JP3459022B2 - エアゾール容器 - Google Patents

エアゾール容器

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JP3459022B2 JP26629994A JP26629994A JP3459022B2 JP 3459022 B2 JP3459022 B2 JP 3459022B2 JP 26629994 A JP26629994 A JP 26629994A JP 26629994 A JP26629994 A JP 26629994A JP 3459022 B2 JP3459022 B2 JP 3459022B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/20Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
    • B65D83/205Actuator caps, or peripheral actuator skirts, attachable to the aerosol container

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エアゾール容器、特
に使用後の液垂れや噴出口周辺に付着した液状物品の乾
燥固化を防止するようにしたエアゾール容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐圧性容器に液状物品を加圧気体
と共に収納し、容器口部に取り付けた吐出バルブをバル
ブステムに連結した操作ボタンで作動させて、バルブス
テムの吐出孔に連通する操作ボタン内の通路を介して、
操作ボタンの前面に開口した噴出口から噴出させるよう
にしたエアゾール容器は公知であり、種々の液状物品の
分配容器として広く利用されている。
【0003】従来のエアゾール容器は、操作ボタンの内
部に形成された流路が噴出口において外部に解放された
ままとなっているため、液状物品の噴出操作後、操作ボ
タン内の流路に残留した液状物品が噴出口から外部に流
出し、操作ボタンの外面に液垂れを生じたり、或は噴出
口周辺で乾燥し固化してしまう欠点があった。かかる欠
点は表面張力が小さくかつ流路を構成する材質の濡れ性
が良く、粘度が小さい液状物品では顕著に生じている。
噴出口から噴出した液状物品の外面への液垂れは、見栄
えを損ない不衛生となるおそれがあり、更に垂れ落ちた
液状物品は使用者の手を汚したり、容器周辺を汚したり
する。又、噴出口に液状物品が乾燥、固化した場合、噴
出口を閉塞してしまうおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、噴出口外
面から液垂れや、噴出口周辺に付着した液状物品の乾
燥、固化を防止するようにしたエアゾール容器を提供せ
んとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明が採った手段は、エアゾール容器(1)の吐
出バルブのステム(2)に装着され、開弁時に吐出された
液状物品を外部に噴出する噴出口(7)と該噴出口(7)に
導く吐出流路(5)とを有する操作ボタン(3)を備え、
噴出口(7)内に外端面を閉塞し内端面を開放した円筒状
部材(15)を挿着し、該円筒状部材(15)内に間隙(17)を存
して円柱状部材(16)を挿入し、前記吐出流路(5)を該間
隙(17)に連通すると共に、円筒状部材(15)の外端面中央
噴出孔(11)を穿設し、該噴出孔(11)の外端に整合して
噴出口(7)の底壁に液戻孔(12)を穿孔したことを特徴と
する。
【0006】又、液戻孔(12)から流下して来た液状物品
を吸収し保持する吸収体(24)をエアゾール容器本体(1)
のマウンテンカップ(22)内に配設したことを特徴とす
る。
【0007】更に、噴出(7)の口縁に液返し縁(8)を
形成したことを特徴とする。
【0008】更に、操作ボタン(3)を下面を解放した円
筒体となし、該解放された下面をマウンテンカップ(22)
内の吸収体(24)の上方に位置づけたことを特徴とする。
【0009】更に、マウンテンカップ(22)の上部に口部
カバー(25)を装着し、マウンテンカップ(22)内に配置さ
れた吸収体(24)を被覆したことを特徴とする。
【0010】
【作用】噴出口の内周面に付着した液状物品や操作終了
後、噴出孔から流出した液状物品は液戻孔から流下して
液吸収体に吸収保持される。噴出口の口縁には液返し縁
が形成されているため噴出口内の液状物品から外部に液
垂れすることがない。口部カバーにより液吸収体が被覆
されるため、体裁が良い。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、噴出口から液状物品
