JP2505220B2 - 火災警報装置 - Google Patents

火災警報装置

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、火災感知器自体が火災の発生を判断する
か、もしくは火災センサから収集されたデータを基に受
信機(または中継器)が火災の発生を判断するようにし
た火災警報装置に関する。
[従来の技術] 従来、火災警報装置は空気中の湿度に関係なく、常に
一定の、アラーム・レベルや蓄積時間(火災現象検出手
段の検出出力が火災判別レベルに達してから火災判別が
行われるまでの時間)等の火災判別基準に基づいて火災
判別を行うようにしている。しかしながら、例えば一年
を通じて見ると、梅雨時は高湿度であるため可燃物に火
が付きにくく燃焼速度も遅いが、冬期では湿度は低く可
燃物は非常に燃え易い状態となっている。空気中の湿度
が低下すると木材の可燃物は内部まで乾燥し、一度着火
すると急激に燃える。また、プラスチック類でも湿度が
低いと静電気が発生し易くなり、火花が飛んで着火する
ことがある。
このため、例えば、梅雨時や夏期に設定された火災判
別基準では、冬期には最適な火災判別基準とはならず、
火災発見に遅れを来すと考えられ、従って、空気中の湿
度の低い状態が長時間続いた場合には、火災異常もしく
はその兆候を早期に検出することが非常に重要である。
[発明が解決しようとする問題点] このように湿度は火災判別にとって非常に重要な要素
であるにもかかわらず、従来の火災警報装置では考慮さ
れていなかったという問題がある。
[問題点を解決するための手段] 従って、本発明では空気中の湿度もしくは可燃物内の
実効湿度を火災警報装置に入力することで、湿度が低い
場合にはアラーム・レベルや蓄積時間等の火災判別基準
を早期発見ができる側に設定して遅報の可能性を減ら
し、湿度が高い場合には比較的発見のゆっくりした側に
設定して誤報の可能性を減らすことができるようにした
火災警報装置が提供される。
具体的には本発明によれば、火災現象検出手段と、該
火災現象検出手段の検出出力が火災判別基準に達したか
否かを判別する火災判別手段とを有する火災警報装置に
おいて、 前記火災現象検出手段の設置場所の湿度を検出する湿
度検出手段と、 該湿度検出手段によって検出された湿度に応じて前記
火災判別手段の火災判別基準を設定する火災判別基準設
定手段と、 を備えたことを特徴とする火災警報装置が提供され
る。
[作用] 火災現象検出手段(FS;第1図または第8図)と、該
火災現象検出手段の検出出力(V8)が火災判別基準に達
したか否かを判別する火災判別手段(ステップ310及び3
13;第3図(2)、またはステップ908及び913;第9図
(2))とを有する火災警報装置において、 前記火災現象検出手段の設置場所の湿度を検出する湿
度検出手段(HS;第1図、またはHD1〜HDn;第8図)が設
けられると共に、該湿度検出手段によって検出された湿
度に応じて前記火災判別手段の火災判別基準を設定する
火災判別基準設定手段(ROM22、ROM23;第1図、及びス
テップ306、307;第3図、もしくはROM2、ROM3;第8図、
及びステップ903〜905;第9図(1))が設けられ、こ
れにより、湿度に応じて火災判別基準を適切な値に設定
変更することが可能となる。
[実施例] 以下、添府図面に基づいて本発明の実施例について説
明する。
第1図は、検出した火災現象のアナログ量信号を出力
する複数の火災センサ(アナログ式火災感知器)SF1〜S
Enを、受信機REに接続した場合の本発明の一実施例によ
る火災警報装置を示す。第1図において、火災センサSE
1〜SEnはそれぞれマイクロプロセッサCPU11を含んでお
り、各マイクロプロセッサCPU11には、アナログーディ
ジタルA/D変換器AD1及び火災信号入力用インターフェー
スIF11を介して火災現象のアナログ量信号を受けるよう
に、火災現象検出部FSが接続されて示されている。火災
現象検出部FSは、示されていないが、概して、熱、煙、
炎、あるいはガス等の状態を測定する測定部、増幅器、
並びにサンプルホールド回路等を含んでいる。
各マイクロプロセッサCPU11にはまた、A/D変換器AD2
及び湿度信号入力用インターフェースIF12を介して湿度
信号を受けるように、例えば抵抗式の湿度検出部HS(実
効湿度を出力するものが望ましい)が接続され、さら
に、オペレーティング・システムすなわちOSや後述のフ
ロチャートで説明するプログラム等を記憶しているプロ
グラム記憶用リード・オンリ・メモリROM11と、自己の
