JP2505215Y2 - スクイズ容器 - Google Patents

スクイズ容器

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JP2505215Y2 JP1993075307U JP7530793U JP2505215Y2 JP 2505215 Y2 JP2505215 Y2 JP 2505215Y2 JP 1993075307 U JP1993075307 U JP 1993075307U JP 7530793 U JP7530793 U JP 7530793U JP 2505215 Y2 JP2505215 Y2 JP 2505215Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、家庭用洗剤、シャン
プー、整髪剤などの内溶液を泡状液として排出できるス
クイズ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭用洗剤やシャンプーなど
を充填する容器において、その内溶液を泡状にして排出
する機能を備えたスクイズ容器が知られている。このよ
うなスクイズ容器として一般に、容器をスクイズして内
溶液をディップチューブにより吸入し、さらにこの吸入
した内溶液を同時に吸入した空気と混合し、その後にこ
の混合物を多孔質体やメッシュ状のネットなどの起泡体
に通過させて内溶液を泡状とする構成のものが知られて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のスク
イズ容器において多孔質体を起泡体として用いた場合に
は、多孔質体の孔径にばらつきがあることから、起泡さ
れて排出された内溶液の泡径にばらつきがあり、したが
って所望する木目細やかでクリーミーな泡状液を得るこ
とができる気泡体を安定して製造することが困難である
という問題がある。また、多孔質体の空隙率(多孔質体
全体の容積における孔の容積の占める割合)が小さい
と、この多孔質体を内溶液が通過する際の抵抗が大きく
なることから、容器のスクイズに比較的大きな力が必要
となるという問題がある。一方、メッシュ状のネットを
用いた場合には、その網の目の開口径が大きいとクリー
ミーな泡状液が得られないという問題がある。また、開
口径が小さいとネットに膜が張り易くなることから、ネ
ットの開口率を適切な値とすれば、良好な泡状液を得る
ことができる。
【0004】ところで、この種のスクイズ容器にあって
は、起泡ネットの上方に泡状液を排出するためのノズル
を設けることが一般的であり、このノズルから泡状液を
排出する構成になっているが、泡状液の排出後に泡状液
が容器内部に戻りきらずにノズルの周囲に付着して残留
することがあり、また、容器をスクイズする力が不足し
ていた場合にも内容液がノズルの外に漏れるという、い
わゆる、液だれと呼ばれる現象が生じるという問題があ
る。
【0005】本考案は前記事情に鑑みてなされたもの
で、泡径の揃ったクリーミーな泡状液をスクイズ操作に
より排出することができるとともに、起泡ネットの上に
設けたノズル状の起泡筒の周囲の汚れを目隠し、液だれ
現象を抑制できるスクイズ容器を提供することを目的と
する。
【0006】請求項1記載の考案は前記課題を解決する
ために、開口部を備え内部に内容液が充填されるととも
に可撓性と弾性復帰力を有した合成樹脂製の容器本体
と、容器本体の開口部を閉じて容器本体を密閉する蓋と
を具備してなるスクイズ容器であって、容器本体の開口
部を閉じて内蓋が設けられ、この内蓋に貫通孔が形成さ
れ、内蓋の貫通孔の上部に先窄まり状の起泡筒が形成さ
れ、貫通孔の下部に中空の中栓が装着され、この中栓と
内蓋との間に起泡ネットが介装され、前記中栓に容器本
体内底部側に延びるディップチューブが挿入される一
方、前記内蓋上面の起泡筒の周囲に円筒壁状の係合部が
突設され、前記内蓋の上方に、2条の同心円状の係合壁
を下面に有し中央上部に吐出管を突設した外蓋が、係合
壁を内蓋の係合部に嵌合して起泡筒の周囲に空間部を形