が外部に液垂れしたり、噴出口内に貯って乾燥、固化す
るおそれがない。
【0012】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、この発明の好まし
い実施例を詳細に説明する。図において、(1)はエアゾ
ール容器本体であって、液状物品を加圧剤と共に貯蔵し
得る、例えば金属製の耐圧構造を有した容器からなる。
エアゾール容器本体(1)の口部には、従来周知のように
バルブステム(2)を外方へ突出させた吐出バルブが取り
付けられ、バルブステム(2)を押下するとき吐出バルブ
が開弁されて、貯蔵された液状物品が加圧剤と共にバル
ブステム(2)を通って吐出される。
【0013】(3)は、前記バルブステム(2)に挿着さ
れ、バルブステム(2)を押下操作し得る操作ボタンであ
って、バルブステム(2)を含むエアゾール容器(1)の口
部を被覆し得る略円筒形状をなし、閉塞された上面は、
指による押下操作を楽にするために円弧状に形成され、
滑り止め用の溝が刻設される。
【0014】操作ボタン(3)の内部中心には、下方へ向
って開口した円筒状の通路筒体(4)が一体に垂設され、
下部は前記バルブステム(2)に挿着して連結される。通
路筒体(4)内にはバルブステム(2)に連通する吐出流路
(5)が形成されており、該吐出流路(5)は、その上部側
方に形成された吐出孔(6)を介して操作ボタン(3)の側
方へ向って開口した噴出口(7)に連通している。噴出口
(7)は若干大きな口径に形成されており、後述する噴出
孔から放射状に噴出される液状物品の噴出を阻害しない
ようになっていると共に、その口縁には内面をテーパー
面(9)とした液返し縁(8)が周囲して形成される。
【0015】噴出口(7)内には、吐出される液状物品の
流速を早めて、霧状で噴出し得るブレークアップ部材(1
0)が密に挿着されており、該ブレークアップ部材(10)の
内端面は前記吐出孔(6)に当接しており、外端面は噴出
口(7)の開口に向っている。ブレークアップ部材(10)の
外端面中央には小径の噴出孔(11)が穿孔される。ブレー
クアップ部材(10)は噴出口(7)の奥行寸法より若干小さ
な奥行寸法を有し、ブレークアップ部材(10)の前面が噴
出口(7)の内部に奥まって位置づけられると共に、該ブ
レークアップ部材(10)の外端面に整合して噴出口(7)の
底壁に液戻孔(12)が穿孔される。
【0016】液戻孔(12)は、ブレークアップ部材(10)の
外端面と噴出口(7)の開口縁(8)との間の空間(13)を操
作ボタン(3)の内部(14)に連通しており、該空間(13)内
の液状物品は液戻孔(12)を通って操作ボタン(3)内に流
出し操作ボタン(3)の開放された下面から流下する。
【0017】図2〜8に示すように噴出口(7)内に配設
されるブレークアップ部材(10)は、噴出口(7)内に嵌
合、固着される円筒状部材(15)と、該円筒状部材(15)内
に小許の間隙(17)内を保持して挿入される円柱状部材(1
6)とからなり、円筒状部材(15)は外端面を閉塞し、内端
面を開放した円筒体であって、外周面には爪部(18)が突
設され噴出口(7)の内周面に係止し固定される。閉塞さ
れた外端面中央には、前記噴出孔(11)が穿孔されてお
り、外端面の内面には図7に示すような螺旋状噴出路(1
9)が形成される。又、円筒状部材(15)の内周面には、円
柱状部材(16)との間に間隙(17)を保持するための複数の
突条(20)が軸方向に延びている。円柱状部材(16)が当接
する噴出口(7)の内奥面には、図4,5に示すような螺
旋溝(21)が形成され、該螺旋溝(21)の中心に前記吐出口
(6)が位置づけられている。吐出口(6)から吐出した液
状物品は、螺旋溝(21)を通って円周方向への回転を与え
られつつ、間隙(17)を介して螺旋状噴出路(19)に至り、
ここで更に回転を付与されて噴出孔(11)から噴出され
る。液状物品は、その流出経路において与えられる回転
と、狭い間隙(17)による流速の向上とにより、噴出孔(1
1)から噴出されるとき微細な霧化が達成される。
【0018】図9〜11は、ブレークアップ部材の他の
変形を示し、円柱状部材(16)が押ボタン(3)に一体に形
成され、液状物品は円筒状部材(15)の内面の螺旋状噴出
路(19)のみによって与えられるようになっている。その
他の点は図2〜8に示すものと実質的に同一である。
【0019】(22)は、エアゾール容器本体(1)の口部を
閉塞し、吐出バルブを装着するためのマウンテンカップ
であって、図に示すように吐出バルブの取り付けと補強
のために水平な吐出バルブ取付部周縁に凹溝(23)を形成
して、凹ませた形状を有している。かかる構造のマウン
テンカップ(22)はエアゾール容器の口部構造として従来
周知であるが、この発明は、この凹溝(23)内に液吸収体
(24)を配置して、前記液戻孔(12)から流下して来た液状