アドレス・コードを記憶しているアドレス・コード記憶
用リード・オンリ・メモリROM12と、作業領域として使
用される作業用ランダム・アクセス・メモリRAM11と、
送受信用インターフェースIF3を介して、直並列変換回
路、受信回路、及び送信回路等でなる信号逆受信部TRX
と、が接続されて示されている。
受信機REにはマイクロプロセッサCPU21が含まれてお
り、このマイクロプロセッサCPU21には、OSや後述のフ
ロチャートで説明するプログラム等を記憶しているプロ
グラム記憶用リード・オンリ・メモリROM21と、一例が
第4図に示されている湿度・火災判別レベル変換テーブ
ル記憶用リード・オンリ・メモリROM22と、一例が第5
図に示されている湿度・蓄積時間変換テーブル記憶用リ
ード・オンリ・メモリROM23と、各火災センサのアドレ
ス・コードを記憶しているアドレス・マップ用リード・
オンリ・メモリROM24と、蓄積時間カウント用ランダム
・アクセス・メモリRAM21(例えば、火災センサSE1〜SE
nのそれぞれに対応するカウンタが設けられている)
と、作業用ランダム・アクセス・メモリROM22と、イン
ターフェースIF21を介して信号送受信部TRXと、インタ
ーフェースIF22を介して表示部DPと、インターフェース
IF23を介して操作部OPと、が接続されて示されている。
第1図に示された火災警報装置の動作を第2図並びに
第3図をも用いて説明する。
第2図は、第1図に示された火災センサSE1〜SEnの各
々の動作を説明するためのフローチャートであり、RAM1
1やIF等をクリアしかつ各種初期値設定(ステップ201)
の後、受信機REからのポーリングにより当該火災センサ
が呼び出されたならば、すなわち受信したポーリング・
アドレス・コードがROM12の自己アドレス・コードと一
致したならば(ステップ202のYESすなわち「はい」)、
IF12から湿度検出部HSの出力データすなわち湿度データ
V1(実効湿度)を読み込む(ステップ203)と共にIF11
から火災現象検出部FSの火災現象検出データV8を読み込
み(ステップ204)、それら湿度データV1並びに火災現
象検出データV8を、インターフェースIF13及び信号送受
信部TRXを介して受信機REに送出する(ステップ205)。
その後、また、ポーリングにより当該火災センサが呼び
出されたならば(ステップ202)、同様のシーケンスが
繰り返される。
第3図(1)及び(2)は、第1図に示された受信機
REの動作を説明するためのフローチャートであり、第3
図(1)において、まず、初期値設定が行われる(ステ
ップ301)と共に、火災センサの番号nが0に設定され
る。次に、1番目の火災センサから順番にポーリングし
て湿度データV1並びに火災現象検出データV8を収集する
ために、火災センサの番号nが1つ増分されて(ステッ
プ303)、当該n番の火災センサにデータ返送命令が送
出される(ステップ304)。当該n番の火災センサから
の受信信号が有ったならば、すなわち第2図のステップ
205で火災センサから送出された湿度データV1及び火災
現象検出データV8を受信したならば(ステップ305のYE
S)、ROM22に格納された湿度・火災判別レベル変換テー
ブルの先頭アドレスALAD(アドレス値をV2とする)並び
にROM23に格納された湿度・蓄積時間変換テーブルの先
頭アドレスSTAD(V3とする)にそれぞれ、火災センサか
ら送出されてきた湿度データV1を加算して、各変換テー
ブル上の当該湿度データV1に対応する、火災判別レベル
(すなわちアラーム・レベル)が格納されているアドレ
スV4と、蓄積時間が格納されているアドレスV5とを算出
し(ステップ306)、次に、該アドレスV4及びV5の値か
らそれぞれ、火災判別レベルV6並びに蓄積時間V7を求め
て作業用RAM22に格納する(ステップ307)。
湿度・火災判別レベル変換テーブル及び湿度・蓄積時
間変換テーブルの詳細がそれぞれ第4図及び第5図に示
されている。これら図から分かるように、各テーブルの
アドレスには湿度の0%から100%までの1%づつが対
応しており、各アドレス位置には各湿度に対して最適な
アラーム・レベル及び蓄積時間が格納されている。これ
により、前述のようにテーブルの先頭アドレスに湿度デ
ータを加算して得られたアドレスから、各湿度にとって
最適な火災判別基準(すなわち火災判別レベルと蓄積時
間と)を得ることが可能である。なお、湿度・火災判別
レベル変換テーブルについてのみ、その内容をグラフ表
示したものが第7図に示されている。
火災判別レベルすなわちアラーム・レベルV6と蓄積時
