JP2503708Y2 - 箱形パレットの吊りワイヤ―係合金具およびガイド金具 - Google Patents

箱形パレットの吊りワイヤ―係合金具およびガイド金具

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JP2503708Y2
JP2503708Y2 JP10840791U JP10840791U JP2503708Y2 JP 2503708 Y2 JP2503708 Y2 JP 2503708Y2 JP 10840791 U JP10840791 U JP 10840791U JP 10840791 U JP10840791 U JP 10840791U JP 2503708 Y2 JP2503708 Y2 JP 2503708Y2
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JP10840791U
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JPH0549628U (ja
Inventor
一好 小林
Original Assignee
ハシモト工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、荷物を収納して運搬す
る箱形パレットの吊り上げのためのワイヤーを係合する
金具およびワイヤーをガイドするためのガイド金具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】パレットは、ベースの桁間にフォークリ
フトのフォーク部を差し込み持上げるが、このような機
械の備えの無いところでは、把み爪金具にてパレット全
体を包み込んで持上げるか、あるいは揚重機等に固着し
たワイヤー他端をパレットのベースの適当な引掛け部に
係合するか、またはワイヤーを巻着もしくはワイヤー同
士を縛るようにして持ち上げている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】荷役専門業者あるいは
大会社にてはフォークリフトを常備しているが、小規模
会社、商店等においては、フォークリフトを保有してい
ないところが多い。
【0004】そのためフォークリフトに代え揚重機を使
用し、ワイヤーを用いてパレットの上げ下げを行なって
いるところが多い。
【0005】しかしワイヤーは剛性であるため、緊締す
る等の作業は困難である。またワイヤー先端は、通常、
リング状の鉤環となっているため緊締がより困難であ
る。
【0006】パレットのベースに凸部等の係合部が存す
れば、その係合部にワイヤー先端の鉤環を掛着できる。
この場合ワイヤーが緊張状態にあれば鉤環を係合部に単
に掛着しただけで良いが、ワイヤーが緊張状態に無い場
合は、ワイヤーは鋼製であるため簡単に外れてしまう。
【0007】また箱形パレットは軽量化のため、側面を
メッシュにて形成してあるため強度が弱い。したがって
吊り下げの際に、ワイヤーが箱形パレットの上部の横桟
中央部分にずれて位置した場合、横桟が歪んでしまいパ
レットの再使用が不可能となってしまうことがある。
【0008】そのため箱形パレットにおいては、上部に
おいて比較的強度を有するコーナー部、それも短辺方向
の横桟にワイヤーの力が作用するようにガイドする必要
がある。そしてまたこのガイド金具においても、ワイヤ
ーが緊張状態に無い時にも外れない構成にしておくこと
が必要である。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、吊りワ
イヤー先端のリング状の鉤環が容易に掛着でき、しかも
外れ難いワイヤー係合金具と、箱形パレットの上端部で
ワイヤーをガイドするガイド金具を提供するものであ
る。
【0010】そのために本考案ワイヤー係合金具は、箱
形パレットのベースのコーナーチャンネル鋼の下面の端
部に係合するあごを有し、下部にワイヤーの先端鉤環が
掛着される凹部、ならびにこの凹部をカバーする上向き
に弯曲した抱持アームとからなり、鉤環が係合金具の凹
部に掛着された時、抱持アームがバネの力でカバーされ
るようになっており、鉤環が容易には外れないようにし
てある。
【0011】ガイド金具は、ワイヤーを差し込むための
開口を横方向に有したC字状のワイヤーガイド部と、箱
形パレットの縦桟を把持するための固持リングとから構
成してある。
【0012】
【実施例1】次に図面に示す一実施例に従って説明す
る。
【0013】箱形パレット1は、側面がメッシュ2にて
形成され、ベースにはコーナーチャンネル鋼3が配され
ている。
【0014】本考案の吊りワイヤー係合金具4は、箱形
パレットのベースの四隅に位置するコーナーチャンネル
鋼3の各端部に取付けられる。係合金具4の上部一側に
は、コの字のあご5が口部を内側に向け、かつ上方に突
設して存し、このあご5が、コーナーチャンネル鋼3の
下面の端部に係合するようになっており、上部両側に
は、必要に応じて水平に横に突設された翼部6、6と
