JP2504728Y2 - 折り畳み式網戸 - Google Patents

折り畳み式網戸

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JP2504728Y2
JP2504728Y2 JP1992045820U JP4582092U JP2504728Y2 JP 2504728 Y2 JP2504728 Y2 JP 2504728Y2 JP 1992045820 U JP1992045820 U JP 1992045820U JP 4582092 U JP4582092 U JP 4582092U JP 2504728 Y2 JP2504728 Y2 JP 2504728Y2
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谷 守 守
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ネットをアコーディオ
ン式に伸縮させるようにした折り畳み式網戸に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本考案者は、先にネットをアコーディオ
ン式にした網戸を開発すべく、それに適した具体的構造
を実願平3−58582号等により提案しているが、こ
の種のアコーディオン式の網戸では、ネットの弛み等を
防止するために、そのネットに添わせて張紐を張設する
必要があり、さらに、ネットを開閉するための操作框を
正確に平行移動させるための平行移動機構を設けること
が、安定的な開閉操作のために必要であり、これらの要
求を簡易に満たす構成が望まれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の技術的課題
は、ネットをアコーディオン式に開閉自在とした上記網
戸において、ネットに添わせて張設する必要がある張紐
を有効に利用し、操作框の正確な平行移動を得るための
簡単な構成の平行移動機構を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
、本考案においては、上枠と下枠、側枠、及び収納ケ
ースからなる網戸枠内に、多数のプリーツを施すことに
よりアコーディオン式に伸縮自在となしたネットを横方
向に開閉自在なるように配設し、該ネットの一端を上記
収納ケースに固定すると共に、該ネットの他端に開閉操
作用の操作框を取り付けた折り畳み式網戸であって、上
記操作框を平行移動させるための、該操作框と網戸枠と
の間に掛け渡した複数の張紐からなる平行移動機構を有
し、該平行移動機構が、一端を操作框の上下端に取り付
けて該操作框のネット取付側とは反対の側に導出した各
張紐を、側枠側において上記網戸枠の上下端に設けたプ
ーリーに巻き掛けることにより収納ケース側に折り返
し、該収納ケースの上下端に設けたプーリーに巻き掛け
て該収納ケースの上下反対側に導くと共に、該反対側の
収納ケース半部に設けたプーリーに巻き掛けて操作框の
方向に折り曲げ、ネットの各折曲辺を貫通させることに
より該操作框まで導いた後、各張紐の先端を、最終に巻
き掛けたプーリーとの対向位置において該操作框に固定
してなり、上記各張紐が、上記操作框の平行移動を案内
する案内機能と、横開き式に配設された上記ネットを支
持する支持機能とを兼備していることを特徴とする折り
畳み式網戸が提供される。
【0005】
【作用】上記構成を有する網戸においては、アコーディ
オン式に伸縮するネットに添わせて張紐を張設している
ので、ネットの自然な弛みや、風等による弛みを防止し
て、その張設状態が安定化される。また、操作框の任意
位置、例えば一端近くを手で操作してネットを開閉しよ
うとする場合に、その力が張紐を通じて操作框における
他端側半部に伝達されるので、操作框の両端側を手で操
作するのと同等になり、操作框を正確に平行移動させ
て、安定的に開閉操作を行うことが可能になる。
【0006】
【実施例】図1ないし図3は、本考案の折り畳み式網戸
を、建物開口部における既設のサッシに取り付けるため
の横開き式の防虫網戸に適用した実施例を示している。
図1は、その防虫網戸1を既設のアルミサッシ2に取り
付けた状態を示すもので、窓等の建物開口部に取付けら
れている既設のアルミサッシ2は、ガラス戸取付部3の
外側上下に、網戸用取付縁4,5を一体に備えたものと
して構成され、該網戸用取付縁4,5に網戸枠を取り付
けている。
【0007】上記網戸1においては、図1に示すような
上枠7及び下枠8と、図2及び図3に示すような網戸枠
の一辺を構成するネットの収納ケース9、及びそれに対