間V7とが作業用RAM2に格納されると、次に、蓄積時間カ
ウント用RAM21に格納されている蓄積時間カウンタ・テ
ーブルの先頭アドレスSTCNADに火災センサの番号nを加
算することによりアドレスV9が算出され(ステップ30
8)、該アドレスV9から当該火災センサに対する蓄積時
間カウント値V10が読み出される(ステップ309)。
蓄積時間カウンタ・テーブルの詳細が第6図に示され
ており、この第6図から分かるように該カウンタ・テー
ブルのアドレスには各火災センサの番号n(1≦n≦
N)が対応しており、各アドレス位置には該当する番号
の火災センサの蓄積時間カウント値が格納されている。
これにより、前述のように蓄積時間カウンタ・テーブル
の先頭アドレスSTCNADに火災センサの番号nを加算する
ことにより得られたアドレスV9から、当該火災センサに
対する蓄積時間カウント値V10を読み出すことが可能で
ある。
蓄積時間カウント値V10が読み出されると、次にステ
ップ305で受信した火災現象検出データV8が、ステップ3
07で湿度・火災判別レベル変換テーブルから読み出され
た火災判別レベルV6と比較される。火災現象検出データ
V8が火災判別レベルすなわちアラーム・レベルV6より小
さければ(ステップ310のNO)、当該火災センサの蓄積
時間カウント値V10をクリアすなわち0にしてそれを蓄
積時間カウンタ・テーブルのアドレスV9に格納し(ステ
ップ311)、その後、次の番号の火災センサに対する火
災判別をステップ303から繰り返す。
もし、火災現象検出データV8が火災判別レベルV6以上
であるならば、データV8がデータV6以上である時間を計
数するために、当該火災センサのための蓄積時間カウン
ト値V10を1つ増分して蓄積時間カウンタ・テーブルの
アドレスV9に格納し(ステップ312)、次に、該蓄積時
間カウント値V10が、ステップ307で湿度・蓄積時間変換
テーブルから読み出された蓄積時間V7に達したか否かが
判定される。蓄積時間カウント値V10が蓄積時間V7に達
していなければ(ステップ313のNO)、該蓄積時間カウ
ント値V10は、ポーリングにより次に当該火災センサか
らデータが送出されてくるまでアドレスV9に保存されて
おり、その後、当該火災センサからの次のデータが送ら
れてきた(ステップ305)時点で、ステップ306から312
までのシーケンスが繰り返されて、ステップ313で再
度、今度は蓄積時間カウント値(V10+1)がV7に達し
たか否かが判定される。
以上のシーケンスにおいて、蓄積時間カウント値V10
がV7に達する前に火災現象検出データV8が火災判別レベ
ルV6より小さくなった場合には(ステップ310のNO)、
ステップ312での蓄積時間カウント値V10の増分は停止さ
れて、該カウント値V10は0にクリアされる(ステップ3
11)。しかしながら、火災現象検出データV8が火災判別
レベルV6以上である期間が継続し、その後カウント値V
10がV7以上となると(ステップ313のYES)、該当する火
災センサの番号nから火災地区を判別して表示部に表示
するか、及び/または火災警報を鳴動させる等の適当な
動作が取られる(ステップ314)。その後、火災センサ
の番号nが最終番号Nに達していなければ(ステップ31
5のNO)ステップ303からの動作が、また達していれば
(ステップ315のYES)ステップ302からの動作が続けら
れる。
以上の第3図に示したフローチャートの場合、火災判
別基準としてのアラーム・レベルすなわち火災判別レベ
ルV6と、蓄積時間V7とは湿度により時々刻々と変化する
が、火災判別動作に入った場合、火災判別レベルV6及び
蓄積時間V7、あるいはそのいずれかを変化させたくない
場合がある。このような場合、例えば蓄積時間V7を変化
させない場合について述べると、蓄積時間カウント用RA
M21に格納された蓄積時間カウンタ・テーブルの各火災
センサに対する蓄積時間記憶用領域にV10用のものと一
緒にV7のための記憶領域も設けておき、検出出力V8が火
災判別レベルV6以上となって蓄積時間のカウントを開始
した時点でのV7を、蓄積時間カウンタ・テーブルの対応
する火災センサのV7用記憶領域に記憶させるようにす
る。このV7を、対応のセンサの検出出力V8が火災判別レ
ベルV6以上である限り消去せずに該V7用記憶領域に保持
しておき、これにより、V10が判別基準としての蓄積時
間カウント値V7を越えたか否かの判定は、V10を、V7
記憶領域に記憶されたV7と比較することにより行われる
こととなる。なお、火災判別レベルV6を変化させたくな