成し吐出管の底部を内蓋の起泡筒先端に対向させて取り
付けられてなるとともに、前記中栓の内部に、起泡ネッ
トに連通する拡散室と、この拡散室に連通し筒状の中栓
の内径を絞って形成された整流用の小径部と、この小径
部に連続して形成された混合室と、この混合室に連通し
中栓下面に開口する挿入孔と、この挿入孔に沿って形成
されて前記混合室と中栓下面とに開口する通気溝とが形
成されてなるものである。
【0007】
【作用】容器本体を可撓性を有した合成樹脂で構成する
ことにより、小さな力で容易に弾性変形させてスクイズ
操作することができ、かつ容易に弾性復帰させることが
できる。よってこのスクイズ操作によりディップチュー
ブから吸入した内溶液を起泡ネットを介して泡状液とし
て排出することができる。内蓋の起泡筒から外蓋の吐出
管を介して泡状液を排出する構成とし、内蓋と外蓋の間
に空間部を設けたことで、排出しきれなかった泡状液を
この空間部に滞留させることができ、内溶液の外部への
液だれを防止することができる。更に、容器本体の弾性
復帰力を利用してディップチューブから外気を容器本体
内に吸入することで、連続してスクイズ操作ができるよ
うになる。そして、容器本体の弾性復帰力を利用して容
器本体内に外気を吸入する祭に、容器本体内の負圧によ
る吸引力を効果的に利用し、吐出管の内部と内蓋と外蓋
の間の空間部に溜まった泡状液を容器本体内に流入させ
ることができるので、液だれ現象を起こすことなく使用
することができる。また、容器本体をスクイズすること
により、中栓の内部孔に挿入されたディップチューブを
介して内溶液を混合室に吸入し、同時に中栓の内部孔に
沿って形成された空気孔を介して容器本体内の空気を混
合室に吸入して混合室で両者を混合し、この混合物を中
栓内の小径部を通過させて整流し、流速を高めて霧状と
なして拡散室に吐出させ、次いで起泡ネットを用いて泡
状化し、それを更に先窄まり状の起泡筒で再び流速を高
めてから起泡筒の上部空間に放出するので、内溶液と空
気との混合と、その混合物の霧状化と、霧の泡状化と、
外部放出を混合室と小径部と拡散室と起泡ネットと起泡
筒を利用して段階的に順次行うことができ、これにより
総合的に木目細やか、かつクリーミーで均一の泡径を有
する泡状液を得ることができる。また、内溶液と空気の
混合物を小径部で流速を上げてから起泡ネットに吹き付
けて泡状化し、それを更に起泡筒で流速を上げてから外
部放出するので、この流速向上化と起泡ネットと起泡筒
の作用によりクリーミーで泡径の揃った泡状液が得られ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。図1および図2は、この考案のスクイズ容
器の一実施例を示すものである。図1において符号1は
スクイズ容器である。このスクイズ容器1は、内部に洗
剤やシャンプーなどの内溶液Aを充填する有底円筒状の
容器本体2と、この容器本体2の開口部に取り付けられ
た内蓋3と、この内蓋3の内面側に取り付けられた中栓
4と、この内蓋3の外面側に取り付けられた外蓋5およ
び有蓋円筒状のキャップ6とを主体として構成されてい
る。
【0009】容器本体2は、可撓性を有する合成樹脂か
らなるものであって、掌中に把握し指頭で押圧すること
により容易に弾性変形し、かつ押圧を解放することによ
り弾性復帰するものである。内蓋3は、容器本体2の開
口部に溶着等により一体に取り付けられた合成樹脂から
なるものであって、容器本体2の開口部を閉塞するもの
である。また、この内蓋3の中心部にはその下面から上
面に貫通する貫通孔7が形成されており、内蓋3の中心
部の下面の貫通孔周縁部には上記貫通孔7に連通する円
筒状の嵌合筒8が、同じく内蓋3の中心部の上面の貫通
孔周縁部には貫通孔7に連通する略円筒状の起泡筒9が
それぞれ形成されている。中栓4は、合成樹脂からなる
円筒状のものであって、上記内蓋3の嵌合筒8の内部8
aに嵌合することにより取り付けられたものである。ま
た、この中栓4の内部孔10内には小径部11が形成さ
れており、小径部11の下方の内部孔10壁面には中栓
