JP2504417Y2 - 空き缶潰し具 - Google Patents
空き缶潰し具Info
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- JP2504417Y2 JP2504417Y2 JP1992054116U JP5411692U JP2504417Y2 JP 2504417 Y2 JP2504417 Y2 JP 2504417Y2 JP 1992054116 U JP1992054116 U JP 1992054116U JP 5411692 U JP5411692 U JP 5411692U JP 2504417 Y2 JP2504417 Y2 JP 2504417Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、使用済みの空き缶を
コンパクトに潰す空き缶潰し具に関する。
コンパクトに潰す空き缶潰し具に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、一般家庭において使用された缶入
り製品をゴミとして保管する場合、嵩ばりのため置き場
所に困っていた。また、リサイクルのためのアルミ缶回
収も嵩ばりをなくすることが課題とされていた。
り製品をゴミとして保管する場合、嵩ばりのため置き場
所に困っていた。また、リサイクルのためのアルミ缶回
収も嵩ばりをなくすることが課題とされていた。
【0003】そこで、空き缶を潰すものとして、支軸に
より回動可能に保持された2本のハンドル内に空き缶を
挟み込んで該ハンドルを締めつけることにより空き缶を
該ハンドルの圧力により圧潰するものや、基台上に空き
缶を縦置きした後、該基台の一端に回動可能に軸支され
た押圧ハンドルを下方に押しつけることによりハンドル
と基台との間に挟持した空き缶を縦方向に圧潰するもの
等が提案されている。
より回動可能に保持された2本のハンドル内に空き缶を
挟み込んで該ハンドルを締めつけることにより空き缶を
該ハンドルの圧力により圧潰するものや、基台上に空き
缶を縦置きした後、該基台の一端に回動可能に軸支され
た押圧ハンドルを下方に押しつけることによりハンドル
と基台との間に挟持した空き缶を縦方向に圧潰するもの
等が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置・方法では、以下に述べるような問題があっ
た。
ような装置・方法では、以下に述べるような問題があっ
た。
【0005】すなわち、上記の圧潰方法によれば、とも
に空き缶を潰すのに専らてこの原理を利用するものであ
るため、効率よく空き缶を潰すには支軸からのハンドル
の長さを長くとる必要がありハンドルが大型となる一
方、ハンドルを短くして装置全体をコンパクトにする
と、空き缶を潰すのにかなりの力を要することとなり、
一般家庭において主婦等が簡易に空き缶を潰す装置とし
ては不適当であった。
に空き缶を潰すのに専らてこの原理を利用するものであ
るため、効率よく空き缶を潰すには支軸からのハンドル
の長さを長くとる必要がありハンドルが大型となる一
方、ハンドルを短くして装置全体をコンパクトにする
と、空き缶を潰すのにかなりの力を要することとなり、
一般家庭において主婦等が簡易に空き缶を潰す装置とし
ては不適当であった。
【0006】本考案はかかる従来の課題に鑑みてなされ
たものであって、空き缶を効率よく簡易に潰すことがで
き、しかも空き缶をコンパクトに圧潰できる空き缶潰し
具を提供することを目的とする。
たものであって、空き缶を効率よく簡易に潰すことがで
き、しかも空き缶をコンパクトに圧潰できる空き缶潰し
具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案にかかる空き缶潰し具は、上面に、第一保持面と
第二保持面とが段差を設けて形成された基台と、該基台
に回動自在に支承され、かつ、下面に、第一押圧面と第
二押圧面とが段差を設けて形成された押圧ハンドルとか
らなり、前記押圧ハンドルを基台方向に回動させた際
に、第一保持面に第一押圧面が対向するとともに第二保
持面に第二押圧面が対向し、第二保持面は第一保持面よ
