、これは0.67当量の水を含むことが解明された。実測
値:C,75.7;H,5.9;N,13.4。理論値:C33H29N5O・0.67H2O
としてC,75.7;H,5.8;N,13.4%。
実施例15 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−1
1H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11
−イリデン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5
−c]ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジン これは実施例10の記載に従って4−(8−クロロ−5,
6−ジヒドロ−6−オキソ−11H−ベンゾ[5,6]シクロ
ヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−1−[4
−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)ベンゾイル]ピペリジン(実施例11参照)を水素化
ホウ素ナトリウム還元することにより製造された。表題
の化合物が無色のガム状物として得られ、Rf0.30(シリ
カ、溶剤系:CH2Cl2,CH3OH,NH4OH;93:7:1)、これは
その質量スペクトルにより解明された。M/e,M+=561
(C33H28ClN5O2)。
実施例16 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,
6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−
1−[5−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−
1−イル)チエン−2−オイル]ピペリジン これは実施例1の記載に従って5−(2−メチルイミ
ダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)チオフェン−2−
カルボン酸(製造例8参照;185mg)を4−(2−メチル
イミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)安息香酸の代
わりに用いて製造された。表題の化合物が淡褐色の泡状
物(121mg,38.5%)として得られ、これは11/2水化物で
あることが解明された。実測値:C,64.3;H,4.8;N,12.0。
理論値:C31H26ClN5OS・1.5H2OとしてC,64.3;H,5.0;N,1
2.1%。
実施例17 4−(8−メチル−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,
6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−
1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−
1−イル)ベンゾイル]ピペリジン これは実施例1に従って4−(8−メチル−5,6−ジ
ヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]
ピリド−11−イリデン)ピペリジン(J.Med.Chem.,199
1,34,457−461参照;300mg)を4−(8−クロロ−5,6−
ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−
b]ピリド−11−イリデン)ピペリジンの代わりに用い
て製造された。表題の化合物がガラス状物(270mg,49.6
%)として得られ、これは0.25モルのジクロロメタンを
含むことが解明された。実測値:C,74.8;H,6.0;N,12.7。
理論値:C34H31N5O・0.25CH2Cl2としてC,75.2;H,5.8;N,
12.8%。
実施例18 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−5−オキソ−11H−
ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イ
リデン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−
c]ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジン これは実施例1の記載に従って4−(8−クロロ−5,
6−ジヒドロ−5−オキソ−11H−ベンゾ[5,6]シクロ
ヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)ピペリジン
J.Org.Chem.,1990,55,3341参照;80mg)を4−(8−
クロロ−5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘ
プタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)ピペリジンの
代わりに用いて製造された。表題の化合物が淡褐色の泡
状物(60mg,43.5%)として得られた。Rf0.08(シリ
カ、溶剤系:CH3CO2C2H5,CH3OH,NH4OH;80:20:1)。m/
e,M+=559(C33H26ClN5O2)。
実施例19 4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ−5−ヒドロキシ−1
1H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド−11
−イリデン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5
−c]ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジン これは実施例10の記載に従って4−(8−クロロ−5,
6−ジヒドロ−5−オキソ−11H−ベンゾ[5,6]シクロ
ヘプタ[1,2−b]ピリド−11−イリデン)−1−[4
−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)ベンゾイル]ピペリジン(実施例18より;40mg)を
水素化ホウ素ナトリウム還元することにより製造され
た。表題の化合物が黄色の泡状物(35mg,88%)として
得られ、これは0.33当量の酢酸エチルを含む水化物であ
ることが解明された。実測値:C,67.7;H,5.2;N,11.4。理
論値:C33H28ClN5O2・H2O・0.33C4H8O2としてC,67.7;H,
5.1;N,11.5%。
製造例1 4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)安息香酸 4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−
イル)ベンゾニトリル(欧州特許第0310386号明細書)
(12.0g,51.3mmol)およひ水酸化ナトリウム(22.0g,0.
55mmol)の、エタノール(55ml)および水(55ml)の混
合物中における混合物を窒素下に1.5時間加熱還流し、
冷却し、減圧下に濃縮した。褐色の残渣を氷水に溶解
し、氷酢酸(33ml)を添加した。生じた沈殿を採取し、
水洗し、真空下に70℃で乾燥させて、表題の化合物(9.
