JP2505865Y2 - 液浸透印の組立構造 - Google Patents

液浸透印の組立構造

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JP2505865Y2
JP2505865Y2 JP478893U JP478893U JP2505865Y2 JP 2505865 Y2 JP2505865 Y2 JP 2505865Y2 JP 478893 U JP478893 U JP 478893U JP 478893 U JP478893 U JP 478893U JP 2505865 Y2 JP2505865 Y2 JP 2505865Y2
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JP
Japan
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lid member
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assembly structure
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locking groove
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JP478893U
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JPH0657660U (ja
Inventor
鐘太郎 中瀬
Original Assignee
谷川商事株式会社
河政工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液浸透印の組立構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】朱肉の必要なく、常時印部材に朱液を浸
透させておき、さらに液タンク部材を有する簡易な液浸
透印は公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記公知の液浸透印
は、印面を有する印部材と液タンク部材とを、印円筒ケ
ース内に印面を露呈させて収納し、液タンク部材の後方
を有底円筒状の蓋部材によって閉鎖する構成としてあ
り、上記蓋部材と基材とを嵌合組立する構造となってい
た。上記公知の組立構造における基材は真鍮の円筒体に
よって構成され、この円筒体に膨出部を構成し、この膨
出部の弾性変形を少しでも良好とするため、膨出部に抜
き孔を形成した構造としていた。そしてこの膨出部を上
記蓋部材に嵌合する構成となっていた。従前公知の上記
組立構造では、上記した構成からなる基材を蓋部材に嵌
合組立するから、基材が蓋部材にきっちりと嵌合する点
で好ましいが、反面好ましくない点もある。即ちこの種
の液浸透印は、受注生産することが多く、注文を受けて
から印の組立作業を行うため、誤って受注者の氏名と異
なった印を組立ててしまうと、基材と蓋部材の分離がき
わめて困難となり、結果として誤って組立てられた印
は、使用できなくなるという問題点があった。
【0004】本考案は、上記従前の組立構造の問題点に
鑑み、基材と蓋部材との組立を着脱容易とし、その組立
作業を楽にするだけでなく、誤った氏名の印を組立てて
も容易に分離し、再度正しい印を組立てることができる
ようにし、結果として不良品を少なくして液浸透印をコ
ストダウンして提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的をもってなされ
た本考案液浸透印の組立構造は、印部材を円筒ケース内
に収納保持する有底円筒状の蓋部材の内壁に、蓋部材の
奥部に向かって拡開する傾斜面を有する係止溝を形成す
ると共に、円筒体からなる基材に、上記蓋部材の嵌合方
向と逆方向に僅かに傾斜して突出する複数の弾性係止爪
を内部から打ち出して形成してあり、蓋部材と基材との
嵌合状態で基材の弾性係止爪が蓋部材の係止溝の傾斜面
に係合するように構成してあることを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案組立構造では、円筒体からなる基材を蓋
部材に嵌合するために差し込めば、基材に形成した複数
の弾性係止爪が嵌合方向と逆方向に僅かに傾斜して突出
するよう内方から打ち出して形成されているから、この
弾性係止爪は、蓋部材の内壁面に押されて導かれ、この
弾性係止爪が蓋部材の係止溝に合致した位置で突出し、
係止溝の傾斜面に係合して基材と蓋部材の組立が完了す
る。次にこの基材と蓋部材を分離する際には、基材を回
しながら蓋部材から抜き出すと、係止溝の傾斜面が弾性
係止爪を押し込んで係止爪と係止溝の係合が容易に解か
れ、基材を蓋部材から容易に離脱できる。
【0007】
【実施例】本考案組立構造の実施例を図によって説明す
る。図中1が印面2を有する印部材全体を示し、この印
部材全体1は公知の印部材同様円筒状のケース3内に印
面2を有する印部材(図示せず)及び液タンク部材(図
示せず)を組み込んである。図中4がケース3に嵌め込
んで印部材及びタンク部材をケース3内に組み込み固定
する有底円筒状の蓋部材である。この蓋部材4の内壁円
周にリング状にあるいは断続的に係止溝5を形成してあ
り、この係止溝5によって蓋部材4の奥部に向かって拡
開する傾斜面6を有する。
【0008】図中7が真鍮によって構成した円筒体から
なる基材で、この基材7に上記蓋部材4の嵌合方向と逆
方向に僅かに傾斜して突出する複数の弾性係止爪8を内
部から打ち出して形成してある。この係止爪8は、基材
7の内方からカキ切り工程,割り工程,半割り工程,半
抜き工程等種々の手段によって成形できる。そして蓋部
材4と基材7との嵌合状態で、上記弾性係止爪8が蓋部
材4の係止溝6に係合するようにしてある。この他図中
9は液浸透印の外ケース、10,10はキャップであ
る。
【0009】上記実施例によれば、液浸透印を組立てる
際、基材7を蓋部材4に嵌合するよう差し込めば、その
弾性係止爪8が蓋部材4の係止溝5の傾斜面6に係止す
る。この際係止爪8が弾性的であるから、その組立ては
容易である。次に基材7と蓋部材4とを分離する際に
は、蓋部材4に対して基材7を回しながら引き抜くと、
弾性係止爪8が係止溝5の傾斜面に沿って押し込まれ、
これらの係合が容易に解かれるから離脱が簡単である。
【0010】
【考案の効果】叙上の如く本考案組立構造であれば、液
浸透印の組立のための蓋部材と基材との着脱が容易であ
るから、誤った印を組立ててもその組み替えが容易であ
り、不良品の数を減らし、コストダウンすることができ
た実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案組立構造によって組まれた液浸透印の全
体図で一部を切断して示してある。
【図2】本考案の要部となる蓋部材と基材とを示す一部
切断分離図。
【符号の説明】
1 印部材全体 2 印面 3 ケース 4 蓋部材 5 係止溝 6 傾斜面 7 基材 8 弾性係止爪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印部材を円筒ケース内に収納保持する有
    底円筒状の蓋部材の内壁に、蓋部材の奥部に向かって拡
    開する傾斜面を有する係止溝を形成すると共に、円筒体
    からなる基材に、上記蓋部材の嵌合方向と逆方向に僅か
    に傾斜して突出する複数の弾性係止爪を内部から打ち出
    して形成してあり、蓋部材と基材との嵌合状態で基材の
    弾性係止爪が蓋部材の係止溝の傾斜面に係合するように
    構成してあることを特徴とする液浸透印の組立構造
JP478893U 1993-01-25 1993-01-25 液浸透印の組立構造 Expired - Lifetime JP2505865Y2 (ja)

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JPH0657660U JPH0657660U (ja) 1994-08-09
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