り上方に位置して形成されてなるとともに、第二押圧面
は第一押圧面より上方に位置して形成され、第一保持面
と第一押圧面および第二保持面と第二押圧面との間に、
それぞれ空き缶圧潰用の狭空間が形成され、第一保持面
と第一押圧面との間にて、横置きにした空き缶の中央部
を押圧可能とされるとともに、第一保持面と第一押圧面
の間の狭空間、および、第二保持面と第二押圧面の間の
狭空間を連続して使用することにより、第一保持面と第
一押圧面の間で押圧した空き缶を、縦置きにして押圧可
能とされてなることを特徴とする。
本考案にかかる空き缶潰し具は、上面に、第一保持面と
第二保持面とが段差を設けて形成された基台と、該基台
に回動自在に支承され、かつ、下面に、第一押圧面と第
二押圧面とが段差を設けて形成された押圧ハンドルとか
らなり、前記押圧ハンドルを基台方向に回動させた際
に、第一保持面に第一押圧面が対向するとともに第二保
持面に第二押圧面が対向し、第二保持面は第一保持面よ
り上方に位置して形成されてなるとともに、第二押圧面
は第一押圧面より上方に位置して形成され、第一保持面
と第一押圧面および第二保持面と第二押圧面との間に、
それぞれ空き缶圧潰用の狭空間が形成され、第一保持面
と第一押圧面との間にて、横置きにした空き缶の中央部
を押圧可能とされるとともに、第一保持面と第一押圧面
の間の狭空間、および、第二保持面と第二押圧面の間の
狭空間を連続して使用することにより、第一保持面と第
一押圧面の間で押圧した空き缶を、縦置きにして押圧可
能とされてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】第一保持面と第二保持面および第一押圧面と第
二押圧面とがそれぞれ段差をもって形成されて、押圧ハ
ンドルを基台方向一杯に回動した際に、該第一保持面と
第二押圧面および第二押圧面と第二保持面との間に空き
缶圧潰用の狭空間を形成するよう構成されている。
二押圧面とがそれぞれ段差をもって形成されて、押圧ハ
ンドルを基台方向一杯に回動した際に、該第一保持面と
第二押圧面および第二押圧面と第二保持面との間に空き
缶圧潰用の狭空間を形成するよう構成されている。
【0009】これにより、空き缶を第一保持面上のハン
ドル保持部と段差との間に横倒し状態で挟持状に載置し
て、上記押圧ハンドルを基台方向に回動させて空き缶に
圧力を加えることにより、該空き缶の天地方向中央部分
を第一保持面と第一押圧面との間で圧潰できる(第一圧
潰工程)。
ドル保持部と段差との間に横倒し状態で挟持状に載置し
て、上記押圧ハンドルを基台方向に回動させて空き缶に
圧力を加えることにより、該空き缶の天地方向中央部分
を第一保持面と第一押圧面との間で圧潰できる(第一圧
潰工程)。
【0010】これに続いて、該空き缶の天地方向両端部
をそれぞれ第一保持面,第二保持面上に載置し直し、押
圧ハンドルを基台方向に再び回動することにより、第一
保持面と第一押圧面とにより空き缶の一端部が圧潰され
るとともに、第二保持面と第二押圧面とで該空き缶の他
端部が圧潰され、該空き缶はコンパクトに押し潰される
(第二圧潰工程)。
をそれぞれ第一保持面,第二保持面上に載置し直し、押
圧ハンドルを基台方向に再び回動することにより、第一
保持面と第一押圧面とにより空き缶の一端部が圧潰され
るとともに、第二保持面と第二押圧面とで該空き缶の他
端部が圧潰され、該空き缶はコンパクトに押し潰される
(第二圧潰工程)。
【0011】この時、第一押圧面に対し第二押圧面を傾
斜して設けておけば、第二圧潰工程で空き缶をスムーズ
に潰せる他、第二押圧面に押圧突条を突出状に設けるこ
とで、第二押圧面による圧力を線状に集中でき、無理な
力を必要とせず空き缶を潰すことが可能となる。
斜して設けておけば、第二圧潰工程で空き缶をスムーズ
に潰せる他、第二押圧面に押圧突条を突出状に設けるこ
とで、第二押圧面による圧力を線状に集中でき、無理な
力を必要とせず空き缶を潰すことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本考案に係る空き缶潰し具の一実施例
を図面に基づいて説明する。本考案に係る空き缶潰し具
を、図1乃至図5に示し、該空き缶潰し具1は空き缶A
