JP2504238Y2 - 反転装置のクランプ機構 - Google Patents

反転装置のクランプ機構

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JP2504238Y2
JP2504238Y2 JP1989110075U JP11007589U JP2504238Y2 JP 2504238 Y2 JP2504238 Y2 JP 2504238Y2 JP 1989110075 U JP1989110075 U JP 1989110075U JP 11007589 U JP11007589 U JP 11007589U JP 2504238 Y2 JP2504238 Y2 JP 2504238Y2
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節治 佐藤
悟 斉藤
洋祐 香月
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば鋳込み成形した陶磁器製品等の成形体
の反転装置に用いられるクランプ機構に関する。
(従来の技術) 従来例えば陶磁器製品の製造工程等においては、各工
程での作業の容易化、適切化或はワークの検査目的等の
ため、適宜ワークの姿勢を変換する必要があり、各工程
間の製造ラインの途中に姿勢変換装置等を設けてワーク
の姿勢を変化させながら作業等が行なわれている。
このような製造ラインの反転装置において、特に焼成
工程以前のワークのように、強度が弱くしかも保形性を
要する成形体にあっては、ワークの局部に荷重を集中さ
せるような反転装置は好ましくなく、ワーク全体に荷重
を分散させつつクランプして反転させるような装置が望
ましいことになる。
かかる意味では例えば特開昭62−218311号のような反
転移載装置は、焼成工程前の未だ固化していない成形体
の姿勢を変化させる装置として提案され従来から知られ
ている装置であった。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら同装置の場合、ワークの上面と下面を一
対のパレットで挟み込み、このうち上面側のパレットか
ら荷重負荷シリンダで押圧を加えてワークを保持しつつ
反転させようとしており、ワークにかかる荷重はパレッ
トを介して分散するものの、間接的ながらもクランプ圧
力がワークに加わることとなり、ワークの保形性の面か
らは好ましいものではなかった。更に、ワークを反転さ
せる目的が例えばワークの表裏面を検査するような場合
には、パレットの押圧機構を上下に設けていると、反転
後の上面側のパレットを除去或は一旦離脱させてワーク
上面を検査する手順及び除去等のための装置の機構が複
雑になるといった不具合もあった。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決するため、本考案は成形体の姿勢を
反転させる反転装置において、この反転装置は、成形体
の上面側と下面側を保持する一対の保持台と、これら保
持台を同時にクランプし、或いは任意の一方側のみをク
ランプして上下移動及び反転させるクランプ機構を備
え、このクランプ機構は、下面側保持台に成形体を載置
した状態で、この成形体上に上面側保持台を載置し、成
形体を上下に挟持した両保持台を両側面から挟持して反
転させる1対の押付部材を有するようにした。
(作用) クランプ機構による保持台のクランプが、保持台両側
面からの押圧であるため、ワークにクランプ圧が加わら
ない。又クランプ方向が水平となって、ワークの表裏面
を検査するような際の手順及び装置の構成が簡易化され
る。
(実施例) 本考案の実施例について添付した図面に基づき説明す
る。第1図から第3図は反転装置の全体図であり、第1
図は正面図、第2図は側面図、第3図は平面図である。
本考案の反転装置のクランプ機構は、泥漿鋳込で造形
される洗面器等の陶磁器製品の搬送ラインの途中に設け
た反転装置1に適用されている。
この反転装置1は第1図に示すように、一対の基柱2,
2上に昇降駆動部3を備え、この昇降駆動部3は昇降体
4に連結している。この昇降体4には一対のクランプ機
構5,5が設けられており、このクランプ機構5は一方側
の保持台としての受栃6の両側面部に係合してクランプ
するよう構成され、反転装置1上方に、受栃6の搬入装
置7及び搬出装置7′(紙面裏側、図示せず)がクラン
プ機構5の直下まで進退動可能となっている。一方成形
