JP2503947Y2 - インダイレクト溶接用給電電極 - Google Patents

インダイレクト溶接用給電電極

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JP2503947Y2
JP2503947Y2 JP1990078314U JP7831490U JP2503947Y2 JP 2503947 Y2 JP2503947 Y2 JP 2503947Y2 JP 1990078314 U JP1990078314 U JP 1990078314U JP 7831490 U JP7831490 U JP 7831490U JP 2503947 Y2 JP2503947 Y2 JP 2503947Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、インダイレクト溶接用の被溶接材への給電
電極に関する。
(従来の技術) 第4図は一般的なインダイレクト溶接装置の概略構成
を示す図であり、上側固定プレート1には下端に溶接チ
ップ2を有する溶接ガン3および下端にインダイレクト
用の給電電極4を有する電極部5をそれぞれブラケット
6,7を介して取付けられている。また、上側固定プレー
ト1には溶接トランス8が取付けられており、この溶接
トランス8と溶接チップ2および給電電極4とがケーブ
ル9,10を介して給電可能に接続されている。
一方、下側可動プレート11には、前記溶接チップ2の
下方位置に絶縁材からなる受台12が配設されている。
しかして、被溶接材13の溶接に際しては、この被溶接
材13を受台12上に載置した後、下側可動プレート11を上
昇させ、溶接チップ2と受台12とで被溶接部を挟圧する
とともに、給電電極4を被溶接材13の一部に圧接し、ケ
ーブル9,10に通電することにより行なわれる。
ところで、上記被溶接材へ給電する方法としては、一
般に、銅電極を有するエアシリンダーによって被溶接材
を挟圧する方法、または銅電極を被溶接材の形状に合わ
せて加工し、被溶接材に当接させることが行なわれてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述のように被溶接材を挟圧する方法では
加圧装置が必要で、溶接装置が複雑になる等の問題があ
り、また銅電極を被溶接材の形状に合わせる方法では、
銅電極の形状加工が必要であり、しかもその形状が被溶
接材のそれと必ずしも一致しない等の問題がある。
しかも、電極の当接が不十分な場合には、微接触部に
大電流が流れ、電蝕を起したり、スパッタ、ワーク焼き
こげ、穴明けをも誘発することがある等の問題がある。
本考案はこのような点に鑑み、上述の如き不都合がな
いインダイレクト溶接用の給電電極を得ることを目的と
する。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、溶接チップと受台とで被溶接材の被溶接部
を挾持するとともに給電電極を被溶接材に当接させ、上
記給電電極と溶接チップ間に溶接電流を流すことによっ
て被溶接部の溶接を行うインダイレクト溶接用給電電極
において、導電材料からなる方形薄板の相対する2辺の
一定幅を平板状とし、中間部をルーバー形または波形に
成形した給電電極板を、その左右の平板状部を断面コ字
状のブロックからなる電極板保持部材の互いに対向する
側壁面に形成された溝内に挿入係合させることにより電
極板保持部材に装着するとともに、上記ルーバー形また
は波形の頂部を上記電極板保持部材の開口側端面から外
方に突出させたことを特徴とする。
(作用) 給電電極板がルーバー形或は波形に成形してあるの
で、その波形等の形状により給電電極板に被溶接材との
当接方向の弾性が付与され、給電電極板を被溶接材に当
接させたとき両者間の接触部が増加し、良好な給電を行
なうことができる。
(実施例) 以下、第1図乃至第3図を参照して本考案の実施例に
ついて説明する。
第1図において、符号13は例えば自動車のドア等の外
板部品からなる被溶接材であって、その被溶接材13のは
ぜ折り部13a上に溶接チップ2が圧接され、インナーパ
ネル部13bに給電電極板14が当接されるようにしてあ
る。
ところで、上記給電電極板14は、第1図および第2図
に示すように、導電材料である銅製の方形薄板からな
り、左右両側縁部14aが一定幅の平板状としてあり、中
間部に上記平板状部が形成された側縁部と平行に延びる
波形状部14cが形成してある。そして、この給電電極板1
4の平板状の両側縁部が、断面コ字状のブロックからな