向する側枠10を備え、これらを相互にねじ11で連結
することによって網戸枠を形成している。この網戸枠の
サッシ2に対する取付けは、下枠8の外側係合溝12を
サッシ2の下側取付縁5に係合させ、さらに、上記上枠
7の外側の係合溝13に嵌入した調整部材17をねじ1
4及びナット15で上枠7の切溝16に沿って上下位置
調整可能に取り付け、この調整部材17における係合溝
18をサッシ2の上側取付縁4に係合させている(図1
及び図4参照)。
【0008】従って、予め下枠8の外側係合溝12をア
ルミサッシ2の取付縁5に係合させておき、上枠7の外
側係合溝13に嵌入した調整部材17の係合溝18をサ
ッシ2の取付縁4に十分に深く係合させて、ねじ14及
びナット15で調整部材17を上枠7に固定することに
より、寸法誤差等を吸収して網戸1をサッシ2に固定す
ることができる。
【0009】上記網戸枠の一辺を構成する収納ケース9
は、図3に示すように、ネット20を収容するための凹
溝状のネット収容部21を備え、多数のプリーツをジグ
ザグ状に施すことによりアコーディオン式に伸縮自在と
したネット20の基端を、そのネット収容部21の内底
部に固定している。また、該ネット20の先端には、開
閉操作用の操作框22を取り付け、該操作框22の下端
には、下枠8に設けたレール24に沿って走行する転輪
23を取り付けている。上記収納ケース9における凹溝
状のネット収容部21は、ネット20の開放時にそれを
ほぼ収容できる程度の大きさに形成したもので、操作框
22の操作によりネット20が開放された時には、該操
作框22が収納ケース9に施蓋するように嵌入し、ネッ
ト22が完全に収納ケース内に収納される。
【0010】上記ネット20に取り付けた操作框22の
正確な平行移動を得るための平行移動機構を形成するた
め、図2及び図5に明確に示すように、操作框22の上
端部には2本の張紐25a,25bの一端を取り付け、
操作框22の下端部には2本の張紐25c,25dの一
端を取り付けている。これらの張紐は、図示の実施例で
は操作框22の上下に各2本ずつ取り付けた場合を示し
ているが、それぞれ任意数だけ取り付けることができ
る。
【0011】上記各張紐25a〜dは、ネット20の閉
位置における上記操作框22の上下両端部に対向させて
網戸枠に設置したプーリー26にそれぞれ巻き掛け、そ
れらのプーリー26から更にプーリー27(上側は省
略)を介して折り返し、上枠7及び下枠8内にそれぞれ
通して、その中を収納ケース9側に導いたうえで、該収
納ケース9の上下両端部に設けたプーリー28にそれぞ
れ巻き掛けている。
【0012】さらに、その収納ケース9における上下両
端の各プーリー28からの張紐25a〜dは、それらの
各プーリー28に対して反対側の収納ケース半部9A,
9Bに設けたところの張紐本数に応じた数のプーリー2
9a〜dに、それぞれ1本ずつ巻き掛けている。即ち、
収納ケース9の上側半部9Bには、該収納ケース9の下
端部のプーリー28に巻き掛けている張紐の本数(図示
の場合は2本)だけのプーリー29c,29dを適当に
分散させて設け、一方、収納ケース9の下側半部9Aに
は、収納ケース9の上端部のプーリー28に巻き掛けた
張紐の本数(図示の場合は2本)だけのプーリー29
a,29bを適当に分散させて設け、上端のプーリー2
8に巻き掛けた張紐25a,25bをそれぞれ収納ケー
スの下側半部9Aに設けたプーリー29a,29bに、
下端のプーリー28に巻き掛けた張紐25c,25dを
それぞれ収納ケースの上側半部9Bに設けたプーリー2
9c,29dに巻き掛けている。
【0013】上記プーリー29a〜dに巻き掛けた張紐
25a〜dは、その後、ネット20に添わせて上下枠
7,8と平行に操作框22のところまで導き、その先端
は、最終に巻き掛けたプーリー29a〜dとの対向位置
において操作框22に固定している。上記張紐25a〜
dをネット20に添わせて操作框22まで導く場合に
は、それがネット20におけるプリーツで挟まれた短冊
状の各折曲片の中央を貫通するようにして、ネット20
内に挿通するのが望ましく、これにより、ネット20の
弛みや風等による撓みを防止し、ネット20の張設状態
を安定化させることができる。即ち、上記各張紐25a
〜dは、操作框22の平行移動を案内する案内機能と、
ネット20の弛みや撓み等を防止する支持機能とを兼備
するものである。
【0014】上記構成を有する網戸は、操作框22の任
意位置、例えば上端近くを手で操作してネット20を開
閉しようとする場合、操作框22の上端部に加えた力
が、その近辺に連結した張紐25a〜dを通じて、操作
