JP2505015Y2 - トラックキャブの前端部車体構造 - Google Patents

トラックキャブの前端部車体構造

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JP2505015Y2
JP2505015Y2 JP1989104702U JP10470289U JP2505015Y2 JP 2505015 Y2 JP2505015 Y2 JP 2505015Y2 JP 1989104702 U JP1989104702 U JP 1989104702U JP 10470289 U JP10470289 U JP 10470289U JP 2505015 Y2 JP2505015 Y2 JP 2505015Y2
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JP
Japan
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front panel
radiator
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cab
vehicle width
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哲哉 稲葉
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラックキャブの前端部車体構造に関する
ものである。
(従来の技術) 従来のトラックキャブの前端には、運転者が視界を得
るためのウインドシールドと、同ウインドシールドの下
方に配置されたフロントパネルと、更に同フロントパネ
ルの下方に配置されたラジエータグリルとが設けられて
いる。上記フロントパネルは通常薄鋼板のプレス成形品
を組立てて形成されており、またラジエータグリルは一
般にABS樹脂等によって成形されているが、大型トラッ
クの場合、車巾が2m以上にも及ぶので、上記フロントパ
ネル及びラジエータグリル自体に夫々或る程度の寸法誤
差が発生することを免れず、またこれらを取付けるキャ
ブ本体側にも勿論製造技術上不可避的は寸法誤差が発生
するので、キャブ本体に対しフロントパネル及びラジエ
ータグリルを取付けた場合、上記誤差の集積のためにフ
ロントパネルの下端縁とラジエータグリルの上端縁との
間の隙間が不均等になって外観が損なわれたり、ラジエ
ータグリルの上端縁付近の固定が不確実になって振動が
発生し易く、更にラジエータグリルの組付けに多大の手
間を要する等、種々の問題があった。
また、キャブオーバ型トラックの前部に取付けられる
フロントグリルを上下に分割し、上方グリルの下部と、
下方グリルの上部とをねじによって車体に共締め固定す
るようにしたものにおいて、上記上方グリルのねじ挿通
穴の近傍に、正面形状が四辺形状をなす穴と同穴の下辺
中央部に形成されたV字状の溝とからなる係止部を設け
ると共に、上グリルの裏面に、上記係止部に係合する一
対のL字状をなす爪からなる係合部を設けた構造が、実
開昭60-191557号公開公報に開示されている。
上記既提案の構造では、上記係止部及びこれと協働す
る係合部は、上方グリルに対し下方グリルを取付ける際
に、作業上の便宜から、下方グリルを上方グリルに対し
て仮に位置決めだけのもので、下方グリルの上部を上方
グリルの下部に対し固定的に装着するためには、別個に
ねじを締付ける必要があるので、作業が面倒であり、し
かも上方及び下方グリルの車巾方向の製作誤差が大きい
場合、上記ねじ締めが困難となる欠点がある。また、上
方グリルの係止部が、四辺形状をなす穴とV字状の溝と
からなる複雑な形状を有するので、成形用の型が複雑に
なり高価となる不具合があると共に、下方グリルの係合
部が、上記V字状溝に係合する一対のL字状爪から構成
されているので、同様に成形用の型が複雑高価となるだ
けでなく、L字状の爪が折れ易い等の不具合がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記事情に鑑み創案されたもので、フロン
トパネルやラジエータグリル、更にキャブ本体側の種々
の製造誤差にも拘わらず、ラジエータグリルの上端縁と
フロントパネルの下端縁との間に常時実質的に一定の隙
間が確保されるように組付けることができ、また組付作
業を容易かつ迅速に行なうことができるようにしたトラ
ックキャブの前端部車体構造を提供すること目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係るトラックキャ
ブの前端部車体構造は、トラックキャブのウインドシー
ルド下方にフロントパネルを配設し、同フロントパネル
の下方にラジエータグリルを配設してなるものにおい
て、上記ラジエータグリルの上端縁に沿い車巾方向に適
宜の間隔を存して複数個の比較的軟質の樹脂材料で作ら
れた係止片が固着され、各係止片に設けられ上方が開口
し車巾方向に延在した有底の係合溝内に上記フロントパ
ネルの下端縁を嵌合させることによって、ラジエータグ
リルの上端縁をフロントパネルを介し車体に固定するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、ラジエータグリルの上端縁に車巾方
向に適宜の間隔を存して複数個固着され、夫々比較的軟
質の樹脂材料で作られた係止片に、上方が開口し車巾方
向に延在した有底の係合溝が設けられ、同係合溝内に、
フロントパネルの下端縁を嵌合させることによって、ラ
ジエータグリルの上端縁がフロントパネルの下端縁に対
し位置決めされ、かつ固定されるので、簡単容易に両者
の結合部の隙間を実質的に一定にすることができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面について具体的に説明
する。
図中符号10は総括的に大型トラックのキャブを示し、
キャブ10はその前端に、ウインドシールド12と、同ウイ
ンドシールド下方に配置されたフロントパネル14と、更
に同フロントパネルの下方に配置されたラジエータグリ
ル16とを具えている。
上記フロントパネル14は、第2図の拡大断面図にその
下端部分のみが示されているように、プレス成形された
薄鋼板製のアウタパネル18とインナパネル20とからな
り、図中に一点鎖線で示した多数のステイ又はブラケッ
ト22(図では1個のみが示されている)を介しキャブ本
体側のダッシュボード24に固定されている。上記フロン
トパネル14とダッシュボード24との間の空間S内には、
