JP2506342B2 - 画像出力装置のラスタ−歪検出装置 - Google Patents

画像出力装置のラスタ−歪検出装置

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JP2506342B2 JP61205951A JP20595186A JP2506342B2 JP 2506342 B2 JP2506342 B2 JP 2506342B2 JP 61205951 A JP61205951 A JP 61205951A JP 20595186 A JP20595186 A JP 20595186A JP 2506342 B2 JP2506342 B2 JP 2506342B2
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【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は画像出力装置、特に陰極線管に表示された画
像を記録媒体に記録してハードコピーを得る画像出力装
置の陰極線管のラスター歪を検出するラスター歪検出装
置に関する。
背景技術 例えば、ビデオフロッピーに記録された映像信号を読
み出してCRTに可視画像として表示し、これをレンズ光
学系にて印画紙に結像してその画像のハードコピーを得
る画像記録装置が提案されている。このようなハードコ
ピーとして得られる静止画像は一般に、視覚の性質上、
動画像よりも高い画質が要求される。
ところで、CRTなどの画像表示装置は一般に、水平お
よび垂直偏向電圧の変動等に起因して表示画面上のラス
ターが正しい直線とならず、ラスター歪が発生すること
がある。印画紙等の画像記録媒体に画像を記録した場合
には、このようなラスター歪はかなり目立つものとな
る。したがって、画質の高いハードコピーを作成する場
合はこのようなラスター歪を精度良く検出し、調整する
必要がある。
従来、ラスター歪の検出は、次のようにして行ってい
た。例えば格子状のグリッドパターンを表す映像信号を
CRTに入力し、CRTにグリッドパターンを表示する。そし
て、このグリッドパターンに対応する格子状のスケール
板をCRTの画面上に重ねて配置し、作業者が目視によりC
RTに表示されたグリッドパターンとスケール板とのずれ
を調べ、ラスター歪の有無を判定する。
ラスター歪がない場合には、CRT上に表示されたグリ
ッドパターンがスケール板のパターンと一致するが、ラ
スター歪が発生している場合にはCRT上に表示されたグ
リッドパターンが直線とならず曲がっているため、スケ
ール板のパターンとの間にずれが生じる。したがって、
グリッドパターンとスケール板のパターンとのずれがあ
るか否かを目視することによりラスター歪の有無を判断
することができる。
このような目視によりラスター歪を検出する方法は精
度に限界があり、例えばCRT上において0.3〜0.5mm以下
のずれは検出できない。また、ハードコピーを得るため
の画像をCRTに表示する場合には例えば1/15sec以下で1
フレームの画像を表示するスロースキャンで十分なた
め、スロースキャンにより表示を行う場合が多い。した
がって、フリッカーが多いため、作業者の疲れが大きい
欠点があった。
目的 本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、検出精
度が高く、作業者がフリッカーにより疲労することのな
い画像出力装置のラスター歪検出装置を提供することを
目的とする。
発明の開示 本発明によれば、入力映像信号を陰極線管に表示する
画像出力装置の陰極線管のラスター歪検出装置は、ラス
ターの走査方向の変化を陰極線管の画面に表示し得るテ
ストパターンを発生するテストパターン発生手段と、テ
ストパターン発生手段により発生されたテストパターン
を表示した陰極線管の画面を撮像する撮像手段と、撮像
手段からの出力と、テストパターン発生手段からの出力
を比較して出力する出力手段とを有し、出力手段により
テストパターン発生手段から発生されるテストパターン
とテストパターンを陰極線管に表示したパターンとを比
較した出力を出力することにより、陰極線管のラスター
歪を検出するものである。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明により画像出力装置の