を圧潰するためのもので、基台2と該基台2に回動可能
に支承された押圧ハンドル3とから構成される。
を図面に基づいて説明する。本考案に係る空き缶潰し具
を、図1乃至図5に示し、該空き缶潰し具1は空き缶A
を圧潰するためのもので、基台2と該基台2に回動可能
に支承された押圧ハンドル3とから構成される。
【0013】基台2は、プラスチック製の一体成型品で
あって、その上面左端に前記押圧ハンドル3を軸承する
ハンドル保持部4が形成されるとともに、その上面右端
には前記押圧ハンドル3の回動を規制する回動規制突起
5が形成されている。該ハンドル保持部4は、基台2の
上面から上方に突出状に一対の板材4a,4aが設けら
れてなり、該板材4a,4aの相互に対向する位置には
押圧ハンドル3保持用の軸孔4b,4bが形成されてい
る。また、回動規制突起5は、基台2の上面から上方に
突出状に形成されてなり、押圧ハンドル3の基台2方向
への回動を略水平位置までに規制するものである。
あって、その上面左端に前記押圧ハンドル3を軸承する
ハンドル保持部4が形成されるとともに、その上面右端
には前記押圧ハンドル3の回動を規制する回動規制突起
5が形成されている。該ハンドル保持部4は、基台2の
上面から上方に突出状に一対の板材4a,4aが設けら
れてなり、該板材4a,4aの相互に対向する位置には
押圧ハンドル3保持用の軸孔4b,4bが形成されてい
る。また、回動規制突起5は、基台2の上面から上方に
突出状に形成されてなり、押圧ハンドル3の基台2方向
への回動を略水平位置までに規制するものである。
【0014】また、基台2上面の左右方向略中央には、
段差6が形成され、該段差6により第一保持面7と第二
保持面8とが仕切られている。該段差6の形成される位
置は、空き缶潰し具1により圧潰しようとする空き缶A
の大きさとの関係で決定される。すなわち、該押圧ハン
ドル保持部4の立ち上がり部4cと段差6の立ち上がり
部6aとの間は、第一保持面7とされ、該空き缶Aは該
第一保持面7上に保持される。従って、段差6は、空き
缶Aを押圧ハンドル保持部4との間に挟持状に保持可能
な位置形状とされる。
段差6が形成され、該段差6により第一保持面7と第二
保持面8とが仕切られている。該段差6の形成される位
置は、空き缶潰し具1により圧潰しようとする空き缶A
の大きさとの関係で決定される。すなわち、該押圧ハン
ドル保持部4の立ち上がり部4cと段差6の立ち上がり
部6aとの間は、第一保持面7とされ、該空き缶Aは該
第一保持面7上に保持される。従って、段差6は、空き
缶Aを押圧ハンドル保持部4との間に挟持状に保持可能
な位置形状とされる。
【0015】第一保持面7は、水平に形成されてなり、
その面上には前後方向に両端部に一対の位置決め凸部7
a,7aが突出状に形成されている。該位置決め凸部7
a,7aは、第一圧潰工程の時の空き缶Aの位置を決め
るためのものである。
その面上には前後方向に両端部に一対の位置決め凸部7
a,7aが突出状に形成されている。該位置決め凸部7
a,7aは、第一圧潰工程の時の空き缶Aの位置を決め
るためのものである。
【0016】一方、第二保持面8は、段差6により第一
保持面7より上方に突出して形成されている。また、該
第二保持面8は、その上面右側方がやや上向きに傾斜し
て形成されているとともに、位置決め凹部8aと凹部8
bとが形成されている。該位置決め凹部8aは、空き缶
Aを二次的に圧潰する際に、該空き缶Aの位置決めをす
るもので、段差6の上端部6bに隣接して第二保持面8
の上面よりわずかに陥没する略半円形状の凹部とされて
いる。また、8bは、上記位置決め部8aに隣接して設
けられる略矩形状の凹部とされている。
保持面7より上方に突出して形成されている。また、該
第二保持面8は、その上面右側方がやや上向きに傾斜し
て形成されているとともに、位置決め凹部8aと凹部8
bとが形成されている。該位置決め凹部8aは、空き缶
Aを二次的に圧潰する際に、該空き缶Aの位置決めをす
るもので、段差6の上端部6bに隣接して第二保持面8
の上面よりわずかに陥没する略半円形状の凹部とされて
いる。また、8bは、上記位置決め部8aに隣接して設
けられる略矩形状の凹部とされている。