1g,70%)が黄褐色の固体として得られ、これはその1H
−NMRスペクトルにより解明された。1 H NMR(DMSO−d6),2.50(3H,s),7.25(1H,d,J=5H
z),7.72(2H,d,J=8Hz),8.16(2H,d,J=8Hz),8.30
(1H,d,J=5Hz),8.92(1H,s). 製造例2 4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)フェニル酢酸エチル a)4−アミノフェニル酢酸エチル(17.7g,0.1mol)お
よび炭酸水素ナトリウム(8.4g,0.1mol)をエタノール
(200ml)中で撹拌した。4−クロロ−3−ニトロピリ
ジン(15.9g,0.1mol)をエタノール(50ml)中の溶液と
して添加し、混合物を室温で3時間撹拌した。次いで混
合物を蒸発させて小容積となし、酢酸エチル(500ml)
に注入し、溶液を水(200ml)で洗浄した。次いで有機
相を0.5M塩酸で抽出し、水性抽出液を合わせて2M水酸化
ナトリウムで塩基性となし、ジクロロメタンで抽出し
た。有機抽出液を合わせて硫酸マグネシウムで乾燥さ
せ、濾過し、蒸発乾固させた。残渣を水性エタノールか
ら再結晶して、4−(3−ニトロピリド−4−イルアミ
ノ)フェニル酢酸エチル(7.32g)を得た。融点124−12
6℃。さらに8.56gを母液から回収した。
b)上記生成物(15.7g)を60p.s.i.(4.1bar)で炭素
上5%パラジウムにより室温で3時間水素添加した。濾
過および溶剤蒸発後に4−(3−アミノピリド−4−イ
ルアミノ)フェニル酢酸エチル(14.1g)を得た。
c)4−(3−アミノピリド−4−イルアミノ)フェニ
ル酢酸エチル(14.1g,52mmol)、酢酸(100ml)および
無水酢酸(100ml)を混合し、窒素下に1.5時間加熱還流
した。冷却した溶液を蒸発乾固させ、10%炭酸ナトリウ
ム水溶液で塩基性となし、次いでジクロロメタンで抽出
した。有機抽出液を合わせて蒸発乾固させ、シリカ上で
ジクロロメタン/エタノールにより溶離するクロマトグ
ラフィーにより精製して、4−(2−メチルイミダゾ
[4,5−c]ピリド−1−イル)フェニル酢酸エチル(1
3.6g)を得た。
製造例3 4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)フェニル酢酸 4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−
イル)フェニル酢酸エチル(750mg,2.54mmol)および水
酸化ナトリウム(160mg,4.0mmol)の、エタノール(5m
l)および水(5ml)の混合物中における溶液を室温で16
時間撹拌し、蒸発させた。残渣を水に装入し、2M塩酸で
pH4−5に酸性化し、1−ブタノール中へ抽出した。1
−ブタノール抽出液を合わせて蒸発させ、残渣をジエチ
ルエーテルで摩砕処理した。生じた固体を採取し、ヘキ
サンで洗浄し、乾燥させて、表題の化合物(267mg,39
%)が黄褐色の固体として得られ、融点226−230℃、こ
れはその1H−NMRスペクトルにより解明された。1 H NMR(d6−DMSO)δ=8.86(1H,s),8.23(1H,d,J=8
Hz),7.48(4H,s),7.15(1H,d,J=8Hz),3.70(2H,
s),2.42(3H,s). 製造例4 4−[(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−
イル)メチル]安息香酸 4−[(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1
−イル)メチル]安息香酸エチル(欧州特許第0330327
号明細書)を上記製造例3に記載の方法に従って加水分
解して表題の化合物が無色の固体として得られ、これを
そのまま実施例3に用いた。
製造例5 5−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)インダン−2−カルボン酸 (a)発煙硝煙(40ml,1.5g/ml)を無水酢酸(80ml)に
撹拌下で混合物の温度を0℃に維持しながら滴加した。
添加終了後に2−シアノインダン(11.33g,79.5mmol)
(J.Chem.Soc.(B),(1969),1197)を、撹拌下で30
分間にわたって反応温度を−5℃ないし0℃に維持しな
がら滴加した。混合物をさらに15分間撹拌し、次いで氷
上に注いだ。混合物をジクロロメタン(4×150ml)で
抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム(3×150m