体は反転装置1の下方に設けられた搬出入装置8上の保
持台である受栃39上に載置されている。
昇降駆動部3は、第2図、第3図に示す駆動モータ11
と、この駆動モータ11にベルト連結するウォーム減速機
12を備え、このウォーム減速機12は回転シャフト13に連
結している。この回転シャフト13の両端部にはスプロケ
ット14,14が設けられており、このスプロケット14に噛
合するチェーン15の一端は、中空となった基柱2内を上
下動可能な錘16に連結し、他の一端は以下に述べる昇降
体4の連結部材21に連結している。
昇降体4は、この左右の連結部材21で夫々のチェーン
15,15に懸吊されるとともに、左右の基柱2,2に沿って昇
降動するよう構成されている。すなわち第4図の拡大図
及び第4図のA方向から見た第5図に示すように連結部
材21が取り付けられた取付板22には垂直板23が取り付け
られており、この垂直板23に上下に設けられた前面ロー
ラ24と、上下各一対の側面ローラ25とが基柱2から前面
に張り出した垂直レール2aに沿って滑動するようにして
いる。この側面ローラ25は第5図のB−B線から見た第
6図のように垂直レール2aを両側から挟んでいる。又こ
の垂直板23の上部には上部クッション材26が、下部には
下部クッション材27が夫々設けられて、基柱2側に突設
された上面ストッパー28、下面ストッパー29に係合可能
に構成している。
左右の垂直板23,23の間には第1図に示すように支持
部材31が横架され、この支持部材31には一対のクランプ
機構5が取り付けられている。
このクランプ機構5は上下に進退動するシリンダユニ
ット32と、このシリンダユニット32の作動で水平軸まわ
りに回転する回転軸33を備え、このシリンダユニット32
と回転軸33は第7図に示すように、シリンダロッド先端
のラック部32aとピニオン部33aを噛合させて構成してい
る。
又回転軸33の一端側にはサポートプレート34が固着さ
れており、このサポートプレート34には、第9図に示す
夫々の押圧シリンダユニット35,35を備えた押付部材36,
36が設けられて、押付部材36,36は後述する受栃6に向
けて進退動自在とされている。本実施例の場合この押付
部材36は、第9図の紙面表裏方向に夫々2個づつ設けら
れており、第8図に示す受栃6の側面に設けられた夫々
2個の係合孔6aに嵌入可能なように先端をテーパ状とし
ている。又第9図の上下の押圧シリンダユニット35,35
は夫々別個に駆動可能となり、一方の押付部材36は既述
の受栃6に、他の一方の押付部材36は、もう一つの保持
台としての受栃39(第1図に示す。)に夫々係合可能と
されている。この受栃39は反転装置1下方の搬出装置8
上で待機しており、受栃6と同様側面に係合孔を有して
いる。
一方第10図は他の実施例を示すものであり、このクラ
ンプ部の押付部材40はラバー製の弾性体によって形成
し、先端部に圧接平坦面を設けている。この場合押圧シ
リンダユニット35の作動で、押付部材40の平坦面を受栃
6或は受栃39側面に押し付けるだけでクランプ出来るた
め更に便利であり、受栃6、受栃39の係合孔も不要とな
る。又、前述の受栃6及び39は、例えば多孔性の樹脂或
いは石こう等で形成された多孔質内層の外側をコンクリ
ート或いはFRP等の層で覆ったような2層構造とし、該
多孔質内層は成形体の外形にあわせて形成し、本実施例
の場合成形体の表裏面形状にあわせて半円形の凸凹形状
としている。そして成形体は受栃から離脱されるまでは
受栃に付着した状態にあり、受栃との離脱は、例えば内
層中に形成した導水通路にエアを吹き込む等によって行
なう。
このように構成した反転装置において、成形体の反転
は次のように行なわれる。
受栃6が搬入装置7により搬入されると、反転装置1
の上方で待機中の昇降体4のクランプ機構5が作動して
受栃6をクランプする。すなわち第1実施例では一方の
押圧シリンダユニット35が押付部材36を進動させて、押
付部材36先端を受栃側面の2ヶ所の係合孔に嵌入せし
め、左右合計4ヶ所で受栃6をクランプし、第2実施例
では押付部材40の圧接平坦面で4ヶ所をクランプする。
次いで搬入装置7が退動し昇降体4が駆動モータ11に
よって降下を始めると、クランプ機構5のシリンダユニ
ット32が作動を始め、回転軸33を介して受栃6は降下中
に180度反転する。
この時、装置下方には成形体を載置した状態で受栃39
が待機しており、受栃6は180度回転しながら降下を