【0017】また、基台2には、使用に際して該基台2
をビス止めにより固定したり、クギ等に引っかけて収納
出来るようにビス挿通孔13が2ケ所設けられている。
をビス止めにより固定したり、クギ等に引っかけて収納
出来るようにビス挿通孔13が2ケ所設けられている。
【0018】押圧ハンドル3は、基台2上に載置保持さ
れた空き缶Aに圧力を加えるためのハンドルで、プラス
チック製の一体成型品とされる。該押圧ハンドル3に
は、軸部3aがその左端前後壁面に形成され、前記ハン
ドル保持部4の軸孔4bと係合可能とされている。これ
により、該押圧ハンドル3が基台2上に回動可能に保持
される。また、その右端には握把3bが形成されてい
る。3cは、ハンドル3に所定の強度を得るための補強
リブである。
れた空き缶Aに圧力を加えるためのハンドルで、プラス
チック製の一体成型品とされる。該押圧ハンドル3に
は、軸部3aがその左端前後壁面に形成され、前記ハン
ドル保持部4の軸孔4bと係合可能とされている。これ
により、該押圧ハンドル3が基台2上に回動可能に保持
される。また、その右端には握把3bが形成されてい
る。3cは、ハンドル3に所定の強度を得るための補強
リブである。
【0019】さらに、押圧ハンドル3の下面には、段差
14が形成され、該段差14により第一押圧面15が第
二押圧面16より下方に突出して設けられている。第一
押圧面15は、押圧ハンドル3を水平状態とした時、右
側方がやや上方に傾斜する平面視略矩形の板状に形成さ
れてなり、前記第一保持面7と対向する位置に形成され
ている。そして、該第一押圧面15は、その上部の前後
方向略中央に左右方向に貫設されてなる接合突条15a
により押圧ハンドル3の下面と一体的に設けられてい
る。また、該接合突条15aには、前後両側面に適当間
隔で第一保持面補強リブ15b,15b…が複数形成さ
れている。更に、該第一押圧面15には、第一圧潰工程
において、空き缶Aのずれを防止し、圧潰を容易にする
ために、突起15cが設けられている。
14が形成され、該段差14により第一押圧面15が第
二押圧面16より下方に突出して設けられている。第一
押圧面15は、押圧ハンドル3を水平状態とした時、右
側方がやや上方に傾斜する平面視略矩形の板状に形成さ
れてなり、前記第一保持面7と対向する位置に形成され
ている。そして、該第一押圧面15は、その上部の前後
方向略中央に左右方向に貫設されてなる接合突条15a
により押圧ハンドル3の下面と一体的に設けられてい
る。また、該接合突条15aには、前後両側面に適当間
隔で第一保持面補強リブ15b,15b…が複数形成さ
れている。更に、該第一押圧面15には、第一圧潰工程
において、空き缶Aのずれを防止し、圧潰を容易にする
ために、突起15cが設けられている。
【0020】第二押圧面16は、第一押圧面15より上
方に位置し、第一押圧面15と同様に接合突条16aに
より押圧ハンドル3の下面と一体的に設けられて、平面
視略矩形の板状に形成されている。該接合突条16aの
前後両側面には、適当間隔をもって第二保持面補強リブ
16b,16b…が複数形成されている。
方に位置し、第一押圧面15と同様に接合突条16aに
より押圧ハンドル3の下面と一体的に設けられて、平面
視略矩形の板状に形成されている。該接合突条16aの
前後両側面には、適当間隔をもって第二保持面補強リブ
16b,16b…が複数形成されている。
【0021】また、第二押圧面16には、押圧突条16
cが前後方向略中央に左右方向に貫設されて、空き缶A
を二次的に圧潰する際に圧力が線状に集中するようにさ
れている。該押圧突条16cには、強度との関係から複
数のリブ16dが形成されている。
cが前後方向略中央に左右方向に貫設されて、空き缶A
を二次的に圧潰する際に圧力が線状に集中するようにさ
れている。該押圧突条16cには、強度との関係から複
数のリブ16dが形成されている。
【0022】さらに、第二押圧面16は、図1および図
3に示すように、押圧ハンドル3を水平状態にした際
に、該第二押圧面16が右側方が下方にやや傾斜して設
けられており、上記押圧突条16cと同様に空き缶Aの
圧潰が容易に行えるように形成されている。