l)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶剤を減
圧下に蒸発させた。残渣をエタノールから再結晶して、
2−シアノ−5−ニトロインダン(12.09g,81%)を黄
色の固体として得た。融点80−82℃。
(b)メタノール/ジクロロメタン=1:1(200ml)中の
2−シアノ−5−ニトロインダン(11.90g,63.3mmol)
の溶液を30p.s.i.(2.1bar)で炭素上10%パラジウム
(1.2g)により20℃で5時間水素添加した。触媒を濾別
し、濾液を減圧下に濃縮して5−アミノ−2−シアノイ
ンダン(10.4g)が得られ、これをそのまま次に反応に
用いた。エタノールから再結晶した部分はピンク色の針
状晶を形成した。融点73−76℃。
(c)4−クロロ−3−ニトロピリジン(11.46g,72.3m
mol)を、エタノール(150ml)中の5−アミノ−2−シ
アノインダン(10.4g,65.7mmol)の懸濁液に室温で添加
した。混合物を室温で一夜撹拌し、次いで過剰の氷冷ア
ンモニア水溶液に注入した。黄色の固体を濾別し、熱エ
タノール(150ml)中で部分的に蒸解(digest)し、冷
却し、再度濾過して2−シアノ−5−(3−ニトロピリ
ド−4−イルアミノ)インダン(13.61g,74%)を得
た。
(d)2−シアノ−5−(3−ニトロピリド−4−イル
アミノ)インダン(12.46g,44.5mmol)をメタノール/
ジクロロメタン=1:1(750ml)に懸濁し、20℃および30
p.s.i.(2.1bar)で炭素上10%パラジウム(1.25g)に
より2時間水素添加した。触媒を濾別し、濾液を減圧下
に濃縮して5−(3−アミノピリド−4−イルアミノ)
−2−シアノ−インダン(12.28g,ほぼ定量的)を黄色
固体として得た。融点98−100℃。
(e)5−(3−アミノピリド−4−イルアミノ)−2
−シアノ−インダン(12.28g,約44.5mmol,上記工程
(d)より)、酢酸(70ml)および無水酢酸(70ml)の
混合物を窒素下に1.75時間加熱還流し、冷却し、減圧下
に濃縮した。残留する褐色ガム状物を2M塩酸(40ml)に
溶解し、酢酸エチル(50ml)で洗浄した。水相を2M水酸
化ナトリウム水溶液の添加により塩基性となし、生成物
をジクロロメタン中へ抽出した。抽出液を合わせて水
(50ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶剤
を蒸発させた。残渣をシリカ上で酢酸エチル/メタノー
ル(7:1)により溶離するクロマトグラフィーにより精
製して褐色のガム状物が得られ、これを酢酸エチル/メ
タノールから再結晶して、2−シアノ−5−(2−メチ
ルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)インダンを
黄白色の粉末(9.67g,79%)として得た。融点174−176
℃。実測値:C,74.4;H,5.2;N,20.7。理論値:C17H14N4
してC,74.4;H,5.1;N,20.4%。
(f)2−シアノ−5−(2−メチルイミダゾ[4,5−
c]ピリド−1−イル)インダン(739mg,2.70mmol)、
50%水酸化ナトリウム水溶液(1ml)およびメタノール
(6ml)の混合物を窒素下に9時間加熱還流し、冷却
し、氷上に注ぎ、2M塩酸の添加により溶液のpHをpH5に
調整した。生じた沈殿を濾取し、真空下に乾燥させて表
題の化合物(426mg,54%)を無色固体として得た。融点
264−267℃。実測値:C,68.9;H,5.1;N,14.1。理論値:C
17H15N3O2・0.2H2OとしてC,68.8;H,5.2;N,14.1%。
製造例6 3−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)安息香酸 a)3−アミノ安息香酸エチル(3.3g,20mmol)および
4−クロロ−3−ニトロピリジン(3.17g,20mmol)の、
エタノール(150ml)中における溶液を室温で16時間撹
拌し、次いで氷浴中で冷却した。生じた沈殿を採取し、
氷冷エタノールで洗浄し、乾燥させて、3−(3−ニト
ロ−4−ピリジルアミノ)安息香酸エチル塩酸塩(4.17
g)を黄色の結晶質固体として得た。融点201−204℃。
実測値:C,52.2;H,4.4;N,12.9。理論値:C14H13N3O4・HC
lとしてC,51.9;H,4.3;N,13.0%。母液を蒸発させ、残渣
をエタノールから再結晶してさらに1.2gの生成物を得
た。
b)上記生成物(5.2g)を酢酸エチルと10%炭酸ナトリ