ラスター歪検出装置の実施例を詳細に説明する。
第1図には、本発明によるラスター歪検出装置の一実
施例が示されている。
同図において、画像出力装置はCRT12のみが示され、
その他の部分は省略されている。
第2図に画像出力装置の概略構成が示されており、第
1図のCRT12は第2図の画像記録装置において用いられ
るCRT12である。
第2図により画像出力装置の概略を説明する。ビデオ
信号源14は、例えばビデオフロッピーとその読み出し装
置等であり、ビデオ信号源12から3原色信号に分解され
たカラー映像信号がAD変換器16に出力される。AD変換器
16はビデオ信号源14からのアナログの映像信号をデジタ
ルの信号に変換し、補正部18に出力する。補正部18はあ
らかじめ設定されたルックアップテーブルにより各種の
補正、例えば映像信号の撮影時の撮影条件に起因する実
際の色との差異の補正を行い、DA変換器20に出力する。
DA変換器20は補正部18からの出力をアナログ信号に変換
し、図示しない切り換えスイッチにより3原色信号を順
次CRT12の陰極に入力する。
CRT12は高輝度の白黒用陰極管であり、その表示面の
前方にレンズ光学系22が配設され、表示面の表示画像が
印画紙等の画像記録媒体26の上に結像されるように構成
されている。レンズ光学系22の後方には、カラーフィル
タ24が配設され、これは3原色の3枚のフィルタであ
り、図示しない制御部によりそのいずれかが選択的にレ
ンズ光学系22の光軸内に挿入される。したがって、DA変
換器20から3原色信号を順次CRT12の陰極に入力し、3
枚のフィルタ24を順次選択することにより、画像記録媒
体26にカラー画像を形成する。
次に第1図に戻って、ラスター歪検出装置について説
明する。
テストパターンジェレータ30はラスター歪を検出する
ために使用する格子状のクロスハッチパターンを発生
し、その出力32はCRT12の陰極およびフレームメモリ60
B、60Gに入力される。なお、テストパターンジェレータ
30は、ラスター歪が発生した画像とラスター歪のない画
像を重ねて表示した場合のそのずれが目視できるもので
あれば、クロスハッチパターン以外のパターンを発生す
るものであってもよい。
CRT12の表示面の前方には、固体撮像素子を用いたテ
レビカメラ34が設けられている。テレビカメラ34はCRT1
2の表示面に表示されるクロスハッチパターンを撮像す
るためのものであり、白黒用のものでよい。また、テレ
ビカメラ34は撮像によるラスター歪を発生させないもの
であれば、固体撮像素子を用いたものでなくともよい。
テレビカメラ34は電子スチルカメラのようにフレーム
蓄積型であることが好ましい。フレーム蓄積型のテレビ
カメラの場合には、CRT12に表示されるパターンのスキ
ャンレートに同期させて所定の時間シャッタを開き、1
フレーム分蓄積した後、通常のテレビ信号のスキャンレ
ートで読み出すことができる。また、シャッタを開放し
ておき、CRT12に所定のスキャンレートで所定の時間パ
ターンを表示し、これを撮像して通常のテレビ信号のス
キャンレートで読み出すこともできる。
したがって、画像記録装置のCRT12にクロスハッチパ
ターンが、例えば1/15秒等のスロースキャンで表示され
た場合にも、これを撮像し、1フレーム分蓄積した後、
通常のテレビ信号のスキャンレートで読み出すことによ
り通常のフレームメモリに格納できる。
テレビカメラ34の出力36は増幅器38に入力される。増
幅器38はテレビカメラ34から入力されるクロスハッチパ
ターンを撮像した映像信号を増幅し、出力40をAD変換器
42に出力する。AD変換器42は増幅器38からのアナログ信
号の入力40をデジタル信号に変換し、その出力44をフレ
ームメモリ60Gに出力する。
フレームメモリ60Gは、カラー映像信号のうちG成分
の色信号を記憶するためのものであり、B成分の色信号
を記憶するフレームメモリ60BおよびR成分の色信号を
記憶するフレームメモリ60Rとともに用いることによ
り、カラー映像信号を記憶する。フレームメモリ60Gに
は、AD変換器42から送られる、クロスハッチパターンを
テレビカメラ34により撮像した映像信号が記憶される。
フレームメモリ60Bおよび60Rにはテストパターンジェ