4の軸方向に沿って延びる複数の通気溝10a、10a
・・・が形成されている。
【0010】さらに、内部孔10内には小径部11の下
方に混合室11aを形成してディップチューブ12が嵌
合され、前記通気溝10aの上端部が前記混合室11a
に連通されている。前記ディップチューブ12は、可撓
性を有する合成樹脂からなる管状のものであって、中栓
4と反対側の端部が、容器本体2の底部に接する程度の
長さを有したものである。また、中栓4の上端面と内蓋
3との間には、起泡ネット13が挟持され、中栓4の小
径部11と起泡ネット13との間に起泡ネット13と中
栓4とに囲まれて拡散室11bが形成されている。
【0011】この起泡ネット13は、図2に示すように
合成樹脂、繊維あるいは金属などからなるメッシュ状の
ものであって、その網の目の開口径Dを50〜150μ
mとし、かつネットの線材径を50〜100μmとした
ものである。この場合に、起泡ネット13の開口径Dを
50〜150μmとした理由は、50μmより小さいと
上述の空打ち現象少が生じるからであり、また150μ
mより大きいと排出された泡状液の泡径がばらつくと共
に全体に大きくなり、よってクリーミーな泡立ち感が得
られないからである。一方、ネットの線材径を50〜1
00μmとした理由は、100μmより太いと起泡ネッ
ト13における開口率が低くなり、このため内溶液Aの
起泡ネット13を通過する際の抵抗が大きくなり、よっ
て希望するスクイズ圧(指頭で押圧することにより容器
本体2に加えるる力)で内溶液Aを排出するのが困難に
なるからであり、また50μmより細いと強度的に難が
あり、必要以上のスクイズ圧を加えたときに起泡ネット
13が破断する恐れがあるからである。
【0012】外蓋5は、その内面に2条の同心円状の係
合壁14a、14bを形成した有蓋円筒状のものであっ
て、これら係合壁14a、14bの間に内蓋3の上面に
形成された円筒状の係合部15を係止させることにより
内蓋3に取り付けられ、内蓋3と起泡筒9と係合部15
と係合壁14aと外蓋5とによって起泡筒9の外方に空
間部Sが形成されている。また、この外蓋5の外面中心
部には、外蓋5を貫通してその下側の起泡筒9に対向す
る先端部の折曲した管状の吐出管16が設けられてい
る。更に、外蓋5の側壁の高さ方向中央部にはスカート
部18が傾斜状態で突設され、このスカート部18が容
器本体2の肩部2aに被せられている。また、スカート
部18の内側には、外蓋5の側壁を垂下して設けられた
補助壁19が形成され、この補助壁19の下端部に断面
コ字状の係合壁部19aが形成されていて、この係合壁
部19aが、内蓋3の外周部に形成された角部3aおよ
び環状突起部3bに係合されて外蓋5が係止されてい
る。なお、この外蓋5は内蓋3に対して回転できるよう
に嵌合されている。
【0013】次に、このような構造のスクイズ容器1に
おける内溶液の起泡排出機構を説明する。容器本体2を
スクイズすると容器本体2の内部圧が高まり、よって内
溶液Aが押し出されてディップチューブ12中を上昇す
る。一方上記のスクイズにより容器本体2内部の空気
も、中栓4の内部孔10の壁面の通気溝10a、10a
・・・を通って上昇する。そして、これらの上昇した内溶
液Aと空気とは、ディップチューブ12の先端開口部の
直後の混合室11aにおいて混合され、さらに小径部1
1を通過することにより、混合物の流速が高められ、均
一化されて霧状となって拡散室11bに出て広がる。そ
してさらに、この均一化されて霧状となった混合物は、
起泡ネット13を通過することにより起泡ネット13の
開口径Dによって予め設定された泡径に均一に発泡し、
その後起泡筒9、吐出管16を経てスクイズ容器1外に
排出される。
【0014】ここで、内溶液Aと空気は、混合室11a
で混合された後で小径部11で絞られて整流され、霧状
となり、その後拡散室11bを経て規定の開口率の起泡
ネット13で気泡化されるといった段階的な気泡化がな
されるので、気泡径の揃ったクリーミーな泡状液を確実
に排出することができる。更に、内溶液と空気の混合物