ウム水溶液の間で分配し、有機相を水洗し、硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、蒸発させた。残渣をエタノール(30
0ml)に溶解し、溶液を水素(40p.s.i.,2.76bar)雰囲
気下に室温で炭素上5%パラジウムの存在下において16
時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させて、3
−(3−アミノ−4−ピリジルアミノ)安息香酸エチル
(4.8g)を無色の固体として得た。融点89−91℃。
c)酢酸(25ml)および無水酢酸(25ml)中の上記生成
物(4.8g)の溶液を2時間加熱還流し、蒸発させた。残
留する油を水に注入し、固体炭酸ナトリウムにより塩基
性となし、酢酸エチル中へ抽出した。有機抽出液を合わ
せて飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させ、蒸発させた。残渣を酢酸エチルから再結
晶して、3−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド
−1−イル)安息香酸エチル(2.9g)を無色の固体とし
て得た。融点120−121℃。実測値:C,69.1;H,5.4;N,14.
8。理論値:C15H15N3O2としてC,68.3;H,5.3;N,14.9%。
d)上記生成物(1.0g)および2M水酸化ナトリウム水溶
液(2.2ml)の、エタノール(10ml)中における混合物
を、室温で18時間撹拌した。エタノールを真空下に除去
し、残留する水溶液を2M塩酸によりpH6に中和した。生
じた沈殿を採取し、氷冷した水およびジエチルエーテル
で洗浄し、乾燥させて、3−(2−メチルイミダゾ[4,
5−c]ピリド−1−イル)安息香酸(830mg)を無色の
粉末として得た。融点205−206℃。これは0.75当量の水
を含有することが解明された。実測値:C,62.8;H,4.5;N,
15.5。理論値:C13H11N3O2・0.75H2OとしてC,63.0;H,4.
7;N,15.7%。
製造例7 2−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)安息香酸 a)2−アミノ安息香酸エチル(3.17g,20mmol)および
4−クロロ−3−ニトロピリジン(2.8ml)の、エタノ
ール(150ml)中における溶液を室温で60時間撹拌し
た。生じた沈殿を採取し、エタノールで洗浄し、乾燥さ
せて2−(3−ニトロ−4−ピリジルアミノ)安息香酸
エチル塩酸塩(3.9g)を黄色の固体として得た。融点19
2−205℃。
母液を蒸発させ、残渣をエタノールから再結晶してさ
らに1.5gの生成物を得た。
b)上記生成物(5.3g)を酢酸エチルと10%炭酸ナトリ
ウム水溶液の間で分配し、有機相を水洗し、硫酸マグネ
シウムで乾燥させ、蒸発させた。残渣をエタノール(80
0ml)に溶解し、溶液を水素(40p.s.i.,2.76bar)雰囲
気下に室温で炭素上5%パラジウムの存在下において16
時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を蒸発させて、2
−(3−アミノ−4−ピリジルアミノ)安息香酸エチル
(5.1g)を無色の油として得た。
c)酢酸(25ml)および無水酢酸(25ml)中の上記生成
物(5.0g)の溶液を4時間加熱還流し、蒸発させた。残
留する油を水に注入し、固体炭酸ナトリウムにより塩基
性となし、酢酸エチル中へ抽出した。有機抽出液を合わ
せて飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させ、蒸発させた。残渣を酢酸エチルから再結
晶して、2−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド
−1−イル)安息香酸エチル(3.20g)を無色の結晶と
して得た。融点125−127℃。
d)上記生成物(1.0g)および2M水酸化ナトリウム水溶
液(2.2ml)の、エタノール(10ml)中における混合物
を、室温で18時間撹拌した。エタノールを真空下に除去
し、残留する水溶液を2M塩酸によりpH6に中和した。生
じた沈殿を採取し、氷冷した水およびジエチルエーテル
で洗浄し、乾燥させて、2−(2−メチルイミダゾ[4,
5−c]ピリド−1−イル)安息香酸(760mg)を無色の
粉末として得た。融点181−183℃。これは0.75当量の水
を含有することが解明された。実測値:C,63.4;H,4.8;N,
15.8。理論値:C13H11N3O2・0.75H2OとしてC,63.0;H,4.