框22における他端側半部に伝達される。そのため、操
作框22の両端側を手で操作するのと同等になり、操作
框22を正確に平行移動させて、安定的に開閉操作を行
うことが可能になる。また、アコーディオン式に伸縮自
在のネット20を横方向に開閉するようにした上記網戸
において、ネット20の折曲片を貫通するように各張紐
25a〜dを張設しているので、上記ネット20の自然
な弛みや、風等による撓みが防止されて、その張設状態
が安定化する。従って、ネットを伸長させたときにその
中間部が自重で下方に垂れ下がらないようにするための
吊り下げ手段を省略することができ、それを設ける場合
でも数を減らすことができる。
【0015】なお、以上においては、既設のサッシに横
開き式の防虫網戸を取り付けるようにした実施例につい
て説明したが、上下に開閉するようにした折り畳み式網
戸についても同様に適用することができ、また既設のサ
ッシに取り付ける場合だけでなく、建物開口部に直接的
に取り付けるなど、任意の態様で設置することができ
る。
【0016】
【考案の効果】以上に詳述した如く、本考案によれば、
アコーディオン式に伸縮自在のネットを横方向に開閉す
る横開き式の網戸において、操作框を平行移動させるた
めの平行移動機構を構成する複数の張紐の端部を全て操
作框に固定することにより、これらの張紐を巻き掛ける
各プーリーを全て網戸枠に取り付けるようにし、操作框
には一切取り付けなくても良いようにしたので、該操作
框の構造が簡素化すると共に、開閉動作が安定化し、網
戸を軽快に開閉することができる。 また、上記各張紐を
ネットの折曲片を貫通するように張設することにより、
該張紐にネットを支持する支持機能を兼備させたので、
該張紐を、操作框の平行移動を案内する本来の案内手段
の他に、ネットの弛みや風による撓み等を防止するため
の手段として有効に利用することができ、この結果、ネ
ットの中間部を吊支する吊り下げ手段の数を減らすか又
は省略できるなど、簡単で合理化された網戸を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる折り畳み式網戸の一実施例を示
す部分破断縦断面図である。
【図2】同要部正面図である。
【図3】同要部横断面図である。
【図4】同実施例における網戸枠の部分拡大正面図であ
る。
【図5】操作框の平行移動機構の構成を模式的に示す説
明図である。
【符号の説明】
9 収納ケース、 9A,9B 収納ケース半部、 20 ネット、 22 操作框、 25a〜25d 張紐、 26〜28,29a〜29d プーリー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上枠と下枠、側枠、及び収納ケースからな
    る網戸枠内に、多数のプリーツを施すことによりアコー
    ディオン式に伸縮自在となしたネットを横方向に開閉自
    在なるように配設し、該ネットの一端を上記収納ケース
    に固定すると共に、該ネットの他端に開閉操作用の操作
    框を取り付けた折り畳み式網戸であって、 上記操作框を平行移動させるための、該操作框と網戸枠
    との間に掛け渡した複数の張紐からなる平行移動機構を
    有し、 上記平行移動機構が、一端を操作框の上下端に取り付け
    て該操作框のネット取付側とは反対の側に導出した各張
    紐を、側枠側において上記網戸枠の上下端に設けたプー
    リーに巻き掛けることにより収納ケース側に折り返し、
    該収納ケースの上下端に設けたプーリーに巻き掛けて該
    収納ケースの上下反対側に導くと共に、該反対側の収納
    ケース半部に設けたプーリーに巻き掛けて操作框の方向
    に折り曲げ、ネットの各折曲辺を貫通させることにより
    該操作框まで導いた後、各張紐の先端を、最終に巻き掛
    けたプーリーとの対向位置において該操作框に固定して
    なり、 上記各張紐が、上記操作框の平行移動を案内する案内機
    能と、横開き式に配設された上記ネットを支持する支持
    機能とを兼備している、 ことを特徴とする折り畳み式網戸。
JP1992045820U 1992-06-08 1992-06-08 折り畳み式網戸 Expired - Lifetime JP2504728Y2 (ja)

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JPH061696U JPH061696U (ja) 1994-01-14
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