を小径部で流速を上げてから気泡ネットに吹き付けて気
泡化するので、この流速向上化と規定開口径の起泡ネッ
トによりクリーミーで泡径の揃った泡状液が得られる。
【0015】この際、発泡した混合物は先端が窄んでい
る起泡筒9を通過することによって流速が高まり、さら
に均一化されるので、泡の大きさにばらつきがなく、木
目細やかな泡を安定して排出することができる。さら
に、混合物の排出終了時、もしくは容器をスクイズする
力が不足した場合において、起泡ネット13を通過した
が、吐出管16からスクイズ容器1外に排出されなかっ
た泡状液は内蓋3と外蓋5の間の空間部Sに溜まる。従
って、該泡状液がスクイズ容器1の外に漏れ、液だれす
ることを防ぐことができ、スクイズ容器1の外面に内容
液が付着することがなく、よって使用者の手指が汚れる
こともない。特に、本実施例では吐出管16の先端が折
曲しているので、内蓋3と外蓋5の間に溜まった泡状の
混合物のスクイズ容器1外への流出をさらに防ぐことが
できる。
【0016】更に、内蓋3の上に外蓋5が装着されてい
るので、起泡筒9の外部に残留した内容液を外蓋5が目
隠しし、使用者の目に触れることがないのでスクイズ容
器外観の清潔性を保つことができる。更に、外蓋5は、
外蓋5の係合壁14a、14bと内蓋3の係合部15と
の嵌合により固定されるとともに、それらの係合部分よ
り外方に位置する外蓋5の係合壁部19aと内蓋3の角
部3aおよび環状の突起部3bの嵌合により係合されて
いるので、係止状態は安定し、ガタつきなどは生じな
い。また、係合壁14a、14bと係合部15はいずれ
も円筒状であり、係合壁19と内蓋3の外周部も環状で
あるので、内蓋3に対して外蓋5を嵌合する場合に、そ
れらの周方向の位置決めなどを特に行わなくとも容易に
嵌合操作ができ、内蓋3に対して外蓋5を容易に取り付
けることができる。
【0017】また、泡状の内溶液Aを排出した後、容器
本体2をスクイズから解放すると、容器本体2が弾性復
帰することによりその内部の圧力が負圧となり、よって
外部から吐出管16、起泡筒9、起泡ネット13などを
介して容器本体2内に空気が流入し、さらにこれに伴っ
て吐出管16あるいは起泡筒9中の泡状液の一部も容器
本体2内に流入する。この際、起泡筒9は先端が窄んで
いる形状であるため、負圧による吸引力を効果的に高め
ることができる。従って、内蓋3と外蓋5の間の空間部
Sに溜まった内容液をも容器本体2内に流入することが
できる。そしてこの場合、起泡ネット13はその開口径
Dが予め適正な大きさに規制されているため、膜が張っ
て外部との通気を遮断することがほとんどなく、よって
ディップチューブ12中に空気などが抜けずに滞留する
ということが防止される。したがって、貫通孔とは別個
に、蓋を貫通して容器の内部と外部を連通する弁室を設
ける必要がなく、よって容器が複雑化することがなく、
小型化、コストダウンを図ることができる。
【0018】ここで、起泡ネット13の開口径Dと排出
された泡状液の状態との関係を調べた結果を以下に示
す。 開口径D[μm] 泡の状態 250 ; 大きさがばらつく、粗い 173 ; やや粗いが良 110 ; 良好 77 ; やや細かいが良 30 ;(空打ちが多発するため不可) また、以上の結果より起泡ネット13の開口径Dを50
〜150μmの範囲に限定し、その線材径Lに対するス
クイズ感および起泡ネット13の強度について調べた結
果、線材径Lが50〜100μmの範囲においてスクイ
ズ感が良好であり、強度も十分であることが分かった。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、容
器本体を可撓性を有した合成樹脂で構成することによ
り、小さな力で容易に弾性変形させてスクイズ操作する
ことができ、かつ容易に弾性復帰させることができる。
よってこのスクイズ操作によりディップチューブから吸
入した内溶液を起泡ネットを介して泡状液として排出す
ることができる。そして、内蓋の起泡筒から外蓋の吐出
管を介して泡状液を排出する構成とし、内蓋と外蓋の間