ネレータ30からクロスハッチパターンが入力され、それ
ぞれカラー映像信号のB成分およびR成分として記憶さ
れる。なお、フレームメモリ60Bおよび60Rはいずれか一
方のみとし他方を設けないこととしてもよい。
フレームメモリ60B、60R、60Gの出力62B、62R、62G
は、それぞれ補正部64B、64R、64Gは、それぞれルック
アップテーブルにより入力映像信号の階調補正等を行
い、その出力66B、66R、66GをDA変換器68B、68R、68Gに
それぞれ出力する。DA変換器68B、68R、68Gは、補正部6
4B、64R、64Gからの入力66B、66R、66Gをアナログ信号
にそれぞれ変換し、その出力70B、70R、70GをカラーCRT
72に出力する。
カラーCRT72は、DA変換器68B、68R、68Gからの出力70
B、70R、70Gをそれぞれカラー映像信号を構成する色信
号B、R、Gとして入力し、表示面にカラー画像を表示
する。この場合、DA変換器68GからカラーCRT72に入力さ
れるG信号70Gは、CRT12に表示されたクロスハッチパタ
ーンをテレビカメラ34により撮影した映像信号であり、
DA変換器68Bおよび68RからカラーCRT72に入力される映
像信号70Bおよび70Rは、テストパターンジェネレータ30
から発生されたクロスハッチパターンを表す映像信号で
ある。
したがって、CRT12にラスター歪が発生していない場
合には、フレームメモリ60GからDA変換器68Gを通して入
力されるG信号70Gと、フレームメモリ60B、60RからDA
変換器68B、68Rを通して入力される信号70Bおよび70Rと
は一致するから、カラーCRT72にはテストパターンと一
致する映像が正確に表示される。CRT12にラスター歪が
発生している場合には、フレームメモリ60GからDA変換
器68Gを通して入力されるG信号70Gと、フレームメモリ
60B、60RからDA変換器68B、68Rを通して入力される信号
70Bおよび70Rとはラスター歪の発生している部分のみ一
致しないから、カラーCRT72に表示されるテストパター
ンの映像は、CRT12にラスター歪の発生している部分の
み色ずれが発生する。
本装置はまた、同期制御回路46が設けられ、同期制御
回路46からの出力48はテストパターンジェネレータ30、
テレビカメラ34、AD変換器42およびフレームメモリ60
B、60R、60Gに入力される。これにより、テストパター
ンジェネレータ30からのクロスハッチパターンの発生、
テレビカメラ34による撮像、AD変換器42によるAD変換、
フレームメモリ60B、60R、60Gへの信号の記憶を同期さ
せるように制御する。この同期制御回路46は省略しても
さしつかえない。
また、フレームメモリ60B、60R、60GはCPU80と接続さ
れている。CPU80にはメモリ82およびビデオRAM84が接続
され、ビデオRAM84にはCRT86が接続されている。CRT80
はメモリ82から読み出したプログラムに従い、フレーム
メモリ60B、60R、60Gから読み出された出力を比較す
る。すなわち、フレームメモリ60Gからの出力をフレー
ムメモリ60Bまたはフレームメモリ60Rからの出力と比較
し、これらの出力が一致している場合にはその旨を、一
致していない場合には一致しない部分、すなわちラスタ
ー歪の発生している部分を表示する出力をビデオRAM84
を通してCRT86に表示させる。
これらのCPU80、メモリ82、ビデオRAM84、CRT86を省
略し、カラーCRT72の表示のみによりラスター歪の検出
を行うこととしてもよい。
次に本装置を用いてラスター歪を検出する方法につい
て説明する。
作業者が検出動作の開始の指示を図示しない入力手段
により入力すると、同期制御回路46から同期制御信号48
がテストパターンジェネレータ30、テレビカメラ34、AD
変換器42、フレームメモリ60B、60R、60Gに出力され
る。これにより、テストパターンジェネレータ30からク
ロスハッチパターンが発生され、その出力はCRT12の陰
極に入力される。
CRT12の表示面にクロスハッチパターンが図示のよう
に表示され、この表示されたクロスハッチパターンをテ
レビカメラ34により撮像する。テレビカメラ34は固体撮
像素子を用いているから、画素配置がICのマスクパター