7;N,15.7%。
製造例8 5−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)チオフェン−2−カルボン酸 a)エタノール(150ml)中の2−シアノ−5−ニトロ
チオフェン(Berichte,1943,76B419;7.3g,47mmol)の溶
液を、20p.s.i.(1.4bar)で炭素上30%パラジウムによ
り室温で4.5時間水素添加した。濾過によりエタノール
中の2−アミノ−5−シアノチオフェン溶液が得られ、
これを直ちに使用した。
b)エタノール中の上記生成物(5.8g,47mmol)の溶液
を4−クロロ−3−ニトロピリジン(8.89g,56mmol)と
共に窒素下に暗所で18時間撹拌した。ジクロロメタン
(100ml)およびトリエチルアミン(13ml,94mmol)を添
加し、次いでシリカ(50g)を添加し、溶剤を真空下に
除去した。残渣をクロマトグラフィーカラムに添加し、
最初はジクロロメタンで、次いでジクロロメタン+10%
酢酸エチルで溶離した。生成物を含有する画分を蒸発さ
せ、暗赤色の固体をエタノール(100ml)に懸濁し、混
合物を30分間加熱還流した。冷後、固体を濾別し、真空
下に乾燥させて、4−(5−シアノチエン−2−イル)
アミノ−3−ニトロピリジン(6.1g,52%)を得た。実
測値:C,48.77;H,2.42;N,23.37。理論値:C10H6N4O2Sと
してC,48.77;H,2.46;N,22.75%。
c)上記生成物を20p.s.i.(1.4bar)で炭素上30%パラ
ジウムにより室温で4時間水素添加した。濾過および溶
剤蒸発により3−アミノ−4−(5−シアノチエン−2
−イル)アミノピリジン(5.35g,100%)が得られ、こ
れを直ちに製造例2cに記載した方法による環化工程に使
用して、2−シアノ−5−(2−メチルイミダゾ[4,5
−c]ピリド−1−イル)チオフェン(2.25g,46%)を
得た。1 H NMR(CDCl3),δ=9.10(1H,s),8.53(1H,d,J=6H
z),7.75(1H,d,J=4Hz),7.26(1H,d,J=6Hz),7.20
(1H,d,J=4Hz),2.62(3H,s). d)2−シアノ−5−(2−メチルイミダゾ[4,5−
c]ピリド−1−イル)チオフェン(2.7g,11mmol)お
よび水酸化ナトリウム(1.76g,44mmol)の、エタノール
(23ml)および水(5ml)の混合物中における溶液を、
2時間加熱還流した。2N塩酸によりpHを6に調整し、反
応液を水で500mlに希釈した。溶液を2等分し、各部分
をXAD−2イオン交換樹脂(350g)のカラムに導通し、
最初に水で、次いでメタノールおよび水(1:1)で溶離
した。生成物を含有する画分を合わせて、溶剤を真空下
に蒸発させた。残渣を沸騰イソプロピルアルコールに装
入し、濾過し、溶剤を真空下に蒸発させた;トルエンと
の共沸により表題化合物(1.8g,63%)を得た。1 H NMR(DMSOd6),δ=8.91(1H,s),8.36(1H,d,J=
5.5Hz),7.79(1H,d,J=4.0Hz),7.47(1H,d,J=6Hz),
7.40(1H,d,J=6Hz),2.55(3H,s).