3に示すように、押圧ハンドル3を水平状態にした際
に、該第二押圧面16が右側方が下方にやや傾斜して設
けられており、上記押圧突条16cと同様に空き缶Aの
圧潰が容易に行えるように形成されている。
【0023】しかして、上記のように構成されてなる、
空き缶潰し具1の使用方法を以下に説明する。
空き缶潰し具1の使用方法を以下に説明する。
【0024】空き缶の圧潰方法: 押圧ハンドル3を上方に開き、第一保持面7上の位
置決め7a、7aの間に空き缶Aを横倒しにして載置
し、該空き缶Aを第一保持面7上に挟持状に保持させる
(図6参照)。
置決め7a、7aの間に空き缶Aを横倒しにして載置
し、該空き缶Aを第一保持面7上に挟持状に保持させる
(図6参照)。
【0025】 押圧ハンドル3を基台2方向に回動し
て、第一押圧面15と第一保持面7との間に該空き缶A
を挟み込んで、これを圧潰する(第一圧潰工程)。これ
により、空き缶Aは、天地方向中央部から二つ折りに圧
潰される(図7および図8参照)。
て、第一押圧面15と第一保持面7との間に該空き缶A
を挟み込んで、これを圧潰する(第一圧潰工程)。これ
により、空き缶Aは、天地方向中央部から二つ折りに圧
潰される(図7および図8参照)。
【0026】 次に、押圧ハンドル3を再び上方に開
いて空き缶Aを第一保持面7上から取り外し、該空き缶
Aの天地方向を基台の左右方向に合わせて基台2上に再
び載置する。このとき、第二保持面8上の位置決め凹部
8aによって、空き缶Aの位置が前後にずれないように
固定し、この状態で、押圧ハンドル3を基台2方向へ回
動させる(図9矢符参照)。
いて空き缶Aを第一保持面7上から取り外し、該空き缶
Aの天地方向を基台の左右方向に合わせて基台2上に再
び載置する。このとき、第二保持面8上の位置決め凹部
8aによって、空き缶Aの位置が前後にずれないように
固定し、この状態で、押圧ハンドル3を基台2方向へ回
動させる(図9矢符参照)。
【0027】 押圧ハンドル3に圧力を加えることに
より、まず、空き缶Aの地側(または天側)端部が第一
保持面7と第一押圧面15とによって押し潰され、押圧
ハンドル3にさらに圧力を加えることで、続いて空き缶
Aの天側(または地側)端部が第二保持面8と第二押圧
面16とにより圧潰される(図10参照)(第二圧潰工
程)。このとき、第二保持面8および第二押圧面16
が、それぞれ第一保持面7および第一押圧面15に対し
て傾斜して設けられているので、空き缶Aの圧潰が容易
に行える。
より、まず、空き缶Aの地側(または天側)端部が第一
保持面7と第一押圧面15とによって押し潰され、押圧
ハンドル3にさらに圧力を加えることで、続いて空き缶
Aの天側(または地側)端部が第二保持面8と第二押圧
面16とにより圧潰される(図10参照)(第二圧潰工
程)。このとき、第二保持面8および第二押圧面16
が、それぞれ第一保持面7および第一押圧面15に対し
て傾斜して設けられているので、空き缶Aの圧潰が容易
に行える。
【0028】 これにより、空き缶Aは二段階にわた
って圧潰された結果、図11に示すように、天地方向両
端部分が曲折された状態でコンパクトに押し潰される。
って圧潰された結果、図11に示すように、天地方向両
端部分が曲折された状態でコンパクトに押し潰される。
【0029】図12は、他の実施例を示す。なお、前記
実施例と共通する部位には、同じ符号をつける。この実
施例では第二保持面8の上面右側方がやや上向きに傾斜
して形成されているとともに、位置決め凹部8aとボン
ベ保持具取り付け凹部8bとが形成されている。そし
て、ボンベ保持具取り付け凹部8bは、後述するボンベ
保持具9を装着するためのもので、上記位置決め部8a
に隣接して設けられる略矩形状の凹部とされている。
実施例と共通する部位には、同じ符号をつける。この実
施例では第二保持面8の上面右側方がやや上向きに傾斜
して形成されているとともに、位置決め凹部8aとボン
ベ保持具取り付け凹部8bとが形成されている。そし
て、ボンベ保持具取り付け凹部8bは、後述するボンベ
保持具9を装着するためのもので、上記位置決め部8a
に隣接して設けられる略矩形状の凹部とされている。
【0030】ここに、ボンベ保持具9は、内部にガスが