ンにより決定されているため正確である。したがって、
出力する映像信号36には、撮像素子に起因するラスター
歪がない。また、撮像管により撮像する場合のようにラ
スター歪が経時的に変化することがない。
テレビカメラ34により撮像されたクロスハッチパター
ンの映像信号36は、増幅器38により増幅され、AD変換器
42によりデジタル信号に変換され、フレームメモリ60G
に記憶される。
テレビカメラ34による撮像、AD変換器42によるAD変
換、フレームメモリ60Gへの記憶は、同期制御回路46か
らの同期制御信号48により、テストパターンジェネレー
タ30からのクロスハッチパターンの発生と同期して行わ
れるようにされている。また、この時フレームメモリ60
B、60Rにはテストパターンジェネレータ30からクロスハ
ッチパターンが記憶される。
フレームメモリ60B、60R、60Gに記憶されたそれぞれ
のクロスハッチパターンは、補正部64B、64R、64Gに読
み出され、補正部64B、64R、64Gで階調補正等を行った
後、DA変換器68B、68R、68Gに入力されてDA変換され、
カラーCRT72にそれぞれ入力される。
カラーCRT72は、DA変換器68B、68R、68Gからの入力を
それぞれカラー映像信号を構成する色信号B、R、Gと
して入力し、表示面にカラー画像を表示する。この場
合、DA変換器68B、68R、68GからカラーCRT72に入力され
るG信号70Gは、CRT12に表示されたクロスハッチパター
ンをテレビカメラ34により撮影した映像信号であり、DA
変換器68Bおよび68RからカラーCRT72に入力される映像
信号70B、70Rは、テストパターンジェネレータ30から発
生されたクロスハッチパターンを表す映像信号である。
したがって、CRT12にラスター歪が発生していない場
合には、フレームメモリ60GからDA変換器68Gを通して入
力されるG信号70Gと、フレームメモリ60B、60RからDA
変換器68Bおよび68Rを通して入力される信号70B、70Rと
は一致するから、カラーCRT72にはテストパターンと一
致する映像が正確に表示される。CRT12にラスターが発
生している場合には、フレームメモリ60GからDA変換器6
8Gを通して入力されるG信号70Gと、フレームメモリ60
B、60RからDA変換器68Bおよび68Rを通して入力される信
号70B、70Rとはラスター歪の発生している部分のみ一致
しないから、カラーCRT72に表示されるテストパターン
の映像は、CRT12にラスター歪の発生している部分のみ
色ずれが発生する。
したがって、作業者はカラーCRT72の表示面を見るこ
とにより、CRT12にラスター歪が発生しているか否かを
判断することができる。
従来はCRT12に表示されたパターンとスケール板とを
比較するパターン同士の比較を行っていたため、肉眼の
解像度によりパターンの線の幅以下のわずかなラスター
歪を検出することはできない。
これに対して本装置によれば、CRT12にラスター歪が
ない場合にはクロスハッチパターンが例えば白と黒で正
しくカラーCRT72に表示され、ラスター歪が発生してい
る場合にはカラーCRT72の画面の対応する部分に白また
は黒以外の色が現れるから、ラスター歪の発生を容易に
検出することができる。
例えば、510H x 485Vの画素の固体撮像素子を有する
テレビカメラを用いてラスター歪の検出を行えば、画面
の高さに対して0.2%以下の精度で検出することができ
る。また、本装置によれば、CRTがスロースキャンレー
トで表示されている場合にも、カラーCRTの表示をフリ
ッカーレスにすることができるので、作業者の検査によ
る疲労を防止できる。しかもラスター歪をリアルタイム
で可視化できるので、調整作業に要する時間を短縮する
ことができる。
また、CPU80によりフレームメモリ60Gからの出力をフ
レームメモリ60Bまたは60Rからの出力と比較し、これら
の出力が一致している場合にはその旨を、一致していな
い場合には一致しない部分、すなわちラスター歪の発生
している部分を表示する出力をビデオRAM84を通してCRT
86に表示させることによっても、ラスター歪の発生を作
業者が容易に判断することができる。
第3図には本発明の他の実施例が示されている。
この実施例においては、AD変換器42の出力44がスイッ
