JP2504372Y2 - 低温流体移送管の気密継手 - Google Patents

低温流体移送管の気密継手

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JP2504372Y2
JP2504372Y2 JP1991023219U JP2321991U JP2504372Y2 JP 2504372 Y2 JP2504372 Y2 JP 2504372Y2 JP 1991023219 U JP1991023219 U JP 1991023219U JP 2321991 U JP2321991 U JP 2321991U JP 2504372 Y2 JP2504372 Y2 JP 2504372Y2
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side joint
joint
airtight
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cryogenic fluid
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浩 山本
洋 中島
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Railway Technical Research Institute
Iwatani Corp
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Railway Technical Research Institute
Iwatani Corp
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  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】例えば、液体チッソやヘリウム等
の低温流体を移送する管を接続するための気密継手に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の管の継手としては特開昭56ー
63178号に示されるように、二個の有孔球体を相互
に組み合わせ、その組み合わせ角度を適宜に選定するこ
とによって管路が閉鎖され、または誘導するようにした
ものが提案されている。
【0003】けれども、二個の有孔球体は完全な円形断
面でない部分があると、漏れが生じたり、また一方だけ
が自由に回動できない場合もあり、その開閉操作は単純
でなく、操作方法に制約を受ける。また、二個の有孔球
体を精密に噛み合わせるためには、各有孔球体を精密に
製作する必要があるばかりでなく、各ハウジングの内壁
を各有孔球体の球面に一致する形状に成形しなければ成
らず、製造コストが高くつく欠点がある。
【0004】
【解決しようとする課題】製造上、特別な精度を要しな
い通常の偏平な円錐台形状の栓で気密室を確実に閉鎖で
きるようにして、閉鎖時の漏れをなくし、かつハウジン
グ内の気密室の構造を簡単なものにして、安価に製造で
きる気密継手を提供することを目的とする。
【0005】
【解決するための手段】本考案は上記用途に供される気
密継手において、供給側継手Aの出口側と、これに接当
する取出側継手Bの入口側とに、それぞれ同心位置にテ
ーパー孔3を設け、このテーパー孔を気密状に閉鎖また
は開放する円錐台形状の閉鎖板7を各気密室1の一側部
にアーム6を介して揺動可能に取り付け、このアーム6
を支持する軸5をそれぞれ供給側継手Aと取出側継手B
のハウジングH外に導出し、各軸5の導出端部に開閉操
作ハンドル8を設けたものである。
【0006】
【実施例】Pはヘリウムのような極低温流体を移送する
ための断熱多重管(以下、単に低温流体移送管という)
である。 Aは供給側継手、Bは取出側継手である。 供給側継手AはそのハウジングH内部に気密室1を有
し、その入口側と出口側にそれぞれ低温流体移送管Pを
気密状に挿入固定する貫通孔2とテーパー孔3が設けら
れ、ハウジングHの一側周壁にはフランジ13が突設さ
れ、これにネジ孔4が設けられている。
【0007】また、気密室1内の一側で、テーパー孔3
の近傍にハウジングH外から軸5が挿入され、その軸端
に取り付けたアーム6を介して前記テーパー孔3を気密
状に封止する偏平な円錐台形の閉鎖板7が揺動自在に止
着されている。そして、ハウジングH外に導出された軸
5端には、開閉操作用のハンドル8が固定され、このハ
ンドル8を回動させることにより、第3図及び第4図に
示すように閉鎖板7をテーパー孔3封止姿勢と開放姿勢
とに揺動切り換えられるようにしてある。
【0008】次に、上記供給側継手と対になる取出側継
手Bの構造を説明すると、これは第1図に見られるよう
に、前記供給側継手Aと対称形をなし、その終端部に低
温流体移送管P固定用の多重外管9が固着されている
が、その他の構造は前記供給側継手Aの構造とほとんど
異なるところはない。それゆえ、同一部材に供給側継手
Aと同一符号を付した。尚、各要所にはOリンクを取り
付け、これにより各部をシールする。
【0009】供給側継手Aの出口側と取出側継手Bの入
口側を対面させ、両者をボルト10により緊締して一体
化し、しかるのち第4図の封止状態からハンドル8を回
転させて閉鎖板7を第3図の状態に開放する。
【0010】同様にして、取出側継手B側のテーパー孔
3を開放し、しかるのち、両テーパー孔3内から、取出
側継手Bの軸端に位置する多重外管9内に低温流体移送
管Pを挿入して、低温流体移送管Pを気密継手に固定す
るのである。
【0011】
【効果】この考案は以上のように構成されているので次
の効果を奏する。
【0012】閉鎖板の構造が単純であり、テーパー孔
の封止機能に信頼性が高く、故障も少ない。 両継手A・Bの閉鎖板をはじめとするほとんどの部材
は共通するので、共用可能で、製造コストを大幅に低減
できる。 気密室の封止に球形バルブを用いないので、ハウジン
グの内面に精緻なアール加工を施す必要はないので、構
造がシンプルで、安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は継手に低温流体移送管を固定する前の状
態を示す断面図である。
【図2】図2は低温流体移送管を固定した状態の断面図
である。
【図3】図3はハウジングの上半部を切り欠いて見た開
弁状態の斜視図である。
【図4】図4は同閉弁状態の斜視図である。
【符号の説明】
A…供給側継手、 B…取出側継手、 H…ハウジン
グ、 1…気密室、3…テーパー孔、 5…軸、 6…
アーム、 7…閉鎖板、 8…ハンドル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給側継手(A)と取出側継手(B)と
    の両気密室(1)に貫設した貫通孔内に低温流体移送管
    (P)を挿入固定するための気密継手において、供給側
    継手(A)の出口側と、これに接当する取出側継手
    (B)の入口側とに、それぞれ同心位置にテーパー孔
    (3)を設け、このテーパー孔を気密状に閉鎖または開
    放する円錐台形状の閉鎖板(7)を各気密室(1)の一
    側部にアーム(6)を介して揺動可能に取り付け、この
    アーム(6)を支持する軸(5)をそれぞれ供給側継手
    (A)と取出側継手(B)のハウジング(H)外に導出
    し、各軸(5)の導出端部に開閉操作ハンドル(8)を
    設けたことを特徴とする低温流体移送管の気密継手。
JP1991023219U 1991-03-15 1991-03-15 低温流体移送管の気密継手 Expired - Lifetime JP2504372Y2 (ja)

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JPS5663178A (en) * 1979-10-26 1981-05-29 Aisin Seiki Co Ltd Hermetic joint

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