JP2506499Y2 - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2506499Y2
JP2506499Y2 JP1989144399U JP14439989U JP2506499Y2 JP 2506499 Y2 JP2506499 Y2 JP 2506499Y2 JP 1989144399 U JP1989144399 U JP 1989144399U JP 14439989 U JP14439989 U JP 14439989U JP 2506499 Y2 JP2506499 Y2 JP 2506499Y2
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Japan
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pressure
oil
axle
pressure oil
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喜好 加藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高重量の回転軸、特に蒸気タービンの高重
量の車軸を支持する軸受において、車軸を軸受部にて高
圧油により持ち上げる機能を備えた軸受装置に関する。
〔従来の技術〕 回転軸は軸受により支持されて潤滑油の供給の下に回
転する。この場合、高重量の回転軸、例えば蒸気タービ
ンの高重量の車軸を支持する軸受は軸受にかかる荷重が
大きくなるので、直接潤滑油の供給のみでは車軸と軸受
との間に潤滑用の油膜が良好に形成されず、回転に支障
を与える。したがって、従来車軸を軸受の軸受荷重面に
開口して設けられた貫通孔に高圧油を導き、この圧油に
より車軸を持ち上げた後、潤滑油の供給の下に車軸を回
転するようにしている。
第2図はこのような軸受を備えた軸受装置の部分断面
図であり、図により従来技術について説明する。図にお
いて、1は蒸気タービンの車軸であり、図示しない球面
座を備えた上部軸受2と球面座3を備えた下部軸受4と
が合わせられてなる軸受5に支持されている。軸受5は
下部軸受4の球面座3が軸受台7に設けられた球面座6
に載せられて軸受台7に取付けられている。なお8は上
部軸受2の球面座に重なる図示しない球面座を備えた軸
受押えである。下部軸受4には車軸1の方向に並んで軸
受荷重面に開口する2個のジャッキアップ用の孔9,9aが
設けられており、孔9,9aはともに下部軸受4内に設けら
れた油路10に接続している。
11は油圧調整弁12を備え、図示しない高圧油供給源か
ら油路10に接続される圧油供給系である。
このような構成により、車軸1を回転させる場合には
圧油供給系11により高圧の圧油を油路10を経て孔9,9aに
供給し、圧油の圧力を孔9,9aの開口部を介して車軸1に
加えることにより車軸1を持ち上げる。この際、油圧調
整弁12の弁開度の操作により圧油の圧力を調整して車軸
を持ち上げ、この状態にて潤滑油の供給の下に車軸1を
回転させる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の軸受装置において、車軸の撓み等により軸受に
車軸方向に軸受荷重が不均一にかかることにより、不均
一な当りがあった場合、肩当り側の油膜が薄くなる。し
かし、この場合圧油供給系は1系統であるため、単独に
肩当り側にかかる圧油の圧力を調整して油膜の厚さを適
切に調整することができないので、軸受に過大な面圧が
加わることにより、回転時に軸受の損傷を来すという問
題がある。
本考案の目的は、軸受に車軸方向に設けられた2個の
ジャッキアップ用の孔に供給される圧油を介して車軸方
向の油膜を均一化することのできる軸受装置を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案によれば回転軸を
支持する軸受に、その軸受荷重面に開口して設けられた
ジャッキアップ用の孔に高圧の圧油を供給して回転軸を
持ち上げ可能にした軸受装置において、回転軸の軸方向
に並んで軸受に設けられる2個の前記ジャッキアップ用
の孔と、これらの孔に独立して圧油の圧力を調整して供
給する油路及び油圧調整弁からなる圧油供給手段と、前
記孔近くの軸受温度をそれぞれ検出する温度検出器とを
設けるものとする。
〔作用〕
軸受の軸受荷重面に開口して設けられるジャッキアッ
プ用の2個の孔には油路及び油圧調整弁からなる独立し
た圧油供給手段によりそれぞれ圧力が調整された圧油の
供給が可能となるので、回転軸の撓み等により生じる軸
受荷重の不均一による油膜の厚さが薄くなる肩当り側の
油膜の厚さを圧油の圧力調整により厚くできる。なお、
軸受荷重の不均一はジャッキアップ用の2個の孔近くの
軸受温度検出器による検出軸受温度により判定される。
したがってこの軸受温度により肩当り側のジャッキアッ
プ用の孔に供給する圧油の圧力を調整して油膜の厚さを
調整し、回転軸の円滑な回転を行なう。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例について説明す
る。第1図は本考案の実施例による軸受装置の部分断面
図である。なお、第1図にいて第2図の従来例と同一部
品には同じ符号を付し、その説明を省略する。第1図に
おいて従来例と異なるのは下部軸受4にジャッキアップ
用の孔9,9aに接続する油路13,14を独立して設け、油路1
3,14にそれぞれ油圧調整弁12を備えた圧油供給系15,16
を接続し、さらに、車軸1の撓み等による車軸方向の軸
受荷重変化を監視するために孔9,9aの近くの軸受温度を
検出する熱電対17,17aを下部軸受4に挿入したことであ
る。
このような構成により、ジャッキアップ用の孔9,9aに
それぞれ圧油供給系15,16を経て圧油を供給して車軸1
を持ち上げて潤滑油の供給の下に回転時、車軸1の撓み
等により車軸1が軸受5の上下方向に傾いて軸受荷重が
車軸方向に不均一になれば、軸受荷重の大きい方が油膜
の厚さが薄くなり、軸受温度が高くなる。したがって、
軸受温度の高い方の圧油の圧力を高くすることにより油
膜の厚さを厚くする。例えば熱電対17による軸受温度が
熱電対17aによるものより高くなれば圧油供給系15の油
圧調整弁12の弁開度を操作して圧油の圧力を調整して圧
油を孔9の方に供給して油膜の厚さを厚くすることによ
り、回転軸の円滑な回転を行なう。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれば軸受
に設けられる2個のジャッキアップ用の孔に油路及び油
圧調整弁からなり独立に接続する圧油供給系を接続した
ことにより、回転軸の撓み等により軸方向の軸受荷重が
不均一になった場合、温度検出器による検出軸受温度に
より軸受荷重の不均一を判定し、独立した圧油供給系の
圧油の圧力を調整して油膜の厚さを適切に調整できるの
で、回転軸回転時の軸受の焼損、特に低速回転であるタ
ーニング運転時における油膜の薄いときでも軸受の焼損
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による軸受装置の系統,断面
図、第2図は従来の軸受装置の系統,断面図である。 1:車軸、5:軸受、9,9a:ジャッキアップ用の孔、11,15,1
6:圧油供給系、12:油圧調整弁、17,17a:熱電対。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を支持する軸受に、その軸受荷重面
    に開口して設けられたジャッキアップ用の孔に圧油を供
    給して回転軸を持ち上げ可能にした軸受装置において、
    回転軸の軸方向に並んで軸受に設けられる2個の前記ジ
    ャッキアップ用の孔と、これらの孔に独立して圧油の圧
    力を調整して供給する油路及び油圧調整弁からなる圧油
    供給手段と、前記孔近くの軸受温度をそれぞれ検出する
    温度検出器とを備えたことを特徴とする軸受装置。
JP1989144399U 1989-12-14 1989-12-14 軸受装置 Expired - Lifetime JP2506499Y2 (ja)

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JPH0385723U JPH0385723U (ja) 1991-08-29
JP2506499Y2 true JP2506499Y2 (ja) 1996-08-07

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JPH0385723U (ja) 1991-08-29

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