い場合も、蓄積時間カウント・テーブルの各火災センサ
対応に火災判別レベル用の記憶領域を設けておくことに
より同様に対処することが可能である。
第1図の実施例では受信機に複数接続された火災センサ
からのアナログ量信号を受信機に収集させて火災判別を
該受信機側で行うようにしたものを示したが、第8図で
は、受信機に複数の火災感知器を接続し、該火災感知器
は火災現象検出部で検出されたセンサ・レベル信号に基
づいて火災異常であるか否かを判別し、その結果だけを
ディジタルのオン・オフ信号で受信機に送出するように
した場合の実施例を示す。
第8図において、REは受信機であり、DE1〜DEnはいわ
ゆるディジタル式の火災感知器であり、そしてHD1〜HDn
は、DE1〜DEnに対応して、あるいは室単位ごとのような
或る地域単位ごとに設けられている湿度検出器である。
感知器DE1〜DEnにおいて、FSは、熱式、イオン化式、
光電式、炎式、あるいはガス式等の火災現象検出部、AD
は、火災現象検出部FSから出力される火災現象のアナロ
グ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、CPU1は
マイクロプロセッサ、ROM1はOSや第9図のフローチャー
トで後述するプログラム等を記憶しているリード・オン
リ・メモリ、ROM2は、その一例が第4図に示されたもの
と同等の、湿度・火災判別レベル変換テーブルを記憶し
ているリード・オンリ・メモリ、ROM3は、その一例が第
5図に示されたものと同等の湿度・蓄積時間変換テーブ
ルを記憶しているリード・オンリ・メモリ、RAM1は蓄積
時間カウント用としてのランダム・アクセス・メモリ、
RAM2は作業領域としてのランダム・アクセス・メモリ、
IF1〜IF3はそれぞれ、火災現象のアナログ量信号入力
用、湿度検出器 HDからの湿度信号入力用、及び火災信
号出力用のインターフェース、TXは火災信号送出回路で
ある。
第8図の動作を第9図(1)及び(2)を用いて説明
すると、火災信号出力用インターフェースIF3をクリア
(ステップ901)した後、湿度信号入力用インターフェ
ースIF2から湿度データV1を読み込む(ステップ902)。
次に、ROM2に格納されている湿度・火災判別レベル変換
テーブルの先頭アドレスALADをV2とすると共に、ROM3に
格納されている湿度・蓄積時間変換テーブルの先頭アド
レスSTADをV3とし(ステップ903)、これらV2及びV3
値に、ステップ902で読み込まれた湿度データV1の値を
加算して、アドレスV4及びV5を算出する(ステップ90
4)。これらアドレスV4及びV5により、湿度データV1
対応する最適な火災判別レベルV6及び蓄積時間V7が、そ
れぞれ湿度・火災判別レベル変換テーブル及び湿度・蓄
積時間変換テーブルから読み出される(ステップ90
5)。
次に、A/D変換器AD及びインターフェースIF1を介して
火災現象検出部FSからの火災現象レベル信号V8を読み込
む(ステップ906)と共に、蓄積時間カウンタを格納し
ているRAM1のアドレスSTCNADから蓄積時間カウント値V
10を読み出す(ステップ907)。
火災現象レベル信号V8が火災判別レベルV6より小さい
ならば(ステップ908のNO)、蓄積時間カウント値V10
0としてRAM1に格納する(ステップ90)と共に、火災信
号出力用インターフェースIF3がクリアされ(ステップ9
10)、時間待ち(ステップ911)の後、ステップ902から
のシーケンスが繰り返される。
火災現象レベル信号V8が火災判別レベルV6以上である
ならば(ステップ908のYES)、V10の値を1つ増分した
(ステップ912)後、V10をV7と比較し、V10がV7より小
さければ(ステップ913のNO)、V10がV7以上となるのを
待ち、V10がV7以上となった時点で(ステップ913のYE
S)、火災信号出力用インターフェースに火災信号を書
き込むことにより、火災警報を鳴動する等の適当な動作
が取られる(ステップ914)。
なお、上記実施例では、火災判別基準として火災判別
レベル及び蓄積時間の組み合わせたものについて説明し
たが、火災判別基準としてはそのいずれか一方だけを用
いても良く、また火災判別計算式、もしくは火災判別パ
ターン等のものであっても上記実施例と同様の効果を奏
する。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、火災感知器もしくは
火災センサ等の設置場所の湿度を検出し、検出された湿
度の値に応じて、火災判別レベルや蓄積時間等の火災判