チ50によりフレームメモリ60B、60R、60Gの入力52B、52
R、52Gのいずれかに選択的に接続されるように構成され
ている。したがって、テレビカメラ34により撮像された
出力36が増幅器38、AD変換器42を通してフレームメモリ
60R、60B、60Gのいずれかに入力される。また、第1図
の実施例とは異なり、フレームメモリ60R、60Bにもテス
トパターンジェネレータ30からの出力が入力されない。
他の構成は第1図の実施例と同様であるから、説明を省
略する。
この装置においては、ラスター歪の検出は次のように
行う。
作業者は同図に示すように、CRT12の表示面に正確な
クロスハッチパターンの表示された標準パターン紙90を
置くとともに、標準パターンの記憶の指示を図示しない
入力手段から入力する。これにより同期制御回路46から
同期制御信号48が発生され、これによりテレビカメラ34
は標準パターン紙90に表示されたクロスハッチパターン
を撮像し、映像信号36を増幅器38に出力する。増幅器38
により増幅された映像信号40はAD変換器42によりAD変換
され、スイッチ50に入力される。スイッチ50はこの時、
同期制御回路46からの制御信号48によりフレームメモリ
60Bに接続されており、AD変換器42からの入力44はフレ
ームメモリ60Bに入力される。
次にスイッチ50が同期制御回路46からの制御信号48に
よりフレームメモリ60Rに接続され、同様にAD変換器42
からの入力44はフレームメモリ60Rに入力される。これ
により、標準パターン紙90に表示されたクロスハッチパ
ターンをテレビカメラ34により撮像した信号がフレーム
メモリ60Bおよび60Rに入力される。
次に、作業者はCRT12の表示面上に置かれた標準パタ
ーン紙90を除去し、ラスター検出の指示を図示しない入
力手段から入力する。これにより同期制御回路46から制
御信号48がテストパターンジェネレータ30に出力され、
標準パターン紙90に表示されたクロスハッチパターンと
同一のクロスハッチパターンがテストパターンジェネレ
ータ30から発生され、CRT12に表示される。
テレビカメラ34は同期制御回路46からの制御信号48に
よりCRT12に表示されたクロスハッチパターンを撮像
し、出力する。テレビカメラ34から出力されたクロスハ
ッチパターンの映像信号36は増幅器38で増幅され、AD変
換器42でAD変換された後、スイッチ50に入力される。ス
イッチ50はこの時には、同期制御回路46からの制御信号
48によりフレームメモリ60Gに接続されており、AD変換
器42からの入力44はフレームメモリ60Gに入力される。
これによりCRT12に表示されたクロスハッチパターン
をテレビカメラ34により撮像した信号がフレームメモリ
60Gに入力される。
以上のようにフレームメモリ60B、60R、60Gにそれぞ
れ映像信号が記憶された後、これらが読み出され、前記
の実施例と同様にそれぞれ補正部64B、64R、64Gで補正
され、DA変換器68B、68R、68GでDA変換され、カラーCRT
72に入力される。前記の実施例と同様に、カラーCRT72
はDA変換器68B、68R、68Gからの入力70B、70R、70Gをそ
れぞれカラー映像信号を構成する色信号B、R、Gとし
て入力し、表示面にカラー画像を表示する。
この場合には、DA変換器68B、68R、68GからカラーCRT
72に入力されるG信号70Gは、CRT12に表示されたクロス
ハッチパターンをテレビカメラ34により撮影した映像信
号であり、DA変換器68B、68RからカラーCRT72に入力さ
れる映像信号70B、70Rは、標準パターン紙90に表示され
たクロスハッチパターンをテレビカメラ34により撮影し
た映像信号である。
したがってこの実施例の場合には、CRT12に表示され
たクロスハッチパターンと、標準パターン紙90に表示さ
れたクロスハッチパターンとが一致するか否かをカラー
CRT72に表示する。両者が一致する場合にはカラーCRT72
に表示されるクロスハッチパターンは例えば白と黒の正
しいパターンとなり色ずれによる他の色は発生しない。
一致しない場合には色ずれが発生するから、他の色が表
示される。したがって作業者はこれを見ることにより、
CRT12のラスター歪の発生を検出することができる。