に空間部を設けたことで、排出しきれなかった泡状液を
この空間部に滞留させることができ、内溶液の外部への
液だれを防止することができる。更に、容器本体の弾性
復帰力を利用してディップチューブから外気を容器本体
内に吸入することで、連続してスクイズ操作ができるよ
うになる。そして、前記弾性復帰力を使用して外気を吸
入する祭に、容器本体内の負圧による吸引力を効果的に
利用し、吐出管の内部と内蓋と外蓋の間の空間部に溜ま
った泡状液を容器本体内に流入させることができるの
で、液だれ現象を起こすことなく使用することができ
る。また、本考案のスクイズ容器は、容器本体をスクイ
ズすることにより、中栓の内部孔に挿入されたディップ
チューブを介して内溶液を混合室に吸入し、同時に中栓
の内部孔に沿って形成された空気孔を介して容器本体内
の空気を混合室に吸入して混合室で両者を混合し、この
混合物を中栓内の小径部を通過させて整流し、流速を高
めて霧状となして拡散室に吐出させ、次いで起泡ネット
を用いて泡状化し、更に先窄まり状の起泡筒で流速を上
げてから放出するので、内溶液と空気との混合と、その
混合物の霧状化と、霧の泡状化と、外部放出を混合室と
小径部と拡散室と起泡ネットと起泡筒を利用して段階的
に順次行うことができ、これにより総合的に木目細や
か、かつクリーミーで均一の泡径を有する泡状液を得る
ことができる効果がある。また、内溶液と空気の混合物
を小径部で流速を上げてから気泡ネットに吹き付けて気
泡化し、その上更に起泡筒でも流速を向上させて外部放
出するので、この流速向上化と起泡ネットによりクリー
ミーで泡径の揃った泡状液が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスクイズ容器の一実施例の側断面
図である。
【図2】図1に示すスクイズ容器に設けられた起泡ネッ
トの拡大図である。
【符号の説明】
1・・・スクイズ容器、2・・・容器本体、3・・・内蓋、4・・・
中栓、5・・・外蓋、7・・・貫通孔、8・・・嵌合筒、10・・・
内部孔、10a・・・通気溝、11・・・小径部、11a・・・
混合室、11b・・・拡散室、12・・・ディップチューブ、
13・・・起泡ネット、14a、14b・・・係合壁、15・・
・係合部、16・・・吐出管、18・・・スカート部、2a・・・
肩部、3a・・・角部、3b・・・突起部、19・・・補助壁、
19a・・・係合壁部、S・・・空間部、 A・・・内容液。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を備え内部に内容液が充填されると
    ともに可撓性と弾性復帰力を有した合成樹脂製の容器本
    体と、容器本体の開口部を閉じて容器本体を密閉する蓋
    とを具備してなるスクイズ容器であって、 容器本体の開口部を閉じて内蓋が設けられ、この内蓋に
    貫通孔が形成され、内蓋の貫通孔の上部に先窄まり状の
    起泡筒が形成され、貫通孔の下部に中空の中栓が装着さ
    れ、この中栓と内蓋との間に起泡ネットが介装され、前
    記中栓に容器本体内底部側に延びるディップチューブが
    挿入される一方、 前記内蓋上面の起泡筒の周囲に円筒壁状の係合部が突設
    され、前記内蓋の上方に、2条の同心円状の係合壁を下
    面に有し中央上部に吐出管を突設した外蓋が、係合壁を
    内蓋の係合部に嵌合して起泡筒の周囲に空間部を形成し
    吐出管の底部を内蓋の起泡筒先端に対向させて取り付け
    られるとともに、 前記中栓の内部に、起泡ネットに連通する拡散室と、こ
    の拡散室に連通し筒状の中栓の内径を絞って形成された
    整流用の小径部と、この小径部に連続して形成された混
    合室と、この混合室に連通し中栓下面に開口する挿入孔
    と、この挿入孔に沿って形成されて前記混合室と中栓下
    面とに開口する通気溝とが形成されてなる ことを特徴と
    するスクイズ容器。
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