し、この受栃39の成形体上に臨み、載置されることとな
る。
受栃6は降下の後、第1図の鎖線に示す位置で基柱2
の下面ストッパー29で位置決めされる。この位置は受栃
6と受栃39とで成形体を上下に挟み込み、しかも第1実
施例の場合、下方の押付部材36の高さ位置が、受栃39の
側面係合孔に一致する位置となっている。そこで、受栃
6側のクランプを解除し、受栃6を受栃39の突起41に正
しく嵌合させる。
次いでこの受栃6及び39の押圧シリンダユニット35に
よって受栃6及び39をクランプすると、受栃39及び受栃
6共にクランプされることとなり、しかもその間には成
形体が挟持されて一体となっている。そして成形体を反
転可能な位置まで上昇後、シリンダユニット32を駆動し
て上述の受栃39、受栃6、成形体を一体的に180度回転
させ、搬出入装置8上まで降下する。受栃6上に表面を
みせた姿勢で載置された成形体は次の工程に搬出され
る。又、受栃39は昇降体4により上昇され、上昇中にシ
リンダユニット32の駆動で180度反転され、搬出装置
7′の位置まで上昇すると、搬出装置7′が受栃39の下
まで進動してくる。搬出装置7′に受栃39が載置される
と、クランプは解除され、受栃39は搬出される。
尚本第2実施例の場合、押付部材をラバー製としてい
るが、弾性部材であればラバー製に限られないことはも
ちろんである。
(考案の効果) 以上のように本考案は、成形体の姿勢を反転させる反
転装置において、この反転装置は、成形体の上面側と下
面側を保持する一対の保持台と、これら保持台を同時に
クランプし、或いは任意の一方側のみをクランプして上
下移動及び反転させるクランプ機構を備え、このクラン
プ機構は、下面側保持台に成形体を載置した状態で、こ
の成形体上に上面側保持台を載置し、成形体を上下に挟
持した両保持台を両側面から挟持して反転させる1対の
押付部材を有するようにしたので、成形体にクランプ圧
力が伝わることが無く、成形体の保形性の面において効
果があり、クランプ及び反転工程を自由に設定できる。
又、保持台を成形体から除去及び嵌合させるクランプ機
構が反転装置の中で一体でできているため、別装置を必
要とせず、簡易に構成でき、コスト面、整備面、場所効
率面においても利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は反転装置の全体図であり、第1図は
正面図、第2図は側面図、第3図は平面図、第4図から
第6図は昇降体の拡大図であり、第4図は正面図、第5
図は第4図のA方向から見た側面図、第6図は第5図の
B−B線断面図、第7図は反転機構を示す部分図、第8
図は受栃の平面図、第9図、第10図はクランプ機構の要
部拡大図であり、第9図は第1実施例、第10図は第2実
施例を示す。 尚同図中、1は反転装置、4は昇降体、5はクランプ機
構、6及び39は受栃、11は駆動モータ、14はスプロケッ
ト、15はチェーン、16は錘、32はシリンダユニット、33
は回転軸、35は押圧シリンダユニット、36及び40は押付
部材を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66C 1/42 B65G 47/22 G (56)参考文献 特開 昭62−36294(JP,A) 特開 昭63−277192(JP,A) 特開 昭62−218311(JP,A) 実開 昭53−145673(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形体の姿勢を反転させる反転装置におい
    て、 この反転装置は、成形体の上面側と下面側を保持する一
    対の保持台と、これら保持台を同時にクランプし、或い
    は任意の一方側のみをクランプして上下移動及び反転さ
    せるクランプ機構を備え、 このクランプ機構は、前記下面側保持台に前記成形体を
    載置した状態で、この成形体上に前記上面側保持台を載
    置し、成形体を上下に挟持した両保持台を両側面から挟
    持して反転させる1対の押付部材を有することを特徴と
    する反転装置のクランプ機構。
JP1989110075U 1989-09-20 1989-09-20 反転装置のクランプ機構 Expired - Lifetime JP2504238Y2 (ja)

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