この実施例においては、フレームメモリ60B、60Rに記
憶される標準パターンは、第1図の実施例のようにテス
トパターンジェネレータ30から発生させた信号を直接記
憶するものではなく、標準パターン紙90に表示された標
準パターンをテレビカメラ34で撮影して得た信号を用い
ている。したがって、フレームメモリ60B、60Rに記憶さ
れる標準パターンには、テレビカメラ34の撮影により歪
が含まれている。すなわち、テレビカメラ34のレンズや
撮像素子の歪に起因するラスター歪が発生している。
一方、フレームメモリ60Gに記憶される信号は、テス
トパターンジェネレータ30から発生されたパターンをCR
T12に表示し、これをテレビカメラ34により撮像して得
たものであるから、CRT12のラスター歪の他、テレビカ
メラ34の撮影による歪が含まれている。
したがって、カラーCRT72に表示されるパターンの色
ずれの有無を見て、CRT12のラスター歪を検出する場合
に、CRT12のラスター歪を含むパターンと標準のパター
ンのいずれにもテレビカメラ34の撮影による歪が含まれ
ているから、テレビカメラ34の撮影による歪が相殺さ
れ、テレビカメラ34の撮影による歪の影響を除去するこ
とができる。
なお、この実施例においても、フレームメモリ60B、6
0Rのうち一方のみを設け、他方を省略することとしても
よい。
また、テレビカメラ34のレンズの歪と、画像出力装置
においてハードコピーの作成に用いる投影レンズの歪と
は同じであることが望ましいが、これらが異なる場合に
は、次のようにして投影レンズの歪の影響を除去する。
画像出力装置のCRTに表示されたパターンを、投影レ
ンズを用いて印画紙等に投影し、ハードコピーを作成す
る。作成されたハードコピーのラスター歪を目視等によ
り検出し、ハードコピーのラスター歪がなくなるように
CRTの偏向電圧等を調整する。調整後に、CRTに表示され
たパターンはラスター歪があっても、これを投影レンズ
により投影し、ハードコピーを作成すれば、ハードコピ
ーにはラスター歪が現れないものであるから、このCRT
に表示されたパターンを標準パターンとし、テレビカメ
ラ34により撮像し、その出力をフレームメモリ60B、60R
に記憶する。
次にラスター歪を検出するため、テストパターンジェ
ネレータからパターンを発生させてCRTに表示し、テレ
ビカメラにより撮像してその出力をフレームメモリ60G
に記憶する。その後の動作は前記と同様に行えばよい。
このようにすれば、投影レンズの歪の影響を除去する
ことができる。
第4図には本発明のさらに他の実施例が示されてい
る。
この実施例においては、テストパターンジェネレータ
30の出力32がCRT12の入力およびネガポジ反転回路92の
入力に接続されている。ネガポジ反転回路92の出力94は
フレームメモリ96を介して加算器104の一方の入力98に
接続されている。また、CRT12の表示面を撮像する位置
にテレビカメラ34が配置され、テレビカメラ34の出力36
は増幅器38、AD変換器42およびフレームメモリ100を介
して加算器104の他の入力102に接続されている。加算器
104の出力106はCRT108の入力に接続されている。
フレームメモリ96および100は省略してもさしつかえ
ない。
この装置によりCRT12のラスター歪を検出する場合に
は、テストパターンジェネレータ30からクロスハッチパ
ターンが発生され、CRT12に表示される。CRT12に表示さ
れたクロスハッチパターンがテレビカメラ34で撮影さ
れ、増幅器38で増幅され、AD変換器42でAD変換された
後、フレームメモリ100に入力される。例えば、第5図
に示すようにテストパターンジェネレータ30から発生さ
れたクロスハッチパターンの信号(a)は、CRT12のラ
スター歪により変化した信号(c)となってフレームメ
モリ100に入力されている。
一方、テストパターンジェネレータ30から発生された
クロスハッチパターンがネガポジ反転回路92に入力さ
れ、ネガポジ反転回路92によりネガポジ反転される。第
5図に示すようにテストパターンジェネレータ30から発
生されたクロスハッチパターンの信号(a)は、ネガポ
ジ反転されて反転信号(c)となる。ネガポジ反転され
た反転信号(c)は、フレームメモリ96に記憶される。
フレームメモリ96および100からそれぞれ読み出され