し、この翼部の先端は上方に少し立上がった係合縁7、
7としておく。両翼部6、6の上面は、コーナーチャン
ネル鋼の下面定着面となっており、翼部の先端の係合縁
7、7がコーナーチャンネル鋼3の両側面を抱持するよ
うになっている。この係合金具4の下部は箱9になって
おり、その底の中央は断面半円状の係合凹部8となって
おり、さらにこの凹部8をカバーする上向きの半円状の
弯曲部10を中央に有する抱持アーム11が、後側が箱
内で軸着され(軸着部12)、他側が箱の底に穿けた開
口部より突出し、半円状弯曲部10が、箱の底の半円状
凹部8と整合するように配設され、そしてこの抱持アー
ム11は、常時半円状弯曲部10が半円状凹部8をカバ
ーするようにバネ15で付勢されている。
【0015】吊りワイヤーガイド金具20は、箱形パレ
ット1の上端部の四隅に位置する隣り合う両側面のコー
ナー縦枠に取付けられる。
【0016】ガイド金具20は、コーナー縦枠への固着
部21と、この固持部に固定したワイヤーガイド部22
とからなり、固着部は、コーナーの両側面の2本の縦枠
23,24を内部に圧入できるように端部同士が重合し
たリングとなっており、ワイヤーガイド部22は、ワイ
ヤーを侵入させる開口部25を横方向に有するC字状と
なっている。
【0017】本考案は以上のように構成してあるので、
箱形パレットのベースの四隅に位置するコーナーチャン
ネル鋼3の各端部に、係合金具4のあご5を係合させ、
この係合具の上部をコーナーチャンネル鋼の下面に溶接
等して固着し、係合金具4にワイヤー先端の鉤環13
を、抱持アーム11のバネ圧に抗して侵入させて箱の底
の凹部8と抱持アーム11の弯曲部10にて形成される
円孔14内に掛着する。抱持アーム11は、常時、バネ
により凹部方向に付勢されているのでワイヤーは外れな
い。
【0018】また、ワイヤーガイド金具20は、ガイド
部22の開口25が箱形パレット1の短辺の延長方向を
向くようにして両側面の縦枠を把持して取付けてある。
したがって、固着具21内部の縦桟は、箱型パレットの
短辺の縦桟が24となり、長辺の縦桟が23となるよう
に取付ける。ワイヤーをこのガイド部22の開口25よ
り侵入させることでこのガイド内で保持され、箱形パレ
ットを持ち上げた場合、両側のワイヤーは箱形パレット
の短辺に圧力が作用するようになり、箱形パレットの強
度を有する部分に力の作用方向を向けることができる。
【0019】
【考案の効果】本考案の吊りワイヤー係合金具およびガ
イド金具によれば、係合金具は、箱形パレットのベース
のコーナーチャンネル鋼の端部にあごを係合させ、チャ
ンネル鋼の底に溶接するので取付け作業が簡単である。
ワイヤー先端の鉤環も係合金具の底の凹部および抱持ア
ームの弯曲部にて形成される円孔内に掛着されるので、
たとえワイヤーが緩んでも外れることがなく確実に保持
される。
【0020】また、箱形パレットの上部においてワイヤ
ーはコーナーにてガイドされ、しかも、持ち上げた際
に、ワイヤーの及ぼす力が、箱形パレットの強度を有す
る短辺方向に力が作用するようになるので、箱形パレッ
トの側面に喰い込んだり、歪めたりすることが無く、箱
形パレットの再使用不能といったことが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す斜視図。
【図2】係合金具の斜視図。
【図3】係合金具の断面図。
【図4】ガイド金具の平面図。
【図5】係合金具の別の実施例図
【符号の説明】
1 箱形パレット 3 コーナーチャンネル鋼 4 係合金具 5 あご 7 翼部 8 凹部 10 弯曲部 11 抱持アーム 20 ガイド金具 21 固着部 22 ガイド部 25 開口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形パレットのベースのコーナーチャン
    ネル鋼の下面の端部に係合するあごを上部の一側に突出
    させて有しており、下部には吊りワイヤー先端の鉤環を
    掛着するための凹部を設けてあり、さらに一端が軸着さ
    れた抱持アームがこの凹部をカバーするようにバネで付
    勢されて配設されてなる箱形パレットの吊りワイヤー係
    合金具。
  2. 【請求項2】箱形パレットの上端部の隣り合う両側面の
    縦枠を一緒に把持する固持部と、この固持部に固着され
    た開口部を有するC字状のワイヤーガイド部とからなる
    箱形パレットのワイヤーガイド金具。
JP10840791U 1991-12-05 1991-12-05 箱形パレットの吊りワイヤ―係合金具およびガイド金具 Expired - Lifetime JP2503708Y2 (ja)

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JPH0549628U JPH0549628U (ja) 1993-06-29
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