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/55 AED A61K 31/55 AED AEM AEM (72)発明者 バス,ロバート・ジョン イギリス国ケント シーティー13・9エ ヌジェイ,サンドウィッチ,ラムズゲー ト・ロード,ファイザー・セントラル・ リサーチ(番地なし) (72)発明者 クーパー,ケルヴィン アメリカ合衆国コネチカット州06340, グロートン,イースタン・ポイント・ロ ード,ファイザー・セントラル・リサー チ(番地なし)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の構造式を有する化合物: またはそれらの薬剤学的に許容しうる塩類 (式中の XはCHまたはNであり; ZはCH=CHまたはSであり; AはCH2CH2、CH=CH、CH(OH)CH2またはCOCH2であり; Bは直接結合、または−CH2−、−CH(CH3)−もしくは−
    C(CH3)2−であるか、あるいはZがCH=CHである場合は
    Bは結合しているベンゼン環に縮合したシクロペンタン
    環を形成してもよく; Yは下記の縮合環を完成し; 式中のRはH、ハロまたはC1−C4アルキルであり; nは0、1または2であり; mは0または1である)。
  2. 【請求項2】XがNであり、ZがCH=CHであり、Yが次
    式の縮合ベンゼン環: を完成するものである、請求の範囲第1項に記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】Bが直接結合またはCH2である、請求の範
    囲第2項に記載の化合物。
  4. 【請求項4】nが0であり、mが0である、請求の範囲
    第3項に記載の化合物。
  5. 【請求項5】RがClであり、Bが直接結合であり、Aが
    CH2CH2である、請求の範囲第4項記載の化合物。
  6. 【請求項6】化合物4−(8−クロロ−5,6−ジヒドロ
    −11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリド
    −11−イリデン)−1−[4−(2−メチルイミダゾ
    [4,5−c]ピリド−1−イル)ベンゾイル]ピペリジ
    ン。
  7. 【請求項7】請求の範囲第1項に記載の式(I)の化合
    物の製造方法において、式(II)のピペリジン誘導体と
    式(III)の酸またはその活性化された誘導体とを反応
    させ (式中のX、Y、Z、A、Bおよびnは先に請求の範囲
    第1項において定めたものである)、そして場合により
    酸化してmが1である化合物を得ることよりなる方法。
  8. 【請求項8】下記の構造式を有する化合物: またはそれらの薬剤学的に許容しうる塩類 (式中の XはCHまたはNであり; ZはCH=CHまたはSであり; AはCH2CH2、CH=CH、CH(OH)CH2またはCOCH2であり; Bは直接結合、または−CH2−、−CH(CH3)−もしくは−
    C(CH3)2−であるか、あるいはZがCH=CHである場合は
    Bは結合しているベンゼン環に縮合したシクロペンタン
    環を形成してもよく; Yは下記の縮合環を完成し; 式中のRはH、ハロまたはC1−C4アルキルであり; nは0、1または2であり; mは0または1である)の製造方法において、 式(II)のピペリジン誘導体と式(III)の酸またはそ
    の活性化された誘導体とを反応させ (式中のX、Y、Z、A、Bおよびnは本請求項におい
    て上記に定めたものである)、そして所望により酸化し
    てmが1である化合物を形成し、場合によりそれらの薬
    剤学的に許容しうる塩類を形成することよりなる方法。
  9. 【請求項9】XがNであり、ZがCH=CHであり、Yが次
    式の縮合ベンゼン環: を完成するものである、請求の範囲第8項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】Bが直接結合またはCH2である、請求の
    範囲第9項に記載の方法。
  11. 【請求項11】nが0であり、mが0である、請求の範
    囲第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】RがClであり、Bが直接結合であり、A
    がCH2CH2である、請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 【請求項13】式(I)の化合物が4−(8−クロロ−
    5,6−ジヒドロ−11H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2
    −b]ピリジン−11−イリデン)−1−[4−(2−メ
    チルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)ベンゾイ
    ル]ピペリジンである、請求の範囲第8項記載の方法。
  14. 【請求項14】反応が有機溶媒中において室温でジイミ
    ド系結合剤の存在下に実施される、請求の範囲第8項記
    載の方法。
  15. 【請求項15】結合剤が3−(ジメチルアミノプロピ
    ル)−1−エチルカルボジイミドまたはN,N′−ジシク
    ロヘキシルカルボジイミドである、請求の範囲第14項記
    載の方法。
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