封入された使用済みボンベBにガス抜き用の空気孔を穿
設するためのもので、上面が開口された略矩形状の容体
10と、該容体10の底面に突出して設けられた穿孔針
11とから構成される。容体10の開口端10aは円筒
形状のボンベBに密着状に当接可能に加工されている。
そして、このボンベ保持具9は、基台2の下面に形成さ
れたボンベ保持具取り付け孔12に、該ボンベ保持具9
の穿孔針11の先端部が嵌着されることにより収納可能
とされている。
封入された使用済みボンベBにガス抜き用の空気孔を穿
設するためのもので、上面が開口された略矩形状の容体
10と、該容体10の底面に突出して設けられた穿孔針
11とから構成される。容体10の開口端10aは円筒
形状のボンベBに密着状に当接可能に加工されている。
そして、このボンベ保持具9は、基台2の下面に形成さ
れたボンベ保持具取り付け孔12に、該ボンベ保持具9
の穿孔針11の先端部が嵌着されることにより収納可能
とされている。
【0031】このように構成するときは、ボンベにガス
が残っているおそれがあるとき、圧潰する前にガス抜き
を容易にすることができる。すなわちまず、押圧ハンド
ル3を上方に開き、基台2の下面に嵌着されているボン
ベ保持具9を該基台2から取り外し、第二保持面8上の
ボンベ保持具取り付け凹部8bに嵌挿する。
が残っているおそれがあるとき、圧潰する前にガス抜き
を容易にすることができる。すなわちまず、押圧ハンド
ル3を上方に開き、基台2の下面に嵌着されているボン
ベ保持具9を該基台2から取り外し、第二保持面8上の
ボンベ保持具取り付け凹部8bに嵌挿する。
【0032】次に、ボンベBを該ボンベ保持具9の容体
10の開口端10a上に載置し、その状態で、押圧ハン
ドル3を基台2方向に回動し、該ボンベBに上方から圧
力を加える。これにより、ボンベBの側面に接触状態と
されていた穿孔針11の先端部に該ボンベBが押しつけ
られ、ボンベBに空気孔が形成される。このとき、容体
10の開口端10aは、ボンベBと密着状に当接されて
いるので、ボンベBに空気孔が形成されると同時にボン
ベB内のガス等とともに内容物が噴出しても、該容体1
0内で受け止められ外部に漏れることがない。なお、本
考案は上記実施例に限定されることなく、適宜設計変更
可能である。
10の開口端10a上に載置し、その状態で、押圧ハン
ドル3を基台2方向に回動し、該ボンベBに上方から圧
力を加える。これにより、ボンベBの側面に接触状態と
されていた穿孔針11の先端部に該ボンベBが押しつけ
られ、ボンベBに空気孔が形成される。このとき、容体
10の開口端10aは、ボンベBと密着状に当接されて
いるので、ボンベBに空気孔が形成されると同時にボン
ベB内のガス等とともに内容物が噴出しても、該容体1
0内で受け止められ外部に漏れることがない。なお、本
考案は上記実施例に限定されることなく、適宜設計変更
可能である。
【0033】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
以下の特有の効果が得られる。すなわち、本考案は、基
台に、第一保持面と第二保持面とを段差を設けて形成
し、第二保持面は第一保持面より上方に位置して形成し
ているので、第1圧潰工程において、空き缶が第一保持
面と第二保持面との間の段差によって止められ、第一押
圧面によって押圧したときにも転がり出ることがない。
しかも、第一保持面と第一押圧面との間に空き缶圧潰用
の狭空間が形成され、第一保持面と第一押圧面との間に
て、横置きにした空き缶の中央部を押圧可能とされてい
るので、空き缶の最も変形させ易い中央部を押し潰し
て、空き缶の天側と地側とを内向きに傾斜するように変
形させることができ、比較的小さな力でも十分変形させ
ることができる。さらに、第二保持面と第二押圧面との
間にも空き缶圧潰用の狭空間を形成し、第一保持面と第
一押圧面の間の狭空間、および、第二保持面と第二押圧
面の間の狭空間を連続して使用することにより、第一保
持面と第一押圧面の間で押圧されて中央部が押し潰され
天地側が内向きに傾斜するように変形された空き缶を、
縦置きにして押圧可能とされてなるので、空き缶の天地