た信号98、102は加算器104に入力され、加算器104で加
算される。例えば第5図(b)(c)の信号が加算され
る。CRT12にラスター歪がない場合には信号(b)は信
号(a)と同一であるから、信号(a)をネガポジ反転
した信号(c)と信号(b)とを加算すると、互いに相
殺され、信号が現れない。CRT12にラスター歪がある場
合には信号(b)は信号(a)と同一ではなく、同図に
示すようにずれているから、信号(b)は信号(c)と
を加算すると第5図(d)のような信号となる。
したがって、加算器104で加算した信号106をモニター
108に出力し、モニター108により表示すれば、作業者が
モニター108を見ることにより、CRT12のラスター歪の有
無を判断することができる。この場合にもラスター歪の
ある部分のみ信号が現れるから、ラスター歪の検出は容
易である。
なお、ネガポジ反転回路92をテストパターンジェネレ
ータ30の出力32でなく、AD変換器42の出力44に接続して
もよいし、または、ネガポジ反転回路92を設けなくても
よい。
効果 本発明によれば、テストパターンを陰極線管に表示
し、これを撮像手段により撮像して得た信号とテストパ
ターンの信号とを比較して出力手段に表示し、両信号が
一致しない部分に一致する部分と異なる表示が現れるよ
うにしているから、従来のパターンの対比による検出に
比較して高い精度でラスター歪を検出することができ
る。
また、陰極線管の表示がスロースキャンレートで行わ
れている場合にも、出力手段には通常のスキャンレート
により表示されるから、作業者の検査による疲労を防止
できる。
さらに、ラスター歪の検出をリアルタイムで行うこと
ができるから、調整作業に要する時間を短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による画像出力装置のラスター歪検出
装置の一実施例を示すブロック図、 第2図は、本発明が適用される画像出力装置のブロック
図、 第3図は、本発明による画像出力装置のラスター歪検出
装置の他の実施例を示すブロック図、 第4図は、本発明による画像出力装置のラスター歪検出
装置のさらに他の実施例を示すブロック図、 第5図は、第4図の装置において現れる信号の例を示す
波形図である。 主要部分の符号の説明 12……CRT 30……テストパターンジェネレータ 34……テレビカメラ 60B,60R,60G……フレームメモリ 72……カラーCRT 80……CPU 86……CRT 90……標準パターン紙 92……ネガポジ反転回路 104……加算器 108……CRT

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号により表示される画像を陰極
    線管に表示する画像出力装置の前記陰極線管のラスター
    歪検出装置において、該ラスター歪検出装置は、 ラスターの走査方向の変化を陰極線管の画面に表示し得
    るテストパターンを発生するテストパターン発生手段
    と、 該テストパターン発生手段により発生されたテストパタ
    ーンを表示した陰極線管の画面を撮像する撮像手段と、 該撮像手段からの出力と、前記テストパターン発生手段
    からの出力を表示するカラー表示手段とを有し、 前記テストパターン発生手段からのテストパターンと該
    テストパターンを前記陰極線管に表示した前記撮像手段
    からのテストパターンとを互いにカラーを異ならせて前
    記カラー表示手段に表示させることを特徴とする画像出
    力装置のラスター歪検出装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のラスター歪検
    出装置において、該ラスター歪検出装置はさらに、前記
    撮像手段からの出力を格納する第1の記憶手段と、 前記テストパターン発生手段により発生されるテストパ
    ターンを格納する第2の記憶手段とを有し、 前記第1の記憶手段からのテストパターンと前記第2の
    記憶手段からのテストパターンとを互いにカラーを異な
    らせて前記カラー表示手段に表示させることを特徴とす
    る画像出力装置のラスター歪検出装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載のラスター歪検