別基準を変更するようにしたので、湿度が低い場合には
火災の早期発見を実現できると共に、高い場合には誤報
の可能性を極力減らした火災警報装置を得ることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による火災警報装置を示すブ
ロック回路図、第2図並びに第3図(1)及び(2)は
第1図の動作を説明するためのフローチャート、第4図
〜第7図は、第1図から第3図(2)までの動作を説明
するための図、第8図は本発明の他の実施例による火災
警報装置を示すブロック回路図、第9図(1)及び
(2)は第8図の動作を説明するためのフローチャート
である。図において、REは受信機、ROM22は湿度・火災
判別レベル変換テーブル格納用リード・オンリ・メモ
リ、ROM23は湿度・蓄積時間変換テーブル格納用リード
・オンリ・メモリ、REM21は蓄積時間カウント用ランダ
ム・アクセス・メモリ、SE1〜SEnは火災センサ、FSは火
災現象検出部、HSは湿度検出部、DE1〜DEnは火災感知
器、HD1〜HDnは湿度検出部、ROM2は湿度・火災判別レベ
ル変換テーブル格納用リード・オンリ・メモリ、ROM3は
湿度・蓄積時間変換テーブル格納用リード・オンリ・メ
モリ、RAM1は蓄積時間カウント用ランダム・アクセス・
メモリである。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災現象検出手段と、この火災現象検出手
    段の検出出力が火災判別基準に達したか否かを判別する
    火災判別手段とを備えた火災警報装置において、 前記火災現象検出手段の設置場所の湿度を検出する湿度
    検出手段と、 この湿度検出手段によって検出された湿度に応じて前記
    火災判別手段の火災判別基準を設定する火災判別基準設
    定手段と、 を更に備えたことを特徴とする火災警報装置。
  2. 【請求項2】前記火災判別基準は火災判別レベルである
    特許請求の範囲第1項記載の火災警報装置。
  3. 【請求項3】前記火災判別基準は蓄積時間である特許請
    求の範囲第1項記載の火災警報装置。
  4. 【請求項4】前記火災判別基準は火災判別レベル及び蓄
    積時間である特許請求の範囲第1項記載の火災警報装
    置。
  5. 【請求項5】前記火災判別基準設定手段は、 前記湿度検出手段によって検出された湿度データに対応
    する火災判別基準を記憶している対照手段と、 前記湿度データに対応する火災判別基準を前記対照手段
    から選択する選択手段と、 を含み、これにより前記火災判別手段は、前記選択手段
    により選択された前記火災判別基準によって火災判別を
    行う特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか記載の
    火災警報装置。
  6. 【請求項6】前記火災現象検出手段は火災現象を検出す
    るべき火災センサに組み込まれると共に、前記湿度検出
    手段は前記火災センサに接続され、かつ前記火災判別手
    段及び前記火災判別基準設定手段は受信機もしくは中継
    器に設けられ、これにより前記受信機もしくは中継器
    は、前記火災センサから前記火災現象検出手段の検出出
    力並びに前記湿度検出手段からの湿度データを収集し、
    前記湿度検出手段の湿度データに基づいて火災判別基準
    を設定し、前記火災現象検出手段の検出出力が設定され
    た火災判別基準に達しているか否かにより火災判別を行
    う特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか記載の火
    災警報装置。
  7. 【請求項7】前記火災現象検出手段、前記火災判別手
    段、並びに前記火災判別基準設定手段は、火災現象を検
    出すべき火災感知器に組み込まれ、かつ前記湿度検出手
    段は前記火災感知器に接続され、これにより前記火災感
    知器は、前記湿度検出手段からの湿度データに基づいて
    火災判別基準を設定し、前記火災現象検出手段の検出出
    力が設定された火災判別基準に達しているか否かにより
    火災判別を行い、 その判別結果を表す信号を受信機もしくは中継器に出力
    する特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか記載の
    火災警報装置。
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