側を、比較的小さな力で内向きに押し潰すことができ
る。これにより、空き缶を格別大きな力を要することな
く、容易に変形させることができ、空き缶潰し具の小型
化を可能とする。そして、本考案の空き缶潰し具によれ
ば、使用済みの空き缶を効率よく、簡易に潰すことがで
き、しかも、圧潰された空き缶はコンパクトに押し潰さ
れ、ゴミとして捨てる際に嵩高となることがない。更
に、リサイクルのためのアルミ缶回収が容易となる。ま
た、従来品に比べ、装置全体をコンパクトにすることが
でき、家庭等においての使用も可能となる。
以下の特有の効果が得られる。すなわち、本考案は、基
台に、第一保持面と第二保持面とを段差を設けて形成
し、第二保持面は第一保持面より上方に位置して形成し
ているので、第1圧潰工程において、空き缶が第一保持
面と第二保持面との間の段差によって止められ、第一押
圧面によって押圧したときにも転がり出ることがない。
しかも、第一保持面と第一押圧面との間に空き缶圧潰用
の狭空間が形成され、第一保持面と第一押圧面との間に
て、横置きにした空き缶の中央部を押圧可能とされてい
るので、空き缶の最も変形させ易い中央部を押し潰し
て、空き缶の天側と地側とを内向きに傾斜するように変
形させることができ、比較的小さな力でも十分変形させ
ることができる。さらに、第二保持面と第二押圧面との
間にも空き缶圧潰用の狭空間を形成し、第一保持面と第
一押圧面の間の狭空間、および、第二保持面と第二押圧
面の間の狭空間を連続して使用することにより、第一保
持面と第一押圧面の間で押圧されて中央部が押し潰され
天地側が内向きに傾斜するように変形された空き缶を、
縦置きにして押圧可能とされてなるので、空き缶の天地
側を、比較的小さな力で内向きに押し潰すことができ
る。これにより、空き缶を格別大きな力を要することな
く、容易に変形させることができ、空き缶潰し具の小型
化を可能とする。そして、本考案の空き缶潰し具によれ
ば、使用済みの空き缶を効率よく、簡易に潰すことがで
き、しかも、圧潰された空き缶はコンパクトに押し潰さ
れ、ゴミとして捨てる際に嵩高となることがない。更
に、リサイクルのためのアルミ缶回収が容易となる。ま
た、従来品に比べ、装置全体をコンパクトにすることが
でき、家庭等においての使用も可能となる。
【図1】本考案に係る空き缶潰し具の一実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の側面を示す一部切欠き断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面を示す断面図であ
る。
る。
【図5】図1のV−V線に沿った断面を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本考案に係る空き缶潰し具を使用して空き缶を
潰す工程を示す工程図である。
潰す工程を示す工程図である。
【図7】本考案に係る空き缶潰し具を使用して空き缶を
潰す工程を示す工程図である。
潰す工程を示す工程図である。
【図8】図7のVII −VII 線に沿った断面を示す断面図
である。
である。
【図9】本考案に係る空き缶潰し具を使用して空き缶を
潰す工程を示す工程図である。
潰す工程を示す工程図である。
【図10】本考案に係る空き缶潰し具を使用して空き缶
を潰す工程を示す工程図である。
を潰す工程を示す工程図である。
【図11】本考案に係る空き缶潰し具により圧潰された
空き缶を示す平面図である。
空き缶を示す平面図である。
【図12】本考案に係る空き缶潰し具の他の実施例を示
す一部切欠き側面断面図である。
す一部切欠き側面断面図である。
【図13】本考案に係る空き缶潰し具の他の実施例を示
す一部切欠き側面断面図である。
す一部切欠き側面断面図である。
1 空き缶潰し具 2 基台 3 押圧ハンドル 4 ハンドル保持部 5 回動規制突起 6,14 段差 7 第一保持面 8 第二保持面 9 ボンベ保持具 10 容体 11 穿孔針 12 ボンベ保持具取り付け孔 13 ビス挿通孔 15 第一押圧面 15c 押圧突起 16 第二押圧面 16a 押圧突条
Claims (5)
- 【請求項1】 上面に、第一保持面と第二保持面とが段