    出装置において、 前記第1の記憶手段および第2の記憶手段はそれぞれフ
    レームメモリであり、 前記カラー表示手段はカラー用のCRTであり、 前記第1の記憶手段を構成するフレームメモリからのテ
    ストパターンと前記第2の記憶手段を構成するフレーム
    メモリからのテストパターンとを互いにカラーを異なら
    せて前記カラー用のCRTに表示させることを特徴とする
    画像出力装置のラスター歪検出装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項記載のラスター歪検
    出装置において、前記第2の記憶手段が2つのフレーム
    メモリにより構成され、該2つのフレームメモリからの
    それぞれのテストパターンと前記第1の記憶手段を構成
    するフレームメモリからのテストパターンとを互いにカ
    ラーの異なる3原色信号として前記カラー用のCRTに表
    示させることを特徴とする画像出力装置のラスター歪検
    出装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    れかに記載のラスター歪検出装置において、前記撮像手
    段が固体撮像素子を用いたテレビカメラであることを特
    徴とする画像出力装置のラスター歪検出装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項記載のラスター歪検
    出装置において、前記撮像手段は前記陰極線管に表示さ
    れたパターンを所定の時間撮像して蓄積した後、出力す
    るフレーム蓄積型テレビカメラであり、 前記陰極線管はスロースキャンレートで表示されるもの
    であることを特徴とする画像出力装置のラスター歪検出
    装置。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項ないし第6項のいず
    れかに記載のラスター歪検出装置において、前記テスト
    パターン発生手段により発生されたテストパターンがク
    ロスハッチパターンであることを特徴とする画像出力装
    置のラスター歪検出装置。
  8. 【請求項8】特許請求の範囲第2項記載のラスター歪検
    出装置において、前記第2の記憶手段に記憶される前記
    テストパターンは、前記陰極線管の表示面の位置に配置
    された標準パターンを前記撮像手段により撮像したもの
    であることを特徴とする画像出力装置のラスター歪検出
    装置。
  9. 【請求項9】入力映像信号により表示される画像を陰極
    線管に表示する画像出力装置の前記陰極線管のラスター
    歪検出装置において、該ラスター歪検出装置は、 ラスターの走査方向の変化を陰極線管の画面に表示し得
    るテストパターンを発生するテストパターン発生手段
    と、 該テストパターン発生手段により発生されたテストパタ
    ーンを表示した陰極線管の画面を撮像する撮像手段と、 該撮像手段からの出力と、前記テストパターン発生手段
    からの出力とを加算する加算手段と、 該加算手段の出力を表示する表示手段とを有し、 前記加算手段により前記テストパターン発生手段からの
    テストパターンと該テストパターンを前記陰極線管に表
    示した前記撮像手段からのテストパターンとを加算し、
    該加算した出力を前記表示手段に表示させることを特徴
    とする画像出力装置のラスター歪検出装置。
  10. 【請求項10】特許請求の範囲第9項記載のラスター歪
    検出装置において、該ラスター歪検出装置はさらに、前
    記撮像手段からの出力または前記テストパターン発生手
    段からの出力のいずれか一方をネガポジ反転するネガポ
    ジ反転手段を有し、前記加算手段は前記撮像手段からの
    出力または前記テストパターン発生手段からの出力のう
    ち前記ネガポジ反転手段によりネガポジ反転された出力
    と他方のネガポジ反転されていない出力とを加算するこ
    とを特徴とする画像出力装置のラスター歪検出装置。
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