通常ワイパモータや圧縮空気系の弁類等、種々の補機類
が整備に便利なように集中的に収容される。
上記ラジエータグリル16は、例えばABS樹脂のような
比較的硬質の樹脂材料によって好ましくは一体成形さ
れ、図示しないラジエータに対して走行風を供給するた
めの多数の通風用開口26を具えている。ラジエータグリ
ル16の上端縁に沿い適宜の車巾方向の間隔を存して複数
個(図示の場合は5個)の係止片28がねじ30或いは接着
材等適宜の固着手段によって固定されている。係止片28
は好ましくは比較的軟質のTAP樹脂等によって作られ、
夫々上記フロントパネル14の下端縁32が嵌合される係合
溝34を具えている。また、ラジエータグリル16の下方部
分には複数個(図示の場合は6個)のねじ孔36が設けら
れ、各ねじ孔36内に挿入されたねじ38をダッシュボード
24に固着されたステイ又はブラケット40に螺合すること
によって、同ラジエータグリル16の下方部分がキャブ本
体に対し固着される。
上記構成によれば、予めキャブ本体のダッシュボード
24にフロントパネル14を取付けたのち、第1図に矢印A
で示したように、ラジエータグリル16を上方に押上げ
て、フロントパネル14の下端縁32を係止片28の係合溝34
内に嵌合させ、次にラジエータグリル下方部分のねじ孔
36内にねじ38を挿入してステイ又はブラケット40に螺合
することによって、同ラジエータグリル16がキャブ本体
に対し固定される。
上記フロントパネル14及びラジエータグリル16、更に
キャブ本体側にも夫々製造技術上不可避的な寸法誤差が
発生するが、ラジエータグリル16自体も或る程度弾性的
変形が可能であり、また比較的軟質の樹脂で作られた係
止片28も勿論弾性変形が可能であるので、上記関係部材
の寸法誤差や組立誤差が合理的に吸収され、ラジエータ
グリル16を迅速かつ容易にフロントパネル14に対し組付
け、更にダッシュボード24に取付けることができる。上
記のようにラジエータグリル16を組付けた場合、その上
端縁とフロントパネル14の下端縁との隙間は全巾にわた
って実質的に一定になり、外観を向上し得る利点があ
り、またラジエータグリル16の上端縁とフロントパネル
14の下端縁との結合が確実に行なわれるので、両者のが
たつきや振動を効果的に防止することができる。また勿
論、ラジエータグリル16の上端縁とフロントパネル14の
下端縁の隙間が過度に小さくなって両者が接触し、フロ
ントパネルの塗装が傷付けられ錆の早期発生を招くよう
な不都合もない。
また、上記既提案の上方及び下方グリル結合構造と較
べても、仮に位置決めしたのちねじで固定する作業を必
要とせず、フロントパネル14の下端縁を単に係止片28の
単純な形状の係合溝34に嵌合するだけで良いので、フロ
ントパネル14やラジエータグリル16の製作誤差にわずら
わされることなく、取付作業が極めて簡単な利点があ
る。また、上記既提案の構造では、上方グリルに四辺形
穴とV字溝からなる複雑な形状の係止部が設けられると
共に、下方グリルには、一対のL字状爪からなる複雑な
形状の係合部が設けられるので、成形用型代が複雑高価
となり、製造コストが著しく高くなるのに対し、本考案
における係止片は、構造極めて簡単で極めて安価に製造
することができる利点がある。
なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではな
く、例えば係止片28の個数は車巾に応じ適宜増減するこ
とができ、またラジエータグリル16の走行風通路の形状
や配置、更にその下方部分のキャブ本体への取付手段も
適宜変更することができる。
(考案の効果) 叙上のように、本考案に係るトラックキャブの前端部
車体構造は、トラックキャブのウインドシールド下方に
フロントパネルを配設し、同フロントパネルの下方にラ
ジエータグリルを配設してなるものにおいて、上記ラジ
エータグリルの上端縁に沿い車巾方向に適宜の間隔を存
して複数個の比較的軟質の樹脂材料で作られた係止片が
固着され、各係止片に設けられ上方が開口し車巾方向に
延在した有底の係合溝内に上記フロントパネルの下端縁
を嵌合させることによって、ラジエータグリルの上端縁
をフロントパネルを介し車巾に固定するように構成した
ことを特徴とし、上記フロントパネル及びラジエータグ
リル、更にキャブ本体の製造誤差にも拘わらず、外観的
に優れかつ振動やがたつきの不具合を発生することな
く、迅速容易にラジエータグリルの組付けを行なうこと
ができ、さらに構造簡単で安価に製造することができる
ので、実用上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
第1図のII-II線に沿う要部拡大断面図である。 10……キャブ、12……ウインドシールド、14……フロン
トパネル、16……ラジエータグリル、28……係止片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックキャブのウインドシールド下方に
    フロントパネルを配設し、同フロントパネルの下方にラ
    ジエータグリルを配設してなるものにおいて、上記ラジ
    エータグリルの上端縁に沿い車巾方向に適宜の間隔を存
    して複数個の比較的軟質の樹脂材料で作られた係止片が
    固着され、各係止片に設けられ上方が開口し車巾方向に
    延在した有底の係合溝内に上記フロントパネルの下端縁
    を嵌合させることによって、ラジエータグリルの上端縁
    をフロントパネルを介し車体に固定するように構成した
    ことを特徴とするトラックキャブの前端部車体構造。
JP1989104702U 1989-09-06 1989-09-06 トラックキャブの前端部車体構造 Expired - Lifetime JP2505015Y2 (ja)

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JPH0343055U JPH0343055U (ja) 1991-04-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60191557U (ja) * 1984-05-30 1985-12-19 ダイハツ工業株式会社 上下分割式フロントグリルの取付け構造

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JPH0343055U (ja) 1991-04-23

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