差を設けて形成された基台と、 該基台に回動自在に支承され、かつ、下面に、第一押圧
面と第二押圧面とが段差を設けて形成された押圧ハンド
ルとからなり、押圧ハンドルを基台方向に回動させた際に、第一保持面
に第一押圧面が対向するとともに第二保持面に第二押圧
面が対向し、 第二保持面は第一保持面より上方に位置して形成されて
なるとともに、第二押圧面は第一押圧面より上方に位置
して形成され、第一保持面と第一押圧面および第二保持面と第二押圧面
との間に、それぞれ空き缶圧潰用の狭空間が形成され、 第一保持面と第一押圧面との間にて、横置きにした空き
缶の中央部を押圧可能とされるとともに、 第一保持面と第一押圧面の間の狭空間、および、第二保
持面と第二押圧面の間の狭空間を連続して使用すること
により、第一保持面と第一押圧面の間で押圧した空き缶
を、縦置きにして押圧可能とされてなる ことを特徴とす
る空き缶潰し具。 - 【請求項2】 第二押圧面に突出状に押圧突条が形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の空き缶潰し
具。 - 【請求項3】 第二保持面と第二押圧面とは、支承部か
ら離れるに従いしだいに狭空間が狭くなるように、逆に
傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1また
は2に記載の空き缶潰し具。 - 【請求項4】 第一押圧面に突出状に押圧突起が形成さ
れていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
記載の空き缶潰し具。 - 【請求項5】 基台上面に着脱自在のボンベ保持具およ
び穿孔針を有する請求項1から4のいずれかに記載の空
き缶潰し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992054116U JP2504417Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 空き缶潰し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992054116U JP2504417Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 空き缶潰し具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069791U JPH069791U (ja) | 1994-02-08 |
JP2504417Y2 true JP2504417Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=12961630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992054116U Expired - Lifetime JP2504417Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 空き缶潰し具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504417Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6019833Y2 (ja) * | 1982-03-31 | 1985-06-14 | 鉄夫 後藤 | 印刷インキ空罐用クラツシヤ− |
JPH0426693U (ja) * | 1990-06-20 | 1992-03-03 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP1992054116U patent/JP2504417Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH069791U (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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