る電極板保持部材15の互いに対向する側壁面に形成され
た溝15a内に挿入係合され、抜け止め防止具16によって
その抜け止めが行なわれ、さらにこの場合上記波形の頂
部が上記電極板保持部材15の開口側端面から外方に突出
し、被溶接材の表面に当接し得るようにしてある。
また、第3図は給電電極板14の他の実施例を示す図で
あり、平板状の銅板の中央部にルーバー状の多数の切り
起し片14bが形成されており、その両端縁部14aが電極板
保持部材に装着され、各切り起し片14bの先端部が被溶
接材の表面に当接されるようにしてある。
しかして、受台上に載置されている被溶接材13のはぜ
折り部13aの如き被溶接部上に溶接チップ2を圧接する
とともに、給電電極板14を被溶接材13の所定個所に当接
し、ケーブル9,10間に通電することによって、上記被溶
接部の溶接が行なわれる。
したがって、この場合上述のように給電電極板14がル
ーバー状或は波形状に形成してあるので、電極板自体に
十分弾性が付与され、その弾性によって給電電極板の被
溶接材の表面への接触部が増加され、良好な給電を行な
うことができる。
なお、電極板の弾性度は必要に応じて焼入れを行なう
ことによって所要の弾性を得ることができ、導電性は必
要に応じて導電材質のメッキを行なうことによって所要
の導電性を得ることができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、導電材料からなる板材をルー
バー形或は波形に成形した給電電極板を電極板保持部材
に装着したので、電極板と被溶接材との接触部が増加
し、導通不良を生ずることがなくなり、導通不良による
溶接不良の発生を防止でき、溶接の信頼性を向上させる
ことができる。また、接触部を増加させることができる
ので、従来のように給電電極に被溶接材の形状に合わせ
て形状加工を施す必要もない。
しかも、本考案は、上記給電電極板の左右の平板状部
を断面コ字状のブロックからなる電極板保持部材の互い
に対向する側壁面に形成された溝内に挿入係合させたの
で、給電電極板が両持ち状態で保持され被溶接材に馴染
んで容易に適度に変形し、被溶接材に対して適切な圧力
と接触面積を確保することができる。また、給電電極板
の変形が大きい時或は被溶接材の形状が曲面の時には、
電極板保持部材も接触する可能性があり、通電上有利に
働らく等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の給電電極を使用した溶接装置の使用状
態を示す部分図、第2図および第3図はそれぞれ本考案
の給電電極板の実施例を示す図、第4図は従来のインダ
イレクト溶接装置を示す図である。 2……溶接チップ、9,10……ケーブル、12……受台、13
……被溶接材、14……給電電極板、15……電極板保持部
材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接チップと受台とで被溶接材の被溶接部
    を挾持するとともに給電電極を被溶接材に当接させ、上
    記給電電極と溶接チップ間に溶接電流を流すことによっ
    て被溶接部の溶接を行うインダイレクト溶接用給電電極
    において、導電材料からなる方形薄板の相対する2辺の
    一定幅を平板状とし、中間部をルーバー形または波形に
    成形した給電電極板を、その左右の平板状部を断面コ字
    状のブロックからなる電極板保持部材の互いに対向する
    側壁面に形成された溝内に挿入係合させることにより電
    極板保持部材に装着するとともに、上記ルーバー形また
    は波形の頂部を上記電極板保持部材の開口側端面から外
    方に突出させたことを特徴とする、インダイレクト溶接
    用給電電極。
JP1990078314U 1990-07-24 1990-07-24 インダイレクト溶接用給電電極 Expired - Lifetime JP2503947Y2 (ja)

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JPH0439579U JPH0439579U (ja) 1992-04-03
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JPS62142481U (ja) * 1986-02-28 1987-09-08

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