物品を吸収保持するようにした。(25)は口部カバーであ
って、必要に応じてマウンテンカップ(13)の上面に装着
され、液吸収体(24)を陰蔽する。
【0020】操作ボタン(3)の上面を指で押圧し、操作
ボタン(3)を押下すると、操作ボタン(3)と共にバルブ
ステム(2)が押し下げられて吐出バルブが開弁され、液
状物品が加圧剤と共に吐出する。吐出した液状物品は、
操作ボタン(3)内の吐出流路(5)を通って吐出孔(6)か
らブレークアップ部材(10)に入り、回転と流速を与えら
れつつ噴出孔(11)から噴出される。噴出孔(11)から噴出
された液状物品は霧化しつつ放射状に拡開し、噴出口
(7)から外部へ噴出し使用に供される。放射状に拡開し
て噴出される液状物品は噴出口(7)の内周面に付着する
が、付着した液状物品は液返し縁(8)によって噴出口
(7)内に戻され、外面に流出することが防止されると共
に、液戻孔(12)から流下し、吸収体(24)に吸収される。
又、噴出終了後、噴出孔(11)から流出した液状物品も液
戻孔(12)から流下し液吸収体(24)に吸収される。
【0021】液吸収体(24)は、スポンジ、布帛、不織
布、紙等の液状物品をすみやかに吸収し、保持すること
が出来るものであれば良く、特に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図
【図2】要部の拡大縦断面図
【図3】螺旋溝の正面図
【図4】螺旋溝の斜視図
【図5】ブレークアップ部材の分解斜視図
【図6】円筒状部材の縦断面図
【図7】螺旋状噴出路の正面図
【図8】円筒状部材の斜視図
【図9】他の変形のブレークアップ部材を含む要部の縦
断面図
【図10】同変形の円筒状部材の縦断面図
【図11】同変形の螺旋状噴出路の正面図
【符号の説明】
(1) エアゾール容器本体 (2) バルブステム (3) 操作ボタン (4) 通路筒体 (5) 吐出流路 (6) 吐出孔 (7) 噴出口 (8) 液返し縁 (9) テーパー面 (10) ブレークアップ部材 (11) 噴出孔 (12) 液戻孔 (13) 空間 (14) 操作ボタンの内部 (15) 円筒状部材 (16) 円柱状部材 (17) 間隙 (18) 爪 (19) 螺旋状噴出路 (20) 突条 (21) 螺旋溝 (22) マウンテンカップ (23) 凹溝 (24) 液吸収体 (25) 口部カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 83/14 B05B 9/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器(1)の吐出バルブのステ
    ム(2)に装着され、開弁時に吐出された液状物品を外部
    に噴出する噴出口(7)と該噴出口(7)に導く吐出流路
    (5)とを有する操作ボタン(3)を備え、噴出口(7)
    に外端面を閉塞し内端面を開放した円筒状部材(15)を挿
    着し、該円筒状部材(15)内に間隙(17)を存して円柱状部
    材(16)を挿入し、前記吐出流路(5)を該間隙(17)に連通
    すると共に、円筒状部材(15)の外端面中央に噴出孔(11)
    穿設し、該噴出孔(11)の外端に整合して噴出口(7)の
    底壁に液戻孔(12)を穿孔したことを特徴とするエアゾー
    ル容器。
  2. 【請求項2】 液戻孔(12)から流下して来た液状物品を
    吸収し保持する吸収体(24)をエアゾール容器本体(1)の
    マウンテンカップ(22)内に配設したことを特徴とする請
    求項(1)記載のエアゾール容器。
  3. 【請求項3】 噴出(7)の口縁に液返し縁(8)を形成
    したことを特徴とする請求項(1)又は(2)記載のエアゾ
    ール容器。
  4. 【請求項4】 操作ボタン(3)を下面を解放した円筒体
    となし、該解放された下面をマウンテンカップ(22)内の
    吸収体(24)の上方に位置づけたことを特徴とする請求項
    (1)記載のエアゾール容器。
  5. 【請求項5】 マウンテンカップ(22)の上部に口部カバ
    ー(25)を装着し、マウンテンカップ(22)内に配置された
    吸収体(24)を被覆したことを特徴とする請求項(2)又は
    (4)記載のエアゾール容器。
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JP6549216B2 (ja) * 2014-08-15 2019-07-24 ディエルエイチ・ボウルズ・インコーポレイテッドdlhBOWLES Inc. 共用相互作用領域を備えた多入口多噴霧流体カップノズルおよび噴霧生成方法

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